JP2008152334A - プログラム、情報記憶媒体、2次元コード、印刷物、2次元コード画像、2次元コード画像の表示制御方法、2次元コード生成システム - Google Patents

プログラム、情報記憶媒体、2次元コード、印刷物、2次元コード画像、2次元コード画像の表示制御方法、2次元コード生成システム Download PDF

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【課題】2次元コードの所定の領域にデザイン領域を構成し、デザイン領域に所与のデザインを形成しても確実に読み取り可能な2次元コードを提供すること。
【解決手段】2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を形成するビット列を逆変換した逆変換ビット列44を求め、逆変換ビット列44を2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換して2次元コードを生成することにより、デザイン領域33を有する特殊2次元コードSCを生成する。そして、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータDDとを合成した場合に、デザイン領域33に対応する所与のデザインデータDDの階調値が単一の値として読み取られる階調値となるように、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータDDとを合成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、プログラム、情報記憶媒体、2次元コード、印刷物、2次元コード画像、2次元コード画像の表示制御方法、2次元コード生成システムに関する。
従来より、所定のフォーマット情報に基づいて、データを示すモジュールを2次元に配置した2次元コードが知られている。この2次元コードでは、1次元コードに比して狭い領域で多くのデータを読み取らせることができる。このような従来の技術として、例えば特許第2938338号公報に開示されるものがある。
特許第2938338号公報
かかる2次元コードでは、2次元コードのサイズに対してデータ量が少ない場合には、2次元コード上にデータを示さない領域が発生する。この場合、従来の2次元コードでは、データを示さない領域に所定のフォーマット情報に従ってモジュールを配置する。
しかし、データを示さない領域にモジュールを配置するフォーマット情報は、各種モジュールがデータを示さない領域にバランスよく配置されるように構成されている。従って、生成される2次元コードのモジュールパターンの構成に特徴を持たせて、他の2次元コードと差別化をはかることができなかった。
そこで本発明は、2次元コードのデータを示さない領域などの所定の領域に、単一の値として読み取られるモジュールを配置させることにより所与のデザインを形成するためのデザイン領域を構成し、更にデザイン領域に所与のデザインを形成しても確実に読み取り可能な2次元コードを提供することにある。
(1)本発明は、2次元コードを生成するためのシステムであって、
2次元コードを生成するためのプログラムであって、
2次元コードのサイズデータと、2次元コードから読み取られるべき原データと、所与のデザインデータとを取得するデータ取得部と、
前記サイズデータと前記原データとに基づいて、前記原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域を特定するデザイン領域特定部と、
2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を構成するビット列を、前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求めるデザイン領域逆変換部と、
前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める2次元コードデータ生成部と、
前記変換後ビット列に基づいて、前記デザイン領域が前記単一の値として読み取られる特殊2次元コードを生成する2次元コード生成部と、
前記特殊2次元コードと前記所与のデザインデータとを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記所与のデザインデータの階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コードと前記所与のデザインデータとを合成するデザイン合成部とを含む2次元コード生成システムに関係する。
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関係する。また本発明は、上記プログラムに基づいて生成された2次元コードに関係する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶(記録)した情報記憶媒体に関係する。また本発明は、上記2次元コード生成システム、プログラム、情報記憶媒体を用いて生成された2次元コードが印刷された印刷物に関係する。また本発明は、上記2次元コード生成システム、プログラム、情報記憶媒体を用いて生成された2次元コードとして読み取られる2次元コード画像、2次元コード画像を生成するシステム、プログラム及び情報記憶媒体、2次元コード画像の表示制御方法に関係する。
本発明において「単一の値として読み取られる領域を構成するビット列」とは、例えば「0000・・・」や「1111・・・」などのように1ビット単位で単一の値として読み取られるビット列の他、「01010101・・・」などのように2ビット単位で単一の値として読み取られるビット列など、複数ビット単位で単一の値として読み取られるビット列も含む。
また本発明において「階調値(色値)」とは、明るさや色を設定するためのパラメータであって、グレイスケールを示すパラメータや、R・G・BやY・Cr・Cb、Y・M・C・Kなどの色成分ごとの明るさを示すパラメータや、色合いを示す色相、鮮やかさを示す彩度、明るさを示す明度などのパラメータ、輝度などのパラメータ等、種々のパラメータとすることができる。即ち2次元コードの読み取りに影響を与える種々のパラメータとすることができる。
また本発明において「合成」とは、特殊2次元コードと所与のデザインデータとを全体的又は部分的に用いて、両者を組合せたデータを生成することをいう。例えば特殊2次元コードと所与のデザインデータの画素ごとの階調値を加算、減算などする他、特殊2次元コードの一部の画素の階調値を所与のデザインデータの一部の画素の階調値に上書きするなど、種々の合成手法とすることができる。
本発明によれば、2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を形成するビット列を逆変換した逆変換ビット列を求め、逆変換ビット列を2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換して2次元コードを生成することにより、2次元コードのフォーマット情報に基づきつつも、例えば白のモジュールのみ或いは黒のモジュールのみなどのように単一の階調値から構成されたデザイン領域を有する特殊2次元コードを生成することができる。そして本発明では、デザイン領域が例えば白のモジュールにより構成されている特殊2次元コードの場合には、白として読み取られる範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域に形成されるように特殊2次元コードと所与のデザインデータとを合成する。一方、デザイン領域が例えば黒のモジュールにより構成されている特殊2次元コードの場合には、黒として読み取られる範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域に形成されるように特殊2次元コードと所与のデザインデータとを合成する。
このように本発明では、2次元コードのフォーマット情報に基づきつつも、2次元コードの原データに対応する領域以外の領域に、デザインを形成するためのデザイン領域を構成することができ、かつ、かかるデザイン領域にデザインを形成させても2次元コードの読み取りに影響を与えないようにすることができる。そして特殊2次元コードには、原データの情報が2次元コードのフォーマット情報に基づいて配置されているので、本システム利用者が2次元コードを介して伝達しようとする情報である原データを、2次元コードの読取装置により読み取らせることができる。
こうして本発明によれば、人目を引き付けることができるデザインが形成された2次元コードを、通常の2次元コードの生成手順に準じて簡易に生成することができる。しかも、2次元コードにデザインが形成されていても、通常の2次元コードの生成手順に準じて生成されているので、2次元コードを読取装置により正確に読み取らせることができる。
(2)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記データ取得部が、
任意の階調値から構成されたデザインデータを取得し、
前記デザイン合成部が、
前記特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記合成結果の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、例えば特殊2次元コードの階調値やデザインデータの階調値に所定の係数を掛けたり所定の階調値を加算或いは減算などして、特殊2次元コードの階調値やデザインデータの階調値を調整して変換することにより、デザイン領域に対応する階調値の合成結果が単一の値として読み取られる階調値となるように合成することができる。更に、変換した特殊2次元コードの階調値とデザインデータの階調値を、互いに加算或いは減算などすることにより、デザイン領域に対応する階調値の合成結果が単一の値として読み取られる階調値となるように合成することができる。
(3)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記階調値の合成結果が階調値のとり得る値を超えないように前記階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、例えば、合成結果の階調値のうち階調値のとり得る値を超えている値を補正するようにしてもよい。この場合には簡易な処理により、特殊2次元コードの階調値とデザインデータの階調値とを合成することができる。
また例えば、合成結果が階調値のとり得る値を超えないような変換手法で特殊2次元コードの階調値やデザインデータの階調値を合成前に変換し、変換後の特殊2次元コードの階調値とデザインデータの階調値とを合成するようにしてもよい。この場合にはデザインデータの本来の階調値を可及的に反映させた階調値から構成されたデザインをデザイン領域に形成することができる。
(4)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記単一の値が第1の値である場合に、前記デザイン領域に対応する前記特殊2次元コードの階調値を前記第1の値として読み取られる第1の範囲内で変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、特殊2次元コードの階調値を変換することにより、デザイン領域に対応する合成結果の階調値が第1の値として読み取られるようにしつつ、デザインデータの本来の階調値を可及的に反映させることができる。
