JP2008155290A - 薄膜構造体、マイクロアクチュエータ、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチ - Google Patents

薄膜構造体、マイクロアクチュエータ、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜で構成された湾曲梁部にねじれ現象が生じ難い薄膜構造体を提供する。
【解決手段】薄膜で構成された梁部であって、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部を備えた薄膜構造体において、前記梁部は、その長さ方向に延びた一本以上のスリットで複数の梁構成部に分断されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜構造体、この薄膜構造体を用いたマイクロアクチュエータ、並びに、このマイクロアクチュエータを用いた光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチに関するものである。
従来から、薄膜で構成された梁部であって力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部(以下、「湾曲梁部」と呼ぶ場合がある。)を備えた薄膜構造体が提供されている(例えば、下記特許文献1,2)。
特許文献1には、このような湾曲梁部を有する薄膜構造体を備えたマイクロアクチュエータが開示されている。このマイクロアクチュエータでは、前記湾曲梁部は、基板に対して長さ方向の一端が固定された片持ち梁とされている。そして、このマイクロアクチュエータでは、前記湾曲梁部は、駆動力としての静電力によって、その湾曲状態が変化して平板状となるように変位する。
また、特許文献2には、前述したような湾曲梁部を有する薄膜構造体として、薄膜からなるミラーと、該ミラーを基板上に支持する湾曲梁部とからなる薄膜構造体が、開示されている。この薄膜構造体では、湾曲梁部の長さ方向の一端が基板に対して固定され、湾曲梁部の他端がミラーに固定されることで、ミラーはその面が基板の面と垂直となるように基板上に支持されている。
前述したような従来の薄膜構造体で採用されている湾曲梁部はいずれも、長さ方向に延びた1つの短冊状に構成されている。
特開2001−142008号公報の図8 国際公開第03/060592号パンフレットの図1
しかしながら、前述した従来の薄膜構造体では、湾曲梁部が長さ方向を軸としてその回りに若干ねじれてしまう現象が、比較的生じ易かった。このようなねじれ現象が生ずると、例えば、特許文献1に開示されているようなマイクロアクチュエータの場合は、その駆動動作に支障を来したり、特許文献2に開示されているようなミラー支持構造の場合は、ミラーの向きが所望の向きからずれてしまってミラーを適切に支持することができなくなったりする。
また、前述した従来の薄膜構造体では、マイクロアクチュエータとして用いる場合、湾曲梁部の湾曲状態を変化させて所定の駆動動作を行わせるのに、比較的大きな駆動力を要していた。マイクロアクチュエータでは、小さい駆動力で駆動することができることが好ましいことは、言うまでもない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、湾曲梁部にねじれ現象が生じ難い薄膜構造体を提供することを目的とする。
また、本発明は、マイクロアクチュエータに用いた場合に、湾曲梁部にねじれ現象が生じ難いとともに、駆動力を低減することができる薄膜構造体、及び、これを用いたマイクロアクチュエータを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、このようなマイクロアクチュエータを用いた、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による薄膜構造体は、薄膜で構成された梁部であって、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部を、備えた薄膜構造体であって、前記梁部は、その長さ方向に延びた1本以上のスリットで複数の梁構成部に分断されたものである。
本発明の第2の態様による薄膜構造体は、前記第1の態様において、前記スリットの幅は、前記梁構成部の幅の1/3以下であるものである。
本発明の第3の態様による薄膜構造体は、薄膜で構成された梁部であって、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部を、備えた薄膜構造体であって、前記梁部は、幅方向に順次間隔をあけて並設された複数の梁構成部で構成されたものである。
本発明の第4の態様による薄膜構造体は、前記第3の態様において、前記間隔は、前記梁構成部の幅の1.2倍以下であるものである。
本発明の第5の態様による薄膜構造体は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記梁構成部の幅は、70μm以下であるものである。
