JP2008151732A - 時刻情報出力装置および時刻情報の出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】時刻信号を受信して時刻情報を取得し、取得した時刻を表示する消費電力が少ない電波時計を提供する。
【解決手段】電波時計1は、時刻信号を受信する電波受信部10と、データ列のデータを復調する復号部38と、復調されたデータの中からデータ列の区切りを検出するデータ区切り検出部105と、検出されたデータ列の区切りから最初に復調された開始データを起点としてデータ列の第1のデータを取得する第1データ取得部110と、取得された第1のデータの長さに基づき、データ列のデータ領域を推定するデータ領域推定部115と、第1のデータを含むデータ列に続くデータ列の先頭データを起点として、データ領域に応じた所定の位置まで第2のデータを取得する第2データ取得部120と、取得されたデータの有効を判定するデータ判定部130と、有効と判定された場合に、データに含まれる時刻情報を出力する時刻情報出力部60とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】電波時計1は、時刻信号を受信する電波受信部10と、データ列のデータを復調する復号部38と、復調されたデータの中からデータ列の区切りを検出するデータ区切り検出部105と、検出されたデータ列の区切りから最初に復調された開始データを起点としてデータ列の第1のデータを取得する第1データ取得部110と、取得された第1のデータの長さに基づき、データ列のデータ領域を推定するデータ領域推定部115と、第1のデータを含むデータ列に続くデータ列の先頭データを起点として、データ領域に応じた所定の位置まで第2のデータを取得する第2データ取得部120と、取得されたデータの有効を判定するデータ判定部130と、有効と判定された場合に、データに含まれる時刻情報を出力する時刻情報出力部60とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、受信した時刻情報を出力する時刻情報出力装置および時刻情報の出力方法に関する。
電波で送信される時刻情報を受信して、正確な時刻情報を取得する電波時計は、地上基地局から送信される長波帯域の標準電波や、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される極超短波帯域の時刻データを受信する方法に加え、近年では、下記特許文献1に記載されているように、移動通信を目的として、CDMA(Code Division Multiple Access)変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻信号を受信して、正確な時刻を取得する時計装置が提案されている。このような極超短波帯域の電波は、種々の中継局から遍く中継されるため、長波帯域の標準電波やGPS衛星からの電波と比較して、建物の中や地下のような様々な移動先においても、良好に受信できることが知られている。また、CDMAによる方式では、基地局から同期通信により送信されるため、受信開始時に、パイロットPN(Pseudo Noise:擬似雑音)をサーチして、シンクチャンネルのメッセージを受信することにより、GPS時刻、うるう秒、ローカルオフセットおよびサマータイムの情報を取得できることが知られている。
しかしながら、シンクチャンネルのメッセージは、所定の長さを有するデータ列のフォーマットに従い送信されるため、メッセージの先頭を見つけるためには、最大で1つのメッセージ分のデータを取得して検出する必要があり、更に、見つけた先頭から時刻情報を取得するために、1つのメッセージ分のデータを更に取得して復調する必要があった。従って、受信を開始してから時刻情報のデータを取得できるまでに、1つのメッセージ分のデータを更に復調するための時間を要すると共に、これらのデータを処理するために数十mAの電力を数百ミリ秒間に渡り消費するため、このような時計装置の消費電力を低減することは難しかった。
上記した課題を解決するために、本発明の時刻情報出力装置は、データ列の先頭を示す先頭データと、時刻に関する情報を含む一方のデータ領域と、時刻の経過に応じてデータが更新される可能性が小さい他方のデータ領域と、データの誤りを判定するための誤り検出データ領域とを一定の順序で含むデータ列が順次変調されて送信される時刻信号を受信して復調し、時刻に関する情報を出力する時刻情報出力装置であって、前記時刻信号を受信する受信手段と、前記受信した時刻信号から前記データ列を順次復調する復調手段と、前記復調されたデータの中から前記先頭データを抽出することで、前記データ列の区切りを検出する検出手段と、最初に復調された開始データを起点として、当該開始データを含む最初のデータ列の前記区切りまでの第1のデータを取得する第1の取得手段と、前記取得された第1のデータの長さに基づき、前記開始データが含まれる前記データ列のデータ領域を推定する推定手段と、前記推定されたデータ領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、前記一方のデータ領域の少なくとも時刻に関する情報が取得可能な位置まで、もしくは、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが前記データ列の長さと略同一になる位置までを、第2のデータとして取得する第2の取得手段と、前記取得された2つのデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