JP2008158346A - メガネフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】比重が高い木材や、べっ甲、象牙などの自然素材を用いる場合と同様の特性を有し、安定的に供給することが可能なメガネフレームを提供する。
【解決手段】大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で軟化した木材に圧縮力を加えることによって形成した部品を有する。木材は、圧縮力が加えられる前の比重が0.5以下であればより好ましい。また、圧縮力を加えた木材に対して、大気中で加熱しながら最終形状または最終形状と略同形状に整形してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メガネフレームに関する。
従来より、メガネフレームとして、金属製や樹脂製のもの、あるいは金属と樹脂を積層したものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような従来のメガネフレームは、大量生産に適しており、メガネの低コスト化に大きく寄与している。その一方で、金属製のメガネフレームの場合、使用者が金属アレルギーを発するおそれがある。また、金属の表面に樹脂をコーティングしたメガネフレームの場合、長期の使用によってコーティングが剥離して金属が露出することがあり、金属製のメガネフレームと同様、使用者が金属アレルギーを発するおそれがある。
上述した問題を解決するために、比重が高いケヤキ、黒檀、紫檀等の木材や、べっ甲、象牙などの素材を削ることによって形成したメガネフレームも知られている(例えば、特許文献2を参照)。これらの材料は自然素材であるため、使用者がアレルギーを発する心配がない上、使用者がメガネをかけたときの感触も自然なものである。また、それらの材料を用いることにより、硬度が高く軽量のメガネフレームを提供することができる。
特開2005−250226号公報 特開2004−361639号公報
ところで、比重が高い木材、べっ甲、象牙などは、どれも希少な材料である。例えば、黒檀や紫檀などの木材は、伐採が進んだ結果、現在では入手することが困難となってきている。また、べっ甲や象牙は、タイマイ(ウミガメ)やゾウの商取引が禁止されているため、やはり入手することが困難となっている。このような状況下で、比重が高い木材、べっ甲、象牙などの自然素材を用いたメガネフレームを安定的に供給することは不可能であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、比重が高い木材や、べっ甲、象牙などの自然素材を用いる場合と同様の特性を有し、安定的に供給することが可能なメガネフレームを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るメガネフレームは、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で軟化した木材に対し、前記水蒸気雰囲気中で圧縮力を加えることによって形成した部品を備えたことを特徴とする。
また、上記発明において、前記木材は、前記圧縮力を加える前の比重が0.5以下であるとしてもよい。
また、上記発明において、前記部品は、長手方向が前記木材の繊維方向と略平行なツルを含むとしてもよい。
また、上記発明において、前記ツルの少なくとも一部が湾曲しているとしてもよい。
本発明に係るメガネフレームによれば、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で軟化した木材に対し、その水蒸気雰囲気中で圧縮力を加えることによって形成した部品を備えたことにより、比重が高い木材や、べっ甲、象牙などの自然素材を用いる場合と同様の特性を有し、安定的に供給することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。なお、以下の説明で参照する図面はあくまでも模式的なものであって、同じ物体を異なる図面で示す場合には、寸法や縮尺等が異なる場合もある。
図1は、本発明の一実施の形態に係るメガネフレームの構成を示す図である。同図に示すメガネフレーム1は、レンズを保持するレンズ枠2と、レンズ枠2の側端部にそれぞれ回動自在に取り付けられた2つのツル3と、ツル3がレンズ枠2に対して回動自在となるようにツル3とレンズ枠2とを連結する2つのヒンジ4と、を備える。
レンズ枠2は、レンズを保持する2つのリム2aと、リム2aを連結するブリッジ2bと、ブリッジ2bの略下部に設けられた2つの鼻当て2cと、レンズ枠2の側端部に設けられ、ヒンジ4を介してツル3が開閉自在に取り付けられた2つの智2dとを有する。
ツル3は、圧縮成形された木材(圧縮木材)からなる。ツル3のレンズ枠2に取り付けられていない端部は湾曲しており、耳当ての機能を有している。ツル3として適用される圧縮木材の繊維方向は、ツル3の長手方向にほぼ沿っている。図1では、ツル3の側面が、ツル3の長手方向に沿って木目Gが延びる模様を呈している場合を図示しているが、これはあくまでも一例に過ぎない。
