JP2008153331A - カラー固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー固体撮像素子の着色画素フィルタ毎の受光感度の均一化を図ると共に、最大の感度が得られるカラー固体撮像素子と、製造工程を増やすことなくレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成するカラー固体撮像素子の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】光電変換素子11が設けられた固体撮像素子10の所定位置に赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bを形成する。さらに、感光性樹脂層61を形成し、露光制御マスク80を用いてパターン露光、現像等を行って、膜厚の異なる膜厚の異なる立体矩形樹脂パターン61r’、立体矩形樹脂パターン61g’及び立体矩形樹脂パターン61b’を形成し、熱リフローすることによりレンズ高さのことなるマイクロレンズ61r、マイクロレンズ61g及びマイクロレンズ61bをそれぞれ形成し、カラー固体撮像素子100を得る。
【選択図】図3

Description

本発明は、光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとマイクロレンズとが形成されたカラー固体撮像素子及びカラー固体撮像素子の製造方法に関し、特に、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子及びカラー固体撮像素子の製造方法に関する。
近年、カラー固体撮像素子の高画素化が進んでおり、近年では数百万画素にもなっており、カラー固体撮像素子の高解像度化と高感度化が求められている。
固体撮像素子の光感度を向上させるために、光電変換素子に対応した着色画素フィルタ上にマイクロレンズを配置したカラー固体撮像素子が開発されている。
これらマイクロレンズの形成方法として、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタ上にマイクロレンズを作製するカラー固体撮像素子の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記カラー固体撮像素子の製造方法の一例を図7(a)〜(e)に示す。
まず、複数の光電変換素子11が形成された固体撮像素子10(図7(a)参照)上に、通常の顔料分散レジストを用いたフォトリソグラフィ法にて赤色画素フィルタ121R、緑色画素フィルタ131G、青色画素フィルタ141Bを作製する(図7(b)参照)。
次に、赤色画素フィルタ121R、緑色画素フィルタ131G、青色画素フィルタ141B上にレジストを塗布し感光性樹脂層152を形成し(図7(c)参照)、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、赤色画素フィルタ121R、緑色画素フィルタ131G、青色画素フィルタ141Bにそれぞれ対応したレジストの立体矩形樹脂パターン152aを形成する(図7(d)参照)。
次に、立体矩形樹脂パターン152aを熱リフローすることによりレンズ(曲面)形状に変形させることにより、マイクロレンズ152bを形成する(図7(e)参照)。
さらに、必要に応じて、このレンズ形状となったレジストを光学基材と共にエッチングすることにより、レンズ形状のレジストのパターンを光学基材に転写し、光学基材からなるマイクロレンズを形成している。
上記マイクロレンズの作成方法では、立体矩形樹脂パターン152aを熱リフローすることによりレンズ(曲面)形状に変形させることにより、マイクロレンズ152bを形成している。
そのため、立体矩形樹脂パターン152aの膜厚が同じであれば、熱リフローした後のマイクロレンズのレンズ高さはほぼ一定の高さになる。
その結果、カラー固体撮像素子の各光電変換素子の受光感度は同じとなるが、実際のカラー固体撮像素子に形成された着色画素フィルタは、使用する着色剤の種類、組成により光の屈折率が異なるため、マイクロレンズ、着色画素フィルタを経由して光電変換素子で受光する受光感度は異なり、各光電変換素子は、必ずしも最大感度を得ることができない。
最近のカラー固体撮像素子の高画素化に伴い、カラー固体撮像素子の高感度化が求められており、各光電変換素子で最大の受光感度が得られるカラー固体撮像素子が求められている。
特開平09−008266号公報
そこで、着色画素フィルタ毎にレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成することにより、カラー固体撮像素子の各光電変換素子で最大の受光感度を得ることが可能である。
しかしながら、上記カラー固体撮像素子の製造方法では、着色画素フィルタ毎にレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成するためには、膜厚の異なるレジストの立体矩形樹脂パターンを形成する必要がある。
膜厚の異なるレジストの立体矩形樹脂パターンを得るためには、着色画素フィルタ毎にレジストの塗布条件を変えてレジスト膜厚を変えて、パターン露光、現像等のパターニング処理工程を着色画素フィルタの色数だけ行う必要があり、大幅な工程増加になり、問題である。
本発明は、上記要望に鑑みてなされたものであり、カラー固体撮像素子の着色画素フィルタ毎の受光感度の均一化を図ると共に、最大の感度が得られるカラー固体撮像素子と、製造工程を増やすことなくレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成するカラー固体撮像素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記問題を解決するために、まず請求項1では、光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとマイクロレンズとを形成してなるカラー固体撮像素子であって、
