JP2008160388A - 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008160388A
JP2008160388A JP2006345848A JP2006345848A JP2008160388A JP 2008160388 A JP2008160388 A JP 2008160388A JP 2006345848 A JP2006345848 A JP 2006345848A JP 2006345848 A JP2006345848 A JP 2006345848A JP 2008160388 A JP2008160388 A JP 2008160388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
color
image
setting
adjustment value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006345848A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Takagi
義博 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006345848A priority Critical patent/JP2008160388A/ja
Publication of JP2008160388A publication Critical patent/JP2008160388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 紙面に形成される前に表示装置に表示される画像と、実際に紙面に形成される画像とを、容易に近づけられるようにする。
【解決手段】 プレビュー画像4001を表示するためのレンダリングエンジンと、印刷装置105で実行される印刷ジョブを生成するためのレンダリングエンジンとを同一のプログラムモジュール(レンダリングモジュール1005)とする。プレビュー画像4001に基づくテスト印刷を行った後、プレビューウインドウ4000内のプレビュー画像4001の色の調整がユーザによってなされると、その色の調整値に基づきキャリブレーションを行う。その後、キャリブレーションを行ったときと同じ手順(調整ボタン4010、調整ダイヤル4003、4004、及び「標準に戻す」ボタン4009)を用いて、印刷物に対する色の調整がユーザによって行われると、その調整値を反映させて印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラムに関し、特に、印刷の仕上がりの状態を画像化した印刷プレビュー画像を、印刷の前に表示装置に表示するために用いて好適なものである。
近年、カラー画像を形成するシステムの普及で、プリンタも白黒プリンタからカラープリンタへ移行されるようになってきた。この種のプリンタでは、ユーザの操作に基づいてホストコンピュータで生成された印刷ジョブに従って印刷が行われる。ユーザは、ホストコンピュータが備えるモニタに表示されたプレビュー画像を参照して、実際に印刷されるドキュメントの画像を予め知ることができる。しかしながら、従来は、モニタに表示されたプレビュー画像をカラープリンタで印刷出力すると、プレビュー画像と、実際に印刷出力した画像との印象が変わってしまうという問題があった。
このようなモニタに表示されたプレビュー画像の色と、プリンタから出力された印刷画像の色とを合わせるカラーマッチングという処理を効果的且つ容易に行うことは大きな課題である。特に、原画像の正確な色再現性を追求することは、少なくともモニタの正確な較正を必要とするため困難であった。
しかしながら、原画像の正確な色再現性を追求せずに、プリンタにより再現される色とモニタにより再現させる色とを近づけることのみを追求するならば、その実現が期待される。
実際に特許文献1では、原画像に対する色変換(印刷対象とするハードコピー装置の持つ色変換の逆変換)の指示を入力すると、指示された色変換をシミュレートして、色変換された画像を得る。そして、原画像と、色変換された複数の画像(複数の処理画像)とを同時にCRTに表示し、原画像と最も色が近い処理画像をユーザに選択させる。この他、特許文献2にも、輝度、コントラスト、色相、飽和等が調整された画像(調整画像)と、基準画像とをディスプレイに隣接して表示させ、調整画像を基準画像に類似するように、調整画像を修正することが開示されている。
特許第2734237号明細書 特開平6−95633号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、原画像から得た処理画像と、ハードコピー装置から出力される画像とを近づけるために、ハードコピー装置の持つ色変換に応じて逆変換を行った処理画像を得ていた。このため、処理が複雑であり、しかも、逆変換が必要であるので、ハードコピー装置(プリンタ)から出力される画像の色とCRT(モニタ)により表示される画像の色との一致の点で必ずしも高い精度が得られるとは言えない。また、特許文献2に記載の技術では、ハードウェアの構成が複雑であるので、カラー出力デバイス(プリンタ)から出力される画像の色とモニタ(ディスプレイ)に表示される画像の色とを簡易に近づけることができない。
以上のように従来の技術では、紙面に形成される前に表示装置に表示される画像と、実際に紙面に形成される画像とを、容易に近づけることが困難であるという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、紙面に形成される前に表示装置に表示される画像の色と、実際に紙面に形成される画像の色とを、容易に近づけられるようにすることを目的とする。
本発明の情報処理装置は、アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とを備えるプリンタドライバが動作することが可能な情報処理装置であって、前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示手段と、前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録手段と、前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録手段により登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とを備えるプリンタドライバを用いて行う情報処理方法であって、前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示ステップと、前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録ステップと、前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録ステップにより登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示ステップとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示ステップと、前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録ステップと、前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録ステップにより登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、印刷プレビュー画像の表示結果と印刷結果とを、容易に近づけることが可能になる。