、前記取得された2つのデータの有効を判定する判定手段と、前記判定手段で有効と判定された場合に、前記2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、最初に復調された開始データを先頭に、この開始データを含むデータ列の第1のデータが取得されると共に、取得された第1のデータの長さから、開始データが含まれるデータ列の領域を推定し、推定された領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、時刻に関する情報が取得可能な位置、または、第1のデータ長さと合算したデータ長さがデータ列の長さと略同一になる位置までの第2のデータを取得すると共に、第1のデータおよび第2のデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、取得されたデータの有効が判定され、有効と判定された場合に、2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報が出力される。従って、開始データが含まれるデータ列の領域に依らず、開始データを起点とするデータ列の一部のデータと、次のデータ列の所定の位置までの一部のデータとを用いることにより、次のデータ列の先頭から改めて全てのデータを取得すること無く、データの有効性の判定および時刻情報の取得を行うことができることから、データの取得や復調に要する時間を短縮できると共に、これらの処理に伴う電力の消費を低減できる。
本発明の時刻情報出力装置は、前記推定手段で、前記開始データが前記一方のデータ領域に含まれると推定された場合、前記第2の取得手段は、前記次のデータ列の先頭データを起点として、前記時刻に関する情報が取得可能な位置までを前記第2のデータとして取得すると共に、前記判定手段は、前記第1のデータおよび前記第2のデータが含む時刻の情報に基づいて判定し、前記推定手段で、前記開始データが前記他方のデータ領域に含まれると推定された場合、前記第2の取得手段は、前記次のデータ列の先頭データを起点として、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが、前記データ列の長さと略同一になるまでを前記第2のデータとして取得すると共に、前記判定手段は、前記第1のデータおよび前記第2のデータの何れかが含む前記誤り検出データ領域を参照して判定することが好ましい。
この発明によれば、推定された領域が時刻に関する情報を含む領域である場合は、第2のデータは、次に復調されたデータ列から、時刻に関する情報が取得可能になるまで取得されるため、2つのデータが含む時刻情報に基づき、データの有効を判定できる。他方で、推定された領域が時刻の経過に応じてデータが更新される可能性が小さい領域である場合は、第2のデータは、次に復調されたデータ列から、第1のデータ長さと合算したデータ長さがデータ列の長さと略同一になるまで取得されるため、2つのデータの何れかに含まれる誤り検出データ領域を参照してデータの有効を判定できる。
本発明の時刻情報出力装置では、前記判定手段は、前記推定手段で、前記開始データが前記一方のデータ領域に含まれると推定された場合、前記2つのデータがそれぞれ含む時刻の情報の時間差に基づき判定することが好ましい。
この発明によれば、時刻の情報が同一でない場合においても、データの有効を判定できる。
この発明によれば、時刻の情報が同一でない場合においても、データの有効を判定できる。
本発明の時刻情報出力装置は、前記時刻に関する情報を記憶する記憶手段を更に備え、前記判定手段は、前記第1のデータが示す時刻の情報の一部が欠落する場合、前記記憶された時刻情報を当該欠落する部分に補填して判定することが好ましい。
この発明によれば、時刻の情報の一部が欠落した場合においても、データの有効を判定できる。
この発明によれば、時刻の情報の一部が欠落した場合においても、データの有効を判定できる。
本発明の時刻情報出力装置では、前記記憶手段は、更に、前記誤り検出データ領域を記憶し、前記判定手段は、前記推定手段で、前記開始データが前記他方のデータ領域に含まれると推定された場合、前記記憶された誤り検出データ領域を参照して判定しても良い。また、本発明の時刻情報出力装置では、前記時刻信号は、CDMA変調されても良い。
上記した課題を解決するために、本発明の時刻情報の出力方法は、データ列の先頭を示す先頭データと、時刻に関する情報を含む一方のデータ領域と、時刻の経過に応じてデータが更新される可能性が小さい他方のデータ領域と、データの誤りを判定するための誤り検出データ領域とを一定の順序で含むデータ列が順次変調されて送信される時刻信号を受信して復調し、時刻に関する情報を出力する時刻情報の出力方法であって、前記時刻信号を受信する受信工程と、前記受信した時刻信号から前記データ列を順次復調する復調工程と、前記復調されたデータの中から前記先頭データを抽出することで、前記データ列の区切りを検出する検出工程と、最初に復調された開始データを起点として、当該開始データを含む最初のデータ列の前記区切りまでの第1のデータを取得する第1の取得工程と、前記取得された第1のデータの長さに基づき、前記開始データが含まれる前記データ列のデータ領域を推定する推定工程と、前記推定されたデータ領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、前記一方のデータ領域の少なくとも時刻に関する情報が取得可能な位置まで、もしくは、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが前記データ列の長さと略同一になる位置までを、第2のデータとして取得する第2の取得工程と、前記取得された2つのデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、前記取得された2つのデータの有効を判定する判定工程と、前記判定工程で有効と判定された場合に、前記2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報を出力する出力工程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、最初に復調された開始データを先頭に、この開始データを含むデータ列の第1のデータが取得されると共に、取得された第1のデータの長さから、開始データが含まれるデータ列の領域を推定し、推定された領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、時刻に関する情報が取得可能な位置、または、第1のデータ長さと合算したデータ長さがデータ列の長さと略同一になる位置までの第2のデータを取得すると共に、第1のデータおよび第2のデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、取得されたデータの有効が判定され、有効と判定された場合に、2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報が出力される。従って、開始データが含まれるデータ列の領域に依らず、開始データを起点とするデータ列の一部のデータと、次のデータ列の所定の位置までの一部のデータとを用いることにより、次のデータ列の先頭から改めて全てのデータを取得すること無く、データの有効性の判定および時刻情報の取得を行うことができることから、データの取得や復調に要する時間を短縮できると共に、これらの処理に伴う電力の消費を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、時刻情報を含む電波を受信して時刻を表示する電波時計を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施の形態として時刻情報取得装置を適用した電波時計の構成を示すブロック図である。電波時計1は、CDMA変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻情報を受信して、時刻情報が有する正確な時刻を表示する。この電波時計1は、時刻情報がCDMA変調されて送信された電波を、アンテナ15を用いて受信する電波受信部10と、電波受信部10で受信された電波の高周波信号をベースバンド信号に変換すると共に、AD変換してデジタル信号に変換するRF処理部20と、位相が直交する2つのデジタル信号(I信号、Q信号)に対してCDMAの復調処理を施すベースバンド処理部30と、復調されたデータから時刻に関する情報を抽出する時刻情報抽出部50と、抽出された時刻情報を出力する時刻情報出力部60とを備える。
図1は、本発明の実施の形態として時刻情報取得装置を適用した電波時計の構成を示すブロック図である。電波時計1は、CDMA変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻情報を受信して、時刻情報が有する正確な時刻を表示する。この電波時計1は、時刻情報がCDMA変調されて送信された電波を、アンテナ15を用いて受信する電波受信部10と、電波受信部10で受信された電波の高周波信号をベースバンド信号に変換すると共に、AD変換してデジタル信号に変換するRF処理部20と、位相が直交する2つのデジタル信号(I信号、Q信号)に対してCDMAの復調処理を施すベースバンド処理部30と、復調されたデータから時刻に関する情報を抽出する時刻情報抽出部50と、抽出された時刻情報を出力する時刻情報出力部60とを備える。
ベースバンド処理部30は、同期部32と、逆拡散部34と、変調判定部36と、復号部38とを備える。I信号およびQ信号は、それぞれ同期部32と逆拡散部34に入力され、同期部32は、基地局を識別するために短周期PNコードのタイミング同期をベースバンド信号から取り、逆拡散部34に通知する。逆拡散部34は、タイミング同期に基づいて、I信号とQ信号に短周期PNコードを乗算すると共に、チャネライゼーション符号であるWalshコードの0番を乗算して積分することでパイロットチャネルを復調し、Walshコードの32番を乗算して積分することでシンクチャネルを復調する。尚、パイロットチャネルは、基地局と受信機の同期を取るために用いられ、シンクチャネルは、基地局から時刻情報やシステム設定情報等を通知するために用いられる。変調判定部36は、パイロットチャネルにより位相回転を除外し、シンクチャネルの二位相偏移変調(BPSK)データを判定する。復号部38は、基地局からのデータ送信時にリピータおよびインターリーバにより施されたデータの順序の並び換えを、デインターリーバおよびデリピータにより元の順序に戻す。更に、復号部38は、送信時に施された畳み込み符号化処理と逆の処理を、図示を略した誤り訂正処理部で処理することにより、128ビット単位で送信されたデータを32ビット単位に復元する。このベースバンド処理部30で復号されたデータのうち、シンクチャネルのメッセージデータは、時刻情報抽出部50に送られる。