本発明の第6の態様によるマイクロアクチュエータは、前記第1乃至第5のいずれかの態様による薄膜構造体を備えたマイクロアクチュエータであって、前記梁部は、駆動力によってその湾曲状態が変化するように変位するものである。
本発明の第7の態様によるマイクロアクチュエータは、前記第6の態様において、前記駆動力が静電力であるものである。
本発明の第8の態様による光シャッタ装置は、前記第6又は第7の態様によるマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動される光シャッタ部とを備えたものである。
本発明の第9の態様による光束調整装置は、前記第6又は第7の態様によるマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動される光束制限部であって、光束を部分的に通過させる光束制限部とを備えたものである。
本発明の第10の態様によるマイクロスイッチは、前記第6又は第7の態様によるマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動されて接離する接点部とを備えたものである。
前記第10の態様によるマイクロスイッチは、例えばRFスイッチ(高周波回路用スイッチ)として用いることができるが、他の用途に用いてもよい。
本発明によれば、湾曲梁部にねじれ現象が生じ難い薄膜構造体を提供することができる。
また、本発明によれば、マイクロアクチュエータに用いた場合に、湾曲梁部にねじれ現象が生じ難いとともに、駆動力を低減することができる薄膜構造体、及び、これを用いたマイクロアクチュエータを提供することができる。
さらに、本発明によれば、このようなマイクロアクチュエータを用いた、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチを提供することができる。
以下、本発明による薄膜構造体、マイクロアクチュエータ、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置を模式的に示す概略平面図である。図2は、図1中のA−A’線に沿った概略断面図である。図3は、図1中のB−B’線に沿った概略断面図である。ただし、図1乃至図3は、本実施の形態による光シャッタ装置の製造途中において、犠牲層21を除去する前の状態を示している。この犠牲層21は、図1乃至図3では省略しているので、後述する図6(c)を参照されたい。なお、理解を容易にするため、図1では、膜17等の図示は省略するとともに、固定電極15及び配線パターン16にドットパターンを付し、湾曲梁部4を構成している梁構成部4bにハッチングを付している。図4及び図5はそれぞれ、本実施の形態による光シャッタ装置の各動作状態を示す概略断面図であり、図2と同じ断面を示している。図4は静電力が印加されていない状態を示し、図5は静電力が印加されている状態を示している。
本実施の形態による光シャッタ装置は、透光性を有する基板としてのガラス基板1と、脚部2と、平板状部3と、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって図4に示すように上方に湾曲する梁部(以下、「湾曲梁」という。)4と、光路に進出した時にその遮光を行う平板状の光シャッタ部5とを備えている。
湾曲梁部4の長さ方向の一端は、平板状部3、及び、基板1上のシリコン酸化膜14上に形成されたアルミニウム膜からなる配線パターン16から立ち上がった脚部2を介して、基板1に対して機械的に接続されている。湾曲梁部4の長さ方向の他端には、光シャッタ部5が機械的に接続されている。これにより、平板状部3、湾曲梁部4及び光シャッタ部5が全体として、平板状部3側を固定端側とするとともに光シャッタ部5側を自由端側とする片持ち梁構造をなしている。本実施の形態では、脚部2、平板状部3及び湾曲梁部4によって、マイクロアクチュエータの一部をなす薄膜構造体が構成されている。光シャッタ部5は、このマイクロアクチュエータにより駆動される被駆動体となっている。
湾曲梁部4は、下側のシリコン窒化膜11と上側のアルミニウム膜12とが積層された2層の薄膜で構成されている。湾曲梁部4は、力を受けない状態において、膜11,12の応力によって、図4に示すように上方(基板1とは反対側)に湾曲している。このような湾曲状態は、膜11,12の成膜条件を適宜設定することにより実現することができる。湾曲梁部4は、その長さ方向に延びた1本以上のスリット(本実施の形態では、6本のスリット)4aで、複数の梁構成部4bに分断されている。このような湾曲梁部4の構造が本発明の主要な特徴であるので、その効果については後に図7及び図8を参照して詳述する。
本実施の形態では、湾曲梁部4におけるアルミニウム膜12の部分が、静電駆動用の可動電極となっている。本実施の形態では、光シャッタ部5、平板状部3及び脚部2は、湾曲梁部4からそのまま連続して延びたアルミニウム膜12からなる単層膜で構成されている。アルミニウム膜12は、脚部2において、配線パターン16に電気的に接続されている。したがって、前記可動電極は、配線パターン16に電気的に接続されている。
