JP2008150727A - ブレイダーの糸切れ検出装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正回転及び逆回転する糸条の糸切れを容易且つ迅速に検出できるようにする。
【解決手段】正回転及び逆回転する糸条Y1,Y2を組んで組成体を組成するブレイダーBRにおいて、糸条Y1,Y2の糸切れを検出する糸切れ検出装置1を備え、糸切れ検出装置1は、糸条Y1,Y2が通過する毎に検知信号を出力する糸条検知部11と、糸条検知部11からの検出信号を入力し、一つ置きの検知信号の出力間隔を計測することにより糸条の糸切れの有無を判定する判定部20とからなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の糸或いは繊維束等(以下、「糸条」という。)を組んで種々の形状の組成体を組成するブレイダーにおいて、糸条の糸切れを検出するためのブレイダーの糸切れ検出装置及び方法に関するものである。
複数のボビンキャリアーを軌道に沿って走行させ、このボビンキャリアーから繰り出される糸条を組んで、棒状、T字型、I字型等種々の形状の組成体を組成するブレイダーが知られている。ボビンキャリアーから繰り出される糸条の切断(糸切れ)によって不良な組成体が生産されないように、従来より、以下のようなブレイダーの糸切れ検出装置が提供されている。
従来の糸切れ検出装置は、通過する糸条を検知して、通過した糸条の数をカウントするものであり、所定期間内におけるカウントした糸条の数が、所定数(糸切れが無い場合に通過する糸条数)よりも少ない場合に糸切れ有りと判定する。従って、この糸切れ装置は、所定期間が経過しなければ糸切れを検出することができず、検出までに時間がかかり、又糸切れ箇所を見つけ難いという問題があった。
例えば特許文献1において、上記問題を解決する糸切れ検出装置が提供されている。この糸切れ検出装置は、ボビンキャリアーから繰り出される糸条を検出する検出部と、ボビンキャリアーを検出する検出部とを備え、これら検出部の検出結果に基づいて糸切れを検出ものである。この糸切れ検出装置では検出部を二つ必要とするので、生産するためのコストや手間がかかっていた。また、ボビンキャリアーから繰り出される糸条は正回転及び逆回転する二種類の糸条があるので、この糸切れ検出装置で糸切れの有無を判定するは難しい。
特許第3166452号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記の諸事情に鑑みて、正回転及び逆回転する糸条の糸切れを容易且つ迅速に検出できるブレイダーの糸切れ検出装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るブレイダーの糸切れ検出装置は、正回転及び逆回転する糸条を組んで組成体を組成するブレイダーにおいて、糸条の糸切れを検出する糸切れ検出装置を備え、糸切れ検出装置は、糸条が通過する毎に検知信号を出力する糸条検知部と、検出信号を入力し、一つ置きの前記検知信号の出力間隔を計測することにより糸条の糸切れの有無を判定する判定部とからなる。
糸条を回転するための駆動部と、駆動部を制御する制御部とを備え、制御部は、糸切れ検出装置における糸切れ有りの判定に基づき、駆動部を直ちに停止する。
糸切れ検出装置は、糸条の回転数に応じて出力されるパルス信号の数に基づき、前記出力間隔を計測する。
又、本発明に係るブレイダーの糸切れ検出方法は、正回転及び逆回転する糸条を組んで組成体を組成するブレイダーにおいて、糸条が通過する毎に検知信号を出力するステップと、一つ置きの検知信号の出力間隔を計測するステップと、計測値に基づき糸条の糸切れの有無を判定するステップとからなる。
上記の通り、本発明に係るブレイダーの糸切れ検出装置は、糸条検知部が糸条の通過毎に検知信号を出力して、一つ置きの検知信号の出力間隔を計測して糸切れの有無を判定するものである。ブレイダーにおけるボビンキャリアーから繰り出される糸条は、正回転及び逆回転の二種類の糸条があり、これらの糸条は回転速度が一定である。従って、糸切れが無い場合には、一つ置きの検知信号の出力間隔は略一定となる特性があるので、これにより容易且つ正確に糸切れの有無を判定することができる。さらに検知部が一つでよいので生産コスト等が少なくて済む。
