JP2008158428A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンデム型の画像形成ステーションに対してDMAによりビデオデータを画像メモリから転送する技術において、画像の高画質・高精細化に拘わらず、DMA設定がデータ要求信号に間に合わないという問題の発生を抑制して、画像形成を良好なものとする。
【解決手段】複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有し、各トナー色毎に、データ転送部によりデータ転送動作を実行するアクセスユニットを備え、データ転送部毎に、該データ転送部に一のデータ要求信号が出力されたことに伴うデータ転送動作の実行中に、該データ転送部に対する次のデータ要求信号に対応する転送情報をアクセスユニットに設定する。
【選択図】図8

Description

この発明は、複数の画像形成ステーションを有するタンデム型の画像形成ユニットを用いた画像形成技術に関するものであり、特に、複数の画像形成ステーションそれぞれに対して、画像メモリからビデオデータを転送する技術に関する。
従来、互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションを、転写媒体の搬送方向に並べた、いわゆるタンデム型の画像形成ユニットを用いて画像形成を行う技術が知られている(特許文献1)。かかるタンデム型の画像形成ユニットを用いたタンデム型画像形成装置では、次のようにして画像形成を実行する。複数の画像形成ステーションのそれぞれは、感光体、帯電手段、露光手段、および現像手段を有する。帯電手段は、感光体の表面を一様に帯電する。露光手段は、ビデオデータに基づいて、一様帯電された感光体表面を露光する。これにより、ビデオデータに対応する静電潜像が、感光体表面に形成される。そして、現像手段は、静電潜像をトナー像として現像する。
このように、複数の画像形成ステーションそれぞれは、ビデオデータに基づいて対応する色のトナー像を形成する。そして、複数の画像形成ステーションそれぞれは、形成したトナー像を、搬送方向に搬送される転写媒体表面に対して、順番に転写する。これにより、複数の画像形成ステーションのそれぞれが形成したトナー像が、転写媒体表面で重ね合わされてカラー画像が形成される。つまり、タンデム型の画像形成装置では、所定方向に搬送される転写媒体表面に対して、複数の画像形成ステーションそれぞれが形成したトナー像を所定のタイミングで転写することで、互いに異なる色の複数のトナー像を転写媒体表面において重ね合わせて、1つのカラー画像を得る。
また、タンデム型の画像形成装置は、次のような信号処理を実行してビデオデータを生成する。つまり、ラスタライズ処理が施された画像信号に対して、色変換処理、ハーフトーン処理、ガンマ補正等の信号処理を実行して、各色のビデオデータを生成する。そして、生成された各色のビデオデータは、画像メモリにおいて記憶される。
画像メモリに記憶された各色のビデオデータは、対応する画像形成ステーションへと転送される。このとき、かかる転送動作は、データ要求信号をトリガーとして、所定単位で実行される。ここで、データ要求信号は、複数の画像形成ステーションそれぞれが形成したトナー像が転写媒体の表面で重なり合うように、複数の色それぞれについて出力される信号である。つまり、上述したとおり、タンデム型の画像形成装置において転写媒体表面にカラー画像を得るには、複数の画像形成ステーションのそれぞれは、形成したトナー像を、所定のタイミングで転写媒体表面に転写する必要がある。したがって、ビデオデータの転送動作も、適切なタイミングで実行する必要がある。そこで、タンデム型の画像形成装置では、画像形成ステーション毎にデータ要求信号を発生させるとともに、画像形成ステーションに対するビデオデータの転送動作を、データ要求信号をトリガーとして実行する。
特開2004−170567号公報 特開2003−182161号公報
ここで、画像メモリから画像形成ステーションへビデオデータを転送する技術として、特許文献2に記載のような、いわゆるDMA(Direct Memory Access)に関する技術を用いることが考えられる。
DMAを用いた技術では、転送すべきデータを記憶するメモリと、データの転送先との間に、DMAC(Direct Memory Access Controller)を設ける。そして、DMACが、メモリからデータを抜き出して転送先に転送する。以下、DMAによるデータ転送を「DMA転送」と称する。このときDMACは、所定のデータのみを転送すべく、CPU(Central Processing Unit)等のDMA設定手段から与えられる設定情報に基づいてDMA転送を実行する。この設定情報は、転送すべきデータ(詳しくは、データ要求信号に応じて転送すべきデータ)の格納領域(メモリにおける領域)を示す情報である。つまり、DMA設定手段による設定情報の設定(DMA設定)がなされた後、DMACは、データ要求信号の出力があると、設定情報が示す領域のデータのDMA転送を実行する。これにより、転送すべきデータ(データ要求信号に応じたデータ)のみがDMA転送により転送される。そして、かかるDMA転送が終了すると、次のDMA転送に備えるべく、DMA設定手段が再びDMA設定を行う。
かかるDMAを、上述の画像形成技術に適用する場合、以下に説明するような問題が発生する可能性がある。この場合、データ要求信号があると、画像メモリから画像形成ステーションに対して、所定単位のビデオデータがDMA転送される。そして、かかるDMA転送が終了すると、次のデータ要求信号に備えるべく、DMA設定手段はDMA設定を行う。
しかしながら、将来の更なる画像の高画質・高精細化に伴って、1回のデータ要求信号に対してDMA転送すべきデータ量は増大することが予想される。そして、1回のDMA転送のデータ量が増大して該DMA転送に要する時間が増大すると、反射的に、一のデータ要求信号に対応するDMA転送が終了してから次のデータ要求信号が出力されるまでの時間間隔が減少する。したがって、DMA転送が終了してから次のデータ要求信号までの期間、換言すれば、次のデータ要求信号に備えてDMA設定する期間が限られる。その結果、かかる限られた期間内にDMA設定を行なえない、つまり、DMA設定がデータ要求信号に間に合わないというDMA設定不良が発生する可能性がある。
そして、タンデム型の画像形成装置では、一色でもDMA設定不良が発生すると、他の色についてDMA設定が適切になされたとしても、次のような画像不良が発生する。つまり、上述のとおりタンデム型の画像形成装置では、所定方向に搬送される転写媒体表面に対して、複数の画像形成ステーションそれぞれが形成したトナー像を所定のタイミングで転写することで、互いに異なる色の複数のトナー像を転写媒体表面において重ね合わせて、1つのカラー画像を形成する。しかしながら、DMA設定不良が発生した色については、トナー像を、所定のタイミングで(つまり、データ要求信号のタイミングで)転写媒体表面に転写することが出来ない。その結果、良好にカラー画像形成が実行できないという画像形成不良が発生する可能性がある。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、タンデム型の画像形成ユニットが有する画像形成ステーションに対して、DMAによりビデオデータを画像メモリから転送する技術において、画像の高画質・高精細化に拘わらず、DMA設定がデータ要求信号に間に合わないという問題の発生を抑制して、画像形成を良好なものとすることを目的とする。
この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、その表面が所定の搬送方向に搬送される転写媒体と、互いに異なる色に属する複数の画像形成ステーションを搬送方向に並べて配置するとともに、複数の画像形成ステーションのそれぞれにおいて、画像形成ステーションが属する色のビデオデータに基づいてトナー像を形成して転写媒体の表面に転写するタンデム型の画像形成ユニットと、ビデオデータを記憶する画像メモリと、複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有し、各トナー色毎に、データ転送部によりビデオデータを所定単位だけ画像メモリから画像形成ステーションに転送するデータ転送動作を実行するアクセスユニットと、複数のデータ転送部のそれぞれにデータ要求信号を出力して、データ転送部のそれぞれにおけるデータ転送動作の実行を要求する要求信号出力手段と、データ要求信号に対応して実行されるデータ転送動作において転送すべき所定単位のビデオデータが格納されている画像メモリにおける領域を示す情報である、転送情報をデータ転送部毎にアクセスユニットに設定する転送情報設定手段とを備え、複数のデータ転送部のそれぞれは、データ要求信号に対応して転送情報に基づくデータ転送動作を実行し、転送情報設定手段は、データ転送部毎に、該データ転送部に一のデータ要求信号が出力されたことに伴うデータ転送動作の実行中に、該データ転送部に対する次のデータ要求信号に対応する転送情報をアクセスユニットに設定することを特徴としている。