前記着色画素フィルタ上の前記マイクロレンズのレンズ高さを変えることにより、前記カラー固体撮像素子の前記光電変換素子の感度を一定になるようにしたことを特徴とするカラー固体撮像素子としたものである。
また、請求項2では、光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとレンズ高さの異なるマイクロレンズとを形成してカラー固体撮像素子を作製するカラー固体撮像素子の製造方法において、
少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするカラー固体撮像素子の製造方法としたものである。
(a)光電変換素子が形成された半導体基板上に着色レジストを塗布し、パターン露光、現像等のパターニング処理を順次行って、所望の着色画素フィルタを形成する工程。
(b)前記着色画素フィルタ上に透明樹脂感光層を形成し、透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、前記着色画素フィルタに対応する膜厚の異なる立体矩形樹脂パターンを形成する工程。
(c)膜厚の異なる前記立体矩形樹脂パターンを熱リフローすることにより、前記着色画素フィルタ上にレンズ高さが異なるマイクロレンズを形成する工程。
さらにまた、請求項3では、光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとレンズ高さの異なるマイクロレンズとを形成してカラー固体撮像素子を作製するカラー固体撮像素子の製造方法において、
少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするカラー固体撮像素子の製造方法としたものである。
(a)光電変換素子が形成された半導体基板上に着色レジストを塗布し、パターン露光、
現像等のパターニング処理を順次行って、所望の着色画素フィルタを形成する工程。
(b)前記着色画素フィルタ上に透明樹脂感光層を形成し、マイクロレンズ形状とした透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、前記着色画素フィルタ上にレンズ高さが異なるマイクロレンズを形成する工程。
本発明のカラー固体撮像素子は、着色画素フィルタ毎にレンズ高さを変えたマイクロレンズを配置しているので、カラー固体撮像素子の受光感度の均一化が図れ、且つ最大の受光感度を得ることができる。
また、本発明のカラー固体撮像素子の製造方法では、透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、高さの異なる立体矩形樹脂パターンを形成し、熱リフローしてレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成しているので、処理工程数を増やすことなく、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子を作製することができる。
また、本発明のカラー固体撮像素子の他の製造方法では、同心円状の透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、直接レンズ高さの異なるマイクロレンズを形成しているので、処理工程数を増やすことなく、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子を作製することができる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照しながら説明する。
図1(a)及び(b)は、本発明のカラー固体撮像素子の一実施例を示す模式構成断面図である。
本発明のカラー固体撮像素子100及び200は、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に平坦化層21を介して、個々の光電変換素子11に対応する位置に赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G、青色画素フィルタ51Bが形成されており、さらに平坦化層22を介して、それぞれの着色画素フィルタに対応する位置にレンズ高さの異なるマイクロレンズ61r及び62r、マイクロレンズ61g及び62g、マイクロレンズ61b及び62bを形成したものである。
このように、それぞれの着色画素フィルタに対応する位置にレンズ高さの異なるマイクロレンズ61r及び62r、マイクロレンズ61g及び62g、マイクロレンズ61b及び62bを配置することにより、それぞれの着色画素フィルタに対応する位置の光電変換素子11の受光感度を均一化することができ、各光電変換素子は最大の感度が得られるように設定できる。
以下、本発明のカラー固体撮像素子の製造方法について説明する。
図2(a)〜(e)及び図3(f)〜(h)は、本発明の請求項2に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例を示す模式構成断面図である。
まず、半導体基板の所定位置に光電変換素子11が設けられた固体撮像素子10を準備する(図2(a)参照)。
ここで、固体撮像素子の平面視での画素サイズは1〜10μmの範囲が適用され、光電変換素子としては公知のCMOS光電変換素子、CCD光電変換素子が使用できる。
