JP2008154934A - 電子内視鏡および内視鏡プロセッサ - Google Patents

電子内視鏡および内視鏡プロセッサ Download PDF

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真一 高山
Takaaki Shoji
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Abstract

【課題】デジタルデータに変換した電子内視鏡の画像信号を送るための信号線の数を減らす。
【解決手段】電子内視鏡は挿入管の先端に撮像ユニット30を有する。撮像ユニット30はCMOS撮像素子31、T/G32、A/Dコンバータ33、およびパケット変換部34を有する。T/G32はCMOS撮像素子31を駆動して画像信号を生成させる。A/Dコンバータ33は画像信号を画像データに変換する。パケット変換部34は1フレームの画像データをパケット化してパケット画像データを生成する。パケット変換部34はパケット画像データに開始情報と行番号情報を付加する。電子内視鏡は本体にマンチェスタ符号化部を有する。パケット画像データをマンチェスタ符号化部に送る。マンチェスタ符号化を用いて、パケット画像データにクロック信号を多重化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体像の撮影により生成した画像信号をデジタルデータとして挿入管先端から送信する電子内視鏡、および電子内視鏡に接続される内視鏡プロセッサに関する。
近年、電子内視鏡にCMOS撮像素子を用いることが提案されている(特許文献1参照)。CMOS撮像素子はCMOS LSI製造プロセスを用いて製造されるので、撮像素子とともにタイミングジェネレータ(TG)やA/Dコンバータを同一基板に搭載して撮像ユニットを形成することが容易となる。
この撮像ユニットを電子内視鏡の挿入管の先端部に設けられる。撮像素子の生成した画像信号は撮像ユニットにおいてデジタルデータに変換される。デジタルデータを挿入管の先端部から内視鏡本体を介して、内視鏡プロセッサまで伝送される。このように挿入管先端部でデジタルデータに変換することにより、ノイズによる画質の劣化を低減化することが可能になる。
しかし、デジタルデータを伝送するためには、アナログ信号の伝送に比べて信号線を増やす必要があることが問題であった。例えば、電子内視鏡の挿入管は細径化が求められているが、信号線の増加により細径化はますます困難となった。また、信号線の増加により製造工程が複雑化していた。
特開2002−58642号公報
したがって、本発明では挿入管の先端部においてデジタルデータに変換した画像信号を伝送する電子内視鏡の信号線の数を減少させることを目的とする。
本発明の第1の電子内視鏡は、挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、挿入管の先端部に設けられ被写体の光学像を受光して光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、1フレームの画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号を生成する同期信号発生器と、挿入管の先端部に設けられ画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、挿入管の先端部に設けられ第1の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成しパケット画像データの送信が開始されることを示す開始情報をパケット画像データに付加するパケット変換部とを備えることを特徴としている。
なお、同期信号発生器は1フレームの画像信号の生成を複数の回数に部分的に区切るための第2の同期信号を生成し、パケット変換部は第2の同期信号に基づいてパケット画像データを生成し第1、第2の同期信号に基づいてパケット画像データが1フレームの画像信号において何番目のパケットであるかを示すパケット番号に相当する番号情報を前記パケット画像データに付加することが好ましい。
本発明の第2の電子内視鏡は、挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、挿入管の先端部に設けられ被写体の光学像を受光して光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、1フレームの画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号と画像信号の生成を複数の回数に部分的に区切るための第2の同期信号を生成する同期信号発生器と、挿入管の先端部に設けられ画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、挿入管の先端部に設けられ第1、第2の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成し第1、第2の同期信号に基づいてパケット画像データが1フレームの画像信号において何番目のパケットであるかを示すパケット番号に相当する番号情報をパケット画像データに付加するパケット変換部とを備えることを特徴としている。