以下、図面に基づいて、本発明に係るブレイダーの糸切れ検出装置及び方法について説明する。
図1は、ブレイダーの正面図である。図2は、ブレイダーの側面図である。図3は、図1のI−I線断面を含むボビンキャリアーを軌道に沿って走行させるための駆動装置の拡大正面図である。図4は、ボビンキャリアーの正面図である。図5は、糸切れ検出装置を装備したブレイダーを示す概略正面図である。図6は、糸切れ検出装置の検知信号を表す図である。
図1及び図2に示すように、ブレイダーBRは、ブレイダー本体Bb及びマンドレル装置Bmから構成されている。ブレイダー本体Bbは、軸線が水平で一側に開口eを有する略円筒状の機台Fbを備えている。ブレイダー本体Bbは、機台Fb内に配置された所定の曲率半径Rを有する曲面上の上板U、上板Uに穿設された軌道に沿って走行する複数のボビンキャリアーC、ボビンキャリアーCを走行させるための駆動装置D、組成位置安定ガイド部材G等から構成されている。マンドレル装置Bmは、機台Fb及びマンドレル移動装置M等から構成されている。
図2に示すように、上板Uは、機台Fb内に配置された略円筒状の機枠f1に、所定の間隔を置いて配置された適当な固着部材f2,f2’により取り付けられている。上板Uに、周方向に公知の軌道が穿設されている。
図3に示すように、中空ボルトf3は、ナットf4により機枠f1に取り付けられている。中空ボルトf3に、適当な軸受f5を介して歯車d1が嵌着されている。歯車d1の上面に、羽車d2が歯車d1と一体に回転できるように固定されている。羽車d2は、後述するボビンキャリアーCの係合軸c1が嵌合する溝を有する。
糸条Yは、ボビンキャリアーCに載置されているボビンc6から繰り出される。糸条Yは、マンドレル装置Bmに支持されているマンドレルm上の組成点Pに向かっている。中糸用或いは補強用糸条yは、機台FbのフレームFb’に略水平上に配置されたボビンキャリアーC’から繰り出される。中糸用糸条yは、機台Fbに取り付けられたガイドローラーf6により略直角方向に案内され、中空ボルトf3に挿入された後、マンドレルm上の組成点Pに向かう。
駆動装置Dは、サーボモーター等の適当な原動機10に連結されている(図5)。駆動装置Dは、歯車d1及び羽車d2に連結されている。そして、原動機10が歯車d1を回転駆動して羽車d2を回転することにより、羽車d2に嵌合されているボビンキャリアーCの係合軸c1が移動して、ボビンキャリアーCが軌道に沿って走行するようになっている。ボビンキャリアーCが上板Uに穿設された軌道に沿って移動することにより、多数の糸条Yが交錯して、種々の形状のマンドレルm上に組紐を組成する。必要に応じて、略水平状に配置されたボビンキャリアーC’からの中糸用糸条yが、軌道に沿って走行するボビンキャリアーCからの糸条Yに交絡して組紐を組成する。
図1及び図2に示すように、ボビンキャリアーCは、曲面状の上板Uの周面上に穿設された軌道に沿って配置されている。糸条Yは、ボビンキャリアーCに載置されたボビンc6から引き出され、上板Uの中心に集合するようになっている。マンドレルmの位置は、マンドレル装置Bmに取り付けられたマンドレルm上で組成される組紐の組成点Pが上板Uの中心に位置するように制御される。
図4に示すように、ボビンキャリアーCは上部フランジc2を備えている。上部フランジc2に、断面コ字状のマストc4及びスピンドルc5が立設されている。マストc4の先端部に、糸条ガイド部c3が回動自在に配置されている。スピンドルc5に、糸条Yが巻回されたボビンc6が挿着されている。スピンドルc5の先端部に、軸受けc7を有するフライヤーc8が回転可能に嵌着されている。
スピンドルc5の先端部に、縦方向に延びるスリット(図示略)が設けられており、このスリット内に先端が略三角形状の一組のフック部材c9,c9’が配置されている。フック部材c9,c9’の下端部は、スピンドルc5に軸支されている。フック部材c9,c9’は、圧縮バネ等の弾性部材により互いに離反する方向に付勢されている。ボビンc6或いはフライヤーc8をフック部材c9,c9’に挿入すると、フック部材c9,c9’が互いに接近する方向に回動し、ボビンc6或いはフライヤーc8をスピンドルc5に装着することができるようになっている。ボビンc6或いはフライヤーc8がスピンドルc5に装着されると圧縮バネ等の弾性部材により、フック部材c9,c9’が互いに離反する方向に拡張し、ボビンc6或いはフライヤーc8がスピンドルc5から抜け出ないように構成されている。
