JP2008152601A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008152601A
JP2008152601A JP2006340777A JP2006340777A JP2008152601A JP 2008152601 A JP2008152601 A JP 2008152601A JP 2006340777 A JP2006340777 A JP 2006340777A JP 2006340777 A JP2006340777 A JP 2006340777A JP 2008152601 A JP2008152601 A JP 2008152601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
memory
write
nonvolatile memory
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006340777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4978181B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Nishimura
泰保 西村
Tomohiro Suzuki
友弘 鈴木
Kenji Okuyama
健二 奥山
Fumikage Uchida
史景 内田
Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
Yuji Tamura
祐二 田村
Tomoya Ogawa
智哉 小川
Takashi Moromizato
尚 諸見里
Munetoshi Eguchi
宗利 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006340777A priority Critical patent/JP4978181B2/ja
Publication of JP2008152601A publication Critical patent/JP2008152601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4978181B2 publication Critical patent/JP4978181B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

【課題】一連のデータの書き込み途中での電源遮断による不正データの発生防止を簡単な構成で実現することができるメモリ装置を提供する。
【解決手段】データDTが格納される不揮発性メモリ13と、不揮発性メモリ13に格納されるデータDTを一時的に保持するバッファメモリ15と、不揮発性メモリ13およびバッファメモリ15に対するデータの書き込みを制御するメモリ制御モジュール14とを備え、メモリ制御モジュール14は、入力されるライトプロテクト信号PS1がプロテクト解除を示している間に、不揮発性メモリ13に対して書き込み要求(書き込み要求信号WS1)されたデータDTを、バッファメモリ15に書き込んで一時的に保持させ、ライトプロテクト信号PS1がプロテクト設定を示すと、バッファメモリ15からデータDTを読み出して不揮発性メモリ13に書き込むよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性メモリに格納されたデータを保護するライトプロテクト機能を備えたメモリ装置に関する。
コンピュータに搭載される不揮発性メモリ、あるいは不揮発性メモリとそのメモリ制御モジュールなどを備える不揮発性メモリユニットは、通常、データの書き込みや削除を禁止するライトプロテクト機能が付加されており、格納した各種設定データやユーザーデータなどの重要なデータを保護できるように構成されている。
たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサが不揮発性のメモリやメモリユニットにデータを書き込むときには、プロセッサが出力するライトプロテクト信号によってプロテクトの設定/解除が行われ、データの書き込み禁止/許可が切り替えられる。そして、プロテクト解除中のみ書き込み可能とし、プロテクト設定中は書き込み不可能とすることで、既に格納したデータを保護するようにしている。
このような不揮発性のメモリまたはメモリユニットにおいては、ライトプロテクトを解除して行うデータの書き込み動作中に、停電などで電源が遮断されると、書き込み中のデータが破壊される虞がある。そこで、不揮発性メモリに運用メモリ領域とバックアップ用メモリ領域とを設け、バックアップ用メモリ領域へのデータ書き込み後にフラグをリセットしたタイミングで、そのバックアップ用メモリ領域に書き込んだデータと同一のデータを運用メモリ領域に書き込むことにより、正常なデータがバックアップ用メモリ領域と運用メモリ領域のいずれかに存在し、かつ、どちらが有効かをフラグで示すことで、電源遮断時のデータ書き込み不良を防止するようにした書き込み方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)
