JP2008150090A - 燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法 - Google Patents

燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の人的ミスを低減することにより、燃料供給作業時における安全性の向上を図る。
【解決手段】燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気が除去されたか否かを判断し、判断された結果に基づいて、燃料供給システム100が燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する。そして、生成された燃料供給許可信号を燃料供給システム100へ送信する。このように、燃料供給作業者による静電気除去対策がおこなわれるまで、燃料の供給を禁止することにより、燃料供給作業時における安全性の向上を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、人体に帯電している静電気を除去する燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法に関する。
従来より、フルサービス式、セルフサービス式を問わずガソリンスタンドでは、ユーザの人的ミスが原因となり、様々な事故および経済的損失が発生している。たとえば、ディーゼル車にガソリンを給油するなどの誤給油が原因となり、エンジントラブルや車両火災などが発生している。また、燃料タンクからの燃料の抜き取り作業などのオーバーホールが必要となることが多く、それにともなう無駄な作業労力の消費を招いていた。
特に、急速に増加しつつあるセルフサービス式のガソリンスタンドにおいては、安全意識の低い利用者によって給油作業がおこなわれることが多い。このため、人的ミスが原因となり発生する経済的損失が増大しており、人的ミスの削減が重要な課題となっている。
近年、このような人的ミスを防止するために様々な対策がおこなわれている。たとえば、車両の適宜位置に設けられた油種コードを読み取ることによって、読み取られた油種のみを給油する給油システムが提供されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。これによれば、油種コードによって読み取られた油種のみの給油がおこなわれることとなり、誤給油を防止することができる。
特開平09−86597号公報
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術では、燃料キャップの取り外し時に、利用者に帯電している静電気が原因となり発生する静電気火災については依然として防止することができないという問題があった。
さらに、給油後における燃料キャップの閉め忘れによる燃料漏れ、およびそれにともなう車両火災についても依然として防止することができないという問題があった。
一般に、これらの人的ミスを削減するため、たとえば、静電気対策および燃料キャップの閉め忘れについての注意書きを設けることによって利用者の注意喚起を促している。具体的には、『給油口を開ける前に静電気対策をおこないましょう。』などの注意書きが給油装置の所定の位置に設けられている。
しかしながら、このような注意書きに気付かない利用者、あるいは、注意書きに気付いたとしても従わない利用者にとっては、意味の無いものとなっていた。特に、静電気対策については、燃料キャップの取り外し前におこなう必要があるため、事前に利用者に注意喚起することが難しく、依然として静電気火災を防止することができないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、人体に帯電している静電気を適切に除去することができる燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法は、燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムを制御する燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法であって、前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知し、検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成し、生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信することを特徴とする。
この発明によれば、燃料供給作業者による静電気除去装置の利用が検知されるまで、燃料供給システムにおける燃料の供給を禁止することができる。
また、上記発明において、燃料キャップに設けられたICタグの情報を取得し、取得された情報のうち、受給可能な燃料の種類に関する情報に基づいて、所定の種類の燃料のみの供給を許可する燃料供給許可信号を生成することとしてもよい。
この発明によれば、燃料の種類を指定する燃料供給作業者の入力操作を必要とすることなく、車両に応じた適切な種類の燃料の供給を許可することができる。
また、上記発明において、前記燃料供給作業者が所定箇所に接触する行為と連動して入力された、当該燃料供給作業者に関する認証情報を取得し、取得された認証情報を含む利用者識別情報を、前記燃料供給作業者を認証する認証サーバに送信し、前記利用者識別情報が送信された結果、前記認証サーバから前記燃料供給作業者の正当性を証明する認証結果が受信され、かつ、前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知された場合に、前記燃料供給許可信号を生成することとしてもよい。
この発明によれば、認証情報を入力する燃料供給作業者の一連の動作中に、当該燃料供給作業者に静電気除去装置を利用させることができる。
また、上記発明において、車両の給油口に対する前記燃料キャップの脱着を検知し、前記燃料キャップの脱着が検知された時点で、前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知されていない場合、前記燃料供給作業者に静電気の除去を促す情報を報知することとしてもよい。
この発明によれば、燃料キャップの脱着前に、燃料供給作業者による静電気除去装置の利用が検知されなかった場合、その都度、静電気が除去されていない旨を燃料供給作業者に報知することができる。
また、上記発明において、前記燃料キャップの装着が検知された場合、前記燃料の供給に関する料金の精算を許可する精算許可信号を生成し、生成された精算許可信号を前記燃料供給システムへ送信することとしてもよい。
この発明によれば、燃料キャップの装着前に、燃料の供給に関する料金の精算がおこなわれることを防ぐことができる。
本発明にかかる燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法によれば、人体に帯電している静電気を適切に除去することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(燃料供給システムのシステム構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム100のシステム構成図である。図1において、燃料供給システム100は、給油装置101と、認証サーバ102とが、ネットワーク110を介して通信可能に接続されている。
給油装置101は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンおよび軽油などの燃料を車両に供給するコンピュータ装置である。給油装置101には、支払い方法、油種および給油量に関する利用者の入力操作を受け付ける操作パネル508(図5参照)が備えられている。
また、給油装置101には、利用者の生体情報を入力する生体情報センサ103が搭載されている。生体情報センサ103に入力される生体情報は、利用者を特定するための情報であり、たとえば、各利用者の指紋や静脈など個人によって異なる身体上の特徴を示す情報である。利用者によって入力された生体情報は、給油装置101から認証サーバ102に送信され、その利用者の正当性の認証に用いられる。
この生体情報センサ103には、利用者の身体の一部(たとえば、指先)が接触することにより、当該利用者に帯電している静電気を除去する静電気除去板(図2に示す支持板202,203)が備え付けられている。利用者は、生体情報の入力時に身体の一部が静電気除去板に接触することとなり、意識することなく自身に帯電する静電気を除去することができる。生体情報センサ103の詳細については図2を用いて後述する。
