JP2008151818A - 表示装置 - Google Patents

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雅義 石橋
Midori Katou
美登里 加藤
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Abstract

【課題】 低消費電力で高コントラスト,薄型,軽量,柔軟性がある表示装置を提供すること。
【解決手段】 表示装置の画素に有機アクチュエータを用い,アクチュエータ部の下に下地基板を設ける。例えば、アクチュエータ部表面を黒色とし、基板表面の色を白色とする。アクチュエータ部が平面状態のとき、アクチュエータ部表面を外部から見ると黒色に見え、アクチュエータ部が屈曲変形していると白色に見える。このようにして、色を変化させ、表示装置とする。さらに,有機材料の形状記憶効果とクーロン力を利用することでメモリー効果を持たせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示装置に関し,特に薄型軽量でフレキシブルな表示装置に関する。
近年,ユピキタスネットワーク化が進み,双方向の高度情報伝達ができる高性能な携帯型情報端末が必要とされている。このような携帯型情報端末の画像表示デバイスには,従来のように文字情報だけでなく,写真画像や動画が鮮明に表示できることはもちろん,「持ち運びが容易なように薄型で軽量であること」,「持ち運びの際に衝撃を受けても破損しにくいような柔軟性を持つこと」,「電池で動作させるため低消費電力であること」なども必要とされる。また,地上波デジタル放送が開始されたことにより需要の増加が予想される電車やバス,自動車などの車両内で動画放送を放映するための画像表示デバイスにも,
省スペースで設置できるよう薄型で,壁面に沿った曲面実装ができる柔軟性をもつものが望ましい。
従来,このような薄型の画像表示デバイスには主に液晶ディスプレイが使用されてきた。しかし,その多くは基板にガラスを使用しているため,重く,柔軟性に欠けていた。そのため,衝撃により破損しやすく,曲面実装も困難であった。
このような従来のデバイスの欠点を克服するため,新規の薄型の画像表示デバイスとして有機ELや微粒子の電気泳動などを利用した電子ペーパが研究されている。
加藤美登里、石橋雅義:炭素微粒子混合コンポジット材料を用いた伸縮型高分子アクチュエータ(II):2005年第23回日本ロボット学会学術講演会、1A32
有機ELや微粒子の電気泳動などを利用した電子ペーパは,基板として軽く柔軟性を持つ樹脂基板を使用可能であるため,従来のガラス基板を用いた電子ペーパと比べ,薄型軽量化が可能で,柔軟性を持たせることもできる。しかし,このような特性に加え,低消費電力化と画像をクリアーに表示するための高コントラストを兼ね備えることは難しい。
本発明は,低消費電力で高コントラスト,薄型,軽量,柔軟性がある表示装置を提供することにある。
本発明の要旨は例えば、次の通りである。
その表面が平面状の基板と、
前記基板の表面に設けられ、かつ、その表面が平面状である第1の電極と、
前記第1の電極に電圧を印加するための第1の電源を有する第1の制御部と、
前記第1の電極上に設けられ、かつ、その一端側が前記基板上に固定された自己発熱型有機アクチュエータとを有し、
前記アクチュエータは板状の導電性有機材料部材を有し、かつ、前記有機材料部材に電力を供給するための一対の第2の電極が前記有機材料部材上に設けられ、
前記一対の第2の電極に電圧を印加するための第2の電源を有する第2の制御部とを有し、
(a)次いで前記アクチュエータは、初期状態において、前記一端部で固定された部分のその他の部分が前記一端部を支点として屈曲していると仮定すると、
(b)前記一対の第2の電極に電圧を印加し、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより屈曲状態から平面の状態に変形し、
(c)次いで前記一対の第2の電極への電圧を非印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を印加する状態とすることにより平面の状態を維持し、
(d)次いで前記一対の第2の電極への電圧を非印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面の状態を引き続き維持し、
(e) 次いで前記一対の第2の電極への電圧を印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面状態の状態を引き続き維持し、
