JP2008175671A - 受信装置、電波時計および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻信号を受信して時刻情報を取得し、取得した時刻を表示する消費電力が少ない電波時計を提供する。
【解決手段】電波時計1は、周期的に連続し、所定の情報を示すデータの位置が規定されたデータ列であって、当該データ列が符号化され、所定の通信方式で変調されて送信された通信信号を受信する電波受信部10と、前記受信された通信信号から、前記データ列を構成する符号化された符号データを復調する復調手段と、前記符号データの中から、前記データ列の区切りを検出する先頭検出部55と、前記検出された区切りで区画される前記データ列の先頭を基準に、前記符号データの中から、前記所定の情報を示すデータに対応する符号データを選別するデータ選別部60と、少なくとも前記選別された符号データを復号して、前記所定の情報を復元する復号部50とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、周期的に連続するデータ列の信号を受信する受信装置、電波時計および受信方法に関する。
電波により送信される時刻信号を受信して、正確な時刻情報を表示する電波時計は、地上基地局から送信される長波帯域の標準電波や、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される極超短波帯域の時刻信号を受信する方法に加え、近年では、下記特許文献1に記載されているように、移動通信を目的として、CDMA(Code Division Multiple Access)変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻信号を受信して、正確な時刻を取得する時計装置が提案されている。このような極超短波帯域の電波は、種々の中継局から遍く中継されるため、長波帯域の標準電波やGPS衛星からの電波と比較して、建物の中や地下のような様々な移動先においても、良好に受信できることが知られている。また、CDMA方式の電波を受信する時計装置は、受信開始時において、パイロットチャンネルの信号を復調して基地局との間で同期を取った後に、シンクチャンネルの信号を復調して復号することにより、シンクチャンネルの信号に含まれるデータ列を復元し、復元したデータ列から基準時刻を示すGPS時刻を取得できることに加え、データ列に含まれる基準時刻との時差やサマータイム(Daylight Saving Time)等の情報も取得できるため、時差やサマータイムを自動的に補正する腕時計や携帯時計などの時計装置に適用される。
特開2000−321383号公報
上記した時計装置が移動された場合、この時計装置は、移動先の地域に応じた時刻情報を迅速に表示すべく、シンクチャンネルの信号に含まれるデータ列を、例えば10分に1回程度の頻度で、先頭のデータから終端のデータまで全て復元し、復元したデータ列からGPS時刻、基準時刻との時差およびサマータイム等の情報を取得して、移動先に応じた時刻情報を表示する。しかしながら、移動により変化する主な情報は、時差およびサマータイムの情報であるにも係らず、前記したような頻度でデータ列を全て復元するため、データ列復元の都度、相当な電力が消費されることから、このような時計装置の消費電力を低減することは難しかった。
上記した課題を解決するために、本発明の受信装置は、周期的に連続し、所定の情報を示すデータの位置が規定されたデータ列であって、当該データ列が符号化され、所定の通信方式で変調された通信信号を受信する受信手段と、前記受信された通信信号から符号化された符号データを復調する復調手段と、前記符号データの中から、前記データ列の区切りを検出する検出手段と、前記検出された区切りで区画される前記データ列の先頭を基準に、前記符号データの中から、前記所定の情報を示すデータに対応する符号データを選別する選別手段と、少なくとも前記選別された符号データを復号して、前記所定の情報を復元する復元手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、データ列の先頭を基準に、データ列の符号データの中から所定の情報を示す符号データを選別し、少なくとも選別された符号データを復号することで、所定の情報のみが復元される。従って、データ列の符号データを全て復号してデータ列を完全に復元し、復元したデータ列から所定の情報を抽出する場合に比べ、消費する電力を低減できる。
本発明の受信装置では、前記所定の情報は、時刻に関する情報であっても良く、前記時刻に関する情報は、基準時刻からの時差情報およびサマータイム情報の少なくとも1つを含んでも良い。