また、画像信号はマトリックス状に配置された複数の画素により生成される画素信号によって形成され、第2の同期信号は同じ行に配置された画素からの前記画素信号の出力期間を区切るために用いられ、第2の同期信号に基づくパケット画像データは同じ行に配置された画素からの画素信号を含み、パケット番号はパケット画像データに含まれる画素信号を生成した画素の行番号であることが好ましい。
また、本体に設けられ行番号が1であるパケット番号情報の受信後に、パケット画像データの受信回数を数えるカウンタと、本体に設けられ受信したパケット画像データの行番号と受信回数とが一致するかを判別し不一致であるときにはパケット画像データを放棄する行番号判断部とを備えることが好ましい。
また、本体に設けられパケット画像データから画像データを復元するパケット解除部を備えることが好ましい。
また、本体に設けられ開始情報の受信後から所定の時間の経過時に開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、同一のフレームの画像データを形成するパケット画像データが所定の時間ごとに生成され、判断部がm(mは正の整数)回連続して所定の時間の経過ごとに開始情報を受信していると判断するときにパケット解除部がパケット画像データにより形成されるフレームの前記画像データの復元を開始することが好ましい。
また、本体に設けられパケット画像データから画像データを復元するパケット解除部と、本体に設けられ開始情報の受信後から所定の時間の経過時に開始情報が受信されるかを判断する判断部とを備え、同一のフレームの画像データを形成するパケット画像データが所定の時間ごとに生成され、判断部がn(nは正の整数)回連続して所定の時間の経過毎に開始情報が受信されないと判断するときにパケット解除部がパケット画像データにより形成されるフレームの画像データの復元を停止することが好ましい。
また、パケット変換部は画像信号の同期をとるためのクロック信号をパケット画像データに多重化することが好ましい。
また、多重化は少なくともマンチェスタ符号方式、差動バイフェーズ符号方式、FM符号方式、および複流RZ符号方式のいずれか一つにしたがって行なわれることが好ましい。
また、本体に設けられパケット画像データからクロック信号を抽出するクロック抽出部を備えることが好ましい。
本発明の第1の内視鏡プロセッサは、挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、挿入管の先端部に設けられ被写体の光学像を受光して光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、1フレームの画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号を生成する同期信号発生器と、挿入管の先端部に設けられ画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、挿入管の先端部に設けられ第1の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成しパケット画像データの送信が開始されることを示す開始情報をパケット画像データに付加するパケット変換部とを備える電子内視鏡からパケット画像データを受信する内視鏡プロセッサであって、パケット画像データから画像データを復元するパケット解除部を備えることを特徴としている。
また、開始情報の受信後から同一のフレームの画像データを形成するパケット画像データを生成する間隔である所定の時間の経過後に開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、判断部がm(mは正の整数)回連続して所定の時間の経過ごとに開始情報を受信していると判断するときパケット解除部がパケット画像データにより形成されるフレームの画像データの復元を開始することが好ましい。
また、開始情報の受信後から同一のフレームの画像データを形成するパケット画像データを生成する間隔である所定の時間の経過後に開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、判断部がn(nは正の整数)回連続して所定の時間の経過後に開始情報が受信されないと判断するときにパケット解除部がパケット画像データにより形成されるフレームの画像データの復元を停止することが好ましい。
