JP2008161314A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易且つ安価に機種変更が可能な遊技機を提供する。
【解決手段】外部から視認可能にキャビネット2に設けられた配当表パネル23や腰部パネル60、回転リール3L・3C・3Rの画像表示装置に対して、着脱可能なメモリカード64から読み出した画像データを表示させることによって、メモリカード64を交換するだけで、配当表パネル23等に表示される画像データの内容を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】外部から視認可能にキャビネット2に設けられた配当表パネル23や腰部パネル60、回転リール3L・3C・3Rの画像表示装置に対して、着脱可能なメモリカード64から読み出した画像データを表示させることによって、メモリカード64を交換するだけで、配当表パネル23等に表示される画像データの内容を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置、その他の遊技機に関するものである。
従来、所謂パチスロ機と呼ばれる遊技機は、その遊技の特徴を表わす絵柄が描かれた腰部パネルや、配当表などが描かれた上部パネルを備えており、これらに描かれた絵柄等によって、他の遊技機との差別化が図られている。また、単位遊技毎に回転されるリールにおいても各遊技機との差別化を図るため、特色のある図柄がリールの周面に配置されている。例えば、特許文献1には、遊技に応じた演出画像を表示する液晶パネルの周囲や、腰部パネル、リールの周囲に描かれた絵柄のデザインを統一することにより、遊技機全体のデザインに一体感を生じさせた遊技機が開示されている。
また、特許文献2には、腰部パネルや上部パネルを液晶表示装置で構成し、画像表示制御手段の基板全体を交換することによって、機種毎に異なる腰部パネルや上部パネルを生産するのに比して、コストパフォーマンスに優れた遊技機が開示されている。
ところで、特許文献2のように、腰部パネルや上部パネルを液晶表示装置で構成し、画像表示制御手段の基板全体を交換するようにすれば、特許文献1のような遊技機全体のデザインに一体感を生じさせた機種を容易に得ることができるが、特許文献2の方法による場合よりも、一層容易且つ安価に機種の変更を行えることが望まれている。
本発明の目的は、容易且つ安価に機種変更が可能な遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体と、外部から視認可能に前記筐体に設けられ、画像データを表示する画像表示手段(上部パネルや腰部パネル、リールに設けられた表示装置)と、前記画像データを記憶した記憶媒体(ROM、CDROM)が着脱可能に設けられ、該記憶媒体から画像データを読み出す画像データ読出手段(ICソケットやディスクドライブ装置)と、前記画像データ読出手段により読み出された前記画像データを表示させるように前記画像表示手段を制御する画像表示制御手段とを有する。
上記の構成によれば、画像制御手段が画像データ読取手段の画像データに基づいて画像表示手段を制御する。この際、画像データを記憶した記憶媒体が画像データ読出手段に対して着脱可能に設けられている。従って、記憶媒体を交換するだけで、画像表示手段に表示される画像データの内容を変更することができる。これにより、例えば、他の遊技機との差別化を図るため、表示状態の変化による機種変更を行う場合において、従来のように、画像表示制御手段の基板全体を交換する場合よりも、容易且つ安価に表示状態を変更することができる。
また、本発明における前記画像表示手段は、前記筐体内に回転可能に設けられたリールの周面に巻回され、複数の図柄画像を表示する図柄表示装置(液晶ディスプレイや有機EL)であり、前記記憶媒体は、前記図柄画像となる画像データを記憶していてもよい。上記の構成によれば、記憶媒体の交換によりリールの図柄を容易に変更することができる。
また、本発明における前記画像表示手段は、前記筐体の前面側に配置され、遊技に関連する遊技関連画像を表示するパネル装置(上部パネル、腰部パネルの液晶ディスプレイや有機EL)であり、前記記憶媒体は、前記遊技関連画像となる画像データを記憶していてもよい。上記の構成によれば、記憶媒体の交換によりパネル装置の表示状態を容易に変更することができることから、遊技機の外観を容易に変更することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図10に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる遊技機1は、所謂『パチスロ機』であり、外部から視認可能にキャビネット2(筐体)に設けられた配当表パネル23(上部パネル)や腰部パネル60等の画像表示装置に対して、着脱可能なメモリカード64から読み出した画像データを表示させるように構成されている。これにより、メモリカード64を交換するだけで、画像表示手段に表示される画像データの内容を変更することが可能にされている。
図1に示すように、本実施の形態にかかる遊技機1は、所謂『パチスロ機』であり、外部から視認可能にキャビネット2(筐体)に設けられた配当表パネル23(上部パネル)や腰部パネル60等の画像表示装置に対して、着脱可能なメモリカード64から読み出した画像データを表示させるように構成されている。これにより、メモリカード64を交換するだけで、画像表示手段に表示される画像データの内容を変更することが可能にされている。
尚、画像データは、動画及び静止画の何れであってもよい。また、遊技機1は、コインやメダル、遊技球、トークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、メダルを用いるものとして説明する。
(遊技機1の機械構成)
