JP2008164772A - トナーおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のトナーは、非磁性1成分現像方式の電子写真法により画像を形成する際に使用されるトナーであって、トナー母粒子と、トナー母粒子100質量部に対して0.5〜3.0質量部の導電性微粒子とを含有し、誘電正接が0.0015〜0.0032である。本発明の画像形成装置は、現像容器内のトナー満杯状態を検知して、得られた満杯検知結果に応じてトナー補給を行う満杯検知方式の現像手段を備え、該現像手段に上述したトナーが補給されることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
非磁性1成分現像方式では、キャリアを使用しないため、トナーを帯電させる手段として規制ブレード等の限られた手段しか適用できない。そのため、トナーに高い帯電性が求められる。
また、一般に、トナーは長時間の使用により劣化して帯電性が低下するが、帯電性が低下したトナーに新たに帯電性の高いトナーが補給されると、帯電性にバラツキが生じて、補給カブリが発生することがあった。
そのため、非磁性1成分現像方式では、現像手段内のトナーを使い切り、トナー補給を省略できる、いわゆるカートリッジタイプが主流とされていた。しかし、カートリッジタイプはトナー量に限りがあるため、カートリッジの交換を要するという欠点を有している。このことから、カートリッジタイプ以外でも適用可能にするために、補給カブリが発生しにくい非磁性1成分のトナーが求められている。
さらに、トナーにおいては、高温高湿環境下でも安定に画像を形成できるものが求められている。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、特に満杯検知方式のトナー補給手段を有する現像手段に用いられても、補給カブリを防止でき、高温高湿環境下でも安定した画像を形成できるトナーを提供することを目的とする。また、満杯検知方式のトナー補給手段を有する現像手段を用いているにもかかわらず、補給カブリを防止でき、高温高湿環境下でも安定した画像を形成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
[1] 非磁性1成分現像方式の電子写真法により画像を形成する際に使用されるトナーであって、トナー母粒子と、トナー母粒子100質量部に対して0.5〜3.0質量部の導電性微粒子とを含有し、誘電正接が0.0015〜0.0032であることを特徴とするトナー。
[2] トナー母粒子の平均円形度が0.97以上であることを特徴とする[1]に記載のトナー。
[3] 現像容器内のトナー満杯状態を検知して、得られた満杯検知結果に応じてトナー補給を行う満杯検知方式の現像手段用であることを特徴とする[1]または[2]に記載のトナー。
[4] 現像容器内のトナー満杯状態を検知して、得られた満杯検知結果に応じてトナー補給を行う満杯検知方式の現像手段を備え、該現像手段に[3]に記載のトナーが補給されることを特徴とする画像形成装置。
本発明の画像形成装置は、満杯検知方式のトナー補給手段を有する現像手段を用いているにもかかわらず、補給カブリを防止でき、高温高湿環境下でも安定した画像を形成できる。
本発明のトナーは、非磁性1成分現像方式の電子写真法により画像を形成する際に使用されるものであり、トナー母粒子と導電性微粒子とを含有するものである。
トナー母粒子は、例えば、結着樹脂(バインダ樹脂)の粒子中に、着色剤、電荷制御剤などが含まれるものである。
有機顔料としては、例えば、アゾ系顔料(例えば、ベンジジンイエロー、ベンジジンオレンジなど。)、酸性染料系顔料および塩基性染料系顔料(例えば、キノリンイエロー、アシッドグリーン、アルカリブルーなどの染料を沈澱剤で沈澱させたもの、ローダミン、マゼンタ、マカライトグリーンの染料をタンニン酸、リンモリブデン酸などで沈澱させたものなど。)、媒染染料系顔料(例えば、ヒドロキシアントラキノン類の金属塩類など。
)、フタロシアニン系顔料(例えば、フタロシアニンブルー、スルホン化銅フタロシアニンなど。)、キナクドリン系顔料およびジオキサン系顔料(例えば、キナクリドンレッド、キナクリドンバイオレットなど。)などが挙げられる。
