JP2008150100A - 冷水器及びその集中メンテナンス方法 - Google Patents

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三郎 篠原
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Abstract

【課題】冷却用タンクを冷水器本体から容易に脱着することができるようにし、取り外した状態で冷却用タンクを洗浄殺菌できるようにした冷水器の提供を図る。
【解決手段】ケーシング11を分解することなく収納部に取り外し可能に収納された冷水カセット51と、ケーシング11に設けられた水源部及び電源部を備える。冷水カセット51が、水源部から供給される水を貯溜する冷却用タンク52と、熱交換装置60と、給水コック25とを備える。水の接続と電気の接続とを脱着可能として、ケーシング11から冷水カセット51を取り出し水の接続と電気の接続とを自動又は手動で行う。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、飲料水を冷やして供給するようにした冷水器及びその集中メンテナンス方法に関するものである。
従来より、冷水器は家庭や職場や公共施設など、多くの人に手軽に冷水を供給するために設置され使用されている。この冷水器には、冷却用タンクが設けられ、この冷却用タンクから直接或いは他の貯溜用タンクを介して給水コックに接続され、利用者はこの給水コックからコップなどで水を受けて、飲用している。
これらの水の水源は、上水道に接続された場合もあり、上水道とは切り離された独立した水源タンクを設けたものもある。この水源タンクを設ける場合には、水源タンクを冷水器のケーシング内に設け、水源タンクの蓋を開けて水をつぎ足す形式のものと、特許文献1に示されるように、水源タンクを機器から脱着して、水源タンクに注水をする形式のものとがある。
水源から供給された水は、上記のように冷却用タンクにて冷却され、直接又は間接的に給水コックから注出される。ところが、水を完全に滅菌状態に保つことは実質的に不可能であり、これらの菌が冷却用タンク内で繁殖して水垢の原因となる場合がある。そのため、特許文献2や3に示すされるように、殺菌装置を冷水器に設ける提案もなされている。この特許文献2は蛇口の殺菌を行うものであり、特許文献3は水源タンク内の殺菌を行うものである。ところが、特許文献2のように蛇口で殺菌しても、その上流側の冷却用タンクが汚染されて水垢が水に浮かぶ状態となることは、好ましいものとは言えない。また、特許文献3のように、水源タンクという上流側で殺菌しても、100%の殺菌は実質的に困難であり、僅かな菌であっても、冷却用タンク内で長時間水が貯溜されていると、その菌が繁殖するおそれを否定できない。よって、冷却用タンクについても、洗浄殺菌を行うことが望ましいと言える。
ところが、冷却用タンクには熱交換装置が取り付けられているため、冷却用タンク内の洗浄滅菌は困難である。特に、水源タンクは特許文献1のように、本来取り外しすることを前提に装置が作成されているが、熱交換装置を備えた冷却用タンクは、本来取り外ししないことを前提に設計されている。
そのため、冷却用タンクを洗浄殺菌するには、冷水器全体を持ち帰って専門工場などで洗浄殺菌する方法か、冷水器を分解して熱交換装置を取り外して冷却用タンクを取り出して洗浄殺菌する方法か、専門知識を備えた熟練したサービスマンが1箇所ずつの冷水器を回ってタンク内の洗浄殺菌を行う方法か、いずれかの方法をとらなければならないのが現状であるが、いずれの方法も時間と手間のかかる方法であり、現実的ではない。
特開2006−117248号 特開2004−131167号 特開2003−72896号
本願発明は、上記事情に鑑み、冷却用タンクを冷水器本体から容易に脱着することができるようにし、取り外した状態で冷却用タンクを洗浄殺菌できるようにした冷水器を提供せんとするものである。
また、本願発明は、分散して多数配置されている冷水器について、冷却用タンクを効率よく洗浄殺菌することができるようにした冷水器の集中メンテナンス方法を提供せんとするものである。