また、この発明にかかる画像形成方法は、上記目的を達成するために、互いに異なる色に属する複数の画像形成ステーションを転写媒体の表面の搬送方向に並べて配置するとともに、複数の画像形成ステーションそれぞれにおいて、画像形成ステーションが属する色のビデオデータに基づいてトナー像を形成して転写媒体の表面に転写するタンデム型の画像形成ユニットを用いて、カラー画像を形成する画像形成工程と、ビデオデータを画像メモリに記憶するデータ記憶工程と、複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有するアクセスユニットを用い、各トナー色毎に、データ転送部によりビデオデータを所定単位だけ画像メモリから画像形成ステーションに転送するデータ転送処理を実行するデータ転送工程と、複数のデータ転送部のそれぞれにデータ要求信号を出力して、データ転送部のそれぞれにおけるデータ転送処理の実行を要求する要求信号出力工程と、データ要求信号に対応して実行されるデータ転送動作において転送すべき所定単位のビデオデータが格納されている画像メモリにおける領域を示す情報である、転送情報をデータ転送部毎にアクセスユニットに設定する転送情報設定工程とを備え、データ転送工程は、複数のデータ転送部のそれぞれにおいて、データ要求信号に対応して転送情報に基づくデータ転送処理を実行し、転送情報設定工程は、データ転送部毎に、該データ転送部に一のデータ要求信号が出力されたことに伴うデータ転送動作の実行中に、該データ転送部に対する次のデータ要求信号に対応する転送情報をアクセスユニットに設定することを特徴としている。
このように構成された発明(画像形成装置、画像形成方法)は、互いに異なる色に属する複数の画像形成ステーションを搬送方向に並べて配置したタンデム型の画像形成ユニットを用いてカラー画像を形成する。つまり、画像形成ユニットは、複数の画像形成ステーションのそれぞれが、属する色のビデオデータに基づいて形成したトナー像を、搬送方向に搬送される転写媒体表面に順番に転写することで重ね合わせて、カラー画像を形成する。
また、これら複数の画像形成ステーションに対する、画像メモリからのビデオデータの転送は、アクセスユニットが行なう。アクセスユニットは、複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有し、各トナー色毎に、データ転送部によりビデオデータを所定単位だけ画像メモリから画像形成ステーションに転送するデータ転送動作(データ転送処理)を実行する。このとき、複数のデータ転送部のそれぞれは、データ要求信号に対応して転送情報に基づくデータ転送動作を実行する。詳述すると、上述のように構成された発明では、複数のデータ転送部のそれぞれにデータ転送動作の実行を要求すべく、データ要求信号が出力される。また、かかるデータ転送動作は、データ要求信号に対応して実行されるデータ転送動作において転送すべき所定単位のビデオデータが格納されている画像メモリにおける領域を示す情報である、転送情報に基づき実行される。
つまり、複数のデータ転送部のそれぞれは、対応するデータ要求信号が出力されると、転送情報に基づくデータ転送動作を実行する。ここで、データ転送部が、該データ転送部に対する次のデータ要求信号の出力に対しても、適切にデータ転送動作(データ転送処理)を実行するためには、次のデータ要求信号の出力までに、かかる次のデータ要求信号に対応する転送情報が設定されている必要がある。しかしながら、データ転送動作(データ転送処理)が終了してから次のデータ要求信号の出力までの間に転送情報の設定を行なう場合、画像の高画質・高精細化に伴って転送すべきビデオデータのデータ量が増大することに起因して、転送情報の設定が次のデータ要求信号に間に合わないという問題が発生する可能性がある。その結果、良好にカラー画像形成が実行できないという画像形成不良が発生する可能性がある。
これに対して、本発明では、データ転送部毎に、該データ転送部に一のデータ要求信号が出力されたことに伴うデータ転送動作(データ転送処理)の実行中に、該データ転送部に対する次のデータ要求信号に対応する転送情報をアクセスユニットに設定する。つまり、一のデータ要求信号に対応して実行されるデータ転送動作(データ転送処理)の間に、次のデータ要求信号に対応する転送情報を設定する。したがって、転送情報の設定からデータ要求信号が出力されるまでの期間を十分に確保することが可能となる。よって、転送情報の設定がデータ要求信号に間に合わないという問題の発生を抑制して、良好な画像形成の実現を可能にしている。
また、複数のデータ転送部それぞれにおいて実行中のデータ転送動作の進捗に関する進捗情報ををモニターして、進捗情報をデータ転送部毎に転送情報設定手段に与えるモニター手段をさらに備えるとともに、転送情報設定手段を、データ転送部毎に、該データ転送部に対する一のデータ要求信号に伴うデータ転送動作の進捗情報を参照して、該データ転送部の次のデータ要求信号に対する転送情報の設定を行うように構成しても良い。つまり、転送情報設定手段は、このようにデータ転送動作の進捗を参照することで、データ転送動作の間に、次のデータ要求信号に対応する転送情報の設定を、より確実に実行することが可能となる。よって、たとえ転送情報の設定に時間を要したとしても、転送情報の設定がデータ要求信号に間に合わないという問題の発生をより確実に抑制して、良好な画像形成の実現を可能となる。
また、所定単位を、1ページ分としても良い。この際、転送情報を、1ページ分のビデオデータのサイズ、及び、1ページ分のビデオデータのうちデータ転送動作において最初に転送されるデータが格納されている開始アドレスからなる情報であるように構成しても良い。つまり、このように構成した場合、アクセスユニットは、転送情報としては、ビデオデータのサイズおよび開始アドレスのみが設定可能であれば良い。その結果、アクセスユニットの構成を簡素化することが可能となり、好適である。
図1は、本発明を適用可能な画像形成装置の一形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置における画像形成ステーションの配置を示す図である。また、図3は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。これらの図が示すように、本実施形態で用いられる画像形成装置は、いわゆるタンデム型と称される画像形成装置である。
画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能である。この画像形成装置では、ホストコンピュータ等の外部装置から画像形成に関する指示がCPUやメモリなどを有するメインコントローラTMCに与えられると、このメインコントローラTMCがエンジンコントローラTEGに印刷指令を与え、これに基づき、エンジンコントローラTECがエンジン部TEGおよびヘッドコントローラTHCなど装置各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどの記録材たるシートに印刷指令に対応する画像を形成する。
本実施形態にかかる画像形成装置が有するハウジング本体33内には、電源回路基板、メインコントローラTMC、エンジンコントローラTECおよびヘッドコントローラTHCを内蔵する電装品ボックス35が設けられている。また、画像形成ユニット32、転写ベルトユニット38および給紙ユニット37もハウジング本体33内に配設されている。また、図1においてハウジング本体33内右側には、二次転写ユニット312、定着ユニット313およびシート案内部材315が配設されている。なお、給紙ユニット37は、ハウジング本体33に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット37および転写ベルトユニット38については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット32は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーション32Y(イエロー用)、32M(マゼンタ用)、32C(シアン用)および32K(ブラック用)を備えた、タンデム型の画像形成ユニットである。なお、図1においては、画像形成ユニット32の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号を付し、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