これら正帯電性荷電制御剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。なかでも、より迅速な帯電立ち上がり性を得るという観点からは、好ましくは、4級アンモニウム化合物が挙げられる。
より具体的には、例えば、4級アンモニウム塩を有するスチレン系樹脂、4級アンモニウム塩を有するアクリル系樹脂、4級アンモニウム塩を有するスチレン−アクリル系樹脂、4級アンモニウム塩を有するポリエステル系樹脂、カルボン酸塩を有するスチレン系樹脂、カルボン酸塩を有するアクリル系樹脂、カルボン酸塩を有するスチレン−アクリル系樹脂、カルボン酸塩を有するポリエステル系樹脂、カルボキシ基を有するポリスチレン系樹脂、カルボキシ基を有するアクリル系樹脂、カルボキシ基を有するスチレン−アクリル系樹脂、カルボキシ基を有するポリエステル系樹脂などが挙げられる。
また、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどのヒドロキシ基含有重合性モノマーを重合時に併用することもできる。
平均円形度は、2以上の粒子の各円形度を平均した値のことである。
懸濁重合法によりトナー母粒子を製造する場合には、結着樹脂を形成するモノマー、着色剤、荷電制御剤、架橋剤などを、水系媒体(例えば、水または水と水混和性溶媒との混合溶媒)中に分散させ、さらに、必要に応じて、上記水系媒体中に懸濁安定剤などを含有させる。次いで、上記水系媒体を攪拌して、結着樹脂を形成するモノマーなどを含む成分を水系媒体中で適当な粒子径とし、その後、重合開始剤を添加し、加熱して重合することにより、トナー母粒子を得る。
懸濁重合時の水系媒体量は、結着樹脂を形成するモノマー100質量部に対して、好ましくは300〜1000質量部である。
水溶性重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩などの水溶性アゾ系重合開始剤;過酸化水素などの水溶性ラジカル重合開始剤;上記過硫酸塩などと、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムなどの還元剤とを組み合わせたレドックス系重合開始剤などが挙げられる。
上記分散剤としては、例えば、硫酸エステル塩系(例えば、ドデシル硫酸ナトリウムなど。)、スルホン酸塩系(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムなど。)、リン酸エステル系、石鹸系、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムなどのアニオン界面活性剤;例えば、アミン塩型、4級アンモニウム塩型(例えば、アルキルベンゼンジメチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルアンモニウムクロライドなど。)などのカチオン界面活性剤;例えば、ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系などの非イオン界面活性剤などが挙げられる。なかでも、アニオン界面活性剤、カチオン系界面活性剤が好ましい。また、非イオン界面活性剤は、アニオン界面活性剤またはカチオン界面活性剤と併用することが好ましい。上記界面活性剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
導電性微粒子としては、例えば、酸化ケイ素(シリカ)、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化チタン(チタニア)等の酸化物粒子が導電性酸化物で被覆されたものが挙げられる。ここで、導電性酸化物としては、例えば、アンチモンドープ酸化スズ、スズドープ酸化インジウムなどが挙げられる。
導電性微粒子は、添加した効果を充分に発揮できる点で、トナー母粒子の表面に付着していることが好ましい
導電性微粒子のSEMにより測定した一次平均粒子径は0.01〜0.5μmであることが好ましい。導電性微粒子の一次平均粒子径が0.01μm以上であれば、導電性微粒子の取り扱い性が向上し、0.50μm以下であれば、導電性微粒子の分散性が高くなる。