本発明の第2の内視鏡プロセッサは、挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、挿入管の先端部に設けられ被写体の光学像を受光して光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、1フレームの画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号と画像信号の生成を複数の回数に部分的に区切るための第2の同期信号を生成する同期信号発生器と、挿入管の先端部に設けられ画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、挿入管の先端部に設けられ第1、第2の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成し第1、第2の同期信号に基づいてパケット画像データが1フレームの画像信号において何番目のパケットであるかを示すパケット番号に相当する番号情報をパケット画像データに付加するパケット変換部とを備える電子内視鏡からパケット画像データを受信する内視鏡プロセッサであって、パケット番号が1である番号情報の受信後にパケット画像データの受信回数を数えるカウンタと、受信したパケット画像データのパケット番号と受信回数とが一致するかを判別し、不一致であるときにはパケット画像データを放棄する行番号判断部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、電子内視鏡において、生成した画像信号をデジタルデータに変換させるときに信号線が増加することを防ぐことが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した電子内視鏡および内視鏡プロセッサを有する内視鏡システムの外観図である。
内視鏡システム10は、電子内視鏡20、内視鏡プロセッサ40、およびモニタ11によって構成される。電子内視鏡20は、コネクタ21を介して内視鏡プロセッサ40に接続される。モニタ11もコネクタ(図示せず)を介して内視鏡プロセッサ40に接続される。
電子内視鏡20の内部には、ライトガイド(図示せず)がコネクタ21から挿入管22の先端まで延びるように設けられる。内視鏡プロセッサ40内部に設けられる光源ユニット(図示せず)から供給される光がライトガイドにより挿入管22の先端まで伝達される。電子内視鏡20の挿入管22の先端近辺の被写体(図示せず)には照明光が照射される。照明光が照射された被写体は、挿入管22の先端に設けられる撮像素子(図1において図示せず)により撮像される。
撮像された画像は画像信号として内視鏡プロセッサ40に送信される。内視鏡プロセッサ40に送信された画像信号は所定の処理が行われた後、モニタ11に出力され、そこで被写体像が表示される。
次に、電子内視鏡20の内部構成について図2を用いて説明する。図2は、電子内視鏡の内部構成を概略的に示すブロック図である。電子内視鏡20は、本体23、挿入管22、接続ケーブル24、コネクタ21によって形成される。
本体23に挿入管22が接続される。本体23とコネクタ21は接続ケーブル24によって接続される。挿入管22の先端には、撮像ユニット30が設けられる。本体23には、撮像ユニット制御部25、クロック信号発生部26、およびマンチェスタ符号化部27が設けられる。
コネクタ21を内視鏡プロセッサ40に接続すると、撮像ユニット制御部25およびマンチェスタ符号化部27は内視鏡プロセッサ40に接続される。
内視鏡プロセッサ40からの指令に基づいて、撮像ユニット制御部25から撮像ユニット30に、撮像ユニット30の駆動を制御するための制御信号が送信される。また、クロック信号発生部26から、クロック信号が、撮像ユニット30およびマンチェスタ符号化部27に送信される。
後述するように、撮像ユニット30は受信する制御信号とクロック信号とに基づいて、パケット画像データを生成する。パケット画像データはマンチェスタ符号化部27に送信される。マンチェスタ符号化部27では、クロック信号に基づいてパケット画像データのマンチェスタ符号化が行なわれる。マンチェスタ符号化されたパケット画像データが内視鏡プロセッサ40に送信される。
次に、撮像ユニット30の構成について図3を用いて説明する。図3は、撮像ユニット30の回路構成を概略的に示すブロック図である。撮像ユニット30は、同一の基板上にCMOS撮像素子31、タイミングジェネレータ(TG)32、A/Dコンバータ33、およびパケット変換部34を設けることにより、形成される。撮像ユニット30は、CMOS LSI製造プロセスを用いて製造される。
CMOS撮像素子31と対物レンズ28(図2参照)とが光学的に接続される。照明光が照射された被写体の反射光が、対物レンズ28を介してCMOS撮像素子31の受光面に結像する。CMOS撮像素子31は、受光する被写体の光学像に応じた画像信号を生成する。
なお、CMOS撮像素子31に画像信号を生成させるための駆動信号は、TG32から送信される。駆動信号は、クロック信号と制御信号に基づいてTG32により生成される。
CMOS撮像素子31の受光面には、s行t列に複数の画素が配列される。各画素では、受光量に応じた画素信号が生成される。画素信号は順番にCMOS撮像素子31から出力される。画素信号の出力は行毎に行なわれる。すなわち、まず1行目に並ぶ画素の1列目からt列目の画素まで順番に画素信号が出力される。次に2、3、・・・、s行目の画素の画素信号が出力される。
1フレームの画像信号は、複数の画素信号により構成される。なお、1フレームの画像信号は、垂直同期信号および水平同期信号により同期が取られる。図4に示すように、垂直同期信号は、同一のフレームの画像信号を生成している間、HIGHに切替えられる。1フレーム分の画像信号の生成後、次のフレームの画素信号を生成するまで、垂直同期信号はLOWに切替えられる。
水平同期信号は、同一の行の画素信号を生成している間、HIGHに切替えられる。1行分の画素信号の生成後、次の行の画素信号を生成するまで、水平同期信号はLOWに切替えられる。
画素信号は、垂直同期信号および水平同期信号がHIGHであるときに出力される。また、水平同期信号がHIGHである間に1行に並ぶ画素の画素信号が、1列目からt列目まで順番に出力される。
CMOS撮像素子31が生成した画像信号は、A/Dコンバータ33に送られる。アナログ信号である画像信号は、A/Dコンバータ33によりデジタルデータである画像データに変換される。なお、本実施形態では画像信号を形成する画素信号が8ビットのデジタルデータに変換される。
画像データが、A/Dコンバータ33からパケット変換部34に送信される。また、CMOS撮像素子31からパケット変換部34に、垂直同期信号と水平同期信号とが送信される。パケット変換部34において、画像データ、垂直同期信号、および水平同期信号に基づいて、画像データを形成するパケット画像データが生成される。
単一のパケット画像データは同一の行のすべての画素の画素データを有し、1フレームの画像データはs個のパケット画像データに相当する。パケット画像データは、開始情報、行番号情報、および画像情報によって構成される。図5に示すように、パケット画像データは8×(t+1)ビットを1パケットとするデータである。
画像情報は同一の行のすべての画素の画素データにより形成される。1画素の画素データは8ビットであり、単一の行にt個の画素が配置されるので、画像情報には8×tビットが割り当てられる。また、開始情報に1ビット、行番号情報に7ビットが割り当てられる。
開始情報は、パケット画像データが垂直同期信号に同期したパケットであることを示しており、垂直同期信号と水平同期信号とがHIGHであるときに1が与えられる。なお、垂直同期信号または水平同期信号がLOWであるときには0が与えられる。行番号情報は、画像情報に含まれる画素データを生成した画素の行番号を示している。
なお、同一のフレームの画像データからパケット化されるパケット画像データは、第1の時間間隔で連続して生成される。また、最後の行のパケット画像データを生成して第2の時間間隔で、次のフレームの画像データの最初の行のパケット画像データが生成される。
順次生成されるパケット画像データが8ビットの伝送線29a(図2参照)を介して、マンチェスタ符号化部27に送信される。前述のように、マンチェスタ符号化部27により、パケット画像データにクロック信号が多重化される。マンチェスタ符号化されたパケット画像データは、8ビットの伝送線29b(図2参照)を介して、内視鏡プロセッサ40に送信される。
次に、内視鏡プロセッサ40の内部構成について図6を用いて説明する。内視鏡プロセッサ40には、システムコントローラ41、デジタル信号処理回路(DSP)42、および画像データ再生部43などが設けられる。
電子内視鏡20を内視鏡プロセッサ40に接続した状態において、システムコントローラ41は撮像ユニット制御部25に接続される。前述のように、撮像ユニット制御部25による撮像ユニット30の駆動制御はシステムコントローラ41により実行される。また、システムコントローラ41は、DSP42および画像データ再生部43に接続される。DSP42による画像処理および画像データ再生部43による画像データの再生はシステムコントローラ41により制御される。
電子内視鏡20を内視鏡プロセッサ40に接続した状態において、画像データ再生部43はマンチェスタ符号化部27に接続される。マンチェスタ符号化されたパケット画像データは画像データ再生部43に送信される。
画像データ再生部43は、クロック抽出位相同期回路(クロック抽出PLL)44、マンチェスタ符号復調部45、判断部46、カウンタ47、およびパケット解除部48により形成される。マンチェスタ符号化されたパケット画像データは、クロック抽出PLL44およびマンチェスタ符号復調部45に送信される。
クロック抽出PLL44では、マンチェスタ符号化されたパケット画像データからクロック信号が抽出される。抽出されたクロック信号は、マンチェスタ符号復調部45、パケット解除部48、判断部46、およびDSP42に送られ、それぞれの部位におけるデータ処理などに用いられる。
マンチェスタ符号復調部45では、マンチェスタ符号化されたパケット画像データの復調が行なわれ、パケット画像データに復調される。復調されたパケット画像データは、判断部46に送信される。
判断部46では、画像データの復元が可能であるか否か、およびパケット画像データを放棄するか否かの判断が行なわれる。判断部46における判断について以下に詳細に説明する。
まず、第1の時間間隔と同じ間隔でm回(mは正の整数)連続して開始情報を受信しているか否かの判断が、判断部46により行なわれる。第1の時間間隔でm回連続して受信している場合に、画像データの復元が可能であると判断される。なお、時間はクロック信号に基づいて計られる。
画像データの復元が可能であると判断した場合に、パケット画像データがパケット解除部48に送信される。パケット解除部48においてパケットの解除が開始され、パケット画像データは対応する行の画像データに変換される。
また、パケット解除の開始後のs回目までのパケット画像データが受信されるまでの間、すなわち1フレーム分の画像信号を受信する間に、n回(nは正の整数)連続して第1の時間間隔と異なる間隔で開始情報が受信されているか否かの判断が、判断部46により行なわれる。第1の時間間隔と異なる時間間隔でn回連続して開始情報を受信したときには、画像データの復元が不可能であると判断される。
画像データの復元が不可能であると判断した場合に、そのときに復元中のフレームの画像データの復元が停止される。したがって、途中の行まで復元した1フレームの画像データの復元が停止し、その画像データは破棄される。
また、パケット画像データの復元を開始すると、判断部46においてパケット画像データの行番号が正しい行番号であるかの確認が行なわれる。判断部46が1行目のパケット画像データを受信すると、以後のパケット画像データの受信回数をカウンタ47に計測させる。
判断部46は、受信するパケット画像データの行番号とカウンタ47にカウントされた受信回数を比較する。行番号と受信回数が異なっている場合に、判断部46によりパケット画像データが破棄される。パケット解除部48では破棄された行のパケット画像データを更新せずに、前のフレームの同じ行のパケット画像データを用いて画像データの復元が行なわれる。
1フレームの画像データが復元されると、画像データはDSP42に送信される。DSP42において画像データに対して、所定のデータ処理が施される。所定のデータ処理の施された画像データはD/A変換され、ビデオ信号に変換される。ビデオ信号はモニタ11に送信される。送信されたビデオ信号に相当する画像が、モニタ11に表示される。
以上のような本実施形態の電子内視鏡20および内視鏡プロセッサ40によれば、挿入管22の先端部においてデジタルデータを生成する電子内視鏡において、クロック信号、垂直同期信号、および水平同期信号を送信するための信号線が不要となる。したがって、挿入管22の先端から本体23までの信号線、および電子内視鏡20から内視鏡プロセッサ40までの信号線を減らすことが可能になる。
なお、本実施形態において、マンチェスタ符号化によりクロック信号をパケット画像データに多重化する構成であるが、差動バイフェーズ符号化、FM符号化、および複流RZ符号化などのクロック信号を抽出可能ないかなる方式によりクロック信号を多重化してもよい。
また、本実施形態において、クロック信号をパケット画像データに多重化する構成であるが、多重化しなくてもよい。ただし、クロック信号を送信するための信号線を省くためには、多重化することが好ましい。
また、本実施形態において、パケット画像データに開始情報および行番号情報を付加する構成であるが、少なくともいずれか一方を付加すればよい。いずれか一方の情報を付加することにより、復調したパケット画像データの垂直同期、および水平同期を取ることは可能だからである。
たとえば、行番号情報のみを付加した場合には判断部46において受信するパケット画像データの行番号を確認し、行番号が1、2、・・・、m番まで順番に確認されたときには1フレームの画像データの復元が可能であると判断することが可能である。また、n回連続して行番号信号の連続性が途切れたときには、画像データの復元が不可能であると判断することが可能である。
また、開始情報のみを付加した場合は、行番号の確認による一部の行のパケット画像データの破棄は出来なくなるが、信号線の本数を減じる効果を得ることは可能である。
また、本実施形態において、パケット画像データに行番号情報を付加して、行番号の確認を行なわせる構成であるが、行番号の確認を行なわなくてもよい。ただし、行番号を確認して、一致しない行のパケット画像データを破棄する構成によれば、より再現性のよい画像を表示することが可能になる。
また、本実施形態において、水平同期を行い、1フレームの画像信号およびパケット画像データの生成を行単位で区切る構成であるが、他の方式に応じて画像信号およびパケット画像データの生成を部分的に区切ってもよい。または、部分的に区切らなくてもよい。垂直同期信号のみのように1フレームの画像信号または1フレームに相当するパケット画像データが生成されてもよい。
