JP2017117486A - 情報コードの生成方法、情報コード、情報コード読取装置、及び情報コード利用システム - Google Patents

情報コードの生成方法、情報コード、情報コード読取装置、及び情報コード利用システム Download PDF

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Abstract

【課題】コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域を確保することができ、且つデータ記録領域の誤り訂正を行う上でより有利な構成を提供する。【解決手段】情報コード100のコード領域の内部には、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類のセルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられている。更に、コード領域の内部において、特定パターン領域、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域以外の位置に、セルによってデータが記録されない領域であり且つ誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域である空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きいサイズで設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、情報コードの生成方法、情報コード、情報コード読取装置、及び情報コード利用システムに関するものである。
現在では、情報コードの用途が多様化しており、コード領域内に写真や図などを配置するような技術も提案されている。例えば、特許文献1の技術では、2次元コードにおいて単一の値として読み取られる領域を形成するビット列を逆変換した逆変換ビット列を求め、逆変換ビット列を2次元コードのフォーマット情報に基づいて変換して2次元コードを生成することにより、単一の階調値から構成されたデザイン領域を有する特殊2次元コードを生成している。
特許第5057560号公報
上記特許文献1の技術では、例えば、デザイン領域が白のモジュールにより構成されている特殊2次元コードの場合には、白として読み取られる範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域に形成されるように特殊2次元コードと所与のデザインデータとを合成している。一方、デザイン領域が例えば黒のモジュールにより構成されている特殊2次元コードの場合には、黒として読み取られる範囲の階調値から構成されたデザインがデザイン領域に形成されるように特殊2次元コードと所与のデザインデータとを合成している。
しかしながら、特許文献1の方法は、コードの生成段階において、誤り訂正符号との関係、及び階調値を大きく考慮してデザイン領域を設定するため、デザイン領域の制約が大きくなるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、コード領域の内部に、データ記録領域及び特定パターン領域以外の空き領域をより自由度高く確保しやすい構成を提供することを目的とする。
第1の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを情報コード生成装置によって生成する情報コード生成方法であって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けることを特徴とする。
第2の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードであって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けられていることを特徴とする。
第3の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを読み取る情報コード読取装置であって、
前記情報コードは、前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けた構成であり、
前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域の内容に基づいて前記データ記録領域に記録された前記データを解読する解読部と、
を有することを特徴とする。
第4の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを生成する情報コード生成装置と、
前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを読み取る情報コード読取装置と、
を備えた情報コード利用システムであって、
前記情報コード生成装置は、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けた構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置は、
前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを撮像可能な撮像部を備え、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域の内容に基づいて前記データ記録領域に記録された前記データを解読することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。
そして、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コードを生成することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
請求項2の発明によれば、予め定められた配置位置情報を用いて解読可能な構成で、空き領域を有する特徴的な情報コードを生成することができる。
請求項3の発明によれば、空き領域を有する特徴的な情報コードであるか否かを所定位置のフォーマット構成によって判別できるように情報コードを生成することができる。
請求項4の発明によれば、空き領域を有する特徴的な情報コードであるか否かを所定位置のマスクパターンによって判別できるように、情報コードを生成することができる。特に、フォーマット情報のデータ量が抑えられた「特定のフォーマット構成」を良好に特定しうる。
請求項5の発明では、空き領域に、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかが表示されるため、上述の情報コードを、デザイン又は情報と関連させつつ使用することができる。例えば、情報コードの記録内容に関連するデザインや情報を空き領域に表示するといった対応が可能となり、読取促進等の効果が期待できる。
請求項6の発明によれば、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。
そして、コード領域の内部において、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域を確保することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号が付されることとなる。
請求項7の発明によれば、特定の読取装置(予め定められた配置位置情報を把握し得る読取装置)のみが、所定位置のフォーマット情報を読み取ることを条件として各データワードを読み取ることができる。
請求項8の発明によれば、特定の読取装置(予め定められた配置位置情報を把握し得る読取装置)が、空き領域を有する特徴的な情報コードであるか否かを所定位置のマスクパターンによって判別できるようになる。特に、フォーマット情報のデータ量が抑えられた「特定のフォーマット構成」を良好に特定しうる。
請求項9の発明では、空き領域に、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかが表示されるため、上述の情報コードを、デザイン又は情報と関連させつつ使用することができる。例えば、情報コードの記録内容に関連するデザインや情報を空き領域に表示するといった対応が可能となり、読取促進等の効果が期待できる。
請求項10の発明によれば、空き領域を備えた特徴的な情報コードを読み取ることが可能な読取装置を実現できる。
そして、データ記録領域については誤り訂正符号記録領域の記録内容に基づいて誤りを訂正することが可能となり、空き領域については、誤り訂正の対象としないように扱うことができる。
請求項11の発明では、判別部によって所定位置のフォーマット構成を確認することで、特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)であるか否かを判別できるようになる。そして、特定のフォーマット構成であると判別できた場合には、コード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定し得る情報(対応情報)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定することができ、解読対象データを解読することができる。
請求項12の発明によれば、所定位置にかけられたマスクパターンの種別を解析することで、特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)であるか否かをより確実に判別できる。
請求項13の発明によれば、他種コードの読み取りの仕組みを利用して特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)を良好に読み取ることができる。
請求項14の発明によれば、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。
そして、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コードを生成することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