(5)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記合成結果の階調値が階調値のとり得る値を超えないように前記デザインデータの階調値を変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、デザインデータの階調値を変換することにより、デザイン領域に対応する合成結果の階調値が第1の値として読み取られるようにしつつ、デザインデータの本来の階調値を可及的に反映させることができる。
(6)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記単一の値が第2の値である場合に、前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を前記第2の値として読み取られる第2の範囲内の階調値となるように変換し、前記特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、デザインデータの階調値を変換することにより、デザイン領域に対応する合成結果の階調値が第2の値として読み取られるようにすることができる。
(7)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記特殊2次元コードの階調値のうち前記第1の値として読み取られるべき領域に対応する階調値を前記第1の値として読み取られる第1の範囲内で変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成するようにしてもよい。
本発明によれば、例えば原データなどに対応する領域のうち、第1の値として読み取られるべき領域に対応する階調値を、第1の値として読み取られるようにしつつ、第2の値として読み取られるデザイン領域の階調値に可及的に近づけた階調値とすることができる。
(8)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記逆変換ビット列に基づいて、生成される2次元コードの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正データを生成する誤り訂正データ生成部としてコンピュータを更に機能させ、
前記2次元コード生成部が、
前記求められた逆変換ビット列と、前記原データのビット列と、前記誤り訂正データのビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求めるようにしてもよい。
本発明によれば、デザイン領域を単一の値として読み取られる領域として形成しても、かかるデザイン領域に応じた誤り訂正データにより、読み誤りを訂正することができる。
(9)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記データ取得部が、
任意の階調値から構成されたデザインデータを取得し、
前記デザイン合成部が、
前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を、前記単一の値として読み取られる階調値に変換し、前記変換した階調値から構成されたデザインデータを前記特殊2次元コードの前記デザイン領域に上書きするようにしてもよい。
本発明によれば、デザイン領域に対応するデザインデータの階調値を、例えば所定の係数を掛けたり所定の階調値を加算或いは減算などして、特殊2次元コードのデザイン領域の階調値と同様に読み取られる階調値に調整して変換し、変換した階調値がそのまま反映されるように特殊2次元コードのデザイン領域に上書きすることにより、デザイン領域に対応する合成結果の階調値が単一の値として読み取られる階調値となるように合成することができる。
(10)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記デザイン合成部が、
前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値が、前記単一の値として読み取られる範囲内の階調値でない場合に、前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を前記単一の値として読み取られる階調値に変換するようにしてもよい。
本発明によれば、デザイン領域に対応するデザインデータの階調値が、特殊2次元コードのデザイン領域の階調値と同様に読み取られる階調値であれば、変換を行わずにそのまま特殊2次元コードのデザイン領域に上書きすることができるので、デザインデータの本来の階調値を可及的に反映させた階調値から構成されたデザインをデザイン領域に形成することができる。
(11)また本発明に係る2次元コード生成システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
2次元コードを生成するためのプログラムであって、
2次元コードのサイズデータと、2次元コードから読み取られるべき原データと、所与のデザインデータとを取得するデータ取得部と、
前記サイズデータと前記原データとに基づいて、前記原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域を特定するデザイン領域特定部と、
単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求めるデザイン領域逆変換部と、
前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める2次元コードデータ生成部と、
前記変換後ビット列に基づいて、前記デザイン領域が単一の値として読み取られる特殊2次元コードを生成する2次元コード生成部とを含むようにしてもよい。
本発明によれば、2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を形成するビット列を逆変換したビット列を求め、逆変換したビット列を変換して2次元コードを生成することにより、2次元コードのフォーマット情報に基づきつつも、例えば白のモジュールのみ或いは黒のモジュールのみなどのように単一の階調値から構成されたデザイン領域を有する特殊2次元コードを提供することができる。
従って本発明によれば、特殊2次元コードデザイン領域に、2次元コードの読み取りに影響を与えない範囲の階調値から構成されたデザインを形成させることができる。そして特殊2次元コードには、原データの情報が2次元コードのフォーマット情報に基づいて配置されているので、本システム利用者が2次元コードを介して伝達しようとする情報である原データを、2次元コードの読取装置により読み取らせることができる。
こうして本発明によれば、人目を引き付けることができるデザインが形成された2次元コードを、通常の2次元コードの生成手順に準じて簡易に生成することができる。しかも、2次元コードにデザインが形成されていても、通常の2次元コードの生成手順に準じて生成されているので、2次元コードを読取装置により正確に読み取らせることができる。
(12)また本発明は、
所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コードであって、
2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、
2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、
を含み、
前記デザイン領域のモジュールは、
前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されていることを特徴とする2次元コードに関係する。また本発明は、上記2次元コードが印刷された印刷物に関係する。
(13)また本発明に係る2次元コード、2次元コードが印刷された印刷物は、
前記デザイン領域に、前記単一の値として読み取られる階調値から構成されたデザインが描画されているようにしてもよい。
本発明によれば、2次元コードのデザイン領域にデザインを形成させても2次元コードの読み取りに影響を与えないようにすることができる。
(14)また本発明は、
所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像であって、
前記2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、
単一の値を表すモジュールが配置されたデザイン領域と、
を含み、
前記デザイン領域に、前記単一の値として読み取られる階調値から構成された画像が連続的に表示されていることを特徴とする2次元コード画像に関係する。
(15)また本発明は、
所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像の表示制御方法であって、
2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、を含み、前記デザイン領域のモジュールは、前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されている特殊2次元コード画像を生成する手順と、
複数の画像を生成する手順と、
前記特殊2次元コード画像と前記複数の画像の各画像とを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記複数の画像の各画像の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コード画像と前記複数の画像の各画像とを合成し、複数の2次元コード画像を生成する手順と、
前記複数の2次元コード画像を連続的に表示させる手順と、
を含むことを特徴とする2次元コード画像の表示制御方法に関係する。
本発明によれば、特殊2次元コード画像のデザイン領域に、2次元コードの読み取りに影響を与えない階調値の画像を合成した2次元コード画像を複数用意しておき、これを連続的に表示させることにより、デザイン領域に動画が表示される2次元コード画像を表示させることができる。これにより本発明によれば、より人目を引き付けることができる2次元コードを提供することができる。しかも本発明では、特殊2次元コードは変化しない画像(静止画)として表示され続けるので、デザイン領域に動画を表示させつつも、2次元コードの読取装置に確実に読み取らせることができる。
(16)また本発明は、
所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像の表示制御方法であって、
2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、を含み、前記デザイン領域のモジュールは、前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されている特殊2次元コード画像を生成する手順と、
所与の画像を生成する手順と、
前記特殊2次元コード画像と前記所与の画像とを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記所与の画像の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コード画像と前記所与の画像とを合成し、2次元コード画像を生成する手順と、
前記2次元コード画像を表示部に表示させる手順と、
を表示フレームごとに連続して行うことを特徴とする2次元コード画像の表示制御方法に関係する。
