JPH11208792A - 車両燃料供給システム - Google Patents

車両燃料供給システム

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JPH11208792A
JPH11208792A JP10012821A JP1282198A JPH11208792A JP H11208792 A JPH11208792 A JP H11208792A JP 10012821 A JP10012821 A JP 10012821A JP 1282198 A JP1282198 A JP 1282198A JP H11208792 A JPH11208792 A JP H11208792A
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JP
Japan
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fuel
vehicle
refueling
type
fuel supply
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JP10012821A
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English (en)
Inventor
Toshio Ikegawa
敏男 池川
Takahiro Nakajima
孝弘 中嶋
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルフサービス化による給油操作の誤りによ
る災害を防止できる車両燃料供給システムを提供する。 【解決手段】 車両側に搭載して使用するID装置1
と、給油所側に設置して使用するID読取装置2及び給
油制御装置3とを備え、電波を利用して車両の使用燃料
の種類を示すID情報を送信して、そのID情報を給油
所側で受信し、受信したID情報より得られる車両の使
用燃料の種類と顧客が給油しようとしている燃料の種類
とが合致していれば給油を許可し、合致していなければ
警告するようにした。これにより、車両の使用燃料に合
った燃料のみ給油可能になるので、素人であっても誤っ
て他の種類の燃料を給油してしまうことがなく、安全に
給油を行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフサービス方
式の給油所に用いて好適な車両燃料供給システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、欧米では、顧客(ドライバー)が
自ら給油作業を行なうセルフサービス方式の給油所が普
及している。一方、我が国においては、保安上の問題か
らセルフサービス方式は認められていない。しかしなが
ら、最近になって昨今の規制緩和により一定の条件下で
認められるに至った。
【0003】セルフサービス方式では、これまで給油所
の従業員によって行なわれていた給油作業を顧客が自ら
行なうことになるので、十分な安全性の確保が必要にな
る。この為、我が国では、危険物の性質、火災の予防・
消火の方法等に関する知識を有するとともに、給油所の
設備等を熟知している監視者を少なくとも一人コントロ
ールブース(監視室)に常駐させて、顧客に対する給油
実施の許可、緊急時の対応等の必要な措置(インターホ
ンによる通話、目視やテレビカメラによる監視)を行な
えるようにすることと、素人でも扱える安全性の高い給
油ノズルの使用、簡易の消火設備の設置、監視室にて給
油ポンプの起動・停止を行なえるスイッチの設置等の安
全対策設備の設置が条件とされた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、給油所の
セルフサービス化には、一定の知識を有する監視者を少
なくとも1人常駐させるとともに、安全対策設備の設置
が必要である。
【0005】そこで本発明は、セルフサービス化による
給油操作の誤りによる災害を防止できる車両燃料供給シ
ステムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による車両燃料供給システムは、車両の使用燃料の
種類を示す燃料表示手段と、この燃料表示手段により示
される燃料の種類を読み取る読取手段と、この読取手段
により読み取られた燃料の種類と合致する種類の燃料の
給油のみを許可する給油許可手段とを備えた車両燃料供
給システムであって、前記燃料表示手段は車両に設けら