請求項15の発明では、情報コード読取装置が判別部によって所定位置のフォーマット構成を確認することで、情報コード生成装置によって生成された特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)であるか否かを判別できるようになる。そして、特定のフォーマット構成であると判別できた場合には、コード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定し得る情報(対応情報)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定することができ、解読対象データを解読することができる。
請求項16の発明によれば、所定位置にかけられたマスクパターンの種別によって情報コード生成装置によって生成された特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)であるか否かを確実に判別できるようになり、フォーマット情報のデータ量を抑えつつ「特定のフォーマット構成」を実現しやすくなる。
請求項17の発明によれば、他種コードの読み取りの仕組みを利用して特徴的な情報コード(空き領域を備えた情報コード)を良好に読み取ることができる。
請求項18の発明では、空き領域において、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかが表示されているため、上述の情報コードを、デザイン又は情報と関連させつつ使用することができる。例えば、情報コードの記録内容に関連するデザインや情報を空き領域に表示するといった対応が可能となり、読取促進等の効果が期待できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報コード利用システムを概略的に例示する概略図である。 図2は、図1の情報コード利用システムを構成する情報コード読取装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図3は、図1の情報コード利用システムで用いられる情報コードのデータ構成を概念的に説明する説明図である。 図4は、図1の情報コード利用システムで用いられる情報コードと対応する他種のコードを説明する説明図である。 図5は、図1の情報コード利用システムを構成する情報コード生成装置で生成される情報コードでの各データワードの配置と、他種のコードでの各データワードの配置との対応関係を説明する説明図である。 図6は、図1の情報コード利用システムで用いられる情報コードのフォーマットデータを概念的に説明する説明図である。 図7は、図1の情報コード利用システムを構成する情報コード生成装置で生成される情報コードでの各データワードの配置と、他種のコードでの各データワードの配置との対応関係を説明する説明図であり、図5とは異なる対応関係に変更した図である。 図8は、図1の情報コード利用システムを構成する情報コード生成装置での情報コードの生成の流れを例示するフローチャートである。 図9は、図1の情報コード利用システムを構成する情報コード読取装置での情報コードの読み取りの流れを例示するフローチャートである。 図10は、図1の情報コード利用システムで用いられる情報コードの様々な例を示す説明図である。 図11は、第2実施形態に係る情報コード利用システムで用いられる情報コードを説明する説明図であり、図11(A)は、空き領域を空白にした状態を示す図であり図11(B)は、空き領域にデザインを付した状態を示す図である。 図12は、第3実施形態に係る情報コード利用システムで用いられる情報コードを説明する説明図であり、図12(A)は、空き領域を空白にした状態を示す図であり図12(B)は、空き領域にデザインを付した状態を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報コード利用システム1は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コード100を生成する情報コード生成装置2と、情報コード生成装置2によって生成された情報コード100を読み取る情報コード読取装置10とを備えた構成をなしている。
(情報コード生成装置)
情報コード生成装置2は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置として構成されており、CPUなどからなる制御部3と、キーボード、マウス、その他の入力装置からなる操作部4と、ROM、RAM、HDD、不揮発性メモリ等の記憶装置からなる記憶部5と、公知の表示装置(液晶ディスプレイやその他の表示デバイス)などからなる表示部6と、外部装置と有線通信或いは無線通信を行うための通信インタフェースとして機能する通信部7と、公知のプリンタ等と同様のハードウェア構成をなし且つ制御部3からの印刷データに基づいて情報コード100等を印刷可能な印刷部8(印刷装置)とを備えている。
(情報コード読取装置)
次に、情報コード読取装置10の全体構成について説明する。図2に示すように、情報コード読取装置10は、ハードウェア的には二次元コードを読取可能なコードリーダとして構成されており、図示しないケースによって外郭が構成され、このケース内に各種電子部品が収容された構成をなしている。
この情報コード読取装置10は、主に、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、操作スイッチ42、液晶表示装置46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、電源スイッチ41、電池49等の電源系と、から構成されている。なお、これらは、図略のプリント配線板に実装あるいはケース(図示略)内に内装されている。
光学系は、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等から構成されている。照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられる拡散レンズ、集光レンズ等とから構成されている。本実施形態では、受光センサ23を挟んだ両側に照明光源21が設けられており、ケースに形成された読取口(図示略)を介して読取対象物Rに向けて照明光Lfを照射可能に構成されている。この読取対象物Rとしては、例えば、樹脂材料、金属材料等の様々な対象が考えられ、このような読取対象物Rに例えば図1のような情報コード100(後述)が印刷、ダイレクトマーキングなどによって形成されている。
受光センサ23は、情報コード100(後述)を撮像可能な「撮像部」の一例に相当し、読取対象物Rや情報コード100に照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を2次元に配列したエリアセンサが、これに相当する。この受光センサ23は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光面23aで受光可能に図略のプリント配線板に実装されている。
フィルタ25は、例えば反射光Lrの波長相当以下の光の通過を許容し、当該波長相当を超える光の通過を遮断し得る光学的なローパスフィルタで、ケースに形成された読取口(図示略)と結像レンズ27との間に設けられている。これにより、反射光Lrの波長相当を超える不要な光が受光センサ23に入射することを抑制している。また、結像レンズ27は、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズとによって構成されており、本実施形態では、ケースに形成された読取口(図示略)に入射する反射光Lrを集光し、受光センサ23の受光面23aに情報コード100のコード画像を結像するように構成されている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、操作スイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40及びメモリ35を中心として構成され、前述した光学系によって撮像された情報コード100の画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力され、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力され、当該メモリ35の画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置などによって構成され、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)等がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、前述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、情報コード読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるものであり、情報処理機能を有している。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)が接続されており、本実施形態の場合、電源スイッチ41、操作スイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信インタフェース48等が接続されている。また、通信インタフェース48には、情報コード読取装置10の上位システムに相当するホストコンピュータHSTなどを接続できるようになっている。
電源系は、電源スイッチ41、電池49等により構成されており、制御回路40により管理される電源スイッチ41のオンオフによって、上述した各装置や各回路に、電池49から供給される駆動電圧の導通や遮断が制御されている。なお、電池49は、所定の直流電圧を発生可能な2次電池で、例えば、リチウムイオン電池等がこれに相当する。
(情報コード)