次に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。尚、本実施形態では、ホストコンピュータが印刷ジョブを生成し、印刷装置がその印刷ジョブを実行して、印刷ジョブに基づくカラー画像を紙面に形成する場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態では、本発明の情報処理装置に好適なホストコンピュータが動作するOS(Operating System)が、Microsoft Windows(登録商標)Vistaである場合を例に挙げて説明する。
図1は、印刷ジョブを生成して、印刷装置105に送信するためのホストコンピュータ101の構成の一例を示す図である。
図1において、ホストコンピュータ101は、例えば、CPU、ROM、RAM、及びハードディスクを有し、例えば、CPUが、ROMやハードディスクに記憶されたプログラムを、RAMを用いる等して実行することにより、各種の処理が実現される。モニタ106は、ホストコンピュータ101における処理の実行結果に基づく画像を表示するためのものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を備えて構成される。入力装置102は、ユーザによって操作されるUI(User Interface)であり、例えば、キーボード及びマウスを備えて構成される。ホストコンピュータ101は、ユーザによる入力装置102の操作結果を判断し、判断した結果に基づいて処理を実行する。
次に、ホストコンピュータ101の構成について、詳細に説明する。図1のアプリケーション1001、グラフィックエンジン1002、XPSプリンタドライバ1003、システムスプーラ1006、及びディスプレイドライバ1007は、OSやそのモジュールを利用するモジュールにより実行されるプログラムモジュールである。このように、本実施形態では、アプリケーション1001、グラフィックエンジン1002、XPSプリンタドライバ1003、システムスプーラ1006、及びディスプレイドライバ1007は、夫々別々のプログラムモジュールである。
アプリケーション1001から印刷装置105に対して印刷を行う際に、アプリケーション1001は、以下の処理を行う。すなわち、アプリケーション1001は、ユーザによる入力装置102の操作に基づき、印刷のためのAPI(Application Programming Interface)を使って、グラフィックエンジン1002に対して描画命令を行う。グラフィックエンジン1002は、アプリケーション1001からの描画命令に従って、XPS(XML Paper Specification)と呼ばれるスプールファイルを、印刷装置105毎に用意されたXPSプリンタドライバ1003に出力する。尚、グラフィックエンジン1002は、OSが提供する描画部であり、ホストコンピュータ101上での描画出力(表示や印刷)を行う場合に利用される。そして、本実施形態のグラフィックエンジン1002は、2005年末に発表されたように、米国マイクロソフト社の新しいOS(Windows(登録商標)Vistaなる名称を持つ。)により構成される新しいグラフィックエンジンである。WinFx APIというAPIを使用するアプリケーション1001は、WPF(Windows(登録商標) Presentation Foundation)と呼ばれるグラフィックエンジン1002を使用する。そしてWPFグラフィックエンジンにより、XPS形式の描画データを、XPSプリンタドライバ1003に渡し、XPSプリンタドライバ1003が印刷データに変換する。
XPSプリンタドライバ1003は、プレビューモジュール1004とレンダリングモジュール1005とを備えて構成される。印刷結果をユーザにプレビュー(preview)させるための印刷プレビュー画像の表示が、入力装置102から指示されると、プレビューモジュール1004は、印刷プレビュー画像を表示装置の一例であるモニタ106に表示させるための機能を持つ。
レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004がプレビュー画像をモニタ106に表示させるための処理を実行する場合とそうでない場合とで、異なる処理を行う。
プレビューモジュール1004がプレビュー画像をモニタ106に表示させるための処理を実行しない場合、レンダリングモジュール1005は以下の処理を行う。すなわち、レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004を介してグラフィックエンジン1002から入力されたXPSをレンダリングして制御コマンドに変換する。この制御コマンドは、印刷装置105で解釈されるように、例えばPDL(Page Description Language)で記述される。このように、XPSがレンダリング(描画)されることにより、印刷装置105に対する制御コマンドを含む印刷データが、印刷ジョブとして生成される。以上のように本実施形態では、XPSプリンタドライバ1003のレンダリングモジュール1005を用いて印刷データ生成機能が実現される。
レンダリングモジュール1005で生成された印刷ジョブは、システムスプーラ1006から、通信路104を経由で印刷装置105へ出力される。ここでは、システムスプーラ1006から印刷ジョブが印刷装置105に出力されることが重要である。従って、通信路104を実現する手段は何であってもかまわない。例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルといったケーブルで通信路104を構成し、ホストコンピュータ101と、印刷装置105とを有線で直接接続する方式にすることができる。また、通信路104を、インターネットやLAN(Local Area Network)といったネットワークとしてもよい。更に、通信路104を、無線LAN等の無線通信路としてもよい。
