JP2008160601A - 携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機 Download PDF

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Abstract

【課題】 折り畳み機能とスライド機能を兼備して使用状況に合わせて形状を選定でき操作性が良好な携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機を提供することである。
【解決手段】 少なくとも操作キーを配設可能な第1の筐体部2と、この第1の筐体部2に重ね合わせ可能で少なくとも表示部を配設可能な第2の筐体部3と、第1の筐体部2と第2の筐体部3に跨設される一対の接続部材4と、この一対の接続部材4を介して第2の筐体部3を回動自在に支持する一対の軸部5と、第1の筐体部2の両側部に設置される一対の溝部7と、この一対の溝部7をスライド可能で一対の接続部材4に設けられる一対のスライド部6とを有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機に関し、特に、折り畳み機能とスライド機能を併せ持つ携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機に関する。
一般に、携帯電話機の形状には、ヒンジ機構を備えて二つ折りする折り畳みタイプと重ね合わせた筐体をスライドさせるスライドタイプ、あるいは折り畳みもされずスライドもされない略直方体状のストレートタイプがある。折り畳みタイプは、コンパクトにでき、誤動作がなく傷もつきにくいものの、折畳んだ状態で操作ができないという欠点がある。また、スライドタイプは、コンパクトにできるものの、誤動作があったり傷がつきやすいという欠点がある。ストレートタイプは、コンパクトにはできず、また、誤動作があったり傷がつきやすいという欠点がある。
このような状況の中、折り畳みタイプの人気が高く、数多くのデザインのものが展開されており、現状では携帯電話機の主流になっている。
一方で、開かないと操作が困難である折り畳みタイプに対して、一部の操作キーと表示部が露出して表示部が損傷を受け易いもののスライドして開かなくてもある程度の操作が可能でスタイリッシュなスライドタイプが近年では市場に出回るようになってきた。
例えば、特許文献1には、「携帯機器のスライド機構及び携帯電話機」という名称で、安定した開閉動作を可能にした携帯機器のスライド機構とそのスライド機構を備えた携帯電話機に関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明は、互いに重ね合わせが可能な第1筐体及び第2筐体と、第1筐体及び第2筐体のいずれか一方に設置されるスライドケースと、このスライドケースにスライド可能に係合され、第1筐体及び第2筐体のいずれか他方に設置されるスライダーとを備えている。また、スライダーには、可撓可能なスライドプレートと、このスライドプレートの両端部にそれぞれ突設されスライドケースに接触して摺動する一対のロック部が設置され、スライドケースには、一のロック部と係合する閉成係合部と、他のロック部と係合する開成係合部が設置されている。さらに、一対のロック部を押圧する弾性手段がスライドプレートの両端部とスライダーに介設されている。
このスライド機構を携帯電話機に用いた場合では、携帯電話機の送話部と受話部を構成し重ね合わせられる第1筐体と第2筐体において、例えば、上側に位置して受話部となり上面にスピーカー、ディスプレイ及びカメラ等を具備する第2筐体の背面に長手方向に延びるように一対のスライドケースが設置され、下側に位置して送話部となり上面の一端部側にマイクやキーボードを具備する第1筐体の上面の他端部側に一対のスライダーが固設される。
そして、第1筐体に第2筐体が重なり合って第1筐体の上面が第2筐体によって覆われた閉成状態から、第2筐体をスライドさせると、スライド機構によりスライダーがスライドケースをスライド移動して第2筐体から第1筐体の上面が露出し開成状態となる。閉成状態では、スライダーに設置されるスライドプレートの一端部のロック部が、弾性手段に押圧されてスライドケースに設けられる閉成係合部と係合してロック状態となり、一方、開成状態では、スライドプレートの他端部のロック部が、同じく弾性手段に押圧されてスライドケースの開成係合部と係合してロック状態となり、それぞれ第1筐体と第2筐体の位置が固定される。
また、スライドプレートの両端部のロック部は弾性手段に常時押圧されており、スライド時にはスライドケースに接触しながら摺動するのでスライドケースとの間には摩擦力が作用し、この摩擦力によって任意の位置でスライドを停止しても第1筐体と第2筐体の位置を保持することができる。そして、スライダーは一対のロック部の二箇所においてスライドケースに接触するので斜めになり難くなっている。さらに、弾性手段は直接スライドケースに接触せず、ロック部を介しているので弾性手段の摩耗がなく、安定した開閉動作を可能にしている。
