JP2008160350A - 映像信号処理装置、映像信号処理方法 - Google Patents

映像信号処理装置、映像信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動きベクトルの検出範囲を狭めることができ、符号化効率を向上させることが可能な映像信号処理装置、映像信号処理方法を提供すること。
【解決手段】時間軸方向に連続した複数の符号化フレームを符号化フレーム周期で外部に出力する映像信号処理装置であって、符号化フレーム周期をn等分した周期で1画像毎の電気信号を出力する光電変換素子102と、プリプロセス部と、第1の画像フレーム内の参照領域の映像データ信号と対応する映像データ信号を有する第2の画像フレーム内の被参照領域を探索する対応画像探索部112と、参照領域と対応画像探索部で探索された被参照領域とを比較して動きベクトルを算出する動きベクトル算出部114と、動きベクトルを加算して、加算された累積動きベクトルを出力する動きベクトル加算部120と、累積ベクトルを用いて、符号化フレーム周期で符号化フレームを出力する符号化部122とを備えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像信号処理装置、映像信号処理方法に関し、例えば撮像装置に適用して好適である映像信号処理装置、映像信号処理方法に関する。
近年、フラッシュメモリの低価格化や、ネットワークの普及によって、画像圧縮の重要性が高まっている。例えば、高性能の画像圧縮技術を用いることで、高画質な画像をフラッシュメモリに記憶させたり、ネットワークを介して伝送させたりすることが可能となる。
MPEG−2、MPEG−4、MPEG−4 AVC(H.264)といった動画像符号化規格の画像圧縮技術では、高い圧縮効率を得るために、動き補償が行われている。動き補償を行うためには、画像の移動量を推定する動きベクトルの検出が必要である。そして、上述の画像圧縮技術において、動きベクトルの検出は、高圧縮化を図るために重要な処理である。また、画像圧縮LSIでは、動きベクトル検出回路が回路の大半を占めている。動きベクトル検出を行う装置や方法として、例えば特許文献1〜4が開示されている。
特開2005−328487号公報 特開2004−208087号公報 特開2001−136533号公報 特開2001−119701号公報
通常、動きベクトル検出では、映像信号処理装置に時間方向に連続して入力された前後の映像データ信号を比較して、画素全てを1つずつ調べていく方法が行われている。この方法では、動きベクトルを検出する動き探索範囲を広げれば、前後の映像データ信号が一致する可能性が増加する。この場合、動きベクトルが検出されやすくなることから、符号化効率を高めることができた。
例えば、図4に示すように、映像信号処理装置は、CCD(charge coupled device)12と、映像信号処理回路10と、フレームメモリ16とを備える。図4は、従来の映像信号処理回路を示すブロック図である。映像信号処理回路10は、プリプロセス14と、動きベクトル検出部18と、符号化部20を有する。
CCD10で入力された光情報は、電気信号に変換される。プリプロセス14は、電気信号を映像データ信号に信号処理し、フレームメモリ16は、一時的に映像データ信号を蓄積する。動きベクトル検出部18は、符号化フレームの周期と同一周期で、フレーム間の映像データ信号を比較し、動きベクトルデータを符号化部20に出力する。符号化部20は、フレームメモリ16からの映像データ信号と、動きベクトル検出部18からの動きベクトルデータから、符号化フレームを出力する。
しかし、画像圧縮LSIを設置するビデオカメラなどの撮像装置の小型化、軽量化の要請から、画像圧縮LSIの回路規模の拡大が制限されてきた。従って、動き探索範囲を広くするほど、画像データを比較する量が増加し、画像圧縮LSIの回路規模が大きくなるため、動き探索範囲を無制限に広くすることはできなかった。その結果、動き探索範囲を狭くする場合、前後の画像データの一致が生じにくく、動きベクトルが検出されにくくなるため、符号化効率を高めることができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、動きベクトルの検出範囲を狭めることができ、符号化効率を向上させることが可能な、新規かつ改良された映像信号処理装置、映像信号処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、時間軸方向に連続した複数の符号化フレームを符号化フレーム周期で外部に出力する映像信号処理装置であって、符号化フレーム周期をn(nは2以上の自然数とする。)