また、給油装置101は、車両の燃料キャップがキャップ置場に載置されたか否かを検知するキャップセンサ730(図7参照)が搭載されている。給油装置101は、このキャップセンサ730により、燃料キャップがキャップ置場に載置されたことが検知された場合、燃料キャップに設けられたICチップから車両情報を取得する。
具体的には、車両の給油口を閉鎖する燃料キャップには、RFID(Radio Frequency Identification)タグが設けられている。このRFIDタグには、たとえば、利用者の識別情報、給油に関する各種情報などが記録されている。
そして、給油装置101は、燃料キャップに設けられているRFIDタグと電波による非接触通信をおこなうことによって車両情報を取得することができる。RFIDタグの詳細については図3を用いて後述する。
認証サーバ102は、認証情報DB104を備えており、給油装置101の利用者を認証する。認証サーバ102は、給油装置101から送信されてくる認証情報と、認証情報DB104に登録されている認証情報とを照合することにより、給油装置101の利用者を認証することができる。認証情報DB104の詳細については図4を用いて後述する。
なお、燃料供給システム100を構成する給油装置101および認証サーバ102の機能的構成については図7を用いて後述する。
(生体情報センサ103の具体例)
つぎに、給油装置101に搭載されている生体情報センサ103について説明する。図2は、生体情報センサ103の一例を示す説明図である。図2において、生体情報センサ103は、非接触型の手のひら静脈センサであり、手のひらを走る静脈の静脈パターンを利用者の手のひらから取得する。
利用者は、生体情報センサ103の読取面201に手のひらをかざすことにより、自身の生体情報を入力することができる。具体的には、生体情報センサ103は、近赤外線を利用して読取面201上方の手のひらを撮影し、当該手のひらの静脈パターンを生体情報210として抽出する。生体情報センサ103に入力された生体情報(たとえば、生体情報210)は、後述する燃料供給システム制御装置700の認証情報取得部705(図7参照)に送信される。
また、利用者が生体情報センサ103の読取面201に手のひらをかざすときには、2つの支持板202,203によって利用者の指先および手首などが支持されることとなる。この支持板202,203は、たとえば、導電性を有した金属板などであり、アース線204を介してグラウンドに接地されている。
このため、利用者が生体情報の入力をおこなうときには、意識することなく指先や手首が支持板202,203に接触することとなり、自身に帯電している静電気が支持板202,203を介して放電される。したがって、利用者は、燃料供給作業時に必要となる静電気除去作業を、生体情報の入力行為にともなう一連の動作の中でおこなうことができる。
また、生体情報センサ103は、支持板202,203の少なくともいずれか一方に利用者の身体の一部が接触したか否かを検知することができる。具体的には、たとえば、生体情報センサ103は、利用者の身体の一部が支持板202,203に触れることによって変化する力やトルクから接触を検知する。
あるいは、利用者の身体の一部が支持板202,203に触れることによって変化する支持板202,203の表面温度の変化から接触を検知することとしてもよい。なお、生体情報センサ103によって検知された支持板202,203に接触したか否かの検知結果は、後述する燃料供給システム制御装置700の検知部701(図7参照)に送信される。
(RFIDタグの記憶内容)
つぎに、燃料キャップに設けられているRFIDタグの記憶内容について説明する。図3は、RFIDタグ300の記憶内容を示す説明図である。図3において、RFIDタグ300は、利用者を識別するための利用者ID、車両に供給する燃料の油種およびその給油量、精算料金の支払い方法およびガソリンスタンドの会員IDを格納している。
油種は、たとえば、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンおよび軽油などに分類される。また、給油量は、供給する燃料の分量を指定するものであり、金額指定、リットル指定および満タン指定などに分類される。支払い方法は、たとえば、現金払い、クレジットカード払いなどに分類される。また、会員IDは、各ガソリンスタンドで提供されるサービスの会員であること示す識別情報である。
ここでは、利用者ID「A−01234」によって識別される利用者の車両情報として、油種/給油量「レギュラー/満タン」、支払い方法「クレジットカード」、会員ID「02−F0078」が格納されている。これらの情報をRFIDタグ300から給油装置101に送信することにより、燃料供給作業時に必要となる油種、給油量および支払い方法などに関する利用者の入力操作が不要となる。さらに、会員IDもあわせて送信されるため、利用者がサービスの会員であることを示す会員カードなどを提示する必要がない。
(認証情報DBの記憶内容)
つぎに、認証サーバ102に備えられている認証情報DB104の記憶内容について説明する。図4は、認証情報DB104の記憶内容を示す説明図である。図4において、認証情報DB104は、利用者を識別するための利用者ID、その利用者の手のひらの静脈画像およびクレジットカード番号を格納している。
具体的には、たとえば、認証情報DB104には、利用者ID「A−01234」の利用者について、静脈画像210とクレジットカード番号「1234−1234−1234−××××」とが格納されている。
(コンピュータ装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したコンピュータ装置(給油装置101)のハードウェア構成について説明する。図5は、コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図5において、コンピュータ装置は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、HDD(ハードディスクドライブ)504と、HD(ハードディスク)505と、ディスプレイ506と、I/F(インターフェース)507と、操作パネル508と、プリンタ509と、各種センサ510とを備えている。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU501は、コンピュータ装置の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラムなどのプログラムを記録している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HDD504は、CPU501の制御にしたがってHD505に対するデータのリード/ライトを制御する。HD505は、HDD504の制御で書き込まれたデータを記憶する。
ディスプレイ506は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ506には、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F507は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F507は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F507には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
操作パネル508は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。プリンタ509は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ509には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどを採用することができる。
各種センサ510は、上述した生体情報センサ103やキャップセンサ730(図7参照)などである。各種センサ510は、コンピュータ装置と同一筐体に設けられていてもよく、また、別体に設けられていてもよい。この各種センサ510からの出力値は、CPU501による各種処理に用いられることとなる。
(認証サーバ102のハードウェア構成)