なお、光シャッタ部5の剛性を高めるため、必要に応じて、光シャッタ部5の周囲には補強用の段差を形成してもよい。このような段差を形成する場合は、光シャッタ部5も、シリコン窒化膜11及びアルミニウム膜12の2層膜で構成してもよい。これらの点は、平板状部3についても同様である。
ガラス基板1上には、光シャッタ部5に対応する領域13aを除いて、遮光膜としてのアルミニウム膜13が形成されている。領域13aは、入射光を通過させる窓となる。アルミニウム膜13上には、窓の領域13aも含めて全体的に、絶縁膜としてのシリコン酸化膜14が形成されている。シリコン酸化膜14は透光性を有しているので、窓の領域13aを覆っても支障を来さない。
シリコン酸化膜14上において、前記可動電極(湾曲梁部4におけるアルミニウム膜12の部分)に対応する領域に、アルミニウム膜からなる静電駆動用の固定電極15が形成されている。図面には示していないが、固定電極15を構成するAl膜は配線パターンとしても延びており、前記配線パターン16と共に利用することによって、固定電極15と前記可動電極との間に電圧(静電力用電圧)を印加できるようになっている。この電圧は直流電圧及び交流電圧のいずれでもでもよい。
なお、固定電極15及び配線パターン16は、絶縁膜としてのシリコン酸化膜17によって覆われている。シリコン酸化膜17は、脚部2の配線パターン16へのコンタクト部を除いて、全体的に形成されている。
固定電極15と前記可動電極とを同電位にして両者の間に前記静電力用電圧を印加しなければ、固定電極15と前記可動電極との間に静電力は印加されずに湾曲梁部4には力が加わらない。このため、湾曲梁部4は、自身の保有する応力によって、図4に示すように上方に湾曲した状態となる。この状態で、図4に示すように、ガラス基板1の下方から窓の領域13aに向けて光を入射させる。湾曲梁部4が上方に湾曲しているので、光シャッタ部5が入射光の光路から退出している。したがって、その入射光は、ガラス基板1を通り抜け、窓の領域13aを通過した後に、光シャッタ部5により遮られることなく、出射光となって出射する。
一方、固定電極15と前記可動電極との間に静電力用電圧(駆動信号)を外部回路等から印加すると、両者の間に静電力(駆動力)が作用する。その結果、湾曲梁部4の応力(バネ力)に抗して、湾曲梁部4が基板1側へ引き寄せられて、図5に示すように、その湾曲状態が変化して平板状となるように変位し、図5に示すように、基板1側に当接した状態で保持される。この状態では、光シャッタ部5が窓の領域13aと重なるように光路に進出するので、入射光は、窓の領域13aを通過した後に、光シャッタ部5により遮られる。なお、図5では、平板状部3は撓まないものとして示しているが、実際には下方に撓む。
このように、本実施の形態による光シャッタ装置によれば、静電力用電圧を印加するか否かによって、光オン状態(入射光を通過させて出射光を出射させる状態)と光オフ状態(入射光を遮光して出射光を出射させない状態)とを、切り替えることができる。
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、脚部2、平板状部3、湾曲梁部4及び固定電極15によって、駆動信号に応答して被駆動体として光シャッタ部5を駆動するマイクロアクチュエータが構成されている。
次に、本実施の形態による光シャッタ装置の製造方法の一例について、図6を参照して説明する。図6が、各製造工程を示す概略断面図であり、図2に対応している。
まず、ガラス基板1上に、遮光膜となるアルミニウム膜13を形成し、そのアルミニウム膜13における窓の領域13aを、フォトリソエッチング法により除去する。次いで、シリコン酸化膜14を全面に形成した後、アルミニウム膜を形成し、フォトリソエッチング法により、そのアルミニウム膜を、固定電極15及び配線パターン16等の形状にパターニングする。次に、シリコン酸化膜17を形成し、フォトリソエッチング法により、そのシリコン酸化膜17において脚部2を形成すべき位置に開口17aを形成する(図6(a))。
引き続いて、レジスト等の犠牲層21を塗布し、フォトリソグラフィにより、その犠牲層21において脚部2を形成すべき位置に開口21aを形成する(図6(b))。
次に、シリコン窒化膜11を形成し、そのシリコン窒化膜11を、フォトリソエッチング法により、湾曲梁部4の各梁構成部4bの形状にパターニングする。このとき、シリコン窒化膜11におけるスリット4aに相当する部分は除去される。次いで、アルミニウム膜12を形成し、そのアルミニウム膜12を、脚部2、平板状部3、湾曲梁部4の各梁構成部4b及び光シャッタ部5の形状にパターニングする。このとき、アルミニウム膜12におけるスリット4aに相当する部分は除去される。図6(c)は、この状態を示している。
最後に、犠牲層21を取り除く。これにより、湾曲梁部4が図4に示すように上方に湾曲し、本実施の形態による光シャッタ装置が完成する。
