JP2008156899A - 便器洗浄水タンク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄水に没した状態で排水弁を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロートを備え、フロートの高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することを可能とした便器洗浄水タンク装置を提供すること。
【解決手段】便器へ供給するための洗浄水を貯留する洗浄水タンク10と、洗浄水タンク10の底部10aに配設され、洗浄水を便器へ向けて排水する排水口37と、排水口37に着座するシール面34aを備え、排水口37を開閉する排水弁34と、排水弁34の上面に接続され、排水弁34を引上げる紐状の引上げ部材33と、洗浄水に没した状態で排水弁34を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロート35と、を有する便器洗浄水タンク装置100において、フロート35は、引上げ部材33の中途部に固定可能であると共に、排水弁34には、フロート35の下面35bをシール面34aよりも下方位置に保持可能にするフロート配置部41を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水量を最大水量に調整することのできる便器洗浄水タンク装置に係わるものであり、特に、排水量の調整範囲を大きくすることができる便器洗浄水タンク装置に関するものである。
従来から、特許文献1に記載されているように、排水弁を引上げる紐状の引上げ部材の中途部に固定可能であり、洗浄水に没した状態で排水弁を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロートを備えた便器洗浄水タンク装置が知られている。
かかる従来の便器洗浄水タンク装置においては、引上げ部材に対するフロートの固定位置、言い換えると、便器洗浄水タンク底面からのフロートの高さ位置を調整することで、洗浄時の節水のために便器の種類に応じて洗浄水タンクから便器への洗浄水の排水量を調整していた。
具体的には、引上げ部材の伸延方向にてフロートの高さ位置を比較的に高く調整すれば、洗浄水の排出に伴って洗浄水タンク内の水位が下降する際に、フロート部材が早い段階で水面上に露出し浮力が減少するため、排水弁が早い段階で閉弁状態となり、その結果、排水量が小さくなる。一方、引上げ部材の伸延方向にてフロート部材の高さ位置を比較的に低く調整すれば、洗浄水の排出に伴って洗浄水タンク内の水位が下降する際に、フロート部材の高さ位置が高い場合に比べてフロート部材が洗浄水中に没し浮力を発揮する時間が長くなるため、排水弁が開弁状態から閉弁状態となるまでの時間も長くなり、その結果、排水量が大きくなる。このようにフロートの高さ位置を調整することにより、洗浄水タンクから便器への洗浄水の排水量を調整するものである。
実用新案登録第3088526号公報
しかしながら、特許文献1に記載の便器洗浄水タンク装置は、引上げ部材の伸延方向にてフロート部材の高さ位置の調整をする場合に、排水量を大きく調整すべくフロートを可及的低位置に調整する際、その下限位置が、排水弁の上面の位置を下限とするため、排水弁上面から、排水口開口縁までの距離の分は、排水不能の洗浄水が残留し、この残留水の分は大きく調整する場合の排水対象とすることができなかった。
そこで、本発明は、排水弁を引上げる紐状の引上げ部材の中途部にフロートを固定可能とし、フロートが洗浄水に没した状態では、浮力により排水弁を開弁状態に維持するように構成した浄水タンク装置において、フロートの高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することを可能とし、可及的最大の排水量を得ることができる便器洗浄水タンク装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、便器へ供給するための洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、前記洗浄水タンクの底部に配設され、前記洗浄水を前記便器へ向けて排水する排水口と、前記排水口に着座するシール面を備え、前記排水口を開閉する排水弁と、前記排水弁の上面に接続され、前記排水弁を引上げる紐状の引上げ部材と、洗浄水に没した状態で前記排水弁を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロートと、を有する便器洗浄水タンク装置において、前記フロートは、前記引上げ部材の中途部に固定可能であると共に、前記排水弁には、前記フロートの下面を前記シール面よりも下方位置に保持可能にするフロート配置部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