次に、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、アクリル樹脂等からなる透明樹脂溶液をスピンコート等で塗布し、所定の温度で加熱、硬化して平坦化層21を形成する(図2(b)参照)。
透明樹脂としては、上記アクリル樹脂の他に、エポキシ、ポリエステル、ウレタン、メラミン、エリアなどの尿素樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらの共重合物等が使用可能である。
次に、感光性樹脂に赤色顔料と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤とをロールミル等で混練して作製した赤色レジストを光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、スピンコート等で塗布して赤色感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、赤色画素フィルタ31Rを形成する。
次に、感光性樹脂に緑色顔料と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤等とをロールミル等で混練して作製した緑色レジストを赤色画素フィルタ31Rが形成された固体撮像素子10上にスピンコート等で塗布し、緑色感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、緑色画素フィルタ41Gを形成する。
次に、感光性樹脂に青色顔料と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤とをロールミル等で混練して作製した青色レジストを赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41Gが形成された固体撮像素子10上に、スピンコート等で塗布して青色感光層41を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、青色画素フィルタ51Bを形成し、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bが形成された固体撮像素子を得る(図2(c)参照)。
次に、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bが形成された固体撮像素子10上に、アクリル樹脂等からなる透明樹脂溶液をスピンコート等で塗布し、所定の温度で加熱、硬化して平坦化層22を形成する(図2(d)参照)。
透明樹脂としては、上記アクリル樹脂の他に、エポキシ、ポリエステル、ウレタン、メラミン、エリアなどの尿素樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらの共重合物等が使用可能である。
次に、熱リフロー性を有するアクリル系感光性樹脂溶液をスピンコートで塗布し、乾燥硬化させて所定厚のポジ型の感光性樹脂層61を形成する(図2(e)参照)。
次に、合成石英ガラス基板等からなる透明基板71の所定位置に透過率制御パターン81、82、83が形成された露光制御マスク80を用いて感光性樹脂層61をパターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bに対応する位置に膜厚の異なる立体矩形樹脂パターン61r’、立体矩形樹脂パターン61g’及び立体矩形樹脂パターン61b’を形成する(図3(g)参照)。
上記露光制御マスク80の透過率制御パターン81、82、83は、透過率制御パターン81が赤色画素フィルタ31Rに、透過率制御パターン82が緑色画素フィルタ41Gに、透過率制御パターン83が青色画素フィルタ51Bにそれぞれ対応している。
ポジ型の感光性樹脂層61へのパターン露光量を制御することにより、各着色画素フィルタ上の現像後の立体矩形樹脂パターンの膜厚を所定の膜厚にすることができる。
透過率制御パターン81、82、83のパターン濃度は、予めパターン濃度と立体矩形樹脂パターンの膜厚(残膜量)との関係を取得しておき設定される。
次に、膜厚の異なる立体矩形樹脂パターン61r’、立体矩形樹脂パターン61g’及び立体矩形樹脂パターン61b’を熱リフローすることにより、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bに対応する位置に、レンズ高さの異なるマイクロレンズ61r、マイクロレンズ61g及びマイクロレンズ61bをそれぞれ形成し、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子100を作製することができる(図3(h)参照)。
図4(a)〜(e)及び図5(f)〜(g)は、本発明の請求項3に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例を示す模式構成断面図である。
図4(a)〜(d)の工程は、上記に記載した図2(a)〜(d)の工程と同じであるので詳細は省略する。
まず、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、図2(a)〜(d)と同じ工程で、平坦化層21、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G、青色画素フィルタ51B及び平坦化層22をそれぞれ形成し、固体撮像素子10上に、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bが形成された固体撮像素子を作製する(図4(a)〜(d)参照)。
次に、熱リフロー性を有するアクリル系感光性樹脂溶液をスピンコートで塗布し、乾燥硬化させて所定厚のポジ型の感光性樹脂層62を形成する(図4(e)参照)
