JP2008162616A - ボトル箱詰め用治具とボトル収納体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】箱内の有底筒状のボトル収納部1に、外周面にラベル2を貼着したボトルBを挿入して収納するためのボトル箱詰め用治具であって、ボトル収納部におけるボトル収納口6を通してボトルを収納する際に、ボトル収納口を囲む周縁部にラベルが接触しようとした場合に、周縁部とボトルとの間に介在して、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するガイド部材11と、ガイド部材をボトル収納口を囲む周縁部の内側に入り込むように保持可能な保持部12とを設けてある。
【選択図】図4
Description
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、外周面にラベルを貼着したボトルを箱詰めするにあたって、特に熟練を要することなく、ラベルのボトル挿入方向前縁部が箱側周縁部に引っ掛からないように箱詰めすることができ、その箱詰め作業の一層の能率向上も図り易いボトル箱詰め用治具とボトル収納体を提供することを目的とする。
ボトル収納部におけるボトル収納口を通してボトルを収納する際に、ボトル収納口を囲む周縁部にラベルが接触しようとした場合に、周縁部とボトルとの間に介在して、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するガイド部材を、ボトル収納口を囲む周縁部の内側に入り込むように保持しておくことができるので、作業者は、特に注意を払うことなく、ラベルのボトル挿入方向前縁部がボトル収納口を囲む箱側周縁部に引っ掛からないように、ボトルをボトル収納部に収納することができる。
従って、外周面にラベルを貼着したボトルを箱詰めするにあたって、特に熟練を要することなく、ラベルのボトル挿入方向前縁部が箱側周縁部に引っ掛からないように箱詰めすることができ、その箱詰め作業の一層の能率向上も図り易い。
保持部を、ボトル収納口の周縁部に載置自在で、かつ、ボトルをボトル収納部内に挿通自在な開口部を備えた枠状に設けて、保持部をボトル収納口の周縁部に載置した状態で、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するように、ガイド部材を保持可能に構成してあるので、ボトル収納口との相対位置にかかわらず、ラベルに対して作用するようにガイド部材を保持することができると共に、手を使わずにガイド部材を保持することができ、作業効率を高めることができる。
弾性ガイド板でガイド部材を構成し、弾性ガイド板を枠状の保持部の開口部側に突出するようにその保持部に取り付けて、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入するに伴って、そのボトルで弾性ガイド板を弾性変形させてボトル収納部側に押し込み可能に設けてあるので、枠状の保持部の開口部側に突出させたガイド部材を、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入するに伴って、ボトル収納部側に押し込む状態に切り換えるような切り換え機構を別途設けることなく、簡易な構造で、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するように、ガイド部材をボトル収納口に対して保持することができる。
弾性ガイド板は、枠状の保持部の内側において放射状の切り込み又はスリットを形成してある弾性シート材から成るので、枠状の保持部に複数の弾性ガイド板を取り付けて、ラベルと弾性ガイド板との相対位置に特に注意を払うことなく、ラベルのボトル挿入方向前縁部が箱側周縁部に引っ掛からないようにするにあたって、複数の弾性ガイド板を枠状の保持部に各別に取り付けるような手間を掛けることなく、複数の弾性ガイド板を同時に枠状の保持部に簡便に取り付けることができる。
保持部を、箱内に備えた互いに隣り合う複数の矩形のボトル収納口の夫々を囲む周縁部に載置自在で、かつ、ボトルをボトル収納部内に挿通自在な複数の開口部を備えた格子状に設けて、保持部を周縁部に載置した状態で、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するように、ガイド部材を保持可能に構成してあるので、箱内を仕切り板などで仕切って互いに隣り合う複数の矩形のボトル収納部を設けてある場合に、そのボトル収納口毎に一つのボトル箱詰め用治具を使用することなく、一つのボトル箱詰め用治具で、しかも、ボトル収納部の深さにかかわらず、各ボトル収納口に対して同時に、ラベルに対して作用するようにガイド部材を保持して、ボトルを各ボトル収納部に能率良く収納できる。