記フロート配置部は、前記フロートを前記排水弁の下面に保持する保持手段によって構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記フロートは、前記引上げ部材を挿通するための挿通孔を有し、前記保持手段は、前記排水弁の下面に垂下された紐状体と、前記挿通孔に前記紐状体を挿通した状態で、前記フロートを固定する係止部材とを有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記フロートは、前記引上げ部材を挿通するための挿通孔を有し、前記保持手段は、前記排水弁の下面に突設された突起部と、前記突起部の先端部に連設され、前記挿通孔に前記突起部を挿通した状態で、前記フロートをスナップフィットにより嵌合する嵌合部とを有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記フロート配置部は、前記排水弁の上面に前記フロートの少なくとも一部を収納する凹部を備えており、前記凹部の底面は前記シール面よりも下方に配置され、前記フロートを前記引上げ部材に挿通した状態で、前記フロートの下面を前記シール面よりも下方位置に保持可能としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、排水弁を引上げる紐状の引上げ部材の中途部に固定可能であり、洗浄水に没した状態で排水弁を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロートを備え、排水弁に設けられたフロート配置部を用いてフロートの下面を排水弁のシール面よりも下方に位置決めを行うことが可能であり、フロートの高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することができ、便器への排水量を可及的に大きく調整することができる効果がある。また、洗浄水タンクの低い位置に貯留された洗浄水までも排出可能とすることができるため、洗浄水タンクの高さを低く設定することができる。
また、本発明の他の請求項に係わる発明においては、以下の作用・効果も奏する。
請求項2の発明によれば、保持手段によって、排水弁の上面に接続される引上げ部材の中途部に加えて排水弁の下面においてもフロートの位置決めを行うことにより、フロートの高さ位置の下限位置を排水弁の下面位置にまで調整することができる。
請求項3の発明によれば、紐状体及び係止部材によって、排水弁の上面に接続される引上げ部材の中途部に加えて排水弁の下面においてもフロートの位置決めを行うことにより、容易かつ簡便な方法でフロートの高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することができる。
請求項4の発明によれば、突起部及び嵌合部によって、排水弁の上面に接続される引上げ部材の中途部に加えて排水弁の下面においてもフロートの位置決めを行うことにより、スナップフィットという容易かつ簡便な方法で部品点数の削減、施工性の向上を実現できる。
請求項5の発明によれば、排水弁の上面においてフロートを引上げ部材から離脱することなくフロートの位置決めを行うことにより、施工性を向上させることができる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用した第1実施形態に係る便器洗浄水タンク装置の断面正面図であり、排水前の状態を示しており、図2は、図1に示した便器洗浄水タンク装置の排水時における断面正面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の便器洗浄水タンク装置100は、便器(図示せず)に装着されて、便器に洗浄水を供給するものであり、便器の便器ボールの大きさや便器の種類に応じて洗浄水タンクからの排水量を調整可能に構成されている。例えば、排水量を小水量(例えば、6L)と大水量(例えば、8L)との間で切り替える調整を行うことができるものである。この便器洗浄水タンク装置100は、便器へ供給するための洗浄水を貯留する洗浄水タンク10と、洗浄水タンク10内に水を供給、貯留する給水装置20と、洗浄水タンク10内に蓄えられた水を便器に供給排水する排水装置30とを有している。
洗浄水タンク10は、薄箱型の方形状に形成し、給水源から供給された水を貯留すると共に、この貯留水を洗浄水として底部に設けた排水口37より便器へ排水する。なお、図1及び図2において、FWLは洗浄水タンク10の満水時の水位、DWL1は、小水量洗浄時における死水時の水位、DWL2は大水量洗浄時における死水時の水位を示している。ここで、死水時の水位とは、洗浄水タンク10内に貯留した洗浄水を便器へ排水し終わった時の洗浄水タンク10内の水位を示すものであり、満水時の水位から所要の排水が完了して排水弁が閉弁した状態における最も水位の下がった状態を言う。
