JP2008151684A - 電気的接続装置およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブに作用するオーバドライブ力で電極に押圧される針先が電極の上面の稜部分を削り取ることを防止する。
【解決手段】電気的接続装置は、平坦な上面に凹所が形成された電極を有する被検査体の電気検査のために用いられる。電気的接続装置は、複数のプローブを備え、各プローブは、プローブ基板に結合された基部と、該基部からプローブ基板に沿ってこれから間隔をおいて被検査体の電極の上方へ伸びる弾性変形可能のアーム部と、プローブ基板から離れる方向へ向けてアーム部より突出する針先部とを有する。各プローブの針先部の先端は、アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で電極の上面の凹所を除く平坦面領域に当接可能である。電気的接続装置は、プローブに電極へ向けてのオーバドライブ力が作用してアーム部に撓み変形が生じたとき針先部の先端は平坦面領域から逸脱することなく該平坦面領域上を移動するように、用いられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体ICチップあるいはこれが集合的に組み込まれた半導体ウエハのような半導体デバイスの電気的検査に用いられる電気的接続装置およびその使用方法に関する。
半導体デバイスのような被検査体は、これが仕様書通りに動作するか否かの通電試験(検査)を受ける。被検査体には、例えばバンプ電極のような電極が形成されており、その通電試験には、針先をバンプ電極に押圧されるプローブ(接触子)を備えるプローブカードのような電気的接続装置を経て被検査体がテスタに接続される。
この種の電気的接続装置に、プローブ基板と、該プローブ基板に結合された基部と、該基部から前記プローブ基板に沿ってこれから間隔をおいて被検査体の電極の上方へ伸びる弾性変形可能のアーム部と、前記プローブ基板から相離れる方向へ向けて前記アーム部より突出する針先部とを備えるものがある(例えば、特許文献1ないし4参照)。
特開2002−340932号公報 特開2003−43064号公報 特開2003−227849号公報 特表2002−509604号公報
このようなプローブの針先を受ける電極に、図6(a)に示すように、半導体ウエハ1上に形成されたバンプ電極2がある。バンプ電極2の上面3は、平坦であるが、その中央に凹所4が形成されている。凹所4の周壁4aは傾斜面であり、該傾斜面の外方には、凹所4を取り巻く枠状の平坦面領域3aが傾斜面4aに連続して形成されている。
このようなバンプ電極2は、一般的には、半導体ウエハ1上にバンプ電極2のための領域を選択的に露出させるマスクをフォトレジストで形成し、その露出領域にバンプ電極材料を堆積させて形成させる。このバンプ電極材料の堆積時に前記した凹所4が不本意ながら生じてしまう。
このような凹所4の傾斜面4aは、プローブ5の針先5aとバンプ電極2との安定した電気的接触の妨げとなることから、図6(a)に示すように、プローブ5は、その針先5aをバンプ電極2の平坦面領域3aに接触させるために、その針先が平坦面領域3aのうちのプローブ5に近接する側の一半領域に対応させて配置されていた。
このプローブ配置により、図6(b)に示されているように、プローブ5が相対的にバンプ電極2に近づけられると、その針先5aは、平坦面領域3aに接触する。その後、さらにプローブ5が相対的にバンプ電極2に近づけられることにより、図6(c)に示すように、プローブ5のアーム部5bに撓みが生じるようなオーバドライブ力がプローブ5に作用すると、アーム部5bの弾性変形に伴い、プローブ3の針先5aは、アーム部5bの伸長方向への変位を生じることから、バンプ電極2の上面3を擦るように滑る。この針先5aの滑りにより、バンプ電極3の表面酸化膜が部分的に除去され、これによりバンプ電極3と針先5aとの確実な電気的接触が確保される。
しかしながら、このオーバドライブ力による針先5aの移動により、図6(c)に示したように、従来では、針先5aが平坦面領域3aから傾斜面4aに滑り落ちる。傾斜面4aに滑り落ちた針先5aは、前記したオーバドライブ力が解除されると、アーム部5bの弾性変形の復帰に伴い、図6(b)に示す接触位置に戻るが、このとき、針先5aのエッジ5cがバンプ電極2の傾斜面4aと平坦面領域3aとの稜に引っ掛かり、該稜を引っ掻き上げることにより、稜部分を削り取る虞があった。
このような針先5aによるバンプ電極2の削り取りが生じると、図6(a)に仮想線で示すように、針先5aにその削りかす6が付着する。この削りかす6が新たな被検査体1やそのバンプ電極2上に落下すると、短絡の原因となる。
そこで、本発明の目的は、プローブに作用するオーバドライブ力で電極に押圧される針先が電極の上面の稜部分を削り取ることを防止することにある。
本発明は、上面に凹所が形成された電極を有する被検査体の電気検査のために用いられる。本発明に係る電気的接続装置は、複数のプローブを備え、各プローブは、プローブ基板に結合された基部と、該基部から前記プローブ基板に沿ってこれから間隔をおいて前記被検査体の前記電極の上方へ伸びる弾性変形可能のアーム部と、前記プローブ基板から離れる方向へ向けて前記アーム部より突出する針先部とを有する。各プローブの針先部の先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で前記上面の前記凹所を除く平坦面領域に当接可能である。前記電気的接続装置は、前記プローブに前記電極へ向けてのオーバドライブ力が作用して前記アーム部に撓み変形が生じたとき前記針先部の先端は前記平坦面領域から逸脱することなく該平坦面領域上を移動するように、用いられる。
本発明に係る電気的接続装置およびその使用方法では、プローブの先端が前記電極の平坦面領域を滑り該平坦面領域から逸脱しないように使用されることから、前記プローブが前記電極の平坦面領域を移動するときに従来のような電極の稜を通過することはなく、電極のこの稜部分を削り取ることはない。
本発明は、前記電極がバンプ電極である被検査体に好適である。
前記プローブの前記先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で、前記プローブの前記基部から遠い側に位置する前記上面の一半領域に接触可能とすることができる。
前記アーム部の長手方向仮想延長線は、前記バンプ電極の前記上面のほぼ中心を通る軸線と交差することが好ましい。
前記凹所が前記電極の前記上面の中央部に形成され、該凹所の周壁が該凹所の底部へ向けて傾斜し、前記平坦面領域が前記凹所の傾斜周壁に連続して該傾斜周壁を取り巻くように枠状に形成されている場合、前記プローブにオーバドライブ力が作用するときおよび該オーバドライブ力が解除されるとき、前記先端は前記傾斜周壁に移行することなく前記平坦面領域上を移動させることができる。
前記複数のプローブは、前記針先を直線状に整列させるように、また前記アーム部の長手方向が前記針先の整列方向とほぼ直角でありかつそれぞれの前記プローブの前記基部から前記針先部へ向けての方向が前記針先の整列方向へ交互に逆方向となるように、配列することができる。
本発明によれば、前記したように、プローブの先端が電極の稜を通過することがないので、この電極の稜部分を削り取ることはない。したがって、この稜部分に損傷を与えることを防止し、この削りかすによる電気的短絡を確実に防止することができる。
本発明に係る電気的接続装置10は、これを分解して示す図1に示されているように、リジッド配線基板12と、該リジッド配線基板にばね部材14を介して弾性支持されるブロック16と、リジッド配線基板12内の図示しない複数の配線路に電気的にそれぞれ接続される従来よく知られた複数の導電路18a(図3参照)が設けられるプローブ基板18(図2および図3参照)を有するプローブシート20とを備える。この実施例では、本発明に係るプローブ基板18が可撓性のプローブシート20の中央部として用いられている。
リジッド配線基板12内には、従来よく知られているように、テスタ本体の電気回路に接続される配線路が形成されており、リジッド配線基板12は、その中央に円形開口12aを有する。リジッド配線基板12の上面には、図2に示すように、リジッド配線基板12に螺合するボルト22を介して、例えばステンレスのような金属からなる円形の支持板24が固定されている。支持板24は、リジッド配線基板12を支持し、該リジッド配線基板の補強作用をなす。
ばね部材14は、平板状のばね材料からなり、その環状外縁部14a(図1参照)を両面から挟持する環状の取付板26および環状に相互に組み合わされる複数の押さえ板28を介して、リジッド配線基板12の円形開口12a内で該開口を横切って保持される。このばね部材14の保持のために、取付板26は支持板24の下面にボルト30で結合され、また各押さえ板28は、該押さえ板およびばね部材14の環状外縁部14aを貫通し取付板26に螺合するボルト32で取付板26に結合されている。
図2に示す例では、ボルト30を緩めた状態でばね部材14の保持姿勢を調整するための平行調整ねじ部材34が、その先端を取付板26の頂面に当接可能に、支持板24に螺合する。
リジッド配線基板12の円形開口12a内に保持されたばね部材14の本体部14b(図1参照)に、前記したブロック16が固定されている。ブロック16は、矩形横断面を有するステム部16aと、該ステム部の下端に連なる正八角形の横断面形状を有する支持部16bとを備える。支持部16bは、その軸線に沿って一定の径を有する台座部分36に連なり、該台座部分の中央部には、平坦な支持面38が形成されている。
ブロック16は、図2に示したように、その台座部分36の支持面38を下方に向けて、ステム部16aの頂面でばね部材14の本体部14bに結合されている。この結合のために、ステム部16aと共同して本体部14bを挟持する固定板40が、ステム部16aに螺合するねじ部材42により、ステム部16aに固定されている。
プローブシート20の中央部のプローブ基板18は、図2に示されているようにブロック16の支持面38に支持されており、プローブ基板18には、多数のプローブ44がそれらの針先44aをほぼ直線状に整列させて配置されている。
また、図2に示す例では、プローブシート20の外縁部の結合のために、弾性ゴムリング46がプローブシート20の外縁部に沿って配置されており、また、弾性ゴムリング46を覆うリング金具48が配置されている。プローブシート20の外縁部および両部材46、48は、位置決めピン50により、リジッド配線基板12に対する相対位置が決まる。プローブシート20および両部材46、48を貫通するねじ部材52のリジッド配線基板12への締め付けによって、プローブシート20の外縁部がリジッド配線基板12に結合される。
前記外縁部のリジッド配線基板12への結合によって、従来におけると同様に、プローブシート20の導電路18aがリジッド配線基板12の対応する前記配線路に電気的に接続される。したがって、各プローブ44はプローブシート20(プローブ基板18)の前記導電路18aを経て前記テスタ本体に接続される。
アライメントピン54が、プローブシート20を貫通して配置されている。アライメントピン54の下端には、アライメントマークが形成されており、このアライメントマークは、被検査体である半導体ウエハ56(図3、4参照)が保持されるテーブル(図示せず)に支持された図示しないカメラから撮影可能である。
このアライメントマークの撮影画像から、前記テーブルに対する電気的接続装置10の相対的な位置情報が得られるので、この位置情報に基づいて、電気的接続装置10の各プローブ44の針先44aが前記テーブル上の被検査体56の対応する各電極58(図3参照)に接触するように、電気的接続装置10の前記テーブルに対する相対位置が調整される。このアライメントピン54を不要とすることができる。
プローブ基板18に設けられる各プローブ44は、図3に拡大して示されているように、プローブシート20すなわちプローブ基板18の導電路18aに一端が固定された基部60と、該基部の下端からプローブ基板18に沿って横方向に延びるアーム部62と、該アーム部62の先端部に一体的に形成された針先部64とを備える。針先部64は、プローブ基板18から離れる方向へ向けて伸長し、その先端である伸長端に、図示の例では平坦面で構成された針先44aが形成されている。
図4は、各プローブ44の平面配置を示し、図4では、図面の簡素化のためにプローブ基板18が省略して示されている。この図4から明らかなように、半導体ウエハ56に設けられた電極58の整列線Lに対応する直線上に針先44aが整列するように、各アーム部62は、その長手方向軸線が前記直線(L)と直角になるように、配列されている。これにより、各プローブ44は、針先44aを直線状に整列し、またアーム部62の長手方向が針先44aの整列方向とほぼ直角に配列されている。また各プローブ44は、それぞれの基部60から針先部64へ向けての方向が針先44aの整列方向へ交互に逆方向となるように、配列されている。
図示の例では、各アーム部62の長手方向軸線の仮想延長線は、対応する電極58の上面66のほぼ中心を通る軸線と交差可能である。これにより、図4に示すように、プローブ44の針先44aが、半導体ウエハ56の対応する電極58の上方に確実に位置するように、電気的接続装置10を位置決めることができる。
各プローブ44の針先44a下に位置する電極58は、いわゆるバンプ電極であり、図4および図5に示されているように、長方形の平面形状を有する平坦な上面66を有し、該上面の中央部には、その外形と相似的な長方形の断面形状を有する凹所68が形成されている。各凹所68は、その平面で見て互いに対向する一対の長辺に沿った一対の縦傾斜面68aと、一対の短辺に沿った横傾斜面68bとからなる周壁(68a、68b)で形成されている。各傾斜面68a、68bは凹所68の底部へ向けて傾斜する。
電極58の上面66には、凹所68を取り巻く枠状の平坦面領域66aが形成されている。この平坦面領域66aは、各傾斜面68a、68bの上縁に連続し、該上縁との間に直線状の稜を形成する。
各プローブ44は、図4に示すように、そのアーム部62の軸線方向が縦傾斜面68aに沿うように配置され、また図5(a)に示すように、それぞれの針先44aが対応する電極58の平坦面領域66aのうち、そのプローブ44の基部60から遠い側に位置する一半すなわちアーム部62の伸長方向側に位置する一半の上方に位置するように配置される。
より詳細には、図4の円領域に拡大して示すように、矩形の枠状平坦面領域66aのうち、対応する各プローブ44の基部60から遠い側に位置する一方の横傾斜面68b側に隣接する影線で示す領域部分66a−1の上方に、それぞれの針先44aが位置する。
この状態では、針先44aは電極58から間隔をおいて保持されていることから、そのアーム部62は自由状態におかれ、弾性変形を生じることなくほぼ直線状に維持されている。
電気的接続装置10が半導体ウエハ56に向けて相対的に移動されると、図5(b)に示すように、針先44aが電極58の上面66に接触する。この接触当所には、プローブ44にオーバドライブ力が作用することはなく、したがってアーム部62に撓みを伴う弾性変形が導入されることはない。このとき、先に説明したとおり、針先44aは平坦面領域66aのうち領域部分66a−1に対応する位置にあることから、針先44aは、この領域部分66a−1で電極58の上面66に接する。
さらに、引き続いて電気的接続装置10が半導体ウエハ56に向けて相対的に移動されると、 図5(c)に示すように、プローブ44にオーバドライブ力が作用し、このオーバドライブ力によってアーム部62に撓みを伴う弾性変形が生じる。このアーム部62の撓みにより、各プローブ44の針先44aは、領域部分66a−1上の接触点からアーム部62の伸長方向へ平坦面領域66a上を滑る。
このとき、本発明に係る電気的接続装置10では、前記したように、各プローブ44の針先44aは、それぞれのアーム部62の伸長方向側に位置する平坦面領域部分66a−1で平坦面領域66aに接することから、各針先44aは、対応する電極58の上面66に形成された平坦面領域66a上を領域部分66a−1に隣接する前記一方の横傾斜面68bから遠ざかる方向へ移動する。
そのため、従来と同様に各プローブ44の針先44aは、対応する電極58の上面66を滑ることにより、電極58の上面66の酸化膜を除去する。したがって、従来と同様に、各プローブ44と対応する電極58との確実な電気的接続が得られる。
また、この針先44aの移動は、領域部分66a−1上で凹所68の横傾斜面68bから遠ざかる方向に生じるので、針先44aの移動によって針先44aが凹所68の傾斜面68a、68bに滑り落ちることはない。したがって、前記したオーバドライブ力の解除によってプローブ44の針先44aが図5(b)に示す復帰位置へ戻るとき、単に領域部分66a−1上を滑るのみであり、従来のように凹所68との稜を通過することがないので、プローブ44の針先44aのエッジが電極58のこの稜部分を削り取ることはない。
その結果、従来のような電極の稜部分への損傷やその削りかすに起因する短絡を確実に防止することができる。
前記した電気的接続装置10では、各プローブ44の針先部64の先端である針先44aが押し付けられる被検査体56の電極58の微細配列ピッチに対応したプローブシート20(プローブ基板18)を得るために、プローブシート20の製造には、フォトリソグラフィ技術が利用することが望ましい。具体的には、プローブシート20毎に、多数のプローブ44をその針先44aから基部60へ向けて順次プローブ材料を堆積することにより、これら多数のプローブ44が一括的に形成される。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。例えば、各プローブ44の針先44aを電極58の上面66の平坦面領域66aにおける一対の縦傾斜面68aに隣接する両側部分上を移動させることができる。
また、凹所68の周面が模式的に一対の縦傾斜面68aおよび一対の横傾斜面68bからなる例に沿って説明したが、本発明は、凹所68の周面の形状の如何に拘わらず、針先44aを電極58の上面66の平坦面領域66a内で移動させることを要旨とするものであることから、バンプ電極以外の種々の形状の凹所を有する電極を備える被検査体の電気的接続装置に適用することができる。
本発明に係る電気的接続装置を分解して示す斜視図である。 本発明に係る電気的接続装置を示す断面図である。 本発明に係る電気的接続装置の要部を示す断面図である。 図3に示した電気的接続装置のプローブ基板を除いて該プローブ基板に設けられたプローブの配置例を示す平面図である。 図4に示した各プローブの動きを説明するために図4に示した線V-Vに沿って得られた断面図であり、(a)は無負荷状態で対応するバンプ電極上に針先が保持されたプローブを示し、(b)はプローブにオーバドライブ力が作用していない状態で該プローブの針先がバンプ電極に接触した状態を示し、(c)はオーバドライブ力によりプローブの針先がバンプ電極上で滑りを生じた状態を示す。 従来の電気的接続装置のプローブの動きを説明する図5と同様な図面である。