なお、シリコン窒化膜11及びアルミニウム膜12の成膜は、犠牲層21を除去した際に湾曲梁部4が成膜時のストレスによって図4に示すように上方に湾曲するような条件で、行う。
ここで、湾曲梁部4がその長さ方向に延びたスリット4aで複数の梁構成部4bに分断されていることにより得られる効果について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、図4に示す状態において、湾曲梁部4の幅方向に沿った概略断面図である。図7は図3に対応しているが、図7では、図面表記の便宜上、湾曲梁部4が3本のスリット4aで4本の梁構成部4bに分断されたものとして示すとともに、梁構成部4bの層構造の図示は省略している。また、図3は前述したように犠牲層21を除去する前の状態を示しているので、図3では各梁構成部4bは湾曲していないが、図7は犠牲層21を除去して完成した状態を示しているので、図7では各梁構成部4bは湾曲している。梁構成部4bを構成する下側のシリコン窒化膜11及び上側のアルミニウム膜12(図3参照)の通常の成膜条件では、図7に示すように、各梁構成部4bは略一定の曲率半径Rで、長さ方向のみならず幅方向にも湾曲する。湾曲梁部4は、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲するものであるため、必然的に、長さ方向のみならず幅方向にも湾曲するのである。図7において各梁構成部4bのなす弧の長さは、互いに同じであるものとしている。各梁構成部4bのなす図7中の高さを符号hで示している。
図8は、比較例における湾曲梁部4の幅方向に沿った概略断面図であり、図7に対応している。この比較例では、湾曲梁部4にはスリット4aが形成されておらず、湾曲梁部4の図8中の弧の長さは、図7中の1本の梁構成部4bの弧の長さの4倍であるものとしている。また、図8においても、湾曲梁部4の成膜条件は図7の場合と同じであるものとし、これにより、湾曲梁部4は図7の場合と同じ曲率半径Rで湾曲するものとしている。したがって、湾曲梁部4のなす図8中の高さh’は、図7中の高さhに比べて大きくなっている。
図7を図8と比べるとわかるように、本実施の形態では、湾曲梁部4がその長さ方向に延びた1本以上のスリット4aで複数の梁構成部4bに分断されているので、個々の梁構成部4bの高さhは、比較例のように湾曲梁部4にスリット4aを形成しない場合の湾曲梁部4の高さh’よりも小さくなる。薄膜は、その幅方向に沿った断面での高さが小さくなると、その長さ方向の曲げ剛性が低減される。したがって、本実施の形態によれば、湾曲梁部4にスリット4aを形成しない場合に比べて、湾曲梁部4の長さ方向の曲げ剛性が低減され、これにより、図4に示す状態から図5に示す状態に切り替えるのに必要な駆動力(本実施の形態では、静電力)を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、個々の梁構成部4bの高さhは、比較例のように湾曲梁部4にスリット4aを形成しない場合の湾曲梁部4の高さh’よりも小さくなるので、湾曲梁部4にスリット4aを形成しない場合に比べて、幅方向の湾曲に伴う湾曲梁部4のねじれ現象(湾曲梁部4が長さ方向を軸としてその回りにねじれる現象)が生じ難くなる。
本実施の形態では、湾曲梁部4がその長さ方向に延びた1本以上のスリット4aで複数の梁構成部4bに分断されているので、湾曲梁部4は、幅方向にスリット4aに相当する間隔を順次あけて並設された複数の梁構成部4bで構成されていることになる。各梁構成部4bの幅が狭いほど、梁構成部4bの高さhをより小さくすることができ、ひいては、駆動力をより低減することができるとともに湾曲梁部4のねじれ現象がより生じ難くなるので好ましい。したがって、梁構成部4bの幅は、70μm以下であることことが好ましい。また、梁構成部4bの幅を狭めるべく、梁構成部4b間の間隔をもはやスリット4bとは言えない程度に広くしてもよい。しかし、梁構成部4bの幅を狭くするべく梁構成部4b間の間隔をあまりに広くしてしまうと、湾曲梁部4全体の有効幅があまりに狭まってしまうため、梁構成部4bと光シャッタ部5との間の接合強度及び梁構成部4bと平板状部3との間の接合強度がいたずらに低下して脆弱となり、十分な強度と信頼性が保たれなくなってしまう。したがって、各梁構成部4b間の間隔は、梁構成部の幅の1.2倍以下であることが好ましく、梁構成部の幅の1倍以下であることがより好ましく、梁構成部の幅の0.7倍以下であることがより一層好ましく、梁構成部の幅の0.5倍以下であることがより一層好ましく、梁構成部の幅の1/3以下であることがより一層好ましく、1/5以下であることがより一層好ましい。