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、遊技機1の全体を形成しているキャビネット2を有している。キャビネット2には、液晶表示装置5が正面側に設けられていると共に、3つの回転リール3L・3C・3Rが液晶表示装置5の裏面側に設けられている。液晶表示装置5は、回転リール3L・3C・3Rの図柄等を前面側から視認するように構成されていると共に、図示しない演出図柄等を表示するように構成されている。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、遊技機1の全体を形成しているキャビネット2を有している。キャビネット2には、液晶表示装置5が正面側に設けられていると共に、3つの回転リール3L・3C・3Rが液晶表示装置5の裏面側に設けられている。液晶表示装置5は、回転リール3L・3C・3Rの図柄等を前面側から視認するように構成されていると共に、図示しない演出図柄等を表示するように構成されている。
液晶表示装置5は、図2に示すように、透過性を有した正面パネル131と、正面パネル131の裏面側に設けられた透明液晶パネル134とを備えている。正面パネル131は、図3に示すように、透明な表示窓51aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域51bとを有している。表示窓51aは、回転リール3L・3C・3Rの図柄や透明液晶パネル134の画像を透過することにより遊技機1の前面側から視認可能にしている。これにより、表示窓51aの中央部には、回転リール3L・3C・3Rの図柄が表示される。
なお、液晶表示装置5の具体的構成については後述する。また、本実施の形態においては、液晶表示装置5が、回転リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
液晶表示装置5の背面側に設けられた回転リール3L・3C・3Rは、図2に示すように、中空の円筒形状に形成されたリール本体62L・62C・62Rと、リール本体62L・62C・62Rの周面に巻回され、複数の図柄画像を表示する図柄表示装置となるリールパネル61L・61C・61Rと、各リール本体62L・62C・62Rを回転駆動させるステッピングモータ49L・49C・49Rと、リール本体62L・62C・62Rの近傍に位置するように、ステッピングモータ49L・49C・49Rに直接的又は間接的に設けられたアンテナ65と、リール本体62L・62C・62Rに設けられたリール画像制御回路66とを有している。尚、リール画像制御回路66は、リールパネル61L・61C・61Rを表示制御する回路であり、詳細は後述する。
上記のリールパネル61L・61C・61Rは、有機ELディスプレイを円環状に湾曲させることにより形成されている。尚、複数の有機ELディスプレイを繋ぎ合わせることにより円環状に形成されていてもよい。ここで、有機ELディスプレイとは、電圧をかけると発光する有機物質を利用したディスプレイでであり、発光体をガラス、プラスチック、フィルム等の基板に蒸着し、これに直流電圧をかけて表示を行う形式のディスプレイをいう。この有機ELディスプレイは、自発光型の素子であるため、視野角の制限が無く視認性に優れているため遊技者の目の位置によって図柄が見えにくいことがない。バックライトが不要なため、薄型化(2mm程度)・軽量化が可能である。
尚、本実施形態においては、図柄表示装置61L・61C・61Rに有機ELディスプレイを使用しているが、その他にもバックライトを備えたLCDを用いてもよい。さらに、
本実施形態における回転リール3L・3C・3Rの代わりに、液晶表示装置5の背面において、画像を表示させる表示面が前方側に凸状に湾曲され、表示面上で複数の図柄からなる3列の図柄列、及び各図柄列の間の領域をスクロール表示したり、スクロール表示を停止させる構成にされていてもよい。
本実施形態における回転リール3L・3C・3Rの代わりに、液晶表示装置5の背面において、画像を表示させる表示面が前方側に凸状に湾曲され、表示面上で複数の図柄からなる3列の図柄列、及び各図柄列の間の領域をスクロール表示したり、スクロール表示を停止させる構成にされていてもよい。
上記のように構成された回転リール3L・3C・3Rは、リールパネル61L・61C・61Rが図1のメモリカード64に記憶された図柄の画像データを表示することによって、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。例えば、第1のメモリカード64が装置されていた場合、図柄列は、図4に示すように、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。また、第2のメモリカード64に交換された場合、例えば、右の回転リール3Rの図柄列は、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「×」、「樹木」、「Replay」及び「→」の図柄からなっている。
各回転リール3L・3C・3Rは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBBやRBのボーナスが成立する入賞態様を意味する。
回転リール3L・3C・3Rの各図柄は、図3に示すように、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、回転リール3L・3C・3Rの図柄が縦方向に3つずつ、合計9つの図柄を視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、トップライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(所謂「WINランプ」)17、メダル投入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている。これらランプも、回転リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一の遊技(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一の遊技は、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図1に示すように、液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン13が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚を遊技への賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚を遊技への賭け枚数とする。最大BETボタン13は、1回の遊技に賭けることが可能な最大枚数を遊技への賭け枚数とする。これらBETボタン11・13を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
