JP2006295835A - 画像伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入しても、出力装置から出力される画像が乱れ難い画像伝送システムを提供する。
【解決手段】送信装置4は、画像信号Cと垂直同期信号Bおよび水平同期信号Aからなる同期信号A,Bとをパケットに変換して受信装置5に送信する。送信装置4は、1フレーム分の画像信号Cを分割して各パケットのデータ領域Dに割り当てるとともに、1フレーム毎に垂直同期信号Bが送信されかつ1ライン毎に水平同期信号Aが送信されるように同期信号A,Bを各パケットのヘッダ領域Hに割り当てるパケット化手段を有し、パケット化手段は、1フレーム毎に垂直同期信号Bを複数回連続して送信させる垂直同期信号反復手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影した画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号とを送信装置から伝送路を介して受信装置に伝送し画像を出力させる画像伝送システムに関するものである。
この種の画像伝送システムとして、たとえば玄関子器に設けた撮像カメラ(撮像装置)で訪問者を撮影し、居室内に設けた親機の表示装置(出力装置)によって撮像カメラで撮影された画像を出力するインターホンシステムが知られている。玄関子器には撮像カメラで撮影された画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号(以下では垂直同期信号および水平同期信号をまとめて「同期信号」という)とを親機に伝送するための送信装置が設けられており、親機には玄関子器から伝送路を介して画像信号と同期信号とを受信する受信装置が設けられている。このインターホンシステムでは、平衡線路からなるインターホン線が伝送路として用いられる(たとえば特許文献1参照)。
ところで、上述したような画像伝送システムにおいて、図7に示すように、画像信号Cおよび同期信号A,Bをパケットに変換して伝送するものが考えられている。図7では、1ライン分の画像信号Cが各パケットのデータ領域Dにそれぞれ割り当てられ、同期信号A,Bが各パケットのデータ領域Dの前に設けられたヘッダ領域Hにそれぞれ割り当てられている。同期信号A,Bは、1フレーム毎に垂直同期信号Bが1回送信され、かつ1ライン毎に水平同期信号Aが1回送信されるように、各パケットにそれぞれ割り当てられる。
特開2003−244686号公報(第4頁)
しかしながら、上述した画像伝送システムでは、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入することにより、受信装置5において、ヘッダ領域H内の同期信号A,Bが識別されず同期信号A,Bが欠落してしまうことがある。同期信号A,Bが欠落すると、同期信号A,Bが欠落したパケット内の画像信号Cの画像を画面内の正常な位置に出力できず、表示装置6の画像が乱れてしまうおそれがある。また、同期信号A,Bが欠落したパケット分の画像が出力されなかった場合には、その後に出力される画像が画面内の正常な位置からずれることにより、表示装置6の画像が乱れてしまうこともある。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入しても、出力装置から出力される画像が乱れ難い画像伝送システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号からなる同期信号とを出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号と同期信号とをパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し当該パケットから画像信号と同期信号とを再生する受信装置と、受信装置から画像信号と同期信号とを受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、1フレーム毎に垂直同期信号が送信されかつ1ライン毎に水平同期信号が送信されるように同期信号を各パケットにおいてデータ領域の前に設けられたヘッダ領域に割り当てるパケット化手段を有し、パケット化手段は、1フレーム毎に垂直同期信号を複数回連続して送信させる垂直同期反復手段と、1フレームのうちの少なくとも1ラインにおいて水平同期信号を複数回連続して送信させる水平同期反復手段との少なくとも一方を有することを特徴とする。