等分した周期で1画像毎の電気信号を出力する光電変換素子と、電気信号を映像データ信号に変換するプリプロセス部と、映像データ信号からなる時間軸方向に連続した第1の画像フレーム及び第1の画像フレームの直後の第2の画像フレームにおいて、第1の画像フレーム内の参照領域の映像データ信号と対応する映像データ信号を有する第2の画像フレーム内の被参照領域を探索する対応画像探索部と、参照領域と、対応画像探索部で探索された被参照領域とを比較して動きベクトルを算出する動きベクトル算出部と、n回連続する画像フレーム間で取得された動きベクトルを加算して、加算された累積動きベクトルを出力する動きベクトル加算部と、n回連続する画像フレームの最初の画像フレームの映像データ信号と、累積ベクトルを用いて、符号化フレーム周期で符号化フレームを出力する符号化部と、を備えることを特徴とする、映像信号処理装置が提供される。
かかる構成により、符号化フレームの符号化フレーム周期をn等分した周期、即ち符号化フレーム周期の1/n倍の周期で、画像フレーム間で対応する映像データ信号を探索し、動きベクトルを算出するので、画像フレーム間の動きベクトルを検出する範囲は、符号化フレーム周期で動きベクトルを検出する場合よりも、狭くすることができる。また、符号化フレーム周期よりも速い周期で対応する映像データ信号を探索するので、対応する映像信号が見出されやすくなり、符号化フレーム周期で出力される移動量(累積動きベクトル)が出力される場合が増加する。その結果、符号化部から出力される符号化フレームの符号化効率を高めることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、時間軸方向に連続した複数の符号化フレームを符号化フレーム周期で外部に出力する映像信号処理方法であって、符号化フレーム周期をn(nは2以上の自然数とする。)等分した周期で1画像毎の電気信号を出力するステップと、電気信号を映像データ信号に変換するステップと、映像データ信号からなる時間軸方向に連続した第1の画像フレーム及び第1の画像フレームの直後の第2の画像フレームにおいて、第1の画像フレーム内の参照領域の映像データ信号と対応する映像データ信号を有する第2の画像フレーム内の被参照領域を探索するステップと、参照領域と、対応画像探索部で探索された被参照領域とを比較して動きベクトルを算出するステップと、n回連続する画像フレーム間で取得された動きベクトルを加算して、加算された累積動きベクトルを出力するステップと、n回連続する画像フレームの最初の画像フレームの映像データ信号と、累積ベクトルを用いて、符号化フレーム周期で符号化フレームを出力するステップと、を含むことを特徴とする、映像信号処理方法が提供される。
かかる構成により、符号化フレームの符号化フレーム周期をn等分した周期、即ち符号化フレーム周期の1/n倍の周期で、画像フレーム間で対応する映像データ信号を探索し、動きベクトルを算出するので、画像フレーム間の動きベクトルを検出する範囲は、符号化フレーム周期で動きベクトルを検出する場合よりも、狭くすることができる。また、符号化フレーム周期よりも速い周期で対応する映像データ信号を探索するので、対応する映像信号が見出されやすくなり、符号化フレーム周期で出力される移動量(累積動きベクトル)が出力される場合が増加する。その結果、符号化部から出力される符号化フレームの符号化効率を高めることができる。
本発明によれば、動きベクトルの検出範囲を狭めることができ、符号化効率を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る映像信号処理装置の構成について説明する。映像信号処理装置は、図1に示すように、CCD(charge coupled device)102と、映像信号処理回路100と、フレームメモリ106とを備える。また、映像信号処理回路100は、プリプロセス104と、動きベクトル検出部110と、動きベクトル加算部120と、符号化部122とを備える。映像信号処理装置は、CCD102に入力された光情報を信号処理し、符号化された符号化フレームを出力する装置である。符号化フレームは、符号化フレーム周期で、例えば1/30秒毎に出力される。出力された符号化フレームは、復号化されて例えば映像表示などに利用される。