台座部10の前面部の左端には、遊技者が獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。停止ボタン7L・7C・7Rの右側には、図示しないドア開閉及び打ち止め解除装置が設けられている。このドア開閉及び打ち止め解除装置は、所定の鍵を用いて、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
キャビネット2の上部における左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。スピーカ21L・21Rの上方にはLEDランプ29が設けられており、後述の遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。また、スピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組合せや、メダルの配当枚数、絵柄等を表示する配当表パネル23が上部パネルとして設けられている。配当表パネル23は、液晶表示装置や有機ELディスプレイにより形成されており、メモリカード64の画像データを表示することによって、各種の絵柄を切替可能に表示している。例えば、図1に示すように、第1のメモリカード64が装着されていた場合には、このメモリカード64の画像データである『桜』と『花火』の画像データが表示される。一方、第2のメモリカード64が装着されていた場合には、このメモリカード64の画像データである『ドンちゃん』と『777』の画像データが表示される。
また、キャビネット2の下部には、腰部パネル60が設けられている。腰部パネル60は、液晶表示装置や有機ELディスプレイにより形成されており、メモリカード64の画像データを表示することによって、各種の絵柄を切替可能に表示している。例えば、図1に示すように、第1のメモリカード64が装着されていた場合には、このメモリカード64の画像データである『桜』と『花火』の画像データが表示される。一方、第2のメモリカード64が装着されていた場合には、このメモリカード64の画像データである『ドンちゃん』と『THE 花火』の画像データが表示される。
(液晶表示装置5の構成)
次に、液晶表示装置5の具体的構成について説明する。液晶表示装置5は、上記の腰部パネル60と配当表パネル23との間に配置されている。液晶表示装置5は、図2に示すように、保護ガラス132と表示板133とからなる正面パネル131、透明液晶パネル134、導光板135、反射フィルム136、所謂白色光源である蛍光ランプ137a・137b・138a・138b、ランプホルダ139a〜139h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル134の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。この液晶表示装置5は、既に述べたように、回転リール3L・3C・3Rの表示領域より手前側に設けられている。また、この回転リール3L・3C・3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
次に、液晶表示装置5の具体的構成について説明する。液晶表示装置5は、上記の腰部パネル60と配当表パネル23との間に配置されている。液晶表示装置5は、図2に示すように、保護ガラス132と表示板133とからなる正面パネル131、透明液晶パネル134、導光板135、反射フィルム136、所謂白色光源である蛍光ランプ137a・137b・138a・138b、ランプホルダ139a〜139h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル134の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。この液晶表示装置5は、既に述べたように、回転リール3L・3C・3Rの表示領域より手前側に設けられている。また、この回転リール3L・3C・3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス132及び表示板133は、透明な部材で構成されている。表示板133には、上述のBETランプ9a〜9c等に対応する位置に絵柄等が形成されている。即ち、表示板133の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル131における絵柄形成領域51bであり、表示板133の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル131における表示窓51aである。なお、正面パネル131に絵柄形成領域51bを形成せず、正面パネル131の全面を表示窓51aとしてもよい。この場合、表示板133に絵柄を形成しないか、又は、表示板133を省略すればよい。なお、表示板133の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル134は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。この透明液晶パネル134の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル134を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L・3C・3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、スロットゲームを継続することができる。即ち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L・3C・3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心としたスロットゲームを行うことができる。