ボビンカバーc6’は、上部フランジc2に取り付けられている。ボビンカバーc6’は、ボビンキャリアーCが傾斜したり或いは逆さに位置した際に、ボビンc6に巻回されている糸条Yが、引き出されたり或いは垂れ下がって、隣接しているボビンc6に巻回されている糸条と絡まったり或いはブレイダーの他の部材等に絡まったりする等のトラブルを防止する。
マストc4の先端部に配置された糸条ガイド部c3の略ユ字状フレームc10には、下方から順に、テンションワッシャーc11、ガイドローラーc12、弛み取り部材c13及びガイドローラーc14が配置されている。弛み取り部材c13の先端部に、ガイドローラーc15’を有するガイド部c15が取り付けられている。弛み取り部材c13の他端は、コイルスプリングc16の一端が取り付けられている。コイルスプリングc16の他端は、フレームc10に取り付けられている。弛み取り部材c13は、フレームc10に配置された軸受け部材c17に取り付けられた軸部材c17’を介してフレームc10に枢支されており、コイルスプリングc16により図の反時計方向に回動するように付勢されている。従って、ボビンc6から繰り出される糸条Yが弛んだ場合には、弛み取り部材c13が軸部材c17’を中心に図の反時計方向に回動し、糸条Yの弛みを吸収するように構成されている。
フレームc10は、テンションワッシャーc11及びガイドローラーc14に隣接して、糸条Yを挿通する透孔c18及びc19が穿設されている。略ユ字状フレームc10は、マストc4に配置された軸c20を中心に図の時計方向に回動自在に構成されている。ボビンc6或いはフライヤーc8をスピンドルc5に装着する場合には、フレームc10を図の時計方向に回動することにより、スピンドルc5の上方に空間を作り、スピンドルc5にボビンc6或いはフライヤーc8を装着することができる。スピンドルc5にボビンc6或いはフライヤーc8を装着した後、フレームc10を、図の反時計方向に回動して元の位置に戻す。フレームc10は、適当なロック手段により、図4に示す位置に保持されるように構成されている。
上板Uに穿設された軌道に嵌合され摺動される上部フランジc2と下部フランジc21の間に、ガイド部c22が配置されている。ボビンキャリアーCは、上部フランジc2と下部フランジc21により上板Uを挟持することにより、上板Uに対して略垂直に保持されながら軌道に沿って走行するように構成されている。
図1及び図2において、組成位置安定ガイド部材Gは、第一組成位置安定ガイド部材g1及び第二組成位置安定ガイド部材g2を備えている。第一組成位置安定ガイド部材g1は、機台Fbの中間フレームFb’’から略水平方向に延びるフレームg1’に取り付けられている。第二組成位置安定ガイド部材g2は、第一組成位置安定ガイド部材g1に対して所定の間隔を置いて配置された、床部材Frに立設されたフレームg2’の先端部に取り付けられている。
第一組成位置安定ガイド部材g1及び第二組成位置安定ガイド部材g2は、上板Uに穿設された軌道に沿って蛇行しながら走行するボビンキャリアーCの横方向の移動に伴って揺れる糸条Yを案内し、その揺れを規制することにより組成点Pを略一定位置に維持する。このように組成点Pを略一定位置に維持することにより、組成される糸条Yが組成点P附近において不規則状態に交絡することなく安定した組成が実現でき、組成される組紐の形状が均一で安定した組紐を製造することができる。また、組成位置安定ガイド部材Gは、組成が終了した後、マンドレルmを図2の右方向に移動させる場合に、第二組成位置安定ガイド部材g2により組成された組紐に連なる多数の糸条Yを集束させ、切断装置(図示略)による糸条Yの切断を効果的に行う。
図1及び図2に示すように、マンドレル装置Bmの機台Fmは、ブレイダー本体Bbの前面に配置されている。機台Fmの上部には、上板Uの略中心に向けて、モーターb1等により水平移動可能な水平移動枠b2が配置されている。水平移動枠b2の先端部には、マンドレルmを2軸或いは3軸方向に適宜位置制御するためのマンドレル移動装置Mが配設されている。マンドレルmの位置は、水平移動枠b2の水平移動及びマンドレル移動装置Mにより、組成工程に応じて、適宜制御されるよう構成されている。