CCD102は、光情報を電気信号に変換する光電変換が可能な素子から構成され、各素子が受光した光に応じた電気信号を生成する。なお、CCD102は、光電変換素子の一例であり、本実施形態はかかる例に限定されない。光電変換素子は、例えば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)等を適用することができる。CCDやCMOS等の光電変換素子は、高性能化が図られていることから、非常に高速に1画像フレームの電気信号を出力することが可能となっている。例えば、符号化部122で出力される符号化フレームの符号化フレーム周期が1/30秒である場合、CCD102は、符号化フレーム周期を4等分した周期(符号化フレーム周期の1/4倍の周期)、即ち1/120秒で、1画像毎の電気信号を出力する。従って、CCD102は、毎秒120枚の画像フレームが出力される。以下、この画像フレームが出力される周期を、本実施形態では画像フレーム周期という。
なお、本実施形態は、上述した例に限定されず、例えばCCD102は、符号化フレーム周期よりも1/2倍、1/3倍や、1/5倍・・・1/n倍(n:自然数)の画像フレーム周期で1画像フレームの電気信号を出力してもよい。
プリプロセス104は、例えば、CDS/AMP(相関二重サンプリング回路(correlated double sampling)/増幅器(amplifier))(図示せず。)と、AGC(automatic gain control)(図示せず。)を有する。プリプロセス104は、CCD102から出力された電気信号を相関二重サンプリングし、その後AGCで信号に応じて利得を調整して、更にγ(ガンマ)補正を行う。そして、プリプロセス104は、ガンマ補正された信号に同期信号を加算し、映像データ信号を出力する。CDS/AMPでは、CCDの素子の損傷によって生じる画素の欠陥補正も行われる。映像データ信号は、時間軸方向に連続する画像フレームを構成する。
フレームメモリ106は、プリプロセス106から出力された映像データ信号を一時的に蓄積する。フレームメモリ106は、1画像フレーム以上の映像データ信号を蓄積することができる。フレームメモリ106は、例えば、VRAM(video random access memory)等が使用される。フレームメモリ106は、映像データ信号を動きベクトル検出部110と符号化部122とに映像データ信号を出力する。
動きベクトル検出部110は、例えば、対応画像探索部112と、動きベクトル算出部114とから構成される。動きベクトル検出部110は、フレームメモリ106から映像データ信号が入力され、動きベクトルを検出する。そして、動きベクトル検出部110は、動きベクトルのデータを動きベクトル加算部120に出力する。
即ち、対応画像探索部112は、時間軸方向に連続した画像フレームのうち、任意の1の画像フレームである参照画像フレームと、参照画像フレーム直後の被参照画像フレームの映像データ信号を比較する。具体的には、画像フレームは、例えば、8画素×8画素のブロックにマトリックス状に分割される。対応画像探索部112は、被参照フレームの動き探索範囲の中から、参照画像フレーム内の任意のブロックである参照領域の映像データ信号と対応する映像データ信号を有するブロック(被参照領域)を探索する。
動き探索範囲は、対応画像探索部112が、被参照フレームの中から被参照領域を探索する範囲をいう。動き探索範囲は、例えば、参照領域に対して、上下左右方向に100画素ずつ拡張した200画素×200画素の四角形状の範囲である。対応画像探索部112は、画像フレーム毎に連続して、画像フレーム周期で被参照領域を探索する。
動きベクトル算出部114は、対応画像探索部112で、参照領域の映像データ信号と対応する被参照領域が探索された場合、参照領域と被参照領域の位置データから、対応画像の動きベクトル(移動量)を算出する。動きベクトル算出部114は、画像フレーム周期で動きベクトルデータを符号化部122に出力する。
動きベクトル加算部120は、動きベクトル検出部110で画像フレーム周期毎に算出された参照画像フレーム間と被参照画像フレーム間の動きベクトルを加算する。符号化フレーム周期が1/30秒であり、画像フレーム周期が1/120秒である場合、動きベクトル加算部120は、動きベクトルを連続して4回加算して、符号化フレーム周期毎の累積加算ベクトルを算出する。なお、本実施形態は上述した例に限定されず、画像フレーム周期が符号化フレーム周期をn等分した周期であるとき、動きベクトル加算部は、動きベクトル検出部110で算出された動きベクトルをn回連続して加算する。ここで、nは2以上の任意の自然数である。