導光板135は、蛍光ランプ137a・137bからの光を透明液晶パネル134へ導き出す(透明液晶パネル134を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル134の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム136は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板135に導入された光を導光板135の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム136は、反射領域136A及び非反射領域(透過領域)136Bにより構成されている。
蛍光ランプ137a・137bは、導光板135の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ139により支持されている。この蛍光ランプ137a、137bから照射される光は、反射フィルム136の反射領域136Aで反射して透明液晶パネル134を照明する。
蛍光ランプ138a・138bは、反射フィルム136の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L・3C・3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ138a・138bから出て回転リール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域136Bへ入射した光は、透明液晶パネル134を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ137a・137bから照射され、反射フィルム136の反射領域136Aで反射した光と、蛍光ランプ138a・138bから照射され、回転リール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域136Bへ入射した光とが、透明液晶パネル134を照明する。従って、反射フィルム136の非反射領域136Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム136の反射領域136Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
遊技機1では、液晶表示装置5の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本実施の形態の遊技機1において、液晶表示装置5の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、遊技機1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム136を全て非反射領域136Bとするか、反射フィルム136を省略すればよい。
(遊技機1の電気構成:主制御回路71)
上記のように構成された遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のように構成された遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、遊技状態、一の遊技におけるメダル投入数、一の遊技におけるメダル払出数、メダルの差枚数を累積した差枚数カウント値、スロットゲームの累積回数を示す遊技累積値等が格納される。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。また、ROM32には、後述のメインルーチン等の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ13S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じてリール停止信号を発生する。このリール停止信号は、スロットゲーム時には、各リール3L・3C・3Rを停止させる指令信号として機能する。
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
(遊技機1の電気構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図6に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御及びLEDランプ29の出力制御等の演出を行なうようになっている。
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図6に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御及びLEDランプ29の出力制御等の演出を行なうようになっている。
副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77を備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する演出処理ルーチンや図10の画像設定処理ルーチン等の制御プログラムを格納している。また、プログラムROM75は、制御プログラムの実行時に用いられる各種のデータを格納している。
ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成され、演出処理ルーチン実行時の一時記憶手段としての演出処理領域を備える。例えば、ワークRAM76は、入賞が不成立であったスロットゲームの連続回数を示す遊技カウント数やゲーム許可時間、ゲーム許可回数等を一時的に記憶する。さらに、ワークRAM76は、メモリカード64から読み取った画像データやヘッダ情報等の各種のデータを記憶する。
尚、メモリカード64は、図8(a)・(b)に示すように、ヘッダ部64aと画像データ部64bとを各画像制御回路63・68・66に対する一組のデータ群として記憶している。ヘッダ部64aには、上部画像制御回路63等の出力先データを含むヘッダー情報が記憶されている。画像データ部64bには、『花火』等の画像データが記憶されている。
また、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、CS、NS等を発生させるかどうかが決定される。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、ゲーム画像を形成するためのゲーム画像データ等を格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成されている。
さらに、副制御回路72は、インターフェイス回路102と上部画像制御回路63と腰部画像制御回路68と変復調回路67とを備えている。インターフェイス回路102は、外部機器に対してデータ通信を行う機能を備えた回路である。インターフェイス回路102は、メモリ読取装置101に接続されている。メモリ読取装置101は、メモリカード64が着脱可能に装着されており、メモリカード64のデータを読み取ってインターフェイス回路102に出力する。尚、メモリ読取装置101は、キャビネット2内の任意の場所に設けられていればよい。
上部画像制御回路63及び腰部画像制御回路68は、配当表パネル23及び腰部パネル60にそれぞれ接続されている。これらの制御回路63・65は、画像制御回路81と同一の回路構成により形成されており、画像制御IC、画像制御ワークRAM、画像ROM、及びビデオRAMを備えている。そして、これらの制御回路63・65は、メモリカード64から読み取られた画像データに基づいて配当表パネル23及び腰部パネル60に対して所定の映像を表示させるようになっている。
変復調回路67は、リール画像制御回路66に対してデータ通信する際に、データを変調及び復調する機能を有している。即ち、変復調回路67は、リール画像制御回路66から入力されたデータを復調する一方、サブマイクロコンピュータ73から出力されたデータ(画像データ等)を変調するようになっている。変復調回路67は、図2のリール本体62L・62C・62Rの近傍に配置されたアンテナ65に接続されており、アンテナ65は、リール画像制御回路66との間で変調された画像データ等を電波により送受信するようになっている。
(遊技機1の電気構成:リール画像制御回路66)
リール画像制御回路66は、図2に示すように、リール本体62L・62C・62Rにそれぞれ設けられている。従って、リール画像制御回路66は、回転リール3L・3C・3Rの回転時に回転リール3L・3C・3Rと共に旋回移動する。リール画像制御回路66及びリール本体62L・62C・62Rの駆動電力は、回転リール3L・3C・3Rの回転時においても電力供給が途絶えることがないように、ステッピングモータ49L・49C・49Rの回転軸を加工して形成された電力経路により供給されている。また、リール画像制御回路66の一部は、データ通信時における電磁誘導によっても供給されている。また、リール画像制御回路66は、図示しないコンデンサ等の蓄電装置を備えており、電源オフ時における補助電力を送受信回路301、パネル制御回路300及びリールパネル61L・61C・61Rに供給している。
リール画像制御回路66は、図2に示すように、リール本体62L・62C・62Rにそれぞれ設けられている。従って、リール画像制御回路66は、回転リール3L・3C・3Rの回転時に回転リール3L・3C・3Rと共に旋回移動する。リール画像制御回路66及びリール本体62L・62C・62Rの駆動電力は、回転リール3L・3C・3Rの回転時においても電力供給が途絶えることがないように、ステッピングモータ49L・49C・49Rの回転軸を加工して形成された電力経路により供給されている。また、リール画像制御回路66の一部は、データ通信時における電磁誘導によっても供給されている。また、リール画像制御回路66は、図示しないコンデンサ等の蓄電装置を備えており、電源オフ時における補助電力を送受信回路301、パネル制御回路300及びリールパネル61L・61C・61Rに供給している。
具体的に説明すると、リール画像制御回路66は、図7に示すように、パネル制御回路300と送受信回路301とを有している。送受信回路301は、上述のステッピングモータ49L・49C・49R側に設けられたアンテナ65との間でデータを送受信するアンテナ303と、アンテナ303や電力経路に接続された電源制御回路304と、アンテナ303に接続された変復調回路305と、変復調回路305に接続されたCPU306と、CPU306に接続されたメモリ307とを有している。
電源制御回路304は、アンテナ303で受信した電波を電磁誘導により電力に変換し、この電力を送受信回路301の駆動電力として使用するようになっている。変復調回路305は、データを変調及び復調するようになっている。メモリ307は、メモリ読取装置101で読み取られたメモリカード64の画像データやプログラム等の各種のデータを書き換え可能に記憶している。送受信回路301は、パネル制御回路300に接続されており、メモリ307に記憶した画像データを出力するようになっている。