なお、レンズ枠2は、金属製でもよいし樹脂製でもよい。また、レンズ枠2が、ツル3と同じく圧縮木材製であってもよい。
次に、メガネフレーム1に適用するツル3の製造方法を説明する。まず、平板状の木材を原木から形取る(形取工程)。図2は、本実施の形態で使用する木材の構成を示す斜視図である。同図に示す木材11は、平板状をなす板目材である。この木材11は、例えば無圧縮状態の無垢材から削り出され、長手方向(図2の矢視A方向と平行な方向)と略平行な繊維方向Lを有する。木材11の表面の木目Gは、概ね長手方向に沿っている。また、木材11の繊維方向Lと略直交する側面(図2の左下方の側面)の木目Gは、年輪状をなしている。
以後の説明では、図2の木材11において、図2の矢視A方向と平行な方向を「長手方向」と呼ぶのに加え、図2の矢視B方向と平行な方向を「幅方向」、図2の矢視C方向と平行な方向を「板厚方向」とそれぞれ呼ぶ。
木材11は、比重が0.5以下、より好ましくは比重が0.45以下の木材であり、具体的には、ヒノキ、ヒバ、スギ、キリ、マツ等のうちのいずれかの無垢材を削り出すことによって得られる。これらの木材は、比較的容易に手に入り安い。また、ヒノキやヒバなどには抗菌作用もあるため、メガネフレーム1のツル3の原材料として好適である。
この後、木材11を、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で所定時間放置し、水分を過剰に吸収させることによって十分に軟化させる(1次軟化工程)。ここでいう高温高圧とは、温度が100〜230℃、より好ましくは180〜230℃、さらに好ましくは180〜200℃程度であり、圧力が0.1〜3.0MPa(メガパスカル)、より好ましくは0.45〜2.5MPa、さらに好ましくは1.0〜1.6MPa程度の状態を指す。
続いて、上述した1次軟化工程で十分に軟化した木材11を、その板厚方向に圧縮力を加える(1次圧縮工程)。図3は、1次圧縮工程の概要を示す図であり、木材11の幅方向に垂直な断面を見た図である。木材11を圧縮する際には、木材11を一対の金型51および61によって挟持し、所定の圧縮力を加える。図3で木材11の上方に位置する金型51は、凸部52を備えたコア金型である。これに対し、図3で木材11の下方に位置する金型61は、凹部62を備えたキャビティ金型である。
1次圧縮工程では、軟化工程と同じ水蒸気雰囲気中で木材11を圧縮する。具体的には、金型51および61の少なくとも一方を他方に対して移動することによって木材11を挟持し、木材11を徐々に所定の3次元形状へ変形させる。金型51および61の少なくとも一方を他方に対して移動する際には、適当な駆動手段を用いて金型51および/または61を電気的に移動させることにより、木材11に加わる圧縮力を調整するようにすればよい。また、金型51と金型61とをねじで連結し、このねじを手動または自動で締めることによって金型51を金型61に対して上下動させるようにしてもよい。
図4は、金型51および61から圧縮力が加わることによって木材11が金型51および61と密着した状態を示す図であり、1次圧縮工程における木材11の変形がほぼ完了した状態を示す図である。図4に示すように、木材11は、圧縮工程によって金型51と金型61との隙間に相当する形状すなわち一部が湾曲した形状に変形し、肉厚も薄くなる。図4に示す状態で、木材11の板厚方向に所定時間(1〜数十分、より好ましくは5〜10分程度)圧縮力を加えた後、上記水蒸気雰囲気を解いて木材11を乾燥させ、金型51と金型61を離間させて圧縮を解除する。この結果、木材11の板厚方向については、その形状が固定される。
乾燥した木材11の表面には、圧縮によって樹液成分の一部が染み出し、ツヤが出る。したがって、木材11の圧縮後のツヤ出しを、別工程を経ることなく容易に実現することができる。
また、本実施の形態においては、1次圧縮工程を行うことによって木材11の繊維密度が顕著に増加し、アルミニウム等の金属と同程度の強度を有するようになるため、加工後の木材11の強度に問題が生じることはない。
1次圧縮後の木材11の板厚方向の肉厚rは、1次圧縮前の木材11の肉厚Rの30〜50%程度となる。換言すると、この1次圧縮工程における木材11の板厚方向の圧縮率(圧縮による木材の肉厚の減少分ΔR=R−rとその木材の圧縮前の肉厚Rの比の値
ΔR/R)は、0.50〜0.70程度である。以後、1次圧縮後の木材11を、「木材12」と称する。
次に、1次圧縮工程によって圧縮および一部の曲げが行われた木材12から、ツル3の原型であるブランク材を形成する(ブランク材形成工程)。図5は、ブランク材形成工程の概要を示す図である。ブランク材形成工程では、1次圧縮後の木材12を幅Dでスライスすることにより、ブランク材13を順次形成する。
この後、ブランク材13を、上述した1次軟化工程と同じ水蒸気雰囲気中で軟化させ(2次軟化工程)、軟化したブランク材13に対し、幅方向へ圧縮力を加える(2次圧縮工程)。図6は、2次圧縮工程の概要を示す図である。ブランク材13を圧縮する際には、ブランク材13を一対の金型71および81によって挟持し、所定の圧縮力を加える。図6でブランク材13の上方に位置する金型71は、凸部72を備えたコア金型である。これに対し、図6でブランク材13の下方に位置する金型81は、凹部82を備えたキャビティ金型である。金型71および81の移動は、金型51および61の移動と同様に行うことができる。
