JP2008156721A - トナーリサイクル方法 - Google Patents

トナーリサイクル方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008156721A
JP2008156721A JP2006348187A JP2006348187A JP2008156721A JP 2008156721 A JP2008156721 A JP 2008156721A JP 2006348187 A JP2006348187 A JP 2006348187A JP 2006348187 A JP2006348187 A JP 2006348187A JP 2008156721 A JP2008156721 A JP 2008156721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
information
reducing agent
recycling
collected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006348187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Morii
良浩 森井
Hiroyuki Matsuura
博幸 松浦
Kazuma Torii
数馬 鳥居
Takeshi Sugimoto
猛 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKOO FLEX KK
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
SHINKOO FLEX KK
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKOO FLEX KK, Ricoh Co Ltd filed Critical SHINKOO FLEX KK
Priority to JP2006348187A priority Critical patent/JP2008156721A/ja
Publication of JP2008156721A publication Critical patent/JP2008156721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】トナー収集量と、リサイクルに利用する利用量とのバランスを管理しつつトナーリサイクルを行うことのできるトナーリサイクル方法を提供する。
【解決手段】リサイクル目的で収集されたトナーとテルミット酸化還元反応剤とを混合し、造粒成形して複合還元剤を製造するトナーリサイクル方法であって、複合還元剤を供給すべき供給先130から、複合還元剤の要求に関する還元剤情報をコンピュータネットワーク10を介して受信する還元剤情報受信工程と、還元剤情報受信工程で受信した還元剤情報に基づいて、トナーに関するトナー情報を生成するトナー情報生成工程と、トナー情報生成工程において生成されたトナー情報を、コンピュータネットワーク10を介してトナーを収集する収集部110に送信する送信工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リサイクル目的で収集されたトナーとテルミット酸化還元剤とを混合し、造粒成形して複合還元剤を製造するトナーリサイクル方法に関するものである。
現代社会においては、環境問題に関する重要性が以前に増して認識されている。そのため、消費者や投資家は、環境への配慮を切り口に企業を厳しく選別するようになってきている。企業にとっては、これまで行ってきた利益創出活動と共に、今後は環境保全活動を行うことが課題となっている。資源の有効活用・廃棄物の削減の点から、企業は、製品、部品、材料をリサイクルして活用することが急務となっている。
このリサイクルに関して、その手段(リサイクル処理)を大別すると以下のようなものがある。
手段1.自家再使用
製品を使用するユーザー自身が、製品内の一部(部品等)を再使用するリサイクル処理である。この自家再使用は、ユーザーが簡易に実施できるという前提で行われるので、環境負荷低減効果が最も大きく、且つ、コストが最も小さい処理の仕方であるといえる。
手段2.製品再使用
使用済みとなり市場から回収される製品(以下「回収機」)に対して、所定の再生処理を施して「再生機」として再使用するリサイクル処理である。この処理の場合は、製品を構成する大部分はそのまま再使用されるので、環境負荷低減効果が非常に大きい。
手段3.部品再使用
回収機から部品またはユニットを取り出し、新既の製品内の部品またはユニットとして再使用するリサイクル処理である。この処理の場合、本来は加工等の相当量のエネルギーを注いで製造される部品、ユニットに対し、その製造工程が省略されるという点で、環境負荷低減効果は大きい。
手段4.マテリアルリサイクル
回収機を材料単位に分解・分別し、その後何らかの処理をして再生材料として使用するリサイクル処理である。なお、同一分野の製品の材料として再利用するクローズドループマテリアルリサイクルと、他分野の製品の材料として再利用するオープンループマテリアルリサイクルとがある。
手段5.再原料化
回収機を分解・分別し、最終的に原材料まで戻して再使用するリサイクル処理である。この処理を行うことにより、廃棄物ゼロを具現化することができる。
手段6.エネルギーリカバリ
プラスチックを燃焼させる等で、熱エネルギーを有効活用する処理である。
上記1〜6の手段においては、環境負荷低減効果の点で、一般に最も望ましいのが1で、以下2、3、・・・、6 の順となっている。したがって、いかに上位の手段で継続的にリサイクルを可能とさせていくかが、企業が具体的にリサイクルを推進していく上での重要なポイントとなる。
さらに、実際には、上位にあるもの、例えば「手段1.自家再使用」のみで半永久的に処理し続けることは不可能で、ある一定の期間後には必ずその手段を断念しなければならない。なぜならば、その製品が有している機能そのものが、ある一定の期間後には陳腐化し、もはや市場(またはユーザー)対してその機能が有用なものでは無くなってしまい、その手段でリサイクルをすることに経済的価値が無くなってしまうからである。
よって、リサイクルにおいては、上記1〜6のどれかの手段のみを実施していればよいというわけではなく、その全ての手段が実施されるのが望ましい。