本願の請求項1に係る発明は、冷水カセットの収納部を備えたケーシングと、ケーシングを分解することなく上記の収納部に取り外し可能に収納された冷水カセットと、ケーシングに設けられた水源部及び電源部を備え、この冷水カセットが、水源部から供給される水を貯溜する冷却用タンクと、この冷却用タンクに設けられた熱交換装置と、冷却用タンクに接続され同タンク内の水を外部に注ぎ出す給水コックと、冷却用タンクからの水通路の先端に設けられた水コネクタと、熱交換装置からの電機回路に設けられた電気コネクタとを備え、上記の水源部は、上記の水コネクタに対して着脱可能に設けられた水接続部を備え、上記の電源部は、上記の電気コネクタに対して着脱可能に設けられた電気接続部を備え、冷水カセットがケーシングに装着されて、上記の水コネクタと上記の水接続部とが接続され、上記の電気コネクタと上記の電気接続部とが接続されることによって、水源部からの水が冷却用タンクに貯溜されると共に、熱交換器装置が作動可能となり、冷却用タンクにて冷却された水を給水コックから注ぎ出すことを可能とした冷水器を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、熱交換装置は、ペルチェ素子と、ペルチェ素子に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク内に配位された冷水ヒートシンクと、及び放熱ヒートシンクと、ペルチェ素子に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク外に配位された放熱ヒートシンクと、この放熱ヒートシンクに対する空冷用ファンとを備え、
この熱交換装置が冷水カセット側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷水器を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、ケーシングの前面に、上記収納部の開口が形成されたものであり、上記の冷水カセットが、この前面開口を閉じる前面パネルを備え、この前面パネルの背面に上記の冷却用タンクが取り付けられ、この前面パネルの正面の上半分に上記の給水コックが取り付けられ、この冷水カセットの上半分の左右両側に被支持部が設けられ、上記の収納部の左右両側にスライド支持部が形成され、このスライド支持部は、被支持部を支持することによって冷水カセット全体を吊り下げて支持するものであり、且つ、水冷カセットの着脱時において被支持部はこのスライド支持部に支持された状態で前後方向に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の冷水器を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、上記の水コネクタと電気コネクタとはその少なくとも何れか一方が上記の冷水カセットの上半分に固定され、上記の水接続部と電気接続部との少なくとも何れか一方が上記の収納部の上半分に固定され、この水コネクタと水接続部のとの水接続と、この電気コネクタと電気接続部のとの電気接続との少なくとも何れか一方が、冷水カセットを収納部の所定の位置への着脱に際して自動で着脱されるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の冷水器を提供する。
本願の請求項5は、請求項1〜4に記載の冷水器をメンテナンスする方法であって、上記の冷水カセットを集中処理場で洗浄し、この洗浄済の冷水カセットを上記の冷水器のある場所に運搬し、既に冷水器に取り付けられている使用済の冷水カセットを取り外して、洗浄済の冷水器と交換し、取り外した冷水カセットを集中処理場へ運搬して洗浄するようにしたことを特徴とする冷水器の集中メンテナンス方法を提供する。
本願の請求項1〜4の発明は、冷却用タンクを冷水器本体から容易に脱着することができるようにし、取り外した状態で冷却用タンクを洗浄殺菌できるようにした冷水器を提供し得たものである。
また、本願の請求項5に係る発明は、分散して多数配置されている冷水器について、冷却用タンクを効率よく洗浄殺菌することができるようにした冷水器の集中メンテナンス方法を提供することができたものである。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1は本願発明の実施の形態に係る冷水器の構造説明図であり、図2は同冷水器を正面から見た斜視図であり、図3は同冷水器から冷水カセットを取り外した状態の斜視図であり、図4は同冷水器のメンテナンス方法の説明図である。