この構成によれば、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入しても、複数回送信される同期信号のうちの一部の同期信号だけでも正常に伝送されれば、同期信号が欠落したとしても受信装置において他の同期信号を識別することができ、出力装置から出力される画像が乱れ難いという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記パケット化手段が、所定のラインの画像信号が割り当てられたパケットから少なくとも一部の画像信号を間引く間引き手段を有し、前記垂直同期反復手段および前記水平同期反復手段が、間引き手段により画像信号が間引かれたパケットにおいて同期信号が複数回繰り返されるように、間引き手段により画像信号が間引かれた部分に同期信号を挿入することを特徴とする。
この構成によれば、パケットの少なくとも一部の画像信号を同期信号に置き換えることにより、同期信号が複数回送信されるようにしたものであるから、同期信号を複数回送信しても送信装置から受信装置に伝送される総データ量が増加することはない。
請求項3の発明では、対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号からなる同期信号とを出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号と同期信号とをパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し当該パケットから画像信号と同期信号とを再生する受信装置と、受信装置から画像信号と同期信号とを受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、1フレーム毎に垂直同期信号が送信されかつ1ライン毎に水平同期信号が送信されるように同期信号を各パケットにおいてデータ領域の前に設けられたヘッダ領域に割り当てるパケット化手段を有し、パケット化手段は、各パケット内の画像信号の1フレームにおける位置を示す位置情報を各パケットのヘッダ領域に付与する位置情報付与手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入し、受信装置において同期信号が識別されずに欠落してしまったとしても、同期信号が欠落したパケット分の画像の後に出力される画像を位置情報に基づいて画面内の正常な位置に出力することができるので、出力装置から出力される画像が乱れ難いという利点がある。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記送信装置が、前記データ領域内の信号を変調するデータ領域変調手段と、前記ヘッダ領域内の信号を変調するヘッダ領域変調手段とを有し、前記受信装置が、受信したパケット内の信号を復調する復調手段を有し、ヘッダ領域変調手段には、データ領域変調手段に比べてエラー耐性に優れた変調方式を採用していることを特徴とする。
この構成によれば、ヘッダ領域にはデータ領域よりもエラー耐性に優れた変調方式を採用しているので、ヘッダ領域内の同期信号には外来ノイズなどが混入し難く、受信装置において同期信号が欠落することによる画像の乱れの防止につながる。
本発明は、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域内の信号に混入したとしても、出力装置から出力される画像が乱れ難いという利点がある。
以下の各実施形態では、従来例において説明したようなインターホンシステムを画像伝送システムの例として本発明を説明するが、本発明はインターホンシステム以外の画像伝送システムにも適用することができる。
(実施形態1)
本実施形態の画像伝送システムは、図2に示すように、撮像カメラからなる撮像装置3および送信装置4を備えた玄関子器1と、居室内に設置され受信装置5および表示装置6(出力装置)を備えた親機2とを平衡線路からなる伝送路7(インターホン線)によって接続した構成を有する。送信装置4は、従来例でも説明したように、撮像装置3で撮影された画像の画像信号C(ここではYUV信号)と垂直同期信号Bおよび水平同期信号A(以下では垂直同期信号および水平同期信号をまとめて「同期信号」という)とをパケットに変換し、伝送路7を介して受信装置5に伝送するものである。受信装置5は、受信したパケットから画像信号Cおよび同期信号A,Bを再生し、表示装置6においては画像信号Cおよび同期信号A,Bを受けて画像を表示(出力)する。ただし、画像信号Cは、YUV信号ではなくRGB信号などであってもよい。
本実施形態では、撮像装置3および表示装置6は共にデジタル入出力インターフェースを備えており、撮像装置3から出力される信号および表示装置6に入力される信号にはデジタル信号を用いている。そして、送信装置4から受信装置5への伝送においてデジタルの多値変調やマルチキャリア方式を用いることにより、伝送帯域が比較的狭い伝送路7であっても、データ圧縮を行わずにリアルタイムで動画伝送を可能としている。