次に、図1の情報コード利用システムで利用される情報コード100について図1、図5等を参照して説明する。なお、図1の例と図5右図の例では、セル配列や特定パターンのサイズが若干異なるが基本的な考えは同様であり、同様の特徴を有している。図1、図5等に示す情報コード100は、例えば上述の情報コード生成装置2によって生成されるものであり、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセル102を配列した構成となっている。なお、図1、図5等の情報コード100において、「コード領域」は、複数配列された暗色セルを全て含み得る矩形状の領域であり、具体的には、3つの位置検出パターン(切り出しシンボル)104を全て含む最小の正方形又は長方形領域となっている。なお、図1、図5等の例では、複数のセル102が、矩形状(例えば外径が正方形状)の明色(白色)セル及び暗色(黒色)セルのいずれかによって構成されており、コード領域の内部において後述する空き領域110の周囲にこれらセル102がマトリックス状に配置されている。また、情報コード100において上記コード領域の周囲には、当該コード領域を取り囲むように明色又は暗色のマージン領域が構成されるようになっており、図1、図5等の例では、明色のマージン領域がコード領域の周囲に隣接して配置されている。
この情報コード100は、矩形状(例えば、正方形状或いは長方形状等)のコード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン(具体的には、単一のセルよりも広い領域の固定図形)が配置される特定パターン領域と、複数種類のセル102によってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類のセル102によって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられている。図1、図5等のように、情報コード100の特定パターンは、例えば、QRコード(登録商標)の公知の所定型番(図5の例では、JIS等で規格化されたQRコードの所定型番)の特定パターンと同一の形状及び位置となっており、図1、図5等の例では、コード領域の3つの角部にそれぞれ、特定パターンとしての位置検出パターン(切り出しシンボル)104が配置されている。また、上記所定型番において予め定められた位置に、特定パターンとしてのタイミングパターン106やアライメントパターン108も設けられている。なお、タイミングパターン106やアライメントパターン108が設けられていなくてもよい。
このように、情報コード100では、コード領域内に、予め定められた位置に決まった形状の特定パターン(位置検出パターン104、タイミングパターン106、アライメントパターン108(図5では省略))が配置されるようになっている。なお、コード領域の内部において、後述する空き領域110以外の位置は、このような特定パターンの領域、記録領域(データ記録領域及び誤り訂正符号記録領域のいずれかからなる領域)などによって構成されている。
情報コード100のセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(コードワードの配置順序を特定するアドレス)等は読取装置10がどのような方法で把握してもよい。例えば、情報コード100の種別において複数の型番が設けられていてもよく、この場合、型番毎にセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)が予め定められていればよい。そして、型番情報がコード領域内の決められた位置(予約領域)に配置されていれば、読取装置10はこの型番情報の位置を既知の位置として把握しておき、この型番情報に基づいて情報コード100のセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)を把握できるようになる。なお、この方法に限定されるものではなく、読取装置10が把握し得る方法であれば他の方法でもよい。
そして、コード領域の内部において、特定パターン領域、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域以外の位置には、セルによって解読対象データ(読取結果として出力対象となるデータ)が記録されない領域(具体的には、セル102によってデータが記録されない領域であり且つ誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域)である空き領域110が、単一のセル102のサイズよりも大きいサイズで設けられている。この空き領域110は、セルによってデータ記録領域や誤り訂正符号記録領域を記録する方法とは異なる方法でのデータの記録、或いはデザインの表示が可能となっている。
図1、図5等の例では、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域がコード領域の周縁に沿って環状且つ矩形状に配置されており、コード領域の中央部に空き領域110が構成されている。
なお、以下の説明では、図5右図のような上記所定型番に対応する構成と、図5左図のような所定型番よりもサイズが小さい別の型番(Ver.番号)とが対応付けられ、図5右図の情報コード100の各コードワードの位置と、図5左図の他種コード120の各コードワードの位置とが図5下図のような配置変換表によって対応付けられている例を代表例として説明する。この例では、図5左図の他種コード120で格納し得るデータ量であれば、図5右図のような情報コード100により空き領域110を設けた上で表現できるようになっている。逆に、図5右図の情報コード100を読み取る場合には、情報コード100の各コードワードを、図5左図のような他種コード120のコードワードとして読み取ることができるようになっている。
また、図5右図では、空き領域110の周囲に配置される各コードワードの領域を破線枠等によって概念的に示している。また、フォーマット情報を記録する領域(所定位置105)は、所定種類のハッチングにて概念的に示している。なお、フォーマット情報を記録する領域や、コードワードを記録する領域では、升目のみを示し、セルの具体的配列を省略して示している。また、図5右図の例では、セル配列と対応付けるべく空き領域110(コード領域の中央部分)の内部に升目を付しているが、空き領域110の構成は自由であり、図1のように絵柄を付してもよく、記号や模様を付してもよく、或いは空白としてもよい(図10(A)〜(C)参照)。
フォーマット情報(形式情報)は、例えば図6のように構成されて情報コード100内の所定位置105(所定種類のハッチング位置)に特定のフォーマット構成で記録されている。このフォーマット情報は、誤り訂正レベルを特定する訂正レベル情報と、マスク番号を特定するマスク番号情報とを含んでいる。訂正レベル情報は、情報コード100で用いる誤り訂正レベルを特定する情報であり、例えば他種コード120に変換して読み取る場合の当該他種コード120で用いる誤り訂正レベルにも相当する。また、マスク番号は、情報コード100のコードワード領域(データコードワードや誤り訂正コードワードが記録されている領域)にかけられているマスクがどのマスク種別であるかを特定する情報である。なお、このような訂正レベル情報やマスク番号は、QRコード(登録商標)の方式と同様の方式で設定してもよく、誤り訂正レベルやマスク種別が特定できる方式であれば他の方式で設定してもよい。情報コード100のコードワード領域では、上記マスク番号で特定されるマスクを公知のマスク方法でかけている。
図6に示すようにフォーマット情報は、所定種類のマスクパターン(特定マスク)を反映した状態(フォーマット情報を示すデータを表す明暗配列に対し、所定種類のマスクパターンを公知のマスク方法でかけた状態)で記録されており、公知のQRコードと同様の方法でフォーマット情報のマスク種別を識別することで、図5右図に示すような特定のコード種別(空き領域110を設けた種別)であること検出できるようになっている。公知規格のQRコードでは、例えばモデル1として構成する場合には、図6のようなフォーマット情報に対してモデル1用のマスクをかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置に記録し、モデル2として構成する場合には、図6のようなフォーマット情報に対してモデル2用のマスクをかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置に記録するようになっている。一方、図5に示す本実施形態の情報コード100(空き領域110を有する特別種類のコード)では、図6のようなフォーマット情報に対してモデル1、2とは異なる種類の特定マスク(図6では額縁QR用と例示)をかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置105に記録するようになっている。そして、公知規格のモデル1及びモデル2、情報コード100の種別のいずれの場合でも、記録する訂正レベル(訂正レベル情報)及びマスク番号に対応するチェックデジットが付された上でフォーマット情報が構成されており、その上で各種別用のマスクがかけられるようになっている。具体的には、各種別用のマスクパターンを用いて公知の方法でマスク処理が行われ、マスク処理後のビットパターンに対応する明色セル及び暗色セルの配列が所定位置105に記録されるようになっている。従って、情報コード100のようにフォーマット情報に対して特定マスク(図6では額縁QR用と例示)をかけた上で所定位置105に記録する場合、このように所定位置105に記録された情報を上記特定マスクに基づいてマスク処理を解除して解読すればチェックデジットが合うため、情報コード100の種別であること特定することができる。逆に、情報コード100の所定位置105のデータを、モデル1やモデル2のマスクに基づいてマスクを外しても、チェックデジットが合わなくなるため、公知規格のモデル1やモデル2でないことを特定することができる。
この情報コード100では、特定パターン(位置検出パターン104等)を検出し、公知のQRコードと同様の方法でコード領域、コードの向き、各セル位置を特定した後、公知のQRコードと同様の方法でフォーマット情報が記録された所定位置105を解読することで、解読時に成功したマスクの種別により情報コード100の種別(空き領域110を有する特別種類)であることを特定することができる。そして、解読されたフォーマット情報により、情報コード100で用いる誤り訂正レベルを特定でき、且つ情報コード100のコードワード領域(データコードワードや誤り訂正コードワードが記録されている領域)にかけられているマスク種別を特定できるようになっている。なお、所定位置105は、読取装置10が予め把握しておけばよい。