本発明によれば、特殊2次元コード画像のデザイン領域に、2次元コードの読み取りに影響を与えない階調値の画像を表示フレームごとに合成しながら連続的に表示させることにより、デザイン領域に動画が表示される2次元コード画像を表示させることができる。これにより本発明によれば、より人目を引き付けることができる2次元コードを提供することができる。しかも本発明では、特殊2次元コードは変化しない画像(静止画)として表示され続けるので、デザイン領域に動画を表示させつつも、2次元コードの読取装置に確実に読み取らせることができる。
(17)また本発明の2次元コード画像の表示制御方法では、
前記特殊2次元コード画像を生成する手順では、
前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とに基づいて生成された、2次元コードの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正データに基づいてモジュールが配置された誤り訂正領域を更に含む特殊2次元コード画像を生成するようにしてもよい。
本発明によれば、デザイン領域を単一の値として読み取られる領域として形成し、デザイン領域に動画が表示される2次元コード画像としても、かかるデザイン領域に応じた誤り訂正データにより読み誤りを訂正することができる。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.2次元コードの構造
図1に、本実施の形態の2次元コード生成システムで生成される2次元コードシンボルの構造の例を示す。本実施の形態では、2次元コードとしてQRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)を用いた例を示すが、本実施の形態により生成できる2次元コードはQRコードに限らない。
図1に示すように、本実施の形態の2次元コードシンボル10は、正方形のモジュールを縦に45個、横に45個、計2025個正方形状に配列して構成されている。このシンボル10には、シンボル10からデータを読み取る際に用いられる位置検出パターン12と位置合せパターン13とタイミングパターン14とが配置されている。そして、位置検出パターン12と位置合せパターン13とタイミングパターン14とが配置されている領域以外の領域として、シンボル10から読み取られるべきデータのモジュールパターン(符号化パターン)が配置される符号化領域16が設けられている。
この符号化領域16には、シンボル10の型番情報(サイズ情報)の符号化パターンが配置される型番領域18と、シンボル10の形式情報(誤り訂正レベル情報、マスク処理パターンに関する情報)の符号化パターンが配置される形式領域20と、本実施の形態のシステムの利用者が任意に入力可能なデータの符号化パターンが配置されるデータ領域22とが含まれる。
2.2次元コードの生成処理
図2に、本実施の形態の2次元コード生成システムの処理の流れの一例を示す。まず、ステップS1において、2次元コードを生成するための各種データを取得する。
図3に、このデータ取得処理の詳細を示す。まず、ステップS2において、入力部への入力情報に基づき、システムの利用者が所望するシンボルの型番情報と形式情報とを取得する。ここで、型番情報には、シンボル10の大きさを特定するサイズ情報(1〜40)が含まれている。本実施の形態では、サイズ情報によりシンボル10を構成するモジュールの数とその配置を特定することができる。また、形式情報には、生成されるシンボルの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正アルゴリズムの種類を特定する誤り訂正レベル情報が含まれる。本実施の形態では、誤り訂正レベルがL、M、Q、Hの4段階用意されており、誤り訂正レベルに応じて誤り訂正の精度が異なる。
そして、ステップS4において、本システム利用者が2次元コードシンボルを介して伝達しようとする情報である原データの文字列を取得する。この原データとしては、例えばURLやメールアドレス等のネットワークアドレス情報や、種々の管理情報、識別情報、暗号化情報等が入力される。すると、ステップS6において、取得した原データの文字列を2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換し、原データのビット列を生成する。そして、原データのビット列の最後に原データの終端を示すエンドパターンのビット列を挿入する。このエンドパターンは、2次元コードを読み取った場合に、エンドパターン以降の符号化パターンについては情報として出力する必要がないことを示すものである。
そして、図2のステップS10において、エンドパターンを含む原データのビット列を2次元コードのフォーマット情報に基づいて8ビットコード語(データコード語)に分割する。すると、ステップS12において、取得したサイズ情報、誤り訂正レベル情報に基づき、当該サイズ、誤り訂正レベルが要求するデータコード語数を満たすか否かを判断する。
ここで、要求するデータコード語数を満たさないと判断すると(ステップS12のN)、即ち2次元コードのサイズに対して原データのデータ量が少ないと、ステップS14において、データコード語列の後に埋め草コード語を付加する。この埋め草コード語とは、2次元コードのサイズに対して原データのデータ量が少ない場合に、原データを示す符号化パターン以降の符号化領域16が例えば空白(明モジュール或いは暗モジュールのみ)となると、2次元コードの読み取りに支障がある場合があることを考慮して付加されるものである。本実施の形態では、2次元コードのフォーマットに基づいて、データが空であることを示す所定の符号化パターンが繰返し付加される。
一方、要求するデータコード語数を満たすと判断すると(ステップS12のY)、埋め草コード語は付加せずに、ステップS16において、データコード語列を誤り訂正用のブロック数に分割し、ステップS18において、各ブロックに対して誤り訂正コード語を生成する。この誤り訂正コード語とは、2次元コードの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正アルゴリズムに用いられる情報の符号化パターンを生成するための所定のビット列単位である。そして、ステップS20において、データコード語列の後に誤り訂正コード語を付加する。
そして、ステップS22において、2次元コードのフォーマット情報に従って各ブロックのデータコード語・誤り訂正コード語をインターリーブにし、必要に応じて残余ビットを付加し、ステップS24において、2次元コードのフォーマット情報に基づいてマトリックスに、位置検出パターン12、位置合せパターン13、タイミングパターン14とともにコード語列に対応させた暗(黒)モジュールと明(白)モジュールとを配置する。
そして、ステップS26において、シンボルの符号化領域16にマスク処理パターンを適用する。このマスク処理は、ステップS24において符号化領域16に配置された暗(黒)モジュールと明(白)モジュールとが、バランスよく配置されるようにするための処理である。そして、ステップS28において、ステップS2で取得した型番情報の符号化パターンを型番領域18に配置し、形式情報の符号化パターンを形式領域20に配置し、シンボルを完成する。
図4に、このようにして生成された2次元コードシンボルの一例を示す。本実施の形態では、各コード語列に対応させた暗(黒)モジュールと明(白)モジュールの配置は、図4に示すシンボル10の右下隅から開始し、上方向、下方向を交互に走査し、右から左へ配置する。ここで、各コード語列は、原データとそのエンドパターンを示すデータコード語、埋め草コード語、誤り訂正コード語の順に配列されている。従って、シンボル10の符号化領域16には、図4に示すように、原データの符号化パターンが配置された原データ領域30と、埋め草データの符号化パターンが配置された不使用データ領域32と、誤り訂正コードの符号化パターンが配置された誤り訂正コード領域34とが形成される。そして2次元コードの読取装置により、2次元コードを構成する各モジュールが2値化データのいずれを示すものであるか、即ち、各モジュールが明(白)モジュールであるか暗(黒)モジュールであるかを読み取ることにより、2次元コードに化体されたビット列を読み出す。
3.特殊2次元コード生成処理
本実施の形態では不使用データ領域32の符号化パターンは、データが空であることを示しているに過ぎない。従って不使用データ領域32においては、自由にモジュールを配置しても原データを読み取らせることができる。そこで本実施形態では、不使用データ領域32となるべき領域を、任意のデザインを施すことができるデザイン領域として利用するために、不使用データ領域32となるべき領域に明(白)モジュール又は暗(黒)モジュールのいずれか一方のモジュールのみを配置して、無地の領域が構成された2次元コードを生成する。即ち、2次元コードの読み取り装置により2次元コードを読み取った場合に、デザイン領域が、明(白)モジュールに対応する「0」(第1の値)又は暗(黒)モジュールに対応する「1」(第2の値)のいずれか単一の値として読み取られる特殊2次元コードSCを生成する。
例えば図5(A)に示す第1の特殊2次元コードSCWの例では、原データ領域30に続く不使用データ領域32となるべき領域に、埋め草データの符号化パターンに代えて明(白)モジュールのみが配置され、階調値がR,G,B=255,255,255=白のデザイン領域33が構成されている。一方、図5(B)に示す第2の特殊2次元コードSCBの例では、原データ領域30に続く不使用データ領域32となるべき領域に、埋め草データの符号化パターンに代えて暗(黒)モジュールのみが配置され、階調値がR,G,B=0,0,0=黒のデザイン領域33が構成されている。
ここでかかる特殊2次元コードSCを生成するためには、デザイン領域33に単一の値として読み取られるモジュールを配置させるビット列を、原データのビット列(エンドパターンのビット列)の後に接続し、2次元コードのフォーマット情報に基づいて2次元コードを生成すればよい。しかし、本実施の形態では、図2のステップS26のように、2次元コードを生成する際にマスクパターンのビット列とコード語モジュールパターンのビット列とでXOR演算による変換を行う。従って原データのビット列(エンドパターンのビット列)の後に接続するビット列を、例えば「0000・・・」や「1111・・・」などのように単一の値から構成されたビット列としても、そのままではマスクパターンとのXOR演算により単一の値から構成されないビット列に変換されてしまうため、特殊2次元コードSCを生成することはできない。
そこで本実施の形態では、2次元コードを生成する際にマスクパターンとのXOR演算を行うと単一の値から構成されたビット列に戻るように、単一の値から構成されたビット列をデザイン領域33に対応させて予め逆変換しておく。即ち本実施の形態では、図2のステップS26でマスクパターンが適用される前に、単一の値から構成されたビット列とマスクパターンのビット列とで予めXOR演算による変換を行う。
図6に、逆変換処理の流れの一例を示す。まず、図3のステップS8までにおいて、サイズ情報・誤り訂正レベル情報・原データを取得して(ステップS2、ステップS4)、2次元コードのフォーマット情報に基づいて原データのビット列を生成すると(ステップS6、ステップS8)、図6のステップS40において、サイズ情報、誤り訂正レベル情報、原データのビット列に基づき、デザイン領域33を特定する。本実施の形態では図4に示すように、原データ領域30がサイズ情報と原データのデータ量に応じて定まり、誤り訂正データ領域34がサイズ情報に応じて定まる。よって、サイズ情報と原データのビット列に基づいて原データ領域30を特定し、サイズ情報に基づいて誤り訂正データ領域34を特定し、サイズ情報と原データ領域30と誤り訂正データ領域34とに基づいて、デザイン領域33を特定することができる。