以下では送信装置4および受信装置5の構成を具体的に説明する。
送信装置4は、撮像装置3からの画像信号Cおよび同期信号A,Bを受ける信号変換回路8と、信号変換回路8の後段に設けられたデジタル変調回路9と、デジタル変調回路9の後段に設けられ伝送路7を介して受信装置5に接続された送信回路10とを有し、信号変換回路8において、画像信号Cおよび同期信号A,Bをデジタル変調回路9のフォーマットに適合させるために、1ライン分の画像信号Cの先頭にそれぞれ水平同期信号Aを付加し1フレーム分の画像信号Cの先頭にそれぞれ垂直同期信号Bを付加した形に画像信号Cと同期信号A,Bとを組み合わせる。信号変換回路8で組み合わされた画像信号Cおよび同期信号A,Bは、デジタル変調回路9において、パケットに変換されるとともにデジタル変調される。
ここで、従来例と同様に、1ライン分の画像信号Cが各パケットのデータ領域D(図1参照)に割り当てられ、同期信号A,Bが各パケットのヘッダ領域H(図1参照)に割り当てられる。パケットのヘッダ領域にはパケットの同期をとるためのプリアンブル信号を付与する必要があるが、本実施形態では、同期信号A,Bをプリアンブル信号に代用している。ただし、同期信号A,Bには水平同期信号Aと垂直同期信号Bとの2種類あるから、プリアンブル信号も2種類設定されることになる。また、プリアンブル信号を同期信号A,Bとは別にヘッダ領域Hに付与するようにしてもよい。さらに、各パケットのデータ領域Dの後には誤り検出信号を有した検出領域(図示せず)が付加されている。検出領域には、誤り訂正機能を持った信号を付与してもよい。送信回路10は、図1に示すように、これらのパケットを受信装置5に伝送する。
一方、受信装置5は、送信回路10に対して伝送路7を介して接続された受信回路11と、受信回路11の後段に設けられたデジタル復調回路12と、デジタル復調回路12の後段に設けられ表示装置6に接続される信号変換回路13とを有し、受信回路11において送信回路10からのパケットを受信する。デジタル復調回路12は、受信したパケットをデジタル復調するとともに、1ライン分の画像信号Cの先頭にそれぞれ水平同期信号Aを付加しかつ1フレーム分の画像信号Cの先頭にそれぞれ垂直同期信号Bを付加した形で画像信号Cおよび同期信号A,Bを再生する。また、上述したように同期信号A,Bをプリアンブル信号に代用しているので、デジタル変調信号のクロック再生にも同期信号A,Bが用いられる。
信号変換回路13は、表示装置6のインターフェースのフォーマットに適合する形式に画像信号Cおよび同期信号A,Bを変換して出力する。本実施形態の信号変換回路13には、水平同期信号Aによって1ライン分の画像信号C毎に分割された形で1フレーム分の画像信号Cを蓄積するメモリ(図示せず)が設けられている。メモリ内の1フレームの先頭(つまり1ライン目の先頭)には垂直同期信号Bが付加されている。表示装置6は、水平同期信号Aを受けて走査するラインを切り換えることにより1フレーム分の画像を表示し、垂直同期信号Bを受けてフレームを更新する。
また、図2では、画像信号Cおよび同期信号A,Bをパケットに変換するパケット化手段としての機能をデジタル変調回路9に付与し、パケットから画像信号Cおよび同期信号A,Bを再生する機能をデジタル復調回路12に付与したが、この構成に限らず、送信装置4において画像信号Cおよび同期信号A,Bがパケットに変換されて送信され、受信装置5においてパケットから画像信号Cおよび同期信号A,Bが再生される構成であればよい。
ところで、本実施形態の画像伝送システムでは、図1に示すように、垂直同期信号Bを1フレーム毎に複数回連続して送信させる垂直同期反復手段がデジタル変調回路9に設けられている。デジタル変調回路9は、画像信号Cおよび同期信号A,Bをパケットに変換する際に、パケットのヘッダ領域H内に垂直同期信号Bを複数繰り返し付与することにより、上述したように垂直同期信号Bを複数回連続して送信させるようにしている。
つまり、1フレーム分のパケットの構成を示した図3のように、垂直同期信号Bが割り当てられたパケットにおいては、ヘッダ領域H内に垂直同期信号Bが重複して複数存在することになる。受信装置5においては、パケットの伝送時にヘッダ領域H内の垂直同期信号Bに外来ノイズなどが混入しても、送信された複数の垂直同期信号Bのうちの1つでも再生できれば、垂直同期信号Bを欠落することはないから、表示装置6で表示される画像が乱れることはない。要するに、本実施形態の構成によれば、従来構成に比べて、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入しても画像が乱れ難くなり、画像の品質の劣化を防止できるという効果を奏する。
