JP2008152704A - 製品トレース支援装置及び製品トレースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】安価且つ簡単な構成で製品個別のトレーサビリティを確実に実現する。
【解決手段】製品を段階的に生産する複数の生産工程への前記製品の運搬に用いられる運搬部材110に設けられ且つ前記製品の生産に関するトレースを支援する製品トレース支援装置であって、前記生産工程で発生した前記トレースに必要なトレース情報を前記生産工程毎に収集するトレース情報収集手段12aと、トレース情報収集手段12aが収集したトレース情報を前記製品に関連付けて記憶するトレース情報記憶手段13aと、トレース情報記憶手段13aが記憶しているトレース情報を出力する予め定められた出力タイミングを検出する出力タイミング検出手段12bと、出力タイミング検出手段12bによる検出に応じてトレース情報記憶手段13aが記憶しているトレース情報を出力するトレース情報出力手段12cと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の生産工程で段階的に生産した製品のトレースを支援する製品トレース支援装置及び製品トレースシステムに関するものである。
特許文献1に示すホッパーコンテナ管理システムは、化学工場などで用いられ、ホッパーコンテナにICタグを取り付けるとともに、そのホッパーコンテナ移送用フォークリフトにICタグ読み取り器を備えて、空きコンテナの入庫、コンテナの洗浄、製品の充填、製品入りコンテナの出庫等の各種作業が正確且つ効率的に行えるように、ホッパーコンテナの正確な保管、入出庫を的確且つ簡便に管理するシステムとなっている。
特開2004−18121号公報
このようにトレーサビリティは、製品の生産から加工、流通まであらゆる段階で逐一記録を残して行くことで、個々の製品の行き先を把握したり、遡って各種情報を確認できるようにすることであり、製造業の分野等で以前から活用されてきた。しかしながら、例えば車両に搭載されるジャンクションブロック等の製品のトレーサビリティを個別に実現する場合、製品の各々にICタグを埋め込んだり、貼り付けたため、そのICタグは製品と共に出荷されることになり、ICタグ、つまりトレーサビリティの実現によって製品がコストアップしてしまうという問題があった。
また、製品にICタグを設ける場合、製品の移載時の振動、湿気、落下、衝突等によってICタグに故障が発生するため、その時にデータが損失してしまうと、製品のトレースを行うことができないという問題があった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、製品のコストアップを防止し且つ簡単な構成で製品個別のトレーサビリティを確実に実現することができる製品トレース支援装置及び製品トレースシステムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の製品トレース支援装置は、図1の基本構成図に示すように、製品を段階的に生産する複数の生産工程への前記製品の運搬に用いられる運搬部材110に設けられ且つ前記製品の生産に関するトレースを支援する製品トレース支援装置であって、前記生産工程で発生した前記トレースに必要なトレース情報を前記生産工程毎に収集するトレース情報収集手段12aと、前記トレース情報収集手段12aが収集したトレース情報を前記製品に関連付けて記憶するトレース情報記憶手段13aと、前記トレース情報記憶手段13aが記憶しているトレース情報を出力する予め定められた出力タイミングを検出する出力タイミング検出手段12bと、前記出力タイミング検出手段12bによる検出に応じて前記トレース情報記憶手段13aが記憶しているトレース情報を出力するトレース情報出力手段12cと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の製品トレース支援装置によれば、トレース情報収集手段12aによって複数の生産工程の各々からトレース情報が収集されると、それらのトレース情報は製品に関連付けられてトレース情報記憶手段13aに記憶される。そして、例えば、出力要求を受信したタイミング、製品を運搬部材110から回収したタイミング、所定の生産工程で作業を終了したタイミング等の出力タイミングが出力タイミング検出手段12bによって検出されると、トレース情報記憶手段13aが記憶しているトレース情報がトレース情報出力手段12cによって出力される。