情報コード100に記録する内容は、例えば、図3のような構成をなしており、データ配列の先頭部分にヘッダデータが設定され、ヘッダデータの後に入力データ(解読対象データ)が続くようになっている。なお、図3の例では、入力データ(解読対象データ)については、例えば公知の方法で圧縮し、データワード(データコードワード)に変換しているが、このような圧縮を行わなくてもよい。なお、情報コード100で用いるヘッダデータは、以降の説明では、「額縁QR用ヘッダー」とも称する。また、本明細書では、このようなヘッダデータ及び入力データ(解読対象データ)のデータワード(データコードワード)を記録する領域、及び上述のフォーマット情報を記録する領域が「データ記録領域」に相当する。また、図3の例では、ヘッダデータ(額縁QR用ヘッダー))として、後述する他種コード120(情報コード100を解読するために用いるコード種別であり、配置変換表(図5)によって情報コード100と対応付けられたコード)の種別(型番)を特定し得る情報(図3では、Ver.番号と例示)や、空き領域内の形式を特定し得る識別情報が記録されている。
そして、入力データ(解読対象データであるデータワード)の後には誤り訂正符号となる誤り訂正コードワード(ECCワード)が続いている。情報コード100では、この誤り訂正符号を記録する領域が誤り訂正符号記録領域となる。なお、データワード(図3の例ではヘッダデータ及び入力データ(解読対象データ))に基づいて誤り訂正符号(誤り訂正コードワード)を生成する方法は、公知の二次元コード(QRコード等)の規格で定められた方法などを用いることができる。例えば、データワード(データコードワード)に基づいて誤り訂正コードワードを生成する方法として、JISX0510:2004に規定された誤り訂正コード語の生成方法(JISX0510:2004、8.5誤り訂正)などを用いることができる。なお、誤り訂正コードワードの生成方法はこれに限られず、公知の様々な方法を用いることができる。
また、情報コード100では、解読対象データ(出力対象となるデータ)を表現する各データワード(データコードワード)や誤り訂正コードワードが予め定められた配置位置情報に基づいてコード領域内に配置されている。本構成では、図5のように、情報コード100のコード領域内において予め各コードワードの配置候補位置が定められており、各配置候補位置にそれぞれ番号(アドレス)が割り当てられている。そして、配置位置情報は、図3に示す記録内容を構成する各コードワードをそれぞれどの配置候補位置に配置すべきかを特定する情報となっている。なお、図5右図の例では、1〜25番の配置候補位置を概略的に例示しており、各配置候補位置では、先頭と最後のビット部分に番号を付して明示している。また、図5では、26番以降の配置候補位置は省略している。
具体的には、他種コード120(公知のQRコード)の型番(図3に示すヘッダデータで特定される他種コード120の型番)では、各順番のコードワードを他種コード120内のどの位置に配置すべきかが公知規格等により予め定められており、他種コード120を解読する場合にはこのように定められた配置に基づいて各順番のコードワードを解読する。例えば、図5左図に示す他種コード120の例では、0番目のコードワードを右下に配置し、1番目のコードワードをその上に配置し、2番目のコードワードをその上に配置するといった具合に各コードワードの配置位置が予め決められている。従って、この他種コード120を解読する場合には、このように予め決められた配置に基づいて0番目のコードワード、1番目のコードワード、2番目のコードワード、3番目のコードワード・・・といった具合に順番に解読することになる。
一方、図5に示す配置位置情報(配置変換表)では、このように他種コード120で予め定められた各配置位置(各順番のコードワードの配置位置)の番号を、情報コード100において予め定められた候補位置(各コードワードの配置候補位置)の番号にそれぞれ対応付けている。具体的には、「他種コード120における1番目のコードワードの配置位置が情報コード100の1番目の配置候補位置に相当」、「他種コード120における2番目のコードワードの配置位置が情報コード100の2番目の配置候補位置に相当」、「他種コード120における3番目のコードワードの配置位置が情報コード100の3番目の配置候補位置に相当」といった情報が、例えばテーブルデータなどとしてそれぞれ記録されており、他種コード120における各番号のコードワードの配置位置を、情報コード100の各配置候補位置にそれぞれ対応付けている。このように構成されているため、情報コード100を解読する場合には、コード領域内の各配置候補位置のコードワード(各アドレスのコードワード)を配置位置情報(配置変換表)で対応付けられた他種コード120の各配置位置にそれぞれ配置し直し、このように配置し直された他種コード120を公知の方法(例えば、公知のQRコードデコード方法)で解読すれば良い。例えば、図5下図に示す配置変換表を用いて情報コード100の解読を行う場合、情報コード100の1番目の配置候補位置のコードワードを他種コード120における1番目のコードワードの配置位置に配置し、情報コード100の2番目の配置候補位置のコードワードを他種コード120における2番目のコードワードの配置位置に配置し、情報コード100のN番目の配置候補位置のコードワードを他種コード120において当該N番目の配置候補位置に対応付けられているM番目のコードワードの配置位置に配置するといった具合にそれぞれ配置し直した上で、このように配置し直された他種コード(QRコード)を公知の方法で解読すればよい。なお、上述の配置位置情報(配置変換表)については、情報コード100を生成する情報コード生成装置2及び情報コード100を読み取る情報コード読取装置10に共通のデータ(共通の配置変換表)がそれぞれ設けられていることが望ましい。
(情報コードの生成処理)
次に、図8等を参照して情報コード生成処理及び情報コード生成方法について説明する。以下では、図5のように他種コード120がQRコード(登録商標)であり、情報コード100がQRコードと同様の特定パターンを有する場合を例に挙げて説明する。なお、この例では、空き領域110を有する情報コード100を「額縁QR」とも称する。
図8の情報コード生成処理は、情報コード生成装置2によって行われる処理であり、例えば、操作部4での所定操作によって実行開始される。この処理では、まず、外部からコード化するデータ(解読対象データ)と、属性データと、コード種別データ(情報コード100を生成するか、一般的な二次元コード(例えば一般的なQRコード)を生成するかを特定するデータ)を取得する(S1)。なお、本構成では、制御部3、操作部4が「データ取得部」の一例に相当し、解読対象データ(外部からの入力データ)を取得するように機能する。また、このような例に限らず、例えば、制御部3と通信部7が「データ取得部」として構成され、外部から通信によって入力されるデータを解読対象データとして取得するように機能してもよい。
S1でデータを取得した後には、その取得したデータを圧縮する方法を公知の方法で定め(S2)、入力データを圧縮したデータ(解読対象データ)を複数のデータワード(データコードワード)で表現する(S3)。そして、S3の後には、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)であるか否かを判断する。S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S4にてYesに進み、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)で用いられる特有のヘッダデータ(上述)を生成し、図3のように複数のデータワードを含んだデータ配列の先頭にセットする(S5)。図3のヘッダデータには、後述する他種コード120の種別(型番、形式)を特定し得る情報(バージョン番号情報等)が記録されることになる。一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合(一般的な二次元コードを選択するデータ(例えば、モデル1又はモデル2を選択するデータ)である場合)には、S4にてNoに進む。
S4でNoに進む場合、S3で生成されたデータワード(データコードワード)の構成に基づいて公知の方法で誤り訂正符号を生成し、この誤り訂正符号を表現する複数の誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を生成する(S6)。一方、S4からS5に進む場合、S3、S5で生成された最終的なデータワード(ヘッダデータ及び入力データを表現する複数のデータコードワード)の構成に基づいて公知の方法で誤り訂正符号を生成し、この誤り訂正符号を表現する複数の誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を生成する(S6)。
S6の後には、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)であるか否かを判断し(S7)、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合には、S7にてNoに進み、公知の方法で二次元コード(例えばQRコード)を生成することになる。S7でNoに進む場合、S3で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を格納しうるサイズの二次元コードの型番(この例では、規格化された公知のQRコードの複数の型番において、S3で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを格納しうるサイズの型番)を決定し、当該型番で予め定められた配置パターンに従い、S3で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを配置する(S9)。