本実施形態で垂直同期信号Bが確実に伝送されるように垂直同期信号Bを複数回送信させる垂直同期反復手段を採用しているのは、受信装置5において垂直同期信号Bが欠落すると、1フレーム分の画像を表示できないこともあって画面全体への影響が大きいという理由からであるが、水平同期信号Aを1ラインにおいて複数回連続して送信させる水平同期反復手段を垂直同期反復手段に代えて採用してもよい。水平同期反復手段を採用した場合にも、垂直同期反復手段を採用した場合と同様に、従来構成に比べてパケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入しても画像が乱れ難くなり、画像の品質の劣化を防止できるという効果が期待できる。垂直同期反復手段と水平同期反復手段との両方を採用してもよい。
なお、上述のように複数の垂直同期信号Bが割り当てられたパケットは、他のパケットよりもデータ長が長くなるので、本実施形態では、各パケット全体のデータ長が付与されたデータ長領域を全てのパケットにそれぞれ設け、受信装置5においてデータ長領域から得られたデータ長に基づいて各パケットの終点を知ることができるようにしてある。また、本実施形態では、1ライン分の画像信号Cを各パケットにそれぞれ割り当てているが、この構成に限らず、1フレームにおける複数ライン分の画像信号C、あるいは1ライン分に満たないたとえば1ラインの半分の画像信号Cを各パケットにそれぞれ割り当てるようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態では、垂直同期信号Bを1フレーム毎に複数回連続して送信させる垂直同期反復手段と、水平同期信号Aを1ライン当たり複数回連続して送信させる水平同期反復手段との両方を採用している。ただし、本実施形態の水平同期反復手段は、全てのラインについて水平同期信号Aを繰り返すのではなく、図4に示すように、1フレームのうちの一部のラインについて水平同期信号Aを繰り返す点が実施形態1とは相違する。つまり、Nライン(Nは1フレームのラインの総数よりも1つだけ小さい数を最大として適宜設定される)おきに水平同期信号Aが複数回連続して送信されることになる。
仮に、全てのラインについて水平同期信号Aを複数回ずつ送信すると、送信装置4から受信装置5に伝送される総データ量が大幅に増加し、データ領域Dの伝送帯域が大きく低下することになる。これに対して、本実施形態の構成によれば、1フレームのうちの一部のラインについて水平同期信号Aを複数回送信するだけから、送信装置4から受信装置5に伝送される総データ量の増加を抑えることができ、画像信号Cの伝送に使用できる伝送帯域の低下を抑制することができる。たとえば、1ラインおきに水平同期信号Aを複数回送信すると、全てのラインで水平同期信号Aを複数回送信する場合に比べて、1フレームにおいて伝送される水平同期信号Aの総数を半分程度に低減することができる。このように、本実施形態では、画像信号Cの伝送に使用するデータ領域Dの伝送帯域の低下を防ぎつつも、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入しても画像が乱れ難いという効果が期待できる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の画像伝送システムは、実施形態1の画像伝送システムにおいて、デジタル変調回路9が所定のパケットを間引く間引き手段(図示せず)を有し、間引き手段によりパケットを間引いた部分に、ヘッダ領域Hとデータ領域Dとにおいて同期信号A,Bが複数回繰り返されたパケットを挿入するようにしたものである。
本実施形態では、図5に示すように、1ライン目の画像信号Cが割り当てられたパケットを間引いて、パケットを間引いた部分に、ヘッダ領域Hとデータ領域Dとにおいて複数の垂直同期信号Bが付与されたパケットを挿入しており、これにより、伝送される総データ量を増加させることなく、垂直同期信号Bを複数回連続して送信させることを可能としている。ここで、1フレームを構成する画像信号Cの一部(1ライン目の画像信号C)が欠落することになるが、画面全体においては1ライン目の画像が表示されないことの影響は比較的小さいので、1ライン目の画像信号Cが欠落することはここでは許容範囲とする。欠落した画像信号Cの画像の表示に関しては、何も表示しないようにしてもよく、あるいは隣接する別のラインから画像信号Cを複製しこの画像信号Cを用いて補完してもよい。