トナーには、必要に応じて、非導電性微粒子が含まれてもよい。
非導電性微粒子としては、例えば、チタニア微粒子、シリカ微粒子などが挙げられる。ここでいう非導電性とは、体積抵抗率が1×104Ω・cmを超えることをいう。
非導電性微粒子の平均1次粒子径は、好ましくは、5〜100nmであり、より好ましくは、8〜30nmである。
非導電性微粒子の含有量は、トナー母粒子100質量部に対して、好ましくは、0.1〜5質量部である。非導電性微粒子の含有量が0.1質量部以上であれば、トナーの流動性を確保でき、5質量部以下であれば、微粒子が定着性を阻害することはない。
トナーの誘電正接(tanδ)は0.0015〜0.0032であり、好ましくは0.0020〜0.0028である。ここで、トナーの誘電正接とは、トナーに交流電圧を印加した際に流れる伝導電流(Id)と誘電分極により流れる反復電流(Ic)との比(Id/Ic)である。誘電正接が低い程、電荷を保持しやすい、すなわち、帯電しやすい。
誘電正接が0.0015未満であると、トナーの固有抵抗が高くなりすぎてチャージアップし、0.0032を超えると、帯電の立ち上がり性が不充分になる。
本発明の画像形成装置の一実施形態例について説明する。
図1に、本実施形態例の画像形成装置を示す。本実施形態例の画像形成装置10は、像担持体(感光体ドラム)11、レーザスキャニングユニット12、帯電部材13、及び満杯検知方式のトナー補給手段を有する現像手段14を有しており、現像手段14は各色現像部14a〜14dを備えている。
トナー収納室15aは、それぞれが互いに交わって第1の方向に延在する第1および第2の壁部15g,15hと、図示しないが第1および第2の壁部15g,15hを第1の方向の両端部で支持する第1および第2の端面とを含む。トナー収納室15aの第1および第2の壁部15g,15hの交わる付近において、第1の方向に延在してトナーを攪拌するための攪拌部材30が回転可能に設けられている。トナー収納室15aには、トナーの残量を検出するために、第1および第2の光学系46,47が設けられており、第1および第2の光学系46,47は光軸が攪拌部材30と重ならないように配置されている。
現像ローラ17上のトナー層は、例えば厚さ0.08mmのステンレス箔で、規制圧=25N/mに設定された層厚規制部材31によって層厚が規制されるとともに、摩擦帯電されて、現像ローラ17によって感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。なお、現像ローラ17と現像容器15との間には、例えば、導電性の高分子量ポリエチレンフィルムを用いて、均一に現像ローラ17に接触するようにウレタンスポンジでバックアップされたシール部材32が配設され、このシール部材32によってトナー漏れを防止している。
現像部14aにトナーを補給する際には、現像手段14を回転駆動して現像部14aを図1に示した補給パイプ33の近傍であるトナー補給位置に位置づける。そして、補給パイプ33の先端部が現像部14aの図2に示す連結部35に挿入されて、トナーコンテナ34からトナーがトナー収納室15aに補給される。
また、第1の開口部15dには、トナー収納室15a側に過充填防止弁15fが設けられていて、過充填防止弁15fはローラ収納室15b内のトナーが過充填になると開かれて、トナーをローラ収納室15bからトナー収納室15aに排出することで、ローラ収納室15b内におけるトナーの過充填を防止している。
さらに、供給ローラ16および現像ローラ17が、図2に示す矢印方向に回転するとすれば、第1の開口部15dは、第2の開口部15eよりも供給ローラ16の回転方向下流側に形成され、第1の開口部15dは供給ローラ16の上端よりも上側に位置している。攪拌部材30は、補給パイプ33から補給された新たなトナーを攪拌して流動させ、トナー収納室15a内のトナーが水平になるようにする。