本発明の受信装置では、前記所定の通信方式は、CDMA通信方式であっても良く、前記データ列は、シンクチャンネル信号に含まれるメッセージデータであっても良い。更に、本発明の受信装置では、前記選別手段は、前記データ列のデータが所定の基準でインターリーブされた前記符号データの中から、前記基準に従い選別しても良い。
また、本発明の受信装置は、前記選別手段に選別を指示すると共に、前記選別手段で選別された符号データに対して、前記復調手段および前記復元手段の少なくとも1つの動作を制御する制御手段を更に備えることが好ましい。
この発明によれば、制御手段は、選別手段で選別された符号データに対して、復調動作や復元動作を選択的に指示できる。
また、本発明の受信装置では、前記制御手段は、前記選別された符号データに同期して、前記動作を間欠的に制御することが好ましい。
この発明によれば、制御手段は、復調動作や復元動作を選別された符号データと同期して間欠的に制御できるため、消費する電力を更に低減できる。
また、本発明の受信装置では、前記制御手段は、所定の頻度で、前記データ列を構成する全ての符号データの復元を指示することが好ましい。
この発明によれば、検出手段がデータの区切りを検出できない場合や、選別手段が符号データを選別できない場合においても、時刻情報を取得できる。
また、本発明の受信装置では、前記復元手段は、前記選別された符号データに、予め記憶された所定の符号データを加えて復号することにより、前記所定の情報を復元しても良い。
そして、前述の受信装置を電波時計に適用することで、低消費電力の電波時計を提供できる。
上記した課題を解決するために、本発明の受信方法は、周期的に連続し、所定の情報を示すデータの位置が規定されたデータ列であって、当該データ列が符号化され、所定の通信方式で変調された通信信号を受信する受信工程と、前記受信された通信信号から符号化された符号データを復調する復調工程と、前記符号データの中から、前記データ列の区切りを検出する検出工程と、前記検出された区切りで区画される前記データ列の先頭を基準に、前記符号データの中から、前記所定の情報を示すデータに対応する符号データを選別する選別工程と、少なくとも前記選別された符号データを復号して、前記所定の情報を復元する復元工程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、データ列の先頭を基準に、データ列の符号データの中から所定の情報を示す符号データを選別し、少なくとも選別された符号データを復号することで、所定の情報のみが復元される。従って、データ列の符号データを全て復号してデータ列を完全に復元し、復元したデータ列から所定の情報を抽出する場合に比べ、消費する電力を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、時刻情報を含む電波を受信して時刻を表示する電波時計を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態として受信装置を適用した電波時計1の構成を示すブロック図である。電波時計1は、CDMA変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻情報を受信して、時刻情報が有する正確な時刻を表示する。この電波時計1は、時刻情報がCDMA変調されて送信された電波を、アンテナ15を用いて受信する電波受信部10と、電波受信部10で受信された電波の高周波信号をベースバンド信号に変換すると共に、AD変換してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)処理部20と、位相が直交する2つのデジタル信号(I信号、Q信号)に対してCDMAの復調処理を施し、時刻情報を含むデータを復号するベースバンド処理部30と、復号されたデータから時刻に関する情報を抽出する時刻情報抽出部85と、復号されたデータから時差に関する情報やサマータイムに関する情報を抽出する補正情報抽出部95と、抽出された補正情報に基づき時刻情報を補正する情報補正部100と、時刻情報を出力する時刻情報出力部90と、この電波時計1を制御する受信制御部105とを備える。