パネル制御回路300は、上述の図6の画像制御回路81と同一構成にされており、画像制御IC382、画像制御ワークRAM383、画像ROM386、及びビデオRAM387で構成されている。画像制御IC382は、送受信回路301から受け取った画像データを画像制御ワークRAM383に記憶し、リールパネル61L・61C・61Rに対して画像データを表示させる。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位有価価値に対して遊技者に付与される有価価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、第1のメモリカード64が使用された場合における遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
次に、第1のメモリカード64が使用された場合における遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『上チリ・下チリ』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、上下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
(主制御回路71の動作:メインルーチン)
上記の構成において、図9に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
上記の構成において、図9に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図9のメインルーチンを実行することによりスロットゲームを実施可能な状態になると共に、副制御回路72において図示しない演出処理ルーチンを実行することにより液晶表示装置5の演出画像の表示等を実施したり、実施可能な状態になる。
具体的には、主制御回路71によりメインルーチンが実行されると、遊技開始時の初期化が行われた後(A1)、遊技終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(A2)。この後、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・13Sからの入力があるまで待機状態となり、入力があったときに、メダル投入信号が副制御回路72に送信される(A3)。そして、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かが判定される(A4)。
スタートスイッチ6Sがオンされなければ(A4,NO)、A4が再実行され、スタートレバー6が操作されるまで待機状態とされる。スタートスイッチ6Sがオンされると(A4,YES)、図1及び図2に示すように、回転リール3L・3C・3Rを回転させることによって、リールパネル61L・61C・61Rに表示された図柄を変動表示させるリール回転処理に実行が移行される(A5)。尚、リールパネル61L・61C・61Rに図柄が表示される処理については、後述の副制御回路72の動作において説明する。そして、抽籤用の乱数が抽出され(A6)、遊技状態監視処理が実行されることによって、今回のスロットゲームにおける遊技状態が確認される(A7)。
次に、確率抽籤処理が行われる(S8)。内部当籤役を決定すると、停止テーブル群選択処理が実行される(A9)。そして、リール回転停止処理が実行され(A10)、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数が決定された後、滑りコマ数分、リールが回転されてから停止される。
この後、入賞判定(入賞検索)により表示窓4L・4C・4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)が識別され(A11)、入賞信号が単位遊技の終了信号として副制御回路72に出力される。そして、遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しが行われる(A12)。尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、BB一般遊技状態又はRB遊技状態の発生が行われる。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かが判定される(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13,NO)、A2に戻る。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13,YES)、ボーナスの『遊技数チェック処理』が行われる(A14)。この後、ボーナスの終了時であるか否かが判定され(A15)、ボーナスの終了時でないと判定された場合には(A15,NO)、A2が再実行される。一方、ボーナスの終了時であると判定された場合には(A15,YES)、ボーナス終了信号が副制御回路72に出力された後(A16)、A2が再実行される。
(副制御回路72の動作)
上記の主制御回路71において各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチンや各種の処理ルーチンを独立して実行している。そして、これらのルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像や映像を液晶表示装置5に表示する。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等が液晶表示装置5に表示される。
上記の主制御回路71において各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチンや各種の処理ルーチンを独立して実行している。そして、これらのルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像や映像を液晶表示装置5に表示する。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等が液晶表示装置5に表示される。