まず、図2に示すように、この冷水器11は、床などの上に設置される基台22上に、ケーシング21が設けられており、このケーシング21の内部に、各構成要素が収納されている。ケーシング21の前面には、給水部23が設けられており、コップ受け部24の上方には温水コック25と冷水コック26とが並べて設けられている。コップ受け部24はスノコ状となっており、図示は省略するが、コップ受け部24の下方は排水口につながっている。
このケーシング21は、ケーシング上部201、ケーシング中部202、ケーシング下部203に区分され、ケーシング上部201には図1に示す給水ボトル31及び常温タンク32が収容されている。ケーシング中部202には冷却用タンク52を備えた冷水カセット51が収容され、ケーシング下部203には温水タンク41が収容されている。
給水ボトル31及び常温タンク32は水源となるものである。この水源には上水道に接続したものとして実施することもできるが、この例では、給水ボトル31を交換式として、給水ボトル31に新鮮な水(コーヒー、紅茶、ジュースや牛乳などの人が飲用できる液体をいう、以下同じ)を収納し、これを水源として供給する。常温タンク32は、給水ボトル31からの水を受け入れるもので、図1に示すように、水位調整をなすために、仕切り板33で上方の空気室35と下方の水室36とに区画されている。給水ボトル31の下端は水室36に導通しており、他方、空気室35は外気に開口しており(開口部は図示せず)、仕切り板33に設けられたエアフィルタ34を備えた通気孔を介して、水室36の上部に連通している。よって、空気室35と給水ボトル31の上部空間との圧力が均衡して、水室36内の水位は一定水位を保つようになる。
この常温タンク32の水室36は、温水用給水路37を介して温水タンク41に接続されている。この温水タンク41は、加熱用ヒータ42を外周壁に備えると共に、この外周壁は断熱材43にて覆われている。この温水タンク41には、温水用注出路44を介して温水コック25に接続されている。この温水コック25は、温水タンク41より上方にあるが、常温タンク32より下方にあるため、水頭差によって、常温タンク32の水は温水コック25から吐出する。もちろん、水頭差によらずして、ポンプなどを利用して注出するようにしてもよい。また、この温水タンク41には、ドレン45が設けられており、その排水栓46を開いて内部の水を排水できる。また、この温水タンク41には温度センサ47が設けられており、この温度センサ47で検知した水温は制御回路48に電気的に送られる。制御回路48は、加熱用ヒータ42に電気的に接続され、温度センサ47と、所定の設定温度とによって、加熱用ヒータ42の作動を制御なす。この制御回路48は電源プラグ49を介して電源に接続されている。
以上の給水ボトル31、温水タンク41に関する構成は、ケーシング21に取り付けられてケーシング21と一体となっており、分解などを行わないかぎり、容易には取り外しすることができない。これに対して、次に述べる冷水カセット51は、ケーシング21と別体に構成されており、容易に取り外しすることができる。
この冷水カセット51は、図1において破線で囲った部分であり、冷却用タンク52と、この冷却用タンク52に設けられた熱交換装置60を主たる構成要素とする。さらに、この冷却用タンク52に接続され同タンク内の水を外部に注ぎ出す冷水コック26とを備える。
まず、冷却用タンク52について説明すると、この冷却用タンク52は、先の温水タンク41と同様に、水頭差によって、常温タンク32の水を冷水コック26から抽出する。そのために、冷水用給水路38の先端に設けられた水接続部39に着脱可能に接続される水コネクタ53を、水通路54の先端に備え、この水通路54の基端は冷却用タンク52に接続されている。ここで、水接続部39はケーシング21側にあり、水コネクタ53と水通路54は冷水カセット51側にある。この水接続部39と水コネクタ53とは、水漏れしないように着脱可能であることが必要であるが、両者が離脱した際に自動で閉じられる閉止弁を備えたものであってもよく備えないものであってもよい。この水接続部39と水コネクタ53とが接続されることによって、常温タンク32と冷却用タンク52とが接続され、さらに冷却用タンク52の水は水頭差によって冷水コック26から吐出される。