特開平7−84894号公報
ユーザーデータなどのように、ある程度の大きさを持ち、含まれる個々の情報に相関(連続性)があるような一連のデータを不揮発性メモリに書き込む途中で電源が遮断され、書き込みが継続できなくなった場合、通常はデータが途中まで更新されて終了してしまう。そして、次の立ち上げ時に、一連のデータに含まれる個々の情報の相関が崩れていることで不正なデータとして扱われ、データを初期化せざるを得なくなる。しかし、重要な情報を含むユーザーデータなどは、初期化するよりも前回のデータから更新できないほうが望ましい。
このような不具合に、上述した特許文献1のデータ書き込み方法にて対応することも可能ではあるが、不揮発性メモリに運用のためのメモリ領域とバックアップ用のメモリ領域を設けることで、冗長な不揮発性メモリが必要となり、コスト上昇を招いて現実的ではない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、一連のデータの書き込み途中での電源遮断による不正データの発生防止を簡単な構成で実現することができるメモリ装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]データが格納される不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリに格納されるデータを一時的に保持するバッファメモリと、
前記不揮発性メモリおよび前記バッファメモリに対するデータの書き込みを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、入力されるライトプロテクト信号がプロテクト解除を示している間に、前記不揮発性メモリに対して書き込み要求されたデータを、前記バッファメモリに書き込んで一時的に保持させ、前記ライトプロテクト信号がプロテクト設定を示すと、前記バッファメモリから前記データを読み出して前記不揮発性メモリに書き込む
ことを特徴とするメモリ装置。
上記発明では、制御手段は、入力されるライトプロテクト信号がプロテクト解除を示している間に、不揮発性メモリに対して書き込み要求されたデータを、バッファメモリに書き込んで一時的に保持させる。そして、ライトプロテクト信号がプロテクト設定を示すように切り替わると、バッファメモリからデータを読み出して不揮発性メモリに書き込む。
このように、不揮発性メモリに書き込まれるデータを、ライトプロテクトの解除中にバッファメモリで一時的に保持し、ライトプロテクトが設定に切り替わると、バッファメモリから読み出して不揮発性メモリに書き込むことにより、たとえば、プロセッサが命令の読み出し、解読、実行、書き戻し過程を繰り返して一連のデータを不揮発性メモリに書き込む場合などに比べ、プロセッサを介すことなくバッファメモリから不揮発性メモリへデータを直接転送することで、短時間で処理できるようになる。これにより、バッファメモリから不揮発性メモリへのデータ転送中に電源が遮断されたとしても、メモリ装置の動作可能なうちに全てのデータを不揮発性メモリに書き込むことができる。
また、バッファメモリへのデータ書き込み中や、バッファメモリに書き込んだデータをバッファメモリから不揮発性メモリへ転送する前に、電源が遮断された場合でも、バッファメモリに保持されたデータが消滅するだけで、不揮発性メモリに不完全なデータが書き込まれることはない。これにより、含まれる個々の情報に相関(連続性)があるような一連のデータなどを不揮発性メモリに書き込む場合でも、電源遮断によるデータ書き込み途中での終了によるデータの不完全な更新が発生せず、次の立ち上げ時に、不正なデータとして扱われ初期化しなければならなくなるような不具合を回避できる。したがって、一連のデータを不揮発性メモリに書き込む途中での電源遮断による不正データの発生防止を、冗長な不揮発性メモリを要することなく簡単な構成で実現することができる。
また、メモリ装置が備えるライトプロテクト機能を利用して上記の制御を実行することにより、すなわち、ライトプロテクト信号が解除から設定に切り替わるタイミングは、プロテクト解除中に書き込み要求された全データの書き込みが完了したこと(バッファメモリによるデータの保持完了)を示すものであり、このライトプロテクト信号を制御動作のトリガ信号として利用することにより、たとえば、専用のトリガ信号を生成して制御するような場合に比べて、構成(制御方法)を簡素化することができる。
[2]前記制御手段は、前記不揮発性メモリに前記データを連続的に書き込む
ことを特徴とする[1]に記載のメモリ装置。
上記発明では、バッファメモリに保持されたデータを不揮発性メモリに連続的に書き込むことにより、バッファメモリから不揮発性メモリへのデータの高速転送が可能となり、連続性のあるデータなどでも効率よく短時間で転送することができる。