れ、前記読取手段及び給油許可手段の夫々は燃料供給側
に設けられたことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、車両に設けられた燃料
表示手段に示される使用燃料の種類と給油機から給油さ
れる燃料の種類とが合致した場合にのみ、合致した種類
の燃料の給油が許可される。したがって、車両の使用燃
料に合った燃料のみ給油可能になるので、素人であって
も誤って他の種類の燃料を給油してしまうことがない。
例えば、ガソリンを使用する車両ではガソリンの給油の
み許可されるので、軽油等の他の燃料を給油してしまう
ようなことが起らない。逆に、例えば軽油を使用する車
両では軽油の給油のみ許可されるので、ガソリン等の他
の燃料を給油してしまうことがない。このように素人で
も正しく給油を行なうことができる。なお、給油ができ
る状態とは、例えば、給油ノズルの操作ができる状態
(レバーを引ける状態)である。
【0008】上記読取手段によるID情報の読み取り
を、電波や赤外線等の通信用の媒体を利用して行なうよ
うにしても良い。例えば、燃料表示手段から車両の使用
燃料の種類を示すID情報を送信し、そのID情報を読
取手段にて受信するようにする。この場合、読取手段に
アンテナを接続してそれを車両に給油を行なう給油スペ
ース内に埋設するとともに、燃料表示手段を車両の底面
に取り付けることで、効率良く且つ確実にID情報の送
受信を行なうことができる。
【0009】また、上記読取手段によるID情報の読み
取りを光学的に行なうようにしても良い。例えば、ID
情報を刻印又は印刷したタグを用い、それのID情報を
読取手段にて光学的に読み取るようにする。この場合、
タグを車両の燃料供給口を栓する給油キャップに取り付
け、読取手段を給油機に設けた給油キャップ置場に取り
付けることで、給油の際に給油キャップが給油キャップ
置場に置かれると、ID情報を読み取ることができる。
また、タグを車両の燃料供給口の近傍に取り付け、読取
手段を給油機の給油ノズルに取り付けることで、給油ノ
ズルが燃料供給口に挿入された位置でID情報を読み取
ることができる。
【0010】タグを車両の燃料供給口の近傍に取り付け
て、読取手段を給油機の給油ノズルに取り付けた場合
に、タグのID情報の読み取りを常時行なうようにし
て、燃料が満タンになるまでの間又は予め設定された量
になるまでの間に燃料の種類の照合が行なえなくなる
と、給油を停止するようにしても良い。このようにする
と、給油途中に給油ノズルが外れることによる燃料漏れ
を防止することができる。
【0011】また、燃料表示手段を車両の使用燃料の種
類を示すID情報を記憶させたカード(磁気カードやI
Cカード)とし、このカードに記憶させたID情報を読
み取るようにしても良い。また、給油許可手段に、顧客
又は監視者に対して、車両の使用燃料の種類と給油機か
ら給油される燃料の種類とが合致していれば給油可能で
あることを通知し、合致していなければ警告する機能を
持たせても良い。また、監視者の操作により給油の開始
を許可する許可手段を設けて、給油許可手段が給油許可
状態にあるときに、この許可手段が許可状態となると給
油を開始するようにしても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
例と共に説明する。 (I)第1の実施の形態 (a)車両燃料供給システムの構成 図1は本発明に係る車両燃料供給システムの第1の実施
の形態の構成を示すブロック図である。この第1の実施
の形態の車両燃料供給システムは、車両側に搭載して使
用するID装置1と、給油所側に設置して使用するID
読取装置2及び給油制御装置3とを備えて構成され、電
波を利用して、車両側から使用燃料の種類を示すID情
報を送信し、そのID情報を給油所側で受信し、受信し
たID情報より得られる車両の使用燃料の種類と顧客が
給油しようとしている燃料の種類とが合致しているかど
うかを判断し、合致していれば給油を許可し、合致して
いなければ警告するようにしたものである。
【0013】ID読取装置2は、コイル15、コンデン
サ16、切替スイッチ17、発振器(OSC)18、デ
コーダ19及び送信制御部20を備えて構成され、発振
器18の出力による電波の発生とID装置1から送信さ
れるID情報の受信とを行なう。送信制御部20は、給
油制御装置3から読取指令が与えられると、切替スイッ
チ17を発振器18側へ切り替えて、発振器18をコイ
ル15とコンデンサ16の並列共振回路に接続する。発
振器18からは、例えば134kHzのパルス信号が出