また、折り畳み式の携帯電話機については、例えば、特許文献2には、「折り畳み式携帯電話機」という名称で、蓋体ケースの開閉動作によって蓋体ケースの開閉状態を電気的に検知する折り畳み式携帯電話機に関する発明が開示されている。
この特許文献2に開示された発明は、操作キーを具備する本体ケースと、この本体ケースに覆設可能な蓋体ケースと、本体ケースと蓋体ケースを連結するヒンジ機構とを有し、本体ケース及び蓋体ケースには、ヒンジ機構の回転軸と同軸上に並設される第1の駒部及び第2の駒部と、これらの駒部に対向する第1の接片及び第2の接片が各々設置されている。
そして、本体ケースと蓋体ケースの開閉は、ヒンジ機構における回転軸が回動して行われるが、ヒンジ機構の回動時には、本体ケースの第1の駒部及び第1の接片と、蓋体ケースの第2の駒部及び第2の接片もヒンジ機構に連動して回動し、第1の接片と第2の接片が接触したり離間したりする。第1の接片と第2の接片は、本体ケースと蓋体ケースが開いた状態では離間し、一方、本体ケースと蓋体ケースが閉じた状態では接触するように配置され、これらの接片に接続される周知の開閉検知回路によって、本体ケースと蓋体ケースの開閉状態を電気的に検知することができる。このように本発明では、従来の折り畳み式携帯電話機に設置されている駒部を利用して接片を設けることによって、簡単な構成で安価及び安全な携帯電話機を提供するとともに携帯電話機の小型化を可能にしている。
特開2006−245675号公報 特開2001−320464号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、スライド機構は、第1筐体の上面と第2筐体の背面に設置されるので、最も大きく開いても第1筐体の上面と第2筐体の背面の一部で係合が必要であり第1筐体は第2筐体の一部に覆われて完全に露出することができない。したがって、第1筐体の全面をスライド機構以外の携帯電話機の機能に利用することができないという課題があった。
また、特許文献2に記載された従来の技術では、折り畳み式携帯電話機の開閉の検知を簡単かつ確実に行うものであるが、この折り畳み式携帯電話機の構造はいわゆるヒンジ機構を備えるものであり、折り畳んで閉じた状態では内面に位置する操作キーや表示部が損傷しにくいという利点はあるものの操作ができないという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、折り畳みタイプの欠点を解消しながら、ストレートタイプあるいはスライドタイプの欠点も解消すべく、折り畳み機能とスライド機能を兼備して使用状況に合わせて形状を選定でき操作性が良好な携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である携帯電話機の開閉構造は、少なくとも操作キーを配設可能な第1の筐体部と、この第1の筐体部に重ね合わせ可能で少なくとも表示部を配設可能な第2の筐体部と、第1の筐体部と第2の筐体部に跨設される一対の接続部材と、この一対の接続部材を介して第2の筐体部を回動自在に支持する一対の軸部と、第1の筐体部の両側部に設置される一対の溝部と、この一対の溝部をスライド可能で一対の接続部材に設けられる一対のスライド部とを有するものである。
上記構成の携帯電話機の開閉構造では、第1の筐体部と第2の筐体部とに分別されこれらが重ね合わされる携帯電話機の構造において、第1の筐体部と第2の筐体部は接続部材によって連結され、また、第2の筐体部は一対の軸部によって第1の筐体部に対して回動自在に支持されるという作用を有する。そして、一対のスライド部は一対の接続部材を介して第2の筐体部を支持しながら第1の筐体部に設けられる一対の溝部をスライド移動するという作用を有する。
また、請求項2に記載の発明である携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機は、請求項1に記載された携帯電話機の開閉構造を備えるものである。
上記構成の携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機では、請求項1に記載の携帯電話機の開閉構造が有する作用を備えて構成される。
本発明の請求項1記載の携帯電話機の開閉構造では、操作キー等を配設可能な第1の筐体部と表示部等を配設可能な第2の筐体部が一対の接続部材によって連結されるとともに、一対の接続部材に設けられる一対の軸部によって第2の筐体部が回動自在に支持されるので、携帯電話機を構成する第1の筐体部と第2の筐体部は折り畳み式の開閉を可能にする。また、一対の接続部材に設けられる一対のスライド部が第1の筐体部の両側部の一対の溝部をスライドするので、一対の接続部材に支持される第2の筐体部は第1の筐体部に対してスライド移動が可能となり、スライド式の開閉構造をも兼備した携帯電話機の開閉構造を可能にしている。