するとステップS42において、例えば「0000・・・」や「1111・・・」などのように単一の値から構成されたビット列(2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を構成するビット列)をデザイン領域33に対応付ける。具体的には単一の値から構成されたビット列の各ビットを、デザイン領域33の各モジュールの位置(モジュール番号)と対応付ける。そして、ステップS44において、デザイン領域33に対応付けられた単一の値から構成されたビット列とマスクパターンのビット列とでXOR演算による変換を行う。
図7は、デザイン領域33に対応付けて明(白)モジュールに対応する「0」が配列された単一パターン40(単一の値から構成されたビット列のモジュールパターン)と、マスクパターン42とでXOR演算による変換を行って得られる逆変換モジュールパターン44の例である。図7に示すように、本実施の形態では、単一パターン40とマスクパターン42とで、対応するモジュールが同種のモジュールである場合には当該モジュールを暗(黒)モジュールとし(0+0=1、1+1=1)、異種のモジュールである場合には当該モジュールを明(白)モジュールとする(0+1=0、1+0=0)。
従って、XOR演算による変換を行って得られる逆変換モジュールパターン44は単一の値として読み取られる領域を構成しないものとなるが、2次元コードを生成する際に再びマスクパターン42とのXOR演算を行うと単一パターン40に戻るものである。こうして本実施形態では、デザイン領域33に対応する単一パターン40のビット列をマスクパターン42のビット列で逆変換した逆変換ビット列を生成する。なお、マスクパターン42の4隅などのグレーの部分、即ち生成される2次元コードの位置検出パターン12と位置合せパターン13とタイミングパターン14とに対応する機能領域46には、マスク処理を適用しないようになっている。
そして本実施形態では、このようにして生成した逆変換ビット列を用いて、通常の2次元コードの生成手順に従って2次元コードを生成する。詳細には、図2のステップS10以降において、エンドパターンのビット列を含む原データのビット列と、単一パターン40の逆変換ビット列とをデータコード語に分割し、ステップS12において、得られたデータコード語列がデータコード語数を満たすか否かを判断する。
ここで、単一パターン40の逆変換ビット列は、デザイン領域32のモジュール全てを含んでいる。よって、原データのビット列と逆変換ビット列とからなるデータコード語列は、ステップS12において、データコード語数を満たすと判断される(ステップS12のY)。従って、ステップS14で埋め草コード語は付加されず、そのままステップS16〜ステップS24までの2次元コードのフォーマットに基づく処理が行われる。すると、図8の左側のモジュールパターン52のように、位置検出パターン12等が配置され、原データのビット列のモジュールパターン48と、逆変換ビット列のモジュールパターン44と、それらに対応する誤り訂正コードパターン50とを含むマスク前パターン52が生成される。
そして、ステップS26において、マスク前パターン52にマスクパターン42を適用すると、逆変換モジュールパターン44のビット列が変換されて、元の単一パターン40のビット列に戻る。即ち、図8に示すように、マスク前パターン52と、マスクパターン42とでXOR演算による変換を行うことにより、明(白)モジュールのみの単一パターン40からデザイン領域32が構成された特殊2次元コードSCWを生成することができる。
なお図5(B)に示すような、暗(黒)モジュールのみの単一パターンからデザイン領域32が構成された特殊2次元コードSCBを生成するためには、図7において明(白)モジュールに対応する「0」がデザイン領域33に対応付けて配列された単一パターン40に代えて、暗(黒)モジュールに対応する「1」がデザイン領域33に対応付けて配列された単一パターンを用いて同様の処理を行えばよい。
こうして、本実施の形態によれば、逆変換モジュールパターン44を生成しておくことにより、その後は通常の2次元コードの生成手順に従って、デザイン領域33に単一パターン40が構成された特殊2次元コードSC(変換後ビット列)を生成することができる。そして、特殊2次元コードSCのうち、原データ領域30には原データのモジュールパターン48が変換された変換後の原データのモジュールパターン56が配置されているので、2次元コードの読取装置がこの特殊2次元コードSCを読み取ると、本システム利用者が2次元コードシンボルを介して伝達しようとする情報である原データを読み取らせることができる。
また、図8に示すように、左側のマスク前パターン52の誤り訂正データ領域34には、原データのモジュールパターン48と逆変換モジュールパターン44とに対応する誤り訂正コードパターン50が配置され、右側の特殊2次元コードSCWの、誤り訂正データ領域34には、かかる誤り訂正コードパターン50が変換された変換後の誤り訂正コードパターン58が配置されているので、原データのモジュールパターン56と単一パターン40の読み取り誤りを訂正することができる。なお本実施の形態では、2値化デザインパターン40は原データのモジュールパターンのエンドパターンの後に付加されているので、デザイン領域33の単一パターン40は読取装置に読み取られてもデータは示さない。
また、図8に示すように、特殊2次元コードSCWの中央部には、3つの位置合せパターン13が配置された機能領域46がデザイン領域33に囲まれるようにして存在するが、かかる機能領域46はデザイン領域33以外の領域であって、単一のモジュールから構成されるデザイン領域33には含まれない。ここでこの機能領域46は、2次元コードのサイズに応じて配置が異なり、2次元コードのサイズによってはデザイン領域33に対応する領域には機能領域46が配置されない場合もある。また機能領域46は、特殊2次元コードSCを生成した後に削除することもでき、この場合には機能領域46であった領域をデザイン領域33とすることができる。
また、原データのモジュールパターンの後には、エンドパターンのみならず、原データのビット列とデザイン領域33のビット列とを識別するための識別子を挿入するようにしてもよい。例えば、原データのビット列の最後に分割パターンを挿入するようにしてもよい。この分割パターンは、例えば改行を示すビット列としてもよいし、スペースを示すビット列としてもよい。これによりデザイン領域33のビット列と原データのビット列とを区別することができる。
また、本実施の形態では、2次元コードを生成する際のマスクパターンによる変換処理を考慮して逆変換を行う例を挙げて説明したが、2次元コードを生成する際に単一パターン40のビット列に対して他の変換処理が行われる場合には、その変換処理を行うと単一パターン40のビット列に戻るように、単一パターン40のビット列を予め逆変換しておく。ここで、逆変換とは、2次元コードを生成する際の変換処理により単一パターン40のビット列に戻るようなビット列に、単一パターン40のビット列を変換する処理をいう。例えば本実施の形態では、逆変換処理と、2次元コードを生成する際の変換処理とが、ともにXOR演算であって同一の変換処理となるものであるが、かかる場合も逆変換の概念に含まれる。
また、図2のステップS26のマスク処理において、複数種類のマスクパターンが適用され、所定の評価関数に基づいて最もバランスよくモジュールが配置されるマスクパターンが選択される場合には、図3のステップS2において、マスク処理で適用させるマスクパターンを指定するマスクパターン情報を取得し、当該マスクパターンで図6のステップS44の逆変換処理と、図2のステップS26の変換処理とを行うようにしてもよい。
4.デザインデータ合成処理
そして本実施形態では、上述のようにして生成した特殊2次元コードSCと所与のデザインデータとを合成し、デザイン領域33に所与のデザインが形成されたデザイン2次元コードDCを生成する。ここで本実施形態では所与のデザインデータとは、R・G・Bの各色成分の階調値(色値)が0〜255までとり得るいわゆるフルカラーの画像データとすることができる。そしてこのデザインデータは、システム利用者がスキャナ等のハードウェアで取り込んだものや情報記憶媒体に記憶されたもの、画像作成ソフトで作成したものなどとすることができる。
しかし特殊2次元コードSCのデザイン領域33とは、単一の値として読み取られなければならない領域であるので、デザイン領域33に形成されたデザインの階調値が他の値として読み取られる階調値である場合や、いずれの値であるか明確でない中間的な階調値である場合などでは読み取りエラーが発生してしまい、デザイン2次元コードDCからデータを読み取ることができない。そこで本実施形態では、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータとを合成した場合に、デザイン領域33に対応する所与のデザインデータの階調値が単一の値として読み取られる階調値となるように、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータとを合成する。
具体的には本実施形態では、モジュールの階調値がR,G,B=0,0,0である場合には、2次元コードの読取装置は当該モジュールを暗(黒)モジュールと判断し、当該モジュールが示す値を「1」として読み取る。また、モジュールの階調値がR,G,B=255,255,255である場合には、2次元コードの読取装置は当該モジュールを明(白)モジュールと判断し、当該モジュールが示す値を「0」として読み取る。ここで本実施形態の2次元コードの読取装置は、各モジュールの階調値が厳密に白又は黒に対応する階調値でなくとも、各色成分の階調値の平均値が0から100程度までの値(グレイスケールにおいて暗めのグレーを示す値)であれば当該モジュールが暗(黒)モジュールであると判断し、150程度から255までの値(グレイスケールにおいて明るめのグレーを示す値)であれば当該モジュールが明(白)モジュールであると判断することができる。
そこで本実施形態では、デザイン領域33が暗(黒)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCBの場合には、各色成分の階調値の平均値が確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる0〜63の範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域33に形成されるように、特殊2次元コードSCBと所与のデザインデータとを合成する。一方、デザイン領域33が明(白)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCWの場合には、各色成分の階調値の平均値が確実に明(白)モジュールとして読み取られる191〜255の範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域33に形成されるように、特殊2次元コードSCWと所与のデザインデータとを合成する。このように本実施形態では、デザイン領域33に、各色成分の階調値の平均値が0〜63までの階調値、或いは191〜255までの階調値によりデザインを形成させることにより、2次元コードの読み取りに影響を与えないようにすることができる。
4−1.階調値を加算合成する場合
図9、図10は、特殊2次元コードSCの階調値とデザインデータの階調値とに基づいて階調値を加算合成することにより、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータとを合成する一例を説明するための図である。