符号化部122は、フレームメモリ106から映像データ信号が入力されて、画像フレーム毎の映像データ信号を符号化して、符号化フレームに変換する。符号化部122は、符号化フレーム周期で符号化フレームを出力する。符号化部122は、フレームメモリ106から出力された画像フレームの映像データ信号と、動きベクトル加算部120から出力された累積動きベクトルとを用いて、動き補償を行う。
次に、本実施形態に係る映像信号処理装置の動作について説明する。図2は、本実施形態に係る映像処理の動作を示すフローチャートである。
以下では、CCD102の出力する画像フレーム周期が1/120秒であり、符号化部122の出力する符号化フレーム周期が1/30秒である場合について説明する。
CCD102は、外部の光情報を捉え、図3A、図3Bに示すように、1/120秒毎に連続する画像フレームの電気信号をプリプロセス104に出力する。符号化部122は、画像フレームが変換された符号化フレームを、図3A(a)、図3B(e)・・・(以下省略)と、1/30秒毎に外部に出力する。一方、図3A(b)〜図3B(d)の画像フレームは、動きベクトル検出部110での動きベクトル検出に利用されるが、符号化部122から出力されない。1/30秒毎のフレームが映像として映し出されれば、ユーザーは、動画像として十分に認識することができるからである。
プリプロセス104は、CCD106から入力された電気信号を映像データ信号に変換し、映像データ信号をフレームメモリ106に出力する。その後、フレームメモリ106は、画像フレームのデータを蓄積して、動きベクトル検出部110と符号化部122に映像データ信号を出力する。
次に、画像フレーム中のブロックの動きベクトル検出について説明する。以下では、画像フレームのうちの任意の1のブロックの動きベクトル検出について特に説明するが、画像フレームのブロックは、画像フレーム上にマトリクス上に複数配置されており、以下の動作は全てのブロックについて、適用することができる。
まず、動きベクトル検出部110では、まず、対応画像探索部112で、画像フレーム(t=0秒)(参照画像フレーム)のうちの任意の1のブロック(参照領域)の映像データ信号を特定する(ステップS102)。次に、対応画像探索部112は、画像フレーム(t=0秒)直後の画像フレーム(t=1/120秒)(被参照画像フレーム)の動き探索範囲内の画素を1つずつ探索する。その際、対応画像探索部112は、動き探索範囲内で一致又は近似する映像データ信号を有するブロック(被参照領域)があるか否かを判断する(ステップS104)。一致又は近似するブロックがあると判断された場合、被参照領域と参照領域の位置データから動きベクトルを算出する(ステップS106)。
次に、動きベクトルデータは、動きベクトル算出部114から動きベクトル加算部120に出力される。動きベクトル加算部120では、動きベクトルの加算を行う(ステップS108)。但し、t=1/120秒の被参照画像フレームから得られる動きベクトルは、1回目の動きベクトル検出であるため、1回目の動きベクトルのデータが加算結果となる。
次に、動きベクトル検出部110は、被参照画像フレームについて、最初の画像フレーム(t=0秒)からの経過時間がt<1/30秒であるか否かを判断する(ステップS110)。被参照画像フレームは、t=1/120秒の画像フレームであることから、t<1/30秒と判断される。
次に、対応画像探索部112は、画像フレーム(t=1/120秒)(参照画像フレーム)のうち、先ほど探索されたブロック(参照領域)の映像信号を特定する(ステップS102)。
次に、対応画像探索部112は、画像フレーム(t=1/120秒)直後の画像フレーム(t=2/120秒)の動き探索範囲内の画素を1つずつ探索する。その際、対応画像探索部112は、動き探索範囲内で一致又は近似する映像データ信号を有するブロック(被参照領域)があるか否かを判断する(ステップS104)。一致又は近似するブロックがあると判断された場合、被参照領域と参照領域の位置データから動きベクトルを算出する(ステップS106)。