また、本発明の請求項2に記載の携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機では、折り畳み式とスライド式の開閉構造を兼備しているので、使用状況に合わせて携帯電話機の形状を変更することができ、操作性が極めて良好なものとなる。例えば、不使用時は第1の筐体部と第2の筐体部を折り畳み式によって折り畳んで各種操作部品を収納すると、損傷や誤操作を防止することができる。また、使用時には、折り畳み式によって開いた第2の筐体部をさらにスライド式でスライド移動して表示部を露出させた状態で第1の筐体部に重ね合わせると、コンパクトな形態で操作することができる。
以下に、本発明に係る携帯電話機の開閉構造及びそれを用いた携帯電話機の最良の実施の形態を図1乃至図6に基づき説明する。(請求項1及び請求項2に対応)
図1は、本発明の本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機の外形図である。
図1において、携帯電話機1は、主に、操作キー等が配設された第1の筐体2と、表示部等が配設された第2の筐体3から構成され、第1の筐体2の上部に第2の筐体3が重ね合わせ可能な構造を有している。そして、第1の筐体2の一端部と第2の筐体3の一端部には接続部材4が跨設されて第1の筐体2と第2の筐体3が連結されている。また、ピン5が接続部材4を介して第2の筐体3に嵌合されており、第2の筐体3はピン5を枢軸として回動自在になっている。さらに、接続部材4にはスライド部材6が設けられており、このスライド部材6は第1の筐体2の側部に沿って形成される溝7にスライド可能に嵌合されている。スライド部材6が溝7をスライド移動すると、接続部材4も連動するとともに接続部材4に連結される第2の筐体3も連動してスライド移動する。
すなわち、携帯電話機1は、第2の筐体3がピン5を枢軸として回動して開閉する折り畳み機能と、第2の筐体3が第1の筐体2の上面をスライド移動して開閉するスライド機能とを兼備している。なお、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造とは、第1の筐体2、第2の筐体3、接続部材4、ピン5、スライド部材6及び溝7によって構成されるものである。また、後述するが、接続部材4、ピン5、スライド部材6及び溝7は第1の筐体2及び第2の筐体3の両側部に各々一対が設けられている。
次に、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造の内部構造について図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機の断面図である。
図2において、携帯電話機1の連結部分の断面では、重ね合わされた第1の筐体2及び第2の筐体3の両側部に一対の接続部材4,4が配置され、この一対の接続部材4,4を介して一対のピン5,5が第2の筐体3に嵌合されるとともに、一対のスライド部材6,6が第1の筐体2に形成される一対の溝7,7に嵌合されている。
一対のピン5,5は一対の接続部材4,4に設けられる一対の貫通孔8,8をそれぞれ貫通して第2の筐体3に設けられる一対の嵌合穴9,9にそれぞれ固着されている。また、一対のピン5,5の外径は一対の貫通孔8,8の内径よりもわずかに小さく形成されているので、一対のピン5,5は一対の貫通孔8,8を支点として回動可能となり、これらの端部において固着される第2の筐体3の開閉動作による回動を自在に支持することができる。なお、本実施の形態では一対のピン5,5は一対の接続部材4,4とは別部材としたが、一対の接続部材4,4と一体に構成してもよい。一対のピン5,5は、図2によれば、ボルト状に頭部と頭部よりも径の小さな胴部を備えるものとして示されるが、胴部の端部の径を胴部の径より大きくしてピン5,5の抜け落ちを防止するように構成されてもよい。また、ピン5,5の断面形状であるが、貫通孔8,8に接触する部分では、円形にして回動可能に形成することが望ましいが、嵌合穴9,9に接触する部分では、断面が円形であると第2の筐体3との間で空回りする可能性もあるため、三角形や四角形などの多角形や、楕円形など円形以外の形状で、第2の筐体3との間で空回りできないような形状とすることが望ましい。
さらに、一対のスライド部材6,6は、一対の接続部材4,4に設けられる一対の貫通孔10,10に固着されており、一対のスライド部材6,6が一対の溝7,7をスライド移動すると、一対のスライド部材6,6に固着された一対の接続部材4,4及び一対の接続部材4,4に連結された第2の筐体3も連動してスライド移動するようになっている。なお、一対のスライド部材6,6は別個に設置するのではなくて一対の接続部材4,4に一体に設けるようにしてもよい。
続いて、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造の開閉操作及び使用方法について図3乃至図6を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いた状態を示す概念図である。