力され、その出力に応じた強さの電磁波がコイル15か
ら発生する。送信制御部20は、切替スイッチ17を発
振器18側へ切り替えた後、50msec後にデコーダ
19側へ切り替え、20msec後に発振器18側へ切
り替える。この動作を読取指令が与えられている間繰り
返す。デコーダ19はID装置1から送信される「1、
0」のデータからID情報を復調して出力する。なお、
コイル15は例えば図3の平面図に示すように、給油ス
ペースに埋設して使用される。
【0014】ID装置1は、コイル5、コンデンサ6、
整流用のダイオード7、蓄電用のコンデンサ8、電力増
幅部9、制御部10及びメモリ11を備えて構成され、
ID読取装置2より発生する電磁波のエネルギーによっ
て動作し、メモリ11に記憶されているID情報を
「1、0」のデータに変換して送信する。コイル5とコ
ンデンサ6の並列共振回路で得られるエネルギー即ちA
C電源はダイオード7にて整流されてコンデンサ8に蓄
積される。制御部10はID読取装置2からの電磁波の
送信が終了した後にメモリ11に記憶されているID情
報を読み出して送信する。この場合、ID情報は、例え
ば128ビットからなっており、20msecの間に全
て送信される。ID情報の送信が終了した時点でコンデ
ンサ6の蓄電量が制御部10の動作電圧の下限以下とな
り、制御部10はリセット状態となる。その後、ID読
取装置2から再び送信される電磁波によってコンデンサ
6に充電が行なわれる。なお、ID装置1は例えば図2
の斜視図に示すような外観を成しており、車両の底面に
装着して使用する。
【0015】給油制御装置3は、制御部25、メモリ2
6、表示部27、音声合成出力部28、スピーカ29、
車両検出部30、伝送部31、入力部32、出力部3
3、給油ノズル検出部34及び給油制御部35を備えて
構成され、ID読取装置2にて読み取られたID情報に
基づいて給油制御を行なう。メモリ26は制御部25の
動作において使用される所謂ワークメモリであり、表示
部27は燃料給油量表示や料金表示等に使用される。音
声合成出力部28は、給油機の操作方法等を案内する音
声メッセージを生成し、スピーカ29より出力する。車
両検出部30は、給油スペースに埋設されるループコイ
ル60(図3参照)を有しており、給油スペースに車両
が来たときの磁界の変化を捉らえて検出信号を出力す
る。伝送部31は図示せぬコントロールブースの監視盤
(許可手段)との間でのデータ授受に使用される。
【0016】入力部32は、給油量の設定、料金(紙
幣、貨幣)の取り込み、キャッシュカードの読み込み等
を行なう。この場合、給油量の設定、料金の投入及びキ
ャッシュカードの読み込み操作は顧客自身で行なうこと
になる。出力部33はプリンタを備えており、領収書等
の発行を行なう。給油ノズル検出部34は、給油ノズル
の給油機からの取り外しを検出するものであり、例えば
レギュラーガソリンの給油ノズルが取り外されると、レ
ギュラーガソリンの給油ノズルが取り外されたことを示
す信号を出力する。同様に軽油の給油ノズルが取り外さ
れると、軽油の給油ノズルが取り外されたことを示す信
号を出力する。給油ポンプ制御部35は、制御部25か
らの制御信号に基づいて各種燃料を汲み上げるポンプ4
0、41、42を動作させる。例えばレギュラーガソリ
ンを供給する制御信号が供給されると、レギュラーガソ
リン用のポンプ40を動作させ、また軽油を供給する制
御信号が供給されると、軽油用のポンプ40を動作させ
る。
【0017】制御部25は、ID読取装置2にてID装
置1のID情報の読み取りが行なわれると、そのID情
報を一時的にメモリ26に記憶する。その後、給油ノズ
ル検出部34からの信号を取り込むと、その信号が示す
燃料の種類とメモリ26に記憶させたID情報より得ら
れる燃料の種類とを照合し、燃料の種類が合致すると判
断すると、音声合成出力部28へデータを送り、顧客に
正常給油の開始を行なうことを知らせる。さらに、コン
トロールブースの監視盤へも同様のデータを送り、コン
トロールブース要員に対して正常給油の開始を行なうこ
とを知らせる。その後、入力部32より入力された給油
量(例えば、満タン、20リットル、10リットル等)
を給油するための制御信号を給油ポンプ制御部35に供
給する。
【0018】一方、燃料の種類が合致しない場合には
(即ち顧客が自分の車両の使用燃料と異なる種類の燃料
を供給する給油ノズルを取り外した場合には)、顧客に
対して給油しようとしている燃料の種類が違うことを知
らせる。また、その旨をコントロールブースの要員にも