一方、プレビューモジュール1004がプレビュー画像をモニタ106に表示させるための処理を実行する場合、レンダリングモジュール1005は以下の処理を行う。すなわち、レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004を介してグラフィックエンジン1002から入力されたXPSをレンダリングして、例えばビットマップデータを生成する。そして、レンダリングモジュール1005は、生成したビットマップデータをプレビューモジュール1004に返す。このように、XPSがレンダリングされることにより、モニタ106にプレビュー画像を表示するためのビットマップデータが生成される。以上のように本実施形態では、XPSプリンタドライバ1003のレンダリングモジュール1005を用いてレンダリング機能が実現される。また、本実施形態では、XPSが印刷対象データとして構成される。
プレビューモジュール1004は、グラフィックエンジン1002に対して、レンダリングモジュール1005で生成されたビットマップデータに基づく表示命令を、APIを使って行う。プレビューモジュール1004からの表示命令を受けると、グラフィックエンジン1002は、ディスプレイドライバ1007に対して、以下の処理を行う。すなわち、グラフィックエンジン1002は、レンダリングモジュール1005で生成されたビットマップデータを、モニタ106の表示するためのビデオ信号に変換する変換命令を、APIを使って行う。
グラフィックエンジン1002からの変換命令を受けると、ディスプレイドライバ1007は以下の処理を行う。すなわち、ディスプレイドライバ1007は、レンダリングモジュール1005で生成されたビットマップデータを、モニタ106の表示するためのビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号をモニタ106に出力する。これによりプレビュー画像がモニタ106に表示される。
図2は、ホストコンピュータ101における処理の一例を説明するフローチャートである。
まず、ステップS3001で、プレビューモジュール1004は、アプリケーション1001で生成された印刷設定データを確認して、プレビュー画像をモニタ106に表示するか否かを判断する。
本実施形態では、XPSを利用した印刷を行うので、印刷設定データは、プリントチケットと呼ばれるXML形式のデータである。プリントチケットには、アプリケーション1001の実行の際に、XPSプリンタドライバ1003の印刷設定画面を介して行われた設定の内容が保持されている。そして、このプリントチケットには、ユーザがプレビュー画像をモニタ106に表示することを指示した情報も含まれている。尚、プリントチケットは、XPSに含ませることができる。
以上のようにして、プレビューモジュール1004が、プリントチケットに基づいて、プレビュー画像をモニタ106に表示すると判断した場合、ステップS3002へ進む。一方、プレビューモジュール1004が、プレビュー画像をモニタ106に表示しないと判断した場合、後述するステップS3016に進む。
ステップS3002では、プレビューモジュール1004からの表示命令(API)に基づき、グラフィックエンジン1002及びディスプレイドライバ1007は、設定画面として図3に示すようなプレビューウインドウ4000をモニタ106に表示させる。図3に示すプレビューウインドウ4000には、印刷データのプレビュー画像4001が表示される。前述したように、プレビュー画像4001の表示を実現するために、レンダリングモジュール1005が利用される。このように本実施形態では、グラフィックエンジン1002及びディスプレイドライバ1007を用いて表示制御手段が実現される。また、本実施形態では、ステップS3002の処理によって、表示制御ステップが実現される。
本実施形態では、レンダリングモジュール1005は、PDLで記述された制御コマンド(印刷ジョブ)を印刷装置105に出力する場合に使用されるだけでなく、プレビュー画像4001のためのビットマップデータを作成する場合にも使用される。つまり、本実施形態では、プレビュー画像4001をモニタ106に表示するためにビットマップデータを作成するレンダリングエンジンと、印刷のためにPDLで記述された制御コマンド(印刷ジョブ)を生成するレンダリングエンジンとは全く同じものである。しかも、レンダリング時にグラフィックエンジン1002を介することがない(すなわち、グラフィックエンジン1002がレンダリングを行わない)。従って、モニタ106の画面に表示されたプレビュー画像4001と、印刷装置105で印刷された画像とを、色を除き完全に一致させることができる。
次に、ステップS3003において、プレビューモジュール1004は、現在の時刻と、前回のキャリブレーション(calibration)の実行時刻とを比較する。そして、プレビューモジュール1004は、その比較した結果に基づいて、前回のキャリブレーションから一定時間(所定期間)が経過したか否かを判定する。尚、前回のキャリブレーションの実行時刻は、後述するステップS3011において保存される。
この判定の結果、前回のキャリブレーションから一定時間が経過した場合には、ステップS3004へ進む。一方、前回のキャリブレーションから一定時間が経過していない場合には、後述するステップS3012に進む。尚、ステップS3003の判定を初めて実行する場合(初めてキャリブレーションが行われた場合)には、前回のキャリブレーションの実行時刻は記憶されていない。従って、このような場合は、常にステップS3004へ進む。
ステップS3004では、プレビューモジュール1004からの表示命令(API)に基づき、グラフィックエンジン1002及びディスプレイドライバ1007は、メッセージ4007をモニタ106に表示させる。このメッセージ4007は、プレビュー画像4001のキャリブレーション設定の変更をユーザに促すためのメッセージである。
このように本実施形態では、例えば、グラフィックエンジン1002、ディスプレイドライバ1007、モニタ106を用いて報知手段が実現される。また、本実施形態では、ステップS3004の処理によって、報知ステップが実現される。
尚、プレビュー画像4001のキャリブレーションを一度も実施していない場合にはその旨がメッセージ4007としてプレビューウインドウ4000に表示される。一方、前回のキャリブレーションから一定時間が経過している場合にはその旨がメッセージ4007としてプレビューウインドウ4000に表示される。図3では、一定時間として一ヶ月が予め設定されている場合を例に挙げて示している。ただし、一定時間は、一ヶ月に限定されるものではない。また、ステップS3003とステップS3004は、省略することも可能である。
次に、ステップS3005において、プレビューモジュール1004は、ユーザによる入力装置102の操作に基づいて、図3のプレビューウインドウ4000に表示されている「キャリブレーション用テスト印刷」ボタン4006が押下されるまで待機する。「キャリブレーション用テスト印刷」ボタン4006が押下されると、ステップS3006に進む。ステップS3006において、レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004からのXPSをレンダリングしてPDLで記述された制御コマンドを含む印刷ジョブを生成する。そして、システムスプーラ1006は、レンダリングモジュール1005によって生成された印刷ジョブを印刷装置105に出力する。これにより、印刷装置105により、プレビュー画像4001に対応するテスト用の印刷物が出力される。このとき、プレビューモジュール1004は、プレビューモジュール1004に入力されたXPS形式の印刷対象データを破棄することなくアプリケーション1001の役割となってAPIを用いてテスト印刷のための処理を行う。以上のように本実施形態では、例えば、プレビューモジュール1004、レンダリングモジュール1005、及びシステムスプーラ1006を用いてテスト印刷実行指示手段が実現される。また、本実施形態では、ステップS3006の処理によって、テスト印刷実行指示ステップが実現される。