つぎに、図1に示した認証サーバ102のハードウェア構成について説明する。図6は、認証サーバ102のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、認証サーバ102は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、HDD(ハードディスクドライブ)604と、HD(ハードディスク)605と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)606と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)607と、ディスプレイ608と、I/F(インターフェース)609と、キーボード610と、マウス611と、スキャナ612と、プリンタ613と、を備えている。また、各構成部はバス600によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU601は、認証サーバ102の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。HDD604は、CPU601の制御にしたがってHD605に対するデータのリード/ライトを制御する。HD605は、HDD604の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD606は、CPU601の制御にしたがってFD607に対するデータのリード/ライトを制御する。FD607は、FDD606の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD607に記憶されたデータを認証サーバ102に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD607のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。ディスプレイ608は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ608は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F609は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F609は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F609には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード610は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス611は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ612は、画像を光学的に読み取り、コンピュータ装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ612は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ613は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ613には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(給油装置101および認証サーバ102の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム100を構成する給油装置101および認証サーバ102の機能的構成について説明する。図7は、この発明の実施の形態にかかる給油装置101および認証サーバ102の機能的構成を示すブロック図である。
図7において、給油装置101は、燃料供給システム制御装置700と、生体情報センサ103と、キャップセンサ730と、から構成されている。燃料供給システム制御装置700は、燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システム100を制御する。
燃料供給システム制御装置700は、検知部701と、生成部702と、送信部703と、取得部704と、認証情報取得部705と、受信部706と、着脱検知部707と、報知部708と、から構成されている。
検知部701は、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことを検知する機能を有する。具体的には、検知部701は、生体情報センサ103(図2参照)から送信されてくる検知結果に基づいて、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことを検知する。より具体的には、たとえば、検知部701は、燃料供給作業者による生体情報センサ103の支持板202,203への接触を示す検知結果を受信した場合に、燃料供給作業者による所定箇所への接触を検知することとしてもよい。
また、検知部701は、燃料供給作業者による所定箇所への接触を検知するセンサであってもよく、また、所定箇所から一定範囲内に存在する物体を検知するセンサであってもよい。たとえば、所定箇所表面の静電容量の変化量を測定し、その変化量が所定の閾値よりも大きくなった場合に、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことを検知することとしてもよい。
なお、静電気除去装置は、生体情報センサ103の支持板202,203および支持板202,203に接続されたアース線204に相当する(図2参照)。また、静電気除去装置は、ポリエステルおよびポリアミドからなる下地表面に、導電性を有するポリピロールの共重合体などを反応させたシートを有するものであってもよい。
燃料供給作業者は、支持板202,203または上記シートに身体の一部を接触させることにより、自身に帯電している静電気を除去することができる。なお、検知部701によって検知された検知結果は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
生成部702は、検知部701によって検知された結果に基づいて、燃料供給システム100が燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する機能を有する。具体的には、生成部702は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶されている検知結果を読み出し、その検知結果に基づいて燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する。
より具体的には、たとえば、生成部702は、検知部701によって燃料供給作業者による所定箇所への接触が検知された場合に燃料供給許可信号を生成する。なお、生成部702によって生成された燃料供給許可信号は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
送信部703は、生成部702によって生成された燃料供給許可信号を燃料供給システム100へ送信する機能を有する。具体的には、送信部703は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶されている燃料供給許可信号を読み出して、当該燃料供給許可信号を燃料供給システム100へ送信する。
より具体的には、たとえば、送信部703は、給油装置101での燃料の供給を制御する図示しない燃料供給制御部に燃料供給許可信号を送信する。そして、燃料供給システム100へ燃料供給許可信号が送信された結果、燃料供給システム100における燃料供給作業者による燃料の供給が可能となる。
たとえば、燃料供給システム100へ燃料供給許可信号が送信された結果、燃料供給制御部により、給油装置101に搭載されている給油ノズルのロックが解除され、燃料の供給が可能な状態となる。また、燃料供給システム100へ燃料供給許可信号が送信された結果、燃料供給制御部により、給油ノズルの操作レバーの電気的な接続が無効から有効に切り換えられ、燃料の供給が可能な状態となる。
取得部704は、燃料キャップに設けられたICタグの情報を取得する機能を有する。具体的には、たとえば、車両の給油口を閉鎖する燃料キャップにはRFIDタグ300(図3参照)が設けられている。取得部704は、このRFIDタグ300と電波による非接触通信をおこなうことにより、車両情報を取得する。取得部704によって取得された車両情報は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
また、生成部702は、取得部704によって取得された情報のうち、受給可能な燃料の種類に関する情報に基づいて、所定の種類の燃料のみの供給を許可する燃料許可信号を生成する機能を有する。具体的には、生成部702は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶されている車両情報を読み出して、所定の種類の燃料のみの供給を許可する燃料許可信号を生成する。