給水装置20は、洗浄水タンク10内の左側方の底部10aに立設し、下端を給水源と接続した給水管21と、給水管21から洗浄水タンク10内への吐水と止水を切替えるべく給水管21上端に設けられた給水バルブ22と、洗浄水タンク10内の水位の上下動による浮力の変動を利用して給水バルブ22の吐水と止水の切替え操作を行うフロート部23とを有している。
給水管21は、略円筒状に形成し、給水源に連通連結されて、給水源からの水圧によって上端の給水バルブ22に送水すべく構成されており、給水源としては、水道管、止水栓、或はこれらに接続された配管や接続管等を指称する。
給水バルブ22は、テコ式レバー24を介してフロート部23に連動連結されており、水位の変動にともなうフロート部23の上下動に応じて給水バルブ22のダイヤフラム式の弁(図示せず)を開閉作動し、背圧室に通じる背圧抜き穴より吐水、或は止水可能に構成されている。
具体的には、洗浄水タンク10内の水位が低下するとフロート部23が降下してテコ式レバー24を開弁作動させて給水バルブ22を開き、洗浄水タンク10への給水が開始され、他方給水に従いタンク内水位が上昇すると、フロート部23が上昇してテコ式レバー24を閉弁作動させて給水バルブ22を閉止する。
かかる給水バルブ22の作動によって給水バルブ22の下手側に連通連結した下向きの吐水管27から洗浄水が洗浄水タンク10内に吐水され、或は止水される。このような吐水、止水作用により洗浄水タンク10内に満水時の水位FWLが維持される。
吐水管27は、中途で分岐してリフィール管28に連通しており、リフィール管28は排水口に連通立設した後述するオーバーフロー管38の上端開口部38b内に挿入されている。
次に、本発明の要部となる排水装置30について説明する。排水装置30は、図1及び図2に示すように、洗浄水タンク10の外側面に設けられた操作レバー装置31と、洗浄水タンク10内において操作レバー装置31の基部に略水平方向に連動連結された回転軸32と、回転軸32に玉鎖33を介して連結されて排水口37を開閉する排水弁34と、玉鎖33の所定位置に取り外し自在に装着されたフロート35とよりなり、操作レバー装置31のレバー操作によって回転軸32が回転作動し玉鎖33を介して連結した排水弁34の開弁作動を行うように構成されている。
すなわち、回転軸32の先端からは排水弁34の上面に接続され、排水弁34を引上げる紐状の引上げ部材としての玉鎖33が垂下されており、玉鎖33の下端には排水弁34が係止され、排水弁34から上方の所定距離をおいてフロート35が玉鎖33に位置調整自在に固定されている。35aは、フロート35を玉鎖33に固定するための係止部材としての止輪35aであり、中央に挿通孔を設け挿通孔周縁の一部を切欠して切欠部より玉鎖33を出し入れ可能とし止輪として機能するように構成している。36は、玉鎖33を内部に挿通した状態でフロート35と排水弁34との間に介在させその間の間隔を一定に保つべくスペーサとして機能するスリーブである。
また、洗浄水タンク10内には、玉鎖33に沿って横側方に、排水口37と連通した状態でL字状に立上げたオーバーフロー管38を配設しており、同洗浄水タンク10内に供給された過剰な洗浄水、すなわち満水時の水位FWLを超える分の洗浄水をオーバーフロー管38に逃がして排水口37から便器へ排水すべく構成している。また、洗浄水タンク10内中空部には、前述したリフィール管28の開口部を挿入収納している。
操作レバー装置31は、洗浄水タンク10の側壁に所定の固定具を介して回転自在に支持されており、使用者の操作レバー31aの回転動作により回転軸32を介して排水弁34を開弁作動する。31bは操作レバー31aが元の位置に戻る際に抵抗力を発生させるダンパ機能を備えた操作レバー調整部である。
排水弁34は、合成樹脂等の弾性のある素材で略円板状に形成され、略中央に下方開口の逆椀状に形成された凹部42を備えた弁体51と、弁体51の外周縁に延設され排水口37に着座するシール面34aを備えた外縁シール部53とよりなり、弁体51の側部には弁支持アーム52が横方向に連設されており、同アーム52の基端は排水口37と連通したL字状のオーバーフロー管38の周壁に枢着されている。従って、排水弁34は、操作レバー31aの操作による玉鎖33の緊張、弛緩作用によって弁支持アーム52を介して回動しながら排水口37の開口、閉塞作動を行う。38aは、オーバーフロー管38の周壁に突出形成された枢軸、52aは、この枢軸38aに枢着される弁支持アーム52の基端の枢着用孔を示す。
排水口37は、洗浄水タンク10の略中央底部に設けられており、排水口37の内周壁面には、排水ガイド筒37aが嵌着され、同排水ガイド筒37aは、洗浄水タンク10の底部上方にまで延設され、その上端開口縁に排水弁34のシール面34aが着座することにより排水口37の閉弁状態が維持されるように構成されている。