本発明に係るメモリ装置によれば、一連のデータの書き込み途中での電源遮断による不正データの発生防止を簡単な構成で実現することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る不揮発性のメモリユニット10を備えたデータ処理装置11の主要構成を示している。データ処理装置11は、たとえば種々のデータを扱うパーソナルコンピュータ、あるいは、主に画像データを扱うレーザプリンタやデジタル複合機などに搭載される装置であり、本発明のメモリ装置である上記の(不揮発性)メモリユニット10と、CPU12とを備えている。
CPU12は、演算処理機能を備えてメモリユニット10を含む装置全体の動作を制御し、メモリユニット10に対するデータの書き込みおよび読み出しでは、メモリのアドレスを指定することで特定のデータ領域にアクセスする。
メモリユニット10は、データ処理装置11が扱う各種データが格納される不揮発性メモリ13と、不揮発性メモリ13に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御する(不揮発性)メモリ制御モジュール14とを備えており、更に、メモリユニット10自体に対するデータの書き込みや削除を禁止するライトプロテクト機能をも備えている。
不揮発性メモリ13は、電源がオフしても記憶内容が保持されるメモリであり、この不揮発性メモリ13には、装置固有の各種パラメータ、設定データ、ユーザーデータなど、電源オフ後も保存すべき所定のデータが記憶される。また、不揮発性メモリ13も、不揮発性メモリ13自体に対するデータの書き込みや削除を禁止するライトプロテクト機能を備えている。
メモリ制御モジュール14の内部には、不揮発性メモリ13に格納されるデータを一時的に保持するバッファメモリ15(内部バッファメモリ)が設けられている。メモリ制御モジュール14は、この内蔵したバッファメモリ15に対するデータの書き込みおよび読み出しも制御しており、バッファメモリ15に保持されたデータを不揮発性メモリ13に格納する際は、CPU12を介さずにDMA(Direct Memory Access)転送によってバッファメモリ15から不揮発性メモリ13へデータを直接転送する。さらにメモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータ転送時に、データを転送しつつ、それと並行して、CPU12から次に書き込み要求されたデータをバッファメモリ15に書き込む制御を行う。
データ処理装置11は、動作中に電源(AC入力)が遮断されたとしても、電源回路や内部回路に蓄積された電力によって数十〜数百ms程度は動作可能であり、電源仕様や回路構成などによって電源遮断時の動作可能時間が決定される。バッファメモリ15の容量は、この電源遮断時におけるデータ処理装置11の動作可能時間に基づいて設定されている。たとえば、電源遮断時の動作可能時間が50ms(または100ms)である場合、保持した全てのデータを50ms(または100ms)以内に不揮発性メモリ13に転送できる容量に設定される。さらにバッファメモリ15は、メモリ制御モジュール14による不揮発性メモリ13へのデータ転送時に、特定の領域に保持したデータを不揮発性メモリ13へ転送しつつ、それと並行して、CPU12から送られる次のデータを別の領域に受け入れて保持できるよう、メモリ領域が区分けされている。
メモリユニット10のライトプロテクト機能に関しては、CPU12がメモリユニット10にデータを書き込むときに、メモリ制御モジュール14がライトプロテクトの設定(有効)/解除(無効)を行ってデータの書き込み禁止/許可を切り替える。また、連続性のあるデータの書き込みでは、その連続データの書き込み中はメモリユニット10をプロテクト解除状態に保持し、全てのデータの書き込み完了後にプロテクト状態に戻す制御が行われる。
詳細には、CPU12は、メモリユニット10のメモリ制御モジュール14へライトプロテクト信号PS1および書き込み要求信号WS1を出力しており、メモリユニット10(不揮発性メモリ13)にデータDTを書き込むとき、ライトプロテクト信号PS1の信号レベルをHighからLowへ切り替える(図2参照)。ライトプロテクト信号PS1の低下を検出したメモリ制御モジュール14は、メモリユニット10のプロテクトを解除してデータDTの書き込みを許可する。CPU12は、メモリユニット10のプロテクト解除後またはプロテクト解除と同時に、書き込み要求信号WS1の信号レベルをHighからLowへ切り替えてデータDTの書き込みを要求し、メモリ制御モジュール14がCPU12から送られたデータDTをバッファメモリ15に書き込む。データDTの書き込み完了後は、CPU12がライトプロテクト信号PS1の信号レベルをLowからHighへ切り替え、ライトプロテクト信号PS1の上昇を検出したメモリ制御モジュール14は、メモリユニット10をプロテクト解除状態から設定状態に切り替えてデータDTの書き込みを禁止する。