次に、ブレイダーBRに設けられた糸切れ検出装置1について説明する。図5に示すように、糸切れ検出装置1は、センサー(検知部)11を備えている。糸条Yは、円筒状の機台Fbの軸芯を中心として、正回転(図の時計方向回転)する糸条Y1(実線)と、逆回転(図の反時計方向回転)する糸条Y2(二点鎖線)と、がある。センサー11は、正回転及び逆回転する糸条Y1及びY2が通過する毎に第一パルス(検知信号)p1を出力するようになっている。
センサー11は、糸条Y1及びY2の夫々の通過を検知することができるように、各糸条Y1及びY2の夫々が交錯しない位置に配置される。センサー11は、機台Fbの軸方向に配列された発光素子及び受光素子を備えており、発光素子から投光される光が糸条Y1又はY2によって遮られることにより、受光部に影が形成され、第一パルスp1を出力するように構成されている。センサー11は、中間フレームFb’’等を介して所定位置に固定されている。
サーボモーター(原動機)10は、所定角度回転する毎に第二パルス(測定信号)p2を出力するようになっている。第二パルス(測定信号)p2は、サーボモーター10の回転数(回転角度)に応じて(比例して)出力される。糸切れ検出装置1は、演算手段14を備えている。演算手段14は、カウンター(測定部)12及び判定部20を備えている。カウンター12は、第一パルスp1及び第二パルスp2が入力されるよう構成されている。また、カウンター12は、第二パルスp2のパルス数をカウントできるように構成されている。
図6(a)に示すように、第一パルスp1は、正回転及び逆回転の糸条Y1及びY2がセンサー11を通過する毎にカウンター12に入力される。また、第二パルスp2は、常にサーボモーター10の回転数に応じてカウンター12に入力される。そして、カウンター12は、第一パルスp1が入力される毎に、第二パルスp2の数のカウントを開始する。カウントを開始した第一パルスp1において、カウンター12は、2つの第一パルスp1が入力された時点でカウントを終了するようになっている。
例えば、カウンター12は、第一番目の糸条Y1の第一パルスp1が入力されると、第二パルスp2の数のカウントを開始し、第二番目の糸条Y2の第一パルスp1が入力され、第三番目の糸条Y1の第一パルスp1が入力された時点で、第二パルスp2のカウントを終了し、その間の第二パルスp2の数である測定パルス数A1を計測する。また同様に、カウンター12は、第二番目の糸条Y2の第一パルスp1が入力されると、第二パルスp2の数のカウントを開始し、第三番目の糸条Y1の第一パルスp1が入力され、第四番目の糸条Y2の第一パルスp1が入力された時点で、第二パルスp2のカウントを終了し、その間の第二パルスp2の数である測定パルス数A2を計測する。同様に続けて、カウンター12は、測定パルス数A3,・・・を計測する。
そして、正回転の糸条Y1及び逆回転の糸条Y2は共に、等間隔に配置され回転し、糸条Y1及びY2の移動する距離(角度)はサーボモーター10の回転角度に比例するので、一つ置きの第一パルスp1の間隔を計測する測定パルス数A1,A2,・・・は、略一定となる。所定パルス数Rは、糸切れの無い測定パルス数A1,A2,・・・に許容誤差(測定パルス数の5乃至15分の1程度)を含ませた数とする。
判定部20は、比較部21及び記憶部22を備えている。比較部21は、カウンター12によって計測された測定パルス数A1,A2,A3,・・・が入力される。記憶部22は、糸切れの有無を検知するための閾値となる所定パルス数(許容パルス数)Rが記憶される。そして、比較部21は、カウンター12から入力される測定パルス数A1,A2,・・・と、記憶部22に記憶される所定パルス数Rと、を比較する。
尚、所定パルス数Rは、糸条Y1及びY2の本数に応じて増減できるようになっている。即ち、糸条Y1及びY2が等間隔に配置され、糸条Y1及びY2の本数が減ると、センサー11を通過する糸条Y1及びY2の間隔が大きくので、測定パルス数A1,・・・が増加し、所定カウント数Rも増加しなければならない。また、糸条Y1及びY2の本数が増えると、センサー11を通過する糸条Y1及びY2の間隔が小さくなるので、測定パルス数A1,・・・が減少し、所定カウント数Rも減少しなければならない。