一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S7にてYesに進み、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)と、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)と、空き領域と、を格納しうる二次元コード(図5、図8の例ではQRコード)の型番を決定する(S10)。なお、空き領域のサイズは、予め定められた一定サイズであってもよく、S10の前段階でユーザが入力などによって指定してもよい。また、空き領域のサイズは、行数及び列数で特定してもよく、何ワード分に相当するかによって特定してもよい。図5、図8の例では、例えば情報コード100の種別で予め定められた複数の型番(サイズ)において、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)、及び空き領域を格納しうるサイズの型番を決定することになる。なお、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)、及び空き領域を格納しうるサイズの型番が複数存在する場合には、その中から一番小さい型番を決定するようにしてもよく、ユーザがその中からいずれかの型番を指定できるようにしてもよい。そして、情報コード100を生成する際には、このように決定された型番において予め定められたサイズ(行数及び列数)、特定パターンの配置、コードワードの各候補位置を用いると共に、具体的なコードワードの配置順序は、上述の配置変換表に従って決定することになる。なお、以下では、S10において図5右図のような型番が決定された例について具体的に説明する。
S10の後には、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を上述の配置位置情報(配置変換表)に基づいて配置することになる。情報コード生成装置2では、上述の配置位置情報(配置変換表)が記憶部5に記憶されており、この配置変換表では、上述したように他種コード120で定められた各配置位置(各順番のコードワードの配置位置)を、情報コード100において予め定められた候補位置(各コードワードの配置候補位置)にそれぞれ対応付けている。S11の処理では、記録すべきコードワード(S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード))を、図4、図5左図で示す他種コード120(情報コード100よりもサイズが小さく、且つS3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを格納し得るサイズの二次元コード)で表現するときの各コードワード(各順番のコードワード)の配置位置を特定した上で、それら各順番のコードワードを、配置位置情報(配置変換表)によって各順番のコードワードの配置位置に対応付けられている情報コード100内の各配置候補位置に配置する。例えば、図5の配置位置情報(配置変換表)では、他種コード120での1番目のコードワードの配置位置と、情報コード100の1番の配置候補位置とが対応付けられているため、記録すべきコードワード(S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワード)の内の1番目のコードワードについては情報コード100内の1番の配置候補位置に配置する。また、他種コード120での2番目のコードワードの配置位置と、情報コード100の2番の配置候補位置とが対応付けられているため、記録すべきコードワードの内の2番目のコードワードについては情報コード100内の2番の配置候補位置に配置する。このように、他種コード120でのN番目のコードワードの配置位置と、情報コード100のM番の配置候補位置とが対応付けられていれば、記録すべきコードワードの内のN番目のコードワードについては情報コード100内のM番の配置候補位置に配置することになる。
つまり、S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードだけなら、情報コード100よりも小サイズの他種コード120(公知のQRコードとして構成されたもの)で表現できるが、S3、S5で生成されたデータワード、S6で生成された誤り訂正ワード、及び空き領域110を格納する場合には、これよりも大きいサイズの情報コード100によって表現する必要がある。そこで、本実施形態では、S3、S5で生成されたデータワード、S6で生成された誤り訂正ワード、及び空き領域110を、大きいサイズの情報コード100によって表し、S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを他種コード120(公知のQRコード)で表現した場合のコードワードの各配置と、これよりも大きいサイズの情報コード100に格納する場合のコードワードの各配置との対応関係を、予め定められた配置変換表によって特定できるようにしている。
なお、本構成では、図5のような「配置変換表」が「解読対象データを表現する複数のデータワードをコード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報」の一例に相当しており、この配置変換表(配置位置情報)は、解読対象データを複数のデータワードで表現したときの各順番のデータワードと、各順番のデータワードのコード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報として構成されている。また、記憶部5が「配置位置情報記録部」の一例に相当し、このような配置変換表のデータ(配置位置情報)を記録するように機能する。
S9又はS11の後には、S9又はS11で配置場所が決定されたコードワードに対してかけるべきマスクパターンを公知の所定方法(例えばQRコードで用いられる公知方法)で決定し、その決定されたマスクパターンをS9又はS11で配置場所が決定されたコードワードに反映するように公知のマスク処理方法でマスクをかける(S12)。そして、S12で設定したマスクパターンの情報(マスク番号)及び誤り訂正レベルの情報に基づいてチェックデジットを算出し、図6のように誤り訂正レベル、マスク番号、チェックデジットを含んだフォーマット情報を生成する(S13)。
そして、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S14にてYesに進み、S13で生成されたフォーマット情報に、上述の特定マスク(額縁QRマスク)を反映するようにマスク処理を行う(図6参照)。一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合には、S14にてNoに進み、S16で設定するマスクパターンとは異なるマスクパターンのマスク(モデル1のマスク又はモデル2のマスク)をセットする。S15又はS16によりフォーマット情報に対してマスクをかけた後には、そのマスク処理後のフォーマット情報をコード領域内の所定位置(例えば、情報コード100であれば所定位置105(図5))に配置する(S17)。このようにして情報コード100又は他の二次元コードが生成された後には、そのコードを印刷部8によって印刷する(S18)。なお、S18では、印刷に代えて、表示部6にて情報コード100等の表示を行ってもよく、S17までの処理によって生成された情報コード100のデータを外部装置に送信してもよい。
本構成では、情報コード生成装置2の制御部3が「データ記録領域生成部」の一例に相当し、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録し、且つ、データ取得部で取得された解読対象データ(入力データ)を表現する各データワードを、配置位置情報記録部に記録された配置位置情報に基づいて配置するように、データ記録領域を生成している。また、制御部3によって構成される「データ記録領域生成部」では、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、所定種類のマスクパターン(特定マスク)を反映した状態で所定位置105のセル配列を構成している。
(情報コードの読取処理)
次に、図2の情報コード読取装置10によって図1、図5右図等に示す情報コード100を読み取る場合の処理について説明する。図9の読取処理は、例えばユーザによって所定操作(例えば、操作スイッチ42の操作等)がなされたときに実行されるものであり、まず、図9のS21に示すように、情報コード100の撮像し、当該情報コード100の画像を取得すると共に、情報コード100の外形を検出する。具体的には、位置検出パターン104を公知の方法(QRコードで行われる公知の方法)で検出し、QRコードで行われる公知の方法で情報コード100の外形を検出する。なお、受光センサ23は、「撮像部」の一例に相当し、情報コード生成装置2によって生成された情報コード100を撮像するように機能する。
S21の後には、情報コード100の所定位置の情報(フォーマット情報)を解読し、情報コード100の種別及びマスク訂正レベルを取得する(S22)。上述したように、所定位置105に記録された情報を上述の特定マスク(額縁QR用マスク)に基づいてマスク処理を解除して解読したときにチェックデジットが合う場合には、情報コード100の種別(空き領域110を有する種別)であること特定することでき、フォーマット情報に含まれる誤り訂正レベル及びマスク番号も取得できることとなる。そして、S22で取得されたフォーマット情報に含まれるマスク番号に基づいてコード全体(具体的には、コードワードの領域)のマスクを解除する(S23)。そして、読み取り対象が空き領域110を有する情報コード100である場合(即ち、上述の特定マスク(額縁QR用マスク)によってマスク解除が成功した場合)、S24にてYesに進み、データワードの先頭に設けられたヘッダーデータ(額縁QRヘッダー:図3)を解読することで、元のコードサイズ(他種コード120の型番)を特定し(S25)、図5と同様の配置変換表に従って、図5右図に示すような情報コード100から図5左図に示すような元のコード(他種コード120)の配置に戻す(S26)。具体的には、情報コード100の各配置候補位置のコードワードを、配置変換表において各配置候補位置に対応付けられている他種コード120内での配置位置に配置し直す。そして、S24でNoの場合又はS26の後には、セル配置(S24でNoに進む場合、読取対象のQRコードのセル配置であり、S26の後の場合、S26で配置された他種コード120のセル配置)から、記録されている各コードワードを特定・作成する(S27)。そして、誤り訂正符号記録領域の誤り訂正コードワードに基づいて公知の方法で誤り訂正計算を実施し、データ記録領域のコードワードを解読する(S29)。そして、S29で解読したデータ(解読対象データ)を表示部での表示、データ送信、印刷などによって出力する(S30)。なお、S30の処理としては、S29で解読したデータをそのままを出力してもよく、他の処理を付加してもよい。