不揮発性メモリ13のライトプロテクト機能に関しては、メモリ制御モジュール14が不揮発性メモリ13にデータを書き込むときに、不揮発性メモリ13がライトプロテクトの設定/解除を行ってデータの書き込み禁止/許可を切り替える。また、連続性のあるデータの書き込みでは、その連続データの書き込み中は不揮発性メモリ13をプロテクト解除状態に保持し、全てのデータの書き込み完了後にプロテクト状態に戻す制御が行われる。
詳細には、メモリ制御モジュール14は、不揮発性メモリ13へライトプロテクト信号PS2および書き込み要求信号WS2を出力しており、バッファメモリ15に保持されたデータDTを不揮発性メモリ13に格納するとき、ライトプロテクト信号PS2の信号レベルをHighからLowへ切り替える(図2参照)。ライトプロテクト信号PS2の低下を検出した不揮発性メモリ13は、プロテクトを解除してデータDTの書き込みを許可する。メモリ制御モジュール14は、不揮発性メモリ13のプロテクト解除後またはプロテクト解除と同時に、書き込み要求信号WS2の信号レベルをHighからLowへ切り替えてデータDTの書き込みを要求し、バッファメモリ15からデータを読み出して不揮発性メモリ13に転送し書き込む(DMA転送)。データDTの書き込み完了後は、メモリ制御モジュール14がライトプロテクト信号PS2の信号レベルをLowからHighへ切り替え、ライトプロテクト信号PS2の上昇を検出した不揮発性メモリ13は、プロテクト解除状態から設定状態に切り替えてデータDTの書き込みを禁止する。
次に、上記構成のメモリユニット10を含むデータ処理装置11の動作について説明する。
図2は、CPU12によるメモリユニット10(不揮発性メモリ13)へのデータの書き込み動作、および、メモリユニット10内でのメモリ制御モジュール14による不揮発性メモリ13へのデータの書き込み動作のタイミングを示す説明図である。図2に示すタイミングチャートでは、時間経過に伴う、CPU12とメモリ制御モジュール14の間での動作(ライトプロテクト信号PS1の出力レベルの変化/書き込み要求信号WS1の出力レベルの変化/バッファメモリ15に書き込まれるデータDT)と、メモリ制御モジュール14と不揮発性メモリ13の間での動作(ライトプロテクト信号PS2の出力レベルの変化/書き込み要求信号WS2の出力レベルの変化/不揮発性メモリ13に書き込まれるデータDT)とを対応させて表している。
図2に示すように、CPU12は、メモリユニット10(不揮発性メモリ13)にデータDTを書き込むとき、メモリユニット10のメモリ制御モジュール14へ出力するライトプロテクト信号PS1の信号レベルをHighからLowへ切り替えて、メモリユニット10のライトプロテクトを解除(無効に)する(T1)。
メモリユニット10のプロテクト解除後に、CPU12は、書き込み要求信号WS1の信号レベルをHighからLowへ切り替えてデータDTの書き込みを要求する。たとえば、3つのデータ0,データ1,データ2をその順番に書き込む場合には、データ0の書き込み要求(T2)と、データ1の書き込み要求(T3)と、データ2の書き込み要求(T4)とを所定のタイミング(時間間隔)で順次行う。
メモリ制御モジュール14は、上記の書き込み要求後にCPU12から送られてきたデータDTをバッファメモリ15に書き込んで保持する。上記のデータ0〜2の例では、最初のデータ0の書き込み要求(T2)後に、CPU12から送られてきたデータ0をバッファメモリ15に書き込む。データ0の書き込みが完了すると、2番目のデータ1の書き込み要求(T3)後に、CPU12から送られてきたデータ1をバッファメモリ15に書き込む。データ1の書き込みが完了すると、最後のデータ2の書き込み要求(T4)後に、CPU12から送られてきたデータ2をバッファメモリ15に書き込む。また、このデータDT(データ0〜2)は、たとえば、バッファメモリ15の特定の領域に書き込んで保持する。
バッファメモリ15へのデータDTの書き込みが完了すると、CPU12は、ライトプロテクト信号PS1の信号レベルをLowからHighへ切り替えて、メモリユニット10のライトプロテクトを設定(有効に)する(T5)。
メモリ制御モジュール14は、ライトプロテクト信号PS1の上昇を検出すると、不揮発性メモリ13へ出力するライトプロテクト信号PS2の信号レベルをHighからLowへ切り替えて、不揮発性メモリ13のライトプロテクトを解除し、この不揮発性メモリ13のプロテクト解除と同時に、書き込み要求信号WS2の信号レベルをHighからLowへ切り替えてバッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータDTの書き込みを要求する(T5)。そして、バッファメモリ15に保持されたデータDTをDMA転送によって不揮発性メモリ13に書き込む。上記のデータ0〜2の例では、バッファメモリ15に保持されたデータ0〜2を不揮発性メモリ13に連続的に書き込む。