4−1−1.デザイン領域33が白の場合
図9は、デザイン領域33が明(白)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCWの階調値と、白色の背景領域BAと赤色のハート形状のハート領域HAとから構成されたデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を加算合成する例である。図9の例では、特殊2次元コードSCWのデザイン領域33の階調値が、色値のとり得る最大値であるR,G,B=255,255,255=白であるので、特殊2次元コードSCWの階調値とデザインデータDDの階調値とをそのまま加算合成したとしてもデザイン領域33の階調値は最大値を超えてしまう。すると本実施形態では、255を超える階調値は切り捨てられてしまうので合成結果の階調値は白のままであり、赤色のハート領域HAの階調値がデザイン領域33の階調値に反映されない。
そこで本実施形態では図9に示すように、まず特殊2次元コードSCWの各色成分の階調値に0.75という係数を掛けて、特殊2次元コードSCWの各色成分の階調値を全体的に小さくする変換を行い、デザインデータDDの階調値を加算合成する余地を空ける。しかし特殊2次元コードSCWの階調値は、明(白)モジュールについては各色成分の階調値の平均値が確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲(第1の範囲)である191〜255の範囲内となるように変換することが好ましい。そこで本実施形態では、変換後の明(白)モジュールの各色成分の階調値の平均値が191〜255の範囲内であって、デザインデータDDの階調値を合成した場合にデザインデータDDの階調値を反映させるために特殊2次元コードSCWの階調値がなるべく小さくなるような係数としている。即ち変換後の特殊2次元コードSCW´の明(白)モジュールの階調値を(255,255,255)×0.75=(191,191,191=明るいグレー)とし、変換後の特殊2次元コードSCW´が変換前の特殊2次元コードSCWと同様の値として読み取られるようにしている。なお本実施形態では、変換後の階調値は小数点以下を切り捨てている。
これにより、変換後の特殊2次元コードSCW´に加算合成されるデザインデータDDがいかなる階調値のものであったとしても、明(白)モジュールについての合成結果の各色成分の階調値が191を下回ることはないので、確実に明(白)モジュールとして読み取られる。なお暗(黒)モジュールについては各色成分の階調値が0であるので、係数を掛けた後も0のままで変化しない。
一方、デザインデータDDについては、変換後の特殊2次元コードSCW´の階調値とデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、デザイン領域33に対応する合成結果の各色成分の階調値が255(最大値)を超えないようにデザインデータDDの階調値を変換する。これにより、最大値を超えた階調値が切り捨てられることなく、合成結果の各色成分の階調値にデザインデータDDの各色成分の階調値を可及的に反映させることができる。本実施形態では、変換後の特殊2次元コードSCW´の各色成分の階調値の最大値が、明(白)モジュールに対応する191であるので、デザインデータDDの各色成分の階調値が、255−191=64以下となるように、デザインデータDDの階調値に0.25という係数を掛けてデザインデータDDの階調値を全体的に小さくする変換を行う。
即ち変換後の特殊2次元コードSCW´の各色成分の階調値が取り得る最大値と、変換後のデザインデータDD´の各色成分の階調値が取り得る最大値とを加算合成しても255を超えないような係数を定めて変換処理を行う。具体的には図9の例では、デザインデータDDの階調値のうち白色の背景領域BAの階調値(R,G,B=255,255,255=白)を(255,255,255)×0.25=(63,63,63=暗いグレー)として暗いグレーの背景領域BA´に変換し、赤色のハート領域HAの階調値(R,G,B=255,0,0=赤)を(255,0,0)×0.25=(63,0,0=暗い赤)として暗い赤色のハート領域HA´に変換し、デザインデータDDをデザインデータDD´に変換している。
そして本実施形態では図9に示すように、変換後の特殊2次元コードSCW´の階調値と、変換後のデザインデータDD´の階調値とを加算合成し、デザインデータDDのデザインがデザイン領域33に形成されたデザイン2次元コードDCWを生成する。このデザイン2次元コードDCWでは、そのデザイン領域33には、変換後の特殊2次元コードSCW´のデザイン領域33に対応する階調値(R,G,B=191,191,191=明るいグレー)と、変換後のデザインデータDD´のうちハート領域HA´に対応する階調値(R,G,B=63,0,0=暗い赤)とが加算合成され、R,G,B=255,191,191=明るい赤乃至ピンク色の階調値から構成されたハート領域HAWが形成されている。またデザイン領域33のその他の領域には、変換後の特殊2次元コードSCW´のデザイン領域33に対応する階調値(R,G,B=191,191,191=明るいグレー)と、変換後のデザインデータDD´のうち背景領域BA´に対応する階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、R,G,B=255,255,255=白の階調値から構成された背景領域BAWが形成されている。
こうして本実施形態では、確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲である階調値から構成されたデザインがデザイン領域33に形成されたデザイン2次元コードDCWを生成することができる。
そしてこのデザイン2次元コードDCWのデザイン領域33以外の領域(原データ領域30、誤り訂正データ領域34、機能領域46)については、明(白)モジュールは、変換後の特殊2次元コードSCW´の明(白)モジュールに対応する階調値(R,G,B=191,191,191=明るいグレー)と、変換後のデザインデータDD´のうちハート形状以外の下地に対応する階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、R,G,B=255,255,255=白となっており、確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲の階調値となっている。一方、暗(黒)モジュールは、変換後の特殊2次元コードSCW´の暗(黒)モジュールに対応する階調値(R,G,B=0,0,0=黒)と、変換後のデザインデータDD´のうちハート形状以外の下地に対応する階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、63,63,63=暗いグレーとなっており、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲の階調値となっている。
こうして本実施形態によれば、特殊2次元コードSCWの階調値とデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を加算合成しても、確実に読み取ることができるデザイン2次元コードDCWを生成することができる。
4−1−2.デザイン領域33が黒の場合
図10は、デザイン領域33が暗(黒)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCBの階調値と、白色の背景領域BAと赤色のハート形状のハート領域HAとから構成されたデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を加算合成する例である。図10の例では図9の例と異なり、特殊2次元コードSCBのデザイン領域33の階調値が階調値のとり得る最小値であるR,G,B=0,0,0=黒であるので、特殊2次元コードSCBの階調値とデザインデータDDの階調値とをそのまま加算合成しても階調値がとり得る最大値の255を超えることはなく、デザインデータDDの階調値を反映させることができる。従って図10の例では図9の例と異なり、特殊2次元コードSCBの階調値には変換を行う必要がない。
一方、デザインデータDDについては、特殊2次元コードSCBの階調値とデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、デザイン領域33に対応する合成結果の各色成分の階調値の平均値が、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲(第2の範囲)である0〜63の範囲内の階調値となるように変換する必要がある。即ち、デザインデータDDの各色成分の階調値の平均値が、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲(第2の範囲)である0〜63の範囲内の階調値となるように変換すればよい。そこで本実施形態では、デザインデータDDの各色成分の階調値に0.25という係数を掛けてデザインデータDDの各色成分の階調値を全体的に小さくする変換を行う。即ちデザインデータDDの階調値のうち白色の背景領域BAの階調値(R,G,B=255,255,255=白)を(255,255,255)×0.25=(63,63,63=暗いグレー)として暗いグレーの背景領域BA´に変換し、赤色のハート領域HAの階調値(R,G,B=255,0,0=赤)を(255,0,0)×0.25=(63,0,0=暗い赤)として暗い赤色のハート領域HA´に変換し、デザインデータDDをデザインデータDD´に変換している。
そして本実施形態では図10に示すように、特殊2次元コードSCBの階調値と、変換後のデザインデータDD´の階調値とを加算合成し、デザインデータDDのデザインがデザイン領域33に形成されたデザイン2次元コードDCBを生成する。図10のデザイン2次元コードDCBでは、そのデザイン領域33には、特殊2次元コードSCBのデザイン領域33に対応する階調値(R,G,B=0,0,0=黒)と、変換後のデザインデータDD´のうちハート領域HA´の階調値(R,G,B=63,0,0=暗い赤)とが加算合成され、R,G,B=63,0,0=暗い赤の階調値から構成されたハート領域HABが形成されている。またデザイン領域33のその他の領域には、特殊2次元コードSCBのデザイン領域33に対応する階調値(R,G,B=0,0,0=黒)と、変換後のデザインデータDD´のうち背景領域BA´の階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、R,G,B=63,63,63=暗いグレーの階調値から構成された背景領域BABが形成されている。
こうして本実施形態では、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲である階調値から構成されたデザインがデザイン領域33に形成されたデザイン2次元コードDCBを生成することができる。