弾性ガイド板でガイド部材を構成し、弾性ガイド板を格子状の保持部の各開口部側に突出するようにその保持部に取り付けて、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入するに伴って、そのボトルで弾性ガイド板を弾性変形させてボトル収納部側に押し込み可能に設けてあるので、格子状の保持部の各開口部側に突出させたガイド部材を、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入するに伴って、ボトル収納部側に押し込む状態に切り換えるような切り換え機構を別途設けることなく、簡易な構造で、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するように、ガイド部材を各ボトル収納口に対して保持することができる。
弾性ガイド板は、格子状の保持部における開口部において放射状の切り込み又はスリットを開口部毎に形成してある弾性シート材から成るので、各開口部毎に弾性ガイド板を格子状の保持部に各別に取り付けるような手間を掛けることなく、切り込み又はスリットで分断された各開口部毎の弾性ガイド板を一体のものとして取り扱って、格子状の保持部に簡便に取り付けることができる。
前記保持部が、脚部と、前記箱の一側面を脚部の側面に当て付けた状態で前記ボトル収納部と前記保持部との相対姿勢を位置決め自在な位置決め部とを備え、前記脚部で支持し、かつ、前記位置決め部で前記ボトル収納部との相対姿勢を位置決めしてある状態で、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部内に挿入するときに、前記ラベルに対して作用自在になるように前記ガイド部材を前記ボトル収納口に対して保持可能に構成してある点にある。
保持部が、脚部と、その箱の一側面を脚部の側面に当て付けた状態でボトル収納部と保持部との相対姿勢を位置決め自在な位置決め部とを備え、脚部で支持し、かつ、位置決め部でボトル収納部との相対姿勢を位置決めしてある状態で、ボトルをボトル収納口からボトル収納部内に挿入するときに、ラベルに対して作用自在になるようにガイド部材をボトル収納口に対して保持可能に構成してあるので、保持部を持ち上げてボトル収納部との相対姿勢を位置決めするような煩雑な操作によらずに、脚部で支持した保持部と箱とを相対的に近接移動させる簡便な操作で、ボトル収納部と保持部との相対姿勢を位置決めして、ラベルに対して作用自在になるようにガイド部材をボトル収納口に対して能率良く保持することができる。
弾性ガイド板で前記ガイド部材を構成し、前記弾性ガイド板を前記ボトル収納口側に突出するように前記保持部に取り付けて、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部内に挿入するに伴って、そのボトルで前記弾性ガイド板を弾性変形させて前記ボトル収納部側に押し込み可能に設けてある点にある。
弾性ガイド板でガイド部材を構成し、その弾性ガイド板をボトル収納口側に突出するように保持部に取り付けて、ボトルをボトル収納口からボトル収納部内に挿入するに伴って、そのボトルで弾性ガイド板を弾性変形させてボトル収納部側に押し込み可能に設けてあるので、ボトル収納口側に突出させたガイド部材を、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入するに伴って、ボトル収納部側に押し込む状態に切り換えるような切り換え機構を別途設けることなく、簡易な構造で、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するように、ガイド部材をボトル収納口に対して保持することができる。
ボトル収納口を開閉するための蓋用フラップを一体に設けてある箱の場合、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に挿入する際に、蓋用フラップがボトル収納口側に倒れ込んで、その挿入作業の邪魔になるおそれがあるが、ボトルを挿通自在なリング部材を、その外周側の一部又は全部がボトル収納口よりも径方向外方に突出するように、保持部に固定してあるので、リング部材で蓋用フラップのボトル収納口側への倒れ込みを阻止しながら、ボトルをボトル収納口からボトル収納部に能率良く挿入できる。
脚部の水平方向に沿わせる幅を、その上下方向中間位置の脚部部分において残りの脚部部分よりも幅狭に形成してあるので、箱の上下方向中間位置を手指で掴んで、その一側面を脚部の側面に当て付けて位置決めする際に、手指と脚部とが干渉しにくく、精度良く位置決めできる。