図2は、時刻情報抽出部50の構成を示すブロック図である。また、図3は、シンクチャネルのメッセージデータのデータ領域を説明する図であり、図4は、シンクチャネルのメッセージデータの分割を説明する図である。この時刻情報抽出部50の機能の説明と理解を容易にすべく、図3および図4も参照して説明する。時刻情報抽出部50は、データ入力部100と、データ区切り検出部105と、第1データ取得部110と、データ領域推定部115と、第2データ取得部120と、時刻情報保持部125と、データ判定部130と、データ形式変換部140とを備える。
データ入力部100は、ベースバンド処理部30で復調されたシンクチャネルのメッセージデータが順次連続して入力される。データ区切り検出部105は、復調されたメッセージデータの中から、メッセージデータの先頭データを検出することで、データ列の区切りを検出する。ここで、シンクチャネルのメッセージデータは、図4に示すように、32ビット単位の9ブロックで区切られ、それぞれのブロックの先頭には、先頭を示すSOM(Start Of Message)ビットが付加される。このSOMビットには、メッセージデータのデータ列の先頭を示すビット(SOM1)と、それぞれのブロックの先頭を示すビット(SOM0)とが定義される。このデータ区切り検出部105は、入力されたデータからSOM1を検出して、第1データ取得部110にデータ列の区切りを通知する。また、8ブロックおよび9ブロックには、メッセージデータの長さを93ビットの整数倍にするための0値が挿入される。
第1データ取得部110は、データ区切り検出部105で検出されたデータ列の区切りに基づき、最初に復調された開始データを起点として、この開始データを含む最初のデータ列の第1のデータを取得する。本実施形態1では、入力されたデータは、例えばFIFO(First In First Out)メモリに順次保持されると共に、SOM1の検出を受けて、第1データ取得部110は、このSOM1の直前までの保持されたデータを第1のデータとして取得する。この第1データ取得部110で取得された第1のデータは、データ領域推定部115とデータ判定部130に送られる。
データ領域推定部115は、取得された第1のデータの長さに基づき、開始データが含まれるシンクチャネルのメッセージデータのデータ領域、即ち、フィールドを推定する。メッセージデータのフィールドは、図3に示すように、それぞれ所定のビット数で定義されており、このメッセージデータの先頭を示すSOM1から逆算することで、開始データが含まれるフィールドを算出できるため、この開始データが含まれる32ビット単位のブロックを推定できる。尚、メッセージデータのフィールドのうち、通話のためのパラメータであるLC_STATEと、時刻情報を含むSYS_TIMEは、メッセージデータが取得される都度、データの値が変化する可能性が極めて大きいパラメータであり、その他のパラメータは、時間の経過に応じて更新される可能性が小さく、特に連続してメッセージデータが取得される場合は、略同値である可能性は極めて大きい。ここで推定されたブロックに関する情報は、第2データ取得部120に送られる。
第2データ取得部120は、データ領域推定部115から送られるブロックに関する情報に基づき、最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、SOM1から推定されたデータ領域に応じた所定の位置までの第2のデータを取得する。本実施形態1では、第2データ取得部120は、SOM1を先頭として、開始データが含まれるブロックに応じたデータ位置までのデータを取得する。即ち、データ領域推定部115で、開始データがLC_STATEやSYS_TIMEのデータ領域に含まれると推定された場合、第2データ取得部120は、時刻に関する情報が取得可能な位置(SYS_TIMEの終端部)まで第2のデータを取得する。他方で、データ領域推定部115において、開始データがSYS_TIMEのデータ領域よりも前の領域に含まれると推定された場合、第2データ取得部120は、第1のデータ長さと合算したデータ長さが、データ列の長さと略同一になるまで、第2のデータを取得する。また、データ判定部130は、取得された第1のデータおよび第2のデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、取得されたデータの有効を判定する。尚、第2データ取得部120およびデータ判定部130における処理の詳細は、後述する。
データ判定部130において有効と判定されたデータは、データ形式変換部140に送られる。また、時刻情報保持部125は、SYS_TIMEのパラメータ値を含む時刻情報を保持する。
データ形式変換部140は、データ判定部130から送られるデータから、日時や時刻に関する情報を取り出し、所定の表示形式に変換して出力する。このデータ形式変換部140から出力された日時や時刻に関する情報は、時刻情報出力部60(図1)に送られ、表示や印刷されるべく、他の機器に対して出力される。尚、図示は略すが、これらの各機能部を含む時刻情報抽出部50は、ベースバンド処理部30の復号部38等に対して、所望の時刻情報が取得できた場合に、データの復号処理を一時的に停止させるべく指示する構成であっても良い。
上記したこれらの各機能部は、図示は略すが、電気回路で実現させても良く、また、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびメモリカード等で構成され、これらのハードウェアとソフトウェアとを協働させて実現しても良い。
上記したこれらの各機能部は、図示は略すが、電気回路で実現させても良く、また、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびメモリカード等で構成され、これらのハードウェアとソフトウェアとを協働させて実現しても良い。