そしてこのデザイン2次元コードDCBのデザイン領域33以外の領域(原データ領域30、誤り訂正データ領域34、機能領域46)では、明(白)モジュールは、特殊2次元コードSCBの明(白)モジュールに対応する階調値(R,G,B=255,255,255=白)と、変換後のデザインデータDD´のうち背景領域BA´の階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、R,G,B=255,255,255=白となっており、確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲の階調値となっている。一方、暗(黒)モジュールは、特殊2次元コードSCBの暗(黒)モジュールに対応する階調値(R,G,B=0,0,0=黒)と、変換後のデザインデータDD´のうち背景領域BA´の階調値(R,G,B=63,63,63=暗いグレー)とが加算合成され、63,63,63=暗いグレーとなっており、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲の階調値となっている。
こうして本実施形態によれば、特殊2次元コードSCBの階調値とデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を加算合成しても、確実に読み取ることができるデザイン2次元コードDCBを生成することができる。
4−1−3.変形例
なお、デザインデータDDに対する変換を行わずに、変換後の特殊2次元コードSCW´の階調値と、デザインデータDDの階調値とを加算合成するようにしてもよい。この場合、合成結果の各色成分の階調値のうち最大値(255)を超える値については切り捨てられ、本来のデザインデータDDの色分布が変化してしまう部分が発生するが、デザインデータDDの本来の階調値をある程度反映させることができる。なおこの場合でも、各色成分の階調値の平均値が大きなデザインデータDD、即ち全体的に明るい色のデザインデータDDを選択して適用すれば、本来のデザインデータDDの階調値をそのまま反映させることができる。
また、上記係数は読み取りの正確性や、デザインデータDDを反映させる程度によって種々の態様で定めることができる。また、階調値の加算合成のみならず、減算合成など種々の合成手法を採用することができる。ここで他の合成手法を採用した場合では、他の合成手法による合成結果の階調値が、所望の単一の値として読み取られる階調値となるように階調値の変換を行ってから階調値の合成を行う。
また、デザインデータDDは任意のデザインのものとすることができ、上述の例のようにデザイン領域33に赤色のハート領域HAなどが納まるようなものでなくともよい。例えば2次元コードの領域全体にわたり赤色のハート領域HAに対応する階調値が合成されるようにしてもよい。この場合には、デザイン領域33以外の領域に配置されているモジュールについても、デザインデータDDの階調値が反映される。そしてかかる場合であっても、上述の合成処理によれば、明(白)モジュールは確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲の階調値とすることができ、暗(黒)モジュールは確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲の階調値とすることができ、確実に読み取ることができるデザイン2次元コードDCを生成することができる。このように本実施形態のデザイン2次元コードDCとは、デザイン領域33にのみデザインデータDDの階調値が反映されるものに限られず、デザインデータDDの階調値が反映されてデザインが形成される領域はデザイン2次元コードDCの全体に及ぶものである。即ちデザイン領域33とは、単一の値として読み取られる領域であるためデザインデータDDの階調値が反映されやすい領域であるが、本実施形態はデザイン領域33にのみデザインが形成されるものに限定されない。
また、特殊2次元コードSCとデザインデータDDとを、デザイン領域33についてのみ合成するようにしてもよい。例えば図11に示すように、特殊2次元コードSCWのデザイン領域33に対応する階調値のみに0.75という係数を掛けて特殊2次元コードSCWのデザイン領域33に対応する階調値のみを小さくする変換を行い、デザインデータDDの階調値を加算合成する余地を空けた変換後の特殊2次元コードSCW´を生成する。そして、デザインデータDDについてはデザイン領域33に対応する領域のみ抽出し、デザイン領域33に対応するデザインデータDD´の階調値に0.25という係数を掛け、変換後の特殊2次元コードSCW´の階調値と、デザイン領域33に対応する変換後のデザインデータDD´の階調値とを加算合成するようにしてもよい。即ち少なくともデザイン領域33に対応する領域について、階調値の変換処理や合成処理を行なえばよい。なおこの場合には、デザイン領域33以外の領域(原データ領域30、誤り訂正データ領域34、機能領域46)には、デザインデータDDの階調値は反映されない。
また、デザイン領域33が暗(黒)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCBの場合(上記4−1−2)であっても、図12に示すように、特殊2次元コードSCBの階調値に0.75という係数を掛けるなどの変換を行うようにしてもよい。即ち特殊2次元コードSCBの階調値のうち原データ領域30などの明(白)モジュール(第1の値として読み取られるべき領域)に対応する階調値(255)を、確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲(第1の範囲)である191〜255の範囲内で、全体的に小さくする変換を行い、デザインデータDDの階調値を加算合成する余地を空ける。そして変換後の特殊2次元コードSCB´の階調値と変換後のデザインデータDD´の階調値とに基づいて階調値を合成する。これにより、デザイン領域33以外の領域(原データ領域30、誤り訂正データ領域34、機能領域46)に配置されている明(白)モジュールに、デザインデータDDの階調値を反映させたデザイン2次元コードDCBを生成することができる。
4−2.階調値を上書き合成する場合
また、特殊2次元コードSCの階調値とデザインデータDDの階調値とに基づいて階調値を加算合成等するのではなく、特殊2次元コードSCの一部の領域にデザインデータDDの一部の領域についての階調値を上書きすることにより、特殊2次元コードSCとデザインデータDDとを合成してもよい。
4−2−1.デザイン領域33が白の場合
図13は、デザイン領域33が明(白)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCWのデザイン領域33に、白色の背景領域BAと赤色のハート形状のハート領域HAとから構成されたデザインデータDDのうちデザイン領域33に対応する階調値を上書きする例である。図13の例では、特殊2次元コードSCWとデザインデータDDとを合成(上書き)する際には、デザインデータDDのデザイン領域33に対応する階調値がそのまま反映されるので、合成(上書き)前にデザインデータDDのデザイン領域33に対応する各色成分の階調値を、各色成分の階調値の平均値が確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲(第1の範囲)である191〜255の範囲内の階調値となるように変換する。
具体的には本実施の形態では図13に示すように、デザインデータDDのうちデザイン領域33に対応する領域を抽出し、当該領域の階調値に0.25をかけたデザインデータDD´の階調値と、特殊2次元コードSCWのデザイン領域33に対応する階調値(白)に0.75をかけたグレースケールデータGDの階調値とを加算合成する。そして図9の例と同様の理論で、デザインデータDDの階調値を可及的に反映しつつ確実に明(白)モジュールとして読み取られる、各色成分の階調値の平均値が191〜255の範囲内の階調値から構成されたデザインデータDD´´を生成する。そして生成したデザインデータDD´´の階調値を、特殊2次元コードSCWのデザイン領域33に上書きし、デザイン領域33の階調値がデザインデータDD´´の階調値とされたデザイン2次元コードDCWを生成する。
4−2−2.デザイン領域33が黒の場合
図14は、デザイン領域33が暗(黒)モジュールにより構成されている特殊2次元コードSCBのデザイン領域33に、白色の背景領域BAと赤色のハート形状のハート領域HAとから構成されたデザインデータDDのうちデザイン領域33に対応する階調値を上書きする例である。図14の例では、特殊2次元コードSCBとデザインデータDDとを合成(上書き)する前に、デザインデータDDのデザイン領域33に対応する各色成分の階調値を、各色成分の階調値の平均値が確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲(第2の範囲)である0〜63の範囲内の階調値となるように変換する。
具体的には本実施の形態では図14に示すように、デザインデータDDのうちデザイン領域33に対応する領域を抽出し、当該領域の階調値に0.25をかけて、デザインデータDDの階調値を可及的に反映しつつ、各色成分の階調値の平均値が確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる0〜63の範囲内の階調値から構成されたデザインデータDD´を生成する。そして生成したデザインデータDD´の階調値を、特殊2次元コードSCBのデザイン領域33に上書きし、デザイン領域33の階調値がデザインデータDD´の階調値とされたデザイン2次元コードDCBを生成する。
5.構成
図15に本実施形態の2次元コード生成システムの機能ブロック図の例を示す。なお本実施形態の2次元コード生成システムは図15の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
入力部160は、生成する2次元コードのサイズ情報等の設定データ、生成した2次元コードから読み取られるべき原データ、生成した特殊2次元コードSCと合成するデザインデータDDなどを入力するためのものである。その機能は、例えばボタンやレバーの他、入力部と表示部の両方の機能を有するタッチパネル型表示部(パネルに画像が表示されると共に、指やペンで画面を触れたり押すことで情報を入力できる装置)により実現できる。また、スキャナやカメラ等の光学読み取り装置によりデザインデータを入力するようにしてもよい。
記憶部170は、処理部100などのワーク領域となるもので、その機能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部をコンピュータに実現させるためのプログラム)が記憶(記録、格納)される。
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能はCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、入力部と表示部の両方の機能を有するタッチパネル型表示部により実現できる。特に本実施形態では、特殊2次元コードSCとデザインデータDDとを合成する際に、特殊2次元コードSCの画像とデザインデータDDの画像とを表示する。そして本システムの利用者は、表示部190に表示される特殊2次元コードSCの画像とデザインデータDDの画像とを見ながら両者を合成させるために必要な種々の処理を行う。
通信部196は、外部(例えばホストや他の端末)との間で通信を行うための各種の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
なお本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、ホスト(サーバー)が有する情報記憶媒体からネットワーク(広域ネットワーク、インターネット)及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信するようにしてもよい。このようなホスト(サーバー)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