なお、スリット4aが形成されることにより、前記可動電極の面積が減少する。しかし、その電極面積の減少に比例して静電力が減少するわけではなく、静電力の減少は、コンデンサのフリンジ効果により、電極面積の減少分よりも少なく抑えられる。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態による光束調整装置を模式的に示す概略平面図であり、図1に対応している。図10及び図11はそれぞれ、本実施の形態による光束調整装置の各動作状態を示す概略断面図であり、図9中のC−C’線に沿った断面を示している。図10及び図11はそれぞれ、図4及び図5に対応している。図9乃至図11において、図1乃至図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による光束調整装置が前記第1の実施の形態による光シャッタ装置と異なる所は、光シャッタ部5の代わりに光束制限部35が湾曲梁部4の先端側に設けられている点のみである。光束制限部35が光シャッタ部5と異なる所は、中央部に開口35aが形成され、開口絞りとなっている点のみである。本実施の形態による光束調整装置も前記第1の実施の形態と同様の製造方法で製造することができることは、言うまでもない。
本実施の形態では、固定電極15と前記可動電極との間に静電力が印加されずに図10に示す状態になると、光束制限部35が入射光束の光路から退出する。したがって、入射光束は、ガラス基板1を通り抜け、窓の領域13aを通過した後に、光束制限部35により制限されることなく、そのまま出射光束となって出射する。
一方、固定電極15と前記可動電極との間に静電力を印加して図11に示す状態になると、光束制限部35が窓の領域13aと重なるように光路に進出するので、入射光束は、窓の領域13aを通過した後に、光束制限部35により制限され、光束制限部35の開口35aを通過した部分のみが出射光束となって出射する。
このように、本実施の形態による光束調整装置によれば、静電力用電圧を印加するか否かによって、入射光束がそのまま出射光束として出射される状態と、入射光束を光束制限部35で制限されて開口35aを通過した一部の光束のみが出射光束として出射される状態とを、切り替えることができる。したがって、本実施の形態による光束調整装置は、例えば、光学系の種々の測定を行う測定装置などにおいて用いることができる。
なお、本実施の形態では、窓の領域13aは、入射光束の全てを通過し得るように設定されているが、開口35aよりも大きいが入射光束をある程度制限するような大きさに設定しておいてもよい。この場合、入射光束をさほど制限せずにある程度制限した状態と、入射光束を大きく制限した状態とを、切り替えることができる。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第3の実施の形態]
図12は、本発明の第3の実施の形態によるマイクロスイッチを模式的に示す概略平面図であり、図1に対応している。図13及び図14はそれぞれ、本実施の形態による光束調整装置の各動作状態を示す概略断面図であり、図12中のD−D’線に沿った断面を示している。図13及び図14はそれぞれ、図4及び図5に対応している。図12乃至図14において、図1乃至図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態によるマイクロスイッチが前記第1の実施の形態による光シャッタ装置と異なる所は、以下に説明する点のみである。
本実施の形態では、基板1としてシリコン基板が用いられ、遮光膜としてのアルミニウム膜13は除去されている。配線パターン16は高周波信号を伝送する第1の伝送線となっている。本実施の形態では、光シャッタ部5に相当する部分は、光シャッタ部5の場合と同じく膜12で構成されているが、可動接点部45となっている。また、本実施の形態では、シリコン酸化膜17上に、高周波信号を伝送する第2の伝送線46が形成されている。伝送線46は可動接点部45に対応する箇所を通るように配置され、伝送線46における可動接点部45に対応する部分が固定接点部となっている。本実施の形態では、接触抵抗を低減するなどのため、配線パターン16、固定電極15、膜12及び伝送線46として、金の膜が用いられている。
本実施の形態では、固定電極15と前記可動電極との間に静電力が印加されずに図13に示す状態になると、可動接点部45が固定接点部(伝送線46)から離れて両者間の電気的な接続が遮断され、ひいては、伝送線45,46間の電気的な接続が遮断される。一方、固定電極15と前記可動電極との間に静電力を印加して図14に示す状態になると、可動接点部45が固定接点部(伝送線46)に接触して電気的に接続され、ひいては、伝送線45,46間が電気的に接続される。本実施の形態によれば、このようなスイッチング動作により、伝送線45,46間で高周波信号をオンオフさせることができる。もっとも、本実施の形態によるマイクロスイッチの用途は、RFスイッチに限定されるものではなく、他の電気信号をオンオフしてもよい。
なお、本実施の形態によるマイクロスイッチも、前記第1の実施の形態による光シャッタ装置と同様に、膜の形成及びパターニング、エッチング、犠牲層の形成・除去などの半導体製造技術を利用して、製造することができる。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前述した各実施の形態では、マイクロアクチュエータは駆動力として静電力が用いられる静電型であったが、本発明では、いわゆる熱型や電磁型などの種々のマイクロアクチュエータを採用してもよい。