請求項1〜11のいずれか1項記載のボトル箱詰め用治具を使用して、ボトルを箱に収納してあるので、収納してあるボトルに貼着してあるラベルに皺ができていたり、ラベルがボトルから剥離しているおそれが無い。
〔第1実施形態〕
図1は、ボトルBを収納する両面段ボール紙製箱Cを示し、図2,図3は、その箱C内に設けてある複数の有底角筒状のボトル収納部1の夫々に、外周面に紙製ラベル2を貼着したガラス製ボトルBを挿入して収納するために使用する本発明によるボトル箱詰め用治具Aを示している。
尚、図7に示すように、ガイド部材11の複数を形成してある帯状の弾性シート材20を保持フレーム12aの外周側に沿って巻き付けて接着することによって取り付けても良い。
図9は、本発明によるボトル箱詰め用治具Aの別実施形態を示し、保持部12を、図10に示すように、箱Cに備えた互いに隣り合う複数の矩形ボトル収納口6の夫々を囲む周縁部7に載置自在、かつ、ボトルBをボトル収納方向に挿通自在な複数の矩形開口部17を備えた格子状の樹脂製フレームで構成し、この樹脂製フレーム12の矩形開口部17毎に、複数のガイド部材11を取り付けて、図11,図12に示すように、各ボトル収納口6の周縁部7に載置できるように構成してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図15は、本発明によるボトル箱詰め用治具Aの別実施形態を示し、図16に示すように、保持部12を、箱Cに備えた互いに隣り合う複数の矩形ボトル収納口6の周縁部7に載置自在、かつ、ボトルBをボトル収納方向に挿通自在な複数の円形開口部17を備えた格子状の樹脂製板材で形成し、この樹脂製板材12に、円形開口部17の径方向に沿う放射状の切り込み又はスリット19を円形開口部17毎に対応して形成してある矩形の弾性シート材20を接着して、円形開口部17毎に複数のガイド部材11を取り付けた状態にしてある。
その他の構成は第2実施形態と同様である。
図17は、本発明によるボトル箱詰め用治具Aの別実施形態を示し、保持部12を、仕切り用板材5の上端面に載置する仕切りフレーム部分22のみからなる格子状に形成して、箱側壁4の上縁部に沿わせるガイド部材11の取り付けを省略し、図18に示すように、略四角筒状の胴部9を備えたボトル(角瓶)Bを収納できるようにしてある。
その他の構成は第2実施形態と同様である。
図19は、紙製箱(化粧箱)C内に設けてある単一の有底角筒状のボトル収納部1に、外周面に紙製ラベル2を貼着した一本のボトル(丸瓶)Bを収納するために使用する本発明によるボトル箱詰め用治具Aの別実施形態を示している。
図23は、第5実施形態の変形例を示し、ボトルBを挿通自在な円環状のリング部材30を、その外周側の一部又は全部がボトル収納口6よりも外側に突出するように、保持部12に固定してあるとともに、板状脚部26の両側縁部に、その上下方向中間位置において互いに最も近接する円弧形状部分を形成して、板状脚部26の水平方向に沿わせる幅を、その上下方向中間位置の脚部部分31において残りの脚部部分よりも幅狭に形成してある。
その他の構成は第5実施形態と同様である。
1.本発明によるボトル箱詰め用治具は、ラベルを貼着した円瓶のボトルを箱に収納するために使用するものであっても、ラベルを貼着した角瓶のボトルを箱に収納するために使用するものであっても良い。
2.本発明によるボトル箱詰め用治具は、保持部とガイド部材とを樹脂などで一体形成してあってもよい。
3.本発明によるボトル箱詰め用治具は、ラベルを貼着したボトルを段ボール紙の他、コートボール紙,ボール紙,クラフト紙,アクリル紙、厚紙などの各種の板紙製や樹脂製,木製の箱に収納するために使用するものであっても良い。
4.本発明によるボトル箱詰め用治具は、ラベルを貼着したボトルを多角形の筒状化粧箱に収納するために使用するものであっても良い。
5.本発明によるボトル箱詰め用治具は、箱本体に対して着脱自在な箱蓋を別に設けてある箱のように、ボトル収納口が全周に亘って箱側壁の切断周縁部で囲まれている箱に、ラベルを貼着したボトルを収納するために使用するものであっても良い。
6.本発明によるボトル箱詰め用治具は、箱側壁が円筒状の箱にラベルを貼着したボトルを収納するために使用するものであっても良い。
7.本発明によるボトル箱詰め用治具には、前記リング部材30として、ボトルを挿通自在な円環状リング部材に代えて、多角形の環状リング部材やC形リング部材を、その外周側の一部又は全部がボトル収納口よりも外側に突出するように、保持部に固定してあっても良い。
2 ラベル
6 ボトル収納口
7 周縁部