図5は、電波時計1により時刻情報が表示される処理の流れを説明するフローチャートである。この処理が開始されると、最初に、ステップS200において、電波時計1は、時刻情報を含むCDMA変調された信号を受信する。次に、ステップS205において、電波時計1は、受信した信号を順次復調して、シンクチャネルのメッセージデータを取り出す。
次に、ステップS210において、電波時計1は、復調されたデータの先頭を示す開始データから、SOM1を検出するまでデータを読込む。
続いて、ステップS215において、電波時計1は、SOM1を検出したデータの位置から、読込みを開始したブロックを特定する。次に、ステップS220において、電波時計1は、特定したブロックに応じて、時刻情報を取得する。
次に、ステップS210において、電波時計1は、復調されたデータの先頭を示す開始データから、SOM1を検出するまでデータを読込む。
続いて、ステップS215において、電波時計1は、SOM1を検出したデータの位置から、読込みを開始したブロックを特定する。次に、ステップS220において、電波時計1は、特定したブロックに応じて、時刻情報を取得する。
(1)読込みを開始したブロックが、2ブロックまたは3ブロックである場合(ステップS220において、2、3ブロック)、ステップS230において、電波時計1は、これまで読込んだデータを保持し、ステップS235において、電波時計1は、次のデータ列であるメッセージデータを読込む。
次に、ステップS240において、電波時計1は、次のメッセージデータを開始データの位置まで読込んだか、否かを判定し、開始データの位置まで読込まれていない場合(ステップS240でNo)、ステップS235に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、開始データの位置まで読込まれた場合(ステップS240でYes)、ステップS245に進み、電波時計1は、読込まれたデータに対して、連続して出現する誤りの検出が可能な誤り検出方式である巡回冗長検査(CRCチェック)のための演算を施す。更に、ステップS250において、電波時計1は、ステップS230で保持したデータに対して、同様の演算を施す。続いて、ステップS255において、電波時計1は、2つのCRC演算の値を比較する。
次に、ステップS240において、電波時計1は、次のメッセージデータを開始データの位置まで読込んだか、否かを判定し、開始データの位置まで読込まれていない場合(ステップS240でNo)、ステップS235に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、開始データの位置まで読込まれた場合(ステップS240でYes)、ステップS245に進み、電波時計1は、読込まれたデータに対して、連続して出現する誤りの検出が可能な誤り検出方式である巡回冗長検査(CRCチェック)のための演算を施す。更に、ステップS250において、電波時計1は、ステップS230で保持したデータに対して、同様の演算を施す。続いて、ステップS255において、電波時計1は、2つのCRC演算の値を比較する。
次に、ステップS320において、電波時計1は、2つのCRC演算値の比較結果から、読込んだデータは正常であるか、否かを判定し、読込んだデータが正常である場合(ステップS320でYes)、電波時計1は、ステップS325において、保持されたデータから、SYS_TIMEのパラメータに対応する時刻情報を取得し、所定のフォーマット形式に変換する。続いて、ステップS330において、電波時計1は、所定のフォーマット形式に変換された時刻情報を表示して一連の処理を終了する。他方で、読込んだデータが正常でない場合(ステップS320でNo)、何もせずに終了する。この場合、所定の時間を置いて、再度、電波時計1により時刻情報が表示される処理が開始されても良い。
(2)読込みを開始したブロックが、4ブロックまたは5ブロックである場合(ステップS220において、4、5ブロック)、ステップS260において、電波時計1は、これまで読込んだデータから、SYS_TIMEのパラメータに対応する時刻情報を保持する。次に、ステップS265において、電波時計1は、次のデータ列であるメッセージデータを読込む。
次に、ステップS270において、電波時計1は、読込んだデータから時刻情報が取得可能であるか、否かを判定し、読込んだデータから時刻情報が取得できない場合(ステップS270でNo)、ステップS265に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、読込んだデータから時刻情報が取得できる場合(ステップS270でYes)、ステップS275に進み、電波時計1は、読込んだデータから、SYS_TIMEのパラメータに対応する時刻情報を保持する。
次に、ステップS270において、電波時計1は、読込んだデータから時刻情報が取得可能であるか、否かを判定し、読込んだデータから時刻情報が取得できない場合(ステップS270でNo)、ステップS265に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、読込んだデータから時刻情報が取得できる場合(ステップS270でYes)、ステップS275に進み、電波時計1は、読込んだデータから、SYS_TIMEのパラメータに対応する時刻情報を保持する。