図3において、携帯電話機1は、第1の筐体2及び第2の筐体3の各操作面が露出した状態であり、第1の筐体2には、数字、かな及びアルファベット等が配列し電話番号を押したりメールを打ち込んだりするテンキー11や、第1の十字キー12、第1の決定キー13、第1のソフトキー14及び第2のソフトキー15を備え各種操作を実行する第1の操作キー16や、マイクを装備する第1の送話部17が設置されている。一方、第2の筐体3には、画像や文字を表示する表示部18や、第2の十字キー19、第2の決定キー20、クリアキー21、第3のソフトキー22及び第4のソフトキー23を備え各種操作を実行する第2の操作キー24や、スピーカーを装備する受話部25や、第2の送話部26や、カメラ機能を操作するシャッターボタン27が設置されている。
なお、第1の操作キー16や第2の操作キー24を構成するそれぞれのキーは、その配列を自由とするもので、本実施の形態、図3乃至図5に記載されるような配列に限定するものではない。
携帯電話機1は、図1に示した閉じた状態から第2の筐体3の他端部を持ち上げると、第2の筐体3の一端部に設置されたピン5が枢軸となってピン5を中心に時計回りに回動して図3に示す開いた状態になる。逆に、閉じる場合には、同様に第2の筐体3の他端部を持ち上げると一端部のピン5を中心に反時計回りに回動して閉じることができる。
携帯電話機1を図示するように開いた状態では、従来の携帯電話機の使用方法と同様であるので詳細については説明しないが、使用者は、第2の筐体3の表示部18を見ながら、第1の筐体2のテンキー11で電話番号を押したり、メールの文字入力をしたりして、第1の操作キー16で実行して通話やメールの送信を行う。また、第1の操作キー16を操作してインターネットを閲覧することもできる。なお、電話の場合では、使用者は、第1の筐体2の第1の送話部17を使用し、第1の送話部17が口の位置になるように携帯電話機1を構える。
次に、図4は、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いてスライドさせた状態を示す概念図である。
図4において、携帯電話機1では、第2の筐体3が表示部18や第2の操作キー24等の操作面が露出した状態で第1の筐体2に重ね合わされている。このように第2の筐体3の操作面を露出して第1の筐体2に重ね合わせるには携帯電話機1に備わるスライド機構を以下の要領で使用する。
まず、図1に示した閉じた状態の携帯電話機1を、ピン5を枢軸として第2の筐体3を回動させて図3に示した開いた状態にする。次に、開いた状態において、第2の筐体3を第1の筐体2の方向に押す。そうすると、第2の筐体3に連結されたスライド部材6が溝7の一端部から他端部に向かってスライド移動し、このスライド部材6のスライド移動に連動して第2の筐体3は第1の筐体2の他端部側へスライド移動する。そして、スライド部材6が溝7の他端部に達するとスライド移動は終了し、図4に示すように第2の筐体3は操作面を上面にしたまま第1の筐体2に重ね合わせることができる。
携帯電話機1において第2の筐体3をスライドさせて第1の筐体2に重ね合わせると、図1に示した携帯電話機1を閉じた状態と同様にコンパクトな形態となる。しかも、携帯電話機1では、第2の筐体3に第2の操作キー24や第2の送話部26が設置されているので、第1の筐体2の操作面が隠れていても第2の筐体3の操作面のみである程度の操作や送受話ができるようになっている。そして、携帯電話機1におけるスライド機構は第1の筐体2及び第2の筐体3の側部に設けられるので、第1の筐体2及び第2の筐体3の操作面や背面をスライド機構設置のために使用することなく、第1の筐体2はほぼ全面を露出して携帯電話機1の操作キー等の設置のために使用できる。
なお、本実施の形態においては、第2の送話部26を第2の筐体3に設けたが、例えば、第2の筐体3と第1の筐体2の間に若干の間隙を設け、音声が伝達できれば、第1の送話部17を利用できるので、第2の送話部26を省略してもよい。
ここで、第2の筐体の操作面について図5を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機の第2の筐体の操作面を拡大して示す概念図である。
図5において、第2の筐体3の操作面には、表示部18の下方に第2の操作キー24が配置されており、第2の操作キー24には、第2の十字キー19、第2の決定キー20、クリアキー21、第3のソフトキー22及び第4のソフトキー23が設置されている。これらの操作キーは基本的には従来の携帯電話機における操作キー及び第1の筐体に設置される第1の操作キーと同様の使用方法であり、第2の十字キー19は、詳細には図示されないが、上下左右の4分割されたキーがそれぞれの機能を発揮するものであり、カーソルの移動やページ送りなどに使用し、第2の決定キー20は項目の決定に使用し、クリアキー21は文字の消去や選択のキャンセルに使用する。また、第3のソフトキー22及び第4のソフトキー23にはアドレス帳、メーラー、インターネットブラウザ等へのショートカットを割り振ることができ、予めこのようなショートカットを割り振っておくと、第3のソフトキー22及び第4のソフトキー23だけで簡単に操作できる。