本構成では、制御回路40が「判別部」の一例に相当し、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、コード領域の所定位置105が特定のフォーマット構成であるか否かを判別するように機能する。具体的には、所定位置105に所定種類のマスクパターン(特定マスク)が反映されているか否かを判別するように機能する。
制御回路40は、「解読部」の一例に相当し、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、データ記録領域及び誤り訂正符号記録領域の内容に基づいてデータ記録領域に記録されたデータを解読するように機能し、具体的には、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合(より詳しくは、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されている場合)に、対応情報記録部に記録された対応情報(配置変換表)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定し、解読対象データを解読するように機能する。
なお、配置変換表は、「対応情報」の一例に相当し、コード領域において各配置位置で表される各順番のデータワードを、情報コード100とは異なる他種コード120において予め定められた方式(例えば公知規格等で定められた方式など)で表現する場合の当該他種コード120内での各対応位置を定める情報として構成されている。そして、解読部に相当する制御回路40は、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合、コード領域の各配置位置で表される各順番のデータワードを、上記対応情報(配置変換表)で定められる他種コード120内での各対応位置に置換した構成で当該他種コード120を解読するように機能する。
以上のような本構成によれば、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コード100を生成することができる。特に、空き領域110は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域110に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
また、情報コード生成装置2は、解読対象データを取得するデータ取得部と、解読対象データを表現する複数のデータワードをコード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報を記録する配置位置情報記録部と、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録し、且つ、データ取得部で取得された解読対象データを表現する各データワードを、配置位置情報記録部に記録された配置位置情報に基づいて配置するように、データ記録領域を生成するデータ記録領域生成部と、を備えている。一方、情報コード読取装置10は、配置位置情報記録部に記録される配置位置情報に対応する情報であり且つコード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定する情報である対応情報を記録する対応情報記録部と、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、コード領域の所定位置が特定のフォーマット構成であるか否かを判別する判別部と、判別部によって所定位置が特定のフォーマット構成であると判別された場合に、対応情報記録部に記録された対応情報に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定し、解読対象データを解読する解読部と、を備えている。
この構成では、情報コード読取装置10が判別部によって所定位置105のフォーマット構成を確認することで、情報コード生成装置2によって生成された特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)であるか否かを判別できるようになる。そして、特定のフォーマット構成であると判別できた場合には、コード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定し得る情報(対応情報)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定することができ、解読対象データを解読することができる。
また、情報コード生成装置2のデータ記録領域生成部は、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、所定種類のマスクパターンを反映した状態で所定位置105のセル配列を構成している。そして、情報コード読取装置10の判別部は、撮像部によって情報コード100が撮像された場合、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されているか否かを判別し、情報コード読取装置10の解読部は、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されていることを条件として、解読対象データを解読する。
この構成によれば、所定位置105にかけるマスクパターンの種別によって情報コード生成装置2によって生成された特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)であるか否かを確実に判別でき、フォーマット情報のデータ量を抑えつつ「特定のフォーマット構成」を実現しやすくなる。
また、配置位置情報(対応情報)は、解読対象データを複数のデータワードで表現したときの各順番のデータワードと、各順番のデータワードのコード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報であり、具体的には、コード領域において各配置位置で表される各順番のデータワードを、情報コード100とは異なる他種コード120で表現する場合の当該他種コード120内での各対応位置を定める情報となっている。そして、解読部は、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合、コード領域の各配置位置で表される各順番のデータワードを、対応情報で定められる他種コード120内での各対応位置に置換した構成で当該他種コード120を解読する。この構成によれば、他種コード120の読み取りの仕組みを利用して特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)を良好に読み取ることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態の情報コード利用システムは、ハードウェア構成については第1実施形態と同一であり、上述した図1、図2のような構成が用いられる。
第2実施形態の情報コード利用システムでは、情報コード生成装置2(図1等参照)により図11(B)のような情報コード200を生成する。この構成でも、コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン204が配置される特定パターン領域と、複数種類のセルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域210を、単一のセルのサイズよりも大きい所定サイズで設けている。
この構成では、空き領域210の構成以外は、公知のQRコード(登録商標)として構成されており、まず、図11(A)のように、コード領域の内部に、特定パターン領域と、データ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設けている。なお、データ記録領域でのデータコードワードの記録方法及び誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの記録方法は公知のQRコード(登録商標)と同様であり、例えば、JISX0510で規定される方式でコード領域内の位置検出パターン204の配置、データ記録領域におけるデータコードワードの配置、誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの配置が定められている。
但し、図11(A)のように、一部領域のコードワードを、白セルのみによって表現されるコードワードとして構成した情報コード200’を生成し、このように白セルのみによって表現される領域ARを空き領域210として、図11(B)のように、この空き領域210内に図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示している。図11(B)のように空き領域210にデザインDを表示した場合、図11(A)のような本来のデータ表示とは異なった構成になるが、この空き領域210でのデータの誤りは、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて公知の誤り訂正を行えばよい。