処理部100(プロセッサ)は、入力部160からの入力データやプログラムなどに基づいて、データ表示処理、データ加工処理、データ変換処理、2次元コード生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部170内の主記憶部172をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
そして処理部100は、データ取得部110、コードサイズ決定部112、デザイン領域特定部114、デザイン領域逆変換部118、2次元コードデータ生成部120、2次元コード生成部126、デザイン合成部128を含む。なお、処理部100は、これらの各部(機能ブロック)を全て含む必要はなく、その一部を省略してもよい。
データ取得部110は、入力部160への入力情報に基づき、シンボルの型番情報(サイズ情報)と形式情報(誤り訂正レベル情報)とを取得する。また、本システム利用者が2次元コードシンボルを介して伝達しようとする情報である原データ(ネットワークアドレス情報等)を、2次元コードのフォーマットに基づいてビットコード(ビット列)に変換する。
また、データ取得部110は、特殊2次元コードSCと合成する所与のデザインデータDDを取得する。このデザインデータDDは複数の階調値から構成された任意の解像度のデータとすることができ、いわゆるフルカラーの画像データやグレイスケールの画像データなどとすることができる。
また、コードサイズ決定部112を採用し、取得したデザインデータDDのサイズ(領域、データ量)に応じて2次元コードのサイズを決定するようにしてもよい。例えば、取得したデザインデータDDの領域がデザイン領域33内に納まるように2次元コードのサイズ情報を決定し、データ取得部110が当該サイズ情報を取得するようにしてもよい。この場合、デザイン領域33のサイズなどに基づいて、デザインデータDDを配置可能なデザインデータ領域33を確保できる2次元コードのサイズ情報を特定するようにしてもよい。
デザイン領域特定部114は、2次元コードのサイズ情報と、原データを変換したビットコードとに基づいて、原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域33を特定する。より詳細には、デザイン領域特定部114は、サイズ情報に応じて誤り訂正データ領域34を特定し、原データに基づいて原データ領域30を特定し、サイズ情報と誤り訂正データ領域34と原データ領域30とに基づいてデザインデータ領域33を特定する。
デザイン領域逆変換部118は、2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を構成するビット列を、デザイン領域33に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求める。具体的には、図6及び図6の説明に示す各処理を行って、デザイン領域33に対応する単一パターンのビット列を逆変換した逆変換ビット列を求める。
2次元コードデータ生成部120は、原データのビット列と逆変換ビット列とを、2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める。具体的には、図2及び図2の説明に示す各処理を行って2次元コードを生成するための2次元コードデータを生成する。
特に2次元コードデータ生成部120は、誤り訂正データ生成部122と位置合せパターン設定部124とを含む。この誤り訂正データ生成部122は、原データを示すビット列と逆変換ビット列とに基づいて、生成される2次元コードの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正データを生成する。また、位置合せパターン設定部124は、2次元コードのサイズ情報やフォーマット情報に基づいて、2次元コードの読み取りに用いられる位置合せパターン13などの機能パターンを配置する。
また、位置合せパターン設定部124は、位置合せパターン13の省略処理を受け付けるようにしてもよい。例えば、2次元コードを生成する前に設定された情報に基づいて、位置合せパターン13を配置しないようにしてもよい。また、所定のアルゴリズムにより、例えばデザイン領域33に対応する領域に含まれる位置合せパターン13を配置しないようにしてもよい。また、位置合せパターン13を配置して2次元コードシンボル10を完成させてから、入力情報に基づいて位置合せパターン13を削除するようにしてもよい。
2次元コード生成部126は、変換後ビット列(2次元コードデータ)に基づいて、デザイン領域33が単一の値として読み取られる特殊2次元コードSCを生成する。具体的には、2次元コードのサイズ情報や2次元コードのフォーマット情報などに基づいて、変換後ビット列の各ビットに対応する領域に、各ビットの値が「0」の場合には明(白)モジュール(階調値R,G,B=255,255,255のモジュール)を配置し、「1」の場合には暗(黒)モジュール(階調値R,G,B=0,0,0のモジュール)を配置する処理を行う。これにより本実施形態では、デザイン領域33に単一の値として読み取られるモジュール群を配置することができる。
デザイン合成部128は、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータDDとを合成した場合に、デザイン領域33に対応する所与のデザインデータDDの階調値が単一の値として読み取られる階調値となるように、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータDDとを合成する。具体的にはデザイン合成部128は、特殊2次元コードSCの画像と所与のデザインデータDDの画像について、各画像の画素ごとのR,G,B各色成分の階調値を変換する処理を行う。この階調値の変換処理としては、階調値を所定の数値により加算、減算、乗算、除算などすることや、各画像の階調値や各画像の階調値に基づく階調値を互いに加算、減算、乗算、除算などすることが挙げられる。そしてデザイン合成部128は、デザイン領域33に対応する合成結果の各色成分の階調値の平均値が、デザイン領域33に配置されたモジュールの階調値として読み取られる範囲の階調値となるように、特殊2次元コードSCと所与のデザインデータDDとを合成する。
またデザイン合成部128は、デザイン領域33に対応するデザインデータDDの階調値が、単一の値として読み取られる範囲内の階調値でない場合に、デザイン領域33に対応するデザインデータDDの階調値を単一の値として読み取られる階調値に変換するようにしてもよい。具体的にはデザイン合成部128は、単一の値が第1の値(白)である場合には、取得したデザインデータDDの画素ごとの各色成分の階調値の平均値が、確実に明(白)モジュールとして読み取られる範囲である191〜255までの値(第1の範囲の値)である場合は階調値の変換処理を行わず、読み誤りのおそれがある中間的な128〜190までの値(第3の範囲の値)である場合に階調値の変換処理を行う。また単一の値が第2の値(黒)である場合には、取得したデザインデータDDの画素ごとの各色成分の階調値の平均値が、確実に暗(黒)モジュールとして読み取られる範囲である0〜63までの値(第2の範囲の値)である場合は階調値の変換処理を行わず、読み誤りのおそれがある中間的な64〜127までの値(第4の範囲の値)である場合に階調値の変換処理を行う。
6.2次元コードの利用
本実施の形態で生成されたデザインが形成されたデザイン2次元コードDCは、種々の印刷物に印刷してこれを利用することができる。また、テレビ放送やビデオ放映、インターネット、ゲーム機等、種々のメディアを介してモニタ等の表示部に画像表示させることができる。この場合には、本実施の形態で生成されたデザイン2次元コードDCの画像データを生成して、表示部に表示させればよい。
特に、本実施の形態で生成されたデザイン2次元コードDCを画像表示させる場合には、デザインデータDDを動画とし、デザイン2次元コードDCを表示させている表示領域に動画を表示させるようにしてもよい。具体的には、特殊2次元コードSCの画像と、動画を構成する各表示フレームの画像とを、本実施形態の手法により合成して複数のデザイン2次元コードDCの画像を生成し、これらを連続的に表示させればよい。この場合には例えば、特殊2次元コードSCの画像と、動画を構成する各表示フレームの画像とを、予め合成して複数のデザイン2次元コードDCの画像を記憶部に記憶させておき、これを連続的に読み出して表示部に表示させるようにしてもよい。また、特殊2次元コードSCの画像と、動画を構成する各表示フレームの画像とを、表示フレームごとに合成しながら連続的に表示させるようにしてもよい。
ここで本実施形態では、特殊2次元コードSCは変化しない画像(静止画)として表示させ続けるので、デザイン領域33に動画を表示させつつも、デザイン2次元コードDCを2次元コードの読取装置に確実に読み取らせることができる。こうして本実施形態によれば、より人目を引き付けることができる2次元コードを提供することができる。
また、本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
また本発明は、QRコードなどのマトリックス式の2次元コードのみならず、スタック式の2次元コードなど、種々の2次元コードに関して適用することができる。その場合には、各2次元コードのフォーマットに応じて各処理を行う。
本実施形態の2次元コードの構造の一例を示す図である。 本実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 本実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 本実施形態で生成される2次元コードの一例を示す図である。 図5(A)、(B)は、本実施形態で生成される特殊2次元コードの一例を示す図である。 本実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 本実施形態のデータ生成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ生成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態のデータ合成処理の一例を説明するための図である。 本実施形態の機能ブロックの一例を示す図である。
符号の説明
SC 特殊2次元コード、SCW 第1の特殊2次元コード、SCB 第2の特殊2次元コード、DD デザインデータ、10 2次元コードシンボル、13 位置合せパターン、16 符号化領域、30 原データ領域、33 デザイン領域、34 誤り訂正コード領域、40 単一パターン、42 マスクパターン、44 逆変換モジュールパターン、
52 マスク前パターン、100 処理部、110 データ取得部、112 コードサイズ決定部、114 デザイン領域特定部、118 デザイン領域逆変換部、120 2次元コードデータ生成部、126 2次元コード生成部、128 デザイン合成部、160 入力部、170 記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部

Claims (20)

  1. 2次元コードを生成するためのプログラムであって、
    2次元コードのサイズデータと、2次元コードから読み取られるべき原データと、所与のデザインデータとを取得するデータ取得部と、