次に、動きベクトルデータは、動きベクトル算出部114から動きベクトル加算部120に出力される。動きベクトル加算部120では、動きベクトルの加算を行う(ステップS108)。このとき、t=2/120秒の画像フレームから得られる動きベクトルは、2回目の動きベクトル検出であるため、1回目に検出された動きベクトルに加算されることとなる。
以上、映像データ信号の特定(ステップS102)から参照画像フレームが1<1/30秒であるか否かの判断(ステップS110)までの動作を、3/120秒の被参照画像フレーム、4/120(=1/30)秒の被参照画像フレームについても行う。以上の結果、動きベクトル加算部120では、4回分の動きベクトルが加算され、その加算結果が累積動きベクトルとなる。4/120(=1/30)秒の被参照画像フレームは、ステップS110で、最初の画像フレーム(t=0秒)からの経過時間がt=1/30秒以上であると判断されることから、累積動きベクトルが、符号化部122に出力される。
以上の動作を繰り返すことによって、累積動きベクトルは、符号化フレーム周期と同一の1/30秒毎に動きベクトル加算部120から符号化部122に出力される。
符号化部122には、フレームメモリ106から画像フレームの映像データ信号が符号化フレーム周期で入力され、動きベクトル加算部から累積動きベクトルが符号化フレーム周期で入力される。そして、符号化部122は、画像フレームの映像データ信号と累積動きベクトルを用いて、動き補償を行い、符号化フレームを符号化フレーム周期(1/30秒)で外部に出力する。
次に、図3A及び図3Bを参照して、動きベクトルの検出についてより具体的に説明する。図3A、図3Bは、1/120秒毎にCCD102を用いて撮影した画像を表している。特に、図3A、図3Bの画像フレーム180中の図形、例えば自動車130が移動する場合の動きベクトルの検出について説明する。
対応画像探索部112は、自動車130のうちの一部、例えば、自動車フロント部の動きベクトルを探索する場合、自動車フロント部を占めるブロック140の映像データ信号を特定する(ステップS102)。ブロック140は、例えば、8画素×8画素である。このとき、動き探索範囲150は、ブロック140の上下左右100画素ずつ拡張した、例えば200画素×200画素の範囲である。
図3A(a)の画像フレーム180直後、1/120秒後の図3A(b)の画像フレーム182で、自動車130が移動しているとき、対応画像探索部112は、動き探索範囲150の範囲の中からブロック140と対応する、例えば同一又は近似した映像データ信号を有するブロックを探索する。このとき、対応画像探索部112は、40,000(=200×200)回の画素比較を行う(ステップS104)。この比較の結果、図3A(b)では、ブロック142が、ブロック140と対応するブロックとして探索される。
そして、ブロック140とブロック142の位置データから動きベクトル160が算出される(ステップS106)。
次に、対応画像探索部112は、画像フレーム182のうち、先ほど探索されたブロック142、即ち、自動車フロント部を占めるブロック142の映像データ信号を特定する(ステップS102)。
図3A(b)の画像フレーム直後、2/120秒後の図3A(c)の画像フレームで、自動車130が移動しているとき、対応画像探索部112は、動き探索範囲142の範囲の中からブロック142と対応する、例えば同一又は近似した映像データ信号を有するブロックを探索する。比較の結果、図3A(c)では、ブロック144が、ブロック142と対応するブロックとして探索される(ステップS104)。
そして、ブロック142とブロック144の位置データから動きベクトル162が算出される(ステップS106)。
以上の動作を繰り返すことで、3/120秒後の図3B(d)の画像フレームで、動きベクトル164が得られ、1/30(=4/120)秒後の図3B(e)の画像フレームで、動きベクトル166が得られる。そして、動きベクトル加算部120で、動きベクトル160、162、164、166が加算され、累積動きベクトル170が最終的に算出される。
以上より、本実施形態によれば、符号化フレームの符号化フレーム周期をn等分した周期、即ち符号化フレーム周期の1/n倍の周期で、画像フレーム間で対応する映像データ信号を探索し、動きベクトルを算出するので、画像フレーム間の動きベクトルを検出する動き探索範囲は、符号化フレーム周期で動きベクトルを検出する場合よりも、狭くすることができる。