また、副制御回路72は、電源投入時において図10の画像設定処理ルーチンを実行する。この処理ルーチンが実行されると、先ず、図6に示すように、メモリ読取装置101に装着されたメモリカード64からヘッダ部64aのヘッダデータ及び画像データ部64bの画像データが読み出される。これらのデータは、メモリ読取装置101から副制御回路72のインターフェイス回路102を介してサブマイクロコンピュータ73のワークRAM76に記憶される(B1)。
ワークRAM76に記憶されたヘッダデータは、画像データの出力先データを含んでいる。具体的には、配当表パネル23(上部画像制御回路63)、腰部パネル60(腰部画像制御回路68)及びリールパネル61L・61C・61R(変復調回路67、リール画像制御回路66)を出力先として有している。画像データは、メモリカード64の種類により異なったものとされている。即ち、例えば、図8(a)に示すように、第1のメモリカード64がメモリ読取装置101に装着されていた場合には、『花火』や第1図柄データ等の画像データが記憶される。また、例えば、図8(b)に示すように、第2のメモリカード64がメモリ読取装置101に装着されていた場合には、『ドンちゃん』や第2図柄データ等の画像データが記憶される。
次に、ワークRAM76に記憶されたヘッダ部64aのヘッダデータから出力先データが抽出された後(B2)、画像データ部64bのヘッダデータから画像データや図柄データが抽出される(B3)。出力先データで示された出力先に画像データ等が出力される。即ち、図6に示すように、配当表パネル23が出力先に指定されていた場合には、この配当表パネル23の出力先データを含むヘッダ部64aに続いて記憶されていた画像データ部64bの画像データが、上部画像制御回路63に出力される。これにより、上部画像制御回路63が画像データに基づいて『花火』等の画像を配当表パネル23に表示させることになる。
また、腰部パネル60が出力先に指定されていた場合には、この腰部パネル60の出力先データを含むヘッダ部64aに続いて記憶されていた画像データ部64bのデータが、上部画像制御回路63に出力される。これにより、上部画像制御回路63が画像データに基づいて『花火』等の画像を配当表パネル23に表示させることになる。
また、リールパネル61L・61C・61Rが出力先に指定されていた場合には、このリールパネル61L・61C・61Rの出力先データを含むヘッダ部64aに続いて記憶されていた画像データ部64bの図柄データが変復調回路67に出力される。そして、変復調回路67において、図柄データが変調された後、図2に示すように、ステッピングモータ49L・49C・49Rに直接的や間接的に固定されたアンテナ65に出力される。アンテナ65は、変調された図柄データを電磁波の無線信号として出力することになる。
無線信号として出力された図柄データは、アンテナ65から離間された各リール本体62L・62C・62R側のリール画像制御回路66に受信される。即ち、図7に示すように、図柄データは、リール画像制御回路66の送受信回路301に受信される。送受信回路301においては、受信した図柄データを変復調回路305により復調させた後、メモリ307に一時的に記憶させる。この後、図柄データがパネル制御回路300に出力され、画像制御ワークRAM383に記憶される。そして、図柄データに基づいて図4の所定の図柄列がリールパネル61L・61C・61Rに表示される。
この後、図10に示すように、全画像データの出力が完了したか否かが判定される(B5)。全画像データの出力が完了していなければ(B5,NO)、B2から再実行される。全画像データの出力が完了した場合には(B5,YES)、本ルーチンが終了される。この結果、図1に示すように、メモリカード64に記憶された画像データに対応した画像及び図柄を持った遊技機1が得られることになる。そして、メモリカード64を交換すれば、遊技機1の外観を容易に変更することができる。
(本実施形態の概要)
以上のように、本実施の形態は、図1及び図2に示すように、筐体(キャビネット2)と、外部から視認可能に筐体に設けられ、画像データを表示する画像表示手段(配当表パネル23や腰部パネル60、リールパネル61L・61C・61R)と、画像データを記憶した記憶媒体(メモリカード64)が着脱可能に設けられ、該記憶媒体から画像データを読み出す画像データ読出手段(メモリ読取装置101)と、画像データ読出手段により読み出された画像データを表示させるように画像表示手段を制御する画像表示制御手段(上部画像制御回路63、腰部画像制御回路68、リール画像制御回路66)とを有した構成にされている。
以上のように、本実施の形態は、図1及び図2に示すように、筐体(キャビネット2)と、外部から視認可能に筐体に設けられ、画像データを表示する画像表示手段(配当表パネル23や腰部パネル60、リールパネル61L・61C・61R)と、画像データを記憶した記憶媒体(メモリカード64)が着脱可能に設けられ、該記憶媒体から画像データを読み出す画像データ読出手段(メモリ読取装置101)と、画像データ読出手段により読み出された画像データを表示させるように画像表示手段を制御する画像表示制御手段(上部画像制御回路63、腰部画像制御回路68、リール画像制御回路66)とを有した構成にされている。
上記の構成によれば、画像制御手段が画像データ読取手段の画像データに基づいて画像表示手段を制御する。この際、画像データを記憶した記憶媒体が画像データ読出手段に対して着脱可能に設けられている。従って、記憶媒体を交換するだけで、画像表示手段に表示される画像データの内容を変更することができる。これにより、例えば、他の遊技機との差別化を図るため、表示状態の変化による機種変更を行う場合において、従来のように、画像表示制御手段の基板全体を交換する場合よりも、容易且つ安価に表示状態を変更することができる。