この冷却用タンク52内の水を冷却するために、熱交換装置60が設けられる。この熱交換装置60は、ペルチェ素子61と、ペルチェ素子61に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク52内に配位された冷水ヒートシンク62とを備える。さらに、このペルチェ素子61に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク52の外に配位された放熱ヒートシンク63と、この放熱ヒートシンク63に対する空冷用ファン64とを備える。この例においては、冷却用タンク52は略直方体であり、熱交換装置60は冷却用タンク52の後部壁に設けられている。このペルチェ素子61、空冷用ファン64の数は冷却能力に応じて適宜変更可能であり、図1では1組を図示しているが、図3では複数組(2組)が設けられる。
このペルチェ素子61の空冷用ファン64への電力供給は、電気コネクタ65を介してなされる。この電気コネクタ65はペルチェ素子61、空冷用ファン64に対してコードなどで電気的に接続されている。また、冷却用タンク52には温度センサ67が設けられ、この温度センサ67によって冷却用タンク52内の水温を検知するもので、この検知信号を伝えるコードも電気コネクタ65に接続されている。この電気コネクタ65は、電気接続部66と着脱可能に接続され、この電気接続部66は制御回路48に接続されている。ここで、電気コネクタ65は冷却用タンク52の上部に配置されたものであり(言い換えると冷水カセット51の要素であり)、電気接続部66はケーシング21側に設けられているものである。この接続によって、温度センサ67によって検出された冷却用タンク52内の温度によって、ペルチェ素子61、空冷用ファン64が制御回路48によって制御される。この制御回路48は、AC−DC変化器を備え、ペルチェ素子61及び空冷用ファン64には直流電源が出力される。
以上、この実施の形態では、冷水カセット51がケーシング21に装着されて、上記の水コネクタ53と上記の59とが接続され、上記の電気コネクタ65と上記の電気接続部66とが接続されることによって、給水ボトル31、常温タンク32からの水が冷却用タンク52に貯溜され得ると共に、熱交換装置60が作動可能となり、冷却用タンク52にて冷却された水を冷水コック26から注ぎ出すことが可能となる。他方、冷却用タンク52を洗浄し、殺菌する場合には、冷水カセット51の全体をケーシング21から取り外すことができ、所定の洗浄殺菌工場などで洗浄殺菌を行うことができる。
このための有利な構造を、図3を中心に説明する。
ケーシング21には、その前面に、ケーシング中部202の収納部の開口71が形成されており、このケーシング中部202内に冷却用タンク52は収容される。冷水カセット51は、この温水タンク41を閉じる両面パネル72を備える。この両面パネル72の背面には、冷却用タンク52が取り付けられる。この例では冷却用タンク52は縦長であり、ペルチェ素子61及び空冷用ファン64は、2組が上下に取り付けられている。
両面パネル72の正面の上半分(望ましくは上部の1/3)には、前記の冷水コック26が取り付けられている。また、この冷水カセット51の上半分(望ましくは上部の1/3)の左右両側には、被支持部73が設けられている。この被支持部73は、この例では、冷水ヒートシンク62の形状を段付きのものとすることによって形成されている。他方、ケーシング中部202の収納部の左右両側には、スライド支持部74が形成され、このスライド支持部74は、被支持部73を支持することによって冷水カセット51全体を吊り下げて支持する。また、冷水カセット51の着脱時において被支持部73はスライド支持部74に支持された状態で前後方向に移動可能である。この被支持部73は、スライド支持部74に対して摺動可能且つ吊り下げ支持されるものであればよく、例えば、冷却用タンク52からフランジ部を突出させるなど適宜変更できる。他方、スライド支持部74についても、図示のように冷水カセット51に段部を形成するもの他、レールを渡すなどして、支持するものであってもよい。