また、本実施形態において、画像データ再生部43は内視鏡プロセッサ40内部に設けられる構成であるが、電子内視鏡20の本体23に設けられる構成であってもよい。電子内視鏡20の本体に設ける場合、電子内視鏡20と内視鏡プロセッサ40の間には、クロック信号、垂直同期信号、水平同期信号を送信するための信号線が必要となるが、細径化の特に必要な挿入管22において信号線の増加を防ぐことは可能である。
本発明の一実施形態を適用した電子内視鏡および内視鏡プロセッサを有する内視鏡システムの外観図である。 電子内視鏡の内部構成を概略的に示すブロック図である。 撮像ユニットの回路構成を示すブロック図である。 1フレームの画像信号を生成するときの垂直同期信号、水平同期信号、画素信号のタイミングチャートである。 パケット画像データのデータ構造を示す概念図である。 内視鏡プロセッサの内部構成を概略的に示すブロック図である。
符号の説明
10 内視鏡システム
20 電子内視鏡
22 挿入管
23 本体
26 クロック信号発生部
27 マンチェスタ符号化部
29a、29b 伝送線
30 撮像ユニット
31 CMOS撮像素子
33 A/Dコンバータ
34 パケット変換部
40 内視鏡プロセッサ
43 画像データ再生部
44 クロック抽出位相同期回路(クロック抽出PLL)
45 マンチェスタ符号復調部
46 判断部
47 カウンタ
48 パケット解除部

Claims (16)

  1. 挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、
    前記挿入管の先端部に設けられ、被写体の光学像を受光して前記光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、
    1フレームの前記画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号を生成する同期信号発生器と、
    前記挿入管の先端部に設けられ、前記画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、
    前記挿入管の先端部に設けられ、前記第1の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成し、前記パケット画像データの送信が開始されることを示す開始情報を前記パケット画像データに付加するパケット変換部とを備える
    ことを特徴とする電子内視鏡。
  2. 前記同期信号発生器は、1フレームの前記画像信号の生成を複数の回数に部分的に区切るための第2の同期信号を生成し、
    前記パケット変換部は、前記第2の同期信号に基づいて前記パケット画像データを生成し、前記第1、第2の同期信号に基づいて前記パケット画像データが1フレームの前記画像信号において何番目のパケットであるかを示すパケット番号に相当する番号情報を前記パケット画像データに付加する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 挿入管が本体に接続された電子内視鏡であって、
    前記挿入管の先端部に設けられ、被写体の光学像を受光して前記光学像に対応する画像信号をアナログ信号として生成する撮像素子と、
    1フレームの前記画像信号の生成期間を区切るための第1の同期信号と前記画像信号の生成を複数の回数に部分的に区切るための第2の同期信号を生成する同期信号発生器と、
    前記挿入管の先端部に設けられ、前記画像信号をデジタルデータである画像データに変換するA/Dコンバータと、
    前記挿入管の先端部に設けられ、前記第1、第2の同期信号に基づいて前記画像データをパケット化したパケット画像データを生成し、前記第1、第2の同期信号に基づいて前記パケット画像データが1フレームの前記画像信号において何番目のパケットであるかを示すパケット番号に相当する番号情報を前記パケット画像データに付加するパケット変換部とを備える
    ことを特徴とする電子内視鏡。
  4. 前記画像信号は、マトリックス状に配置された複数の画素により生成される画素信号によって形成され、
    前記第2の同期信号は、同じ行に配置された前記画素からの前記画素信号の出力期間を区切るために用いられ、
    前記第2の同期信号に基づく前記パケット画像データは、同じ行に配置された前記画素からの前記画素信号を含み、
    前記パケット番号は、前記パケット画像データに含まれる前記画素信号を生成した前記画素の行番号である
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子内視鏡。
  5. 前記本体に設けられ、前記行番号が1である前記パケット番号情報の受信後に、前記パケット画像データの受信回数を数えるカウンタと、
    前記本体に設けられ、受信した前記パケット画像データの行番号と前記受信回数とが一致するかを判別し、不一致であるときには前記パケット画像データを放棄する行番号判断部とを備える