また、本実施形態における画像表示手段は、筐体内に回転可能に設けられたリール本体62L・62C・62Rの周面に巻回され、複数の図柄画像を表示する図柄表示装置(リールパネル61L・61C・61R)であり、記憶媒体は、図柄画像となる画像データを記憶した構成にされている。この構成によれば、記憶媒体の交換により回転リール3L・3C・3Rの図柄を容易に変更することができる。
また、本実施形態における画像表示手段は、筐体の前面側に配置され、遊技に関連する遊技関連画像を表示するパネル装置(配当表パネル23、腰部パネル60)であり、記憶媒体は、『花火』等の遊技関連画像となる画像データを記憶した構成にされている。この構成によれば、記憶媒体の交換によりパネル装置の表示状態を容易に変更することができることから、遊技機の外観を容易に変更することができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、メモリカード64を記憶媒体とした場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、記憶媒体は、データを読み出し可能な全ての媒体を用いることができる。また、本実施形態において、画像表示手段として配当表パネル23や腰部パネル60、リールパネル61L・61C・61Rを用いて説明しているが、これに限定されるものでもなく、その他も部位に表示パネルを設けてもよい。
また、上述の実施形態の遊技機は、以下の構成を上述の実施形態における構成に加えて、或いは重複して備えていても良い。
即ち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組み合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄うちに特定の図柄が含まれている(上チリ、デカチリ等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB、RB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB、RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組み合せられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
1 遊技機
2 キャビネット
23 配当表パネル
60 腰部パネル
61L・61C・61R リールパネル
63 上部画像制御回路
64 メモリカード
66 リール画像制御回路
68 腰部画像制御回路
101 メモリ読取装置
2 キャビネット
23 配当表パネル
60 腰部パネル
61L・61C・61R リールパネル
63 上部画像制御回路
64 メモリカード
66 リール画像制御回路
68 腰部画像制御回路
101 メモリ読取装置
Claims (3)
- 筐体と、
外部から視認可能に前記筐体に設けられ、画像データを表示する画像表示手段と、
前記画像データを記憶した記憶媒体が着脱可能に設けられ、該記憶媒体から画像データを読み出す画像データ読出手段と、
前記画像データ読出手段により読み出された前記画像データを表示させるように前記画像表示手段を制御する画像表示制御手段と
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記画像表示手段は、
前記筐体内に回転可能に設けられたリールの周面に巻回され、複数の図柄画像を表示する図柄表示装置であり、
前記記憶媒体は、前記図柄画像となる画像データを記憶していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記画像表示手段は、
前記筐体の前面側に配置され、遊技に関連する遊技関連画像を表示するパネル装置であり、
前記記憶媒体は、前記遊技関連画像となる画像データを記憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006352238A JP2008161314A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006352238A JP2008161314A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008161314A true JP2008161314A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39691563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006352238A Pending JP2008161314A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008161314A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017205355A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 株式会社oneA | 遊技情報表示装置、遊技情報表示装置の表示設定方法及び遊技情報表示システム |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006352238A patent/JP2008161314A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017205355A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 株式会社oneA | 遊技情報表示装置、遊技情報表示装置の表示設定方法及び遊技情報表示システム |
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