この冷水カセット51は底部でケーシング21に支持させることもできるが、図示のように、冷水カセット51をその上部で支持させることによって、冷水コック26を持って容易にケーシング21から引き出すことができる。特に、冷水コック26を引き出し用の把手と兼用することによって、別個の引き出し用の構成を設けずとも実施することができ、スマートな外観を保つことができる。
さらに、水コネクタ53と電気コネクタ65とは冷水カセット51の上部に固定されている。他方、水接続部39と電気接続部66をケーシング21のケーシング中部202の収納部の上半分に固定する。そして、冷水カセット51をケーシング21の所定の位置へ着脱が完了する際に、水コネクタ53、電気コネクタ65と水接続部39、電気接続部66とが嵌合するように位置合わせして設ける。これによって、両者の接続が自動で着脱されるため、メンテナンス作業者は、冷水コック26を手で持って、引き出すことによって、冷水カセット51をケーシング21から簡単に取り外しすることができる。なお、電気的な接続と水の接続とを全て自動で行うことが困難な場合には、いずれか一方を自動で脱着するものとし、他方を手で取り外しするようにしてもよい。また、双方を手で脱着するようにしてもよい。取付が完了した冷水カセット51は、その両面パネル72をケーシング21にネジ75等の適宜固定具で取り付ければ良い。
このように、冷水カセット51をその重心より上方で吊り下げ支持しながら脱着し、且つ、水及び/又は電気の接続を冷水カセット51の上部で行うことによって、水及び/又は電気の接続の位置決めが比較的正確に行うことできる。
また、冷却用タンク52は縦長である(上下長さが前後長さよりも大きい)ため、上記のように懸垂状態で支持して、冷水カセット51を引き出す場合にも、引き出しの作業を楽に行うことができる。
このように、冷水カセット51を前面から引き出すため、冷水器11の後方及び左右が壁などで塞がれている場合にあっても、冷水カセット51を支障なく引き出すことができる。また両面パネル72を冷却用タンク52に固定して、両面パネル72と共に冷却用タンク52を引き出してしまうため、一回の作業で両面パネル72と冷却用タンク52とを取り出すことができる。しかも、熱交換装置60をケーシング側に残して、冷却用タンク52のみを取り出すと、着脱の位置合わせや水漏れなどの不具合が生ずるおそれが高くなるが、熱交換装置60と冷却用タンク52とを一体として取り出すため、このような問題は生じない。また、ペルチェ素子を用いた熱交換装置であるため、コンプレッサなどの大型の装置が不要となり、熱交換装置60を冷却用タンク52と共に引き出すことが可能となったものである。
最後に、この冷水器11の効果的なメンテナンス方法を図4に基づき説明する。これは、冷水カセット51の冷却用タンク52を中心とする洗浄殺菌を現地で行うのではなく、工場などの集中処理施設12で行うものである。そして、この洗浄済の冷水カセット51を各冷水器11のある場所に運搬し、既に冷水器11に取り付けられている使用済の冷水カセット51を取り外して、洗浄済の冷水カセット51と交換する。そして、取り外した冷水カセット51を集中処理施設12へ運搬して洗浄や殺菌を行うものである。これによって、能率的な冷却用タンク52を中心とした洗浄殺菌を行うことができる。図では、各冷水器11と集中処理施設12とを個別に往復しているが、複数の冷水器11を順次回るようにすればよいことは当然である。
なお、この例では、温水タンク41については、加熱するため、殺菌を行わずとも問題はないとしたが、温水タンク41についても、同様の処理を行うこともできる。また、温水タンク41を備えた温水冷水併用タイプの冷水器として実施したが、温水タンク41を備えない専用タイプの冷水器として実施することもできる。
本願発明の実施の形態に係る冷水器の構造説明図である。 同冷水器を正面から見た斜視図である。 同冷水器から冷水カセットを取り外した状態の斜視図である。 同冷水器のメンテナンス方法の説明図である。
符号の説明
11 冷水器
12 集中処理施設
201 ケーシング上部
202 ケーシング中部
203 ケーシング下部
21 ケーシング
22 基台
23 給水部
24 コップ受け部
25 温水コック
26 冷水コック
31 給水ボトル
32 常温タンク
33 仕切り板
34 エアフィルタ
35 空気室
36 水室
37 温水用給水路
38 冷水用給水路
39 水接続部