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の製品トレース支援装置において、前記運搬部材110によって運搬する製品を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段12dと、前記識別情報取得手段12dが取得した識別情報を記憶する識別情報記憶手段13bと、を有し、前記トレース情報出力手段12cが、前記識別情報記憶手段13bに記憶している識別情報を前記トレース情報に関連付けて出力する手段であることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の製品トレース支援装置によれば、運搬部材110によって運搬される製品の識別情報が識別情報取得手段12dによって取得されると、該識別情報は識別情報記憶手段13bに記憶される。そして、その識別情報はトレース情報に関連付けられてトレース情報出力手段12cによって出力される。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載の製品トレース支援装置において、前記トレース情報収集手段12aが、前記生産工程における前記製品の製造条件を前記トレース情報として収集する手段であることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の製品トレース支援装置によれば、生産工程における製品の製造条件がトレース情報としてトレース情報収集手段12aによって収集されると、そのトレース情報はトレース情報記憶手段13aに記憶される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の製品トレースシステムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜3の何れか1項に記載の製品トレース支援装置10と、前記生産工程に設けられ且つ当該生産工程で発生した前記製品の生産関連情報を前記製品トレース支援情報に転送する生産関連情報転送装置20と、前記製品トレース支援装置10が出力したトレース情報を前記製品毎に管理するトレース情報管理装置30と、を有する製品トレースシステムであって、前記製品トレース支援装置10のトレース情報収集手段12aが、前記生産関連情報転送装置20が転送した生産関連情報を前記トレース情報として収集する手段であることを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の製品トレースシステムによれば、製品トレース支援装置10は運搬部材によって複数の生産工程間を移動し、各生産工程の生産関連情報転送装置20は生産工程で発生した生産関連情報をその製品トレース支援装置10に転送する。製品トレース支援装置10は、その生産関連情報をトレース情報として収集してトレース情報記憶手段13aに記憶し、出力タイミングの検出に応じてトレース情報をトレース情報管理装置30に出力する。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の製品トレース支援装置によれば、複数の生産工程に対して製品を運搬する運搬部材に設けて、各生産工程でトレース情報を収集して記憶し、予め定められた出力タイミングの検出に応じてトレース情報を出力するようにしたことから、製品自体に製品トレース支援装置を設ける必要がなくなるため、従来のように製品トレース支援装置が製品と共に出荷されることを防止できる。また、製品トレース支援装置を製品に設ける必要がなくなり、振動、湿気、落下、衝突等による故障の発生を回避することができるため、製品トレース支援装置が故障するまで再利用することができる。よって、製品のコストアップを防止し且つ製品個別のトレーサビリティを実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、運搬部材によって運搬される製品の識別情報を取得し、該識別情報をトレース情報に関連付けて出力するようにしたことから、トレース情報が出力される側では、その識別情報に基づいてトレース情報を管理すればよくなるため、識別情報を取得する必要がなくなり、トレース情報の管理をより一層簡単化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、生産工程における製品の製造条件をトレース情報として収集するようにしたことから、トレース情報に基づいて製造条件を確認することができるため、製品の品質保証を支援することができる。
以上説明したように請求項4に記載した本発明の製品トレースシステムによれば、製品トレース支援装置を運搬部材によって複数の生産工程間を移動させ、該製品トレース支援装置が各生産工程の生産関連情報転送装置から転送した生産関連情報をトレース情報として収集し且つ所定の出力タイミングでトレース情報をトレース情報管理装置に出力するようにしたことから、製品自体に製品トレース支援装置を設ける必要がなくなるため、従来のように製品トレース支援装置が製品と共に出荷されることを防止できる。また、製品トレース支援装置を製品に設ける必要がなくなり、振動、湿気、落下、衝突等による故障の発生を回避することができるため、製品トレース支援装置が故障するまで再利用することができる。よって、製品のコストアップを防止し且つ製品個別のトレーサビリティを実現することができる。
