JP2008158586A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像欠陥の検出性能を向上することができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像出力部40から出力された検査対象画像を画像読取部30で読取って、読取った検査対象画像の画像データの投影波形を投影波形算出部22で算出し、算出した投影波形のn次近似式をn次近似式算出部24で算出し、算出したn次近似式により検査対象画像の背景ムラを背景ムラ補正部26で補正し、背景ムラが補正された画像データに基づいて検査対象画像の欠陥領域を欠陥領域検出部28で検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
一般に、画像形成装置や複写装置等から出力されたテストパターン画像をスキャナ等の画像読取装置で読取って、予め定められた基準画像や基準値と比較することにより、画像形成装置や複写装置等から出力される画像の画像欠陥を検出する画像処理装置が知られている。
この画像処理装置では、代表的な画像欠陥である色線、色点、白筋、白点等を検出するために、複数のテストパターン画像を用いている。例えば、色線、色点を検出するためには、白紙ベースのテストパターン画像を、白筋、白点を検出するためには、単色または複数色のベタで印刷したテストパターン画像を用いている。これらのテストパターン画像は、画像を出力する際に背景ムラ(濃度ムラ)を生じることがある。この背景ムラが生じることにより、微少な画像欠陥を正しく検出することができず、画像欠陥検出の精度が低下してしまうという問題がある。
そのため、テストパターン画像を補正することにより、背景ムラを取り除く技術として、画像の一定方向の平均濃度値の濃度勾配を画像両端の平均濃度を用いて、直線的に補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、画像データを平滑化フィルタ処理する技術が知られている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開平04−364450号公報 特開平06−295330号公報 特開平11−257937号公報
しかしながら、上記従来の技術では、様々なサイズ、パターン等を持つ画像欠陥に対して背景ムラを精度良く補正することができないことがある。例えば、画像データを直線的に補正する処理では、画像データの値にばらつきが大きい場合や、n次関数的な場合等は精度良く補正できない。また、平滑化フィルタ処理では、平滑化フィルタのサイズが固定的であるため、異なるサイズの背景ムラに対応することができない。従って、背景ムラを精度良く取り除くことができないため、画像欠陥の検出性能が低下する、という問題がある。
本発明は、画像欠陥の検出性能を向上することができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、検査対象画像を読取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の画像データから投影波形を算出する投影波形算出手段と、前記投影波形算出手段で算出した投影波形のn次近似式を算出するn次近似式算出手段と、前記n次近似式算出手段で算出したn次近似式に基づいて前記画像データを補正する画像補正手段と、前記補正手段で補正した画像データに基づいて、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の欠陥領域を検出する欠陥領域検出手段と、を備える。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記欠陥領域検出手段で検出した前記欠陥領域を表示する表示手段をさらに備えたものである。
請求項3に記載の画像処理装置は、検査対象画像を読取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の画像データに基づいて前記検査対象画像の欠陥領域を検出する第1の欠陥領域検出手段と、前記第1の欠陥領域検出手段の検出結果に基づいて、所定画像の投影波形のn次近似式を決定するn次近似式決定手段と、前記n次近似式決定手段で決定したn次近似式に基づいて前記画像データを補正する画像補正手段と、前記画像補正手段で補正した画像データに基づいて、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の欠陥領域を検出する第2の欠陥領域検出手段と、を備える。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記第2の欠陥領域検出手段で検出した前記画像補正手段で補正した画像データに基づく画像の欠陥領域を表示する表示手段をさらに備えたものである。
請求項5に記載の画像処理装置は、請求項3または請求項4に記載の画像処理装置において、前記第1の欠陥領域検出手段は、前記検査対象画像の欠陥領域の数及び欠陥領域の大きさの少なくとも一方を検出するものである。