ベースバンド処理部30は、同期部35と、逆拡散部40と、データ判定部45と、先頭検出部55と、復号部50とを備える。同期部35は、I信号およびQ信号から基地局を識別するために短周期PNコードのタイミング同期を取り、逆拡散部40に通知する。また、同期部35は、タイミング同期に対応して、短周期PNコードの先頭を示す同期タイミング信号を出力する。逆拡散部40とデータ判定部45は、デジタル信号(I信号、Q信号)に対してCDMAの復調処理を施す復調手段としての機能を有する。本実施形態1では、逆拡散部40は、通知されたタイミング同期に基づいて、I信号とQ信号に短周期PNコードを乗算すると共に、チャネライゼーション符号であるWalshコードの0番を乗算して積分することでパイロットチャンネル信号を復調し、Walshコードの32番を乗算して積分することでシンクチャンネル信号を復調する。
尚、パイロットチャンネル信号は、基地局と受信機の同期を取るために用いられ、シンクチャンネル信号は、基地局から時刻情報やシステム設定情報等を通知するために用いられる。逆拡散部40で復調された2つの信号は、データ判定部45に送られる。データ判定部45は、パイロットチャンネル信号により位相回転を除外し、シンクチャンネル信号の二位相偏移変調(BPSK)データを判定することで復調する。復調されたデータは、符号化された符号データとして、順次、復号部50に送られると共に、先頭検出部55により必要に応じて参照される。
ここで、シンクチャンネル信号のデータ構成について、図2および図3を参照して説明する。図2は、シンクチャンネル信号のメッセージデータのデータ領域を説明する図であり、図3は、シンクチャンネル信号のメッセージデータの分割を説明する図である。シンクチャンネル信号のメッセージデータは、一定の繰り返し周期で連続するデータ列であり、1つのデータ列は、図2に示すように、所定のビット数でそれぞれ定義された複数のフィールドを含む。これらフィールドの中で、MSG_LENGTHとCRCを除いたフィールドは、MessageBodyと呼ばれ、2〜1146ビットの範囲で定義される。このMessageBodyの中で、SYS_TIME、LP_SEC、LTM_OFFおよびDAYLTは、時刻情報を取得するために必要なフィールドである。また、これらの中で、LTM_OFFとDAYLTは、それぞれ時差情報とサマータイム適用情報を示している。更に、CRCは、MSG_LENGTHとMessageBodyにおいて、ビットデータの誤りをチェックするための符号列である。
図3に示すように、シンクチャンネル信号のメッセージデータは、MSG_LENGTH、MessageBody、CRCおよびPadding(パディング)で構成される。シンクチャンネル信号のメッセージデータは、93ビットの単位で構成されるため、1つのメッセージデータの長さは、93ビットの整数倍になる。パディングは、このデータ長さを確保するために0ビットで構成されるデータである。また、シンクチャンネル信号のデータは、32ビット単位の9ブロックで区切られ、それぞれのブロックの先頭には、先頭を示すSOM(Start Of Message)ビットが付加される。このSOMビットには、メッセージデータの先頭を示すビット(SOM1=1)と、それぞれのブロックの先頭を示すビット(SOM0=0)とが定義される。これらのブロックの中で、前記した時刻情報を含むフィールドは、4ブロック、5ブロックおよび6ブロックに含まれ、時差情報とサマータイム適用情報を示すフィールドは、6ブロックに含まれる。また、パディングは、本実施形態1では、8ブロックと9ブロックに含まれる。
図1に戻り、復号部50は、データ選別部60と、2つのデインターリーバ(65,75)と、デリピータ70と、誤り訂正処理部80とを備え、基地局からのデータが送信される際に、リピータおよびインターリーバにより施されたデータの順序の並び換えを、デインターリーバおよびデリピータにより元の順序に戻すことで復号する。この復号部50は、2つの復号処理がある。一方の復号処理は、復号部50に入力された全ての符号データを、送信時に施された符号化処理とは逆の処理で復号することにより、送信されたメッセージデータを復元する方法である。また、他方の復号処理は、復号部50に入力された符号データの中から、選別された符号データを対象に復号することで、所望するフィールドのデータを復元する方法である。2つの復号処理は、受信制御部105からの指示に従い、データ選別部60で選択される。