また実際、上記1〜6の手段は、並行して実施されなければならない。なぜなら、製品の種類毎によって、手段1〜6の段階が異なってくるだろうし、また、一つの製品に限定しても、その内部の部品、ユニットによって各々リサイクル手段の段階が違ってくると考えられるからである。
例えば特許文献1にはリサイクルシステムの概念がフロー(コメットサークル)として明確化されている。リサイクルの実際の運用においては、この基本概念(コメットサークル)をどのように具体化させるかが重要である。特に、コピー機、FAX等のOA機器(画像形成機器)の場合、使用済みとなるのは機械本体の、所謂、構造体(及び、その部品)のみではなく、他にトナーなどのサプライ品(消耗品)も含まれる。そのため、OA機器においては、機器本体と同様、サプライ品のリサイクルシステムをどのように具体的に構築するかが重要となる。
ところで、企業が継続的な環境保全活動を行うためには、「いかにして環境保全活動そのものに経済性もたせるか」という課題がある。できるだけ環境保全活動コストを下げて実施する、さらに言えば、環境保全活動と利益創出活動とが同軸となり、環境保全活動そのものが利益を生み出す活動となることが望ましい。つまり、前述の手段1〜6のリサイクル処理を有償(つまり利益を得る)にて実施できるようにすることが望まれている。
このような方法として例えば特許文献2には、廃トナーの処理方法が記載されている。この方法においては、トナーの粒子径が数〜十数μmの超微粒子であることに着目して、製鉄所で廃トナーを利用している。具体的には、焼結原料に廃トナーを混合し、この廃トナーを混合した焼結原料を焼結機で焼結する。焼結原料に混合した廃トナー中の鉄粉は鉄源として利用し、また、廃トナー中の樹脂の一部は燃焼して粉コークスの代替え、つまり還元剤として利用するというものである。(なお、この方法のリサイクル処理の分類は、前述の分類のうちの「手段5.再原料化」に相当する。)
特許文献3には、工場にて排出される製造規格外トナーや、市場で使用済みとなった廃トナーと、アルミドロス、アルミ灰、アルミ滓などと混合し、製鋼用フラックスを製造するビジネスモデルが開示されている。このモデルを活用すると、トナーの成分にムダになるものを発生させないリサイクル、すなわち環境保全と経済性を両立させたリサイクルを実施することができる。特許文献4には、製鋼メーカーの製造工程にて発する製鋼ダストと、製造規格外トナーや使用済み廃トナーとを混合して、製鋼原料用成形品を作るビジネスモデルが開示されている。
特開2000−181958号公報 特許第3738606号公報 特開2004−33960号公報 特開2005−352319号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の方法においては、リサイクル処理が逆有償(トナーを供給する側が処理側にお金を払う)にて実施されている。これは、トナーに含まれる主成分である樹脂(結着樹脂)が十分な技術的付加価値を生んでいないことに起因する。
トナー内の樹脂分はコークスの代替えとして活用されるが、それは一部分のみであり、多くはガス化して製鋼工程内の廃風設備にて処理されている。また、焼結工程へのトナー配合率は0.5%以下に押さえられている。これは、トナー樹脂成分がトナー種類により異なり、このバラツキが焼結鉱の還元状態等に影響を及ぼすためである。したがって、焼結用原料としてはトナーは機能効率性が低い(よって、経済的付加価値がない)ものとなっている。
また、廃トナーの発生量と、製鋼用フラックスや製鋼原料用成形品といった商品(リサイクル用途)とは、量的な需要/供給の相関がまったくない。このため、製鋼用フラックス(すなわち、トナーリサイクル用途)の需要が下がっているのに廃トナーの発生量は拡大し、廃トナーの処理先が無くなってしまうことは十分に有り得ることである。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トナー収集量と、リサイクルに利用する利用量とのバランスを管理しつつトナーリサイクルを行うことのできるトナーリサイクル方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、リサイクル目的で収集されたトナーとテルミット酸化還元反応剤とを混合し、造粒成形して複合還元剤を製造するトナーリサイクル方法であって、前記複合還元剤を供給すべき供給先から、前記複合還元剤の要求に関する還元剤情報をコンピュータネットワークを介して受信する還元剤情報受信工程と、前記還元剤情報受信工程で受信した前記還元剤情報に基づいて、前記トナーに関するトナー情報を生成するトナー情報生成工程と、前記トナー情報生成工程において生成された前記トナー情報を、前記コンピュータネットワークを介して前記トナーを収集する収集部に送信する送信工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のトナーリサイクル方法であって、前記還元剤情報は、前記供給先が希望する前記複合還元剤に含まれる成分の構成比、造粒成形状態の成形強度のうち少なくとも1つを含んでいることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー情報は、前記トナーの材質、前記トナーに含まれる不純物の規定、および前記トナーの色のうち少なくとも1つを含んでいることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー情報は、前記収集部において収集すべき前記トナーの収集量と、前記収集部から前記トナーを受け入れる受入希望日時とを含むことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1から4いずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記コンピュータネットワークは、インターネットであることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記送信工程において送信した前記トナー情報に従い収集された前記トナーと、前記テルミット酸化還元反応剤とを混合し、造粒成形して前記複合還元剤を製造する製造工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