(f)次いで前記一対の第2の電極への電圧および、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面状態から屈曲状態に変形し、
前記アクチュエータは、前記(b)乃至(f)の操作を繰り返すことにより平面状態と屈曲状態の2つの状態をとり得るものであることを特徴とする表示装置。
本発明ではこのような課題を解決するため,表示装置の画素に有機アクチュエータを使用する。
有機アクチュエータとは電気信号で形状が変形する有機材料からなるアクチュエータである。有機アクチュエータは,有機材料を使用するため,軽量で柔軟性を持つが,本発明では特に非特許文献1に記載の熱膨張を利用した自己発熱型の有機アクチュエータを使用する。
熱膨張を利用した自己発熱型の有機アクチュエータとは,高熱膨張率の導電性有機材料からなるアクチュエータである。その動作原理は,アクチュエータ材料に電流を流すことで,ジュール熱により発熱し,その熱による材料の形状変化を利用している。すなわち,アクチュエータに電流を流すとアクチュエータは伸長し,電流の供給を止めるとアクチュエータはもとの形状に戻る。このように自己発熱型有機アクチュエータは本質的には伸縮型アクチュエータである。しかし,自己発熱型有機アクチュエータは,低熱膨張率材料と多層構造にすることで容易にユニモルフ型の屈曲型アクチュエータにすることができる。すなわち,電気信号によりアクチュエータ形状を平面状から曲面状,あるいは曲面状から平面状に任意に変形させるアクチュエータにすることができる。
本発明では,この自己発熱型の有機アクチュエータを表示装置の画素に使用する。
有機アクチュエータを用いた画素の動作原理について以下に述べる。白色の下地基板上に,表面が黒色の屈曲型有機アクチュエータを配置する。これを上部から見ると,アクチュエータが屈曲していない(アクチュエータが平面の状態である)時は黒色だが,アクチュエータが屈曲するとアクチュエータ部がめくれて基板の白色が見える。すなわち,上部から見ると,アクチュエータの形状により色が異なって見える。このようにしてアクチュエータ部分の色を変化させることで,反射型表示装置の画素とする。
自己発熱型有機アクチュエータを用いたユニモルフ屈曲型アクチュエータは,360度以上の回転角を持つ屈曲が可能なため,屈曲した時に見える基板の面積が大きい。このことは,高開口率による高コントラストの表示が可能なことを意味している。
さらに,本発明ではアクチュエータを構成する有機材料の形状記憶効果を利用することで,画素に低消費電力化に必要なメモリー効果を持たせる。
有機材料の形状記憶効果とは次のような効果である。有機材料に熱を加えた(高温の)状態で力をかけて変形させ,力をかけた状態で温度を下げる。すると,温度が下がった後,力を取り除いても,変形は維持される。さらに,変形した状態で,力をかけずに温度を上げると,形状はもとに戻る。このような現象を有機材料の形状記憶効果という。
このような有機材料の形状記憶効果を利用して,以下のようにして有機アクチュエータをメモリー効果を有する画素として使用する。
画素の構成は,以下のようにする。表面が黒色の屈曲型有機アクチュエータの下に下地として表面が白色の電極(下部電極)を設置する。この際,アクチュエータは電流を流す前の形状が屈曲した状態(曲面)で,電流を流すとまっすぐ(平面)になるものを使用する。すなわち,上部から見ると,電流を流していない状態では下地が見えるため白色,電気信号を流すと下地が隠れアクチュエータが見えるため黒色に見える。
Figure 2008151818
このアクチュエータによる画素の動作を表1を使用して説明する。はじめに,アクチュエータ,下部電極ともに電気信号を与える前の状態では,上部から見るとアクチュエータは屈曲した曲面状であるため画素は白色に見える(状態A)。次に,アクチュエータのみに電気信号(電流)を与えるとアクチュエータ形状は曲面状から平面状に変化し,上部から見ると画素は黒色に見える(状態B)。次に,アクチュエータに電気信号を与えた状態でアクチュエータと下部電極に電気信号(電圧)を加えると,下部電極とアクチュエータの間にクーロン引力がかかる(状態C)。この状態では,アクチュエータはクーロン力により下部電極にひきつけられ,高温でかつアクチュエータの形状を平面状に保持するための力がかかっている。次に,アクチュエータと下部電極の間は電気信号を与えたまま,アクチュエータ内の電気信号をきる(状態D)。すると,クーロン力によりアクチュエータの形状は平面状に保持されたまま,アクチュエータの温度は下がる。次に,アクチュエータの温度が下がった後,下部電極の電圧を切る(状態E)。すると,有機材料の形状記憶効果により形状は保持される。すなわち,アクチュエータ,下部電極ともに電気信号を与えていない状態で上部から見て黒色に見える状態に保持できる。さらに,下部電極に電圧を印加せずに,アクチュエータ内に電流を流した(状態F)後,アクチュエータ内の電流を切るとアクチュエータは元の曲面形状に戻る(状態G)。すなわち,状態Aの状態に戻る。このように,電気信号をかけていない状態で黒と白の2種類の状態を選択的に保持することができる。すなわち,画素にメモリー効果を持たせることができる。