10 ガイド面
11 ガイド部材(弾性ガイド板)
12 保持部
17 開口部
19 切り込み又はスリット
20 弾性シート材
25 載置面
26 脚部
27 位置決め部
30 リング部材
31 脚部部分
A ボトル箱詰め用治具
B ボトル
C 箱
D ボトル収納体
Claims (12)
- 箱内の有底筒状のボトル収納部に、外周面にラベルを貼着したボトルを挿入して収納するためのボトル箱詰め用治具であって、
ボトル収納部におけるボトル収納口を通してボトルを収納する際に、前記ボトル収納口を囲む周縁部にラベルが接触しようとした場合に、前記周縁部とボトルとの間に介在して、ラベルをボトルに押し付ける方向に作用するガイド部材と、
前記ガイド部材を前記ボトル収納口を囲む周縁部の内側に入り込むように保持可能な保持部とを設けてあるボトル箱詰め用治具。 - 前記保持部を、前記周縁部に載置自在で、かつ、前記ボトルをボトル収納部内に挿通自在な開口部を備えた枠状に設けて、
前記保持部を前記周縁部に載置した状態で、前記ガイド部材を保持可能に構成してある請求項1記載のボトル箱詰め用治具。 - 弾性ガイド板で前記ガイド部材を構成し、
前記弾性ガイド板を前記枠状の保持部の開口部側に突出するようにその保持部に取り付けて、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部に挿入するに伴って、そのボトルで前記弾性ガイド板を弾性変形させて前記ボトル収納部側に押し込み可能に設けてある請求項2記載のボトル箱詰め用治具。 - 前記弾性ガイド板は、前記枠状の保持部の内側において放射状の切り込み又はスリットを形成してある弾性シート材から成る請求項3記載のボトル箱詰め用治具。
- 前記保持部を、前記箱内に備えた互いに隣り合う複数の矩形のボトル収納口の夫々を囲む周縁部に載置自在で、かつ、前記ボトルをボトル収納部内に挿通自在な複数の開口部を備えた格子状に設けて、
前記保持部を前記周縁部に載置した状態で、前記ガイド部材を保持可能に構成してある請求項1記載のボトル箱詰め用治具。 - 弾性ガイド板で前記ガイド部材を構成し、
前記弾性ガイド板を前記格子状の保持部の各開口部側に突出するようにその保持部に取り付けて、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部に挿入するに伴って、そのボトルで前記弾性ガイド板を弾性変形させて前記ボトル収納部側に押し込み可能に設けてある請求項5記載のボトル箱詰め用治具。 - 前記弾性ガイド板は、前記開口部において放射状の切り込み又はスリットを開口部毎に形成してある弾性シート材から成る請求項6記載のボトル箱詰め用治具。
- 前記保持部が、脚部と、前記箱の一側面を脚部の側面に当て付けた状態で前記ボトル収納部と前記保持部との相対姿勢を位置決め自在な位置決め部とを備え、
前記脚部で支持し、かつ、前記位置決め部で前記ボトル収納部との相対姿勢を位置決めしてある状態で、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部内に挿入するときに、前記ラベルに対して作用自在になるように前記ガイド部材を前記ボトル収納口に対して保持可能に構成してある請求項1記載のボトル箱詰め用治具。 - 弾性ガイド板で前記ガイド部材を構成し、
前記弾性ガイド板を前記ボトル収納口側に突出するように前記保持部に取り付けて、前記ボトルを前記ボトル収納口から前記ボトル収納部内に挿入するに伴って、そのボトルで前記弾性ガイド板を弾性変形させて前記ボトル収納部側に押し込み可能に設けてある請求項8記載のボトル箱詰め用治具。 - 前記ボトルを挿通自在なリング部材を、その外周側の一部又は全部が前記ボトル収納口よりも径方向外方に突出するように、前記保持部に固定してある請求項8又は9記載のボトル箱詰め用治具。
- 前記脚部の水平方向に沿わせる幅を、その上下方向中間位置の脚部部分において残りの脚部部分よりも幅狭に形成してある請求項8〜10のいずれか1項記載のボトル箱詰め用治具。
- 箱内の有底筒状のボトル収納部に、外周面にラベルを貼着したボトルを挿入して収納してあるボトル収納体であって、
請求項1〜11のいずれか1項記載のボトル箱詰め用治具を使用して、前記ボトルを前記箱に収納してあるボトル収納体。
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2006
- 2006-12-27 JP JP2006352143A patent/JP5110874B2/ja active Active
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