次に、ユーザは、テスト印刷を行った印刷物を元に、プレビューウインドウ4000のプレビュー画像4001と、実際に印刷した印刷物との色みを合わせる(適合させる)ように、調整ボタン4010a〜4010hを操作する。それにより、ステップS3007において、プレビューモジュール1004は、ユーザによる入力装置102の操作に基づいて、プレビュー画像4001の色の調整が行われたか否かを判断する。プレビュー画像4001の色の調整は、調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004と、「標準に戻す」ボタン4009の少なくとも何れか1つを、入力装置102に設けられたマウスをユーザが操作することにより実行される。調整ボタン4010a〜4010hが、ユーザのマウスの操作によって押下されると、その操作に応じた位置に画像4002が移動する。また、調整ダイヤル4003、4004が、ユーザのマウスの操作によって移動されると、その操作に応じた位置に調整ダイヤル4003、4004が移動する。尚、ここでは、調整ボタン4010a〜4010hの操作に応じて画像4002の位置を変えるようにしたが、画像4002の位置ではなく、画像4002の色の強さを変えるようにしてもよい。
このステップS3007の判断の結果、プレビュー画像4001の色の調整が行われた場合には、ステップS3008に進む。一方、プレビュー画像4001の色の調整が行われていない場合には、ステップS3008を省略して、後述するステップS3009に進む。
ステップS3008において、プレビューモジュール1004は、調整ボタン4010と、調整ダイヤル4003、4004の操作により変更されたプレビュー画像4001の色の調整値を取得する。そして、レンダリングモジュール1005は、その取得した調整値に基づいてビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをプレビューモジュール1004に返す。そして、グラフィックエンジン1002及びディスプレイドライバ1007は、プレビューモジュール1004からの表示命令に基づいて、プレビュー画像4001の色を変更する。以上のように、本実施形態では、調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004とが、ユーザによって操作されると、その操作の内容に応じて、プレビュー画像4001の色が刻々と(リアルタイムで)変化するようにしている。
尚、ユーザによるマウスの操作によって、調整ボタン4010が押下された場合には、操作された調整ボタン4010に対応する色の強弱が変更される。また、調整ダイヤル4003が操作された場合には、操作された調整ダイヤル4003の量に応じて画像の明暗が変更される。また、調整ダイヤル4004が操作された場合には、操作された調整ダイヤル4003の量に応じてコントラストの強弱が変更される。また、「標準に戻す」ボタン4009が押下された場合には、色の各種の設定値の調整値(例えば、色の強弱、画像の明暗、及びコントラストの強弱)が、ニュートラル(標準値)に変更される。
次に、ステップS3009において、プレビューモジュール1004は、ユーザによる入力装置102の操作に基づいて、「プレビューのキャリブレーション設定を更新」ボタン4005が押下されたか否かを判断する。この判断の結果、「プレビューのキャリブレーション設定を更新」ボタン4005が押下されていない場合には、押下されるまで、ステップS3007〜S3009を繰り返し行う。そして、「プレビューのキャリブレーション設定を更新」ボタン4005が押下されると、ステップS3010に進む。また、図3からも明らかなように、この時点で印刷ボタン4008を操作することも可能である。このため、後述するステップS3014のように、印刷ボタン4008が押下されたか判断し、押下されたと判断された場合に、ステップS3015へ処理を進めることが可能である。本実施形態では、手順を分かり易く説明するため、ステップS3005、ステップS3009、ステップS3014の各判断ステップを分けて説明しているが、ボタンの押下により、いずれにも移行することが可能である。
ステップS3010において、プレビューモジュール1004は、ステップS3008で変更された調整値を、プレビュー画像4001におけるニュートラルの値として記憶媒体に記憶して再設定する。つまり、調整ボタン4010fが1マス分強い位置でユーザによりキャリブレーション設定の更新ボタン4005が押下された場合、実際の印刷物は、レッドが少し強く印刷されていたことになる。よって、更新ボタン4005が押下された場合、キャリブレーション設定として、RGBのR値を入力データから5値増やして出力データを生成するようにしておく。これは、ルックアップテーブルの値を書き換えてもよいし、ルックアップテーブルの参照前のデータにR値を調整値分増やしてから参照させるように構成してもよい。なお、1マス分の値は、例えば256値のうちの5を所定値として設定されているものとするが、1マス分の値を適宜変更するようにしてもよい。
また、プレビューモジュール1004は、調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004を、ニュートラルに戻すための表示命令をグラフィックエンジン1002に対して行う。これにより、モニタ106に表示されている調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004は、ニュートラルの位置に戻る。
以上のように本実施形態では、ユーザは、調整ダイヤル4003、4004、調整ボタン4010を用いることにより、画像の色に関する設定値の調整値として、色相環及び明度の少なくとも何れか一方の調整値の設定を指示することができる。また、本実施形態では、例えば、プレビューモジュール1004を用いて調整値登録手段、色相環設定手段、及び明度設定手段が実現される。また、本実施形態では、ステップS3010の処理によって調整値登録ステップ色相環設定ステップ、及び明度設定ステップが実現される。
次に、ステップS3011において、プレビューモジュール1004は、現在の時刻を、前回のキャリブレーションの実行時刻として保存する。この時刻は、前述したように、ステップS3003の判断において利用される。尚、プレビューモジュール1004は、必要に応じて、現在の日時を、前回のキャリブレーションの実行時刻として保存するようにしてもよい。このようにすれば、ステップS3004で行われる表示を日単位で行うことが可能になる。