最初に、一方の復号処理について説明する。図4は、一方の復号処理を説明する図であり、復号処理の説明と理解を容易にすべく、この図4も参照して説明する。最初に、デインターリーバ65は、データ判定部45から送られる符号データの順番の並び替えを、ブロック毎に128ビット単位で行う。尚、この処理は、本実施形態1では、26.6ミリ秒程度要する。次に、デリピータ70は、デインターリーバ65で得られた128ビットのデータを、それぞれ1ビット間引くことにより、64ビット単位のデータに変換する。続いて、誤り訂正処理部80は、1/2の畳み込み符号化された64ビットのデータを復号処理することで、32ビットに変換する。以上の処理により、メッセージデータは、各ブロックに含まれるフィールドの情報を取得可能に復元され、時刻情報抽出部85に送られる。時刻情報抽出部85は、復元されたメッセージデータを先頭から所定のビット数オフセットすることで、SYS_TIMEを始めとする時刻情報を含むフィールドに対応するデータを取得して、時刻に関する情報を抽出する。また、時刻情報出力部90は、抽出された時刻に関する情報を、表示体等への表示や、他の機器への送信等により出力する。
次に、他方の復号処理について説明する。図5は、他方の復号処理を説明する図であり、復号処理の説明と理解を容易にすべく、この図5も参照して説明する。最初に、データ選別部60は、受信制御部105からのタイミング指示に応じて、データ判定部45から送られる符号データの中から、時差情報とサマータイム適用情報を示すフィールド(LTM_OFFとDAYLT)の符号データを選別する。ここで、LTM_OFFは6ビットで示され、DAYLTは1ビットで示されるため、本実施形態1では、これらを合わせた7ビットが符号化された28ビットと、誤り訂正処理部80での訂正処理に必要な所定のデータとが選別される。この所定のデータは、畳み込み処理された符号データを誤り訂正する場合に必要なデータであり、本実施形態1では、8ビット分のデータである。データ選別部60により選別された符号データは、デインターリーバ75に送られ、符号データの順番が並び替えられる。符号データは、基地局において、符号化処理時にリピータでの冗長処理により、同一の内容を示す2つの符号データが入力されるが、他方の復号処理では、何れか1つの符号データを選別するように構成されている。デインターリーバ75により処理された符号データは、誤り訂正処理部80に送られる。尚、一方の復号処理の場合と同様に、デリピータ70により64ビット単位のデータに変換しても良い。
図1に戻り、誤り訂正処理部80において、1/2の畳み込み符号化されたデータが復号処理される。この結果、時差情報とサマータイム適用情報を示す7ビットのフィールドのデータが復元され、補正情報抽出部95に送られる。補正情報抽出部95は、復元されたデータから、時差情報とサマータイム適用情報を抽出し、情報補正部100に送る。情報補正部100は、補正情報抽出部95から送られる時差情報とサマータイム適用情報に基づき、現在の時差およびサマータイムの設定状態と比較して、変化があった場合、補正情報を時刻情報出力部90に送る。時刻情報出力部90は、送信された補正情報に従い補正された時刻を出力する。
先頭検出部55は、データ判定部45で復調された符号データを参照して、メッセージデータの先頭を検出する。本実施形態1では、先頭検出部55は、メッセージデータの先頭に付加されたSOM1を検出することで、メッセージデータの先頭を検出する。先頭検出部55が検出した情報は、メッセージタイミング信号として受信制御部105に送られる。受信制御部105は、先頭検出部55から送られるメッセージタイミング信号に従い、受信に関する動作の中断を制御する。本実施形態1では、受信制御部105は、RF処理部20およびベースバンド処理部30の少なくとも1つに対し、RF制御信号およびベースバンド制御信号をそれぞれ送ることで、動作の断続を制御できるように構成されている。また、受信制御部105は、復号部50による2つの復号処理の何れかを指示する。本実施形態1では、この電波時計1は、1日に1回の頻度で一方の復号処理を行い、メッセージデータから時刻情報、時差情報、サマータイム情報を取得し、表示を修正する。また、10分に1回の頻度で他方の復号処理を行い、サマータイム情報や時差情報を取得し、前回に取得した情報と異なる場合、表示を修正する。
図6は、復調されたメッセージデータのブロックに応じた制御信号を説明する図である。この図に示すように、メッセージタイミング信号は、先頭検出部55がSOM1を検出することで出力される。本実施形態1では、SOM1の復調に所定の時間を要するため、1ブロック(M1)の終端部近傍でメッセージタイミング信号が反応する。受信制御部105は、メッセージタイミング信号を受け、RF処理部20とベースバンド処理部30に対して、受信に関する動作を中断すべく、RF制御信号とベースバンド制御信号を送る。これらの制御信号を受け、RF処理部20とベースバンド処理部30は、受信に関する動作を中断するモードに移行し、受信に関する動作の再開指示を待つ。他方で、受信制御部105は、メッセージタイミング信号を受けてから所定の時間(T1)後に、RF処理部20とベースバンド処理部30に対して動作の再開を指示する制御信号をデータ選別部60に送信する。
ここで、所定の時間(T1)は、時差情報とサマータイム適用情報を示すフィールドを含む6ブロック(M6)の先頭から復調可能な時間であり、電波時計1の設計値として予め算出され設定される。また、制御信号が送信されるタイミングは、前記した所定の基準に従い精度良く算出される。この結果、データ選別部60は、所定の基準でインターリーブされたRF信号の中から、時差情報およびサマータイム情報に関する符号データを選別できるため、時差情報およびサマータイム情報に関する符号データのみが選択的に復号される。尚、時差情報およびサマータイム情報に関する符号データが近接して離散している場合、制御信号は、図中のaのように、制御信号も離散状態に対応して間欠的に制御すべく送信されても良く、また、図中のbのように、信号の間隔が所定値以下の場合、制御信号は、連続して制御すべく送信されても良い。
上記したこれらの各機能部は、図示は略すが、電気回路で実現させても良く、また、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびメモリカード等で構成され、これらのハードウェアとソフトウェアとを協働させて実現しても良い。例えば、本実施形態1では、2つのデインターリーバ(65,75)を具備したが、1つのデインターリーバをRAM内に構成し、読み書きするアドレスを制御することで、2つを使い分けても良い。
図7は、電波時計1により時刻情報が表示される処理の流れを説明するフローチャートである。この処理が開始されると、最初に、ステップS200において、電波時計1は、時刻情報を含むCDMA変調された信号を受信する。次に、ステップS205において、電波時計1は、受信した信号を、I信号とQ信号のデジタル信号に変換する。次に、ステップS210において、電波時計1は、デジタル信号からパイロットチャンネル信号を復調し、同期タイミングを取得する。
次に、ステップS215において、電波時計1は、取得した同期タイミングに基づき、シンクチャンネル信号の先頭を復調する。続いて、ステップS220において、電波時計1は、時刻情報を全て検出するか、否かを判定する。
ここで、時刻情報を全て検出する場合(ステップS220でYes)、即ち、前記した一方の復号処理を行う場合、ステップS225に進み、電波時計1は、検出したSOMビットからシンクチャンネルのメッセージデータの先頭を検出する。続いて、ステップS230において、電波時計1は、先頭を検出したシンクチャンネルのメッセージデータを復号する。続いて、ステップS235において、電波時計1は、復号したメッセージデータの中から、SYS_TIMEを始めとする時刻情報を抽出する。次に、ステップS240において、電波時計1は、時刻情報を表示し、ステップS290に進み、一連の受信動作を終了する。
他方で、時刻情報を全て検出しない場合(ステップS220でNo)、即ち、前記した他方の復号処理を行う場合、ステップS250に進み、電波時計1は、検出したSOMビットからシンクチャンネルのメッセージデータの先頭を検出する。続いて、ステップS255において、電波時計1は、先頭を検出したシンクチャンネルのメッセージデータの中から、時差情報とサマータイム情報を示す符号データを選別する。
続いて、ステップS260において、電波時計1は、選別された符号データを復号し、ステップS265において、電波時計1は、復号されたデータから時差情報とサマータイム情報を抽出する。次に、ステップS270において、電波時計1は、時差情報とサマータイム情報の何れかが変化したか、否かを判定する。ここで、何れも変化しない場合(ステップS270でNo)、ステップS290に進み、一連の受信動作を終了する。
他方で、時差情報とサマータイム情報の何れかが変化した場合(ステップS270でYes)、ステップS275に進み、電波時計1は、時刻情報を修正し、ステップS280において、電波時計1は、修正した時刻情報を表示し、ステップS290に進み、一連の受信動作を終了する。
以上述べた実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)電池により電源が供給されるような電波時計1は、消費電力の低減が図れることから、電池交換の頻度が減少する。特に、電波時計1を適用した携帯電話や腕時計の場合、消費電力が少ないことから、搭載する電池が低容量でも良いため、携帯電話や腕時計を小型化および軽量化できる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図8および図9を参照して説明する。図8は、実施形態2として受信装置を適用した電波時計1の構成を示すブロック図であり、図9は、実施形態2において、復調されたメッセージデータのブロックに応じた制御信号を説明する図である。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付し、その説明を省略する。