知らせる。その他、制御部25は顧客に対して精算方法
を決定する案内、料金の表示、領収書の発行等の制御を
行なう。なお、上記ID装置1は燃料表示手段に対応
し、ID読取装置2は読取手段に対応し、給油制御装置
3は給油許可手段に対応する。
【0019】(b)車両燃料供給システムの動作 次に、第1の実施の形態の車両燃料供給システムの動作
について説明する。図4は車両燃料供給システムの動作
を示すフローチャートである。まず、車両検出部30の
出力に基づいて車両が給油スペースに来たかどうかを判
定し、給油スペースに来たと判断すると、ID読取装置
2に読取指令を与えて、車両に取り付けられたID装置
1からID情報の読み取りを行ない、それをメモリ26
に記憶する(ステップS10、12)。次いで、音声合
成出力部28を制御して、顧客に対して音声メッセージ
にてエンジンの停止を指示し、さらに精算方法(現金、
キャッシュカード)の決定を指示する(ステップS1
4、16)。
【0020】精算方法が決まった後、給油ノズル検出部
34の出力に基づいて給油ノズルが取り外されたか否か
を判定し(ステップS18)、取り外されたと判断する
と、取り外された給油ノズルにて給油する燃料の種類と
メモリ26に記憶させたID情報より得られる燃料の種
類とが合致するか否かを判定する(ステップS20)。
この判定において、燃料の種類が合致すると判断すると
給油を開始する。そして、設定された量まで給油が行な
われると、料金を表示して料金の精算を行なう。料金の
精算後、領収書を発行する(ステップS22〜ステップ
S28)。領収書を発行する処理を行なった後、ステッ
プS10に戻る。一方、上記ステップS20の判定で燃
料の種類が合致しないと判断した場合は、ドラーバーに
対して操作ミスであることを知らせる。すなわち、取り
外した給油ノズルにて給油する燃料の種類が違うことを
知らせる(ステップS30)。この警告処理を行なった
後、ステップS10に戻る。
【0021】なお、給油の開始をコントロールブースか
ら遠隔操作にて行なわれる場合は、ステップS20で燃
料の種類が合致すると判断した後、ステップS32で給
油開始可能であることを知らせる信号(OK信号)をコ
ントロールブースの制御盤へ送り、これによりコントロ
ールブースの制御盤から送られてくる給油開始信号を入
力すると(ステップS34)、給油を開始する。この場
合、コントロールブースからの給油開始信号は、ブース
要員の操作によって出力される。
【0022】このように、第1の実施の形態では、車両
側に搭載して使用するID装置1と、給油所側に設置し
て使用するID読取装置2及び給油制御装置3とを備
え、電波を利用して車両の使用燃料の種類を示すID情
報を送信して、そのID情報を給油所側で受信し、受信
したID情報より得られる車両の使用燃料の種類と顧客
が給油しようとしている燃料の種類とが合致していれば
給油を許可し、合致していなければ警告するようにし
た。したがって、車両の使用燃料に合った燃料のみ給油
可能になるので、素人であっても誤って他の種類の燃料
を給油してしまうことがなく、安全に給油を行なうこと
ができる。
【0023】(II)第2の実施の形態 図5は本発明に係る車両燃料供給システムの第2の実施
の形態の構成を示すブロック図である。なお、この図に
おいて、前述した図1と共通する部分には同一の符号を
付けている。この第2の実施の形態の車両燃料供給シス
テムは、車両の使用燃料の種類を示すID情報を印刷又
は刻印したタグ100を備え、そのタグ100のID情
報を検出部65にて光学的に読み取るようにしたもので
ある。なお、タグ100は燃料表示手段に対応し、検出
部65は読取手段に対応する。
【0024】タグ100は例えば図7に示すように車両
の給油キャップ91に取り付けられる。また、検出部6
5は図6に示すように給油機70に給油キャップ置場8
0に設けられる。給油の際に給油キャップ91を給油し
たい燃料の給油キャップ置場80に置くことでタグ10
0のID情報が読み取られる。そして、そのID情報よ
り得られる燃料の種類と給油キャップ91が置かれた給
油キャップ置場80に対応する燃料の種類とが合致する
か否かの判定が行なわれ、燃料の種類が合致していれば
給油が許可され、合致していなければ警告が行なわれ
る。
【0025】例えば、使用燃料がガソリンである車両の
給油キャップ91を給油機70のレギュラーガソリンに
対応して設けられた給油キャップ置場80に置いた場
合、タグ100のID情報より得られる燃料の種類即ち
ガソリンと合致するので、給油が許可される。これに対
