JP2008157051A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成にて良好な潤滑状態が確保されるスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機は、オイル室60に貯留された潤滑油を吸入室31に還流させるオリフィスフィルタ82を備える。オリフィスフィルタ82は、オイル室60と吸入室31との間に配置され、オイル室60側にオイル室60の底壁よりも上に位置付けられた入口端を有するオリフィスチューブ86と、オイル室60の底壁近傍からオリフィスチューブ86の入口端近傍に渡り、毛細管現象により潤滑油をオリフィスチューブ86の入口端に供給する供給部材106とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両用空調システムの冷凍回路に好適なスクロール圧縮機に関する。
この種のスクロール圧縮機は、例えば車両用空調システムの冷凍回路等に適用され、そのハウジング内には、吸入室、吐出室及びオイル室が区画される。また、ハウジング内には、固定スクロール及び可動スクロールからなるスクロールユニットが収容され、固定及び可動スクロールの間には圧力室が形成される。固定スクロールに対して可動スクロールが旋回運動するのに伴い、圧力室は、吸入室からの作動流体の吸入、吸入した作動流体の圧縮、そして、圧縮した作動流体の吐出室への吐出を実行する。
ここで、作動流体は潤滑油を含み、潤滑油の一部は、圧力室から吐出した後にオイル室に貯留され、オイル室から吸入室に還流させられる。吸入室には、可動スクロールを旋回させるための旋回ユニットが収容されており、還流させられた潤滑油は、スクロールユニットや旋回ユニット等の潤滑に供される。
作動流体を還流させるための手段として、オイル室と吸入室との間には、オリフィスチューブが配置される。オリフィスチューブは、固定スクロールに形成された貫通孔内に配置され、オイル室側のオリフィスチューブの入口端は、目詰まりを防止すべく円筒状のフィルタ部材によって囲まれる。
特開2006-307803号公報
上述した従来技術の圧縮機では、設計上の制約から、オリフィスチューブの入口端がオイル室の底壁よりも上に位置しており、圧縮機を適用した冷凍回路の運転条件等に応じて、オイル室内での潤滑油の油面がオリフィスチューブの入口端よりも下になることがある。この場合、潤滑油がオリフィスチューブの入口端に流入し難く、吸入室に還流される潤滑油の量が不足し、固定スクロールと可動スクロールとの間や吸入室内の旋回ユニット等の摺動部で潤滑状態が悪化する虞がある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成にて、良好な潤滑状態が確保されるスクロール圧縮機を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明によれば、内部に吸入室、吐出室及びオイル室が区画されたハウジングと、前記ハウジング内に収容され、前記吸入室から潤滑油を含む作動流体を吸入し、吸入した前記作動流体を圧縮し、そして、圧縮した前記作動流体を前記吐出室に吐出する圧力室を互いの間に形成する固定スクロール及び可動スクロールと、前記圧力室から吐出された後に前記オイル室に貯留された前記潤滑油を前記吸入室に還流させる油還流手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記油還流手段は、前記オイル室と前記吸入室との間に配置され、前記オイル室側に前記オイル室の底壁よりも上に位置付けられた入口端を有するパイプと、前記オイル室の底壁近傍から前記パイプの入口端近傍に渡り、毛細管現象により前記潤滑油を前記パイプの入口端に供給する供給部材とを含むことを特徴とするスクロール圧縮機が提供される(請求項1)。
好ましくは、前記油還流手段は、前記供給部材として、積層されたネットを含む(請求項2)。
本発明の請求項1のスクロール圧縮機では、オイル室内の潤滑油の液面がパイプの入口端よりも下にあっても、供給部材によって潤滑油がパイプの入口端に供給される。このため、圧縮機の運転条件等に関わらず、潤滑油が吸入室に常時供給される。この結果として、このスクロール圧縮機では、固定スクロールと可動スクロールとの間や可動スクロールのための旋回ユニット等における各摺動部の潤滑状態が良好に保たれる。
請求項2のスクロール圧縮機では、供給部材がネットであることにより、簡単な構成にて良好な潤滑状態が確保される。
図1は一実施例のスクロール圧縮機を示す。この圧縮機は例えば車両用空調システムの冷凍回路に組み込まれ、冷凍回路の冷媒(作動流体)を圧縮するために使用される。ここで、冷媒には潤滑油としての冷凍機油が含まれており、この冷凍機油は冷媒とともに圧縮機内の軸受や種々摺動面に供給され、これらを潤滑する。