このような有機アクチュエータを用いた画素をマトリクス状に並べることにより表示装置とすることができる。
もちろん,このような画素を用いた表示装置はスタティック駆動だけでなく,各画素にダイオードやトランジスタを接続した構造にすることにより,ダイナミック駆動が可能な表示装置にすることができる。
本発明で使用する自己発熱型有機アクチュエータは,軽量で薄膜化が容易である。また,大気中で動作するため,溶液の密封などのプロセスが必要なく,印刷製法で作製できるため,薄くて軽量の表示装置を容易に作製することができる。
本発明によれば、従来に比べて簡易な表示装置の提供が可能である。
本発明の実施例によると,薄型,軽量,柔軟性があり,画像が鮮明で低消費電力の表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。
(実施例1)
本実施例では,本発明の表示装置の画素部分について説明する。
図1は本発明の表示装置の画素部分の構成と動作方法を示す模式図である。画素1はアクチュエータ電極2,3が表面に接合された屈曲型有機アクチュエータ4と,表面に下部電極5が設置された基板6で構成される。屈曲型有機アクチュエータ4は,有機アクチュエータ膜7と絶縁膜8の二層構造からなり,屈曲型有機アクチュエータ4の左端の端部は基板6に固定されている。有機アクチュエータ膜7は自己発熱型有機アクチュエータ,絶縁膜8は絶縁性があり,耐熱性が高く,熱膨張率が低い材料を用いている。本実施例では自己発熱型有機アクチュエータとして,炭素微粒子とポリエステルからなるコンポジット膜,絶縁膜8はポリイミド膜を使用するが,自己発熱型有機アクチュエータとして炭素微粒子の代わりに銀微粒子などの金属微粒子を,ポリエステルの代わりにアクリル樹脂,エポキシ樹脂,フッ素系樹脂などを使用することもできる。絶縁膜もポリイミドのほかアラミド樹脂など低熱膨張率の樹脂を使うことができる。下部電極5は,屈曲型有機アクチュエータ4の下部に配置され,屈曲型有機アクチュエータ4が平らな形状になったときに,屈曲型有機アクチュエータ4により覆い隠される形状とする。有機アクチュエータ膜7と下部電極5の色はそれぞれ黒色と白色とする。アクチュエータ電極2,3は,それぞれアクチュエータ動作制御部9およびグランドに接続されている。アクチュエータ動作制御部9は電源とスイッチを含む。下部電極5は電源とスイッチを含むアクチュエータ形状保持制御部10に接続されている。屈曲型有機アクチュエータ4は電流を流さない状態で屈曲し,電流を流すと平らになるユニモルフ型の屈曲型有機アクチュエータを使用する。
画素1は次のように動作させる。画素1に電気信号を与える前,すなわち,アクチュエータ動作制御部9内のスイッチおよびアクチュエータ形状保持制御部10内のスイッチがオフの状態では,屈曲型有機アクチュエータ4は,図1(A)のように屈曲している。そのため,画素1は上部から見ると,下部電極5の白色に見える。
アクチュエータ形状保持制御部10内のスイッチはオフのまま,アクチュエータ動作制御部9内のスイッチをオンにすると,屈曲型有機アクチュエータ4はジュール熱により加熱され,図1(B)のように平らな形状になる。そのため,画素1は上部から見ると,下部電極5は隠れ,有機アクチュエータ膜7の黒色に見える。
次に,アクチュエータ形状保持制御部10内のスイッチをオンにすると,屈曲型有機アクチュエータ4と下部電極5が引き合う方向にクーロン力が働く(図1(C))。
次に,アクチュエータ動作制御部9内のスイッチをオフにすると,屈曲型有機アクチュエータ4の温度は自然冷却で下がり,形状をもとの屈曲形状に戻ろうとする。しかしこのとき,屈曲型有機アクチュエータ4はクーロン力により下部電極5に密着するように形状が固定されているため,形状は元の屈曲形状に戻らず,平らの状態が保持される(図1(D))。