また、符号化フレーム周期よりも速い周期で対応する映像データ信号を探索するので、対応する映像信号が見出されやすくなり、符号化フレーム周期で出力される移動量(累積動きベクトル)が出力される場合が増加する。なお、従来の技術の符号化フレーム周期で、本実施形態と同様の移動量を算出しようとすると、動き探索範囲を本実施形態よりも広くする必要がある。以上のように、本実施形態によれば、符号化部から出力される符号化フレームの符号化効率を高めることができる。そして、動き探索範囲を狭くすることができるので、画像圧縮LSIの回路規模を縮小することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態に係る映像処理回路を示すブロック図である。 同実施形態に係る映像処理の動作を示すフローチャートである。 同実施形態に係る映像処理におけるブロックと動きベクトルの関係を示す説明図である。 同実施形態に係る映像処理におけるブロックと動きベクトルの関係を示す説明図である。 従来の映像処理回路を示すブロック図である。
符号の説明
100 映像信号処理回路
102 CCD
104 プリプロセス
106 フレームメモリ
110 動きベクトル検出部
120 動きベクトル加算部
122 符号化部
130 自動車
140、142、144、146、148 ブロック
150、152、154、156 動き探索範囲
160、162、164、166 動きベクトル
170 累積動きベクトル
180、182、184、186、188 画像フレーム

Claims (2)

  1. 時間軸方向に連続した複数の符号化フレームを符号化フレーム周期で外部に出力する映像信号処理装置であって、
    前記符号化フレーム周期をn(nは2以上の自然数とする。)等分した周期で1画像毎の電気信号を出力する光電変換素子と、
    前記電気信号を映像データ信号に変換するプリプロセス部と、
    前記映像データ信号からなる時間軸方向に連続した第1の画像フレーム及び前記第1の画像フレームの直後の第2の画像フレームにおいて、前記第1の画像フレーム内の参照領域の前記映像データ信号と対応する前記映像データ信号を有する前記第2の画像フレーム内の被参照領域を探索する対応画像探索部と、
    前記参照領域と、前記対応画像探索部で探索された前記被参照領域とを比較して動きベクトルを算出する動きベクトル算出部と、
    n回連続する画像フレーム間で取得された前記動きベクトルを加算して、加算された累積動きベクトルを出力する動きベクトル加算部と、
    前記n回連続する画像フレームの最初の前記画像フレームの前記映像データ信号と、前記累積ベクトルを用いて、前記符号化フレーム周期で前記符号化フレームを出力する符号化部と、
    を備えることを特徴とする、映像信号処理装置。
  2. 時間軸方向に連続した複数の符号化フレームを符号化フレーム周期で外部に出力する映像信号処理方法であって、
    前記符号化フレーム周期をn(nは2以上の自然数とする。)等分した周期で1画像毎の電気信号を出力するステップと、
    前記電気信号を映像データ信号に変換するステップと、
    前記映像データ信号からなる時間軸方向に連続した第1の画像フレーム及び前記第1の画像フレームの直後の第2の画像フレームにおいて、前記第1の画像フレーム内の参照領域の前記映像データ信号と対応する前記映像データ信号を有する前記第2の画像フレーム内の被参照領域を探索するステップと、
    前記参照領域と、前記対応画像探索部で探索された前記被参照領域とを比較して動きベクトルを算出するステップと、
    n回連続する画像フレーム間で取得された前記動きベクトルを加算して、加算された累積動きベクトルを出力するステップと、
    前記n回連続する画像フレームの最初の前記画像フレームの前記映像データ信号と、前記累積ベクトルを用いて、前記符号化フレーム周期で前記符号化フレームを出力するステップと、
    を含むことを特徴とする、映像信号処理方法。
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JP2004194121A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Canon Inc 画像処理装置
JP2006033393A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置および画像符号化方法

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