次に、合成石英ガラス基板等からなる透明基板71の所定位置に透過率制御パターン91、92、93が形成された露光制御マスク90を用いて感光性樹脂層62をパターン露光する(図5(f)参照)。
ここで、露光制御マスク90に用いる透過率制御パターン91、92、93の一例を図6に示す。図6に示す透過率制御パターンは、パターンの中心に近づくほど黒ドットの数を増やして、同心円状に透過率が減少する(濃度は高くなる)ようにしている。
透過率制御パターン91、92、93では、形成されるレンズ高さに応じて、同心円状の透過率を変化させて、露光量を制御しようというものである。
これは、露光制御マスク90を用いて感光性樹脂層62にパターン露光すると、感光性樹脂層62がポジ型の感光層であるので、露光量に応じた残膜パターンが形成され、同心円状の幅と透過率(濃度)を適宜設定することにより、中心部が高く、周辺部にいくほど低くなった円弧状のパターンを形成できる。
次に、専用の現像液で現像処理を行って、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bに対応する位置にレンズ高さの異なるマイクロレンズ62r、マイクロレンズ62g及びマイクロレンズ62bをそれぞれ形成し、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子200を作製することができる(図5(g)参照)。
上記したように、本発明のカラー固体撮像素子の製造方法では、透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、ポジ型の感光性樹脂層にパターン露光して、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bに対応する位置にレンズ高さの異なるマイクロレンズを形成しているので、処理工程数を増やすことなく、レンズ高さの異なるマイクロレンズを有するカラー固体撮像素子を作製することができる。
以下実施例により本発明のカラー固体撮像素子の製造方法を詳細に説明する。
まず、半導体基板の所定位置に光電変換素子11が設けられた固体撮像素子10を準備した(図2(a)参照)。
次に、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、熱硬化タイプのアクリル樹脂溶液をスピンコートで塗布し、所定の温度で加熱、硬化して、0.13μm厚の平坦化層21を形成した(図2(b)参照)。
次に、感光性樹脂に赤色顔料(例えばC.I.ピグメントレッド117、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントイエロー139)と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤とをロールミル等で混練して作製した赤色レジストを光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、スピンコートで塗布して赤色感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、1.0μm厚の赤色画素フィルタ31Rを形成した。
次に、感光性樹脂に緑色顔料(例えば、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15:6)と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤等とをロールミル等で混練して作製した緑色レジストを赤色画素フィルタ31Rが形成された固体撮像素子10上にスピンコートで塗布し、緑色感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、1.0μm厚の緑色画素フィルタ41Gを形成した。
次に、感光性樹脂に青色顔料(例えばC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23)と、シクロヘキサノン、PGMEA等の有機溶剤と、酸分解性樹脂と、光酸発生剤と、分散剤とをロールミル等で混練して作製した青色レジストを赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41Gが形成された固体撮像素子10上に、スピンコートで塗布して青色感光層41を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、1.0μm厚の青色画素フィルタ51Bを形成し、光電変換素子11が形成された固体撮像素子10上に、1.0μm厚の赤色画素フィルタ31R、1.0μm厚の緑色画素フィルタ41G及び1.0μm厚の青色画素フィルタ51Bが形成された固体撮像素子を得た(図2(c)参照)。
次に、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bが形成された固体撮像素子10上に、熱硬化タイプのアクリル樹脂溶液をスピンコートで塗布し、所定の温度で加熱、硬化して、0.5μm厚の平坦化層22を形成した(図2(d)参照)
次に、熱リフロー性を有する感光性レジスト(MFR401−H2:JSR(株)製)をスピンコートで塗布し、乾燥硬化させて、1.8μm厚の感光性樹脂層61を形成した(図2(e)参照)。
次に、合成石英ガラス基板からなる透明基板71の所定位置に透過制御パターン81、82、83が形成された露光制御マスク80を縮小投影型ステッパー(i12:Nikon製)にセットして感光性樹脂層61をパターン露光する(図3(f)参照)。