不揮発性メモリ13へのデータDTの書き込みが完了すると、メモリ制御モジュール14は、ライトプロテクト信号PS2の信号レベルをLowからHighへ切り替えて、不揮発性メモリ13のライトプロテクトを設定する(T8)。
また、バッファメモリ15のデータDTを不揮発性メモリ13に書き込んでいる最中に、メモリユニット10に対して次のデータDTを書き込む場合、CPU12は、同様にライトプロテクト信号PS1の信号レベルをHighからLowへ切り替えて、メモリユニット10のライトプロテクトを解除し(T6)、プロテクト解除後に、書き込み要求信号WS1の信号レベルをHighからLowへ切り替えて次のデータDTの書き込みを要求する(T7)。
この書き込み要求を受けたメモリ制御モジュール14は、書き込み要求後にCPU12から送られてきた次のデータDTをバッファメモリ15に書き込んで保持する。たとえば、上記のデータ0〜2に続くデータ3を書き込む例では、先にデータ0〜2を書き込んだ特定の領域とは別の領域にデータ3を書き込んで保持する。
このように、メモリユニット10では、不揮発性メモリ13に書き込まれるデータDTが、メモリユニット10のライトプロテクト解除中にバッファメモリ15で一時的に保持され、ライトプロテクトが設定に戻されたタイミングで、バッファメモリ15から読み出されて不揮発性メモリ13に書き込まれる。また、バッファメモリ15に保持されたデータDT(データ0〜2)をメモリ制御モジュール14が不揮発性メモリ13に書き込んでいる最中でも、CPU12がメモリユニット10(不揮発性メモリ13)に対して次のデータDT(データ3)を書き込むことができる。
次に、上記の動作でメモリ制御モジュール14が行うバッファメモリ15でのデータ管理について、3種類の例を用いて説明する。
図3に示すデータ管理例(1)の場合、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15へのデータ書き込みで、CPU12から送られてきたデータに、CPU12から指定された不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスを付与(関連付け)して保存する。
たとえば、書き込みデータがデータ0,データ1,データ2,データ3,・・・,データN−1,データNで、各データの不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスがアドレスX0,アドレスX1,アドレスX2,アドレスX3,・・・,アドレスXN−1,アドレスXNである場合、メモリ制御モジュール14は、メモリユニット10のライトプロテクト解除中に(図2のT1〜T6)、CPU12から送られてくるデータ0にアドレスX0を関連付けし、データ1にアドレスX1を関連付けし、データ2にアドレスX2を関連付けし、データ3にアドレスX3を関連付けし、・・・、データN−1にアドレスXN−1を関連付けし、データNにアドレスXNを関連付けして、バッファメモリ15に保存する。そして、メモリユニット10のライトプロテクトが解除から設定に切り替わると(図2のT6)、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15から各データ(データ0〜N)を読み出し、不揮発性メモリ13の各指定アドレス(アドレスX0〜XN)に書き込む。なお、本例の場合はアドレスが不連続であってもよい。
図4に示すデータ管理例(2)の場合、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15へのデータ書き込みで、CPU12から送られてきたデータを、CPU12から指定された不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスが連続している単位にブロック化し、そのブロック毎に、ブロック内データの書き込みスタートアドレス(先頭アドレス)とサイズを含むヘッダ情報を付与して、バッファメモリ15に保存する。
たとえば、書き込みデータがデータ0,データ1,データ2,データ3,データ4,データ5,・・・,データN−1,データNで、各データの不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスがアドレスX0,アドレスX1,アドレスX2,アドレスX3,アドレスX7,アドレスX8,・・・,アドレスXX−1,アドレスXXである場合、メモリ制御モジュール14は、メモリユニット10のライトプロテクト解除中に(図2のT1〜T6)、CPU12から送られてくるアドレスが連続しているデータ0〜3をブロック化してそのデータブロック0の書き込みスタートアドレスX0とサイズ4を含むヘッダ情報を付与し、データ4とデータ5をブロック化してそのデータブロック1の書き込みスタートアドレスX7とサイズ2を含むヘッダ情報を付与し、・・・、データN−1とデータNをブロック化してそのデータブロックMの書き込みスタートアドレスXX−1とサイズ2を含むヘッダ情報を付与し、バッファメモリ15に保存する。そして、メモリユニット10のライトプロテクトが解除から設定に切り替わると(図2のT6)、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15から各データをブロック単位(データブロック0〜M)で読み出し、不揮発性メモリ13の指定された各スタートアドレス(スタートアドレスX0,スタートアドレスX7,・・・,スタートアドレスXX−1)から始まる領域に書き込む。