スチレン90質量部、2−エチルヘキシルメタクリレート10質量部、カーボンブラック(MA−77、三菱化学社製)5質量部、離型剤(ユーメックス100TS、三洋化成工業社製)3.0質量部、電荷制御剤N−07(オリエント化学工業社製)2.0質量部、ジビニルベンゼン(架橋剤)1質量部の混合溶液を調製した。この混合溶液を、メディアを入れたボールミルにて3時間攪拌して十分に分散させた後に、重合開始剤2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2質量部を添加し、それにより得られた溶液をイオン交換水400質量部に添加した。更に懸濁安定剤として第三リン酸カルシウム4質量部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1質量部を添加した。次いで、TKホモミキサ(特殊機化工業社製)を用いて、回転数6000rpmで30分間攪拌し、窒素雰囲気下、70℃、100rpmで10時間重合反応させた後、酸洗浄し、第三リン酸カルシウムを除去して、体積平均粒子径7.7μmのトナー母粒子分散液を得た。そして、このトナー母粒子分散液をろ過、洗浄、乾燥して、トナー母粒子を得た。得られたトナー母粒子の平均円形度を測定したところ、0.97であった。
トナー母粒子分散液の体積平均粒子径は、以下の方法により求めた。
すなわち、コールターカウンター社マルチサイザー3で測定し、アパーチャ径100μmを用い、2〜40μmの範囲で測定して体積平均粒子径を求めた。
また、トナー母粒子の平均円形度は、フロー式粒子像分析装置(シスメックス(株)製の型式「FPIA−2100」)を用いて以下のように測定した。
まず、測定容器中にトナー母粒子20mgを入れ、これに分散媒としてシース液10mlを加えて攪拌し、超音波分散機で60W、3分間分散処理を行って分散液を得た。この分散液のトナー母粒子の濃度は3,000〜10,000個/μLになるように調整した。そして、前記分散液を測定試料とし、シスメックス社製フロー式粒子像分析装置「FPIA−2100」により、粒子の2次元投影像と同じ円周をもつ円の径(円相当径)が1μm以上である粒子1,000〜10,000個について、円形度を測定した。このようにして得られる個々の粒子の円形度の平均値を求めて平均円形度を求めた。
混合溶液のボールミルでの攪拌時間を6時間としたこと以外は製造例1と同様にしてトナー母粒子を得た。
混合溶液のボールミルでの攪拌時間を2.5時間としたこと以外は製造例1と同様にしてトナー母粒子を得た。
混合溶液のボールミルでの攪拌時間を4時間としたこと以外は製造例1と同様にしてトナー母粒子を得た。
混合溶液のボールミルでの攪拌時間を5時間としたこと以外は製造例1と同様にしてトナー母粒子を得た。
混合溶液のボールミルでの攪拌時間を7時間としたこと以外は製造例1と同様にしてトナー母粒子を得た。
トナー母粒子Aの100質量部に対し、シリカ微粒子RA200(日本アエロジル製)を0.8質量部と、導電性微粒子(EC100、チタン工業社製、体積抵抗率;35Ω・cm)0.5質量部とを添加し、ヘンシェルミキサーで混合攪拌処理して、トナーを得た。
そして、得られたトナーについて、以下のように誘電正接を測定し、また、補給カブリ、高温高湿環境下での地肌カブリを評価した。それらの結果を表1に示す。
すなわち、円筒形の金属製セルに約0.5gの試料を充填し、充填した試料に接するように上下に電極を配し、上部電極には荷重147N/cm2を加えた。この状態で電極間に電圧V(100V)を印加し、その時に流れる電流I(A)から体積抵抗率RVを測定した。電極と試料の接触面積をScm2、試料厚みをMcmとした際の、体積抵抗率RV(単位:Ω・cm)は100V×Scm2/I(A)/M(cm)である。
トナーを約196N/cm2の圧力で約0.4mm厚のペレット状に成形し、得られたペレットを一対の粉体用電極〔安藤電気(株)製のSE−43型〕間に配置した。そして、電極間に100kHzの交流を印加したときの位相のずれを、LCRメーター(横河ヒューレットパッカード社製インピーダンスアナライザー4192A)に接続し、100KHzの周波数にて誘電正接を測定した。
図1および図2に示す満杯検知方式のトナー補給手段を有する現像手段を備えた画像形成装置10を用いて補給カブリを評価した。
すなわち、現像手段14にトナーを充填し、通常印字(原稿Duty;5%、トナー消費量;約30mg/A4)、低Duty印字(原稿Duty;2%、消費量;約12mg/A4)になるように現像条件を調整し、下記の印刷条件で耐刷した。そして、印刷枚数500枚ごとにトナーを補給し、補給後に地肌カブリを確認し、カブリが発生するまでの紙の枚数を調べた。カブリの発生は、地肌カブリ値(白紙印字部の紙の反射濃度−印字前の紙の反射濃度)が0.01以上になったときとした。紙の反射濃度は東京電色社製TC−6DSで測定した。