さらに,アクチュエータ形状保持制御部10内のスイッチをオフにすると,クーロン力が消えても,有機材用の形状記憶効果で形状は元の屈曲形状に戻らず,下部電極5に密着している平面状の形状が保持される(図1(E))。すなわち,図1(A)と同じように画素1に電気信号を与えない状態でも,図1(A)と異なり上部から見ると画素1は黒色に見える。このようにしてメモリー効果を実現できる。
最後に,図1(F)のようにアクチュエータ動作制御部9内のスイッチを一度オンにした後にアクチュエータ動作制御部9内のスイッチをオフにすると,有機材料の形状記憶効果で屈曲型有機アクチュエータ4は図1(A)のようにもとの形状に戻る。
次に,画素1の屈曲型有機アクチュエータ4の屈曲形状と画素1の色について説明する。ここではアクチュエータが屈曲した際の屈曲の大きさとして回転角を用いて表す。本実施例で述べる回転角を図2に図示する。図2は本実施例の屈曲型有機アクチュエータの回転角を説明するための模式図である。屈曲形状が図2の状態では回転角は270度,半円状の場合は回転角は180度,平らの場合は回転角は0度である。
屈曲型有機アクチュエータ4の裏面,すなわち絶縁膜8を下部電極5の色と同色の白色にすると,屈曲型有機アクチュエータ4が回転角が180度になるように屈曲した時,屈曲型有機アクチュエータ4の表面の黒色が見えなくなり,画素1全体が白色に見える。回転角180度以上にすると,図1に示した画素1の左側部分も隠すことができる。実際の画層表示素子では画素を配線でつなぐ必要がある。配線部分を図1の画素1の左側に相当する場所に配置すれば,配線部分も隠すことができる。長さ1mmの屈曲型有機アクチュエータ4の回転角と図1の画素1の左側に相当する部分を隠せる量の関係を図3に示す。図3より回転角約260度の時,最も多く隠すことができることがわかる。260度の回転角を得るための屈曲型有機アクチュエータ4の長さと膜厚の関係を図4に示す。図4はヤング率,厚さとにも同じ有機アクチュエータ膜7と絶縁膜8を使用し,有機アクチュエータ膜7を2%伸長させた場合の結果である。図4より,例えば画素1の長さを1mmにしたい場合,屈曲型有機アクチュエータ4の膜厚は約6.6マイクロメートルとすればよいことがわかる。
また,屈曲型有機アクチュエータ4の回転角を0度から260度まで連続的に変化させることにより,画素1は白黒のニ値表示だけでなく階調のあるグレーを表示できる。回転角は,有機アクチュエータ膜7に与える電流量を変えて伸縮率を変化させることで制御することができる。図5は膜厚6マイクロメートル,長さ1mmの屈曲型有機アクチュエータ4を用いた場合の有機アクチュエータ膜7の伸縮率と回転角の関係である。有機アクチュエータ膜7の伸縮率を0から約1.8%まで変化させると,回転角を0から約260度まで変えることができる。
本実施例では屈曲型有機アクチュエータの表面を黒色,下部電極の表面を白色としたが,必要に応じて塗装することで,任意の色にすることができる。また,白黒表示の画素にカラーフィルターをかけることでカラー表示をさせることもできる。
次に,クーロン力による屈曲型有機アクチュエータ1の形状保持能力について説明する。
膜厚がそれぞれ3マイクロメートルの有機アクチュエータ膜7と絶縁膜8からなるサイズが1mm × 1mmの屈曲型有機アクチュエータ4の場合,形状を下部電極5に密着した平らの状態から,屈曲しないように保持させるために必要な力は0.04グラム重以下である。そのため,30ボルト程度の電圧を下部電極5に印加すると,十分に形状を保持するために必要なクーロン力を発生させることができる。
図6は本発明の表示装置の別の形状の画素部分を示す模式図である。図6(A)は画素の屈曲型有機アクチュエータが平らな状態,図6(B)は屈曲した状態を示している。画素11は,図1の画素1と同様に屈曲型有機アクチュエータ12と,屈曲型有機アクチュエータ12の表面に接合されたアクチュエータ電極13,14および,屈曲型有機アクチュエータ12の下部に配置された表面が白色の下部電極15で構成される。画素11と図1の画素1との違いは,屈曲型有機アクチュエータ12の形状が短冊状ではなくコの字型であるところにある。そのため,アクチュエータ電極13,14が屈曲面に無いため,屈曲動作によるアクチュエータ電極13,14の劣化が少ない。
図7は本発明の表示装置の別の形状の画素部分を示す模式図である。図7(A)は画素の屈曲型有機アクチュエータが平らな状態,図7(B)は屈曲した状態を示している。図1の画素11との違いは,屈曲型有機アクチュエータ1の先端部分に非伸縮領域16を設けたところにある。非伸縮領域16は有機アクチュエータ膜7が無く,絶縁膜8のみからなる。しかし,非伸縮領域16の表の面は有機アクチュエータ膜2と同じ黒色とする。図7の画素は,屈曲型有機アクチュエータ4が回転した際,小さな回転角で,広い領域を隠すことができるといった特徴がある。