図5に示すデータ管理例(3)の場合、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15へのデータ書き込みで、CPU12から書き込み要求を受けたデータの不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスが含まれる物理ブロックを不揮発性メモリ13から読み出し、その読み出した物理ブロックにデータを書き込んで反映させ、バッファメモリ15に保存する。
たとえば、書き込みデータがデータ0で、不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスがアドレスXMで、そのアドレスXMを含む不揮発性メモリ13の物理ブロックが物理ブロックMである場合、メモリ制御モジュール14は、メモリユニット10のライトプロテクト解除中に(図2のT1〜T6)、CPU12から送られてくるデータ0のアドレスXMが含まれる物理ブロックMを不揮発性メモリ13から読み出し(フェッチ)、その読み出した物理ブロックMにデータ0を書き込んで統合し(マージ)、バッファメモリ15に保存する。そして、メモリユニット10のライトプロテクトが解除から設定に切り替わると(図2のT6)、メモリ制御モジュール14は、バッファメモリ15から、データ0が統合された物理ブロックMを読み出して不揮発性メモリ13に書き戻す。
このデータ管理例(3)では、CPU12から書き込み要求を受けたデータの不揮発性メモリ13への書き込み先のアドレスが含まれる物理ブロックのみが書き換えられる。
以上説明したように、本実施形態に係るメモリユニット10では、不揮発性メモリ13に書き込むデータDTを、メモリユニット10のライトプロテクトの解除中に、メモリ制御モジュール14内のバッファメモリ15で一時的に保持し、ライトプロテクトが設定に切り替わると、バッファメモリ15から読み出して不揮発性メモリ13に書き込むことにより、たとえば、CPU12が命令の読み出し、解読、実行、書き戻し過程を繰り返して一連のデータDTを不揮発性メモリ13に書き込む場合などに比べ、CPU12を介すことなくバッファメモリ15から不揮発性メモリ13へデータDTを直接転送(DMA転送)することで、短時間で処理できるようになる。そして、バッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータ転送中に電源が遮断されたとしても、メモリユニット10の動作可能なうちに全てのデータDTを不揮発性メモリ13に書き込むことができる。
また、バッファメモリ15へのデータDTの書き込み中や、バッファメモリ15に保持したデータDTをバッファメモリ15から不揮発性メモリ13へ転送する前に、電源が遮断された場合でも、バッファメモリ15に保持されたデータDTが消滅するだけで、不揮発性メモリ13に不完全なデータが書き込まれることはない。これにより、含まれる個々の情報に相関(連続性)があるようなユーザーデータなどを不揮発性メモリ13に書き込む場合でも、電源遮断によるデータ書き込み途中での終了とデータの不完全な更新が発生せず、次の立ち上げ時に、不正なデータとして扱われ初期化しなければならなくなるような不具合を回避できる。したがって、一連のデータを不揮発性メモリ13に書き込む途中での電源遮断による不正データの発生防止を、冗長な不揮発性メモリを要することなく簡単な構成で実現することができる。また、メモリユニット10が備えるライトプロテクト機能を利用して上記の制御を実行することにより、すなわち、ライトプロテクト信号PS1が解除から設定に切り替わるタイミングは(Low⇒High)、プロテクト解除中に書き込み要求された全データの書き込みが完了したこと(バッファメモリ15によるデータの保持完了)を示すものであり、このライトプロテクト信号PS1を制御動作のトリガ信号として利用することにより、たとえば、専用のトリガ信号を生成して制御するような場合に比べて、構成(制御方法)を簡素化することができる。
また、バッファメモリ15に保持されたデータDT(データ0〜2)を不揮発性メモリ13に連続的に書き込むことにより、バッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータDTの高速転送が可能となり、連続性のあるデータなどでもより短い時間で転送することができる。