かかる排水装置30において、本発明の要部となるのは、排水弁34にはフロート35の下面35bを排水弁34のシール面34aよりも下方位置に保持可能にするフロート配置部41を設けたことにある。このフロート配置部41とは、フロート35を玉鎖33から離脱して、排水弁34の上方位置から排水弁34の下面位置に付替え可能とする構造をいう。
すなわち、フロート35を排水弁34の上方において玉鎖33に装着固定するためには、フロート35の略中央に玉鎖33を挿通するための挿通孔35cを設け、フロート35の上面に接するように止輪35aを玉鎖33に係合すると共に、フロート35の下方で排水弁34との間にスリーブ36を介設してフロート35の固定をしている。このフロート35は、洗浄水中に没した状態で浮力を発揮し、この浮力は玉鎖33を介して排水弁34に作用する。ここでフロート35の排水弁34に作用する浮力は、洗浄水タンク10内の水位が満水時の水位FWLにあるときに、洗浄水の水圧が排水弁34に対して作用する下向きの押圧力よりも小さくなるように設定されている。従って、排水口37を閉弁した状態の排水弁34は、フロート35の浮力が作用しても洗浄水の水圧により閉弁状態を維持することができ、一方、排水弁34が操作レバー31aの操作により開弁状態(図2参照)に操作された時には、排水弁34は開弁状態を維持することができるように設定されている。
次に、図3〜図5を用いて、フロート35の下面35bを排水弁34のシール面34aより下方に保持するフロート配置部41の具体的な構成について説明する。図3は図1に示したフロート配置部41の要部を示した部分拡大断面正面図、図4は図3に示したフロート配置部41の使用態様における、排水弁34の閉弁状態を示す断面正面図、図5は図3に示したフロート配置部41における、排水弁34の開弁状態を示す断面正面図である。
フロート配置部41は、図3に示すように、弁体51の略中央に下方開口の逆椀状に形成された凹部42と、排水弁34を吊下した玉鎖33とは別に凹部42の略中央に垂設された紐状体としてのフロート配置用玉鎖43とよりなる。
通常の配置におけるフロート35は、止輪35a及びスリーブ36により上下を狭持されることにより玉鎖33の中途部であって排水弁34よりも上方位置、すなわち、図3の一点鎖線で示す位置に固定されている。フロート35が玉鎖33のかかる位置に固定されている場合には、フロート35は、図2に示す排水弁34の開弁状態で、高さ位置FH1に配置されることとなる。ここで、高さ位置とは、洗浄水タンク10の底部10aを基準とした高さ位置を言う。
かかるフロート35の位置をフロート配置部41により変位させて通常の配置による場合よりも大量の洗浄水を洗浄水タンクから排出できるように変更するためには、まず、止輪35aを玉鎖33から離脱することにより、フロート35を玉鎖33の上端から抜去し排水弁34の凹部42中に付け替えする。
すなわち、玉鎖33から去脱したフロート35を排水弁34の凹部42に嵌着し、フロート35の挿通孔35cにフロート配置用玉鎖43を挿通し、当初玉鎖33から離脱していた止輪35aをフロート35の下面35bに接するようにフロート配置用玉鎖43に装着する。フロート35を排水弁34の凹部42内に嵌着できるようにフロート35の外径と凹部42の内径とは略同一に形成しており、しかも、フロート35の下半部は凹部42から露出するような構成することによりフロート35の下面35bは排水弁34のより下方に位置している。このようにフロート35がフロート配置用玉鎖43に固定された場合には、フロート35は、図3の実線で示す位置に配置されることとなり、このときのフロート35の下面35bは、排水弁34のシール面34aよりも下方位置に保持されることとなる。
なお、フロート35が排水弁34の凹部42に付け替えられた場合、図4に示すように排水弁34を閉弁状態にした時はフロート35は排水口37の排水ガイド筒37a中に収納された状態となり、浮力は一切排水弁34に及ばない。
このように、フロート35が排水弁34の凹部42に付け替えられた状態、すなわち図3の実線で示す位置に保持された場合には、フロート35は、図5に示す排水弁34の開弁状態において、フロート35が玉鎖33に固定される場合の高さ位置FH1よりも低い高さ位置FH2に配置されることとなる。このとき、フロート配置用玉鎖43及び止輪35aは、フロート35を排水弁34の下面に保持する保持手段として機能し、フロート配置部41は、この保持手段と排水弁34の凹部42によって構成されている。
このような構成により、フロート35は、フロート配置用玉鎖43及び止輪35aによって排水弁34の下面に付け替えを行うことができることになり、容易かつ簡便な方法で排水弁34に対してフロート35の高さの下限位置を可及的に低く調整することができる。
次に、実際にフロート配置部41を用いてフロート35の高さ位置を調整し便器洗浄水タンク装置100の排水量を調整した場合、その排水動作に関し、洗浄水の排水量6Lである小水量洗浄時の排水動作と、8Lである大水量洗浄時の排水動作とに分けて説明する。