したがって、本実施の形態においては、従来のスライド式の携帯電話機のように第1の筐体の操作面を開かなくても、第2の筐体3の操作面のみでインターネットを閲覧したり、メールを読んだりすることができるので、上述のように、使用者は第2の筐体3をスライドさせたコンパクトな形態で携帯電話機に備わる機能を使用することができる。
最後に、図6は、本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いてスライドさせた状態の背面を示す概念図である。
図6において、携帯電話機1は、第2の筐体3が操作面を上面にしてスライド移動して第1の筐体2に重ね合わされており、図示していないが、第2の筐体3では、表示部が露出している。そして、携帯電話機1にはカメラ機能が備わっており、第1の筐体2の背面にはカメラ28が設置され、第2の筐体3の側部にはシャッターボタン27が設置されている。したがって、使用者は第2の筐体3の表示部を手前に向けて携帯電話機1を把持すると、カメラ23が映し出す映像を表示部で視認しながらシャッターボタン24を押すことができるので、通常のカメラと同様のスタイルで失敗することなく写真撮影を行うことができる。
このように構成された本実施の形態では、折り畳み機能とスライド機能を兼備しているので、折り畳み機能によって第1の筐体と第2の筐体を開閉すると、開いた状態では通常の通話やインターネットやメールなどの携帯電話機が有する機能を使用でき、一方、閉じた状態では第1の筐体と第2の筐体の操作面が内面になるので、操作キー等による誤操作がない上に操作キーや表示部等の損傷を防止できるので、持ち歩いたりする場合の収納時に適している。そして、スライド機能を使用して、第2の筐体の操作面を上面にして第1の筐体に重ね合わせると、第2の筐体には第2の送話部や第2の操作キーが設置されているので、通話、インターネット及びメールの閲覧等の操作がコンパクトな形態で可能になっている。したがって、使用者が携帯電話機の使用時のスタイルを自由に選定でき、操作性が極めて良好なものとなる。
以上説明したように、本発明の請求項1及び請求項2に記載された発明は、折り畳み機能とスライド機能を兼備する携帯電話機の開閉構造とそれを用いた携帯電話機を提供可能であり、携帯電話機製造等において利用可能である。
本発明の本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を閉じた状態を示す概念図である。 本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機の断面図である。 本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いた状態を示す概念図である。 本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いてスライドさせた状態を示す概念図である。 本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機の第2の筐体の操作面を拡大して示す概念図である。 本実施の形態に係る携帯電話機の開閉構造を用いた携帯電話機を開いてスライドさせた状態の背面を示す概念図である。
符号の説明
1…携帯電話機 2…第1の筐体 3…第2の筐体 4…接続部材 5…ピン 6…スライド部材 7…溝 8…貫通孔 9…嵌合穴 10…貫通孔 11…テンキー 12…第1の十字キー 13…第1の決定キー 14…第1のソフトキー 15…第2のソフトキー 16…第1の操作キー 17…第1の送話部 18…表示部 19…第2の十字キー 20…第2の決定キー 21…クリアキー 22…第3のソフトキー 23…第4のソフトキー 24…第2の操作キー 25…受話部 26…第2の送話部 27…シャッターボタン 28…カメラ

Claims (2)

  1. 少なくとも操作キーを配設可能な第1の筐体部と、この第1の筐体部に重ね合わせ可能で少なくとも表示部を配設可能な第2の筐体部と、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部に跨設される一対の接続部材と、この一対の接続部材を介して前記第2の筐体部を回動自在に支持する一対の軸部と、前記第1の筐体部の両側部に設置される一対の溝部と、この一対の溝部をスライド可能で前記一対の接続部材に設けられる一対のスライド部とを有することを特徴とする携帯電話機の開閉構造。
  2. 請求項1に記載された携帯電話機の開閉構造を備えたことを特徴とする携帯電話機。
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