さらに、メモリ制御モジュール14がバッファメモリ15から不揮発性メモリ13にデータDTを書き込んでいる最中でも、CPU12は次のデータDTを書き込むことができるため、書き込み速度が低下することはない。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、メモリユニット10が備えるバッファメモリ15をメモリ制御モジュール14の内部に設けているが、このバッファメモリ15をメモリ制御モジュール14の外部に設けるようにしてもよい。
また、電源遮断を監視しておき、CPU12からのライトプロテクト信号PS1がプロテクト解除を示している間(信号レベルLow)、もしくはライトプロテクト信号PS1が解除から設定に切り替わる(信号レベルLow⇒High)前の所定期間に電源遮断が検出されなかったことを条件に、バッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータの書き込みを行うように構成されてもよい。これにより、電源遮断後の動作可能時間がバッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータの書き込み途中で経過して、書き込み不能になることを確実に防止できる。なお、上記した所定期間は、バッファメモリ15から不揮発性メモリ13へのデータの書き込みに要する時間を電源遮断後の動作可能時間から減算した残り時間に基づいて設定するとよい。
また、実施の形態では、メモリユニット10と不揮発性メモリ13とが共にライトプロテクト機能を備える場合を例に説明したが、不揮発性メモリ13のライトプロテクト機能については設けなくてもよい。不揮発性メモリ自体がライトプロテクト機能を有するか否かは、メモリの仕様によるものであり、本発明は、不揮発性メモリ自体はライトプロテクト機能を有しないが、その不揮発性メモリを備える装置自体はライトプロテクト機能を有するメモリ装置(不揮発性メモリユニット)に対しても適用可能である。
本発明の実施の形態に係るメモリユニットを備えたデータ処理装置の主要構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るデータ処理装置のデータ書き込み時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るバッファメモリでのデータ管理例(1)を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るバッファメモリでのデータ管理例(2)を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るバッファメモリでのデータ管理例(3)を示す説明図である。
符号の説明
10…メモリユニット
11…データ処理装置
12…CPU
13…不揮発性メモリ
14…メモリ制御モジュール
15…バッファメモリ
DT…データ
PS1…ライトプロテクト信号
PS2…ライトプロテクト信号
WS1…書き込み要求信号
WS2…書き込み要求信号

Claims (2)

  1. データが格納される不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに格納されるデータを一時的に保持するバッファメモリと、
    前記不揮発性メモリおよび前記バッファメモリに対するデータの書き込みを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、入力されるライトプロテクト信号がプロテクト解除を示している間に、前記不揮発性メモリに対して書き込み要求されたデータを、前記バッファメモリに書き込んで一時的に保持させ、前記ライトプロテクト信号がプロテクト設定を示すと、前記バッファメモリから前記データを読み出して前記不揮発性メモリに書き込む
    ことを特徴とするメモリ装置。
  2. 前記制御手段は、前記不揮発性メモリに前記データを連続的に書き込む
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
JP2006340777A 2006-12-19 2006-12-19 メモリ装置 Expired - Fee Related JP4978181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006340777A JP4978181B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 メモリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006340777A JP4978181B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 メモリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008152601A true JP2008152601A (ja) 2008-07-03