載のトナーリサイクル方法であって、前記製造工程においては、前記テルミット酸化還元反応剤として、金属アルミニウム材料、金属マグネシウム材料、金属チタニウム材料、シリコン材料、若しくは炭素材料、またはこれら材料を複数含む複合材料を主成分とする還元性原料を混合することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6に記載のトナーリサイクル方法であって、前記製造工程においては、前記テルミット酸化還元反応剤として、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、ガリウム、錫、ゲルマニウム、鉛、バナジウム、モリブデン、アンチモン、クロム、ニオブ、タンタル、インジウム、カドミウム及びマンガンからなる群から選ばれた非鉄金属原子由来の酸化物若しくは酸化鉄、またはこれら材料を複数含む複合材料を主成分とする金属酸化物原料を混合することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項6から8のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー情報は、前記収集部において収集すべき前記トナーの収集量と、前記収集部からの前記トナー受け入れを希望する受入希望日時とを含み、前記製造工程においては、前記受入希望日時における前記収集量に応じた量の前記複合還元剤を製造することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記送信工程において送信した前記トナー情報に応じて、前記トナーを収集するトナー収集工程をさらに有し、前記製造工程においては、前記トナー収集工程において収集された前記トナーと、前記テルミット酸化還元剤とを混合し、造粒成形して前記複合還元剤を製造することを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー収集工程においては、トナー製造時に出される製品規格外トナーを収集することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項10に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー収集工程においては、使用済トナー容器中の前記トナーを収集することを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12に記載のトナーリサイクル方法であって、前記使用済トナー容器を回収するトナー容器回収工程をさらに有し、前記トナー収集工程においては、前記トナー容器回収工程において回収した前記使用済トナー容器中の前記トナーを収集することを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項12または13に記載のトナーリサイクル方法であって、前記使用済トナー容器は、使用済画像形成装置に内蔵されるトナーカートリッジまたはトナーボトルであることを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー容器回収工程においては、前記使用済トナー容器が内蔵された使用済画像形成装置を回収し、当該使用済画像形成装置から前記使用済トナー容器を取り出し、前記トナー収集工程においては、前記使用済トナー容器から前記トナーを収集することを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項13から15のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー収集工程において前記トナーが抜き取られた前記使用済トナー容器に新品のトナーを充填する充填工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16に記載のトナーリサイクル方法であって、前記充填工程において前記新品のトナーが充填された前記使用済トナー容器を市場に供給する再供給工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項10から17のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法であって、前記トナー収集工程において実際に収集した前記トナーの実収集量と、前記製造工程において利用した前記トナーの利用量と、これらの処理内容に関する情報とを管理する管理工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、請求項18に記載のトナーリサイクル方法であって、前記管理工程においては、前記実収集量と前記利用量とに基づいて、前記トナーのリサイクル率データ、マテリアルリサイクル率データおよびエネルギーリカバリ率データのうち少なくとも1つを生成し、かつ管理することを特徴とする。
本発明によれば、還元剤情報受信工程において、複合還元剤を供給すべき供給先から、複合還元剤の要求に関する還元剤情報をコンピュータネットワークを介して受信し、トナー情報生成工程において、還元剤情報受信工程で受信した還元剤情報に基づいて、トナーに関するトナー情報を生成し、送信工程において、トナー情報生成工程において生成されたトナー情報を、コンピュータネットワークを介してトナーを収集する収集部に送信するので、トナー収集量と、リサイクルに利用する利用量とのバランスを管理しつつトナーリサイクルを行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるトナーリサイクル方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム1の全体構成を示す図である。本トナーリサイクルシステム1は、トナー製造メーカ110と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130とを備えている。トナー製造メーカ110と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130は、コンピュータネットワークとしてのインターネット10を介して接続している。