より具体的には、生成部702は、取得部704によって取得された情報から特定される燃料の種類が軽油であった場合、軽油のみの供給を許可する燃料許可信号を生成することとなる。そして、送信部703により、生成部702によって生成された軽油のみの供給を許可する燃料供給許可信号を燃料供給システム100へ送信する。
このように、ICタグから取得された情報によって特定される種類の燃料についてのみの供給を許可することにより、人的ミスによる誤給油を防ぐことができる。
認証情報取得部705は、燃料供給作業者が所定箇所に接触する行為と連動して入力された、当該燃料供給作業者に関する認証情報を取得する機能を有する。具体的には、たとえば、認証情報取得部705は、生体情報センサ103に入力された各燃料供給作業者の生体情報を認証情報として、生体情報センサ103から取得する。
認証情報取得部705によって取得された認証情報は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。また、認証情報取得部705は、各燃料供給作業者が保持する磁気エンコード、バーコード、ICチップなどが付されたIDカードなどから認証情報を読み取る機能を有することとしてもよい。
また、送信部703は、認証情報取得部705によって取得された認証情報を含む利用者識別情報を、燃料供給作業者を認証する認証サーバ102に送信する機能を有する。具体的には、送信部703は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶されている認証情報を読み出して、当該認証情報を含む利用者識別情報を認証サーバ102に送信する。
利用者識別情報は、認証サーバ102において実行される燃料供給作業者の認証処理に利用される情報である。具体的には、たとえば、利用者識別情報は、認証情報取得部705によって取得された認証情報である。また、利用者識別情報は、認証情報取得部705によって取得された認証情報と、取得部704によって取得されたICタグの情報と、を関連付けた情報であってもよい。
より具体的には、利用者識別情報は、生体情報センサ103に入力された生体情報と、燃料キャップに設けられたRFIDタグ300から取得された利用者IDと、を関連付けた情報であってもよい。なお、利用者識別情報は、生成部702により、認証情報取得部705および取得部704によって取得された情報に基づいて生成されることとしてもよい。
また、生成部702は、送信部703によって利用者識別情報が送信された結果、受信部706によって認証サーバ102から燃料供給作業者の正当性を証明する認証結果が受信され、かつ、検知部701によって燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知された場合に、燃料許可信号を生成する機能を有する。
これにより、燃料供給システム100では、燃料供給作業者に帯電している静電気が除去され、かつ、燃料供給作業者が認証された場合に、当該燃料供給作業者による燃料の供給が許可されることとなる。
なお、ここでは、燃料供給作業者に関する認証処理を認証サーバ102において実行することとしたが、燃料供給システム制御装置700において実行することとしてもよい。また、認証サーバ102では、生体情報についてのみの認証を実行し、利用者IDについての認証は燃料供給システム制御装置700において実行することとしてもよい。
具体的には、たとえば、認証サーバ102は、生体情報について燃料供給作業者を認証した場合、この生体情報と関連付けられて認証情報DB104に格納されている利用者IDを燃料供給システム制御装置700に送信する。このあと、燃料供給システム制御装置700は、RFIDタグ300に格納されている利用者IDと、認証サーバ102から送信されてくる利用者IDとを照合し、燃料供給作業者を認証する。
着脱検知部707は、車両の給油口に対する燃料キャップの着脱を検知する機能を有する。具体的には、着脱検知部707は、給油装置101の適宜位置に設けられたキャップセンサ730から送信されてくる検知結果に基づいて燃料キャップの着脱を検知する。
より具体的には、たとえば、給油装置101には、車両の燃料キャップを載置するキャップ置場が設けられている。キャップセンサ730は、このキャップ置場に車両の燃料キャップが載置されたか否かを検知することができるセンサである。たとえば、キャップセンサ730は、キャップ置場に載置された物体の重量を測定することにより、燃料キャップが載置されたことを検知する。着脱検知部707によって検知された検知結果は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
また、着脱検知部707は、車両に搭載されている車載器と無線による通信(たとえば、Bluetooth(登録商標))をおこなうことにより、燃料キャップの着脱を検知する機能を有していてもよい。具体的には、たとえば、着脱検知部707は、車載器から燃料キャップの脱着を示す通知信号を受信した場合に燃料キャップの脱着を検知する。
なお、燃料キャップの脱着とは、完全に給油口から燃料キャップが取り外された状態であってもよく、また、車両の燃料タンク内の圧力変化が生じた状態であってもよい。また、燃料キャップの装着とは、完全に給油口に燃料キャップが取り付けられた状態、すなわち、燃料タンク内の密閉状態を保持可能な状態である。
報知部708は、着脱検知部707によって燃料キャップの脱着が検知された時点で、検知部701によって燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知されていない場合、燃料供給作業者に静電気の除去を促す情報を報知する機能を有する。
具体的には、CPU501により、着脱検知部707によって燃料キャップの脱着が検知された時点で、検知部701によって燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知されていないと判断された場合に、報知部708は、HD505などの記録媒体に予め記録されている報知情報を読み出して出力する。
より具体的には、報知部708は『静電気が除去されていません。次回以降は注意してください。』などの音声警告を図示しないスピーカから出力してもよく、また、同様の内容の表示警告をディスプレイ506に表示してもよい。これにより、次回以降の給油時に、燃料供給作業者が燃料キャップの脱着前に静電気対策をおこなうように注意喚起することができる。
また、生成部702は、着脱検知部707によって燃料キャップの装着が検知された場合、燃料の供給に関する料金の精算を許可する精算許可信号を生成する機能を有する。すなわち、給油口が開放されている状態から、燃料キャップが装着されることにより密閉された状態となった場合に精算許可信号を生成する。なお、生成部702によって生成された精算許可信号はROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
送信部703は、生成部702によって生成された精算許可信号を燃料供給システム100へ送信する機能を有する。具体的には、送信部703は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶されている精算許可信号を読み出して、当該精算許可信号を燃料供給システム100へ送信する。
より具体的には、たとえば、送信部703は、燃料供給システム100における料金の精算をおこなう図示しない精算機に精算許可信号を送信する。これにより、燃料キャップの装着が完了していない場合には、燃料供給作業者が精算をおこなうことができないこととなり、燃料キャップの閉め忘れを防止することができる。
なお、検知部701、生成部702、送信部703、取得部704、認証情報取得部705、受信部706、着脱検知部707および報知部708は、具体的には、たとえば、図5に示したROM502、RAM503、HD505などの記録媒体に記録されているプログラムをCPU501に実行させることによって、またはI/F507によって、その機能を実現する。
つぎに、認証サーバ102は、認証情報DB104と、受信部711と、認証部712と、送信部713と、から構成されている。受信部711は、給油装置101の燃料供給システム制御装置700から送信されてくる利用者識別情報を受信する機能を有する。受信部711によって受信された利用者識別情報は、ROM602やRAM603などのメモリに記憶される。
認証部712は、受信部711によって受信された利用者識別情報と、認証情報DB104に格納されている認証情報とに基づいて燃料供給作業者を認証する。具体的には、認証部712は、ROM602やRAM603などのメモリに記憶されている利用者識別情報を読み出すとともに、認証情報DB104から認証情報を読み出す。
そして、認証部712は、利用者識別情報に含まれている認証情報と、認証情報DB104から読み出した認証情報とを照合し、一致する認証情報を検索する。このとき、一致する認証情報が検索された場合に、燃料供給作業者の正当性が証明されることとしてもよい。
より具体的には、認証部712は、利用者識別情報に含まれている燃料供給作業者の生体情報と、認証情報DB104に格納されている生体情報とを照合し、一致する生体情報を検索する。このとき、一致する生体情報が検索された場合に、燃料供給作業者の正当性が証明される。
また、利用者識別情報に利用者IDが含まれている場合には、認証部712は、さらに、利用者識別情報に含まれる利用者IDと、検索された生体情報に関連付けられて格納されている利用者IDとを照合し、一致する場合に、燃料供給作業者の正当性を証明することとなる。
たとえば、利用者識別情報に含まれている認証情報が生体情報210であった場合、認証部712は、この生体情報210と認証情報DB104に格納されている生体情報とを照合する。その結果、認証部712により、燃料供給作業者が利用者ID「A−01234」によって識別される利用者として証明される。
さらに、利用者ID「A−01234」および生体情報210に関連付けられているクレジットカード番号を用いて、クレジットカードの利用が可能か否かをクレジットカード会社の端末に問い合わせるようにしてもよい。この場合、クレジットカードの利用に関する問い合わせ結果も認証結果に含まれることとなる。認証部712によって認証された認証結果は、ROM602やRAM603などのメモリに記憶される。
送信部713は、認証部712によって認証された認証結果を、給油装置101の燃料供給システム制御装置700に送信する機能を有する。具体的には、送信部713は、ROM602やRAM603などのメモリに記憶されている認証結果を読み出して、当該認証結果を燃料供給システム制御装置700に送信する。
なお、受信部711、認証部712、送信部713は、具体的には、たとえば、図6に示したROM602、RAM603、HD605などの記録媒体に記録されているプログラムをCPU601に実行させることによって、またはI/F609によって、その機能を実現する。
(燃料供給システムの燃料供給処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム100における燃料供給処理手順について説明する。図8は、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム100における燃料供給処理手順を示すフローチャートである。以下、ガソリンスタンド内の給油装置101の停止位置に停車している車両に燃料を供給するときの燃料供給処理手順について説明する。
図8のフローチャートにおいて、まず、給油装置101は、燃料供給システム制御装置700の着脱検知部707により、車両の給油口に対する燃料キャップの脱着が検知されたか否かを判断する(ステップS801)。
ここで、燃料キャップの脱着が検知されていない場合(ステップS801:No)、燃料供給システム制御装置700の検知部701により、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知されたか否かを判断する(ステップS802)。このとき、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知されなかった場合(ステップS802:No)、ステップS801に戻る。
また、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知された場合(ステップS802:Yes)、燃料供給システム制御装置700の着脱検知部707により、車両の給油口に対する燃料キャップの脱着が検知されたか否かを判断する(ステップS803)。
なお、ステップS802において、燃料供給作業者が所定箇所に接触したことが検知された場合(ステップS802:Yes)、認証情報取得部705により、燃料供給作業者が所定箇所に接触する行為と連動して入力された、当該燃料供給作業者の生体情報が取得されることとなる。
ステップS803において、燃料キャップの脱着が検知されるのを待って(ステップS803:No)、検知された場合(ステップS803:Yes)、燃料供給システム制御装置700の取得部704により、燃料キャップに設けられたRFIDタグ300から車両情報を取得する(ステップS804)。
また、ステップS801において、燃料キャップの脱着が検知された場合(ステップS801:Yes)、燃料供給システム制御装置700の報知部708により、燃料供給作業者に静電気の除去を促す情報を報知して(ステップS805)、ステップS804に移行する。
つぎに、燃料供給システム制御装置700の生成部702により、認証情報取得部705によって取得された燃料供給作業者の生体情報を含む利用者識別情報を生成し(ステップS806)、送信部703により、生成した利用者識別情報を認証サーバ102に送信する(ステップS807)。
このあと、認証サーバ102は、認証部712により、燃料供給作業者に関する認証処理を実行し(ステップS821)、送信部713により、認証結果を給油装置101の燃料供給システム制御装置700に送信する(ステップS822)。ステップS821における認証処理の具体的処理については図9を用いて後述する。
つぎに、燃料供給システム制御装置700は、受信部706によって受信された認証サーバ102からの認証結果に基づいて、燃料供給作業者の正当性が証明されたか否かを判断する(ステップS808)。
ここで、燃料供給作業者の正当性が証明された場合(ステップS808:Yes)、生成部702により、ステップS804において取得された車両情報に基づいて、燃料供給システム100が燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成し(ステップS809)、送信部703により、生成された燃料供給許可信号を燃料供給システム100へ送信する(ステップS810)。
最後に、燃料の供給に関する料金の精算処理を実行し(ステップS811)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。精算処理の具体的処理については図10を用いて後述する。
また、ステップS808において、燃料供給作業者の正当性が証明されなかった場合(ステップS808:No)、報知部708により、正当性が証明されなかった旨を燃料供給作業者に報知して(ステップS812)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
具体的には、たとえば、報知部708は、HD505などの記録媒体に予め記録されている『認証できませんでした。給油をおこなうことはできません。』などの音声データを読み出して、図示しないスピーカから音声出力する。また、生体情報センサ103への生体情報の入力を再度おこなうことを促す警告を音声出力することとしてもよい。
また、ステップS803において、一定時間、燃料キャップの脱着が検知されなかった場合(ステップS803:No)、報知部708により、燃料キャップのキャップ置場への載置を燃料供給作業者に促す警告を報知するようにしてもよい。具体的には、たとえば、報知部708は、HD505などの記録媒体に予め記録されている『燃料キャップをキャップ置場に載置してください。』などの音声データを読み出して、図示しないスピーカから音声出力する。
なお、ステップS801の処理の前に、給油条件の入力を受け付ける処理を追加することとしてもよい。具体的には、燃料供給作業者は、給油装置101の操作パネル508を操作することにより、燃料供給作業に関する各種の条件を入力することができる。
入力される条件は、たとえば、上述したRFIDタグ300に格納されている燃料の油種、給油量および精算料金の支払い方法などである。また、現金による支払い方法を利用する場合には、このとき、現金の支払いをおこなう。
(認証サーバ102の認証処理手順)
つぎに、図8のステップS821に示した認証サーバ102の認証処理手順について説明する。図9は、この発明の実施の形態にかかる認証サーバ102の認証処理手順を示すフローチャートである。
図9において、まず、認証サーバ102は、受信部711により、燃料供給システム制御装置700から利用者識別情報を受信する(ステップS901)。つぎに、認証部712により、利用者識別情報に含まれている認証情報と、認証情報DB104に格納されている認証情報とを照合し、一致するか否かを判断する(ステップS902)。
ここで、一致する場合(ステップS902:Yes)、認証成功を示す認証結果を出力し(ステップS903)、図8に示すステップS822に移行する。また、一致しない場合(ステップS902:No)、認証失敗を示す認証結果を出力し(ステップS904)、図8に示すステップS822に移行する。