次に、ステップS3012において、プレビューモジュール1004は、ユーザによる入力装置102の操作に基づいて、印刷のためのプレビュー画像4001の色の調整が行われたか否かを判断する。ここでの色の調整も、ステップS3007と同様に、調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004と、「標準に戻す」ボタン4009の少なくとも何れか1つを、マウスをユーザが操作することにより実行される。この判断の結果、印刷のためにプレビュー画像4001の色の調整が行われた場合には、ステップS3013に進む。一方、印刷のためにプレビュー画像4001の色の調整が行われていない場合には、ステップS3013を省略して、後述するステップS3014に進む。
ステップS3013に進むと、プレビューモジュール1004は、調整ボタン4010a〜4010hと、調整ダイヤル4003、4004との操作によって変更されたプレビュー画像4001の色の調整値を、リアルタイムでプリントチケットに反映する。そして、レンダリングモジュール1005は、そのプリントチケットに反映されたプレビュー画像4001の色の調整値を読み取り、読み取った調整値に基づいてビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをプレビューモジュール1004に返す。そして、グラフィックエンジン1002及びディスプレイドライバ1007は、プレビューモジュール1004からの表示命令に基づいて、プレビュー画像4001の色を変更する。
次に、ステップ3014において、プレビューモジュール1004は、ユーザによる入力装置102の操作に基づいて、「印刷」ボタン4008が押下されたか否かを判断する。この判断の結果、「印刷」ボタン4008が押下されていない場合には、押下されるまで、ステップS3012〜S3014を繰り返し行う。そして、「印刷」ボタン4008が押下されると、ステップS3015に進む。
ステップS3015において、プレビューモジュール1004は、ステップS3013でプリントチケットに反映されたプレビュー画像4001の色の調整値と、上述したキャリブレーション設定の調整値とを反映した値を、プリントチケットに設定する。そして、プレビューモジュール1004は、その設定した調整値を含むXPSをレンダリングモジュール1005に出力する。レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004からのXPSをレンダリングしてPDLで記述された制御コマンドを含む印刷ジョブを生成する。そして、システムスプーラ1006が印刷ジョブを印刷装置105に出力する。これにより、印刷装置105により、印刷処理が続行される(本印刷が実行される)。尚、印刷処理を続行せずに、印刷ジョブの最初から印刷処理を行って、本印刷を実行してもよい。また、ステップS3013において、プレビュー画像4001の色の調整値がプリントチケットに反映されていない場合、ステップS3008でプリントチケットに反映されたプレビュー画像4001の色の調整値を、最終的な値としてプリントチケットに設定する。
以上のように本実施形態では、例えば、プレビューモジュール1004及びレンダリングモジュール1005を用いて印刷実行指示手段が実現される。また、本実施形態では、ステップS3015の処理によって印刷実行指示ステップが実現される。
ステップS3001において、プレビュー画像をモニタ106に表示しないと判断された場合には、ステップS3016に進む。ステップS3016において、レンダリングモジュール1005は、プレビューモジュール1004を介してグラフィックエンジン1002から入力されたXPSをレンダリングして、PDLで記述された制御コマンドを含む印刷ジョブを生成する。そして、システムスプーラ1006は、レンダリングモジュール1005で生成された印刷ジョブを印刷装置105に出力する。これにより、印刷装置105により、印刷処理が行われる(本印刷が実行される)。このステップS3016では、プレビューウインドウ4000を表示せずに、印刷処理が行われる。
以上のように本実施形態では、プレビュー画像4001を表示するためのレンダリングエンジンと、印刷装置105で実行される印刷ジョブを生成するためのレンダリングエンジンとを同一のプログラムモジュール(レンダリングモジュール1005)とした。そして、プレビュー画像4001に基づくテスト印刷を行った後、プレビューウインドウ4000内のプレビュー画像4001の色の調整がユーザによってなされると、その色の調整値に基づきキャリブレーションを行う。その後、キャリブレーションを行ったときと同じ手順(調整ボタン4010、調整ダイヤル4003、4004、及び「標準に戻す」ボタン4009)を用いて、印刷物に対する色の調整がユーザによって行われると、その調整値を反映させて印刷を行う。そして、印刷データの生成時には、ユーザにより手動操作された調整値だけでなく、キャリブレーション設定した調整値も反映するので、表示画面と印刷物とで色味、明度、コントラストを一致させることが可能となる。
例えば、従来のように、プレビュー画像を表示するためのレンダリングを、グラフィックエンジンが行い、印刷ジョブを生成するためのレンダリングをプリンタドライバが行うと、以下の不都合が生じる。すなわち、グラフィックエンジンと、プリンタドライバとが、同一のグラフィックモデルで構成されていない場合、グラフィックエンジンでレンダリングされる描画データと、プリンタドライバでレンダリングされる描画データとが異なるものになる。従って、プレビュー画像と印刷された画像とでは、印刷内容は変わらないものの、細線の表現や色味等の細部が変わってしまう。例えば、GDI(Graphic Device Interface)をXPSに変換し、そのXPSをGDIに変換した場合を考える。この場合、GDIをXPSに変換するプログラムモジュールと、XPSをGDIに変換するプログラムモジュールとのグラフィックモデルが異なると、XPSに変換する前のGDIと、XPSから変換された後のGDIとを完全に一致させることができない。
一方、本実施形態では、プレビュー画像4001を表示するためのレンダリングエンジンと、印刷装置105で実行される印刷ジョブを生成するためのレンダリングエンジンとを同一のプログラムモジュールとしたので、このような不都合を確実に防止できる。
従って、高価なモニタ較正ツールや、特別なデバイスを用いることなく、簡単で且つ効果的にモニタ106に表示されるプレビュー画像4001の色と、印刷装置105によって印刷物に形成される画像の色とを近づけることが可能になる。更に、印刷物毎にユーザの好みの色に、印刷物に形成される画像の色を調整することができる。