本トナーリサイクルシステム1におけるトナーリサイクル方法は、従来技術として説明した手段4、マテリアルサイクルに該当する。本トナーリサイクル方法は、アルミ等の金属粉体を還元性原料とし、かつ、鉄鋼・特殊鋼の有効成分となる酸化金属を原料とした複合テルミット酸化還元剤(=複合還元剤)を製造するに当たり、さらに廃トナーも有効原料として活用するものである。
トナー製造メーカ110は、複写機等のOA機器(画像システム製品)に使用するトナーを製造している。トナーの製法はいくつかあるが、最も一般的なものの一つに粉砕法がある。この粉砕法とは、トナー原料を混錬した後に物理的に粉砕してトナー粒径を数ミクロンにする方法である。但し、この製法においては、粉砕をしすぎると粒径が小さくなりすぎてしまい規格外となる。このように小さくなりすぎてしまったトナーは、製造規格外トナーとして扱われる。この製造規格外トナーがリサイクルの対象となる。
トナー製造メーカ110は、この製造規格外トナーを有価商品として造粒成形メーカ120に提供する。造粒成形メーカ120は、この製造規格外トナーを複合還元剤のバインダ(結合剤)原料として利用し、複合還元剤を生成する。そして、この複合還元剤を供給先としての製鋼メーカ130に供給する。
さらに、以下に説明するように、トナー製造メーカ110と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130は、それぞれ情報を送受信することにより、トナー収集や複合還元剤の製造を管理している。なお、各メーカはパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)を備え、インターネット10に接続する。なお、他の例としては、LANなどでもよい。
そして、情報発信側はPCの画面上に必要な情報を作成し、受信側はPCの画面上で受信した情報を確認する。また、他の例としては、インターネットFAXやプリンタ(図示せず)等を活用して、紙上の情報をインターネット通信等で情報を送受信してもよい。
また、PCを設置するのにかえて、各メーカは、情報携帯端末(図示せず)等を所持してもよい。このように、ネットワークを介して情報の送受信を行える装置を備えていればよい。
トナー製造メーカ110は、本実施の形態に特徴的な構成として、トナー情報DB111と、トナー情報管理部112と、トナー情報受信部113とを有している。トナー情報受信部113は、インターネット10を介して造粒成形メーカ120からトナー情報を受信する。ここで、トナー情報とは、造粒成形メーカ120がトナー製造メーカ110からの受け入れを希望するトナーの量や種類に関する情報である。具体的には、製造規格外トナーの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の分別条件や、製造規格外トナーの材質、製造規格外トナーに含まれる不純物の量や種類を示す情報が含まれている。トナー情報には、さらに、造粒成形メーカ120が受け入れを希望するトナーの量や、受け入れを希望する受入希望日時を示す情報が含まれている。トナー情報DB111は、トナー情報受信部113が受信したトナー情報を格納している。
トナー情報管理部112は、トナー情報受信部113が受信したトナー情報を管理する。また、製造規格外トナーは複合還元剤用原料の他、脱酸剤等の製鋼用フラックス用途など、複数の用途に利用される。そこで、トナー情報管理部112は、製造規格外トナーの量についても管理する。具体的には、収集したトナー量データ、収集したトナーのうち、「複合還元剤向け」として造粒成形メーカ120に提供したトナー量データ、および「脱酸剤等の複合還元剤以外向け」として提供したトナー量データを管理している。さらに、各供給先にてトナーをリサイクルした場合の各手段内容、リサイクル処理の種類(マテリアルリサイクル等の分類)および処理量のデータ等を管理している。
さらに、上記各データから算出されるリサイクル実施率データ、マテリアルリサイクル実施率データ、エネルギーリカバリ実施率データ等も管理している。例えば、実際に収集した製造規格外トナーの量である実収集量と、造粒成形メーカ120に提供したトナーの量、すなわち複合還元剤原料として利用されたトナーの量に基づいて、リサイクル実施率データ、マテリアルリサイクル実施率データ、エネルギーリカバリ実施率データを算出し管理する。
造粒成形メーカ120は、還元剤情報受信部121と、トナー情報生成部122と、トナー情報送信部123と、トナー情報DB124と、複合還元剤製造部125とを有している。
複合還元剤製造部125は、トナー製造メーカ110からバインダ原料として供給された製造規格外トナーとテルミット酸化還元反応剤とを混合し、複合還元剤を製造する。なお、バインダ原料である廃トナーの他、複合還元剤の原料としては、還元性原料として、金属アルミニウム材料、金属マグネシウム材料、金属チタニウム材料、シリコン材料、炭素材料、または、これら材料を複数含む複合材料が考えられる。
さらに、金属酸化物原料として、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、ガリウム、錫、ゲルマニウム、鉛、バナジウム、モリブデン、アンチモン、クロム、ニオブ、タンタル、インジウム、カドミウムおよびマンガンからなる群から選ばれた非鉄金属原子由来の酸化物若しくは酸化鉄、またはこれら材料を複数含む複合材料を主成分とする金属酸化物原料が考えられる。これら原料は、複合還元剤製造部125により混合され造粒成形されて複合還元剤となる。なお造粒成形物は、用途に応じて粒、ペレット、ブリケット等何れの形態でも良い。
ここで成形法を大別すると湿式(ペレタイザ−や低圧ブリケットマシン)と乾式(高圧ブリケットマシンやロ−タリ−プレスマシン)(いずれも図示せず)とがある。しかし、複合還元剤の原料である還元材料(金属アルミなど)と水分との反応による弊害を避けるためには乾式成形用を使用するのが好ましい。さらに、ロ−タリ−プレスマシンより高圧ブリケットマシンを使用する方が生産性が高くなり、製造コストを制御できることから、実操業では高圧ブリケットマシンを使用することが望ましい。
還元剤情報受信部121は、インターネット10を介して製鋼メーカ130から還元剤情報を受信する。ここで、還元剤情報とは、製鋼メーカ130が要求する複合還元剤に関する情報である。具体的には、還元剤情報には、複合還元剤に配合される成分の構成比や、造粒成形状態の成形強度を示す情報が含まれている。さらに、還元剤情報には、要求する複合還元剤の量や、複合還元剤の受け入れ希望日を示す情報も含まれている。