図7は、金型71および81から圧縮力が加わることによってブランク材13が金型71および81と密着した状態を示す図であり、2次圧縮工程におけるブランク材13の変形がほぼ完了した状態を示す図である。図7に示すように、2次圧縮工程では、ブランク材13は幅方向(図7の上下方向)の肉厚が薄くなる以外、その形状は変わらない。図7に示す状態でブランク材13に所定時間(1〜数十分、より好ましくは5〜10分程度)圧縮力を加えた後、上記水蒸気雰囲気を解いてブランク材13を乾燥させ、金型71と金型81を離間させて圧縮を解除する。この結果、ブランク材13は、幅方向についても、その形状が固定され、1次圧縮工程の結果とも相俟って、その全体形状が固定される。
2次圧縮後のブランク材13の幅dは、2次圧縮前のブランク材13の幅Dの30〜50%程度となる。換言すると、この2次圧縮工程におけるブランク材13の幅方向の圧縮率は、1次圧縮工程における木材11の板厚方向の圧縮率と同様に0.50〜0.70程度である。但し、通常、2次圧縮工程における圧縮率は、1次圧縮工程における圧縮率よりも低くなる。以後、2次圧縮後のブランク材13を、「ブランク材14」と称する。
続いて、大気中でブランク材14を加熱しながら、ブランク材14の形状を最終形状または最終形状と略同形状に整形する(加熱整形工程)。図8は、加熱整形工程の概要を示す図である。同図に示す加熱整形工程では、一対の金型101および201を用いてブランク材14を挟持、圧縮するとともに、金型101および201を介してブランク材14に熱を加える。
ブランク材14の上方から圧縮力を加える金型101は、ブランク材14の内側面に嵌合する形状をなす凸部102を備える。この金型101の内部には、熱発生手段であるヒータ103が取り付けられている。ヒータ103は、温度制御機能を有する制御装置301に接続されており、制御装置301の制御のもとで発熱し、金型101に熱を加える。他方、ブランク材14の下方から圧縮力を加える金型201は、ブランク材14の外側面を嵌入する形状をなす凹部202を備える。この金型201の内部にもヒータ203が取り付けられている。このヒータ203も制御装置301に接続されており、制御装置301の制御のもとで発熱し、金型201に熱を加える。
加熱整形工程では、ブランク材14を加熱する際の金型101および201の各金型温度を制御装置301によって調整するとともに、金型101および201によってブランク材14を挟持して圧縮力を加える時間を調整することにより、加熱整形後のブランク材14の表面の色合いやツヤを変えるとともに、ブランク材14の硬度を増加させることができる。
ブランク材14に圧縮力を加える時間や金型101および201の各金型温度は、ブランク材14が有する特性や、加工後のツル3に付与すべき性質等に応じて定めればよい。ここでいう「ブランク材14が有する特性」には、ブランク材14の種類、産地、生育環境、生育状態などが含まれる。また、「ツル3に付与すべき性質」には、加工後のツル3の表面の色、ツヤ、および加工後のツル3の強度などが含まれる。
ところで、加熱整形工程は大気中で行うため、ブランク材14は軟化していない状態で圧縮力が加えられることになる。したがって、加熱整形工程においてブランク材14の形状を大きく変形することは困難である。この意味で、ブランク材14の形状は、2次圧縮工程を終了した段階で、ほぼツル3の形状(最終形状)に近くなるようにしておき、加熱整形工程では形状がほとんど変化せず、肉厚が若干薄くなる程度の圧縮を行うようにすればよい。
加熱整形工程の後、ツル3の最終形状への仕上が必要な場合には、加熱整形後のブランク材14に対して切削、研磨等を施すことにより、最終形状への仕上げを行う(仕上工程)。この仕上工程としては、例えば加熱整形工程で生じたバリの除去やツル3の角部の面取りなどをあげることができる。なお、面取りに関しては、ブランク材13をスライスした後、ブランク材形成工程の一環として行ってもよい。
上述した一連の工程(形取工程〜加熱整形工程)によって得られたツル3は、ヒンジ4を介してレンズ枠2に取り付けられる。なお、ヒンジ4の形状によっては、2次圧縮工程においてブランク材13を圧縮する際に、ヒンジ4の一部をなす金具をブランク材13に取り付けることも可能である。具体的には、2次圧縮工程で圧縮する際、ブランク材13の木材成分の一部が金型の隙間部分を移動しながら変形することに鑑み、圧縮によって木材成分の一部が金具の周囲を取り囲むように移動することが可能な位置に金具を配置し、2次圧縮工程を行ってもよい。この場合には、金具の分だけ金型の形状を考慮することは勿論である。