以下、本発明に係る製品トレース支援装置及び製品トレースシステムの一実施の形態を、図2〜図5の図面を参照して説明する。
図2に示す生産システム100では、例えばジャンクションボックス等の製品を段階的に生産する複数の生産工程に、運搬部材に相当する治具110によって製品若しくはその構成部品を順次運搬して、順次組み立てながら製品を生産している。そして、生産システム100における生産工程は、バスバー曲げ・つなぎ切断して治具110に移載する移載工程101、端子を切断して治具110に挿入する挿入工程102、金属部材であるカラーを治具110に供給する供給工程103、インサート部材を受け渡す受渡し工程104、インサート成形を行うインサート成形工程105等の複数の工程からなる。
生産システム100は、プレート状、箱状等に形成された治具110と、上述した移載工程101〜受け渡し工程104に亘って設けられ且つ治具110を移載工程101〜受渡し工程104で運搬するベルトコンベア等の運搬装置120と、を有している。
治具110は、運搬装置120によって運搬方向Xに向かって運搬されると、移載工程101〜受渡し工程104の各々で製品が段階的に生産され、受渡し工程104で治具110上の製品はインサート成形工程105に受け渡され、そこでインサート成形によって製品が完成する。そして、インサート成形工程105から製品は回収され(製品回収106)、製品に出荷No.が印字され(出荷No.印字107)、その後、製品が払い出される(製品払出し108)。
本発明の製品トレースシステム1は、上述したような生産システム100で用いられ、治具110に設けられ且つ製品トレース支援装置に相当するICタグ10と、任意の生産工程に設けられ且つ当該生産工程で発生した前記製品の生産関連情報を製品トレース支援情報10に転送する複数の生産関連情報転送装置20と、前記製品トレース支援装置10が出力したトレース情報等を前記製品毎に管理するトレース情報管理装置30と、を有している。
ICタグ10は、治具110に内蔵されたり、治具110に貼り付けるなどにより治具110に設けられる。ICタグ10は、図3に示すように、外部機器との間で無線交信を行う送受信部11と、装置全体の各種制御を司る制御部12と、この制御部12によって各種情報の読み出し、書き込みが制御されるメモリ13と、送受信部11、制御部12、メモリ13に電力を供給するバッテリ14と、を有している。
制御部12は、内蔵するROM等に、製品を段階的に生産する複数の生産工程への前記製品の運搬に用いられる治具(運搬部材)110に設けられ且つ前記製品の生産に関するトレースを支援する各種手段として機能させるためのプログラムを記憶している。つまり、制御部12(コンピュータ)を、前記生産工程で発生した前記トレースに必要なトレース情報を前記生産工程毎に収集するトレース情報収集手段と、メモリ(トレース情報記憶手段)13が記憶しているトレース情報を出力する予め定められた出力タイミングを検出する出力タイミング検出手段と、前記出力タイミング検出手段による検出に応じて前記メモリ13が記憶しているトレース情報を出力するトレース情報出力手段と、して機能させるための製品トレース支援プログラムを記憶している。
メモリ13は、図4に示すように、本発明に係る識別情報D1、トレース情報D2等を記憶する記憶領域を有している。即ち、本最良の形態では、メモリ13が請求項中のトレース情報記憶手段及び識別情報記憶手段として機能している。
識別情報D1は、例えば、製品の品番、ロットや移載された治具識別番号等の各種データを有している。トレース情報D2は、生産工程毎に予め定められた項目データが収集されて構成されており、例えば、生産工程における製造日時、部品の識別番号、製造治具の識別番号、製造条件、製造治具の修正履歴等の各種データを有している。このようにトレース情報D2を、生産工程における製造条件を有するように構成することで、製品の品質保証に役立てることができる。
次に、生産関連情報転送装置20は、図3に示すように、マイクロプロセッサ(MPU)21と、EEPROM22と、入力部23と、送受信部24と、表示部25と、を有している。MPU21には、EEPROM22と、図示しないインタフェースを介して入力部23、送受信部24、表示部25が接続されている。
MPU21は、周知であるように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)21a、CPU21aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM21b、各種のデータを格納するとともにCPU21aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM21c等を有して構成している。