また、水平同期反復手段を採用する場合には、実施形態2で説明したように、Nラインおきに水平同期信号Aを複数回連続して送信させる構成を適用することが望ましい。Nラインおきに水平同期信号Aを複数回連続して送信させる構成では、間引き手段によりパケットが間引かれて欠落する画像信号CはNラインおきになり、画面全体においては画像が欠落することの影響を比較的小さく抑えることができる。
本実施形態の構成によれば、画像信号Cが割り当てられたパケットを同期信号A,Bが複数回繰り返されたパケットに置き換えることにより、同期信号A,Bが複数回送信されるようにしたものであるから、送信装置4から受信装置5に伝送される総データ量を増加させることなく同期信号A,Bを複数回送信させて、実施形態1と同様の効果が期待できる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の画像伝送システムは、実施形態1の画像伝送システムにおいて、同期信号A,Bを複数回連続して送信させるための垂直同期反復手段および水平同期反復手段を省略し、代わりに各パケット内の画像信号Cの1フレームにおける位置を示す位置情報を各パケットのヘッダ領域Hに付与する位置情報付与手段(図示せず)を設けたものである。この位置情報は、本実施形態では、図6に示すように、1フレーム内において何番目のラインであるかを表すライン番号(1ライン目であれば「1」、2ライン目であれば「2」)である。
従来構成では、受信装置5において一部のパケットの同期信号A,Bが欠落した場合に、正常に伝送されたパケットの画像信号Cの画像が、本来表示されるべき正常なラインからずれて別のラインに表示されることがあったのに対して、本実施形態の構成によれば、パケット毎にライン番号が付与されており、単独のパケットからでもライン番号が明らかであるから、同期信号A,Bが欠落したパケットの画像を飛ばして、正常に伝送されたパケットの画像信号Cの画像を正常な位置に表示することができる。
このように、本実施形態の構成によれば、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の同期信号A,Bに混入することにより、受信装置5において一部の同期信号A,Bが欠落し、同期信号A,Bが欠落したパケット分の画像が出力されなかった場合にも、その後に出力される画像を位置情報に基づいて画面内の正常な位置に出力することができるので、従来構成に比べて、パケットの伝送時に外来ノイズなどがヘッダ領域H内の信号に混入しても画像が乱れ難くなり、画像の品質の劣化を防止できるという効果を奏する。また、図6では、同期信号A,Bは各パケットにおいて1回ずつ付与されているが、上述した各実施形態のように、同期信号A,Bを複数回連続して送信させる構成を合わせて適用してもよい。
なお、同期信号A,Bが欠落したパケットの画像信号Cの画像に関しては、何も表示しないようにしてもよく、あるいは隣接する別のラインから画像信号Cを複製しこの画像信号Cを用いて補完してもよい。さらに、受信装置5のメモリの容量に余裕があって、メモリ内に更新前の1フレーム分の画像信号Cが残されている場合には、更新前の画像信号Cの画像を再度表示することもできる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
本実施形態の画像伝送システムは、実施形態1の画像伝送システムにおいて、デジタル変調回路9が、ヘッダ領域H内の信号を変調するヘッダ領域変調手段と、データ領域D内の信号を変調するデータ領域変調手段とを有し、ヘッダ領域変調手段とデータ領域変調手段とで異なる変調方式を採用したものである。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
ところで、一般に伝送速度とエラー耐性との関係は相反しており、変調方式を変えることにより伝送速度を上げると、外来ノイズなどの影響により伝送エラーが発生し易くなる。逆に、伝送速度を下げれば、伝送エラーを発生し難くすることができ、エラー耐性を高めることができる。たとえば、近年のデジタル通信で一般的に用いられている変調方式で比較すると、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM(PSKは搬送波の位相を変化させる方式、QAMは搬送波の振幅および位相を変化せる方式)の順に1シンボルで伝送可能なデータ量が増えるから、上述した順に伝送速度が速くなる。しかし、1シンボルで伝送可能なデータ量が増えると、信号間の間隔が狭くなるから、上述した順に外来ノイズなどの影響により伝送エラーが発生し易くなる。