スクロール圧縮機はハウジング2を備え、このハウジング2は駆動ケーシング4及び圧縮ケーシング6からなる。これら駆動及び圧縮ケーシング4,6は複数の連結ボルト8により相互に連結されている。なお、この圧縮機は、後述するように潤滑油が圧縮ケーシング6内の底部に貯留されることから、図1の縦方向が上下方向に略一致するように車両のエンジンルーム内に設置される。
駆動ケーシング4内には駆動軸10が配置され、この駆動軸10は圧縮ケーシング6側に大径端部12を有し、この大径端部12から小径軸部14が延びている。大径端部12はニードル軸受16を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持され、小径軸部14はボール軸受18を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。更に、小径軸部14にはボール軸受18と大径端部12との間にリップシール20が取付けられ、このリップシール20は小径軸部14に相対的に摺接し、駆動ケーシング4内を気密に区画している。
駆動軸10における小径軸部14は駆動ケーシング4から突出し、その突出端に電磁クラッチ22のドリブン側ユニットが取り付けられている。電磁クラッチ22は、そのドライブ側ユニットの一部として駆動プーリ24を有し、駆動プーリ24は軸受26を介して駆動ケーシング4に回転自在に支持されている。駆動プーリ24は車両のエンジンからの動力を受けて回転させられ、駆動プーリ24の回転は、電磁クラッチ22を介して駆動軸10に伝達可能である。従って、エンジンの駆動中、電磁クラッチ22がオン作動されれば、駆動軸10は駆動プーリ24とともに回転させられる。
一方、圧縮ケーシング6は、図示しないけれども、その外周壁に吸入ポート及び吐出ポートが形成され、吸入ポート及び吐出ポートは、冷凍回路の蒸発器又は凝縮器に対して冷媒管路により接続される。
圧縮ケーシング6内にはスクロールユニット28が収容され、スクロールユニット28と駆動ケーシング4の内端壁及び圧縮ケーシング6の外周壁との間には、圧縮ケーシング6の吸入ポートと連通する吸入室31が形成されている。スクロールユニット28は可動スクロール30及び固定スクロール32を有し、これら可動及び固定スクロール30,32は、それぞれ基板30a,32aと、各基板30a,32aに一体に形成された渦巻き壁30b,32bとから形成されている。
図1から明らかなように、可動及び固定スクロール30,32は、基板30a,32a同士が互いに対向し、且つ、渦巻き壁30b,32b同士が互いに噛み合うようにして配置されている。この配置では、各渦巻き壁30b,32bの先端面が、他方の基板32a,30aに対してチップシールを介して摺接するとともに、渦巻き壁30b,32b同士が互いに局所的に摺接し、これにより可動スクロール30と固定スクロール32との間に圧力室38が形成されている。この圧力室38内への冷媒の吸込工程及び冷媒の圧縮/吐出工程は、可動スクロール30の旋回運動に伴い実行される。
上述した可動スクロール30に旋回運動を付与するため、吸入室31内には旋回ユニットが配置されている。より詳しくは、可動スクロール30と駆動軸10の大径端部12とは、ニードル軸受42、偏心ブッシュ44及びクランクピン46を介して互いに連結され、可動スクロール30と駆動ケーシング4との間には、可動スクロール30の自転を阻止するボール型の旋回スラストベアリング50が配置されている。なお、図1中の参照符号52はカウンタウエイトを示し、このカウンタウエイト52は偏心ブッシュ44に取付けられている。
一方、固定スクロール32は圧縮ケーシング6内にて複数の固定ボルト(図示しない)を介して固定され、固定スクロール32と圧縮ケーシング6の端壁6aとの間には、吐出室58及びオイル室60が仕切壁62を介して上下に区画されている。更に、吐出室58内には油分離室64が区画されている。
より詳しくは、円筒状の区画壁66が、仕切壁62から圧縮ケーシング6の外周壁に亘り端壁6aに沿って上下方向に延び、区画壁66内には、油分離管68が同心上に固定されている。油分離室64は、油分離管68の大径端68aよりも下方の区画壁66の領域により形成されている。なお、区画壁66の上端はプラグ70により閉塞されているが、プラグ70と油分離管68との間にて、区画壁66の内周面には吐出ポートに連なる横孔72が開口している。
吐出室58は、吐出弁74を介して上流の圧力室38に連通する一方、区画壁66に形成された2つの導入孔78を介して下流の油分離室64に連通している。つまり、圧力室38は、吐出室58及び油分離室64を介して吐出ポートに繋がっている。なお、吐出弁74は、固定スクロール32の基板32aに設けられた弁孔としての吐出孔76と、吐出孔76を開閉するリード弁体と、リード弁体の開度を規制するストッパプレートとを有する。
一方、油分離室64は、仕切壁62に形成された底孔80を介してオイル室60に連通し、オイル室60は、油環流手段、つまり吸入室31とオイル室60との間に配置されたオリフィスフィルタ82を介して吸入室31に連通している。
より詳しくは、図2に拡大して概略的に示したように、固定スクロール32の基板32a及び渦巻き壁32bには、圧縮ケーシング6の内底面に接触する肉厚部32cが一体に形成され、固定スクロール32には、肉厚部32c及び基板32aを貫通して貫通孔84が形成されている。
貫通孔84は、その軸線が駆動軸10と平行に延び、オイル室60側の領域が吸入室31側の領域よりも大径に形成されている。
図2に図3及び図4も合わせて参照すると、オリフィスフィルタ82はオリフィスチューブ(パイプ)86を含む。オリフィスチューブ86は、例えば金属の中空円筒をその軸線方向に引き延ばして得られ、潤滑油を通過させるための極小径な内部流路(図示せず)を有する。
オリフィスチューブ86は、貫通孔84内に同心上に配置され、その先端(出口端)が吸入室31側の貫通孔84の開口端近傍に位置付けられている。
オリフィスチューブ86の基端(入口端)は、オイル室60内に位置し、上下方向でみて、オイル室60の底壁よりも上に位置している。
オリフィスチューブ86の入口端側の部分には、樹脂製のスリーブ88が同心にて嵌められ、オリフィスチューブ86の外周面にスリーブ88の内周面が密着している。
なお、スリーブ88の外周面には周方向溝88aが形成され、周方向溝88aには、Oリング89が嵌められる。このOリング89は、貫通孔84の内周面に密着し、スリーブ88の外周面と貫通孔84の内周面との間をシールする。
スリーブ88は、平面でみて四角形のフレーム90と一体に形成され、スリーブ88の一端がフレーム90の一端辺と繋がっている。スリーブ88の中心軸はフレーム90の下面に位置し、また、スリーブ88の内径はフレーム90の厚さよりも大きい。このため、オリフィスチューブ86の入口端は、フレーム90の一端辺に当接しているけれども、フレーム90によって閉塞されることはない。
フレーム90の他端辺は、上下に広がる端壁92として形成されており、端壁92の下端は、オイル室60の底壁近傍に位置している。
フレーム90の2つの側辺間には、例えば2つのビーム94が架け渡され、側辺及びビーム94の下面は面一に位置している。
また、フレーム90の2つの側辺間には、ブリッジ96が架け渡され、ブリッジ96は、側辺よりも上方に配置されている。ブリッジ96の上面は、上下方向でみて、端壁92の上端と同じ位置に位置付けられている。
フレーム90、端壁92、ブリッジ96及びスリーブ88の一端側は、箱状のフィルタ部材98によって囲まれている。フィルタ部材98は、上バスケット100と下バスケット102とからなり、上バスケット100及び下バスケット102の各々はネットからなる。上バスケット100及び下バスケット102は、相互に接着されるフランジ100a,102aをそれぞれ有する。
上バスケット100には、ブリッジ96及び端壁92が内側から当接し、上バスケット100の底、即ちフィルタ部材98の上面とフレーム90との間には、空間が確保される。このフレーム90よりも上側の空間は、空洞104としてそのまま残される。
一方、下バスケット102には、端壁92が内側から当接し、下バスケット102の底、即ちフィルタ部材98の下面とフレーム90との間にも空間が確保される。
このフレーム90よりも下側の空間には、毛細管現象を利用して、オリフィスチューブ86の入口端に潤滑油を供給するための供給部材106が配置されている。
具体的には、供給部材106は、帯状の樹脂製のネットを折りたたんで形成され、全体としては直方体形状をなす。供給部材の下面は、フィルタ部材の底面に接しており、供給部材の上端辺は、オリフィスチューブ86の入口端に接している。即ち、供給部材106は、オイル室60の底面近傍から、オリフィスチューブ86の入口端近傍に渡っている。
なお、フィルタ部材98は、圧縮ケーシング6の端壁6aに形成された突起108によって上から押さえられている。このため、フィルタ部材98の底面は、オイル室60の底面に密着する。
上述したスクロール圧縮機によれば、駆動軸10の回転に伴い可動スクロール30が旋回運動し、この際、可動スクロール30の自転は旋回スラストベアリング50により阻止される。可動スクロール30の旋回運動は、圧力室38をスクロールユニット28の径方向外側から内側に移動させ、これに伴い、圧力室38の容積が減少する。
この結果、吸入室31から圧力室38内に冷媒が吸入され、そして、吸入された冷媒は圧力室38が吐出孔76に向けて移動し、その容積が減少していく過程にて圧縮される。そして、圧力室38が吐出孔76に達すると、圧力室38内の冷媒の圧力は吐出弁74の締切圧に打ち勝って吐出弁74を開き、圧縮冷媒が圧力室38から吐出孔76を通じて吐出室58内に吐出される。