次に、ステップS280において、電波時計1は、特定したブロックが5ブロックであるか、否かを判定し、特定したブロックが5ブロックである場合(ステップS280でYes)、ステップS285に進み、電波時計1は、最初に保持された時刻情報に、予め記憶されている時刻情報の一部を付加する。これは、最初に保持された時刻情報には、4ブロックに含まれるSYS_TIMEのパラメータの上位10ビットが欠如しているためであり、この上位10ビットは、4ヶ月程度は変化しない値であるので、最初に保持された時刻情報に、予め取得されて時刻情報保持部125で保持された上位10ビットのデータを付加しても略問題無い。
他方で、特定したブロックが4ブロックである場合(ステップS280でNo)、次のステップS290に進む。
他方で、特定したブロックが4ブロックである場合(ステップS280でNo)、次のステップS290に進む。
次に、ステップS290において、電波時計1は、保持された2つの時刻情報を比較する。尚、本実施形態1では、最初に保持された時刻情報に欠如したデータを付加したが、2番目に保持された時刻情報から、最初に保持された時刻情報が欠如するデータを除外し、2つの時刻情報を比較しても良い。更に、時刻情報は、SYS_TIMEのパラメータに限定されるものでは無く、図3に示すLP_SEC、LTM_OFFおよびDAYLT等のパラメータも加えて比較しても良い。
続いて、ステップS320において、電波時計1は、2つの時刻情報から、読込んだデータは正常であるか、否かを判定する。この場合、2つの時刻情報は、所定の時間を経て送信されているため、全く同一の時刻情報にはならない。この場合、シンクチャネルのデータは、80ms毎のスーパーフレームと呼ばれる単位の整数倍の長さで送られる。この整数値は、図3に示すMSG_LENGTHのパラメータが示す値に入るため、連続するシンクチャネルのSYS_TIMEのパラメータは、80msの整数倍だけ異なる。従って、2つの時刻情報が上記の関係を満たせば、読込んだデータは正しいと判断できる。尚、このステップS320以降の処理は、前記した(1)と同様であるため、説明を略す。
続いて、ステップS320において、電波時計1は、2つの時刻情報から、読込んだデータは正常であるか、否かを判定する。この場合、2つの時刻情報は、所定の時間を経て送信されているため、全く同一の時刻情報にはならない。この場合、シンクチャネルのデータは、80ms毎のスーパーフレームと呼ばれる単位の整数倍の長さで送られる。この整数値は、図3に示すMSG_LENGTHのパラメータが示す値に入るため、連続するシンクチャネルのSYS_TIMEのパラメータは、80msの整数倍だけ異なる。従って、2つの時刻情報が上記の関係を満たせば、読込んだデータは正しいと判断できる。尚、このステップS320以降の処理は、前記した(1)と同様であるため、説明を略す。
(3)読込みを開始したブロックが、2ブロック、3ブロック、4ブロックおよび5ブロックの何れでも無い場合(ステップS220において、その他のブロック)、ステップS300において、電波時計1は、次のメッセージデータを読込む。尚、図示は略すが、読込みを開始したブロックが1ブロックの場合は、このまま同一のメッセージデータを読込み、従来と同一の処理を行う。
次に、ステップS305において、電波時計1は、次のメッセージデータを開始データの位置まで読込んだか、否かを判定し、開始データの位置まで読込まれていない場合(ステップS305でNo)、ステップS300に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、開始データの位置まで読込まれた場合(ステップS305でYes)、ステップS310に進み、電波時計1は、読込まれたデータに対して、CRCチェックのための演算を施す。
次に、ステップS305において、電波時計1は、次のメッセージデータを開始データの位置まで読込んだか、否かを判定し、開始データの位置まで読込まれていない場合(ステップS305でNo)、ステップS300に戻り、更にメッセージデータを読込む。他方で、開始データの位置まで読込まれた場合(ステップS305でYes)、ステップS310に進み、電波時計1は、読込まれたデータに対して、CRCチェックのための演算を施す。
続いて、ステップS320において、電波時計1は、CRCチェックの結果から、読込んだデータは正常であるか、否かを判定する。尚、このステップS320以降の処理は、前記した(1)と同様であるため、説明を略す。
上記した処理により、シンクチャネルのメッセージデータは、最初に復調されるデータがどのブロックであっても、そのブロックに応じた適切な処理が実行される。
上記した処理により、シンクチャネルのメッセージデータは、最初に復調されるデータがどのブロックであっても、そのブロックに応じた適切な処理が実行される。
以上述べた実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)データ列の先頭を検索した後、改めてデータ列を取得すること無く、時刻情報を取得できるため、電波時計1の時刻更新処理が高速化され、より正確な時刻表示が可能になる。
(1)データ列の先頭を検索した後、改めてデータ列を取得すること無く、時刻情報を取得できるため、電波時計1の時刻更新処理が高速化され、より正確な時刻表示が可能になる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図6および図7を参照して説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。図6は、時刻情報抽出部50の構成を示すブロック図である。この時刻情報抽出部50は、実施形態1と比較して、CRC情報保持部135が追加されている。このCRC情報保持部135は、メッセージデータの1ブロックおよび2ブロックに含まれるデータのCRC演算値を保持する。メッセージデータの1ブロックおよび2ブロックには、MSG_LENGTH、MSG_TYPE、P_REV、MIN_P_REV、SIDおよびNIDのフィールドが含まれ、これらの値は、少なくとも1日ではほとんど変化しないため、最後に時刻情報を取得してから長く時間が経過していない場合、これらの値に対応するCRC演算の値は同じ値となる。従って、CRC情報保持部135に、1ブロックおよび2ブロックのCRC演算値を保持しておくことにより、取得すべきCRC演算値は、1つで良い。