入力部23は、各種入力装置が用いられ、作業者によって各種データが入力され、その入力データはMPU21に出力する。送受信部24は、ICタグ10の送受信部11との間で無線通信が可能な構成となっている。そして、送受信部24は、MPU21から入力される情報を前記送受信部11に送信すると共に、受信した情報をMPU21に出力する。なお、送受信部24については、ICタグ10が接近して無線交信を行う構成とすることもできる。そして、表示部25は、MPU21から要求された各種情報を表示する。
このように構成した生産間連情報転送装置20は、CPU21aがROM21bに記憶している生産関連情報転送制御プログラムを実行することで、生産関連情報の発生を検出すると、その生産関連情報を送受信部24を介してICタグ10に無線通信にて転送する。
また、生産間連情報転送装置20は、予め定められた所定領域に進入する移動体であるICタグ10を検出するために、ICタグ10に応答を求めるための質問電波を送受信部24から送信する。そして、ICタグ10の所定領域への侵入に応じて、ICタグ10は質問電波を受信し、これに応じて応答信号を生産間連情報転送装置20に送信する。このように生産間連情報転送装置20は、生産工程に治具110が運搬されたことを検出することができる構成となっている。
次に、トレース情報管理装置30は、周知であるパーソナル・コンピュータ等が用いられ、ICタグ10や生産関連情報転送装置20と無線通信が可能な構成となっている。本最良の形態では、治具110から受渡し工程104への製品の供給時、治具110の回収時等の任意のタイミングで、ICタグ10から受信したトレース情報D2に、インサート成形工程105での生産の完了に応じてその生産関連情報転送装置20から受信した生産関連情報を追加した新たなトレース情報D2を、その製品に関連付けてハードディスク装置等に記憶して管理する。そして、利用者からのトレース解析要求等に応じて該当するトレース情報を解析し、その結果を表示装置に表示する。
次に、上述した製品トレースシステム1において、製品トレース支援装置10の制御部12と、生産関連情報転送装置20のCPU21aがそれぞれ実行する本発明に係る処理概要の一例を図5の図面を参照して以下に説明する。
図5において、製品トレース支援装置10の制御部12は、送受信部11を介してハンディーターミナル等から受信した製品の識別情報D1が取得されてメモリ13に記憶する(S101:識別情報取得手段)。そして、送受信部11を介して生産関連情報を生産関連情報転送装置20から受信したか否かを判定する(S102)。生産関連情報を受信していないと判定した場合(S102でN)、この判定処理を繰り返すことで、生産関連情報の受信を待つ。
また、生産関連情報転送装置20のCPU21aは、生産関連情報が発生しているか否かを判定する(S201)。なお、生産関連情報の発生の検出方法については、外部の生産装置等からの入力データの有無、作業者による入力の有無等の予め定められた生産関連情報の発生条件を満たしたときに、生産関連情報の発生を検出したと判定している。
また、生産関連情報の一例としては、上述したトレース情報D2の収集に必要な生産工程毎に予め定められた項目データを有している。例えば、移載工程101では、バスバーのセット状態、切断装置のセット状態、バスバー切断の有無、バスバーのロット番号、バスバーの金型修正履歴、形状検査結果等の各種データを有している。その他の生産工程についても、その工程毎に定められた各種データを有して生産関連情報が生成されている。
本最良の形態では、このような生産関連情報に基づいてICタグ10側でトレース情報を収集する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、生産工程側でトレース情報を生成してICタグ10に転送するなど種々異なる実施形態とすることができる。
そして、CPU21aは、生産関連情報が発生していないと判定した場合(S201でN)、この判定処理を繰り返すことで、生産関連情報の発生の監視を継続する。一方、生産関連情報が発生していると判定した場合(S201でY)、該生産関連情報は送受信部24を介してICタグ10に送信(転送)し、その後、予め定められた所定の処理を実行する。
一方、制御部12は、生産関連情報を受信していると判定した場合(S102でY)、その生産関連情報に基づいてトレース情報D2を収集し(S103:トレース情報収集手段)、該トレース情報D2をメモリ13に時系列的に記憶する(S104)。