JP4978181B2 JP4978181B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=39654696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006340777A Expired - Fee Related JP4978181B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 メモリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4978181B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134856A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nec Corp 不揮発性記憶媒体書込み回路、不揮発性記憶媒体書き込み方法、及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265881A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Fujitsu Ltd 不揮発性メモリの書込保護回路と書込保護方法
JPH11316716A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Nec Corp メモリ制御方法及び装置
JP2005071388A (ja) * 1999-02-19 2005-03-17 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265881A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Fujitsu Ltd 不揮発性メモリの書込保護回路と書込保護方法
JPH11316716A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Nec Corp メモリ制御方法及び装置
JP2005071388A (ja) * 1999-02-19 2005-03-17 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134856A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nec Corp 不揮発性記憶媒体書込み回路、不揮発性記憶媒体書き込み方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4978181B2 (ja) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5161791B2 (ja) 情報処理装置、集積回路、方法、およびプログラム
JP5044387B2 (ja) 情報処理装置及びそのスタックポインタ更新方法
JP4939382B2 (ja) 情報処理装置及びそのプログラム実行制御方法
JP2009211153A (ja) メモリ装置、情報処理装置及び電力制御方法
JP2006350885A (ja) 半導体装置
JP4189402B2 (ja) キャッシュ回路
JP4978181B2 (ja) メモリ装置
JP2010186386A (ja) プロセッサ
JP2008040585A (ja) マイクロコンピュータ
JP2008176608A (ja) データバックアップ装置及びデータバックアップ方法
JP2011150457A (ja) 情報処理装置およびメモリアクセス制御方法
JP2010068355A (ja) 電子機器及びその制御方法
JP4334312B2 (ja) 起動時間短縮演算装置およびデータロード方法
JP2004258935A (ja) 半導体装置
JP2005209178A (ja) メモリ保護装置、メモリ保護方法及びメモリ保護プログラム
US20150154123A1 (en) Device with processing unit and information storage
JP2005018650A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびデータ処理装置
JP5087884B2 (ja) データ処理ユニット、およびこれを使用したデータ処理装置
JP2004355383A (ja) メモリ制御回路
JP3918089B2 (ja) メモリ保護回路
JP2007188383A (ja) マイクロコンピュータ
JP2000020401A (ja) Cpu装置、情報処理装置およびその制御方法
KR200298474Y1 (ko) 플래쉬 메모리 갱신 중의 프로그램 보호 장치
JP2001249804A (ja) 情報処理装置及び記録媒体
JP2005025340A (ja) メモリデータ保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees