JPH1120630A - 給油システム - Google Patents

給油システム

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JPH1120630A
JPH1120630A JP9180201A JP18020197A JPH1120630A JP H1120630 A JPH1120630 A JP H1120630A JP 9180201 A JP9180201 A JP 9180201A JP 18020197 A JP18020197 A JP 18020197A JP H1120630 A JPH1120630 A JP H1120630A
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JP
Japan
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vehicle
refueling
communication device
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JP9180201A
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English (en)
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Chiyuki Kano
千之 加納
Souma Komatsu
双馬 小松
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NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
Original Assignee
NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペイドカード等の媒体を所持することな
く給油を受けることの可能な給油システムを提案するこ
と。 【解決手段】 給油システム1では、ガソリン等の液体
燃料の供給対象となる車両6に割り当てられている車両
ID番号6Sを発信可能な車両側発信素子63が車両給
油口62に取り付けられ、液体燃料の給油装置3の給油
ノズル31は、車両側発信素子63が発信する車体ID
番号6Sを受信可能な受信素子として機能する。給油時
に必ず接近する給油ノズル31と車両側給油口の発信素
子63との間で通信を行うので、給油対象の車両6を確
実に特定できる。従って、ガソリンスタンド等の給油所
を、カード等の媒体を利用することなく無人化すること
が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンステーシ
ョン等における給油システムに関するものである。ま
た、本発明は、ガソリンタンク車を給油対象の車両が位
置している場所まで運転してガソリン等の給油を行う給
油システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガソリンスタンド等においては人件費の
高騰、終日営業等の観点から、無人化することができれ
ば便利である。この点に鑑みて、本願人は先に、特開平
5−262395号公報において、プリペイドカードを
利用した給油システムを提案しており、プリペイドカー
ドによって給油された車両が特定される。
【0003】一方、給油方法としては、ガソリンタンク
車を、工場施設等のような多数台の車両が駐車している
場所に持ち込み、各車両に給油を行う方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プリペイドカードを利
用した給油システムでは、利用者は常にカードという媒
体を所持している必要があり、カードを携帯していない
場合には給油を受けることができないという不便さがあ
る。
【0005】一方、ガソリンタンク車による給油システ
ムでは、給油量、料金等の給油情報の管理は給油者側に
任されることなる。しかし、ガソリンタンク車は給油量
の計測、記録は可能であるが、どの車両に給油を行った
かを記録することができない。よって、この給油システ
ムの利用者は、本当に給油を受けたか否かを確認でき
ず、また、他人の車の給油料金が間違って請求されてし
まうおそれもある。
【0006】本発明の課題は、プリペイドカード等の媒
体を所持することなく給油を受けることの可能な給油シ
ステムを提案することにある。
【0007】また、本発明の課題は、給油対象の車両が
駐車している位置において給油車によって給油を行う際
に、給油対象車両を確実に特定して記録として残してお
くことの可能な給油システムを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の給油システムは、ガソリン等の液体燃料
の供給対象となる車両に割り当てられている車両識別情
報を発信可能な車両側発信素子と、液体燃料の給油装置
と、前記車両側発信素子が発信する前記車両識別情報を
受信可能な受信素子と、この受信素子による受信情報が
入力されると共に前記給油装置の制御を行う制御装置と
を有し、前記受信素子を前記給油装置の給油ノズルの部
分に配置し、前記車両側発信素子を、車両の給油口に配
置した構成を採用している。
【0009】このように、本発明の給油システムでは、
給油時に必ず接近する給油ノズルと車両側給油口との間
で通信を行い、給油対象の車両を特定するための車両識
別情報を給油装置の側で受信する。従って、カード等の
媒体を使用することなく、しかも確実に、給油対象の車
両を特定できる。
【0010】本発明をガソリンスタンド等のように固定
した位置で給油を行う給油システムに適用する場合に
は、上記の構成に加えて、更に、前記給油装置あるいは
その近傍に配置された給油側通信装置と、車両に搭載さ
れた車両側通信装置とを有する構成を採用する。
【0011】この場合、前記車両側通信装置は、前記車
両識別情報を記憶した車両識別情報記憶部と、前記給油
側通信装置から送信される情報を受信する受信部と、当
該受信部で受信した情報を記憶可能な受信情報記憶部
と、前記車両識別情報を前記給油側通信装置に送信する
送信部とを備えた構成される。さらに、前記給油側通信
装置は、車両の前記車両側通信装置に向けて応答要求信
号、前記給油装置に割り当てられた給油装置識別情報お
よび給油量、給油料金を含む給油管理情報を送信する送
信部と、前記応答要求信号に応じて前記車両側通信装置
が発信する前記車両識別情報を受信する受信部とを備え
た構成とされる。さらには、前記制御装置は、前記給油
側通信装置で受信した前記車両識別情報と前記受信素子
で受信した前記車両識別情報との照合を行うことにより
実際に給油される車両を特定するように構成される。
【0012】このように構成した本発明の給油システム
では、給油装置と車両の間で無線により通信が行われ、
給油装置の側では、給油対象の車両に関する情報と、給
油量、給油日時等の給油管理情報とが対応付けした形態
で記憶できる。車両の側では、給油を受けた給油装置に
関する情報と、上記の給油管理情報とが対応付けした形
態で記憶できる。よって、カード等の媒体を利用するこ
となく、給油を行う給油システムを構築できる。
【0013】また、給油場所に多数台の車両が入ってき
た場合等においては、給油装置の側では各車両を特定す
る車両識別情報を受信しても、実際に給油を受けている
車両と給油待ちしている車両とを正確に区別できないお
それがある。しかし、本発明では、給油時に必ず接近す
る給油ノズルと車両側給油口との間で通信を行い、給油
対象の車両を特定するための車両識別情報を給油装置の
側で受信し、受信した車両識別情報と、給油装置側通信
装置で受信した車両識別情報とを照合している。従っ
て、車両識別情報と、給油管理情報とを正確に対応付け
することができる。
【0014】ここで、前記車両側通信装置は、例えば、
車両のナンバープレートの裏面側に取り付けることがで
きる。この場合、外部の人間、例えば、ゲートの監視員
等も車両側通信装置が動作状態にあるか否かを確認でき
るように、その旨を表示する表示ランプを外側から目視
可能な位置に取り付けることが望ましい。例えば、ナン
バープレートの封印部分に、外側から目視可能な状態で
埋め込んでおくことが望ましい。このような表示ランプ
も、車載アクセサリ電源のオンオフに連動してオンオフ
するように、車載バッテリを駆動電源とすればよい。
【0015】次に、本発明をガソリンタンク車等のよう
に希望する場所で給油を行う給油システムに適用する場
合にも、ガソリン等の液体燃料の供給対象となる車両に
割り当てられている車両識別情報を発信可能な車両側発
信素子と、液体燃料の給油装置と、前記車両側発信素子
が発信する前記車両識別情報を受信可能な受信素子と、
この受信素子による受信情報が入力されると共に前記給
油装置の制御を行う制御装置とを有し、前記受信素子を
前記給油装置の給油ノズルの部分に配置し、前記車両側
発信素子を、車両の給油口に配置した構成を採用する。
【0016】この場合においても、給油時に必ず接近す
る給油ノズルと、車両側給油口との間で通信を行い、給
油対象の車両を特定するための車両識別情報を給油装置
の側で受信する。従って、給油車両は、確実に給油対象
の車両を特定できる。
【0017】また、このような給油システムにおいて
は、更に、前記給油車両に搭載された給油側通信装置
と、車両に搭載された車両側通信装置とを有し、前記車
両側通信装置は、前記車両識別情報を記憶した車両識別
情報記憶部と、前記給油側通信装置から送信される情報
を受信する受信部と、当該受信部で受信した情報を記憶
可能な受信情報記憶部と、前記車両識別情報を前記給油
側通信装置に送信する送信部とを備えた構成とし、ま
た、前記給油側通信装置は、車両の前記車両側通信装置
に向けて応答要求信号、前記給油装置に割り当てられた
給油装置識別情報および給油量、給油料金を含む給油管
理情報を送信する送信部と、前記応答要求信号に応じて
前記車両側通信装置が発信する前記車両識別情報を受信
する受信部とを備えた構成とし、さらに、前記制御装置
は、前記給油側通信装置で受信した前記車両識別情報と
前記受信素子で受信した前記車両識別情報との照合を行
うことにより実際に給油される車両を特定するように構
成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した給油システムを説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1には給油システ
ムの全体構成を示してある。給油システム1は、給油所
2に設置した給油装置3と、給油側通信装置4と、給油
装置3の給油動作の制御および給油側通信装置4の動作
制御を司る制御装置5と、車両6の側に搭載した車両側
通信装置7とを有している。図示の例では、給油装置3
は同一構成の2台の給油ユニット3A、3Bを備えてい
る。
【0020】車両側通信装置7は、当該車両6に割り当
てられた車両識別情報である車両ID番号6Sを発信可
能であると共に、給油を受けた給油所2を特定可能な給
油所識別情報である給油所ID番号2Sを受信可能であ
る。これに対して、給油側通信装置4は、給油対象の車
両6の車両ID番号6Sを受信可能であると共に、当該
給油所2に割り当てられた給油所ID番号2Sをを発信
可能である。
【0021】給油装置3の給油ユニット3A、3Bは基
本的には一般的に使用されている給油装置と同一構成で
あり、給油レバーを備えた給油ノズルを車両の給油口に
差し込み、給油を行う形式のものである。
【0022】図2に示すように、車両6の給油管61の
給油口62の外周面に、車両ID番号6Sを発信可能な
発信素子63が埋め込まれている。発信素子63は電波
を受けると電磁誘導作用によって自己発電して発信動作
を行うIC型のものでもよいし、書店等において利用さ
れている盗難防止用のタグと呼ばれる単純な発信素子で
あてもよい。
【0023】これに対して、給油装置3の各給油ユニッ
ト3A、3Bの給油ノズル31の先端部分は受信用アン
テナ(受信素子)として機能するように構成されてお
り、車両6の給油管61に付けた発信素子63が発信す
る車両ID番号6Sを受信可能である。
【0024】車両6の給油口62は通常は金属製のキャ
ップ64で閉められているが、給油時にはキャップ64
を取るので、キャップ64が通信の邪魔になることはな
い。また、給油管61は樹脂管であるので、発信素子6
3の発信が遮断されることはない。
【0025】次に、図3には給油所の給油側通信装置4
および制御装置5の概略構成を示してある。給油側通信
装置4は、給油所2に出入りする車両6の車両側通信装
置7に向けて応答要求信号R、給油所ID番号2Sおよ
び給油管理情報11Sを送信すると共に、応答要求信号
Rに応じて車両側通信装置7が発信する車両ID番号7
Sおよび給油管理記憶情報12Sを受信する送受信モジ
ュール41と、当該送受信モジュール41での受信情報
に基づき、給油所2に出入りした車両6に対する給油日
時、給油の種類、給油量、給油料金を含む給油情報を、
車両側から受信した受信情報と対応付けした形態で記憶
するRAM、給油所ID番号2Sが記憶されたROM等
を備えたマイクロコンピュータユニット42と、電源4
3とを備えている。
【0026】制御装置5は、給油ユニット3A、3Bに
おける給油動作の制御を行うと共に給油側通信装置4か
ら車両6に関する情報が供給される。この制御装置5
は、給油量、給油料金、給油日時等の給油情報を生成し
て、給油側通信装置4のマイクコンピュータユニット4
2に供給する。制御装置5はマイクロコンピュータによ
り構成されている。制御装置5には、表示装置34およ
びプリンタ35が接続されており、利用者(運転者)に
対して給油情報を表示し、給油明細シートを出力するよ
うになっている。
【0027】ここで、前述したように、各給油ユニット
3A、3Bの給油ノズル31は受信用アンテナとして機
能し、車両6の側の給油口62に取り付けた発信素子6
3が発信する車両ID番号6Sを受信可能である。この
給油ノズル31による受信情報は制御装置5を経由して
給油側通信装置4に供給される。
【0028】次に、図4には車両側通信装置7の概略構
成を示してある。車両側通信装置7は、送受信モジュー
ル71と、ROMおよびRAMを備えたマイクロコンピ
ュータユニット72と、電源としての車載バッテリ73
とから構成されている。車両側ID番号6SはROMに
格納されている。送受信モジュール71は給油側通信装
置4から送信された給油情報を受信する。受信した情報
はRAM内に記憶保持される。
【0029】ここで、車両側通信装置7の好のましい構
成を説明する。上記のように車両側通信装置7は、当該