予め定められた判定条件に基づいて、出力タイミングであるか否かを判定する(S105)。本最良の形態では、判定条件としてトレース情報管理装置30から出力要求を受信したことを検出することを条件とする場合について説明するが、製品を運搬部材110から回収したタイミング、所定の生産工程で作業を終了したタイミング等の検出を判定条件することもできる。
制御部12は、送受信部11で受信した受信情報に基づいて、出力タイミングを検出していないと判定した場合(S105でN)、ステップS102に戻り、一連の処理を繰り返す。また、出力タイミングを検出していると判定した場合(S105でY)、メモリ13に記憶している識別情報D1とトレース情報D2を関連付けて送受信部11にトレース情報管理装置30への送信を要求する。この結果、識別情報D1とトレース情報D2は、無線通信等でトレース情報管理装置30に送信される(S106)。
トレース情報管理装置30への識別情報D1とトレース情報D2の送信が終了すると、識別情報D1とトレース情報D2をメモリ13から消去した後(S107)、ステップS101に戻って、次に運搬する製品の識別情報の取得を待つことになる。なお、識別情報D1とトレース情報D2の消去タイミングについては、次の製品の識別情報D1を取得したタイミングなど種々異なる実施形態とすることができる。
次に、上述した構成による本最良の形態に係る製品トレースシステム1の動作(作用)の一例を、主に図2の図面を参照して以下に説明する。
治具110は運搬装置120によって移載工程101に運搬されると、その治具110に製品を構成する部材が移載され、そして、治具110に内蔵されたICタグ10は、受信した識別情報D1と、その移載工程101の生産関連情報転送装置20から収集した移載工程101に関するトレース情報D2をメモリ13に記憶する。
治具110は運搬装置120によって挿入工程102に運搬されると、治具110上の部材の挿入作業が行われ、そして、ICタグ10は、その挿入工程102の生産関連情報転送装置20から収集した挿入工程102に関するトレース情報D2をメモリ13に追加して時系列的に記憶する。
治具110は運搬装置120によって供給工程103に運搬されると、治具110上の製品に構成部材が供給され、そして、ICタグ10は、その供給工程103の生産関連情報転送装置20から収集した供給工程103に関するトレース情報D2をメモリ13に追加して時系列的に記憶する。
治具110は運搬装置120によって受渡し工程104に運搬されると、治具110上の製品はインサート工程105のインサート成型機等に受け渡され、その後治具110は回収される。そして、回収された治具110のICタグ10は、トレース情報管理装置30から出力要求を受けると、メモリ13に記憶している識別情報D1と複数のトレース情報D2をトレース情報管理装置30に送信し、そして、識別情報D1及び複数のトレース情報D2をメモリ13から消去する。また、トレース情報管理装置30は、受信した識別情報D1とトレース情報D2を関連付けて記憶装置に記憶する。
インサート成形工程105におけるインサート成形によって製品が完成すると、製品は回収され、出荷No.が印字されて払い出されることになる。また、インサート成形工程105の生産関連情報転送装置20は、インサート成形の終了に応じて発生した生産関連情報(トレース情報D2に相当)をトレース情報管理装置30に送信する。そして、トレース情報管理装置30は、生産関連情報を受信すると、該当する識別情報D1に関連付けて新たなトレース情報として記憶して管理する。そして、利用者からのトレース解析要求等に応じて該当する製品(識別情報D1)を解析して表示装置に表示する、若しくは、複数のトレース情報D2をそのまま表示する。
以上説明した製品トレース支援装置としてのICタグ10によれば、複数の生産工程101〜104に対して製品を運搬する治具(運搬部材)110に設けて、各生産工程101〜104からトレース情報D2を収集してメモリ13に記憶し、予め定められた出力タイミングの検出に応じてトレース情報D2を出力している。
また、そのICタグ10を有する製品トレースシステム1によれば、ICタグ10を治具110によって複数の生産工程101〜104間を移動させ、該ICタグ110が各生産工程の生産関連情報転送装置20から転送した生産関連情報をトレース情報として収集し且つ所定の出力タイミングでトレース情報をトレース情報管理装置30に出力している。
よって、製品自体にICタグ10を設ける必要がなくなるため、従来のようにICタグ10が製品と共に出荷されることを防止できる。また、ICタグ10を製品に設ける必要がなくなり、振動、湿気、落下、衝突等による故障の発生を回避することができるため、ICタグ10が故障するまで再利用することができる。従って、製品のコストアップを防止し且つ製品個別のトレーサビリティを実現することができる。