トナー情報生成部122は、還元剤情報受信部121が受信した還元剤情報に基づいて、トナー情報を生成する。具体的には、還元剤情報に示される各種情報を満たすような複合還元剤を製造するために必要な情報を含むトナー情報を生成する。
トナー情報送信部123は、トナー情報生成部122により生成されたトナー情報をインターネット10を介してトナー製造メーカ110に送信する。トナー情報DB124は、トナー情報生成部122により生成されたトナー情報を格納する。
製鋼メーカ130は、還元剤情報送信部131と、還元剤情報DB132とを有している。還元剤情報送信部131は、製鋼メーカ130が製造すべき鉄鋼量等に応じた還元剤情報をインターネット10を介して造粒成形メーカ120に送信する。還元剤情報DB132は、還元剤情報を格納する。
図2は、トナーリサイクルシステム1におけるトナーリサイクル処理を示すフローチャートである。製鋼メーカ130の還元剤情報送信部131は、インターネット10を介して造粒成形メーカ120に還元剤情報を送信する(ステップS1)。
製鋼メーカ130が良質の鉄鋼を生産するためには、添加剤として使用する複合還元剤に対し一定の品質の条件が求められる。この条件に応じた成分の構成比や、造粒成形状態の成形強度を示す還元剤情報が製鋼メーカ130から送信される。これにより、造粒成形メーカ120の複合還元剤製造部125は、この還元剤情報に基づいて、製鋼メーカ130の要求に応じた品質の複合還元剤を製造することができる。
さらに、製鋼メーカ130から送信される還元剤情報には、製鋼メーカ130における生産計画を満足するための情報が含まれている。製鋼メーカ130が鉄鋼を所望量生産するためには、複合還元剤が所定の日時までに所望量必要となる。即ち、造粒成形メーカ120から所望量購入しなければならない。そこで、この量を示す情報を還元剤情報に含めて造粒成形メーカ120に送信する。例えば、月毎に購入したい複合還元剤の量などである。これにより、造粒成形メーカ120の複合還元剤製造部125は、製造する複合還元剤の量を決定することができる。
次に、造粒成形メーカ120のトナー情報生成部122は、還元剤情報受信部121が受信した還元剤情報に基づいて、トナー情報を生成する。そして、トナー情報送信部123は、このトナー情報をインターネット10を介してトナー製造メーカ110に送信する(ステップS3)。
製鋼メーカ130の要求に応じた複合還元剤、すなわち要求された品質および量の複合還元剤を製造するためには、複合還元剤の各原料に対しても一定の品質条件や供給量が求められる。それはバインダ原料であるトナーに対しても該当する。そこで、トナー情報生成部122は、この条件を示すようなトナー情報を生成する。
トナー製造メーカ110においては、トナー情報を受信すると、トナー情報に示される各種情報に合致したトナー(製造規格外トナー)を収集する(ステップS4)。次に、収集したトナーを造粒成形メーカ120に提供する(ステップS5)。
なお、製造規格外トナーは複合還元剤のバインダという、付加価値の高い用途にリサイクルされる。このため、トナー製造メーカ110から造粒成形メーカ120へのトナー供給は、逆有償ではなく売買という形(すなわち有償)とすることができる。
造粒成形メーカ120においては、トナー製造メーカ110から供給されたトナーと、テルミット酸化還元反応剤とを混合して複合還元剤を製造する(ステップS6)。そして、造粒成形メーカ120において製造された複合還元剤は、製鋼メーカ130に提供される(ステップS7)。以上で、トナーリサイクルシステム1におけるトナーリサイクル処理が完了する。
なお、各メーカが有するPCは、ハードウェア構成として、送受信等を行うプログラムなどが格納されているROMと、ROM内のプログラムに従って各部を制御するCPUと、制御に必要な種々のデータを記憶するRAMと、ネットワークに接続して通信を行う通信I/Fと、各部を接続するバスとを備えている。
先に述べた送受信等を行うプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
この場合には、送受信等を行うプログラムは、上記記録媒体から読み出してPCにおいて実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施の形態の送受信等を行うプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム2の全体構成を示す図である。本トナーリサイクルシステム2は、リサイクルセンター310と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130とを備えている。また、リサイクルセンター310と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130は、コンピュータネットワークとしてのインターネット10を介して接続している。
リサイクルセンター310は、第1の実施の形態にかかるトナー製造メーカ110と同様に、トナー情報DB111、トナー情報管理部112およびトナー情報受信部113を有している。
第2の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム2は、使用済みとなり市場から回収されたOA製品の内部にある使用済トナーをリサイクルする。
図3に示すように、市場にて使用済みとなった画像形成機器などの使用済みOA機器は、例えば、特開2000−181958号公報の図1において記載されているように、回収センター等を介して回収される。そして、リサイクルセンター310において、分解・分別される。分解・分別後、リサイクルセンター310において、鉄、プラスチック、プリント基板といった素材別に2次処理に出すことになるが、この素材の一つとして、使用済トナー容器が存在する。リサイクルセンター310は、この使用済トナー容器中に残された使用済トナーを収集し、造粒成形メーカ120に提供する。すなわち、使用済トナーの2次処理先が造粒成形メーカ120となる。