車両を識別するための車両ID番号を発信するためのも
のであるから、運転者の側において勝手に取り外し等が
できないようにすることが望ましい。このためには、ナ
ンバープレートの部分に車両側通信装置7を配置するこ
とが望ましい。
【0030】また、車両側通信装置7は車両運転中は常
に、車両識別情報を発信可能な状態(すなわち、動作状
態)に設定される必要がある。このためには、当該通信
装置7の電源として、図4に示すように、車載バッテリ
ーを用いると共に、キーインして、それを車両電装品の
オン位置まで回した状態で、当該通信装置7の電力供給
路も形成されるようにすることが望ましい。このように
すれば、車両運転状態においては、常に、通信装置7は
給電状態となり、車両識別情報を発信可能となる。
【0031】この構成に加えて、運転者が勝手に、通信
装置7を動作不能状態に設定してしまうことを回避する
ために、外側から通信装置7が動作状態にあるか否かを
目視により識別可能な表示ランプを取り付けることが望
ましい。
【0032】図5には、車両のナンバープレートに対す
る車両側通信装置7の搭載例を示してある。
【0033】この図の例では、ナンバープレート170
は、箱型の収納ケース171と、この収納ケース171
の側面開口172に取り付けたナンバープレート本体1
73と、これらの間の空間に装着された送受信回路基板
174およびアンテナプレート175とから構成されて
いる。送受信回路基板174の表面には送受信モジュー
ル176が搭載されていると共に、当該送受信回路が動
作状態にある場合に点灯するLED等の発光体177が
取り付けられている。発光体177は、ナンバープレー
ト本体173に取り付けられた封印178と同一の位置
に配置されており、当該封印178によって覆われた状
態となっている。この封印178は透明素材から形成さ
れており、従って、封印178を介して外側から発光体
177の点灯/消灯を確認できる。
【0034】ここで、収納ケース171は、全体を非導
電性材料から形成してもよいし、内蔵のアンテナプレー
ト175に対して指向性を付与するために、一部分のみ
を電波の通りやすい非導電性材料から形成してもよい。
勿論、内蔵のアンテナプレート75自体を指向性のもの
としてもよい。
【0035】次に、図6および図7のフローチャートを
参照して、このように構成した本例の給油システム1に
おける給油動作を説明する。
【0036】まず、車両6が給油所2の入口ゲート21
から入って給油ユニット3Aの前で停止したとする。こ
の場合、車両側通信装置7と給油側通信装置4の間で通
信が行われる。図6に示すように、給油側通信装置4
は、車両の待ち受け態勢にあり、継続して、発呼を行っ
ている(ステップST1)。この発信動作においては、
キャリアセンスを行って同一周波数帯域での通信の有無
を検出し(ステップST2)、通信がある場合には異な
る空き周波数での通信を試みる。同一周波数帯域での通
信が無い場合には、応答要求信号Rを発信する(ステッ
プST3)。
【0037】給油所2に入った車両6の車両側通信装置
7では、受信可能な待ち受け状態で給油側通信装置4に
接近する。車両側通信装置7は、応答要求信号Rを受信
すると(ステップST11)、キャリアセンスを行い
(ステップST12)、空き周波数帯域の波長で、車両
6の車両ID番号6S、記憶保持されている給油管理情
報12Sを給油側通信装置4に送信する(ステップST
13)。
【0038】給油側通信装置4では、車両側通信装置4
から車両ID番号6S、給油管理情報11Sを含む制御
信号を受信すると(ステップST4)、当該給油所2の
給油所ID番号2Sをを車両側通信装置7に向けて送信
する(ステップST5)。車両側通信装置7の側では、
給油側通信装置4から給油所ID番号2Sを受信すると
(ステップST14)、受信した旨の確認信号を給油側
通信装置4に送信する(ステップST15)。給油所2
に入った車両6の車両側通信装置7は、この確認信号を
受信すると(ステップST6)、再び受信待ち受けの状
態に戻る(ステップST7)。同様に、給油側通信装置
4も待ち受け状態に復帰する(ステップST16)。
【0039】この後は、車両運転者が自ら給油ユニット
3Aの給油ノズル31を持って、給油を行う。この給油
時の動作を図7を参照して説明すると、まず、給油ノズ
ル31が定まった位置から運転者によって外されると、
給油ユニット3Aがオン状態になる(ステップST2
1)。この後は、運転者は車両6の給油口62のキャッ
プ64を外して、給油ノズル31を給油口62から給油
管61に差し込む。
【0040】前述したように、給油口62には発信素子
63が取り付けられており、給油ノズル31は受信用ア
ンテナとして機能するので、発信素子63から発信され
る車両ID番号6Sが給油ノズル31を介して受信され
る(ステップST22)。受信された車両ID番号6S
は、給油側通信装置42において、既に受信している車