して、使用燃料がガソリンである車両の給油キャップ9
1を給油機70の軽油に対応して設けられた給油キャッ
プ置場80に置いた場合、タグ100のID情報より得
られる燃料の種類即ちガソリンと合致しないので、警告
が行なわれる。なお、給油キャップ置場80は、給油機
70本体と別体に設けても良い。
【0026】(III)第3の実施の形態 図8は本発明に係る車両燃料供給システムの第3の実施
の形態の特徴部分を示す図である。この第3の実施の形
態の車両燃料供給システムは、タグ100を車両の燃料
供給口の近傍に取り付け、検出部65を給油ノズル11
0に取り付けて、給油ノズル110を燃料供給口を挿入
した位置でタグ100のID情報の読み取りを行なうよ
うにしたものである。この場合、給油ノズル110が燃
料供給口に挿入されている間、常時ID情報の読み取り
が行なわれて、燃料が満タンになるまでの間又は予め設
定された量になるまでの間に燃料の種類の照合が行なえ
なくなると給油を停止するようになっている。これによ
り、給油途中で給油ノズルが外れることによる燃料漏れ
を防止できる。
【0027】なお、ID情報を記憶するものとして、上
述したID装置1やタグ100の他に磁気カード又はI
Cカードを用いても良い。これらのカードを用いた場合
には、読出手段もそれぞれに合ったものを用いる。ま
た、これらのカードは、石油元売り会社から発行される
ものでも、通常のクレジット会社から発行されるもので
も良い。
【0028】また、車両検出手段として、ループコイル
60を用いたもの以外に、例えば重量センサを用いたも
のや赤外線や超音波センサを用いたものであっても良
い。また、顧客への指示を音声メッセージの他に、文字
として表示するようにしても良い。この指示は、制御部
25が行なう以外にインターホン機能を設けて監視者自
ら行なえるようにしても良い。また、タグ100と給油
ノズル110に取り付ける検出部65の形状を凹凸状態
にし、凹部にはフォトカプラ等の光検出手段を設け、凸
部と凹部との嵌合を検出することで給油許可するように
しても良い。そして、燃料の種類によって凹凸の形状を
違えたり、凹部と凸部を取り付け方を違えることで、給
油ミスを無くすことができる。凹部と凸部を取り付け方
の違いとは、例えばレギュラーガソリンの場合、タグ1
00を凹状、検出部65を凸状にし、ハイオクガソリン
の場合、タグ100を凸状、検出部65を凹状にするな
どである。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜5、7、8記載の発明によれ
ば、車両の使用燃料の種類と給油機から給油される燃料
の種類とが合致した場合にのみ合致した種類の燃料の給
油を許可するので、誤って他の種類の燃料を給油してし
まうことが起らず、素人でも正しく給油を行なうことが
できる。
【0030】請求項6記載の発明によれば、給油中に燃
料の種類の照合が行なえなくなると給油を停止するの
で、給油途中で給油ノズルが外れることによる燃料漏れ
を確実に防止でき、給油時の安全性を高めることができ
る。
【0031】請求項9記載の発明によれば、顧客に対し
て、車両の使用燃料の種類と給油しようとしている燃料
の種類とが合致していれば給油可能であることを通知
し、合致していなければ警告するので、顧客は躊躇する
ことなくスムーズに自分の車両に合った燃料を給油する
ことができる。これにより、給油所側では効率の良い給
油ができるので、売り上げ向上に寄与できる。
【0032】請求項10記載の発明によれば、車両の使
用燃料の種類と給油しようとしている燃料の種類とが合
致していて給油可能な状態であって、且つ監視者によっ
て給油の開始を許可する操作が行なわれた場合に給油を
開始するので、給油の安全性を更に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の車両燃料供給システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のID装置の外観を示す斜視図である。
【図3】図1のID読取装置のコイル及び給油制御装置
のコイルの取り付け位置を示す図である。
【図4】図1の給油制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】第2の実施の形態の車両燃料供給システムの構
成を示すブロック図である。
【図6】図5の車両燃料供給システムが適用される給油
機の外観を示す斜視図である。
【図7】図5の車両燃料供給システムのタグの取り付け