なお、印刷枚数2000枚以下でカブリが発生したものは実用性が低い。
[印刷条件]
感光体ドラム径:30mm、感光体ドラムの周速;151mm/秒、現像ローラ径;14mm、S(現像ローラ周速)/D(感光体ドラム周速);1.2、暗電位;270V、明電位;10V、現像バイアス;DC70V、Vpp;1.1kV、周波数f;4kHz、Duty;45%
トナーを温度35℃、相対湿度85%の環境下に24時間放置した。このトナーを用い、図1および図2に示す画像形成装置10にて白紙画像を出力し、地肌カブリ値を測定した。その際の印刷条件は補給カブリ評価時と同様とした。
地肌カブリ値(白紙印字部の紙の反射濃度−印字前の紙の反射濃度)が0.01以上である場合には、実用的ではない。
トナー母粒子の種類、導電性微粒子の添加量を表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にしてトナーを得た。そして、実施例1と同様にして、誘電正接を測定し、また、補給カブリ、高温高湿環境下後の地肌カブリを評価した。それらの結果を表1に示す。
これに対し、誘電正接が0.0015〜0.0032の範囲にあったが、導電性微粒子を含有しなかった比較例1,3のトナーは、補給カブリが起こりやすかった。
誘電正接が0.0015〜0.0032の範囲にあったが、導電性微粒子の含有量が3.5質量部を超えていた比較例2,4のトナーは、高温高湿環境下での地肌カブリが起こりやすく、高温高湿環境下における画像形成が不安定であった。
導電性微粒子を含まず、誘電正接が0.0032を超えていた比較例5のトナーは、補給カブリが起こりやすく、また、高温高湿環境下での地肌カブリが起こりやすく、高温高湿環境下における画像形成が不安定であった。
誘電正接が0.0032を超えていた比較例6のトナーも、補給カブリが起こりやすく、また、高温高湿環境下での地肌カブリが起こりやすく、高温高湿環境下における画像形成が不安定であった。
誘電正接が0.0015未満の比較例7のトナーは、補給カブリが起こりやすかった。
11 感光体ドラム
12 レーザスキャニングユニット
13 帯電部材
14 現像手段
14a〜14d 現像部
15 現像容器
15a トナー収納室
15b ローラ収納室
15c 境界壁
15d 第1の開口部
15e 第2の開口部
15f 過充填防止弁
15g 第1の壁部
15h 第2の壁部
16 供給ローラ
17 現像ローラ
18 クリーニング用摺擦部材
19 クリーニング手段
20 中間転写ベルト
21 1次転写ローラ
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 2次転写ローラ
25 給紙カセット
26 給紙経路
27 定着手段
28 排紙経路
29 排紙トレイ
30 攪拌部材
30a 回転軸
30b 攪拌羽根
31 層厚規制部材
32 シール部材
33 補給パイプ
34 トナーコンテナ
35 連結部
46 第1の光学系
47 第2の光学系
Claims (4)
- 非磁性1成分現像方式の電子写真法により画像を形成する際に使用されるトナーであって、
トナー母粒子と、トナー母粒子100質量部に対して0.5〜3.0質量部の導電性微粒子とを含有し、誘電正接が0.0015〜0.0032であることを特徴とするトナー。 - トナー母粒子の平均円形度が0.97以上であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 現像容器内のトナー満杯状態を検知して、得られた満杯検知結果に応じてトナー補給を行う現像手段用であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- 現像容器内のトナー満杯状態を検知して、得られた満杯検知結果に応じてトナー補給を行う現像手段を備え、該現像手段に請求項3に記載のトナーが補給されることを特徴とする画像形成装置。
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