次に、本発明の実施形態2について、図6および図7を参照して説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。図6は、時刻情報抽出部50の構成を示すブロック図である。この時刻情報抽出部50は、実施形態1と比較して、CRC情報保持部135が追加されている。このCRC情報保持部135は、メッセージデータの1ブロックおよび2ブロックに含まれるデータのCRC演算値を保持する。メッセージデータの1ブロックおよび2ブロックには、MSG_LENGTH、MSG_TYPE、P_REV、MIN_P_REV、SIDおよびNIDのフィールドが含まれ、これらの値は、少なくとも1日ではほとんど変化しないため、最後に時刻情報を取得してから長く時間が経過していない場合、これらの値に対応するCRC演算の値は同じ値となる。従って、CRC情報保持部135に、1ブロックおよび2ブロックのCRC演算値を保持しておくことにより、取得すべきCRC演算値は、1つで良い。
図7は、電波時計1により時刻情報が表示される処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS220において、電波時計1は、特定したブロックに応じて、時刻情報を取得し、読込みを開始したブロックが、2ブロックまたは3ブロックである場合(ステップS220において、2、3ブロック)、ステップS252において、電波時計1は、これまで読込んだデータに対してCRC演算を施し、CRC演算値を算出する。続いて、ステップS253において、電波時計1はCRC情報保持部135に保持されたCRC演算値を取得し、ステップS255において2つのCRC演算値を比較する。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた(1)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(2)比較すべきCRC演算値を取得するために、次のデータ列から所定のデータを読込むことが不要になるため、電波時計1で時刻情報を取得するための処理が簡素化でき、消費電力も低減できる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)メッセージデータのブロックが2ブロックのように、データの値がほとんど変化しないようなブロックは、復調されたデータの並びからブロックを識別できるため、データを読込んでいる最中に、2ブロックであると判断できた時点で、CRC情報保持部135からCRC情報を読み出し、リアルタイムでCRCを演算して比較しても良い。
(2)比較すべきCRC演算値を取得するために、次のデータ列から所定のデータを読込むことが不要になるため、電波時計1で時刻情報を取得するための処理が簡素化でき、消費電力も低減できる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)メッセージデータのブロックが2ブロックのように、データの値がほとんど変化しないようなブロックは、復調されたデータの並びからブロックを識別できるため、データを読込んでいる最中に、2ブロックであると判断できた時点で、CRC情報保持部135からCRC情報を読み出し、リアルタイムでCRCを演算して比較しても良い。
1…電波時計、10…電波受信部、15…アンテナ、20…RF処理部、30…ベースバンド処理部、32…同期部、34…逆拡散部、36…変調判定部、38…復号部、50…時刻情報抽出部、60…時刻情報出力部、100…データ入力部、105…データ区切り検出部、110…第1データ取得部、115…データ領域推定部、120…第2データ取得部、125…時刻情報保持部、130…データ判定部、135…CRC情報保持部、140…データ形式変換部。
Claims (7)
- データ列の先頭を示す先頭データと、時刻に関する情報を含む一方のデータ領域と、時刻の経過に応じてデータが更新される可能性が小さい他方のデータ領域と、データの誤りを判定するための誤り検出データ領域とを一定の順序で含むデータ列が順次変調されて送信される時刻信号を受信して復調し、時刻に関する情報を出力する時刻情報出力装置であって、
前記時刻信号を受信する受信手段と、
前記受信した時刻信号から前記データ列を順次復調する復調手段と、
前記復調されたデータの中から前記先頭データを抽出することで、前記データ列の区切りを検出する検出手段と、
最初に復調された開始データを起点として、当該開始データを含む最初のデータ列の前記区切りまでの第1のデータを取得する第1の取得手段と、
前記取得された第1のデータの長さに基づき、前記開始データが含まれる前記データ列のデータ領域を推定する推定手段と、
前記推定されたデータ領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、前記一方のデータ領域の少なくとも時刻に関する情報が取得可能な位置まで、もしくは、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが前記データ列の長さと略同一になる位置までを、第2のデータとして取得する第2の取得手段と、