また、本実施形態では、前回のキャリブレーションから一定時間が経過した場合に、画像のキャリブレーションをユーザに促し、ユーザからの指示があった場合に、キャリブレーションを実行するようにした。従って、ユーザが意図しないタイミングで、キャリブレーションが行われてしまうことを防止することができる。例えば、キャリブレーションが行われている間は、印刷を行えない。従って、キャリブレーションが自動的に実行されてしまうと、ユーザは印刷物を早く手に入れることができないという不都合がある。また、複数の印刷物を別々の印刷ジョブとして印刷した場合であって、印刷ジョブと印刷ジョブとの間でキャリブレーションが実行された場合には、印刷物毎に色味が異なってしまうという不都合がある。一方、本実施形態では、画像のキャリブレーションをユーザに促し、ユーザからの指示があった場合に、キャリブレーションを実行するので、以上のような不都合を防止できる。更に、一定時間が経過した場合に、キャリブレーションの実行をユーザに促すようにしたので、印刷装置105の感光体が摩擦等によって変化し、静電潜像を構成する電荷の値が変化することにより、同じ色味を印刷装置105が維持できなくなることを防止できる。
尚、本実施形態では、前回のキャリブレーションから一定時間が経過した場合に、画像のキャリブレーションをユーザに促すようにしたが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、前回のキャリブレーションから一定枚数の印刷が行われた場合に、キャリブレーションを行うようにしてもよい。このようにすれば、静電潜像を構成する電荷が、温度や湿度により変化することによって、同じ色味を印刷装置105が維持できなくなることを防止できる。更に、前回のキャリブレーションから一定時間が経過した場合と、前回のキャリブレーションから一定枚数の印刷が行われた場合との双方で、キャリブレーションを行うようにしてもよい。
尚、ホストコンピュータ101のハードウェアは、例えば図4に示す構成となる。
図4において、CPU1010と、ROM1020と、RAM1030と、キーボード(KB)1040のキーボードコントローラ(KBC)1050とが、システムバス1130に接続されている。また、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)1060のCRTコントローラ(CRTC)1070が、システムバス1130に接続されている。そして、ハードディスク(HD)1080及びフレキシブルディスク(FD)1090のディスクコントローラ(DKC)1100も、システムバス1130に接続されている。さらに、ネットワーク1110との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1120も、システムバス1130に接続されている。
CPU1010は、ROM1020或いはHD1080に記憶されたソフトウェア、或いはFD1090より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス1130に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU1010は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM1020、或いはHD1080、或いはFD1090から読み出して実行することで、後述する動作を実現するための制御を行う。
RAM1030は、CPU1010の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC1050は、KB1040や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC1070は、CRT1060の表示を制御する。
DKC1100は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD1080及びFD1090とのアクセスを制御する。
NIC1120は、ネットワーク1110上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における画像処理装置を構成する各手段、並びに画像処理方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図2に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、前記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態を示し、印刷ジョブを生成して、印刷装置に送信するためのホストコンピュータの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、ホストコンピュータにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、プレビューウインドウの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、ホストコンピュータのハードウェアの構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 ホストコンピュータ
102 入力装置
105 印刷装置
106 モニタ
1001 アプリケーション
1002 グラフィックエンジン
1003 XPSプリンタドライバ
1004 プレビューモジュール
1005 レンダリングモジュール
1006 システムスプーラ

Claims (11)

  1. アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とを備えるプリンタドライバが動作することが可能な情報処理装置であって、
    前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示手段と、
    前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録手段と、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録手段により登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記調整値登録手段は、
    色相環を設定するための色相環設定手段と、
    明度を設定するための明度設定手段とを有し、
    それぞれ設定された色相環と明度の調整値をキャリブレーション設定として登録することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷実行指示手段は、前記調整値登録手段によりキャリブレーション設定として登録された調整値を、前記印刷対象データの色に反映してから、印刷データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷実行指示手段は、前記調整値登録手段によりキャリブレーション設定として登録された調整値により更新されたルックアップテーブルを用いて、印刷データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記調整値登録手段により前記キャリブレーション設定が登録された時刻を管理しておき、前記設定画面が表示された場合に、現在の時刻が前記管理されている時刻より所定期間が経過している場合に、前記調整値登録手段によるキャリブレーション設定の変更が必要なことを、ユーザに報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とを備えるプリンタドライバを用いて行う情報処理方法であって、