請求項6に記載の画像処理装置は、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置において、前記検査対象画像の画像データから投影波形を算出し、算出した投影波形からn次近似式を算出するn次近似式算出手段と、n次近似式及び投影波形の少なくとも一方を記憶する記憶手段と、をさらに備え、前記n次近似式決定手段は、前記第1の欠陥領域検出手段の検出結果に基づいて、前記n次近似式算出手段で算出したn次近似式、前記記憶手段に記憶された前記n次近似式、及び前記記憶手段に記憶された前記投影波形から算出したn次近似式のいずれかを決定するものである。
請求項7に記載の画像処理装置は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記記憶手段は、前記n次近似式算出手段で算出した前記検査対象画像の画像データから算出した投影波形及び前記n次近似式の少なくとも一方を記憶するものである。
請求項8に記載の画像処理装置は、請求項3乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置において、前記第1の欠陥領域検出手段で検出した欠陥領域を、欠陥非検出の正常領域に置換える欠陥領域置換手段をさらに備え、前記n次近似式決定手段は、前記欠陥領域置換手段により置換された仮欠陥領域を含む検査対処画像のn次近似式を決定するものである。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、検査対象画像を読取るステップと、読取った検査対象画像の画像データから投影波形を算出するステップと、算出した投影波形のn次近似式を算出するステップと、算出したn次近似式に基づいて前記画像データを補正するステップと、補正した画像データに基づいて、読取った検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、を含む処理をコンピュータで実行させる。
請求項10に記載の画像処理プログラムは、検査対象画像を読取るステップと、読取った検査対象画像の画像データから前記検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、欠陥領域の検出結果に基づいて、所定画像の投影波形のn次近似式を決定するステップと、決定されたn次近似式に基づいて前記画像データを補正するステップと、補正した画像データに基づいて、読取った検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、を含む処理をコンピュータで実行させる。
以上説明したように、請求項1及び請求項2に記載の本発明によれば、画像欠陥の検出性能を向上することができる、という効果が得られる。
請求項3乃至請求項8に記載の本発明によれば、検査対象画像の画像欠陥の状態に合わせた補正ができるため、画像欠陥の検出性能を向上することができる、という効果が得られる。
請求項9及び請求項10に記載の本発明によれば、検出性能が高い画像欠陥検出処理をコンピュータに実行させることができる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態の画像処理装置10は、画像出力部40で出力された画像の欠陥を検出するものである。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置10の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態の画像処理装置10は、制御部20及び画像読取部30を備える。また、欠陥領域(詳細後述)を表示させる場合は、欠陥表示部32を備えた構成としても良い。
制御部20には、IOTコントローラ50が接続されており、IOTコントローラ50には、ユーザインターフェイス52が接続され、ユーザの操作によって、画像欠陥検出に関する指示がなされると共に、検出した画像欠陥の情報をユーザへ報知する。
制御部20は、投影波形算出部22と、n次近似式算出部24と、背景ムラ補正部26と、欠陥領域検出部28とを含んでいる。制御部20には画像出力部40が接続されており、画像出力部40は、制御部20の指示により、図示しない画像形成部により検査対象画像(テストパターン画像、詳細後述)を形成し、出力する。なお、本実施の形態では、画像出力部40は、電子写真方式プリンタであり、例えば、副走査方向に回転する感光体ドラムに対して記録ヘッドを主走査方向に走査してレーザ光を感光体ドラムの表面に照射することにより画像を形成するレーザプリンタ等である。
さらに、制御部20には画像読取部30が接続されており、画像読取部30は、制御部20の指示により、画像出力部40により出力された検査対象画像を読取って、読取った画像データを投影波形算出部22に出力する。なお、画像読取部30は、記録媒体上に形成された画像(検査対象画像)を読取って、画像データを出力することができるものなら何でも良く、例えば、スキャナ等である。
次に、本実施の形態の画像処理装置10において実行される、画像欠陥検出処理を図2〜図8を参照して説明する。
図2は、画像処理装置10の制御部20で実行される画像欠陥検出処理のフローチャートである。図2に示す画像欠陥検出処理は、例えば、画像処理装置10の電源投入時や、IOTコントローラ50から画像欠陥の検出を実行する指示が制御部20に入力されたときに実行される。
ステップ100では、画像出力部40に検査対象画像(テストパターン画像)の出力を指示する。なお、検査対象画像は、画像出力部40によって出力される画像の欠陥を検出するために予め定められたテストパターンの画像であり、本実施の形態では、単一色がベタに塗られたベタパターンを用いている。これにより、画像出力部40は、検査対象画像を図示しない画像形成部等により形成し、出力する。
次のステップ102では、画像出力部40により出力された検査対象画像の読取りを画像読取部30に指示する。これにより、画像読取部30は、検査対象画像を読取って、画像データを投影波形算出部22に出力する。
次のステップ104では、画像読取部30から入力された検査対象画像の画像データの投影波形を投影波形算出部22で算出する。
ここで、検査対象画像の投影波形の例を図3及び図4に示す。図3は検査対象画像80Aの投影波形を示している。なお、投影波形は、検査対象画像80Aの階調値(濃度)の副走査方向1列分(主走査方向が同じ位置)の平均値を表したものである。また、図4は、背景ムラが生じている場合の検査対象画像82Aの投影波形を示している。一般に、電子写真方式のプリンタでは、レーザ光の光路長の差や感光体ドラムの特性等に起因する、図4に一例を示すような濃度ムラ(背景ムラ)が生じることがある。
次のステップ106では、投影波形のn次近似式をn次近似式算出部24で算出する。図3に示した投影波形及び図4に示した投影波形から分かるように、投影波形は、n次関数的な波形であるため、階調値平均をyとし、主走査方向の座標をxとすると、投影波形は(1)に示す近似式に近似することができる。
y=C+Cn−1n−1+・・・Cx+C (1)
なお、n=1(1次関数)の場合、上記(1)式は、直線となり、図3及び図4に例示した投影波形とは異なる形状になるため、好ましくない。一方、nが大きいほど欠陥検出精度は向上するが、処理が複雑になるため、nは、所望の検出精度や処理時間等の兼ね合い等により定めればよく、通常は、n=2(2次関数)でよい。この場合、具体的には、最小二乗法等により上記(1)式を求めればよい。
一例として、背景ムラ及び2本の白筋の画像欠陥が生じている場合の検査対象画像82Bの投影波形のn次近似式を図5に示す。検査対象画像82Bの投影波形は、白筋が生じている部分(画像欠陥部分)では、階調値平均が大きくなっている。図5に示したように投影波形のn次近似式は、白筋が生じている部分(階調値平均が大きい部分)が取り除かれた形状となる。
次のステップ108では、算出したn次近似式に基づいて検査対象画像80Bを背景ムラ補正部26で補正する。検査対象画像82Bの補正は、n次近似式に基づいて投影波形を平滑化する処理であり、具体的な一例としては、シェーディング補正等により補正すればよい。検査対象画像82Bから背景ムラが取り除かれた補正後の検査対象画像80Bを図6に示す。検査対象画像80Bは、背景ムラが取り除かれているため、画像欠陥部分(白筋部分)が明瞭になっている。また、検査対象画像80Bの投影波形は、補正により背景ムラが取り除かれたため、図5に示した検査対象画像82Bの投影波形よりもフラットになる。
次のステップ110では、補正後の検査対象画像80Bの欠陥領域を欠陥領域検出部28で検出する処理を行った後、本処理を終了する。
ここで、欠陥領域検出処理の一例について図7を参照して説明する。まず、検査対象画像80Bを複数の領域に分割する。次に、分割した各領域に対して、欠陥領域及び正常領域のいずれであるかを判定する。判定は、分割した各領域毎に予め定められた標準画像(正常画像)の対応する領域と比較して、正規化相関係数等、相関値により判定する方法や、標準画像の対応する領域との差分値のうち最大値を予め定められた閾値と比較することにより判定する方法等により行えばよい。判定した結果、欠陥領域及び正常領域を2値化して、ラベリング処理を行うことにより、欠陥領域を抽出することができる。検査対象画像80Bから抽出した欠陥領域90A及び欠陥領域90Bを図8に示す。この場合、検査対象画像80Bでは、欠陥領域数は2つであり、欠陥領域サイズは、欠陥領域90Aは9(1×9)であり、欠陥領域90Bは9(1×9)である。また、欠陥領域90A及び欠陥領域90Bの位置は、主走査方向をx、副走査方向をyとした座標軸等を用いて表せばよい。なお、本処理の結果である、欠陥領域検出結果を欠陥表示部32に表示させる場合は、上記、欠陥領域数、サイズ、及び位置等を表示させるように欠陥表示部32に指示すれば良い。
なお、制御部20は、具体的には、図9に示すように、CPU41と、ROM43、RAM45、及びHDD44を含むメモリ42とにより構成し、本実施の形態の画像欠陥領域検出処理プログラム12(図2)を記憶媒体としてのROM43に予め記憶した構成とすることができる。この場合、CPU41により画像欠陥領域検出処理プログラム12がROM43から読み込まれて実行されるが、CD−ROM46や、DVD−ROM47等の記録媒体に記録しておき、制御部20のHDD44やコンピュータ等にインストールすることにより本処理を実施するようにしても良い。なお、制御部20のHDD44にインストールした場合は、CPU41により画像欠陥領域検出処理プログラム12’がHDD44から読み込まれて実行される。
以上説明したように、本実施の形態では、検査対象画像の投影波形を算出し、算出した投影波形のn次近似式を算出し、算出したn次近似式に基づいて検査対象画像の背景ムラの補正を行うため、検査対象画像から精度よく背景ムラを取り除くことができ、画像出力部40で発生する検査対象画像の画像欠陥を画像欠陥のサイズや種類にかかわらず検出することができる。従って、画像欠陥検出性能を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、検査対象画像の仮欠陥領域を検出し、検出した仮欠陥領域の数及びサイズに基づいて検査対象画像の背景ムラを補正している。以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は第1の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分及び同一処理には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10は、本実施の形態に係る画像処理装置10’の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態の画像処理装置10’は、第1の実施の形態の画像処理装置10の投影波形算出部22及びn次近似式算出部24に代わって、投影波形算出部62及びn次近似式算出部64を含むn次近似式決定部61と、仮欠陥検出部60とを備え、更に、記憶部66を備える。仮欠陥検出部60には、画像読取部30が接続されており、画像読取部30で読取った検査対象画像の画像データが入力される。また、仮欠陥検出部60には、n次近似式決定部61が接続されている。n次近似式決定部61は、投影波形算出部62及びn次近似式算出部64により、仮欠陥検出部60の検出結果に基づいて、n次近似式を決定する。また、n次近似式決定部61には、標準投影波形(詳細後述)やn次近似式等を記憶する記憶部66が接続されている。
次に、本実施の形態の画像処理装置10’において実行される、画像欠陥検出処理を図11〜図16を参照して説明する。
図11は、画像処理装置10’の制御部20で実行される画像欠陥検出処理のフローチャートである。図11に示す画像欠陥検出処理は、例えば、画像処理装置10’の電源投入時や、IOTコントローラ50から画像欠陥の検出を実行する指示が制御部20に入力されたときに実行される。
ステップ100では、画像出力部40に検査対象画像(テストパターン画像)82C(図13参照)の出力を指示する。なお、本実施の形態では、出力された検査対象画像82Cは、白筋及び白点の画像欠陥が生じた画像としている。次のステップ102では、検査対象画像82Cの読取りを画像読取部30に指示する。
次のステップ200では、検査対象画像82Cの仮欠陥領域を仮欠陥検出部60で検出する。本実施の形態の仮欠陥検出処理の一例を示す。まず、記憶部66に予め記憶している標準投影波形のn次近似式により、検査対象画像82Cの補正を行う。標準投影波形とは、白筋や白点等の画像欠陥が生じておらず、レーザ光の光路長の差や感光体ドラムの特性等に起因する背景ムラのみが生じている場合の投影波形であり、予め得ておけばよい。検査対象画像82Cの投影波形及び標準投影波形を図13に示す。なお、本実施の形態では、記憶部66には、標準投影波形から算出したn次近似式を記憶させているが、標準波形を記憶させておき、随時、n次近似式を算出するようにしてもよい。補正後の検査対象画像84A及び投影波形を図14に示す。標準投影波形による補正処理の結果、背景ムラが取り除かれ、さらに、白点の画像欠陥がほとんど認識できない状態になっている。このように、微小な欠陥が取り除かれる。次に、補正後の検査対象画像82Cに対して欠陥領域処理(第1の実施の形態の画像欠陥検出処理、図2のステップ110の処理)を行う。本処理により検出された仮欠陥領域92Aを図15に示す。
次のステップ202では、n次近似式決定処理を行う。ここで、n次近似式決定処理について図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。n次近似式決定処理のステップ300では、上述のステップ200で検出した仮欠陥領域の数及びサイズを検出する。仮欠陥領域の数及びサイズの検出は第1の実施の形態で説明したように、ラベリング処理を行うことにより検出すればよい。図15(仮欠陥領域92A)の場合、仮欠陥領域数は1つ、サイズは9(1×9)である。
次のステップ302では、仮欠陥領域の数及びサイズが所定の条件に一致するか否かを判断する。所定の条件とは、画像欠陥が生じていない場合や、画像欠陥が生じているが、微小な画像欠陥であるため、投影波形に影響がほとんど出ないため、画像欠陥が生じていない場合とかわらないn次近似式を算出できる場合等の画像状態を示す条件であり、具体的には、仮欠陥領域数が少なく、かつ、仮欠陥領域のサイズが小さい(微小な筋の画像欠陥)場合、または、仮欠陥領域数は多いが、仮欠陥領域のサイズが小さい(微小な筋の画像欠陥)場合等であり、より具体的には、コンマ数ミリ程度の筋等である。所定の条件は、予め記憶部66に記憶させておく。
所定の条件に一致する場合、即ち、画像欠陥が全く生じていない若しくは、ほとんど生じていない場合は肯定され、ステップ104へ進み、検査対象画像82Cの投影波形を算出し、次のステップ106では、n次近似式を算出し、ステップ202のn次近似式決定処理を終了する。
一方、ステップ302で否定判断された場合、即ち、仮欠陥領域の数は少ないがサイズが大きい場合や、仮欠陥領域の数が多く、かつ、サイズも大きい場合等は、ステップ304へ進む。なお、所定の条件に一致しない、即ち、画像欠陥が大きい場合とは、例えば、画像出力部40の感光体ドラムに汚れが生じている場合や、画像出力部40の電気系統の接続に問題が生じている場合等、装置的欠陥が生じている場合である。具体的には、画像全体の濃度が薄くなったり、画像全面にわたって複数の筋が生じたり、大きな白点が生じている場合である。
ステップ304では、記憶部66に記憶されている標準投影波形のn次近似式を読出して、ステップ202のn次近似式決定処理を終了する。
次のステップ108では、ステップ202で決定したn次近似式により検査対象画像82Cの補正を行い、次のステップ110では、補正後の検査対象画像82Cの欠陥領域検出処理を行って本処理を終了する。検出された欠陥領域94A及び欠陥領域94Bを図16に示す。なお、本実施の形態の検査対象画像82Cは、上記所定の条件に一致する場合であるが、所定の条件に一致しない、画像欠陥が大きい場合であっても、検査対象画像の投影波形ではなく、記憶部66に記憶されているn次近似式(投影波形)を用いることにより、精度よく背景ムラを補正することができる。
なお、本実施の形態では、記憶部66には、標準投影波形のn次近似式を予め記憶させているが、ステップ106で算出したn次近似式を記憶させるようにしてもよい。これにより、検査対象画像の背景ムラの傾向にあわせたより精度の高い補正ができる。
なお、制御部20は、具体的には、図17に示すように、CPU41と、ROM43、RAM45、及びHDD44を含むメモリ42とにより構成し、本実施の形態の画像欠陥領域検出処理プログラム14(図11及び図12)を記憶媒体としてのROM43に予め記憶した構成とすることができる。この場合、CPU41により画像欠陥領域検出処理プログラム14がROM43から読み込まれて実行されるが、CD−ROM46や、DVD−ROM47等の記録媒体に記録しておき、制御部20のHDD44やコンピュータ等にインストールすることにより本処理を実施するようにしても良い。なお、制御部20のHDD44にインストールした場合は、CPU41により画像欠陥領域検出処理プログラム14’がHDD44にインストール44から読み込まれて実行される。
以上説明したように、本実施の形態では、検査対象画像を標準投影波形を用いて補正し、仮欠陥領域を検出した結果に基づいて、画像欠陥が余り生じていない場合は、検査対象画像の投影波形を用いて補正を行い、画像欠陥が多く生じている場合は、記憶部66に記憶されている投影波形(n次近似式)を用いて補正するので、検査対象画像の画像欠陥の状態に合わせた補正ができるため、背景ムラを精度よく補正することができる。従って、微小な欠陥も検出できるため、画像欠陥の検出性能を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、検査対象画像の仮欠陥領域を検出し、仮欠陥領域が大きい(画像欠陥多く生じている)場合は、記憶部に記憶している投影波形のうち、検査対象画像から算出した投影波形に最も近似した投影波形を用いて検査対象画像の背景ムラを補正している。以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は第1の実施の形態及び第2の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、本実施の形態に係る画像処理装置10’の概略構成は、第2の実施の形態(図10)と同様なため、ここでは詳細な説明を省略する。
本実施の形態の画像処理装置10’において実行される、画像欠陥検出処理を図18〜図23を参照して説明する。本実施の形態の画像欠陥検出処理は、第2の実施の形態の画像欠陥検出処理(図11)とステップ202のn次近似式決定処理のみ異なるため、ここでは、このn次近似式決定処理について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、図19に示すように、出力された検査対象画像86Aには、濃度ムラの画像欠陥(画像欠陥96A)が生じているものとする。標準投影波形による補正処理後の検査対象画像86Aを図20に示す。背景ムラが低減されているため、画像欠陥97Aは画像欠陥96Aに比べて小さくなっており、画像欠陥(濃度ムラ)の一部が検出できない状態になっている。このときの仮欠陥領域を図21に示す。仮欠陥領域97Bは、実際の画像欠陥96Aに比して、小さくなってしまっている。
本実施の形態のn次近似式決定処理について詳細に説明する。図18は、画像処理装置10’において実行されるn次近似式決定処理のフローチャートである。
ステップ300では、仮欠陥領域の数及びサイズを検出し、次のステップ302では、仮欠陥領域の数及びサイズが所定の条件に一致するか否かを判断する。肯定されるとステップ104に進み、検査対象画像86Aの投影波形を算出し、次のステップ408では、算出した投影波形を記憶部66に記憶する。これにより、検査対象画像86Aから算出した投影波形のうち、正常(画像欠陥が生じていないもの)とみなせる投影波形を記憶部66に記憶させておくことができる。
次のステップ106では、検査対象画像86Aのn次近似式を算出し、本処理を終了する。
一方、ステップ302で否定判断されると、ステップ400に進む。ステップ400では、記憶部66から投影波形を読出す。本実施の形態では、記憶部66には、以前に本処理を実施したときに、ステップ408で記憶した投影波形、標準投影波形等が複数、記憶されている。
次のステップ104では、検査対象画像86Aの投影波形を算出し、次のステップ402では、算出した投影波形と、記憶部66から読出した投影波形とを比較し、次のステップ404では、使用する投影波形を決定する。図22に算出した投影波形と、ステップ408で記憶した投影波形と、標準投影波形とを示す。本実施の形態では、より精度良く背景ムラを取り除くため、ステップ408で記憶した投影波形及び標準投影波形のうち、算出した投影波形に最も近似した投影波形により近いものに決定する。近いかどうかの判断は、相関係数を算出する等して判断すればよい。なお、図22に示すように本実施の形態では、ステップ408で記憶した投影波形に決定する。
次のステップ406では、決定した投影波形のn次近似式を算出し、本処理を終了する。
ステップ408で記憶した投影波形から算出したn次近似式により補正した後、検出した欠陥領域を図23に示す。幅広く欠陥領域を検出できるため、検出した欠陥領域96Bは、欠陥領域96A(図19)と一致している。このように、標準投影波形を用いた補正により検出した場合(仮欠陥領域97B)と異なり、濃度ムラ全体を欠陥領域として検出できる。
なお、本実施の形態では、記憶部66には、以前に本処理を実施したときのステップ408で記憶した投影波形を1つ示しているが、複数個記憶させておくことにより、より検査対象画像86Aに近い投影波形を選択することができ、精度の高い背景ムラの補正が行える。記憶させておく投影波形の個数は、例えば、最新のものから所定の個数や、画像出力部40の感光体ドラムの交換後から所定の個数等がある。
以上説明したように、本実施の形態では、仮欠陥領域を検出した結果に基づいて、画像欠陥が余り生じていない場合は、検査対象画像の投影波形を用いて補正を行い、画像欠陥が多く生じている場合は、記憶部66に記憶されている投影波形のうち、検査対象画像の投影波形に最も近似した投影波形を用いて補正するので、検査対象画像の画像欠陥が大きい(幅広い)場合でも画像欠陥の状態に合わせた補正ができるため、背景ムラを精度よく補正することができる。従って、画像欠陥の検出性能を向上させることができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、検査対象画像の仮欠陥領域を検出した結果、画像欠陥が生じているものの、生じている度合いが多くも少なくもない場合は、仮欠陥領域を正常領域と置換した画像の投影波形を用いて検査対象画像の背景ムラを補正している。以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は第1の実施の形態及び第2の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、本実施の形態に係る画像処理装置10’の概略構成は、第2の実施の形態(図10)と同様なため、ここでは詳細な説明を省略する。
本実施の形態の画像処理装置10’において実行される、画像欠陥検出処理を図24〜図29を参照して説明する。本実施の形態の画像欠陥検出処理は、第2の実施の形態の画像欠陥検出処理(図11)とステップ202のn次近似式決定処理のみ異なるため、ここでは、このn次近似式決定処理について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、図25に示すように、出力された検査対象画像88Aには、色筋(画像欠陥70A)及び白点(画像欠陥70B)が生じているものとする。標準投影波形による補正処理後の検査対象画像88Aを図26に示す。背景ムラが低減されているため、色筋(画像欠陥70A)のみが検出され、白点(画像欠陥70B)はほとんど認識できない状態になっている。このときの仮欠陥領域を図27に示す。色筋(画像欠陥70A)に対応する領域のみ仮欠陥領域71Aとして検出されている。
本実施の形態のn次近似式決定処理について詳細に説明する。図24は、画像処理装置10’において実行されるn次近似式決定処理のフローチャートである。
ステップ300では、仮欠陥領域の数及びサイズを検出し、次のステップ500では、仮欠陥領域の数及びサイズが第1の所定の条件に一致するか否かを判断する。なお、本実施の形態における第1の所定の条件とは、上記第2の実施の形態及び第3の実施の形態におけるステップ302の所定の条件と同一であるため、詳細な説明は省略する。一致する場合、肯定され、ステップ104に進み、検査対象画像88Aの投影波形を算出し、次のステップ106で検査対象画像のn次近似式を算出し、本処理を終了する。
一方、ステップ500で一致しない場合は、否定され、ステップ502に進む。ステップ502では、仮欠陥領域の数及びサイズが第2の所定の条件に一致するか否かを判断する。なお、本実施の形態における第2の所定の条件とは、例えば、画像出力部40自体の異常に起因しない中程度の画像欠陥を表す条件であり、具体的には、画像欠陥領域の数が第1の所定の条件ほど少なくはないが、検査対象画像全体から見た場合は、十分に少なく、画像欠陥領域のサイズも同様に、第1の所定の条件ほど小さくないが、検査対象画像全体から見た場合は、十分に小さい場合や、画像欠陥領域の数は多少多いが、画像欠陥領域のサイズが、第1の所定の条件ほど小さくないが、検査対象画像全体から見た場合は、十分に小さい場合等の画像状態を示す条件である。より具体的には、幅1cm程度の筋等である。なお、第1の所定の条件及び第2の所定の条件は、予め記憶部66に記憶させておく。
第2の所定の条件に一致しない場合、否定され、ステップ504に進み、記憶部66から標準投影波形のn次近似式を読出して本処理を終了する。