(実施例2)
本実施例では,図1で説明した画素1をマトリクス状に並べた構造の本発明のドットマトリクス型表示装置の一つの形態について説明する。
図8は本発明の表示装置の一つの形態の構成を示す概念模式図である。図8(A)は表示面から見た模式平面図,図8(B)は表示面の裏面から見た模式平面図である。表示装置20は各画素21,基板22,制御装置23からなる。各画素21は実施例1の図1の画素1と同様の構造,すなわちアクチュエータ電極24,25が接合された屈曲型アクチュエータ26と下部電極27からなる。下部電極27は基板22上の表示面に配置されているが,屈曲型有機アクチュエータ28の下に隠れているため図8(A)には表示されていない。表示面の裏面から見た図8(B)では下部電極27は見えないが,説明のため点線で図示している。基板22の表示面の裏面にはアクチュエータ電極24,25,および下部電極27と制御装置23を接続するためのアクチュエータ動作制御用配線28,29,およびアクチュエータ形状保持用配線30がある。制御装置23は画素内の屈曲型有機アクチュエータの動作および形状を保持するための制御装置であり,各画素に対し,実施例1の図1のアクチュエータ動作用制御部9およびアクチュエータ形状保持制御部10に相当する部分と,表示したい画像データに基づいて各画素のオン、オフを制御する部分が含まれている。
図8は説明のため画素数を3行3列の9個に限定して描いているが,これは構造を模式的に表すものであり,任意の数の画素数を配置することができる。
画像を表示するには,スタティック駆動の液晶ディスプレイや発光ダイオード(LED)ドットマトリクス表示器のように,表示したい画像情報に基づき,画像データを制御装置に入力し,制御装置23より各画素21の色を決定し,それぞれの色になるように各画素21に各アクチュエータデータ用配線24,25から電流信号を与えることで実現できる。二値の画像を表示する際は,実施例1の図1で説明した手順でアクチュエータデータ用配線24,25とアクチュエータ形状保持用配線26に電気信号を与えることにより,メモリー効果が使用できる。そのため,一度画像を表示した後は,画素データが変化するまで電力を消費することなく表示し続けることができる。
つぎに,本実施例のドットマトリクス型表示装置の作製方法について図9を用いて説明する。
図9(A)から図9(G)は本発明の表示装置の作製方法を示す概念模式平面図である。はじめに,通常の両面フレキシブルプリント配線板の作製法を用いて,基板22上の一方の面(表面)に四角形の下部電極27を,もう一方の面(裏面)にアクチュエータ動作制御用配線28,29,およびアクチュエータ形状保持用配線30を作製する(図9(A1),図9(A2))。図9(A1)は表面を図9(A2)は裏面を示す。ここでは通常の両面フレキシブルプリント配線板と同様に基板22にはポリイミドフィルムを使用し,下部電極27,アクチュエータ動作制御用配線28,29,およびアクチュエータ形状保持用配線30には銅を使用している。裏面のアクチュエータ動作制御用配線28,29,およびアクチュエータ形状保持用配線30の先端はスルーホール31,32,33により表面と電気的に接触している。下部電極27はスルーホール33を通してアクチュエータ形状保持用配線30と接合されている。アクチュエータ動作制御用配線28,29のスルーホール31,32は下部電極27近傍に位置している。
次に,作製した基板の表面を白色に印刷塗装する(図9(B))。このとき,スルーホール31,32の表面に露出した部分は塗装しない。そのため,スルーホール31,32の表面は導電性が維持される。
次に,基板22の表面に下部電極27がすべて隠れるように水溶性のポリビニルアルコールの犠牲層パターン34を印刷する(図9(C))。その際,スルーホール31,32近傍の辺では,下部電極27と犠牲層パターン34の辺が一致するように印刷する。
次に,基板22の表面の犠牲層パターン34上に,白色になるように顔料を混合したポリイミドインクを用い,絶縁層35を印刷する(図9(D))。絶縁層35はスルーホール31,32近傍では一部,白色に塗装した基板22上に接触しているが,それ以外は犠牲層パターン34上に下部電極27を丁度隠すような位置に印刷する。
次にアクチュエータインクを用い,アクチュエータ膜36を絶縁層35と正確に重なるように印刷する(図9(E))。アクチュエータインクとは,熱膨張を利用した自己発熱型の有機アクチュエータ材料を有機溶媒に溶解させてインク化したもので,ここでは,炭素微粒子とポリエステルをトルエン系のシンナーで溶解したインクを使用する。