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電子内視鏡。
  6. 前記本体に設けられ、前記パケット画像データから前記画像データを復元するパケット解除部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電子内視鏡。
  7. 前記本体に設けられ、前記開始情報の受信後から所定の時間の経過時に前記開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、
    同一のフレームの前記画像データを形成する前記パケット画像データが、前記所定の時間ごとに生成され、
    前記判断部がm(mは正の整数)回連続して前記所定の時間の経過ごとに前記開始情報を受信していると判断するときに、前記パケット解除部が前記パケット画像データにより形成されるフレームの前記画像データの復元を開始する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子内視鏡。
  8. 前記本体に設けられ、前記パケット画像データから前記画像データを復元するパケット解除部と、
    前記本体に設けられ、前記開始情報の受信後から所定の時間の経過時に前記開始情報が受信されるかを判断する判断部とを備え、
    同一のフレームの前記画像データを形成する前記パケット画像データが、前記所定の時間ごとに生成され、
    前記判断部がn(nは正の整数)回連続して、前記所定の時間の経過毎に前記開始情報が受信されないと判断するときに、前記パケット解除部が前記パケット画像データにより形成されるフレームの前記画像データの復元を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子内視鏡。
  9. 前記パケット変換部は、前記画像信号の同期をとるためのクロック信号を、前記パケット画像データに多重化することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の電子内視鏡。
  10. 前記多重化は、少なくともマンチェスタ符号方式、差動バイフェーズ符号方式、FM符号方式、および複流RZ符号方式のいずれか一つにしたがって行なわれることを特徴とする請求項9に記載の電子内視鏡。
  11. 前記本体に設けられ、前記パケット画像データから前記クロック信号を抽出するクロック抽出部を備えることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電子内視鏡。
  12. 請求項1に記載の電子内視鏡から前記パケット画像データを受信する内視鏡プロセッサであって、前記パケット画像データから前記画像データを復元するパケット解除部を備えることを特徴とする内視鏡プロセッサ。
  13. 前記開始情報の受信後から、同一のフレームの前記画像データを形成する前記パケット画像データを生成する間隔である所定の時間の経過後に前記開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、
    前記判断部がm(mは正の整数)回連続して前記所定の時間の経過ごとに前記開始情報を受信していると判断するときに、前記パケット解除部が前記パケット画像データにより形成されるフレームの前記画像データの復元を開始する
    ことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡プロセッサ。
  14. 前記開始情報の受信後から、同一のフレームの前記画像データを形成する前記パケット画像データを生成する間隔である所定の時間の経過後に前記開始情報が受信されるかを判断する判断部を備え、
    前記判断部がn(nは正の整数)回連続して、前記所定の時間の経過後に前記開始情報が受信されないと判断するときに、前記パケット解除部が前記パケット画像データにより形成されるフレームの前記画像データの復元を停止する
    ことを特徴とする請求項12に記載の内視鏡プロセッサ。
  15. 請求項2または請求項3に記載の電子内視鏡から前記パケット画像データを受信する内視鏡プロセッサであって、
    前記パケット番号が1である前記番号情報の受信後に、前記パケット画像データの受信回数を数えるカウンタと、
    受信した前記パケット画像データの前記パケット番号と前記受信回数とが一致するかを判別し、不一致であるときには前記パケット画像データを放棄する行番号判断部とを備える
    ことを特徴とする内視鏡プロセッサ。
  16. 請求項9に記載の電子内視鏡から前記パケット画像データを受信する内視鏡プロセッサであって、前記パケット画像データから前記クロック信号を抽出するクロック抽出部を備えることを特徴とする内視鏡プロセッサ。
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