まず、小水量洗浄時の排水動作について説明する。
図1に示すように、便器洗浄水タンク装置100は、洗浄水タンク10内に貯留している洗浄水の水位が満水時の水位FWLとなっており、排水弁34を閉弁状態としている。しかも、フロート35は、図3の一点鎖線で示す位置に固定されている。この状態では、フロート35は、洗浄水中に没した状態であり浮力を生じているものの満水時の水圧により排水弁34に作用しないため閉弁状態を維持している。
この状態から、操作レバー31aを回転させると、回転軸32の回転を介して玉鎖33が上方に引き上げられ、これによって排水弁34の一端が引き上げられる。
そして、排水弁34は、図2に示すように、枢軸38a,38aを中心として上方に回動して、排水口37を解放した開弁状態となり、排水口37から便器への洗浄水の排水が開始され、洗浄水タンク10内の洗浄水の水位は、満水時の水位FWLから徐々に低下し始める。
その後、洗浄水タンク10内の洗浄水の水位が低下し高さ位置FH1に到達するまでの間、フロート35の浮力により、排水弁34の開弁状態が維持される。
洗浄水の水位がフロート35の高さ位置FH1に到達し、フロート35の一部が水面から露出した状態となると、フロート35の浮力は急激に減少して、排水口37の吸引力により排水弁34は、枢軸38a,38aを中心として下方に回動して、排水口37を閉塞した閉弁状態となる。すなわち、排水口37には、洗浄水の流出により、排水弁34を下方に回動させるような負圧が発生するから、この負圧による力を受けて排水弁34が閉弁状態となる。
排水弁34が閉弁状態となることにより、排水口37から便器への洗浄水の排水が終了し、このときの洗浄水の水位は、小水量洗浄時における死水時の水位DWL1となっている。
次に、大水量洗浄時の排水動作について説明する。
図4に示すように、操作レバー31aの操作がされる前の便器洗浄水タンク装置100は、洗浄水タンク10内に貯留している洗浄水の水位が満水時の水位FWLとなっており、排水弁34を閉弁状態としている。しかも、フロート35は、図3の実線で示す位置に付け替え固定されている。この状態では、フロート35は、排水口37の排水ガイド筒37a中に収納された状態となっており洗浄水中に没した状態となっていないため、その浮力は発生しておらず、排水弁34は、閉弁状態を維持している。
この状態から、便器の洗浄をするために、操作レバー31aを回転させると、回転軸32の回転を介して玉鎖33が上方に引き上げられ、これによって排水弁34の一端が引き上げられる。
排水弁34は、図5に示すように、枢軸38a,38aを中心として上方に回動して、排水口37を解放した開弁状態となると共に、フロート35も排水弁34と共に回動して上昇し、洗浄水中に没した状態となるため、フロート35は排水弁34に開弁状態を維持するための浮力を与える。
そして、排水弁34が開弁状態となることにより、排水口37から便器への洗浄水の排水が開始され、洗浄水タンク10内の洗浄水の水位は、満水時の水位FWLから低下し始める。
その後、洗浄水タンク10内の洗浄水の水位が、フロート35の高さ位置FH1よりも低下して高さ位置FH2に到達するまでの間、フロート35の浮力により、排水弁34の開弁状態が維持される。
洗浄水の水位がフロート35の高さ位置FH2に到達し、フロート35の一部が水面から露出した状態となると、フロート35の浮力は急激に減少する。そして、排水口37の吸引力により排水弁34は、枢軸38a,38aを中心として下方に回動して、排水口37を閉塞した閉弁状態となる。
このようにフロート35がFH2に達してから排水弁34が閉弁するまでの間において、水位の降下に従ってフロート35も徐々に降下していき、最終的には、フロート35の下面35bが排水弁34のシール面34aより下方位置にあるため、排水弁34のシール面34aの位置まで貯まった水は全て排水されてしまう。
そして、排水弁34がついに閉弁状態となることにより、排水口37から便器への洗浄水の排水が終了し、このときの洗浄水の水位は、小水量洗浄時における死水時の水位DWL1よりも下方の大水量洗浄時における死水時の水位DWL2となっている。
このように、フロート35を図3の実線で示す位置に配置する場合は、フロート35を図3の一点鎖線で示す位置に配置する場合と比べて、排水弁34が開弁状態から閉弁状態へ移行するタイミングが遅くなり、排水弁34が開弁状態となってから閉弁状態となるまでの時間が長くなる。この時間に、小水量洗浄時における死水時の水位DWL1と大水量洗浄時における死水時の水位DWL2との差分に相当する洗浄水の容量が、洗浄水タンク10からの排水量の調整分となり、大水量洗浄時における排水量は、この調整分だけ小水量時における排水量よりも大きくなる。