以上説明した本発明の一実施の形態に係るメガネフレームによれば、大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で軟化した木材に対し、その水蒸気雰囲気中で圧縮力を加えることによって形成した部品を備えたことにより、比重が高い木材や、べっ甲、象牙などの自然素材を用いる場合と同様の特性を有し、安定的に供給することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、比較的入手しやすいヒノキ、ヒバ、スギ、キリ、マツ等の低比重の木材を原材としているため、入手が困難で価格が高い高比重の木材、べっ甲、象牙を用いた場合と同様の特性を、低コストで実現することができる。加えて、前述した低比重の木材として間伐材を利用することにより、資源の節約や有効利用といった環境問題にも寄与することができる。
さらに、本実施の形態によれば、圧縮後のブランク材に対して加熱整形工程を行うことにより、べっ甲や象牙などと同様の高級感溢れた色合いやツヤを出すことができる上、加熱整形時間を調整することにより、色合いやツヤに関して個体差を生じさせることができるため、より個性的なメガネフレームを提供することが可能となる。
本実施の形態においては、メガネフレームのツルの部分(耳当てを含む)の長手方向が木材の繊維方向と略平行となるようにブランク材を形成し、そのブランク材を圧縮成形したため、ツルの部分の強度を高くして耐久性を向上させることができる。また、ツルの部分を木材とすることにより、長期にわたって使用しても金属が肌と接触して金属アレルギーを発生することがない。さらに、木材としてヒノキやヒバのように抗菌作用のある木材を使用すれば、衛生的である。加えて、耳当て部分が自然な触感を有することにより、使用者はメガネをかけても疲れにくく、人間工学的に見ても優れた商品を提供することが可能となる。
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を詳述してきたが、本発明は上記一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、以上の説明では、ツルを単層の圧縮木材によって形成したが、2枚以上の木材を積層することによってツルを形成してもよい。この場合には、積層する木材の間にヒンジの一部をなす金具を介在させた状態で2次圧縮を行うことにより、その金具をツルに取り付けてもよい。
また、ツル以外の部品を圧縮木材によって形成してもよい。例えば、レンズ枠、鼻当て、耳当てのうちの一部または全部を圧縮木材によって形成してもよい。さらには、ヒンジを除いたメガネフレーム全体を圧縮木材によって形成してもよい。各部品に対する圧縮工程の概要は、上記一実施の形態における1次圧縮工程や2次圧縮工程と同じであるが、部品の形状によっては,圧縮工程を1回行えば十分な場合もある。また、部品の形状によっては、原木から形取る段階でブランク材を形成できる場合もある。このように、圧縮木材を使用する場合の製造方法は、部品の形状に応じて行うべき処理の内容が若干異なってくる。
さらに、使用する木材の特性によっては、圧縮工程(ツルの場合には2次圧縮工程)を行った時点で、製品として十分耐え得る程度の色合いやツヤが出る場合もある。このような木材を加工する場合には、加熱整形工程を行うことなく、圧縮工程のみによって所望の肉厚に到達するように金型の形状や形取る木材の形状を調整してもよい。
なお、本発明は、比重が0.5以下の木材を用いれば、安定的な供給を実現する上で大きな効果を得ることができるが、比重が0.5を超える木材を圧縮成形することによって実現することもできる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係るメガネフレームの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るメガネフレームのツルの原材料である木材の構成を示す図である。 木材を用いてツルを製造する際の1次圧縮工程の概要を示す図である。 1次圧縮工程において木材の変形がほぼ完了した状態を示す図である。 木材を用いてツルを製造する際のブランク材作成工程の概要を示す図である。 木材を用いてツルを製造する際の2次圧縮工程の概要を示す図である。 2次圧縮工程において木材の変形がほぼ完了した状態を示す図である。 木材を用いてツルを製造する際の加熱整形工程の概要を示す図である。
符号の説明
1 メガネフレーム
2 レンズ枠
2a リム
2b ブリッジ
2c 鼻当て
2d 智
3 ツル
4 ヒンジ
11,12 木材
13,14 ブランク材
51,61,71,81,101,201 金型
52,72,102 凸部
62,82,202 凹部
103,203 ヒータ
301 制御装置
G 木目
L 繊維方向

Claims (4)

  1. 大気よりも高温高圧の水蒸気雰囲気中で軟化した木材に対し、前記水蒸気雰囲気中で圧縮力を加えることによって形成した部品を備えたことを特徴とするメガネフレーム。
  2. 前記木材は、前記圧縮力を加える前の比重が0.5以下であることを特徴とする請求項1記載のメガネフレーム。
  3. 前記部品は、長手方向が前記木材の繊維方向と略平行なツルを含むことを特徴とする請求項1または2記載のメガネフレーム。
  4. 前記ツルの少なくとも一部が湾曲していることを特徴とする請求項3記載のメガネフレーム。
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