    前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示ステップと、
    前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録ステップと、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録ステップにより登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記調整値登録ステップは、
    色相環を設定するための色相環設定ステップと、
    明度を設定するための明度設定ステップとを有し、
    それぞれ設定された色相環と明度の調整値をキャリブレーション設定として登録することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記印刷実行指示ステップは、前記調整値登録ステップによりキャリブレーション設定として登録された調整値を、前記印刷対象データの色に反映してから、印刷データを生成することを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理方法。
  9. 前記印刷実行指示ステップは、前記調整値登録ステップによりキャリブレーション設定として登録された調整値により更新されたルックアップテーブルを用いて、印刷データを生成することを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理方法。
  10. 前記調整値登録ステップにより前記キャリブレーション設定が登録された時刻を管理しておき、前記設定画面が表示された場合に、現在の時刻が前記管理されている時刻より所定期間が経過している場合に、前記調整値登録ステップによるキャリブレーション設定の変更が必要なことを、ユーザに報知する報知ステップを有することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の情報処理方法。
  11. アプリケーションから入力された印刷対象データに基づき、印刷プレビュー画像を表示装置に表示するためのビットマップデータの生成を行うレンダリング機能と、印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷データ生成機能とをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷プレビュー画像を表示するとともに、画像の色に関する設定をユーザが指示するための設定画面を含む画面を前記表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像のテスト印刷が指示された場合に、前記印刷対象データに基づき、当該印刷対象データを保持しつつ、前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成するテスト印刷実行指示ステップと、
    前記印刷装置により前記テスト印刷が実行された後に前記設定画面に対して、ユーザが印刷物の色に適合するように画像の色に関する設定を行い、かつ印刷物と表示されている印刷プレビュー画像の色とを合わせた調整値を登録する指示がなされた場合に、画像の色に関する設定値の調整値をキャリブレーション設定として登録する調整値登録ステップと、
    前記印刷プレビュー画像に対応する画像の印刷が指示された場合に、前記設定画面を介して入力された画像の色に関する設定値と前記調整値登録ステップにより登録された調整値とに基づいて、前記印刷対象データから前記印刷装置で解釈され印刷される印刷データを生成する印刷実行指示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2006345848A 2006-12-22 2006-12-22 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム Pending JP2008160388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345848A JP2008160388A (ja) 2006-12-22 2006-12-22 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345848A JP2008160388A (ja) 2006-12-22 2006-12-22 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008160388A true JP2008160388A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39660819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006345848A Pending JP2008160388A (ja) 2006-12-22 2006-12-22 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008160388A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092487A (ja) * 2008-10-13 2010-04-22 Samsung Electronics Co Ltd 印刷制御装置及びプリントチケットの制御方法
WO2011099064A1 (en) * 2010-02-10 2011-08-18 Kabushiki Kaisha Sato System and method for printer emulation
WO2011105165A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 ブラザー工業株式会社 プリンタドライバ、アプリケーションプログラム及びイメージデータ転送装置
JP2012256222A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Canon Inc 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム
US8687233B2 (en) 2010-06-18 2014-04-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Print preview apparatus and recording medium recording a program