    前記サイズデータと前記原データとに基づいて、前記原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域を特定するデザイン領域特定部と、
    2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を構成するビット列を、前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求めるデザイン領域逆変換部と、
    前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める2次元コードデータ生成部と、
    前記変換後ビット列に基づいて、前記デザイン領域が前記単一の値として読み取られる特殊2次元コードを生成する2次元コード生成部と、
    前記特殊2次元コードと前記所与のデザインデータとを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記所与のデザインデータの階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コードと前記所与のデザインデータとを合成するデザイン合成部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1において、
    前記データ取得部が、
    任意の階調値から構成されたデザインデータを取得し、
    前記デザイン合成部が、
    前記特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記合成結果の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  3. 請求項2において、
    前記デザイン合成部が、
    前記階調値の合成結果が階調値のとり得る値を超えないように前記階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  4. 請求項2、3のいずれかにおいて、
    前記デザイン合成部が、
    前記単一の値が第1の値である場合に、前記デザイン領域に対応する前記特殊2次元コードの階調値を前記第1の値として読み取られる第1の範囲内で変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4において、
    前記デザイン合成部が、
    前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記デザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記合成結果の階調値が階調値のとり得る値を超えないように前記デザインデータの階調値を変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  6. 請求項2、3のいずれかにおいて、
    前記デザイン合成部が、
    前記単一の値が第2の値である場合に、前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を前記第2の値として読み取られる第2の範囲内の階調値となるように変換し、前記特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6において、
    前記デザイン合成部が、
    前記特殊2次元コードの階調値のうち前記第1の値として読み取られるべき領域に対応する階調値を前記第1の値として読み取られる第1の範囲内で変換し、前記変換した特殊2次元コードの階調値と前記変換したデザインデータの階調値とに基づいて階調値を合成することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記逆変換ビット列に基づいて、生成される2次元コードの読み取り誤りを訂正するための誤り訂正データを生成する誤り訂正データ生成部としてコンピュータを更に機能させ、
    前記2次元コード生成部が、
    前記求められた逆変換ビット列と、前記原データのビット列と、前記誤り訂正データのビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求めることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項1において、
    前記データ取得部が、
    任意の階調値から構成されたデザインデータを取得し、
    前記デザイン合成部が、
    前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を、前記単一の値として読み取られる階調値に変換し、前記変換した階調値から構成されたデザインデータを前記特殊2次元コードの前記デザイン領域に上書きすることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9において、
    前記デザイン合成部が、
    前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値が、前記単一の値として読み取られる範囲内の階調値でない場合に、前記デザイン領域に対応する前記デザインデータの階調値を前記単一の値として読み取られる階調値に変換することを特徴とするプログラム。
  11. 2次元コードを生成するためのプログラムであって、
    2次元コードのサイズデータと、2次元コードから読み取られるべき原データと、所与のデザインデータとを取得するデータ取得部と、
    前記サイズデータと前記原データとに基づいて、前記原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域を特定するデザイン領域特定部と、
    単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求めるデザイン領域逆変換部と、
    前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める2次元コードデータ生成部と、
    前記変換後ビット列に基づいて、前記デザイン領域が単一の値として読み取られる特殊2次元コードを生成する2次元コード生成部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項1〜11のいずれかのプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  13. 請求項1〜11のいずれかのプログラムに基づいて生成したことを特徴とする2次元コード。
  14. 所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コードであって、
    2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、
    2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、
    を含み、
    前記デザイン領域のモジュールは、
    前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されていることを特徴とする2次元コード。
  15. 請求項14において、
    前記デザイン領域に、前記単一の値として読み取られる階調値から構成されたデザインが描画されていることを特徴とする2次元コード。
  16. 請求項13〜15のいずれかの2次元コードが印刷された印刷物。
  17. 所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像であって、
    前記2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、
    単一の値を表すモジュールが配置されたデザイン領域と、
    を含み、
    前記デザイン領域に、前記単一の値として読み取られる階調値から構成された画像が連続的に表示されていることを特徴とする2次元コード画像。
  18. 所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像の表示制御方法であって、
    2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、を含み、前記デザイン領域のモジュールは、前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されている特殊2次元コード画像を生成する手順と、
    複数の画像を生成する手順と、
    前記特殊2次元コード画像と前記複数の画像の各画像とを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記複数の画像の各画像の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コード画像と前記複数の画像の各画像とを合成し、複数の2次元コード画像を生成する手順と、
    前記複数の2次元コード画像を連続的に表示させる手順と、
    を含むことを特徴とする2次元コード画像の表示制御方法。
  19. 所与の2値化データを表すモジュールが2次元に配置された2次元コード画像の表示制御方法であって、
    2次元コードから読み取られるべき原データを表すモジュールが配置された元データ領域と、2次元コードのサイズデータと前記原データのデータ量とに応じて特定され、単一の値として読み取られるモジュールが配置されたデザイン領域と、を含み、前記デザイン領域のモジュールは、前記単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列に基づいて配置されている特殊2次元コード画像を生成する手順と、
    所与の画像を生成する手順と、
    前記特殊2次元コード画像と前記所与の画像とを合成した場合に、前記デザイン領域に対応する前記所与の画像の階調値が前記単一の値として読み取られる階調値となるように、前記特殊2次元コード画像と前記所与の画像とを合成し、2次元コード画像を生成する手順と、
    前記2次元コード画像を表示部に表示させる手順と、
    を表示フレームごとに連続して行うことを特徴とする2次元コード画像の表示制御方法。
  20. 2次元コード生成システムであって、
    2次元コードのサイズデータと、2次元コードから読み取られるべき原データと、所与のデザインデータとを取得するデータ取得部と、
    前記サイズデータと前記原データとに基づいて、前記原データのデータ量に応じた2次元コードのデザイン領域を特定するデザイン領域特定部と、
    単一の値から構成されたビット列を前記デザイン領域に対応させて2次元コードのフォーマット情報に基づいて逆変換した逆変換ビット列を求めるデザイン領域逆変換部と、
    前記原データのビット列と前記逆変換ビット列とを、前記2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換した変換後ビット列を求める2次元コードデータ生成部と、
    前記変換後ビット列に基づいて、前記デザイン領域が単一の値として読み取られる特殊2次元コードを生成する2次元コード生成部と、
    を含むことを特徴とする2次元コード生成システム。
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