各画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32Kには、それぞれの色のトナー像がその表面に形成される感光体ドラム321が設けられている。各感光体ドラム321はそれぞれ専用の駆動モータに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。また、感光体ドラム321の周囲には、その回転方向に沿って帯電部323、ラインヘッド329、現像部325および感光体クリーナ327が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作およびトナー現像動作が実行される。カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット38に設けた転写ベルト381に重ね合わせてカラー画像を形成する。また、モノクロモード実行時は、画像形成ステーション32Kのみを動作させてブラック単色画像を形成する。
帯電部323は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム321の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム321の回転動作に伴って従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部323と感光体ドラム321が当接する帯電位置で感光体ドラム321の表面を所定の表面電位に帯電させる。
ラインヘッド329は、感光体ドラム321の軸方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に配列された複数の発光素子を備えており、感光体ドラム321に対向配置されている。そして、これらの発光素子から、帯電部323により帯電された感光体ドラム321の表面に向けて光を照射して該表面に静電潜像を形成する。
図4は、ラインヘッドの構造を示す図である。なお、以下の説明においては、図1の紙面奥から手前側に向かう方向をX方向とする。すなわち、X方向は、感光体ドラム321の回転軸に平行な方向であり、かつ感光体321ドラム表面の移動方向および転写ベルト381の移動方向D381に直交する方向である。ラインヘッド329では、露光光源となる複数のLED(発光ダイオード)素子がX方向に配列されてなるLEDアレイ3293が、長尺のハウジング中に保持されている。ベース基板3294上のLEDアレイ3293は、同じベース基板3294上に形成されたドライバIC3295により駆動される。ヘッドコントローラTHCからビデオデータが与えられると、該ビデオデータに基づきドライバIC295が作動してLEDアレイ3293に設けられたLED素子が点灯する。屈折率分布型ロッドレンズアレイ3296は結像光学系を構成し、LED素子の前面に配置される屈折率分布型ロッドレンズ3297を俵積みしている。ハウジングは、ベース基板3294の周囲を覆い、感光体ドラム321に面した側は開放する。このようにして、屈折率分布型ロッドレンズ3297から感光体ドラム321に光線を射出する。これによって、ビデオデータに対応して感光体ドラム321に静電潜像が形成される。
図1に戻って画像形成装置の説明を続ける。現像部325は、その表面にトナーが担持する現像ローラ3251を有する。そして、現像ローラ3251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ3251に印加される現像バイアスによって、現像ローラ3251と感光体ドラム321とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ3251から感光体ドラム321に移動してその表面に形成された静電潜像が顕像化される。
現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム321の回転方向D321に搬送された後、後に詳述する転写ベルト381と各感光体ドラム321が当接する一次転写位置TR1において転写ベルト381に一次転写される。
また、感光体ドラム321の回転方向D321の一次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部323の上流側に、感光体ドラム321の表面に当接して感光体クリーナ327が設けられている。この感光体クリーナ327は、感光体ドラムの表面に当接することで一次転写後に感光体ドラム321の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット38は、駆動ローラ382と、図1において駆動ローラ382の左側に配設される従動ローラ383(ブレード対向ローラ)と、これらのローラに張架され駆動ローラ382の回転により図示矢印D381の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト381とを備えている。また、転写ベルトユニット38は、転写ベルト381の内側に、カートリッジ装着時において各画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32Kが有する感光体ドラム321各々に対して一対一で対向配置される、4個の一次転写ローラ385Y、385M、385Cおよび385Kを備えている。これらの一次転写ローラは、それぞれ一次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。
カラーモード実行時は、図1および図2に示すように全ての一次転写ローラ385Y、385M、385Cおよび385Kを画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32K側に位置決めすることで、転写ベルト381を画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32Kそれぞれが有する感光体ドラム321に押し遣り当接させて、各感光体ドラム321と転写ベルト381との間に一次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで一次転写バイアス発生部から一次転写ローラ385Y等に一次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム321の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する一次転写位置TR1において転写ベルト381表面に転写する。すなわち、カラーモードにおいては、各色の単色トナー像が転写ベルト381上において互いに重ね合わされてカラー画像が形成される。
いわゆるタンデム方式の画像形成装置では、感光体ドラム321から転写ベルト381にトナー像が一次転写される一次転写位置は、各画像形成ステーションごとに異なった位置となる。この実施形態においては、イエロー用画像形成ステーション32Y、マゼンタ用画像形成ステーション32M、シアン用画像形成ステーション32Cおよびブラック用画像形成ステーション32Kが転写ベルト381の移動方向に沿ってこの順番に配置されている。したがって、イエロー一次転写位置TR1yとマゼンタ一次転写位置TR1mとは距離Lym、マゼンタ一次転写位置TR1mとシアン一次転写位置TR1cとは距離Lmc、シアン一次転写位置TR1cとブラック一次転写位置TR1kとは距離Lckだけ離隔している。
一方、モノクロモード実行時は、4個の一次転写ローラのうち、一次転写ローラ385Y、385Mおよび385Cをそれぞれが対向する画像形成ステーション32Y、32Mおよび32Cから離間させるとともにブラック色に対応した一次転写ローラ385Kのみを画像形成ステーション32Kに当接させることで、モノクロ用の画像形成ステーション32Kのみを転写ベルト381に当接させる。その結果、一次転写ローラ385Kと画像形成ステーション32Kとの間にのみ一次転写位置TR1kが形成される。そして、適当なタイミングで一次転写バイアス発生部から一次転写ローラ385Kに一次転写バイアスを印加することで、画像形成ステーション32Kに設けられた感光体ドラム321の表面上に形成されたブラックトナー像を、一次転写位置TR1kにおいて転写ベルト381表面に転写してモノクロ画像を形成する。
さらに、転写ベルトユニット38は、ブラック用一次転写ローラ385Kの下流側で且つ駆動ローラ382の上流側に配設された下流ガイドローラ386を備える。この下流ガイドローラ386は、一次転写ローラ385Kが画像形成ステーション32Kの感光体ドラム321に当接して形成する一次転写位置TR1での一次転写ローラ385Kとブラック用感光体ドラム321(K)との共通接線上において、転写ベルト381に当接するように構成されている。
また、下流ガイドローラ386に巻き掛けられた転写ベルト381の表面に対向してパッチセンサ389が設けられている。パッチセンサ389は例えば反射型フォトセンサからなり、転写ベルト381表面の反射率の変化を光学的に検出することにより、必要に応じて転写ベルト381上に形成されるパッチ画像の位置やその濃度などを検出する。
給紙ユニット37は、シートを積層保持可能である給紙カセット377と、給紙カセット377からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラ379とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラ379により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラ対380によって給紙タイミングが調整された後、シート案内部材315に沿って、駆動ローラ382と二次転写ローラ3121とが当接する二次転写位置TR2に給紙される。
二次転写ローラ3121は、転写ベルト381に対して離当接自在に設けられ、二次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット313は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ3131と、この加熱ローラ3131を押圧付勢する加圧部3132とを有している。そして、その表面に画像が二次転写されたシートは、シート案内部材315により、加熱ローラ3131と加圧部3132の加圧ベルト31323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部3132は、2つのローラ31321,31322と、これらに張架される加圧ベルト31323とで構成されている。そして、加圧ベルト31323の表面のうち、2つのローラ31321,31322により張られたベルト張面を加熱ローラ3131の周面に押し付けることで、加熱ローラ3131と加圧ベルト31323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体33の上面部に設けられた排紙トレイ34に搬送される。
前記した駆動ローラ382は、転写ベルト381を図示矢印D381の方向に循環駆動するとともに、二次転写ローラ3121のバックアップローラとしての機能も兼ねている。駆動ローラ382の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する二次転写バイアス発生部から二次転写ローラ3121を介して供給される二次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ382に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、二次転写位置TR2へシートが進入する際の衝撃が転写ベルト381に伝達されることに起因する画質の劣化を防止することができる。
また、この装置では、ブレード対向ローラ383に対向してクリーナ部371が配設されている。クリーナ部371は、クリーナブレード3711と廃トナーボックス3713とを有する。クリーナブレード3711は、その先端部を転写ベルト381を介してブレード対向ローラ383に当接することで、二次転写後に転写ベルト381に残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス3713に回収される。また、クリーナブレード3711及び廃トナーボックス3713は、ブレード対向ローラ383と一体的に構成されている。
なお、この実施形態においては、各画像形成ステーション32Y、32M、32Cおよび32Kの感光体ドラム321、帯電部323、現像部325および感光体クリーナ327を一体的にカートリッジとしてユニット化している。そして、このカートリッジが画像形成装置本体に対し着脱可能に構成されている。また、各カートリッジには、該カートリッジに関する情報を記憶するための不揮発性メモリがそれぞれ設けられている。そして、エンジンコントローラTECと各カートリッジとの間で無線通信が行われる。こうすることで、各カートリッジに関する情報がエンジンコントローラTECに伝達されるとともに、各メモリ内の情報が更新記憶される。これらの情報に基づき各カートリッジの使用履歴や消耗品の寿命が管理される。
再び図3を参照しながら説明する。外部装置からメインコントローラTMCに印刷指令が与えられると、メインコントローラTMCは、UART(汎用非同期送受信)通信線を介してエンジンコントローラTECにエンジン部TEGを起動させるための制御信号を送信する。また、メインコントローラTMCに設けられた画像処理モジュール3100が、印刷指令に含まれる画像信号に対して所定の信号処理を行いビデオデータを生成する。
一方、制御信号を受けたエンジンコントローラTECは、エンジン部TEG各部の初期化およびウォームアップを開始する。これらが完了して画像形成動作を実行可能な状態になると、エンジンコントローラTECは、各ラインヘッド329を制御するヘッドコントローラTHCに対し画像形成動作の開始のきっかけとなる同期信号Vsyncを、UART通信線を介して出力する。
ヘッドコントローラTHCには、各ラインヘッドを制御するヘッド制御モジュール3400と、メインコントローラTMCとのデータ通信を司るヘッド側通信モジュール3300とが設けられている。一方、メインコントローラTMCにもメイン側通信モジュール3200が設けられている。ヘッド側通信モジュール3300からメイン側通信モジュール3200に向けては、1ページ分の画像の先頭を示すページリクエスト信号VREQと、該画像を構成するラインのうち1ライン分のビデオデータを要求するラインリクエスト信号HREQとが送信される。一方、メイン側通信モジュール3200からヘッド側通信モジュール3300に向けては、これらのリクエスト信号に応じてビデオデータVDが送信される。より詳しくは、画像の先頭を示すページリクエスト信号VREQを受信した後、ラインリクエスト信号HREQを受信する度に、画像の先頭部分から1ライン分ずつビデオデータを順次出力する。
図5はメインコントローラとヘッドコントローラとの間の通信を示す図である。1ページの画像は、多数のドットをX方向(ラインヘッド29の発光素子の配列方向)に沿って一列に並べたラインをこれと直交する方向、すなわち転写ベルト381の移動方向D381に少しずつ位置を異ならせながら形成したものである。ヘッドコントローラTHCから出力されるページリクエスト信号VREQはページ先頭を示すものである。メインコントローラTMCではページリクエスト信号VREQの受信後に受信したラインリクエスト信号HREQが有効とされ、このラインリクエスト信号HREQを受信する度に1ライン分のビデオデータVDをヘッドコントローラTHCに送信する。
この実施形態では、1ラインを構成するドット数は最大6828である。また、解像度は600dpi(dots per inch)であり、ドットピッチもこれに等しい。したがって、1ラインの最大長さはおよそ11.4インチ(289mm)である。この長さは、日本工業規格A3版用紙の短辺寸法に対応している。各ドットの画像データは8ビットで多階調表現されており、1ライン分のビデオデータVDは、予め定められた特定の値(ここでは55h)のヘッドデータと、それに続く8ビット×6828ドットの画像データ列とからなっている。ヘッドデータはデータ列の先頭を示すためのものであり、ビデオデータを受信するヘッドコントローラ側では、値00hが続いた後に受信されたヘッドデータによりデータの先頭であることを認識することができる。言い換えれば、ページリクエスト信号VREQを受信してから最初に受信された00h以外の値がヘッドデータとして決められているものと異なっていた場合には、通信エラーであると判断することができる。
こうして1ライン分のビデオデータを出力した後、続いてラインリクエスト信号HREQが与えられると、メインコントローラTMCは次の1ライン分のデータを出力する。これを繰り返すことにより、1ページ分の画像に対応するビデオデータVDがメインコントローラTMCからヘッドコントローラTHCに受け渡される。形成すべき次のページの画像がある場合には、先のページのデータ通信の終了後、ヘッドコントローラTHCからメインコントローラTMCに対し再びページリクエスト信号VREQが送信される。
この実施形態では、上記した各信号、すなわちヘッドコントローラTHCからメインコントローラTMCへ送られるリクエスト信号VREQ、HREQおよびメインコントローラTMCからヘッドコントローラTHCへ送られるビデオデータVDが、YMCK各色に対応して4組存在する。以下では、必要に応じて各信号にハイフンおよび色を表す符号を付すことで色の区別をする。例えば、イエロー用のページリクエスト信号、ラインリクエスト信号およびビデオデータはそれぞれVREQ−Y、HREQ−YおよびVD−Yと表す。
図6は各色ごとの通信タイミングを示す図である。より具体的には、同図は2ページ分のカラー画像を連続して形成する場合におけるメインコントローラとヘッドコントローラとの間の信号のやり取りを示している。図2に示すように、各画像形成ステーション32Y、32M、32C、32Kが転写ベルト381上にトナー像を転写する一次転写位置TR1y、TR1m、TR1c、TR1kは互いに異なっている。したがって、各画像形成ステーションでそれぞれ形成されるトナー像を転写ベルト381上の同一位置で互いに重ね合わせるためには、一次転写位置間の距離に応じてビデオデータの送信タイミングをトナー色ごとに異ならせる必要がある。
そこで、本実施形態は、画像形成ステーションの配置に応じてビデオデータの送信タイミングに時間差を設けることにより、中間転写ベルト381上におけるトナー像の形成位置が各トナー色間で一致するようにしている。より具体的には、ヘッドコントローラTHCから出力するリクエスト信号VREQ、HREQを送信するタイミングを、トナー色ごとに異ならせている。例えば、イエロー用ページリクエスト信号VREQ−Yとマゼンタ用ページリクエスト信号VREQ−Mとの間の時間差Tymは、中間転写ベルト381の移動速度をVtbとしたとき、
Tym=Lym/Vtb
となるように、リクエスト信号の出力タイミングが設定される。これにより、イエロー用ビデオ信号VD−Yとマゼンタ用ビデオ信号VD−Mとの間にも同様の時間差が生まれ、結果的に両トナー色のトナー像の形成位置が転写ベルト381上において同じになる。同様に、マゼンタ用ビデオ信号VD−Mとシアン用ビデオ信号VD−Cとの間、シアン用ビデオ信号VD−Cとブラック用ビデオ信号VD−Kとの間にも、それぞれ一次転写位置間の距離に応じた時間差Tmc、Tckが設けられる。
そして、図6に示す、各色のページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kを受け取ったメインコントローラTMCのメイン側通信モジュールは、これらのページリクエスト信号を画像処理モジュール3100に出力して、各ページリクエスト信号に対応する色の1ページ分のビデオデータVD−Y,VD−M,VD−C,VD−Kを要求する。そして、メイン側通信モジュール3200は、受け取った1ページ分のビデオデータVDを、ラインリクエスト信号HREQ毎に1ライン分ずつ、ヘッド側通信モジュール3300に出力する。以下に、画像処理モジュール−メイン側通信モジュール間のデータのやり取りついて説明する。
図7は、画像処理モジュールの構成を示すブロック図である。上述の通りヘッドコントローラTHCは、各色Y,M,C,Kに応じて各色のページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kを出力する。そして、画像処理モジュール3100は、ヘッドコントローラTHCから出力される各色のページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kに応じて、各色のビデオデータVD−Y,VD−M,VD−C,VD−Kを出力する。以下に、かかる入出力動作を実現する電気的構成について、図7を用いて詳述する。
信号処理部403は、テキスト、図形、画像等を含む印刷データに対してラスタライズ処理を実行して(ビットマップに展開して)画像信号を生成する。そして、画像信号に対して、色変換処理、ハーフトーン処理、ガンマ補正等の信号処理を施して、イエローY,シアンC,マゼンタM,ブラックKの各色についてビデオデータVDを生成する。このようにして生成された各色Y,C,M,KのビデオデータVDは、画像メモリ405に記憶される(データ記憶工程)。
割込コントローラ407は、メイン側通信モジュール3200からページリクエスト信号VREQ(データ要求信号)が入力されると、VREQ割込信号をCPU401に出力する。かかるVREQ割込信号は、4色のページリクエスト信号それぞれに応じて生成され、CPU401に向けて出力される。CPU401は、入力されたVREQ割込信号に対応する色についてのデータ転送指示を、DMAインターフェイス409に出力する。DMAインターフェイス409は、受け取ったデータ転送指示の色についてのDMA転送を実行するように、DMAコントローラ411に指示する。なお、本実施形態では、イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKに対応して、4色のDMAコントローラ411Y,411M,411C,411Kが存在する。また、DMAコントローラ411がDMA転送を実行する際に参照する転送情報TI(内容は後述する)についても、4色Y,M,C,Kに対応して、4色分が(すなわち、転送情報TI−Y,TI−M,TI−C,TI−Kが)存在する。
DMAコントローラ411は、DMA転送実行指示に対応する色の転送情報TIを参照して、ビデオデータVDを画像メモリ405からメイン側通信モジュール3200へとDMA転送(データ転送動作)する。ここで、転送情報TIは、メイン側通信モジュール3200から出力されたページリクエスト信号VREQに対応して出力すべき1ページ分のビデオデータVDが格納されている画像メモリ405における領域を示す情報である。つまり、例えば、転送情報TI−Yは、ページリクエスト信号VREQ−Yに対応して出力すべき1ページ分のイエローYのビデオデータVD−Yの格納領域を示す情報である。これにより、メイン側通信モジュール3200が出力したページリクエスト信号VREQに対応する色の1ページ分のビデオデータVDが、画像処理モジュール3100から出力される。
一方、DMAコントローラ411がDMA転送を開始すると、割込コントローラ407は、開始されたDMA転送に対応する色のDMA設定割込信号をCPU401に出力する。また、かかるDMA設定割込信号の出力動作は、開始されたDMA転送が終わるまで(すなわち、DMA設定の実行中)に行なわれる。そして、DMA設定割込信号の出力を、確実にDMA設定の実行中に行なうべく、割込コントローラ407(モニター手段)は、実行中のDMA転送の進捗を示す進捗情報を参照して、DMA設定割込信号の出力を行なう。より具体的には、実行中のDMA転送の進捗が、例えば10%になったことをトリガーとしてDMA設定割込信号を出力する。そして、CPU401は、受け取ったDMA設定割込信号の色の次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを、DMAインターフェイス409に設定する。なお、画像処理モジュール3100とメイン側通信モジュール3200との間における、ビデオデータVD、および、ページリクエスト信号VREQのやり取りは、I/Oモジュール413を介して行なう。
理解の容易のため、上述の動作を、例えば、イエローYのページリクエスト信号VREQ−Yが出力された場合について、重ねて説明する。ヘッドコントローラTHCで生成されたページリクエスト信号VREQ−Y(データ要求信号)は、メイン側通信モジュール3200を介して割込コントローラ407に入力される。割込コントローラ407は、ページリクエスト信号VREQ−Y(データ要求信号)が入力されると、イエローYに対応するVREQ割込信号をCPU401に出力する。CPU401は、イエローYについてのVREQ割込信号を受けて、イエローYについてのデータ転送指示を、DMAインターフェイス409に出力する。DMAインターフェイス409は、イエローYについてのデータ転送指示を受けて、イエローYについてのDMA転送を実行するように、DMAコントローラ411Yに指示する。そして、DMAコントローラ411Yは、転送情報TI−Yに基づいて、ビデオデータVD−Yを、画像メモリ405からエンジン部TEGに向けて、DMA転送(データ転送動作)する。
一方、DMAコントローラ411がイエローYについてDMA転送を開始すると、該DMA転送の実行中に、割込コントローラ407(モニター手段)は、イエローYのDMA設定割込信号をCPU401に出力する。このとき、割込コントローラ407は、実行中のイエローYについてのDMA転送の進捗を示す進捗情報を参照して、DMA設定割込信号の出力を行なう。そして、DMA設定割込信号を受けたCPU401は、イエローYの次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを、DMAインターフェイス409に設定する。
図8は、図7の画像処理モジュールが実行する動作のフローチャートである。図9は、図8のフローチャートに対応するタイミングチャートである。これらの図を用いて、図7の画像処理モジュールが実行するフローについて説明する。
CPU401は、画像形成の実行に先立って、印刷しようとする画像のデータサイズを把握する(ステップS401)。次に、CPU401は、イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの全色について、1回目のページリクエスト信号VREQ−Y1,VREQ−M1,VREQ−C1,VREQ−K1に対応するDMA設定を行なう(ステップS402)。つまり、ステップS402において、CPU401は、1回目のページリクエスト信号VREQに対応する各色の転送情報TI−Y1,TI−M1,TI−C1,TI−K1を、DMAインターフェイス409に設定する。そして、転送情報TI−Y1,TI−M1,TI−C1,TI−K1のDMA設定の後、CPU401は、エンジンコントローラTECに印刷指令を出力して、エンジン部TEGによる画像形成動作の実行を要求する(ステップS403)。ヘッドコントローラTHCは、画像形成に用いるビデオデータを要求すべく、各色のページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kを生成して出力する(要求信号出力工程)。なお、これら各色のページリクエスト信号は、図6を用いて説明したタイミングで出力される。このように本実施形態では、ヘッドコントローラTHCが、本発明の「要求信号出力手段」として機能する。そして、ページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kは、メイン側通信モジュール3200に入力される。
メイン側通信モジュール3200は、イエローYの1ページ分のビデオデータVD−Yを要求すべく、ページリクエスト信号VREQ−Y1(データ要求信号)を、画像処理モジュール3100に向けて出力する。DMAコントローラ411Yは、ページリクエスト信号VREQ−Y1の出力を受けて(ステップS414)、転送情報TI−Y1に基づき、イエローYの1ページ分のビデオデータVD−YについてDMA転送DMA−Y1(データ転送処理)を実行する(ステップS415)(データ転送工程)。かかるDMA転送により、イエローYの1ページ分のビデオデータVD−Yが、メイン側通信モジュール3200およびヘッドコントローラTHCを介して、エンジン部TEGの画像形成ユニット32に入力される。そして、イエローYの1ページ分のビデオデータVD−Yを受け取った画像形成ユニット32は、イエローYの画像を中間転写ベルト381の表面に形成する(画像形成工程)。
一方、割込コントローラ407は、ページリクエスト信号VREQ−Y1に伴うDMA転送DMA−Y1の進捗をモニターし、当該進捗が所定値(例えば10%)に達すると、イエローYについてのDMA設定割込信号DIS−Y1を出力する。DMA設定割込信号DIS−Y1を受けたCPU401は、イエローYについての次のページリクエスト信号VREQ−Y2に対応する転送情報TI−Y2を、DMAインターフェイス409に設定する(DMA設定)。つまり、CPU401は、ページリクエスト信号VREQ−Y1に伴うDMA転送DMA−Y1の実行中に、次のページリクエスト信号VREQ−Y2に対応する転送情報TI−Y2を、DMAインターフェイス409に設定する転送情報設定処理を実行する(転送情報設定工程)。また、割込コントローラ407は、DMA転送DMA−Y1が終了すると、DMA設定終了信号をCPU401に出力する。
また、マゼンタMについて、イエローYについてのステップS414〜S416と同様の動作を実行する。つまり、メイン側通信モジュール3200は、ヘッドコントローラTHCからのページリクエスト信号VREQ−M1(データ要求信号)を、画像処理モジュール3100に出力する。DMAコントローラ411Mは、ページリクエスト信号VREQ−M1の出力を受けて(ステップS424)、転送情報TI−M1に基づき、マゼンタMの1ページ分のビデオデータVD−MについてDMA転送DMA−M1(データ転送処理)を実行する(ステップS425)(データ転送工程)。かかるDMA転送により、マゼンタMの1ページ分のビデオデータVD−Mが、メイン側通信モジュール3200およびヘッドコントローラTHCを介して、エンジン部TEGの画像形成ユニット32に入力される。そして、マゼンタMの1ページ分のビデオデータVD−Mを受け取った画像形成ユニット32は、マゼンタMの画像を中間転写ベルト381の表面に形成する(画像形成工程)。
一方、割込コントローラ407(モニター手段)は、ページリクエスト信号VREQ−M1に伴うDMA転送DMA−M1の進捗をモニターし、当該進捗が所定値(例えば10%)に達すると、マゼンタMについてのDMA設定割込信号DIS−M1を出力する。DMA設定割込信号DIS−M1を受けたCPU401は、マゼンタMについての次のページリクエスト信号VREQ−M2に対応する転送情報TI−M2を、DMAインターフェイス409に設定する(DMA設定)。つまり、CPU401は、ページリクエスト信号VREQ−M1に伴うDMA転送DMA−M1の実行中に、次のページリクエスト信号VREQ−M2に対応する転送情報TI−M2を、DMAインターフェイス409に設定する転送情報設定処理を実行する(転送情報設定工程)。また、割込コントローラ407は、DMA転送DMA−M1が終了すると、DMA設定終了信号をCPU401に出力する。
そして、シアンCおよびブラックKについても、イエローYについてのステップS414〜S416と同様の動作を実行する。つまり、シアンCについてステップS434〜S436の動作を実行するとともに、ブラックKについてステップS444〜S446の動作を実行する。これにより、各色Y,M,C,Kについての1ページ分のビデオデータVDが、エンジン部TEGに入力される。そして、エンジン部TEGは、受けとったビデオデータVDに基づいてカラー画像形成動作を実行する。これら一連の動作(ステップS414〜S446)は、与えられた印刷指令に関する印刷が終了するまで実行される(ステップS407)。
このように本実施形態では、イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKに対応して、4個のDMAコントローラ411Y,411M,411C,411Kが存在する。そして、これら4個のDMAコントローラ411とDMAインターフェイスとの組み合わせが、本発明の「アクセスユニット」として機能する。
このように、4個のDMAコントローラ411を設けた理由は、タンデム型の画像形成ユニット32に対して、適切にビデオデータVDを出力するためである。つまり、タンデム型の画像形成ユニット32を用いた上記実施形態では、各色のページリクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kを、図6を用いて説明したタイミングで出力する。そして、かかるタイミングは、画像形成ステーション32Y,32M,32C,32Kが形成したトナー像を中間転写ベルト表面に適切に重ね合わせるべく、ヘッドコントローラTHCから出力される。したがって、適切なカラー画像形成の実行のため、画像処理モジュール3100は、ページリクエスト信号VREQのタイミングに対応して、各色のビデオデータVD−Y,VD−M,VD−C,VD−Kを出力する必要がある。
しかしながら、ヘッドコントローラTHCが要求するタイミングでビデオデータを出力するためには、異なる色のビデオデータを並列的にDMA転送する必要が発生する場合がある。図9を用いて説明すると、例えば、時刻t1において、イエローYについてのDMA転送DMA−Y1と、マゼンタMについてのDMA転送DMA−M1が並列して実行される。そこで、本実施形態では、各色Y,M,C,Kに対応して、4個のDMAコントローラ411Y,411M,411C,411Kを設けている。そして、DMAインターフェイス409を、4個のDMAコントローラ411Y,411M,411C,411Kに対応する4個の転送情報TI−Y,TI−M,TI−C,TI−Kを設定可能に構成している。そして、各色Y,M,C,Kのそれぞれにおいて、次のようにしてDMA転送(データ転送動作、データ転送処理)およびDMA設定を実行している。
つまり、本実施形態では、ページリクエスト信号VREQが出力されると、DMAコントローラ411は、1ページ分のビデオデータVDを画像メモリ405から画像形成ユニット32に向けて転送するDMA転送を実行する。そして、かかるDMA転送は、CPU401によりDMAインターフェイス409にDMA設定された転送情報TIに基づいて実行される。この際、DMAコントローラは、DMAインターフェイス409に設定された転送情報TIに対応するビデオデータVDについて、DMA転送を実行する。これにより、出力すべきビデオデータVD(ページリクエスト信号VREQに応じたビデオデータVD)のみが出力される。
ここで、次のページリクエスト信号VREQに応じて適切にDMA転送を実行するには、次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIが、DMA転送の前に予め設定されている必要がある。一方、かかる転送情報TIは、CPU401により、DMAインターフェイス409に設定される(DMA設定)。したがって、次のページリクエスト信号VREQに応じて適切にビデオデータVDを出力するために、CPU401は、次のリクエスト信号VREQまでに転送情報TIのDMA設定を行なう必要がある。
しかしながら、将来の更なる画像の高画質・高精細化に伴って、1回のデータ要求信号に対してDMA転送すべきデータ量は増大することが予想される。そして、1回のDMA転送のデータ量が増大して該DMA転送に要する時間が増大すると、反射的に、一のデータ要求信号に対応するDMA転送が終了してから次のデータ要求信号が出力されるまでの時間間隔が減少する。したがって、DMA転送が終了してから次のデータ要求信号までの期間、換言すれば、次のデータ要求信号に備えてDMA設定する期間が限られる。その結果、かかる限られた期間内にDMA設定を行なえない、つまり、DMA設定がデータ要求信号に間に合わないというDMA設定不良が発生する可能性がある。
そして、タンデム型の画像形成ユニット32を用いた画像形成技術では、一色でもDMA設定不良が発生すると、他の色についてDMA設定が適切になされたとしても、次のような画像不良が発生する。つまり、上述のとおりタンデム型の画像形成ユニットでは、所定方向に搬送される中間転写ベルト381に対して、複数の画像形成ステーション32Y,32M,32C,32Kそれぞれが形成したトナー像を所定のタイミングで転写することで、互いに異なる色の複数のトナー像を中間転写ベルト381の表面において重ね合わせて、1つのカラー画像を形成する。しかしながら、DMA設定不良が発生した色については、トナー像を、所定のタイミングで(つまり、データ要求信号VREQのタイミングで)中間転写ベルト381の表面に転写することが出来ない。その結果、良好にカラー画像形成が実行できないという画像形成不良が発生する可能性がある。
これに対して、本実施形態では、CPU401は、一のページリクエスト信号VREQが出力されたことに伴うDMA転送の実行中に、次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIをDMA設定する。理解の容易のため、上述した実施形態に即して、イエローYの場合について説明すると、例えば、イエローYの一のページリクエスト信号VREQ−Y1が出力されたことに伴うDMA転送DMA−Y1の実行中に、次のページリクエスト信号VREQ−Y2に対応する転送情報TI−Y2をDMA設定する。
このように、本実施形態では、一のページリクエスト信号VREQに対応して実行されるDMA転送の間に、次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを設定する。したがって、転送情報TIの設定からページリクエスト信号VREQが出力されるまでの期間を十分に確保することが可能となる。よって、転送情報TIの設定がページリクエスト信号VREQに間に合わないという問題の発生を抑制して、良好な画像形成の実現を可能にしている。
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、ビデオデータVDを生成する信号処理部403を設けている。そして、信号処理部403により生成されたビデオデータVDを画像メモリ405に記憶するように構成している。しかしながら、ビデオデータVDの生成のために信号処理部403を設けることは必須ではなく、例えば、CPU401等の他の機能ブロックにおいてビデオデータVDを生成しても良い。ただし、ビデオデータVDの生成を信号処理部403に担わせた場合、CPU401の負荷が軽減される点において、好適と言える。
一方、信号処理部403を省略して、ビデオデータVDを、CPU401において生成する構成を採用する場合、CPU401の負荷が増大する。その結果、上述したような、DMA設定がページリクエスト信号VREQに間に合わないという状況が起こりやすくなる。よって、CPU401においてビデオデータVDを生成する構成においては、上記実施形態のように、一のページリクエスト信号VREQに対応して実行されるDMA転送の間に、次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを設定することが特に好適である。
また、上記実施形態では、割込コントローラ407により、一のリクエスト信号VREQに対応して実行されるDMA転送をモニターして、DMA転送の進捗に関する進捗情報をCPU401に与えている。そして、CPU401は、割込コントローラ407から与えられる進捗情報を参照して、DMA設定を実行している。しかしながら、DMA設定を実行中のDMA転送の進捗情報を参照して実行するとの構成は、必須ではない。要は、一のページリクエスト信号VREQに対応して実行されるDMA転送の間に、次のページリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを設定するように構成すれば良い。但し、進捗情報を参照してDMA設定を実行した場合、たとえ転送情報TIの設定に時間を要したとしても、DMA転送の間に次のリクエスト信号VREQに対応する転送情報TIを設定することが、より確実に行なうことが可能となり、好適である。
さらに上記実施形態は、割込コントローラ407を、一のリクエスト信号VREQに対応して実行されるDMA転送の進捗が所定値まで進むと、DMA設定割込信号を進捗情報としてCPU401に与えるように構成している。そして、CPU401は、DMA設定割込信号をトリガーにDMA設定を実行している。よって、CPU401は進捗情報としてDMA設定割込信号のみを受け取れば足り、CPU401に対する負荷を軽減することが可能となっており好適である。
また、上記実施形態では、DMA転送の進捗が10パーセントとなったことをトリガーに、DMA設定割込信号を進捗情報としてCPU401に与えている。しかしながら、DMA設定割込信号を進捗情報としてCPU401に与えるトリガーは、10パーセントに限られない。要は、DMA転送の実行中に、DMA設定割込信号をCPU401に与えるよう構成すれば良い。