例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態の車両燃料供給システムの特
徴部分を示す図である。
【符号の説明】
1 ID装置 2 ID読取装置 3 給油制御装置 5 コイル 6 コンデンサ 7 ダイオード 8 コンデンサ 9 電力増幅部 10 制御部 11 メモリ 15 コイル 16 コンデンサ 17 切替スイッチ 18 発振器 19 デコーダ 20 送信制御部 25 制御部 26 メモリ 27 表示部 28 音声合成出力部 29 スピーカ 30 車両検出部 31 伝送部 32 入力部 33 出力部 34 給油ノズル検出部 35 給油ポンプ制御部 40、41、42 給油ポンプ 50 給油機 60 ループコイル 65 検出部 70 給油機 80 給油キャップ置場 90 給油口扉 91 給油キャップ 100 タグ 110 給油ノズル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の使用燃料の種類を示す燃料表示手
    段と、 この燃料表示手段により示される燃料の種類を読み取る
    読取手段と、 この読取手段により読み取られた燃料の種類と合致する
    種類の燃料の給油のみを許可する給油許可手段と、 を備えた車両燃料供給システムであって、 前記燃料表示手段は車両に設けられ、前記読取手段及び
    給油許可手段の夫々は燃料供給側に設けられたことを特
    徴とする車両燃料供給システム。
  2. 【請求項2】 前記燃料表示手段は、電波又は赤外線等
    の通信用の媒体を利用して車両の使用燃料の種類を示す
    ID情報を送信し、前記読取手段は、前記燃料表示手段
    から送信されたID情報を受信して前記給油許可手段に
    供給することを特徴とする請求項1記載の車両燃料供給
    システム。
  3. 【請求項3】 前記燃料表示手段は、車両の使用燃料の
    種類を示すID情報が印された磁石や磁気やバーコード
    からなるタグであり、前記読取手段は、光学的に前記タ
    グに印されたID情報を読み取って前記給油許可手段に
    供給することを特徴とする請求項1記載の車両燃料供給
    システム。
  4. 【請求項4】 前記タグは、車両の燃料供給口を栓する
    キャップに設けられ、前記読取手段は、給油機に設けら
    れたキャップ置場に設けられたことを特徴とする請求項
    3記載の車両燃料供給システム。
  5. 【請求項5】 前記タグは、車両の燃料供給口の近傍に
    設けられ、前記読取手段は、給油機の給油ノズルに設け
    られたことを特徴とする請求項3記載の車両燃料供給シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記読取手段は、前記タグに印されたI
    D情報の読み取りを連続して行ない、前記給油許可手段
    は、燃料が満タンになるまでの間又は予め設定された量
    になるまでの間に燃料の種類の照合が行なえなくなると
    燃料の給油を停止させることを特徴とする請求項5記載
    の車両燃料供給システム。
  7. 【請求項7】 前記燃料表示手段は、車両の使用燃料の
    種類を示すID情報が記憶されたカードであり、前記読
    取手段は、前記カードに記憶されているID情報を読み
    取って前記給油許可手段に供給することを特徴とする請
    求項1記載の車両燃料供給システム。
  8. 【請求項8】 前記カードは、磁気カード又はICカー
    ドであることを特徴とする請求項7記載の車両燃料供給
    システム。
  9. 【請求項9】 前記給油許可手段は、顧客に対して、車
    両の使用燃料の種類と給油機から給油される燃料の種類
    とが合致していれば給油可能であることを通知し、合致
    していなければ警告することを特徴とする請求項1乃至
    8記載の車両燃料供給システム。
  10. 【請求項10】 監視者の操作により給油の開始を許可
    する許可手段を更に備え、前記給油許可手段が給油許可
    状態にあるときに、前記許可手段が許可状態となると給
    油を開始することを特徴とする請求項1乃至9記載の車
    両燃料供給システム。
JP10012821A 1998-01-26 1998-01-26 車両燃料供給システム Pending JPH11208792A (ja)

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