なお、第2の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム2のこれ以外の構成および処理は、第1の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム1の構成および処理と同様である。
(第3の実施の形態)
図4は、第3の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム3の全体構成を示す図である。本トナーリサイクルシステム3は、リサイクルセンター410と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130とを備えている。また、リサイクルセンター310と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130は、コンピュータネットワークとしてのインターネット10を介して接続している。
リサイクルセンター410は、第1の実施の形態にかかるトナー製造メーカ110と同様に、トナー情報DB111、トナー情報管理部112およびトナー情報受信部113を有している。
第3の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム3は、使用済みとなり市場から回収されたOA製品のサプライ品(トナーカートリッジ等の消耗品)の内部にある使用済みトナーをリサイクルする。
OA機器市場においては、メーカがユーザーに対して販売するのは、機械本体の他にサプライ品がある。そして、トナーはサプライ品の一品目として販売されている。但し、サプライ品としてのトナーを販売する場合には、粉体であるトナーを単独状態としてではなく、通常はトナーカートリッジやトナーボトルといった容器に入れて、容器ごと販売する形式をとっている。
したがって、サプライ品であるトナーが無くなると、市場では容器ごと交換をすることになり、その交換された容器が「使用済サプライ品」となる。ただし、この使用済サプライ品(容器)の中にトナーは完全に無くなっているわけではなく、ごく少量ではあるが残った状態になっている。
図3において、使用済みとなったサプライ品(使用済トナーカートリッジや使用済トナーボトルなど)は、例えば、特開2000−181958号公報の図1において記載されているように、回収センター等を介して回収される。そして、リサイクルセンター410において、分解・分別される。分解・分別後、分別素材の一つとして、使用済トナーが得られる。リサイクルセンター410は、この使用済トナーを収集し、造粒成形メーカ120に提供する。
なお、第3の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム3のこれ以外の構成および処理は、他の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステムの構成および処理と同様である。
(第4の実施の形態)
図5は、第4の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム4の全体構成を示す図である。本トナーリサイクルシステム4は、リサイクルセンター510と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130とを備えている。さらに、トナー製造メーカ520とOA機器メーカまたはサプライ販売業者530を備えている。
リサイクルセンター510と、造粒成形メーカ120と、製鋼メーカ130は、コンピュータネットワークとしてのインターネット10を介して接続している。リサイクルセンター510は、第1の実施の形態にかかるトナー製造メーカ110と同様に、トナー情報DB111、トナー情報管理部112およびトナー情報受信部113を有している。
第4の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム4は、使用済トナー容器に入った使用済トナーをリサイクルするとともに、トナー容器を再利用(リユース)する。
図5に示すように、まずリサイクルセンター510は、市場から使用済トナー容器(サプライ)を収集する。なお、リサイクルセンター510が使用済トナー容器を収集する方法としては2通りある。1通り目は、OA機器製品内に組み込まれているトナー容器を収集する方法である。OA機器本体が使用済みとなった場合には、OA機器とともに内蔵される使用済トナー容器も回収される。この使用済トナー容器をOA機器から分離することにより、使用済トナー容器を得る。
2通り目は、サプライ品としての使用済トナー容器を回収する方法である。リサイクルセンター510は、この使用済トナー容器からトナーを収集し、造粒成形メーカ120に提供する。さらに、使用済トナー容器からはトナーを完全に除去する。そして、リサイクルセンター510は、除去後の使用済トナー容器にトナー製造メーカ520から供給された新品トナーを新たに充填する。こうして得られた再生トナー容器を例えばOA機器メーカまたはサプライ販売業者530に再供給する。このとき、再生トナー容器は新規OA機器の内部に組み込ませるためにOA機器メーカに供給してもよいし、市場で稼動しているOA機器のサプライ品として市場に供給してもよい。
なお、第5の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム4のこれ以外の構成および処理は、他の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステムの構成および処理と同様である。
第1の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム1の全体構成を示す図である。 トナーリサイクルシステム1におけるトナーリサイクル処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム2の全体構成を示す図である。 第3の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム3の全体構成を示す図である。 第4の実施の形態にかかるトナーリサイクルシステム4の全体構成を示す図である。
符号の説明
1〜4 トナーリサイクルシステム
10 インターネット
110 トナー製造メーカ
111 トナー情報DB
112 トナー情報管理部
113 トナー情報受信部
120 造粒成形メーカ
121 還元剤情報受信部
122 トナー情報生成部