また、上記実施形態では、1ページ単位でDMA転送を実行しているが、DMA転送を実行するビデオデータの単位は1ページに限られない。ただし、1ページ単位でDMA転送を実行する場合、例えば1ページ単位でビデオデータVDを圧縮する等の処理が実行可能となるため、好適である。
また、上記実施形態のように、1ページ単位でDMA転送を行う構成においては、転送情報TIを、1ページ分のビデオデータのサイズ、及び、1ページ分のビデオデータのうちデータ転送動作において最初に転送されるデータが格納されている開始アドレスからなる情報であるように構成しても良い。つまり、このように構成した場合、DMAインターフェイス409は、転送情報TIとしては、ビデオデータVDのサイズおよび開始アドレスのみが設定可能であれば良い。その結果、DMAインターフェイス409の構成を簡素化することが可能となり、好適である。
また、上記実施形態では、ページリクエスト信号VREQのヘッドコントローラTHCからの出力を受けてDMA転送を始めるために、次のように構成している。つまり、ページリクエスト信号VREQを受けた割込コントローラ407において、VREQ割込信号を生成してCPU401に出力している。VREQ割込信号を受けたCPU401は、DMAインターフェイス409にデータ転送指示を出す。そして、DMAインターフェイス409がデータ転送指示を受け取ると、DMAコントローラ411がDMA転送を開始する。
このように、上記実施形態では、ページリクエスト信号VREQに関する信号が、割込コントローラ、CPUを通る経路を介してDMAインターフェイスに入力される。しかしながら、DMAコントローラ411にDMA転送を開始させるためには、ページリクエスト信号VREQに関する信号を、必ずしもこのような経路で伝達させる必要は無い。すなわち、例えば、ページリクエスト信号VREQを直接DMAインターフェイス409に入力するよう構成するとともに、ページリクエスト信号VREQがDMAインターフェイス409に入力されたことをもって、DMA転送を開始するように構成しても良い。要は、ページリクエスト信号VREQがヘッドコントローラTHCから出力されたことをもって、DMAコントローラ411がDMA転送を適切に開始できるように構成すれば良い。
また、上記実施形態では、DMAインターフェイス409を一体的に構成しているが、例えば、各色Y,M,C,Kに対応して4個のDMAインターフェイスを設けるとともに、これら4個のDMAインターフェイスに対して対応する色の転送情報TIを設定するように構成しても良い。
本発明を適用可能な画像形成装置の一形態を示す図。 図1の画像形成装置における画像形成ステーションの配置を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 ラインヘッドの構造を示す図。 メインコントローラとヘッドコントローラとの間の通信を示す図。 各色ごとの通信タイミングを示す図。 画像処理モジュールの構成を示すブロック図。 図7の画像処理モジュールが実行する動作のフローチャート。 図8のフローチャートに対応するタイミングチャート。
符号の説明
32…画像形成ユニット、 32Y…イエロー用画像形成ステーション、 32M…マゼンタ用画像形成ステーション、 32C…シアン用画像形成ステーション、 32K…ブラック用画像形成ステーション、 381…中間転写ベルト(転写媒体)、 401…CPU(転送情報設定手段)、 403…信号処理部、 405…画像メモリ、 407…割込コントローラ(モニター手段)、 409…DMAインターフェイス(アクセスユニット)、 411Y,411M,411C,411K…DMAコントローラ(アクセスユニット)、 413…I/Oモジュール、 HREQ…ラインリクエスト信号、 VREQ…ページリクエスト信号(データ要求信号)、 TI−Y,TI−M,TI−C,TI−K…転送情報、 VD…ビデオデータ、 THC…ヘッドコントローラ(要求信号出力手段)

Claims (5)

  1. その表面が所定の搬送方向に搬送される転写媒体と、
    互いに異なる色に属する複数の画像形成ステーションを前記搬送方向に並べて配置するとともに、前記複数の画像形成ステーションのそれぞれにおいて、前記画像形成ステーションが属する色のビデオデータに基づいてトナー像を形成して前記転写媒体の表面に転写するタンデム型の画像形成ユニットと、
    前記ビデオデータを記憶する画像メモリと、
    前記複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有し、各トナー色毎に、前記データ転送部により前記ビデオデータを所定単位だけ前記画像メモリから前記画像形成ステーションに転送するデータ転送動作を実行するアクセスユニットと、
    前記複数のデータ転送部のそれぞれにデータ要求信号を出力して、前記データ転送部のそれぞれにおける前記データ転送動作の実行を要求する要求信号出力手段と、
    前記データ要求信号に対応して実行される前記データ転送動作において転送すべき前記所定単位の前記ビデオデータが格納されている前記画像メモリにおける領域を示す情報である、転送情報を前記データ転送部毎に前記アクセスユニットに設定する転送情報設定手段と
    を備え、
    前記複数のデータ転送部のそれぞれは、前記データ要求信号に対応して前記転送情報に基づく前記データ転送動作を実行し、
    前記転送情報設定手段は、前記データ転送部毎に、該データ転送部に一の前記データ要求信号が出力されたことに伴う前記データ転送動作の実行中に、該データ転送部に対する次の前記データ要求信号に対応する前記転送情報を前記アクセスユニットに設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のデータ転送部それぞれにおいて実行中の前記データ転送動作の進捗に関する進捗情報ををモニターして、前記進捗情報を前記データ転送部毎に前記転送情報設定手段に与えるモニター手段をさらに備え、
    前記転送情報設定手段は、前記データ転送部毎に、該データ転送部に対する一の前記データ要求信号に伴う前記データ転送動作の前記進捗情報を参照して、該データ転送部の次の前記データ要求信号に対する前記転送情報の設定を行う請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定単位は、1ページ分である請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記転送情報は、1ページ分の前記ビデオデータのサイズ、及び、1ページ分の前記ビデオデータのうち前記データ転送動作により最初に転送されるデータが格納されている開始アドレスからなる情報である請求項3記載の画像形成装置。
  5. 互いに異なる色に属する複数の画像形成ステーションを転写媒体の表面の搬送方向に並べて配置するとともに、前記複数の画像形成ステーションそれぞれにおいて、前記画像形成ステーションが属する色のビデオデータに基づいてトナー像を形成して前記転写媒体の表面に転写するタンデム型の画像形成ユニットを用いて、カラー画像を形成する画像形成工程と、
    前記ビデオデータを画像メモリに記憶するデータ記憶工程と、
    前記複数の画像形成ステーションと一対一で対応する複数のデータ転送部を有するアクセスユニットを用い、各トナー色毎に、前記データ転送部により前記ビデオデータを所定単位だけ前記画像メモリから前記画像形成ステーションに転送するデータ転送処理を実行するデータ転送工程と、
    前記複数のデータ転送部のそれぞれにデータ要求信号を出力して、前記データ転送部のそれぞれにおける前記データ転送処理の実行を要求する要求信号出力工程と、
    前記データ要求信号に対応して実行される前記データ転送動作において転送すべき前記所定単位の前記ビデオデータが格納されている前記画像メモリにおける領域を示す情報である、転送情報を前記データ転送部毎に前記アクセスユニットに設定する転送情報設定工程と
    を備え、
    前記データ転送工程は、前記複数のデータ転送部のそれぞれにおいて、前記データ要求信号に対応して前記転送情報に基づく前記データ転送処理を実行し、
    前記転送情報設定工程は、前記データ転送部毎に、該データ転送部に一の前記データ要求信号が出力されたことに伴う前記データ転送動作の実行中に、該データ転送部に対する次の前記データ要求信号に対応する前記転送情報を前記アクセスユニットに設定することを特徴とする画像形成方法。
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