また、ステップS902において、認証情報が一致した場合(ステップS902:Yes)には、認証情報DB104に格納されているクレジットカード番号を用いて、クレジットカード会社の端末にクレジットカードの利用の可否を問い合わせる処理を実行するようにしてもよい。この場合、問い合わせ結果を含む認証結果を出力することとなる。
(燃料供給システム制御装置700の精算処理手順)
つぎに、図8のステップS811に示した燃料供給システム制御装置700の精算処理手順について説明する。図10は、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム制御装置700の認証処理手順を示すフローチャートである。
図10において、ステップS810のあと、燃料供給システム制御装置700の着脱検知部707により、車両の給油口に対する燃料キャップの装着が検知されたか否かを判断する(ステップS1001)。
ここで、燃料キャップの装着が検知されなかった場合(ステップS1001:No)、報知部708により、燃料キャップの装着を促す旨を燃料供給作業者に報知して(ステップ1002)、ステップS1001に戻る。
具体的には、たとえば、報知部708は、HD505などの記録媒体に予め記録されている『燃料キャップを車両の給油口に装着してください。』などの音声データを読み出して、図示しないスピーカから音声出力する。
ステップS1001において、燃料キャップの装着が検知された場合(ステップS1001:Yes)、生成部702により、燃料の供給に関する料金の精算を許可する精算許可信号を生成し(ステップS1003)、送信部703により、生成された精算許可信号を燃料供給システム100に送信して(ステップS1004)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
具体的には、送信部703により、燃料供給システム100の精算機に精算許可信号が送信され、このあと、精算機おいて、供給された燃料の油種および給油量に応じた精算金額を出力することとなる。
このとき、図8に示すステップS804において取得された車両情報に支払い方法としてクレジットカードに関する情報が含まれており、さらに、認証サーバ102から送信されてくる認証結果にクレジットカードによる支払いが可能であることを示す情報が含まれている場合には、自動的にクレジット決済が実行されることとしてもよい。
このように、この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム100によれば、車両への燃料供給作業に先立っておこなわれる生体情報の入力行為と連動して、燃料供給作業者に帯電している静電気を除去することができる。
このため、燃料供給作業者に帯電している静電気を適切に除去することができ、当該静電気が原因となって発生する車両火災を低減させることができ、安全性の向上を図ることができる。
また、燃料供給作業者による生体情報の入力行為がおこなわれる前に燃料キャップが開けられた場合には、静電気対策がおこなわれていないことを燃料供給作業者に報知することができる。これにより、次回以降の燃料供給作業時に、燃料キャップを開ける前に静電気除去対策をおこなうように注意喚起することができ、安全性の向上を図ることができる。
また、燃料キャップに設けられているRFIDタグ300から燃料供給時に必要となる各種情報を取得することができるため、燃料供給作業者による入力操作が不要となり、燃料供給作業者の利便性の向上を図ることができる。
さらに、RFIDタグ300に格納されている車両情報から特定される種類の燃料の供給のみを許可することにより、燃料供給作業者の入力ミスなどによる誤給油を防ぐことができ、安全性の向上を図ることができる。
また、燃料キャップが車両の給油口に装着された場合に、燃料の供給に関する料金の精算を許可することができる。これにより、燃料供給作業後の燃料キャップの閉め忘れを防止することができ、安全性の向上を図ることができる。
また、燃料供給作業者によって入力される生体情報により、その燃料供給作業者を認証することができる。このため、正当性が証明されていない利用者による燃料の供給を禁止することができ、盗難防止などの防犯に役立てることができる。
さらに、クレジットカード番号や銀行の口座番号などの秘匿性を有する個人情報を、各利用者の生体情報を用いて管理することができるため、安全な情報管理を実現することができる。また、各車両の車種や積算給油量に応じて燃料に関する環境税などの税率が変化する場合に、各利用者の生体情報と関連付けてこれらの情報を管理することにより、利用者による車検証などの提示が不要となり、利用者の利便性の向上を図ることができる。
なお、操作パネル508の表面を導電性部材によって形成することにより、燃料供給作業者による操作パネル508への操作入力時に、燃料供給作業者に帯電している静電気の除去がおこなわれるようにしてもよい。これにより、燃料供給作業者に帯電している静電気を、より確実に除去することができる。
(通行規制装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置の機能的構成について説明する。なお、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置のハードウェア構成については、上述したコンピュータ装置のハードウェア構成と同様のため、ここでは図示および説明を省略する。
図11は、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置1100の機能的構成を示すブロック図である。図11において、通行規制装置1100は、静電気除去部1101と、検知部1102と、取得部1103と、規制部1104と、制御部1105と、から構成されている。
通行規制装置1100は、たとえば、空気中の粒子状物質が一定のレベルに管理された空間への通行を規制するコンピュータ装置である。具体的には、半導体の製造工場などにおける、極めて高度な防塵設備を施したクリーンルームへのユーザの通行を規制するものである。
静電気除去部1101は、ユーザに帯電している静電気を除去する機能を有する。静電気除去部1101は、たとえば、導電性を有した金属部材であり、アース線を介してグラウンドに接地(アース)されている。この静電気除去部1101に、ユーザの身体の一部が近接または接触することによってユーザに帯電している静電気が除去されることとなる。
検知部1102は、ユーザが静電気除去部1101を利用したことを検知する機能を有する。具体的には、検知部1102は、一定範囲内に存在する物体を検知するセンサなどであり、ユーザの身体の一部が静電気除去部1101に近接または接触したことを検知する。検知部1102によって検知された結果は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
取得部1103は、ユーザの入力行為により当該ユーザに関する認証情報を取得する機能を有する。取得部1103は、ユーザの入力行為により、たとえば、ユーザの指紋や手のひら静脈などの生体情報を取得する。また、磁気エンコード、バーコード、ICチップなどが付されたIDカードなどから認証情報を取得することとしてもよい。取得部1103によって取得された認証情報は、ROM502やRAM503などのメモリに記憶される。
また、静電気除去部1101は、認証情報の取得に関するユーザの入力行為と連動して、当該ユーザに帯電している静電気を除去することとしてもよい。具体的には、たとえば、認証情報の取得に関するユーザの入力行為がおこなわれた際に、ユーザの身体の一部が静電気除去部1101に近接または接触する位置に静電気除去部1101と取得部1103とを併設する。
これにより、ユーザによる認証情報の入力行為がおこなわれた際には、必ずユーザに帯電している静電気が除去されることとなる。このため、検知部1102は、取得部1103によってユーザに関する認証情報が取得された場合に、ユーザが静電気除去部1101を利用したことを検知する構成としてもよい。
規制部1104は、ユーザの通行を規制する機能を有する。具体的には、規制部1104は、クリーンルームなどへのユーザの入退出を規制するドアや遮断機などである。
制御部1105は、取得部1103によって認証情報が取得された結果、ユーザが認証され、かつ、検知部1102によってユーザが静電気除去部1101を利用したことが検知された場合、規制部1104を制御してユーザの通行を許可する機能を有する。
すなわち、ユーザは、静電気除去部1101に近接または接触する行為とともに、認証情報を入力する行為をおこなった結果、認証された場合、通行が規制されているクリーンルームなどへの通行が許可されることとなる。
ここで実行される認証処理は、通行規制装置1100において実行されてもよく、また、取得部1103によって取得された認証情報を認証サーバなどに送信し、その認証結果を受信することとしてもよい。