123 トナー情報送信部
124 トナー情報DB
125 複合還元剤製造部
130 製鋼メーカ
131 還元剤情報送信部
132 還元剤情報DB
310,410,510 リサイクルセンター
520 トナー製造メーカ
530 OA機器メーカまたはサプライ販売業者

Claims (19)

  1. リサイクル目的で収集されたトナーとテルミット酸化還元反応剤とを混合し、造粒成形して複合還元剤を製造するトナーリサイクル方法であって、
    前記複合還元剤を供給すべき供給先から、前記複合還元剤の要求に関する還元剤情報をコンピュータネットワークを介して受信する還元剤情報受信工程と、
    前記還元剤情報受信工程で受信した前記還元剤情報に基づいて、前記トナーに関するトナー情報を生成するトナー情報生成工程と、
    前記トナー情報生成工程において生成された前記トナー情報を、前記コンピュータネットワークを介して前記トナーを収集する収集部に送信する送信工程と
    を有することを特徴とするトナーリサイクル方法。
  2. 前記還元剤情報は、前記供給先が希望する前記複合還元剤に含まれる成分の構成比、造粒成形状態の成形強度のうち少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のトナーリサイクル方法。
  3. 前記トナー情報は、前記トナーの材質、前記トナーに含まれる不純物の規定、および前記トナーの色のうち少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載のトナーリサイクル方法。
  4. 前記トナー情報は、前記収集部において収集すべき前記トナーの収集量と、前記収集部から前記トナーを受け入れる受入希望日時とを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  5. 前記コンピュータネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  6. 前記送信工程において送信した前記トナー情報に従い収集された前記トナーと、前記テルミット酸化還元反応剤とを混合し、造粒成形して前記複合還元剤を製造する製造工程をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  7. 前記製造工程においては、前記テルミット酸化還元反応剤として、金属アルミニウム材料、金属マグネシウム材料、金属チタニウム材料、シリコン材料、若しくは炭素材料、またはこれら材料を複数含む複合材料を主成分とする還元性原料を混合することを特徴とする請求項6に記載のトナーリサイクル方法。
  8. 前記製造工程においては、前記テルミット酸化還元反応剤として、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、ガリウム、錫、ゲルマニウム、鉛、バナジウム、モリブデン、アンチモン、クロム、ニオブ、タンタル、インジウム、カドミウム及びマンガンからなる群から選ばれた非鉄金属原子由来の酸化物若しくは酸化鉄、またはこれら材料を複数含む複合材料を主成分とする金属酸化物原料を混合することを特徴とする請求項6に記載のトナーリサイクル方法。
  9. 前記トナー情報は、前記収集部において収集すべき前記トナーの収集量と、前記収集部からの前記トナー受け入れを希望する受入希望日時とを含み、
    前記製造工程においては、前記受入希望日時における前記収集量に応じた量の前記複合還元剤を製造することを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  10. 前記送信工程において送信した前記トナー情報に応じて、前記トナーを収集するトナー収集工程をさらに有し、
    前記製造工程においては、前記トナー収集工程において収集された前記トナーと、前記テルミット酸化還元剤とを混合し、造粒成形して前記複合還元剤を製造することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  11. 前記トナー収集工程においては、トナー製造時に出される製品規格外トナーを収集することを特徴とする請求項10に記載のトナーリサイクル方法。
  12. 前記トナー収集工程においては、使用済トナー容器中の前記トナーを収集することを特徴とする請求項10に記載のトナーリサイクル方法。
  13. 前記使用済トナー容器を回収するトナー容器回収工程をさらに有し、
    前記トナー収集工程においては、前記トナー容器回収工程において回収した前記使用済トナー容器中の前記トナーを収集することを特徴とする請求項12に記載のトナーリサイクル方法。
  14. 前記使用済トナー容器は、使用済画像形成装置に内蔵されるトナーカートリッジまたはトナーボトルであることを特徴とする請求項12または13に記載のトナーリサイクル方法。
  15. 前記トナー容器回収工程においては、前記使用済トナー容器が内蔵された使用済画像形成装置を回収し、当該使用済画像形成装置から前記使用済トナー容器を取り出し、
    前記トナー収集工程においては、前記使用済トナー容器から前記トナーを収集することを特徴とする請求項14に記載のトナーリサイクル方法。
  16. 前記トナー収集工程において前記トナーが抜き取られた前記使用済トナー容器に新品のトナーを充填する充填工程をさらに有することを特徴とする請求項13から15のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  17. 前記充填工程において前記新品のトナーが充填された前記使用済トナー容器を市場に供給する再供給工程をさらに有することを特徴とする請求項16に記載のトナーリサイクル方法。
  18. 前記トナー収集工程において実際に収集した前記トナーの実収集量と、前記製造工程において利用した前記トナーの利用量と、これらの処理内容に関する情報とを管理する管理工程をさらに有することを特徴とする請求項10から17のいずれか一項に記載のトナーリサイクル方法。
  19. 前記管理工程においては、前記実収集量と前記利用量とに基づいて、前記トナーのリサイクル率データ、マテリアルリサイクル率データおよびエネルギーリカバリ率データのうち少なくとも1つを生成し、かつ管理することを特徴とする請求項18に記載のトナーリサイクル方法。