一方、第2の所定の条件に一致する場合、肯定され、ステップ506に進む。ステップ506では、上述したラベリング処理等により、仮欠陥領域の位置を検出し、隣接する領域のうち基準画像の対応する領域と比較した結果、正常とみなせる領域の値に検出した仮欠陥領域の値を置換する。図28に仮欠陥領域を隣接する正常領域と置換した検査対象画像88Bを示す。このように、正常領域と置換されているため、仮欠陥領域72Aは画像欠陥として認識できない。
次のステップ508では、置換後の検査対象画像88Bの投影波形を算出する。これにより、色筋(画像欠陥70A)及び白点(画像欠陥70B)に影響されない、擬似的に作り出した正常な画像から投影波形を算出することができる。
次のステップ510では算出した投影波形のn次近似式を算出し、本処理を終了する。
仮欠陥領域71Aを正常領域と置換後の投影波形から算出したn次近似式により補正した後、検出した欠陥領域を図29に示す。このように、本実施の形態では、標準投影波形を用いて補正した仮欠陥領域71A(図27)では、色筋のみしか検出できなかったが、色筋(欠陥領域73A)及び白点(欠陥領域73B)の両方共に検出できる。
以上説明したように、本実施の形態では、仮欠陥領域を検出した結果に基づいて、画像欠陥が余り生じていない場合は、検査対象画像の投影波形を用いて補正を行い、画像欠陥が検査対象画像全体にわたる等、多く生じている場合は、記憶部66に記憶されている標準投影波形を用いて補正し、画像欠陥が生じているものの、検査対象画像全体から見れば比較的小さな画像欠陥の場合は、仮欠陥領域を正常領域に置換して、置換後の検査対象画像の投影波形を用いて補正するので、検査対象画像の画像欠陥の状態により合わせた補正ができるため、背景ムラを精度よく補正することができる。従って、微小な欠陥も検出できるため、画像欠陥の検出性能を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の制御部で実行される手像欠陥検出処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る検査対象画像及び投影波形を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る背景ムラが生じている場合の検査対象画像及び投影波形を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る検査対象画像の投影波形のn次近似式を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る背景ムラ補正後の検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る欠陥領域検出処理を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像欠陥領域検出処理プログラムを含む制御部の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の制御部で実行される画像欠陥検出処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像欠陥検出処理で実行されるn次近似式決定処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る検査対象画像の投影波形及び標準投影波形を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る補正後の検査対象画像の投影波形を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る検査対象画像の仮欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る検査対象画像の欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像欠陥領域検出処理プログラムを含む制御部の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像欠陥検出処理で実行されるn次近似式決定処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る標準投影波形による補正処理後の検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第3実施の形態に係る検査対象画像の仮欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る検査対象画像の投影波形を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る検査対象画像の欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像欠陥検出処理で実行されるn次近似式決定処理のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る標準投影波形による補正処理後の検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る検査対象画像の仮欠陥領域を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る仮欠陥領域を正常領域に置換えた検査対象画像を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る検査対象画像の欠陥領域を説明するための説明図である。