そして、圧縮冷媒は、吐出室58から導入孔78を通じて油分離室64に流入し、油分離室64内の環状の空間を旋回するように下方へ向かって流れる。この際、冷媒に含まれる霧状の潤滑油が遠心分離されて区画壁66の内周面に付着し、分離された潤滑油はその自重により下降し、底孔80を通じてオイル室60へと流入する。
こうして潤滑油が分離された圧縮冷媒は、油分離管68の下端から油分離管68内に流入して上昇し、そして、吐出ポートを通じて冷凍回路の凝縮器に供給される。
一方、オイル室60に貯えられた潤滑油は、吸入室31とオイル室60との間の圧力差を利用し、オリフィスフィルタ82を通じて吸入室31内に環流され、旋回ユニットを構成するニードル軸受42等の各摺動部に供給される。つまり、フィルタ部材98を通過することによって濾過された潤滑油が、オリフィスチューブ86を通して吸入室31に供給される。
上述したスクロール圧縮機では、油分離室64で潤滑油が十分に分離されないときのほか、冷凍回路の運転条件や車の走行状態(傾斜、加速、減速、旋回)等に起因して、オイル室60内の潤滑油の液面がオリフィスチューブ86の入口端よりも下になってしまっても、オリフィスチューブ86の入口端に供給される。これは、フィルタ部材98を通じて供給部材106に浸み込んだ潤滑油が、毛細管現象によって供給部材106の内部を上昇し、オリフィスチューブ86の入口端に到達するからである。
このため、冷凍回路の運転条件等に関わらず、十分な量の潤滑油が吸入室31に常時供給され、固定スクロール32と可動スクロール30との間や可動スクロール30のための旋回ユニット等における各摺動部の潤滑状態が常時良好に保たれる。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、上述したスクロール圧縮機では、供給部材106として、帯状のネットを折りたたんで使用したけれども、複数枚のネットを重ね合わせて使用してもよい。すなわちネットが積層されていればよい。また、ネットに代えて、樹脂製の不織布等を用いてもよい。すなわち、供給部材は、3次元的な網目構造を有していればよい。なお、積層されたネットを用いれば、簡単な構成にて、良好な潤滑状態が確保される。
上述したスクロール圧縮機では、フィルタ部材98の内部に空洞104が確保されていたが、空洞104内にもネット等を配置してもよい。ただし、一実施例のように空洞104を設ければ、オリフィスチューブ86を通過する潤滑油の流量が圧力損失によって減少するのが確実に防止される。
上述したスクロール圧縮機では、フィルタ部材98の底面がオイル室60の底壁のほぼ全域に対して接触していたけれども、オイル室60の底壁の少なくとも一部分に接触していればよい。ただし、フィルタ部材98の底面がオイル室60の底壁のほぼ全域に対して接触していれば、圧縮機が多少傾いても、オイル室60内の潤滑油がフィルタ部材98及び供給部材106を通じて吸い上げられる。
最後に、上述したスクロール圧縮機は、車両用空調システムの冷凍回路に好適ではあるが、他の用途にも適用可能であるのは勿論である。
一実施例のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1中、オリフィスフィルタ近傍の概略を拡大して示す図である。 図1のスクロール圧縮機に適用されたオリフィスフィルタの斜視図である。 図3のオリフィスフィルタの分解斜視図である。
符号の説明
31 吸入室
60 オイル室
82 オリフィスフィルタ
86 オリフィスチューブ(パイプ)
106 供給部材

Claims (2)

  1. 内部に吸入室、吐出室及びオイル室が区画されたハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され、前記吸入室から潤滑油を含む作動流体を吸入し、吸入した前記作動流体を圧縮し、そして、圧縮した前記作動流体を前記吐出室に吐出する圧力室を互いの間に形成する固定スクロール及び可動スクロールと、
    前記圧力室から吐出された後に前記オイル室に貯留された前記潤滑油を前記吸入室に還流させる油還流手段と
    を備えるスクロール圧縮機において、
    前記油還流手段は、
    前記オイル室と前記吸入室との間に配置され、前記オイル室側に前記オイル室の底壁よりも上に位置付けられた入口端を有するパイプと、
    前記オイル室の底壁近傍から前記パイプの入口端近傍に渡り、毛細管現象により前記潤滑油を前記パイプの入口端に供給する供給部材と
    を含む
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記油還流手段は、前記供給部材として、積層されたネットを含むことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
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