実施形態1では、先頭検出部55が送信するメッセージタイミング信号をトリガとして、6ブロック(M6)の先頭から復調可能な時間まで受信に関する動作を中断したが、図8に示すように、実施形態2では、先頭検出部55が送信するメッセージタイミング信号に加えて、同期部35が出力する短周期PNコードの先頭を示す同期タイミング信号をメッセージタイミング信号として用いる。また、図9に示すように、同期タイミング信号は、復調処理されないため、制御信号の出力に示すように、メッセージタイミング信号を取得するための制御信号は不要になる。更に、実施形態1におけるメッセージタイミング信号のような時間遅延は無くなるが、それぞれのブロックの先頭で出力されるため、同期タイミング信号のみからメッセージデータの先頭を検出することは難しい。従って、電波時計1を起動した際は、先頭検出部55から出力されるメッセージタイミング信号を基準とした所定の時間(T1)を受信に関する動作を再開するトリガとし、以降は、所定の時間(T1)を基準に算出できる時間(T2)に対応する同期タイミング信号をトリガとする。この場合、制御信号は、9ブロック(M9)と1ブロック(M1)の間でHIGHになり、この間にメッセージタイミング信号がHIGHになった後からT2後に復調動作が開始される。この場合、制御信号がM9とM1の間でHIGHになるためには、シンクチャンネル信号が、短周期PNコードの周期である約26.6m秒の半分以下のズレに収まる必要があるが、10分に一回程度の復調であれば、この程度のズレを超えないため、実現は容易である。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた(1)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(2)短周期PNコードは、復調処理や復号処理することなく取得できるため、メッセージタイミング信号を取得するための、ベースバンド処理部30の駆動が不要になることから、電波時計1の消費電力を更に低減できる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について、図10を参照して説明する。図10は、実施形態3として受信装置を適用した電波時計1の構成を示すブロック図であり、実施形態1では、他方の復号処理を行うデインターリーバ75で処理された符号データは、誤り訂正処理部80に送られたが、本実施形態3では、デインターリーバ75の後段に信号補間部78が配置され、デインターリーバ75で処理された符号データは、信号補間部78に送られる。この信号補間部78は、前回受信されたメッセージデータの中で、時差情報とサマータイム適用情報を示すフィールド(LTM_OFFとDAYLT)の前後に配置され、頻繁には値が変化しないフィールド(例えば、LP_SEC,PRATおよびCDMA_FREQ)の符号データを保持し、デインターリーバ75から出力された符号データと組合わせて誤り訂正処理部80に送る。
以上述べた実施形態3によれば、実施形態1で述べた(1)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(3)符号化されたデータの前後に配置されたデータを保持し、符号化されたデータを誤り訂正する際に、保持したデータを用いて誤り訂正処理するために、誤り訂正のためのデータをデータ選別部60で選別する処理が不要になると共に、ビタビ復号などの復号方式を用いた場合に、誤り訂正能力の向上が図れる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)上記した各実施形態は、電波時計1への適用を想定したが、本発明の受信装置は、これに限るものではなく、情報を処理するために正確な時刻情報が必要な情報処理装置等に適用できる。