次に、アルカリ現像液(TMHA:1.19%)でパドル現像処理を行って、赤色画素フィルタ31R、緑色画素フィルタ41G及び青色画素フィルタ51Bに対応する位置に0.9μm厚の立体矩形樹脂パターン61r’、0.7μm厚の立体矩形樹脂パターン61g’及び0.8μm厚の立体矩形樹脂パターン61b’を形成した(図3(g)参照)。
ここで、露光制御マスク80の透過制御パターンは、赤色画素フィルタ31Rに対応する透過制御パターン81の透過率を0.1%、緑色画素フィルタ41Gに対応する透過制御パターン82の透過率を10%、青色画素フィルタ51Bに対応する透過制御パターン83の透過率を5%とした。
次に、膜厚の異なる立体矩形樹脂パターン61r’、立体矩形樹脂パターン61g’及び立体矩形樹脂パターン61b’を熱リフロー処理することにより、赤色画素フィルタ3
1R上にレンズ高さ1.55μmのマイクロレンズ61rを、緑色画素フィルタ41G上にレンズ高さ1.65μmのマイクロレンズ61gを、青色画素フィルタ51B上にレンズ高さ1.50μmのマイクロレンズ61bをそれぞれ形成したカラー固体撮像素子100を得た(図3(h)参照)。
上記レンズ高さの異なるカラー固体撮像素子100の受光感度を測定した結果、赤色画素フィルタ31Rで220mV、緑色画素フィルタ41Gで200mV、青色画素フィルタ51Bで170mVであった、
レンズ高さ1.5μmのマイクロレンズを形成した従来のカラー固体撮像素子の受光感度は赤色画素フィルタで190mV、緑色画素フィルタで200mV、青色画素フィルタで150mVとなり、本発明のカラー固体撮像素子100の受光感度が向上していることが確認された。
(a)及び(b)は、本発明のカラー固体撮像素子の一実施例を示す部分模式構成断面図である。 (a)〜(e)は、本発明の請求項2に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例の製造工程の一部を示す部分模式構成断面図である。 (f)〜(h)は、本発明の請求項2に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例の製造工程の一部を示す部分模式構成断面図である。 (a)〜(e)は、本発明の請求項3に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例の製造工程の一部を示す部分模式構成断面図である。 (f)〜(g)は、本発明の請求項3に係るカラー固体撮像素子の製造方法の一実施例の製造工程の一部を示す部分模式構成断面図である。 透過率制御パターンの一例を示す説明図である。 (a)〜(e)は、カラー固体撮像素子の製造方法の一例を示す部分模式構成断面図である。
符号の説明
10……固体撮像素子
11……光電変換素子
21、22……平坦化層
31R、121R……赤色画素フィルタ
41G、131G……緑色画素フィルタ
51B、141B……青色画素フィルタ
61、62、152……感光性樹脂層
61r’、61g’、61b’、152a……立体矩形樹脂パターン
61r、61g、61b、62r、62g、62b、152b……マイクロレンズ
71……透明基板
80、90……露光制御マスク
81、82、83、91、92、93……透過率制御パターン
100、200……カラー固体撮像素子

Claims (3)

  1. 光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとマイクロレンズとを形成してなるカラー固体撮像素子であって、
    前記着色画素フィルタ上の前記マイクロレンズのレンズ高さを変えることにより、前記カラー固体撮像素子の前記光電変換素子の感度を一定になるようにしたことを特徴とするカラー固体撮像素子。
  2. 光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとレンズ高さの異なるマイクロレンズとを形成してカラー固体撮像素子を作製するカラー固体撮像素子の製造方法において、
    少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするカラー固体撮像素子の製造方法。
    (a)光電変換素子が形成された半導体基板上に着色レジストを塗布し、パターン露光、現像等のパターニング処理を順次行って、所望の着色画素フィルタを形成する工程。
    (b)前記着色画素フィルタ上に透明樹脂感光層を形成した後、透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、前記着色画素フィルタに対応する膜厚の異なる立体矩形樹脂パターンを形成する工程。
    (c)膜厚の異なる前記立体矩形樹脂パターンを熱リフローすることにより、前記着色画素フィルタ上にレンズ高さが異なるマイクロレンズを形成する工程。
  3. 光電変換素子が形成された半導体基板上に、フォトリソグラフィ法を用いて前記光電変換素子に対応した着色画素フィルタとレンズ高さの異なるマイクロレンズとを形成してカラー固体撮像素子を作製するカラー固体撮像素子の製造方法において、
    少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするカラー固体撮像素子の製造方法。
    (a)光電変換素子が形成された半導体基板上に着色レジストを塗布し、パターン露光、現像等のパターニング処理を順次行って、所望の着色画素フィルタを形成する工程。
    (b)前記着色画素フィルタ上に透明樹脂感光層を形成した後、透過率制御パターンを有する露光制御マスクを用いて、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、前記着色画素フィルタ上にレンズ高さが異なるマイクロレンズを形成する工程。
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