CN109582250A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 兄弟工业株式会社 存储实现打印机驱动的指令的非暂时性计算机可读介质和控制信息处理设备的方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092487A (ja) * 2008-10-13 2010-04-22 Samsung Electronics Co Ltd 印刷制御装置及びプリントチケットの制御方法
WO2011099064A1 (en) * 2010-02-10 2011-08-18 Kabushiki Kaisha Sato System and method for printer emulation
JP2013519928A (ja) * 2010-02-10 2013-05-30 サトーホールディングス株式会社 プリンタエミュレーションシステム及び方法
US9436422B2 (en) 2010-02-10 2016-09-06 Sato Holdings Kabushiki Kaisha System and method for printer emulation on a computing device not being connected to the printer
WO2011105165A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 ブラザー工業株式会社 プリンタドライバ、アプリケーションプログラム及びイメージデータ転送装置
US8687233B2 (en) 2010-06-18 2014-04-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Print preview apparatus and recording medium recording a program
JP2012256222A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Canon Inc 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム
US8917416B2 (en) 2011-06-09 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Display control apparatus, display control method, and program
CN109582250A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 兄弟工业株式会社 存储实现打印机驱动的指令的非暂时性计算机可读介质和控制信息处理设备的方法
CN109582250B (zh) * 2017-09-29 2022-03-22 兄弟工业株式会社 存储实现打印机驱动的指令的非暂时性计算机可读介质和控制信息处理设备的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5100488B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
US7809772B2 (en) Data change device, data generation device, related method, related recording medium, and related computer data signal
JP4677379B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4960900B2 (ja) 情報処理装置および画像形成装置
US20100214323A1 (en) Image processing system, image processing apparatus, display apparatus, method of controlling the same, and program
JP6578851B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US20080074694A1 (en) Image processing apparatus
JP2008160388A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
US20110292444A1 (en) Image forming system, data processing apparatus, image forming apparatus, recording medium and display method
JP2014068196A (ja) 印刷制御装置、印刷システム、および印刷制御プログラム
JP2007011735A (ja) 情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体
JP2007334791A (ja) 画像出力制御装置、出力画像情報生成装置、プログラム
US20080043265A1 (en) System and method of adjusting colors of print data
JP4971766B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法およびコンピュータプログラム
US8107126B2 (en) Document management apparatus and method applying print settings responsive to dragging and dropping document icon
JP5269168B2 (ja) 情報処理装置および制御方法およびプログラム
US6851875B2 (en) Printer and print image reference system
US9632737B2 (en) Information processing device, and method and medium for the same
JP2005348205A (ja) 情報処理装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP5042926B2 (ja) 印刷設定装置,プログラム,および記録媒体
KR100565054B1 (ko) 인쇄파일 편집방법 및 장치와 이를 채용한 칼라화상형성시스템
KR100633100B1 (ko) 인쇄제어장치 및 인쇄제어방법
JP5335270B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2005004320A (ja) 印刷制御装置および印刷制御プログラム
WO2022163428A1 (ja) サポートプログラム