本発明の実施形態1に係る電波時計の構成を示すブロック図。 シンクチャンネル信号のメッセージデータのデータ領域を説明する図。 シンクチャンネル信号のメッセージデータの分割を説明する図。 一方の復号処理を説明する図。 他方の復号処理を説明する図。 復調されたメッセージデータのブロックに応じた制御信号を説明する図。 本発明の実施形態1に係る電波時計により時刻情報が表示される処理の流れを説明するフローチャート。 本発明の実施形態2に係る電波時計の構成を示すブロック図。 実施形態2において、復調されたメッセージデータのブロックに応じた制御信号を説明する図。 本発明の実施形態3に係る電波時計の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…電波時計、10…電波受信部、15…アンテナ、20…RF処理部、30…ベースバンド処理部、35…同期部、40…逆拡散部、45…データ判定部、50…復号部、55…先頭検出部、60…データ選別部、65…デインターリーバ、70…デリピータ、75…デインターリーバ、78…信号補間部、80…誤り訂正処理部、85…時刻情報抽出部、90…時刻情報出力部、95…補正情報抽出部、100…情報補正部、105…受信制御部。

Claims (12)

  1. 周期的に連続し、所定の情報を示すデータの位置が規定されたデータ列であって、当該データ列が符号化され、所定の通信方式で変調された通信信号を受信する受信手段と、
    前記受信された通信信号から符号化された符号データを復調する復調手段と、
    前記符号データの中から、前記データ列の区切りを検出する検出手段と、
    前記検出された区切りで区画される前記データ列の先頭を基準に、前記符号データの中から、前記所定の情報を示すデータに対応する符号データを選別する選別手段と、
    少なくとも前記選別された符号データを復号して、前記所定の情報を復元する復元手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記所定の情報は、時刻に関する情報であることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記時刻に関する情報は、基準時刻からの時差情報およびサマータイム情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記所定の通信方式は、CDMA通信方式であることを特徴とする受信装置。
  5. 請求項4に記載の受信装置において、
    前記データ列は、シンクチャンネル信号に含まれるメッセージデータであることを特徴とする受信装置。
  6. 請求項4乃至5のいずれかに記載の受信装置において、
    前記選別手段は、前記データ列のデータが所定の基準でインターリーブされた前記符号データの中から、前記基準に従い選別することを特徴とする受信装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記選別手段に選別を指示すると共に、
    前記選別手段で選別された符号データに対して、前記復調手段および前記復元手段の少なくとも1つの動作を制御する制御手段を更に備えることを特徴とする受信装置。
  8. 請求項7に記載の受信装置において、
    前記制御手段は、前記選別された符号データに同期して、前記動作を間欠的に制御することを特徴とする受信装置。
  9. 請求項7乃至8のいずれかに記載の受信装置において、
    前記制御手段は、所定の頻度で、前記データ列を構成する全ての符号データの復元を指示することを特徴とする受信装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記復元手段は、
    前記選別された符号データに、予め記憶された所定の符号データを加えて復号することにより、前記所定の情報を復元することを特徴とする受信装置。
  11. 時刻情報を含む信号を受信する電波時計であって、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の受信装置を備えることを特徴とする電波時計。
  12. 周期的に連続し、所定の情報を示すデータの位置が規定されたデータ列であって、当該データ列が符号化され、所定の通信方式で変調された通信信号を受信する受信工程と、
    前記受信された通信信号から符号化された符号データを復調する復調工程と、
    前記符号データの中から、前記データ列の区切りを検出する検出工程と、
    前記検出された区切りで区画される前記データ列の先頭を基準に、前記符号データの中から、前記所定の情報を示すデータに対応する符号データを選別する選別工程と、
    少なくとも前記選別された符号データを復号して、前記所定の情報を復元する復元工程とを備えることを特徴とする受信方法。
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