また、図11(B)に示す情報コード200では、空き領域210の位置が予め特定されるため、空き領域210内にデザインや情報を付加して表示する場合にはこの表示による誤り位置が予め分かっていることになる。従って、空き領域210の位置を誤り位置として消失訂正を行うように誤り訂正符号記録領域の誤り訂正符号を構成することもできる。この場合、空き領域210の位置を示す情報を予めデータ記録領域に記録しておいたり、或いは、予め読取装置10(図1)内に記憶しておくことで、読取時に読取装置10が空き領域210の位置(即ち、誤りが生じているデータコードワードの位置)を特定することができるようになり、読取装置10は、このように位置が特定された空き領域210に存在するデータコードワードの誤りを訂正するように、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて消失訂正を行うようにすればよい。
また、この構成では、データ記録領域に記録されるデータの内、解読対象データの終わりを示す終端子よりも前に配置されるデータ(出力対象となる解読対象データ)については、空き領域210の外側に配置し、終端子よりも後に配置される埋め草コードワード(解読対象とならないデータ)の領域を空き領域210とするとよい。本構成では、例えば、この埋め草コードワードの領域を全て白セルのみで表示するようにしている。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態の情報コード利用システムも、ハードウェア構成については第1実施形態と同一であり、上述した図1、図2のような構成が用いられる。
第3実施形態の情報コード利用システムでは、情報コード生成装置2(図1等参照)により図12(B)のような情報コード300を生成する。この構成でも、コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン(L字状のアライメントパターン304a及び明色セルと暗色セルが1セルずつ交互に配置され、コード領域の境界に沿ったL字状の領域を構成するタイミングセル304b)が配置される特定パターン領域と、複数種類のセルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域310を、単一のセルのサイズよりも大きい所定サイズで設けている。
この構成では、空き領域310の構成以外は、公知のデータマトリックスコードとして構成されており、まず、図12(A)のように、コード領域の内部に、特定パターン領域と、データ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設けている。なお、データ記録領域でのデータコードワードの記録方法及び誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの記録方法は公知のデータマトリックスコードと同様であり、コード領域内のアライメントパターン304aやタイミングセル304bの配置、データ記録領域におけるデータコードワードの配置、誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの配置は、例えばECC200バージョンに従って定められている。
但し、図12(A)のように、一部領域のコードワードを、白セルのみによって表現されるコードワードとして構成した情報コード300’を生成し、このように白セルのみによって表現される領域ARを空き領域310として、図12(B)のように、この空き領域310内に図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示している。図12(B)のように空き領域310にデザインDを表示した場合、図12(A)のような本来のデータ表示とは異なった構成になるが、この空き領域310でのデータの誤りは、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて公知の誤り訂正を行えばよい。
また、図12(B)に示す情報コード300では、空き領域310の位置が予め特定されるため、空き領域310内にデザインや情報を付加して表示する場合にはこの表示による誤り位置が予め分かっていることになる。従って、空き領域310の位置を誤り位置として消失訂正を行うように誤り訂正符号記録領域の誤り訂正符号を構成することもできる。この場合、空き領域310の位置を示す情報を予めデータ記録領域に記録しておいたり、或いは、予め読取装置10(図1)内に記憶しておくことで、読取時に読取装置10が空き領域310の位置(即ち、誤りが生じているデータコードワードの位置)を特定することができるようになり、読取装置10は、このように位置が特定された空き領域310に存在するデータコードワードの誤りを訂正するように、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて消失訂正を行うようにすればよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを表示し得る表示装置として構成することもできる。また、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを印刷し得る印刷装置として構成することもできる。更に、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを生成するためのコンピュータ読取可能なプログラムとして構成することもできる。また、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードを生成するためのプログラムを記録した記録媒体として構成することもできる。更に、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードが付された情報コード媒体(印刷物、ダイレクトマーキング等によって構成された形成物など)として把握することもできる。また、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードが表示された表示画像として把握することもできる。
図1等の構成では、情報コード生成装置2と情報コード読取装置10が別々の装置として構成された例を示しているが、情報コード生成装置2が情報コード読取装置10として構成されていてもよい。
上記実施形態では、コード領域の中央部に空き領域110を設けた例を示したが、空き領域110の配置はこの例に限られない。例えば、コード領域の周縁付近に空き領域を設けてもよい。また、空き領域の構成は、図10(A)のように空白としてもよく、図10(B)(C)のように、デザインが表示されていてもよく、1又は複数の記号によって表わされる情報が表示されていてもよい。或いは、デザインと情報が共に表示されていてもよい。なお、図10(B)では空き領域に模様を付した構成を示し、図10(C)では、空き領域に図形を付した構成を示したが、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなる構成であれば他の様々なデザインを採用することができる。また、デザインに代えて、或いはデザインと共に情報を表示する場合、その情報の内容は様々である。例えば、情報コード100に記録されるデータを提供する提供主体(事業主や個人等)の名称や当該提供主体のサイトのアドレスなどであってもよく、或いは情報コード100に記録されるデータに関する商品名や役務名などであってもよい。
上記実施形態では、他種コードとしてQRコードを例に挙げ、情報コード100で用いる特定パターンとしてQRコードの特定パターンを例に挙げたが、これ以外の種類の二次元コードを用いてもよい。例えば、他種コードとしてデータマトリックスコードを用い、情報コード100で用いる特定パターンをデータマトリックスコードの特定パターンとしてもよい。
図5のように設定した配置変換表における対応関係は、図7のように任意に変更することができる。例えば、情報コード生成装置2、情報コード読取装置10において図5のように設定されていた配置変換表を図7のように変更した場合、生成される情報コード100では、22〜26番目のコードワードの配置が、図5右図のような配置(22〜26番の配置候補位置に記録する配置)から図7右図のような配置(42〜46番の配置候補位置に記録する配置)に変更され、これにより空き領域110の位置や形状も変化することになる。つまり、この構成では、配置変換表を調整することで空き領域110の位置や形状を調整することができ、空き領域を構成する上での自由度をより高めることができる。
1…情報コード利用システム
2…情報コード生成装置
3…制御部(データ取得部、データ記録領域生成部)
4…操作部(データ取得部)
5…記憶部(配置位置情報記録部)
7…通信部(データ取得部)
10…情報コード読取装置
23…受光センサ(撮像部)
35…メモリ(対応情報記録部)
40…制御回路(解読部、判別部)
100,200,300…情報コード
102,202,302…セル
104,204…位置検出パターン(特定パターン)
304a…アライメントパターン(特定パターン)
304b…タイミングセル(特定パターン)
110,210,310…空き領域
120…他種のコード

Claims (18)

  1. 所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを情報コード生成装置によって生成する情報コード生成方法であって、
    前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けることを特徴とする情報コード生成方法。
  2. 前記データ記録領域に記録するべき解読対象データを表現する複数のデータワードを前記コード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報が記録された配置位置情報記録部を用い、
    前記解読対象データを表現する複数の前記データワードを、前記配置位置情報記録部に記録された前記配置位置情報に従って前記コード領域に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報コード生成方法。
  3. 前記コード領域の内部に前記空き領域を設ける場合、前記コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報コード生成方法。
  4. 前記コード領域の内部に前記空き領域を設ける場合、所定種類のマスクパターンを反映した状態で前記所定位置のセル配列を構成することを特徴とする請求項3に記載の情報コード生成方法。