したがって、排水弁34を引上げる紐状の引上げ部材(例えば、玉鎖33)の中途部に固定可能であり、洗浄水に没した状態で排水弁34を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロート35を備え、フロート配置部41を用いてフロート35の位置決めを行うことにより、フロート35の高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することができ、便器への排水量を可及的に大きく調整することができる便器洗浄水タンク装置100を提供することができる。
また、死水時の水位DWL2を排水弁34のシール面34aの位置まで低くすることができるため、所定量の洗浄水を便器へ供給するための洗浄水タンク10における満水時の水位FWLの高さ位置を低くすることが可能となる。従って、洗浄水タンク10の高さを低くすることができる。
次に、本発明を適用した他の実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る便器洗浄水タンク装置に備えられるフロート配置部241を示した部分拡大断面正面図である。第1実施形態に係るフロート配置部41は、排水弁34の下面に垂下されたフロート配置用玉鎖43を有し、フロート35の挿通孔35cに同玉鎖43を挿通した状態で、止輪35aにより固定することにより、フロート35を排水弁34の下面に保持する構成であったが、これに替えて、第2実施形態に係るフロート配置部241は、スナップフィットを利用してフロート35を排水弁234の下面に保持する構成とする。
すなわち、第2実施形態に係るフロート配置部241は、図6に示すように、排水弁34の逆椀状の凹部42の略中央に排水弁234の下方に向けて垂設した突起部243と、突起部243の下端に形成した嵌合部244とよりなり、突起部243をフロート35の挿通孔35cに挿通した状態で、フロート35の挿通孔35c中に架設した係合板35dに嵌合部244をスナップフィットさせて係合することによりフロート35を凹部42中に装着固定する。
突起部243及び嵌合部244は、フロート35の挿通孔35c中の係合板35dにスナップフィットすることができるように、共に弾性のある素材で一体的に形成されており、嵌合部244は、突起部243に対して、断面積の大きい膨大部となっている。
フロート35がスナップフィットにより嵌合部244に嵌合された場合には、フロート35は、図4の一点鎖線示す位置よりも下方の実線で示す位置に固定されることとなり、このときのフロート35の下面35bは、排水弁234のシール面34aよりも下方位置に保持されることとなる。ここで、突起部243及び嵌合部244は、フロート35を排水弁234の下面に保持する機能を有していることになり、かかるフロート配置部241は、フロート35の付け替え固定のための保持手段を構成している。
これにより、第2実施形態に係るフロート配置部241によりフロート35を位置決めした場合には、第1実施形態に係るフロート配置部41によりフロート35を位置決めした場合と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、突起部243及び嵌合部244を利用したスナップフィットによって、排水弁234を引上げる紐状の引上げ部材(例えば、玉鎖33)中途部に装着したフロート35の付け替えを行う際に排水弁234の下面にフロート35の位置決めを行うことができ、スナップフィットという容易かつ簡便な方法で部品点数の削減、施工性の向上を実現できると共に、フロート35の高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することができ、便器への排水量を可及的に大きく調整することができる便器洗浄水タンク装置となっている。
(第3実施形態)
次に、本発明を適用した他の実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係る便器洗浄水タンク装置に備えられるフロート配置部341を示した部分拡大断面正面図である。第1実施形態に係るフロート配置部41は、フロート35を排水弁34の下面に保持する構成であったが、これに替えて、第3実施形態にかかるフロート配置部341は、フロート35を排水弁334の上面に保持する構成とする。
すなわち、図7に示すように、第3実施形態に係るフロート配置部341は、上方開口の椀状の排水弁334と共にフロート35の少なくとも一部を収納する凹部342を形成している。
同排水弁334は、その周面に排水口37に着座するシール面334aを備えた弁体351を有している。また、凹部342の底面342aはシール面334aよりも下方に配置されている。
かかる構成により、フロート35の挿通孔35cに玉鎖33を挿通した状態で、フロート35を、そのまま図7で示す一点鎖線の位置から実線の位置まで移動させて、フロート35の下部を排水弁334の凹部342に収納して、止輪35aでフロートの上方を固定する。このとき、フロート35の下面35bは、排水弁334のシール面334aよりも下方位置に保持されることとなる。