なお、検知部1102、取得部1103、規制部1104および制御部1105は、具体的には、たとえば、図5に示したROM502、RAM503、HD505などの記録媒体に記録されているプログラムをCPU501に実行させることによって、またはI/F507によって、その機能を実現する。
(通行規制装置1100の通行規制処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置1100において実行される通行規制処理手順について説明する。図12は、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置1100において実行される通行規制処理手順を示すフローチャートである。
図12のフローチャートにおいて、まず、通行規制装置1100は、検知部1102により、通行が規制されているユーザが、当該ユーザに帯電している静電気を除去する静電気除去部1101を利用したことが検知されたか否かを判断する(ステップS1201)。
ここで、静電気除去部1101が利用されるのを待って(ステップS1201:No)、静電気除去部1101が利用された場合(ステップS1201:Yes)、取得部1103により、ユーザの入力行為により当該ユーザに関する認証情報を取得したか否かを判断する(ステップS1202)。
ステップS1202において、認証情報が取得されるのを待って(ステップS1202:No)、認証情報が取得された場合(ステップS1202:Yes)、ユーザが認証されたか否かを判断する(ステップS1203)。認証処理は、通行規制装置1100において実行されてもよく、また、認証サーバ(たとえば、認証サーバ102)などの他の装置において実行されることとしてもよい。
なお、通行規制装置1100において認証処理を実行する場合には、予め記録されているユーザの認証情報と、ステップS1202において取得された認証情報とを照合し、同一人物であるか否かを認証する。
ステップS1203において、ユーザが認証された場合(ステップS1203:Yes)、ユーザの通行を許可して(ステップS1204)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。具体的には、制御部1105によって、規制部1104を制御することにより通行を規制しているドアや遮断機などを開放し、ユーザの通行を許可する。
また、ステップS1203において、ユーザが認証されなかった場合(ステップS1203:No)、図示しない報知部により、その旨をユーザに報知して(ステップS1205)、ステップS1202に戻る。具体的には、『認証できません。認証情報を再度入力してください。』などの音声警告を出力して、ユーザに認証できないことを報知する。
なお、認証情報の取得に関するユーザの入力行為と連動して、当該ユーザに帯電している静電気を静電気除去部1101により除去する場合には、ステップS1201における処理を省略することができる。すなわち、認証情報の取得に関するユーザの入力行為と連動して、ユーザに帯電している静電気が除去されることとなるため、ステップS1201における処理が不要となる。
このように、この発明の実施の形態にかかる通行規制装置1100によれば、ユーザによる認証情報の入力行為と連動して、適切にユーザに帯電している静電気を除去することができる。これにより、静電気対策忘れを防止するとともに、静電気を除去するための煩わしい作業が不要となり、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
また、ユーザに帯電している静電気を適切に除去することにより、クリーンルームなどにおける静電気が原因となり発生する不具合を防止することができ、歩留まりの向上を実現することができる。
以上説明したように、燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法によれば、人体に帯電している静電気を適切に除去することができる。
なお、本実施の形態で説明した燃料供給システム制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムの制御をコンピュータに実行させる燃料供給制御プログラムであって、
前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知させる検知工程と、
前記検知工程によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成させる生成工程と、
前記生成工程によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信させる送信工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする燃料供給制御プログラム。
(付記2)燃料キャップに設けられたICタグの情報を取得させる取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記生成工程は、
前記取得工程によって取得された情報のうち、受給可能な燃料の種類に関する情報に基づいて、所定の種類の燃料のみの供給を許可する燃料供給許可信号を生成させることを特徴とする付記1に記載の燃料供給制御プログラム。
(付記3)前記燃料供給作業者が所定箇所に接触する行為と連動して入力された、当該燃料供給作業者に関する認証情報を取得させる認証情報取得工程と、
前記認証情報取得工程によって取得された認証情報を含む利用者識別情報を、前記燃料供給作業者を認証する認証サーバに送信させる認証情報送信工程と、
前記認証情報送信工程によって前記利用者識別情報が送信された結果、前記認証サーバから前記燃料供給作業者の認証結果を受信させる受信工程と、
を前記コンピュータに実行させ、
前記生成工程は、
前記受信工程によって前記燃料供給作業者の正当性を証明する認証結果が受信され、かつ、前記検知工程によって前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知された場合に、前記燃料供給許可信号を生成させることを特徴とする付記1または2に記載の燃料供給制御プログラム。
(付記4)車両の給油口に対する前記燃料キャップの脱着を検知させる脱着検知工程と、
前記脱着検知工程によって前記燃料キャップの脱着が検知された時点で、前記検知工程によって前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知されていない場合、前記燃料供給作業者に静電気の除去を促す情報を報知させる報知工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2または3に記載の燃料供給制御プログラム。
(付記5)前記車両の給油口に対する前記燃料キャップの装着を検知させる装着検知工程と、
前記装着検知工程によって前記燃料キャップの装着が検知された場合、前記燃料の供給に関する料金の精算を許可する精算許可信号を生成させる精算許可信号生成工程と、
前記精算許可信号生成工程によって生成された精算許可信号を前記燃料供給システムへ送信させる精算許可信号送信工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記4に記載の燃料供給制御プログラム。
(付記6)付記1〜5のいずれか一つに記載の燃料供給制御プログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記7)燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムを制御する燃料供給システム制御装置であって、
前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知する検知手段と、
前記検知手段によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする燃料供給システム制御装置。
(付記8)燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムを制御する燃料供給システム制御方法であって、
前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知する検知工程と、
前記検知工程によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する生成工程と、
前記生成工程によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする燃料供給システム制御方法。