  5. 前記空き領域に、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
  6. 所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードであって、
    前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けられていることを特徴とする情報コード。
  7. 前記コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報が記録され、且つ、前記データ記録領域の解読対象データを表現する各データワードが、予め定められた配置位置情報に基づいて前記コード領域内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の情報コード。
  8. 所定種類のマスクパターンを反映した状態で前記所定位置のセル配列が構成されていることを特徴とする請求項7に記載の情報コード。
  9. 前記空き領域には、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかが表示されていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の情報コード。
  10. 所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを読み取る情報コード読取装置であって、
    前記情報コードは、前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けた構成であり、
    前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
    前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域の内容に基づいて前記データ記録領域に記録された前記データを解読する解読部と、
    を有することを特徴とする情報コード読取装置。
  11. 前記情報コードは、前記コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報が記録され、且つ、前記データ記録領域の解読対象データを表現する各データワードが、予め定められた配置位置情報に基づいて前記コード領域内に配置されたものであり、
    前記配置位置情報に対応する情報であり且つ前記コード領域での複数の前記データワードの各配置位置を特定する情報である対応情報を記録する対応情報記録部と、
    前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記コード領域の前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であるか否かを判別する判別部と、
    を備え、
    前記解読部は、前記判別部によって前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であると判別された場合に、前記対応情報記録部に記録された前記対応情報に基づいて前記コード領域内の各データワードの位置を特定し、前記解読対象データを解読することを特徴とする請求項10に記載の情報コード読取装置。
  12. 前記情報コードは、所定種類のマスクパターンを反映した状態で前記所定位置のセル配列が構成されたものであり、
    前記判別部は、前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合、前記所定位置に前記所定種類のマスクパターンが反映されているか否かを判別し、
    前記解読部は、前記所定位置に前記所定種類のマスクパターンが反映されていることを条件として、前記解読対象データを解読することを特徴とする請求項11に記載の情報コード読取装置。
  13. 前記配置位置情報は、前記解読対象データを複数の前記データワードで表現したときの各順番のデータワードと、前記各順番のデータワードの前記コード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報であり、
    前記対応情報は、前記コード領域において各配置位置で表される前記各順番のデータワードを、前記情報コードとは異なる他種コードで表現する場合の当該他種コード内での各対応位置を定める情報であり、
    前記解読部は、前記判別部によって前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であると判別された場合、前記コード領域の各配置位置で表される前記各順番のデータワードを、前記対応情報で定められる前記他種コード内での各対応位置に置換した構成で当該他種コードを解読することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の情報コード読取装置。
  14. 所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを生成する情報コード生成装置と、
    前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを読み取る情報コード読取装置と、
    を備えた情報コード利用システムであって、
    前記情報コード生成装置は、
    前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法であって前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けた構成で前記情報コードを生成し、
    前記情報コード読取装置は、
    前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを撮像可能な撮像部を備え、
    前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域の内容に基づいて前記データ記録領域に記録された前記データを解読することを特徴とする情報コード利用システム。
  15. 前記情報コード生成装置は、
    解読対象データを取得するデータ取得部と、
    前記解読対象データを表現する複数のデータワードを前記コード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報を記録する配置位置情報記録部と、
    前記コード領域の内部に前記空き領域を設ける場合、前記コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録し、且つ、前記データ取得部で取得された前記解読対象データを表現する各データワードを、前記配置位置情報記録部に記録された前記配置位置情報に基づいて配置するように、前記データ記録領域を生成するデータ記録領域生成部と、
    を備え、
    前記情報コード読取装置は、
    前記配置位置情報記録部に記録される前記配置位置情報に対応する情報であり且つ前記コード領域での複数の前記データワードの各配置位置を特定する情報である対応情報を記録する対応情報記録部と、
    前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記コード領域の前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部によって前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であると判別された場合に、前記対応情報記録部に記録された前記対応情報に基づいて前記コード領域内の各データワードの位置を特定し、前記解読対象データを解読する解読部と、
    を備えたことを特徴とする請求項14に記載の情報コード利用システム。
  16. 前記情報コード生成装置の前記データ記録領域生成部は、前記コード領域の内部に前記空き領域を設ける場合、所定種類のマスクパターンを反映した状態で前記所定位置のセル配列を構成し、
    前記情報コード読取装置の前記判別部は、前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合、前記所定位置に前記所定種類のマスクパターンが反映されているか否かを判別し、
    前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記所定位置に前記所定種類のマスクパターンが反映されていることを条件として、前記解読対象データを解読することを特徴とする請求項15に記載の情報コード利用システム。
  17. 前記配置位置情報は、前記解読対象データを複数の前記データワードで表現したときの各順番のデータワードと、前記各順番のデータワードの前記コード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報であり、
    前記対応情報は、前記コード領域において各配置位置で表される前記各順番のデータワードを、前記情報コードとは異なる他種コードで表現する場合の当該他種コード内での各対応位置を定める情報であり、
    前記解読部は、前記判別部によって前記所定位置が前記特定のフォーマット構成であると判別された場合、前記コード領域の各配置位置で表される前記各順番のデータワードを、前記対応情報で定められる前記他種コード内での各対応位置に置換した構成で当該他種コードを解読することを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の情報コード利用システム。
  18. 前記情報コード生成装置は、前記空き領域に、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示する構成で、前記情報コードを生成することを特徴とする請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
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