41 温水タンク
42 加熱用ヒータ
43 断熱材
44 温水用注出路
45 ドレン
46 排水栓
47 温度センサ
48 制御回路
49 電源プラグ
51 冷水カセット
52 冷却用タンク
53 水コネクタ
54 水通路
60 熱交換装置
61 ペルチェ素子
62 冷水ヒートシンク
63 放熱ヒートシンク
64 空冷用ファン
65 電気コネクタ
66 電気接続部
67 温度センサ
71 開口
72 前面パネル
73 被支持部
74 スライド支持部
75 ネジ

Claims (5)

  1. 冷水カセットの収納部を備えたケーシングと、
    ケーシングを分解することなく上記の収納部に取り外し可能に収納された冷水カセットと、ケーシングに設けられた水源部及び電源部を備え、
    この冷水カセットが、
    水源部から供給される水を貯溜する冷却用タンクと、
    この冷却用タンクに設けられた熱交換装置と、
    冷却用タンクに接続され同タンク内の水を外部に注ぎ出す給水コックと、
    冷却用タンクからの水通路の先端に設けられた水コネクタと、
    熱交換装置からの電機回路に設けられた電気コネクタとを備え、
    上記の水源部は、上記の水コネクタに対して着脱可能に設けられた水接続部を備え、
    上記の電源部は、上記の電気コネクタに対して着脱可能に設けられた電気接続部を備え、
    冷水カセットがケーシングに装着されて、上記の水コネクタと上記の水接続部とが接続され、上記の電気コネクタと上記の電気接続部とが接続されることによって、
    水源部からの水が冷却用タンクに貯溜されると共に、熱交換器装置が作動可能となり、冷却用タンクにて冷却された水を給水コックから注ぎ出すことを可能とした冷水器。
  2. 熱交換装置は、
    ペルチェ素子と、ペルチェ素子に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク内に配位された冷水ヒートシンクと、及び放熱ヒートシンクと、ペルチェ素子に対して熱伝導可能に備えられると共に冷却用タンク外に配位された放熱ヒートシンクと、この放熱ヒートシンクに対する空冷用ファンとを備え、
    この熱交換装置が冷水カセット側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の冷水器。
  3. ケーシングの前面に、上記収納部の開口が形成されたものであり、
    上記の冷水カセットが、この前面開口を閉じる前面パネルを備え、
    この前面パネルの背面に上記の冷却用タンクが取り付けられ、
    この前面パネルの正面の上半分に上記の給水コックが取り付けられ、
    この冷水カセットの上半分の左右両側に被支持部が設けられ、
    上記の収納部の左右両側にスライド支持部が形成され、このスライド支持部は、被支持部を支持することによって冷水カセット全体を吊り下げて支持するものであり、且つ、水冷カセットの着脱時において被支持部はこのスライド支持部に支持された状態で前後方向に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の冷水器。
  4. 上記の水コネクタと電気コネクタとはその少なくとも何れか一方が上記の冷水カセットの上半分に固定され、
    上記の水接続部と電気接続部との少なくとも何れか一方が上記の収納部の上半分に固定され、
    この水コネクタと水接続部のとの水接続と、この電気コネクタと電気接続部のとの電気接続との少なくとも何れか一方が、冷水カセットを収納部の所定の位置への着脱に際して自動で着脱されるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の冷水器。
  5. 請求項1〜4に記載の冷水器をメンテナンスする方法であって、
    上記の冷水カセットを集中処理場で洗浄し、
    この洗浄済の冷水カセットを上記の冷水器のある場所に運搬し、
    既に冷水器に取り付けられている使用済の冷水カセットを取り外して、洗浄済の冷水器と交換し、
    取り外した冷水カセットを集中処理場へ運搬して洗浄することを特徴とする冷水器の集中メンテナンス方法。
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