次に,導電性インクを用いてアクチュエータ電極24,25をアクチュエータ膜36上に印刷する(図9(F))。アクチュエータ電極24,25はアクチュエータ膜上だけでなく,それぞれスルーホール31,32に接触するように印刷する。
最後に,全体を水に入れ,犠牲層パターン34を溶かすと,屈曲型有機アクチュエータ28は,基板22上に接触している部分を除き,基板22から剥離する。その際,アクチュエータインクの溶媒が蒸発することに伴い発生するアクチュエータ膜36の内部応力により,絶縁層25とアクチュエータ膜26からなる屈曲型有機アクチュエータ28は屈曲する(図9(G))。
本実施例では,犠牲層の上に屈曲型有機アクチュエータを作製し,犠牲層を溶かすことで屈曲型有機アクチュエータの屈曲可動な部分を作製したが,基板と屈曲型有機アクチュエータを別々に作製し,最後に貼り合せて作製することもできる。
また,本実施例では反射型表示素子について述べたが,基板22の材質をポリイミドではなく,ポリカーボネートやポリエチレンなど透明な材質のものを使用し,下部電極材料も銅ではなくITO等の透明電極材料を使用して,背面から光を透過させることにより,透過型表示素子として使用することができる。
(実施例3)
本実施例では,図1で説明した画素11をマトリクス状に並べた構造の本発明のドットマトリクス型表示装置の一つの形態について説明する。
図10は本発明の表示装置の一つの形態の構成を示す概念模式図である。図10(A)は表示面から見た模式平面図,図10(B)は表示面の裏面から見た模式平面図,図10(C)は本実施例で説明する表示装置の等価回路である。下部電極とアクチュエータ膜で,実質上コンデンサーが形成されるため,図10(C)ではこの部分をコンデンサーで表示した。
表示装置40は各画素41,基板42,各ダイオード43,スキャン制御装置44,データ制御装置45からなる。各画素41は実施例2と同様,アクチュエータ電極46,47が接合された屈曲型アクチュエータ48と下部電極49からなる。下部電極49は基板42上の表示面に配置されているが,屈曲型有機アクチュエータ48の下に隠れているため図10(A)には表示されていない。表示面の裏面から見た図10(B)では下部電極49は見えないが,説明のため点線で図示している。基板42の表示面の裏面にはスキャン用配線50,アクチュエータデータ用配線51,アクチュエータ形状保持用配線52がある。各画素41の各アクチュエータ電極46はすべて,アクチュエータデータ用配線51に接続されている。各画素41の各アクチュエータ電極47は各ダイオード43の一端に接続されている。各ダイオード43の他端はすべて,スキャン用配線50に接続されている。各画素41の各下部電極49はすべて,アクチュエータ形状保持用配線52に接続されている。スキャン用配線50はスキャン制御装置44に,アクチュエータデータ用配線51とアクチュエータ形状保持用配線52はデータ制御装置45に接続されている。スキャン用配線50とアクチュエータデータ用配線51,アクチュエータ形状保持用配線52の各交点には絶縁膜が挿入され,電気的な接触を避けている。
図10は説明のため画素数を3行3列の9個に限定して描いているが,これは構造を模式的に表すものであり,任意の数の画素数を配置することができる。
画像を表示するには,ダイナミック駆動の液晶ディスプレイやLEDドットマトリクス表示器のように,スキャン制御装置44とデータ制御装置45でタイミングを合わせながら画素に信号を与える。すなわち,スキャン制御装置44により1列目のスキャン用配線50をアクティブにするのと同時に,表示したい画像情報に基づき,色を反転したい画素のアクチュエータデータ用配線51をデータ制御装置45で設定し,電流信号を与える。すると,各画素41に直列に接続された各ダイオード43により電流のパスが制限され,1列目の設定された画素の色だけが反転する。同様に,次の行をアクティブにし,データを設定することを続けることにより,画像を表示することができる。二値の画像を表示する際は,実施例1の図1で説明した手順でアクチュエータデータ用配線51とアクチュエータ形状保持用配線52に電気信号を与えることにより,メモリー効果が使用できるため,一度画像を表示した後は,画素データが変化するまで電力を消費することなく表示し続けることができる。