(付記9)通行が規制されているユーザが、アースされた導電性部材に近接または接触する行為とともに、前記ユーザの認証情報を入力する行為をおこなった場合、前記認証情報を取得させる取得工程と、
前記取得工程によって取得された認証情報により前記ユーザが認証された場合、前記ユーザの通行を許可させる許可工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする通行規制プログラム。
(付記10)付記9に記載の通行規制プログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記11)ユーザに帯電している静電気を除去する静電気除去手段と、
前記ユーザが前記静電気除去手段を利用したことを検知する検知手段と、
前記ユーザの入力行為により当該ユーザに関する認証情報を取得する取得手段と、
前記ユーザの通行を規制する規制手段と、
前記取得手段によって前記認証情報が取得された結果、前記ユーザが認証され、かつ、前記検知手段によって前記ユーザが前記静電気除去手段を利用したことが検知された場合、前記規制手段を制御して前記ユーザの通行を許可する制御手段と、
を備えることを特徴とする通行規制装置。
(付記12)通行が規制されているユーザが、アースされた導電性部材に近接または接触する行為とともに、前記ユーザの認証情報を入力する行為をおこなった場合、前記認証情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された認証情報により前記ユーザが認証された場合、前記ユーザの通行を許可する許可工程と、
を含んだことを特徴とする通行規制方法。
以上のように、本発明にかかる燃料供給制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、燃料供給システム制御装置および燃料供給システム制御方法は静電気除去対策に有用である。
この発明の実施の形態にかかる燃料供給システムのシステム構成図である。 生体情報センサの一例を示す説明図である。 RFIDタグの記憶内容を示す説明図である。 認証情報DBの記憶内容を示す説明図である。 コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 認証サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる給油装置および認証サーバの機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる燃料供給システムにおける燃料供給処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる認証サーバの認証処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる燃料供給システム制御装置の認証処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通行規制装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる通行規制装置において実行される通行規制処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 燃料供給システム
101 給油装置
102 認証サーバ
103 生体情報センサ
104 認証情報DB
110 ネットワーク
300 RFIDタグ
701,1102 検知部
702 生成部
703 送信部
704,1103 取得部
705 認証情報取得部
706 受信部
707 着脱検知部
708 報知部
1101 静電気除去部
1104 規制部
1105 制御部

Claims (8)

  1. 燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムの制御をコンピュータに実行させる燃料供給制御プログラムであって、
    前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知させる検知工程と、
    前記検知工程によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成させる生成工程と、
    前記生成工程によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信させる送信工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする燃料供給制御プログラム。
  2. 燃料キャップに設けられたICタグの情報を取得させる取得工程を前記コンピュータに実行させ、
    前記生成工程は、
    前記取得工程によって取得された情報のうち、受給可能な燃料の種類に関する情報に基づいて、所定の種類の燃料のみの供給を許可する燃料供給許可信号を生成させることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給制御プログラム。
  3. 前記燃料供給作業者が所定箇所に接触する行為と連動して入力された、当該燃料供給作業者に関する認証情報を取得させる認証情報取得工程と、
    前記認証情報取得工程によって取得された認証情報を含む利用者識別情報を、前記燃料供給作業者を認証する認証サーバに送信させる認証情報送信工程と、
    前記認証情報送信工程によって前記利用者識別情報が送信された結果、前記認証サーバから前記燃料供給作業者の認証結果を受信させる受信工程と、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記生成工程は、
    前記受信工程によって前記燃料供給作業者の正当性を証明する認証結果が受信され、かつ、前記検知工程によって前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知された場合に、前記燃料供給許可信号を生成させることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給制御プログラム。
  4. 車両の給油口に対する前記燃料キャップの脱着を検知させる脱着検知工程と、
    前記脱着検知工程によって前記燃料キャップの脱着が検知された時点で、前記検知工程によって前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことが検知されていない場合、前記燃料供給作業者に静電気の除去を促す情報を報知させる報知工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2または3に記載の燃料供給制御プログラム。
  5. 前記車両の給油口に対する前記燃料キャップの装着を検知させる装着検知工程と、
    前記装着検知工程によって前記燃料キャップの装着が検知された場合、前記燃料の供給に関する料金の精算を許可する精算許可信号を生成させる精算許可信号生成工程と、
    前記精算許可信号生成工程によって生成された精算許可信号を前記燃料供給システムへ送信させる精算許可信号送信工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項4に記載の燃料供給制御プログラム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の燃料供給制御プログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  7. 燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムを制御する燃料供給システム制御装置であって、
    前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給システム制御装置。
  8. 燃料供給作業者が所定箇所に接触することによって、当該燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去装置を備えた燃料供給システムを制御する燃料供給システム制御方法であって、
    前記燃料供給作業者が前記所定箇所に接触したことを検知する検知工程と、
    前記検知工程によって検知された結果に基づいて、前記燃料供給システムが燃料の供給を許可する燃料供給許可信号を生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成された燃料供給許可信号を前記燃料供給システムへ送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とする燃料供給システム制御方法。
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