前記取得された2つのデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、前記取得された2つのデータの有効を判定する判定手段と、
前記判定手段で有効と判定された場合に、前記2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする時刻情報出力装置。 - 請求項1に記載の時刻情報出力装置において、
前記推定手段で、前記開始データが前記一方のデータ領域に含まれると推定された場合、
前記第2の取得手段は、前記次のデータ列の先頭データを起点として、前記時刻に関する情報が取得可能な位置までを前記第2のデータとして取得すると共に、
前記判定手段は、前記第1のデータおよび前記第2のデータが含む時刻の情報に基づいて判定し、
前記推定手段で、前記開始データが前記他方のデータ領域に含まれると推定された場合、
前記第2の取得手段は、前記次のデータ列の先頭データを起点として、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが、前記データ列の長さと略同一になるまでを前記第2のデータとして取得すると共に、
前記判定手段は、前記第1のデータおよび前記第2のデータの何れかが含む前記誤り検出データ領域を参照して判定することを特徴とする時刻情報出力装置。 - 請求項2に記載の時刻情報出力装置において、
前記判定手段は、
前記推定手段で、前記開始データが前記一方のデータ領域に含まれると推定された場合、
前記2つのデータがそれぞれ含む時刻の情報の時間差に基づき判定することを特徴とする時刻情報出力装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の時刻情報出力装置において、
前記時刻に関する情報を記憶する記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、
前記第1のデータが示す時刻の情報の一部が欠落する場合、
前記記憶された時刻情報を当該欠落する部分に補填して判定することを特徴とする時刻情報出力装置。 - 請求項4に記載の時刻情報出力装置において、
前記記憶手段は、更に、前記誤り検出データ領域を記憶し、
前記判定手段は、
前記推定手段で、前記開始データが前記他方のデータ領域に含まれると推定された場合、
前記記憶された誤り検出データ領域を参照して判定することを特徴とする時刻情報出力装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載の時刻情報出力装置において、
前記時刻信号は、CDMA変調されていることを特徴とする時刻情報出力装置。 - データ列の先頭を示す先頭データと、時刻に関する情報を含む一方のデータ領域と、時刻の経過に応じてデータが更新される可能性が小さい他方のデータ領域と、データの誤りを判定するための誤り検出データ領域とを一定の順序で含むデータ列が順次変調されて送信される時刻信号を受信して復調し、時刻に関する情報を出力する時刻情報の出力方法であって、
前記時刻信号を受信する受信工程と、
前記受信した時刻信号から前記データ列を順次復調する復調工程と、
前記復調されたデータの中から前記先頭データを抽出することで、前記データ列の区切りを検出する検出工程と、
最初に復調された開始データを起点として、当該開始データを含む最初のデータ列の前記区切りまでの第1のデータを取得する第1の取得工程と、
前記取得された第1のデータの長さに基づき、前記開始データが含まれる前記データ列のデータ領域を推定する推定工程と、
前記推定されたデータ領域に応じて、前記最初のデータ列に続く次のデータ列の先頭データを起点として、前記一方のデータ領域の少なくとも時刻に関する情報が取得可能な位置まで、もしくは、前記第1のデータ長さと合算したデータ長さが前記データ列の長さと略同一になる位置までを、第2のデータとして取得する第2の取得工程と、
前記取得された2つのデータの少なくとも1つが含む所定の情報から、前記取得された2つのデータの有効を判定する判定工程と、
前記判定工程で有効と判定された場合に、前記2つのデータの少なくとも一方が含む時刻に関する情報を出力する出力工程とを備えることを特徴とする時刻情報の出力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006342303A JP2008151732A (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 時刻情報出力装置および時刻情報の出力方法 |
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JP2006342303A Withdrawn JP2008151732A (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 時刻情報出力装置および時刻情報の出力方法 |
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- 2006-12-20 JP JP2006342303A patent/JP2008151732A/ja not_active Withdrawn
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