本発明の表示装置では液晶や発光ダイオードによる表示装置と違い,電気的には画素は抵抗と等価であるため,画素には極性に関係なく直流電流が流れる。そのため,画素に直列にダイオードを接続しないと,アクチュエータデータ用配線で指定した画素以外の画素にも僅かに電流が流れ,クロストークが生じる。本実施例では画素に直列にダイオードを接続したが,アクティブ制御の液晶表示装置のようにトランジスタを接続することもできる。
本実施例のドットマトリクス型表示装置は,実施例2の図9を用いて説明した表示装置20の作製方法と同様の方法で作製することができる。表示装置20と表示装置40の作製上の大きな違いは,表示装置40には基板42にダイオード43が実装されているところにある。ダイオード43は通常のMIM液晶表示装置やTFD液晶表示装置と同様に,真空蒸着で基板42の必要な場所に金属,絶縁体,金属の順で積層することで作製することができる。また,有機材料を用いた塗布ダイオードを用いることもできる。さらに,画素が大きい場合は,チップダイオード素子を外付けで取り付けることも可能である。
実施例1の表示装置の画素部分の構成と動作方法を示す模式図。 実施例1の屈曲型有機アクチュエータの回転角を説明するための模式図。 長さ1mmの屈曲型有機アクチュエータ4の回転角と図1の画素1の左側に相当する部分を隠せる量の関係を示すグラフ。 260度の回転角を得るための屈曲型有機アクチュエータ4の長さと膜厚の関係を示すグラフ。 膜厚6マイクロメートル,長さ1mmの屈曲型有機アクチュエータ4を用いた場合の有機アクチュエータ膜7の伸縮率と回転角の関係を示すグラフ。 実施例1の画素の屈曲型有機アクチュエータを示す模式図。 実施例1の画素の屈曲型有機アクチュエータを示す模式図。 実施例2の表示装置の構成を示す概念模式図で,表示面から見た模式平面図。 実施例2の表示装置の作製方法を示す概念模式平面図。 実施例3の表示装置の構成を示す概念模式図。
符号の説明
1…画素,2…アクチュエータ電極,3…アクチュエータ電極,4…屈曲型有機アクチュエータ,5…下部電極,6…基板,7…有機アクチュエータ膜,8…絶縁膜,9…アクチュエータ動作制御部,10…アクチュエータ形状保持制御部,11…画素,12…屈曲型有機アクチュエータ,13…アクチュエータ電極,14…アクチュエータ電極,15…下部電極,16…非伸縮領域,20…表示装置,21…画素,22…基板,23…制御装置,24…アクチュエータ電極,25…アクチュエータ電極,26…屈曲型アクチュエータ,27…下部電極,28…アクチュエータ動作制御用配線,29…アクチュエータ動作制御用配線,30…アクチュエータ形状保持用配線,31…スルーホール,32…スルーホール,33…スルーホール,34…犠牲層パターン,35…絶縁層,36…アクチュエータ膜,40…表示装置,41…画素,42…基板,43…ダイオード,44…スキャン制御装置,45…データ制御装置,46…アクチュエータ電極,47…アクチュエータ電極,48…屈曲型有機アクチュエータ,49…下部電極,50…スキャン用配線,51…アクチュエータデータ用配線,52…アクチュエータ形状保持用配線。

Claims (12)

  1. その表面が平面状の基板と、
    前記基板の表面に設けられ、かつ、その表面が平面状である第1の電極と、
    前記第1の電極に電圧を印加するための第1の電源を有する第1の制御部と、
    前記第1の電極上に設けられ、かつ、その一端側が前記基板上に固定された自己発熱型有機アクチュエータとを有し、
    前記アクチュエータは板状の導電性有機材料部材を有し、かつ、前記有機材料部材に電力を供給するための一対の第2の電極が前記有機材料部材上に設けられ、
    前記一対の第2の電極に電圧を印加するための第2の電源を有する第2の制御部とを有し、
    (a)次いで前記アクチュエータは、初期状態において、前記一端部で固定された部分のその他の部分が前記一端部を支点として屈曲していると仮定すると、
    (b)前記一対の第2の電極に電圧を印加し、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより屈曲状態から平面の状態に変形し、
    (c)次いで前記一対の第2の電極への電圧を非印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を印加する状態とすることにより平面の状態を維持し、
    (d)次いで前記一対の第2の電極への電圧を非印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面の状態を引き続き維持し、