そこで、本実施形態では、ヘッダ領域変調手段には伝送速度は遅くとも比較的エラー耐性に優れたBPSKを採用し、データ領域変調手段には伝送速度が速いQPSKを採用している。これにより、ヘッダ領域H内の信号に外来ノイズなどが混入することを防止しつつ、パケット全体としては伝送速度の低下を抑えることができる。なお、伝送する画像のサイズが大きい場合など、さらに伝送速度を上げる必要がある場合には、データ領域変調手段に16QAMを採用する。
本実施形態の構成では、ヘッダ領域Hにはデータ領域Dよりもエラー耐性に優れた変調方式を採用しているので、受信装置5において同期信号A,Bが欠落し難く、同期信号A,Bが欠落することによる画像の乱れを防止することができる。また、この構成は実施形態1以外の各実施形態の画像伝送システムにも適用することができる。
本発明の実施形態1を示す動作説明図である。 同上の構成を示すブロック図である。 同上に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 本発明の実施形態2に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 本発明の実施形態3に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 本発明の実施形態4に用いる1フレーム分のパケットを示す説明図である。 従来例の動作説明図である。
符号の説明
3 撮像装置
4 送信装置
5 受信装置
6 表示装置(出力装置)
7 伝送路
A 水平同期信号
B 垂直同期信号
C 画像信号
D データ領域
H ヘッダ領域

Claims (4)

  1. 対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号からなる同期信号とを出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号と同期信号とをパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し当該パケットから画像信号と同期信号とを再生する受信装置と、受信装置から画像信号と同期信号とを受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、1フレーム毎に垂直同期信号が送信されかつ1ライン毎に水平同期信号が送信されるように同期信号を各パケットにおいてデータ領域の前に設けられたヘッダ領域に割り当てるパケット化手段を有し、パケット化手段は、1フレーム毎に垂直同期信号を複数回連続して送信させる垂直同期反復手段と、1フレームのうちの少なくとも1ラインにおいて水平同期信号を複数回連続して送信させる水平同期反復手段との少なくとも一方を有することを特徴とする画像伝送システム。
  2. 前記パケット化手段は、所定のラインの画像信号が割り当てられたパケットから少なくとも一部の画像信号を間引く間引き手段を有し、前記垂直同期反復手段および前記水平同期反復手段は、間引き手段により画像信号が間引かれたパケットにおいて同期信号が複数回繰り返されるように、間引き手段により画像信号が間引かれた部分に同期信号を挿入することを特徴とする請求項1記載の画像伝送システム。
  3. 対象となる領域を撮影することにより得られた画像の画像信号と垂直同期信号および水平同期信号からなる同期信号とを出力する撮像装置と、撮像装置からの画像信号と同期信号とをパケットに変換して送信する送信装置と、送信装置から伝送路を介してパケットを受信し当該パケットから画像信号と同期信号とを再生する受信装置と、受信装置から画像信号と同期信号とを受けて画像を出力する出力装置とを備え、送信装置は、1フレーム分の画像信号を分割して各パケットのデータ領域に割り当てるとともに、1フレーム毎に垂直同期信号が送信されかつ1ライン毎に水平同期信号が送信されるように同期信号を各パケットにおいてデータ領域の前に設けられたヘッダ領域に割り当てるパケット化手段を有し、パケット化手段は、各パケット内の画像信号の1フレームにおける位置を示す位置情報を各パケットのヘッダ領域に付与する位置情報付与手段を有することを特徴とする画像伝送システム。
  4. 前記送信装置は、前記データ領域内の信号を変調するデータ領域変調手段と、前記ヘッダ領域内の信号を変調するヘッダ領域変調手段とを有し、前記受信装置は、受信したパケット内の信号を復調する復調手段を有し、ヘッダ領域変調手段には、データ領域変調手段に比べてエラー耐性に優れた変調方式を採用していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像伝送システム。
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