符号の説明
10 電気的接続装置
18 プローブ基板
44 プローブ
44a 針先(先端)
56 半導体ウエハ(被検査体)
58 電極
66 電極の上面
66a 平坦面領域
68 凹所

Claims (10)

  1. 上面に凹所が形成された電極を有する被検査体の電気検査のために前記上面に当接可能な複数のプローブを備える電気的接続装置であって、前記各プローブは、プローブ基板に結合された基部と、該基部から前記プローブ基板に沿ってこれから間隔をおいて前記被検査体の前記電極の上方へ伸びる弾性変形可能のアーム部と、前記プローブ基板から離れる方向へ向けて前記アーム部より突出する針先部とを備え、該針先部の先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で前記上面の前記凹所を除く平坦面領域に当接可能でありかつ前記プローブに前記電極へ向けてのオーバドライブ力が作用して前記アーム部に撓み変形が生じたとき前記針先部の先端は前記平坦面領域から逸脱することなく該平坦面領域上を移動可能であることを特徴とする電気的接続装置。
  2. 前記電極はバンプ電極である、請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記プローブの前記先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で、前記プローブの前記基部から遠い側に位置する前記上面の一半領域に接触可能である、請求項1に記載の電気的接続装置。
  4. 前記アーム部の長手方向仮想延長線は、前記バンプ電極の前記上面のほぼ中心を通る軸線と交差する、請求項1に記載の電気的接続装置。
  5. 前記凹所は前記電極の前記上面の中央部に形成され、該凹所の周壁が該凹所の底部へ向けて傾斜し、前記平坦面領域が前記凹所の傾斜周壁に連続して該傾斜周壁を取り巻くように枠状に形成されており、前記プローブにオーバドライブ力が作用するときおよび該オーバドライブ力が解除されるとき、前記先端は前記傾斜周壁に移行することなく前記平坦面領域上を移動可能である、請求項1に記載の電気的接続装置。
  6. 前記複数のプローブは、前記針先を直線状に整列させるように、また前記アーム部の長手方向が前記針先の整列方向とほぼ直角でありかつそれぞれの前記プローブの前記基部から前記針先部へ向けての方向が前記針先の整列方向へ交互に逆方向となるように、配列されている、請求項1に記載の電気的接続装置。
  7. 上面に凹所が形成された電極を有する被検査体の電気検査のために前記上面に当接可能なプローブを備える電気的接続装置の使用方法であって、前記プローブはプローブ基板に結合された基部と、該基部から前記プローブ基板に沿ってこれから間隔をおいて前記被検査体の前記電極の上方へ伸びる弾性変形可能のアーム部と、前記プローブ基板から離れる方向へ向けて前記アーム部より突出する針先部とを備え、該針先部の先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で前記上面の前記凹所を除く平坦面領域に当接可能でありかつ前記プローブに前記電極へ向けてのオーバドライブ力が作用して前記アーム部に撓み変形が生じたとき前記針先部の先端は前記平坦面領域から逸脱することなく該平坦面上を移動することを特徴とする電気的接続装置の使用方法。
  8. 前記プローブの前記先端は、前記アーム部に撓みを伴う変形が生じていない状態で前記プローブの前記基部に遠い側に位置する前記上面の一半領域に接触可能である、請求項7に記載の電気的接続装置の使用方法。
  9. 前記アーム部の長手方向仮想延長線は、前記バンプ電極の前記上面のほぼ中心を通る軸線と交差する、請求項7に記載の電気的接続装置の使用方法。
  10. 前記凹所は前記電極の前記上面の中央部に形成され、該凹所の周壁が該凹所の底部へ向けて傾斜し、前記平坦面領域が前記凹所の前記周壁に連続して該周壁を取り巻くように枠状に形成されており、前記プローブにオーバドライブ力が作用するときおよび該オーバドライブ力が解除されるとき、前記針先は前記傾斜周壁に移行することなく前記平坦面領域上を移動する、請求項7に記載の電気的接続装置の使用方法。
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