    (e) 次いで前記一対の第2の電極への電圧を印加とし、かつ、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面の状態を引き続き維持し、
    (f)次いで前記一対の第2の電極への電圧および、前記第1の電極には電圧を非印加する状態とすることにより平面状態から屈曲状態に変形し、
    前記アクチュエータは、前記(b)乃至(f)の操作を繰り返すことにより平面状態と屈曲状態の2つの状態をとり得るものであることを特徴とする表示装置。
  2. 前記有機材料部材が平面となっている状態において、外部から見える側の第1の面の色を第1の色とし、前記第1の面と反対側の第2の面の色を第2の色とすると、前記第1の色と前記第2の色とは異なる色であり、
    前記第1の電極の前記第1の面の部分の色が前記第2の色と実質的に同じ色であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 基板上の前記第1の電極、前記アクチュエータおよび前記第2の電極を有する対がマトリクス状に設けられ、個々のアクチュエータに接続された第1及び第2の電極に印加または非印加とする電圧を個別に制御することにより、前記個々のアクチュエータの変形動作を個別に制御することにより、ドットマトリクス状の表示を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記アクチュエータの平面形状は、長方形または正方形であって、かつ、短冊状であり、
    前記アクチュエータの一端側は前記基板上で固定され、他の部分は自由な状態となっていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 前記一対の第2の電極はそれぞれ、前記アクチュエータの屈曲方向に沿って、かつ、平行に前記アクチュエータ前記有機材料部材上に設けられていることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 前記アクチュエータの平面形状は、長方形または正方形であって、かつ、コの字状であり、
    前記アクチュエータの前記コの字状の両端部は前記基板上で固定され、他の部分は自由な状態となっていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  7. 前記一対の第2の電極の一方は前記両端部の一方の上に設けられ、前記一対の第2の電極の他方は前記両端部の他方の上に設けられていることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 前記有機材料部材が屈曲した時に伸びる側の面の側には第2の部材が固定され、前記有機材料部材の長手方向の長さよりも前記第2の部材の長手方向の長さの方が長く、前記有機材料部材および前記第2の部材のそれぞれ一端側は前記基板上で固定されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  9. 前記アクチュエータに与える電流量を変えることによりアクチュエータの伸縮量を変化させ、アクチュエータの屈曲による回転角を制御し、画素としての個々のアクチュエータの階調を制御することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  10. 前記第1の色と第2の色は、白と黒又は黒と白の対であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  11. 前記アクチュエータの伸縮動作および前記アクチュエータの下地の少なくとも一部の露出又は非露出を利用して画素とし、
    前記第1の電極、前記第2の電極への配線及び共通のグランド線の計3個の配線が複数個の前記画素の各々に接続され、
    前記第1および第2の制御部の少なくとも一方には、画面表示するデータに基づき信号をスキャンするスキャン部と前記アクチュエータの形状を制御するデータ部とを有し、
    前記画素のうちの複数個の前記屈曲型アクチュエータに信号を与えるための配線が直列に接続され前記データ部に接続され,前記画素のうちの複数個の前記第1の電極に信号を与えるための配線が直列に接続され前記データ部に接続され,前記画素のうちの複数個の前記共通のグランド線が直列に接続されスキャン部に接続されていることを特徴とした請求項1記載の表示装置。
  12. 各前記画素にダイオードを直列に接続したことを特徴とした請求項13記載の表示装置。
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