符号の説明
10、10’ 画像処理装置
12、12’、14、14’ 画像欠陥領域検出処理プログラム
20 制御部
22、62 投影波形算出部
24、64 n次近似式算出部
26 背景ムラ補正部
28 欠陥領域検出部
30 画像読取部
32 欠陥表示部
40 画像出力部
60 仮欠陥検出部
61 n次近似式決定部
66 記憶部

Claims (10)

  1. 検査対象画像を読取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読取った検査対象画像の画像データから投影波形を算出する投影波形算出手段と、
    前記投影波形算出手段で算出した投影波形のn次近似式を算出するn次近似式算出手段と、
    前記n次近似式算出手段で算出したn次近似式に基づいて前記画像データを補正する画像補正手段と、
    前記補正手段で補正した画像データに基づいて、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の欠陥領域を検出する欠陥領域検出手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記欠陥領域検出手段で検出した前記欠陥領域を表示する表示手段をさらに備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 検査対象画像を読取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読取った検査対象画像の画像データに基づいて前記検査対象画像の欠陥領域を検出する第1の欠陥領域検出手段と、
    前記第1の欠陥領域検出手段の検出結果に基づいて、所定画像の投影波形のn次近似式を決定するn次近似式決定手段と、
    前記n次近似式決定手段で決定したn次近似式に基づいて前記画像データを補正する画像補正手段と、
    前記画像補正手段で補正した画像データに基づいて、前記画像読取手段で読取った検査対象画像の欠陥領域を検出する第2の欠陥領域検出手段と、
    を備えた画像処理装置。
  4. 前記第2の欠陥領域検出手段で検出した前記画像補正手段で補正した画像データに基づく画像の欠陥領域を表示する表示手段をさらに備えた請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の欠陥領域検出手段は、前記検査対象画像の欠陥領域の数及び欠陥領域の大きさの少なくとも一方を検出する請求項3または請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検査対象画像の画像データから投影波形を算出し、算出した投影波形からn次近似式を算出するn次近似式算出手段と、
    n次近似式及び投影波形の少なくとも一方を記憶する記憶手段と、
    をさらに備え、
    前記n次近似式決定手段は、前記第1の欠陥領域検出手段の検出結果に基づいて、前記n次近似式算出手段で算出したn次近似式、前記記憶手段に記憶された前記n次近似式、及び前記記憶手段に記憶された前記投影波形から算出したn次近似式のいずれかを決定する請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段は、前記n次近似式算出手段で算出した前記検査対象画像の画像データから算出した投影波形及び前記n次近似式の少なくとも一方を記憶する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の欠陥領域検出手段で検出した欠陥領域を、欠陥非検出の正常領域に置換える欠陥領域置換手段をさらに備え、
    前記n次近似式決定手段は、前記欠陥領域置換手段により置換された仮欠陥領域を含む検査対処画像のn次近似式を決定する請求項3乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 検査対象画像を読取るステップと、
    読取った検査対象画像の画像データから投影波形を算出するステップと、
    算出した投影波形のn次近似式を算出するステップと、
    算出したn次近似式に基づいて前記画像データを補正するステップと、
    補正した画像データに基づいて、読取った検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、
    を含む処理をコンピュータで実行させる画像処理プログラム。
  10. 検査対象画像を読取るステップと、
    読取った検査対象画像の画像データから前記検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、
    欠陥領域の検出結果に基づいて、所定画像の投影波形のn次近似式を決定するステップと、
    決定されたn次近似式に基づいて前記画像データを補正するステップと、
    補正した画像データに基づいて、読取った検査対象画像の欠陥領域を検出するステップと、
    を含む処理をコンピュータで実行させる画像処理プログラム。
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