また、ICタグ10によれば、治具110によって運搬される製品の識別情報D1を取得し、該識別情報D1をトレース情報D2に関連付けて出力するようにしたことから、トレース情報D2が出力される側では、その識別情報D1に基づいてトレース情報D2を管理すればよくなるため、識別情報D1を取得する必要がなくなり、トレース情報D2の管理をより一層簡単化することができる。
さらに、ICタグ10によれば、生産工程101〜104における製品の製造条件をトレース情報D2として収集するようにしたことから、トレース情報D2に基づいて製造条件を確認することができるため、トレース情報D2によって製品の品質保証を支援することができる。
なお、上述した本最良の形態では、本発明の製品トレース支援装置をICタグ10で実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、無線通信が可能な各種機器で実現することができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る製品トレース支援装置及び製品トレースシステムの基本構成を示す構成図である。 本発明に係る製品トレースシステムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。 図2中の製品トレース支援装置及び生産関連情報転送装置の各概略構成を示す構成図である。 図3中のICタグのメモリマップの一例を示す図である。 図3中のICタグの制御部と生産関連情報転送装置のCPUがそれぞれ実行する本発明に係る処理概要の一例を示す図である。
符号の説明
1 製品トレースシステム
10 製品トレース支援装置(ICタグ)
12a トレース情報収集手段(ICタグの制御部)
12b 出力タイミング検出手段(ICタグの制御部)
12c トレース情報出力手段(ICタグの制御部)
12d 識別情報取得手段(ICタグの制御部)
13a トレース情報記憶手段(ICタグのメモリ)
13b 識別情報記憶手段(ICタグのメモリ)
20 生産関連情報転送装置
30 トレース情報管理装置
100 生産システム
110 運搬部材(治具)
120 運搬装置

Claims (4)

  1. 製品を段階的に生産する複数の生産工程への前記製品の運搬に用いられる運搬部材に設けられ且つ前記製品の生産に関するトレースを支援する製品トレース支援装置であって、
    前記生産工程で発生した前記トレースに必要なトレース情報を前記生産工程毎に収集するトレース情報収集手段と、
    前記トレース情報収集手段が収集したトレース情報を前記製品に関連付けて記憶するトレース情報記憶手段と、
    前記トレース情報記憶手段が記憶しているトレース情報を出力する予め定められた出力タイミングを検出する出力タイミング検出手段と、
    前記出力タイミング検出手段による検出に応じて前記トレース情報記憶手段が記憶しているトレース情報を出力するトレース情報出力手段と、
    を有することを特徴とする製品トレース支援装置。
  2. 前記運搬部材によって運搬する製品を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、を有し、
    前記トレース情報出力手段が、前記識別情報記憶手段に記憶している識別情報を前記トレース情報に関連付けて出力する手段であることを特徴とする請求項1に記載の製品トレース支援装置。
  3. 前記トレース情報収集手段が、前記生産工程における前記製品の製造条件を前記トレース情報として収集する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製品トレース支援装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の製品トレース支援装置と、前記生産工程に設けられ且つ当該生産工程で発生した前記製品の生産関連情報を前記製品トレース支援装置に転送する生産関連情報転送装置と、前記製品トレース支援装置が出力したトレース情報を前記製品毎に管理するトレース情報管理装置と、を有する製品トレースシステムであって、
    前記製品トレース支援装置のトレース情報収集手段が、前記生産関連情報転送装置が転送した生産関連情報を前記トレース情報として収集する手段であることを特徴とする製品トレースシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06143103A (ja) * 1992-10-29 1994-05-24 Pfu Ltd 混流生産システムとそのシステムに使用されるパレット
JP2004018121A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Sumitomo Chem Co Ltd ホッパーコンテナ管理システム

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