JP2006348187A 2006-12-25 2006-12-25 トナーリサイクル方法 Pending JP2008156721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006348187A JP2008156721A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 トナーリサイクル方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006348187A JP2008156721A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 トナーリサイクル方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008156721A true JP2008156721A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39657958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006348187A Pending JP2008156721A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 トナーリサイクル方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008156721A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004033960A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Ricoh Co Ltd トナーリサイクル方法、トナーリサイクルシステム
JP2005352319A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Ricoh Co Ltd サプライリサイクルシステム及び有価金属回収システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004033960A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Ricoh Co Ltd トナーリサイクル方法、トナーリサイクルシステム
JP2005352319A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Ricoh Co Ltd サプライリサイクルシステム及び有価金属回収システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Economies of scale for future lithium-ion battery recycling infrastructure
Namias The future of electronic waste recycling in the United States: obstacles and domestic solutions
Lydall et al. Mapping South Africa’s waste electrical and electronic equipment (WEEE) dismantling, pre-processing and processing technology landscape
Hagelüken et al. Recycling and circular economy—towards a closed loop for metals in emerging clean technologies
Ogushi et al. Assessing extended producer responsibility laws in Japan
JP2003251323A (ja) リサイクル装置およびリサイクル方法
CN100409934C (zh) 墨粉再循环方法
JP5330636B2 (ja) 複合還元剤
CN100529122C (zh) 用于还原性钢精炼的钢精炼材料及其造粒的方法
US20060000309A1 (en) Supply recycling system and valuable-metal recovering system
JP2004286854A (ja) リサイクル方法及びリサイクルシステム
JP2008156721A (ja) トナーリサイクル方法
JP4762670B2 (ja) 現像剤利用白金リサイクル方法
CN102746913A (zh) 熔融还原炼铁用型煤成型方法
JP2004358427A (ja) リサイクル方法、製品生産方法、部品発注方法、混合比率決定方法、情報処理装置及びプログラム
Hornby et al. Mini-mill burdening for maximum efficiency and yield?
JP2003147446A (ja) 製鉄用含鉄ダスト類の処理方法
JP4657770B2 (ja) テルミット酸化還元反応剤と有価金属回収方法
JP4893347B2 (ja) 移動型炉床炉の操業方法
US6562096B1 (en) Management of electric arc furnace dust through a basic oxygen furnace
Hagelüken et al. Economic aspects of metal recycling
Stobbe EuP Preparatory Studies “Imaging Equipment”(Lot 4)
Ødegård et al. By‐product valorisation in Helgeland
Voigt et al. Transforming Value Chains for Sustainability: Closing the Loop in the Age of Electromobility
JP2005154843A (ja) トナーを用いた製鋼用フラックス用のバインダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120410