比較部21は、測定パルス数A1が所定パルス数Rよりも小さい(A1<R)ときは、糸条Y1及びY2の糸切れ無しと判定する。また、比較部21は、測定パルス数A1’が所定パルス数Rよりも大きい(A1’≧R)ときは、糸条Y1及びY2の糸切れ有りと判定する。
即ち、図6(b)に示すように、例えば第三番目の糸条Y1が切断している場合、カウンター12は、第一番目の糸条Y1の第一パルスp1が入力されると、第二パルスp2の数のカウントを開始し、第二番目の糸条Y2の第一パルスp1が入力され、第四番目の糸条Y1の第一パルスp1が入力された時点で、第二パルスp2のカウントを終了し、測定パルス数A1’を計測する。そのため、測定パルス数A1’は、糸切れが無い場合の測定パルス数A1に比べて大きくなる。そして、測定パルス数A1’が所定パルス数Rよりも大きい(A1’≧R)ときは、糸条Y1及びY2の糸切れ有りと判定することができる。
サーボモーター10は、制御部30により制御されている。制御部30は、判定部20に接続されている。比較部21は、糸切れ有りと判定した場合に、制御装置30へ信号を送り、制御部30はサーボモーター10の駆動を停止する。さらに、制御部30に接続したランプ、アラーム等(報知手段)16が起動するようになっている。そして、オペレーターが糸切れの発生を知り、糸切れした糸条Yの糸継ぎを行う。この糸切れ検出装置1によれば、糸切れ判定が迅速であり、センサー11の近傍に糸切れの糸条Yが配置されて停止するので、オペレーターが簡単に糸切れ発生の位置を発見することができる。
上記実施形態においては、糸切れ検出装置1は、1つのセンサー11を備えたものであるが、もう1つを180度ずれた対向位置に配置して、より早期に糸条Yの糸切れを検出することもできる。また、必要に応じて、3ヶ所以上センサー11を配置することができる。そして、糸切れを検知したセンサー11を特定して、早期に糸切れ発生の位置を発見することができるように、制御部30にモニター等の表示手段(図示略)を接続し、この表示手段に予め設定したセンサー番号等を表示するようにしてもよい。
ブレイダーの正面図である。 ブレイダーの側面図である。 図1のI−I線断面を含むボビンキャリアーを軌道に沿って走行させるための駆動装置の拡大正面図である。 ボビンキャリアーの正面図である。 糸切れ検出装置を装備したブレイダーを示す概略正面図である。 糸切れ検出装置の検知信号を表す図である。
符号の説明
BR ブレイダー
1 糸切れ検出装置
10 サーボモーター(原動機)
11 センサー(検知部)
12 カウンター(測定部)
20 判定部
21 比較部
22 記憶部
30 制御部
Y1 正回転する糸条
Y2 逆回転する糸条
p1 第一パルス(検知信号)
p2 第二パルス(測定信号)
A1,A2,A3,・・・ 測定パルス数
A1’ 糸切れの測定パルス数
R 所定パルス数(許容パルス数)

Claims (4)

  1. 正回転及び逆回転する糸条を組んで組成体を組成するブレイダーにおいて、前記糸条の糸切れを検出する糸切れ検出装置を備え、前記糸切れ検出装置は、前記糸条が通過する毎に検知信号を出力する糸条検知部と、前記検出信号を入力し、一つ置きの前記検知信号の出力間隔を計測することにより前記糸条の糸切れの有無を判定する判定部とからなることをブレイダーの糸切れ検出装置。
  2. 前記糸条を回転するための駆動部と、前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記糸切れ検出装置における糸切れ有りの判定に基づき、前駆駆動部を直ちに停止することを特徴とする請求項1に記載のブレイダーの糸切れ検出装置。
  3. 前記糸切れ検出装置は、前記糸条の回転数に応じて出力されるパルス信号の数に基づき、前記出力間隔を計測することを特徴とする請求項1又は2に記載のブレイダーの糸切れ検出装置。
  4. 正回転及び逆回転する糸条を組んで組成体を組成するブレイダーにおいて、前記糸条が通過する毎に検知信号を出力するステップと、一つ置きの前記検知信号の出力間隔を計測するステップと、前記計測値に基づき前記糸条の糸切れの有無を判定するステップとからなることをブレイダーの糸切れ検出方法。
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