また、前述した各実施の形態は、本発明による薄膜構造体をマイクロアクチュエータに用いた例であったが、本発明は、例えば前記特許文献2に開示されたミラー支持構造体などの種々の薄膜構造体にも、適用することができる。
さらに、前述した各実施の形態では、本発明によるマイクロアクチュエータを用いた装置の例として、光シャッタ装置、光束調整装置及びマイクロスイッチを挙げたが、これらに限るものではない。例えば、本発明によるマイクロアクチュエータは、被駆動体としてミラーを搭載することで光偏向装置(DMD)を構成することができる。このような光偏向装置を複数搭載することで、表示装置を構成することも可能である。
本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置を模式的に示す概略平面図である。 図1中のA−A’線に沿った概略断面図である。 図1中のB−B’線に沿った概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置の動作状態を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置の他の動作状態を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置の製造方法を示す工程図である。 本発明の第1の実施の形態による光シャッタ装置における湾曲梁部の幅方向に沿った概略断面図である。 比較例における湾曲梁部の幅方向に沿った概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態による光束調整装置を模式的に示す概略平面図である。 本発明の第2の実施の形態による光束調整装置の動作状態を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態による光束調整装置の他の動作状態を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるマイクロスイッチを模式的に示す概略平面図である。 本発明の第3の実施の形態によるマイクロスイッチの動作状態を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるマイクロスイッチの他の動作状態を示す概略断面図である。
符号の説明
4 湾曲梁部
4a スリット
4b 湾曲梁部
5 光シャッタ部
35 光束制限部
35a 開口
45 可動接点部

Claims (10)

  1. 薄膜で構成された梁部であって、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部を、備えた薄膜構造体であって、
    前記梁部は、その長さ方向に延びた1本以上のスリットで複数の梁構成部に分断されたことを特徴とする薄膜構造体。
  2. 前記スリットの幅は、前記梁構成部の幅の1/3以下であることを特徴とする請求項1記載の薄膜構造体。
  3. 薄膜で構成された梁部であって、力を受けていない状態で自身の保有する応力によって湾曲する梁部を、備えた薄膜構造体であって、
    前記梁部は、幅方向に順次間隔をあけて並設された複数の梁構成部で構成されたことを特徴とする薄膜構造体。
  4. 前記間隔は、前記梁構成部の幅の1.2倍以下であることを特徴とする請求項3記載の薄膜構造体。
  5. 前記梁構成部の幅は、70μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薄膜構造体。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の薄膜構造体を備えたマイクロアクチュエータであって、前記梁部は、駆動力によってその湾曲状態が変化するように変位することを特徴とするマイクロアクチュエータ。
  7. 前記駆動力が静電力であることを特徴とする請求項6記載のマイクロアクチュエータ。
  8. 請求項6又は7記載のマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動される光シャッタ部とを備えたことを特徴とする光シャッタ装置。
  9. 請求項6又は7記載のマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動される光束制限部であって、光束を部分的に通過させる光束制限部とを備えたことを特徴とする光束調整装置。
  10. 請求項6又は7記載のマイクロアクチュエータと、該マイクロアクチュエータにより駆動されて接離する接点部とを備えたことを特徴とするマイクロスイッチ。
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