これにより、第3実施形態に係るフロート配置部341によりフロート35を位置決めした場合には、第1実施形態に係るフロート配置部41によりフロート35を位置決めした場合と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、排水弁334の上面においてフロート35を玉鎖33から離脱することなくフロート35の位置決めを行うことにより、施工性を向上させることができると共に、フロート35の高さ位置の下限位置を可及的に低く調整することができ、便器への排水量を可及的に大きく調整することができる便器洗浄水タンク装置となっている。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、第2実施形態においては、突起部243の先端部に嵌合部244を連設する構成としたが、これに替えて、突起部243の先端部に板バネ等の弾性部材を配設してスナップフィットによりフロート35を固定するようにしても良い。また、嵌合部244を、突起部243の先端部ではなく中途部に連設しても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明を適用した第1実施形態に係る便器洗浄水タンク装置の排水前の断面正面図である。 図1に示した便器洗浄水タンク装置の排水時における断面正面図である。 図1に示した便器洗浄水タンク装置に備えられたフロート配置部の部分拡大断面正面図である。 図3に示したフロート配置部の使用態様における、排水弁の閉弁状態を示す断面正面図である。 図3に示したフロート配置部の使用態様における、排水弁の開弁状態を示す断面正面図である。 第2実施形態に係る便器洗浄水タンク装置に備えられたフロート配置部の部分拡大断面正面図である。 第3実施形態に係る便器洗浄水タンク装置に備えられたフロート配置部の部分拡大断面正面図である。
符号の説明
10 洗浄水タンク
10a 洗浄水タンクの底部
33 引き上げ部材(玉鎖)
34 排水弁
34a 排水弁のシール面
35 フロート
35a 係止部材(止輪)
35b フロートの下面
35c フロートの挿通孔
37 排水口
41 フロート配置部
43 紐状体(フロート配置用玉鎖)
35a,43 保持手段
100 便器洗浄水タンク装置
234 排水弁
241 フロート配置部
243 突起部
244 嵌合部
243,244 保持手段
334 排水弁
334a 排水弁のシール面
341 フロート配置部
342 凹部
342a 凹部の底面

Claims (5)

  1. 便器へ供給するための洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、
    前記洗浄水タンクの底部に配設され、前記洗浄水を前記便器へ向けて排水する排水口と、
    前記排水口に着座するシール面を備え、前記排水口を開閉する排水弁と、
    前記排水弁の上面に接続され、前記排水弁を引上げる紐状の引上げ部材と、
    前記洗浄水に没した状態で前記排水弁を開弁状態に維持するための浮力を発揮するフロートと、を有する便器洗浄水タンク装置において、
    前記フロートは、前記引上げ部材の中途部に固定可能であると共に、
    前記排水弁には、前記フロートの下面を前記シール面よりも下方位置に保持可能にするフロート配置部を設けたことを特徴とする便器洗浄水タンク装置。
  2. 前記フロート配置部は、前記フロートを前記排水弁の下面に保持する保持手段によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄水タンク装置。
  3. 前記フロートは、前記引上げ部材を挿通するための挿通孔を有し、
    前記保持手段は、前記排水弁の下面に垂下された紐状体と、前記挿通孔に前記紐状体を挿通した状態で、前記フロートを固定する係止部材とを有することを特徴とする請求項2に記載の便器洗浄水タンク装置。
  4. 前記フロートは、前記引上げ部材を挿通するための挿通孔を有し、
    前記保持手段は、前記排水弁の下面に突設された突起部と、前記突起部の先端部に連設され、前記挿通孔に前記突起部を挿通した状態で、前記フロートをスナップフィットにより嵌合する嵌合部とを有することを特徴とする請求項2に記載の便器洗浄水タンク装置。
  5. 前記フロート配置部は、前記排水弁の上面に前記フロートの少なくとも一部を収納する凹部を備えており、前記凹部の底面は前記シール面よりも下方に配置され、
    前記フロートを前記引上げ部材に挿通した状態で、前記フロートの下面を前記シール面よりも下方位置に保持可能としたことを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄水タンク装置。
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