両ID番号6Sと照合される(ステップST23)。こ
の照合によって、実際に給油を受ける車両6を確実に特
定できる。
【0041】この照合が行われた後は、運転者が給油ノ
ズルを開閉する給油レバーを操作すれば給油を行うこと
ができる(ステップST24)。給油が終了した後は
(ステップST25)、給油側通信装置4と車両側通信
装置7の間で通信を行うように、通信要求を出して(ス
テップST26)、制御を終了する。
【0042】このように給油動作が終了すると、制御装
置5では、給油時間、給油量、給油の種類、給油料金等
の給油情報を生成して給油側通信装置4に供給する。給
油側通信装置4では、これらの給油情報を車両ID番号
と対応付けした形態で記憶保持すると共に、給油情報を
車両側通信装置7に向けて送信する。
【0043】この通信動作は、図6に示す場合と同様で
あり、給油が終わった車両6の車両側通信装置7との間
で通信を行い、給油情報を車両側通信装置7に送信す
る。この場合には、ステップST5において、給油所I
D番号2Sと共に給油情報を送信する。車両側通信装置
7の側では受け取った給油情報を記憶保持する。
【0044】なお、給油料金の清算は、給油ユニット3
A、3Bに金銭処理装置を付設して、その場で行うよう
にしてもよいが、制御装置5で生成された給油情報を上
位のコンピュータで集計してクレジットカード等により
決済してもよい。
【0045】また、図7に示す給油動作において、車両
給油口の発信素子63を運転者が取り外している場合等
には、車両ID番号6Dを車両側の給油口から受信でき
ない。この場合には給油動作を禁止し(ステップST2
7)、その旨を運転者に表示装置等を介して知らせるよ
うになっている。(ステップST28)。
【0046】また、車両給油口に付いている発信素子6
3から異なる車両ID番号が発信されている場合は、不
正処理が行われれているものと判断して、同じく給油動
作を禁止し(ステップST27)、その旨を運転者に表
示装置等を介して知らせるようになっている(ステップ
ST28)。
【0047】(第2の実施の形態)図8には、本発明を
適用した給油システムにに使用可能なガソリン供給車を
示してある。以下の説明においては上記の実施の形態に
おける各部分に対応する部分は同一の符号を付し、それ
らの説明は省略する。
【0048】ガソリン供給車100は、ガソリンタンク
102を備えた給油装置3が搭載されている。給油装置
3の給油ホース30の先端の給油ノズル31は車両ID
番号の受信用アンテナとして機能する。ガソリン供給車
100には、給油側通信装置4および制御装置5が搭載
されている。
【0049】なお、給油を受ける車両の側の構成は前述
の実施の形態における車両6の場合と同様であり、車両
側通信装置7が搭載されていると共に、図2に示すよう
に、その給油口62には車両ID番号の発信素子63が
取り付けられている。
【0050】このように構成したガソリン供給車100
を用いた給油システムによる給油動作を説明する。ま
ず、ガソリン供給車100を運転して、給油対象の車両
(供給対象車両)が位置している場所まで移動させる。
供給対象車両に横付けした後は、その給油ホース30を
取り出して、給油を開始する。
【0051】ガソリン供給車100を給油対象車両に横
付けすると、給油側通信装置4と車両側通信装置7の間
で通信が行われ、車両ID番号6Sが給油側通信装置4
の側で受信され、給油対象車両が特定される。次に、実
際の給油時においても、車両の給油口に給油ノズル31
を接近させると、給油口に配置されている発信素子63
から発信している車両ID番号が給油ノズル31を介し
て受信される。受信した車両ID番号は先に受信してい
る車両ID番号6Sと照合される。これにより、給油対
象車両を正確に特定できる。
【0052】給油終了後は、再度、給油側通信装置4と
車両側通信装置7の間で通信が行われ、給油情報が車両
側通信装置7に送信される。
【0053】図9には、給油装置3のプリンタによって
発行されたレシート110の一例を示してある。この図
に示すレシート110は、最上行に給油の日時111が
印刷されている。次の行には、供給対象車両の識別情報
である車体番号112が印刷されている。その下の3行
には、給油開始時のガソリンタンク内の残量113、給
油終了時のガソリンタンク内の残量114、および、こ
れらの差に基づき算出された給油量115がそれぞれ印
刷される。その下の行には、ガソリン単価116が印刷
される。そして、最下行には、請求金額117が印刷さ
れる。
【0054】なお、上記の説明は、供給される燃料がガ
ソリンの場合である。この他に、軽油、灯油等の液体燃
料をあげることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給油シス
テムでは、各車両の給油口に車両識別情報の発信素子を
取り付け、給油装置の給油ノズルを受信用アンテナとし
て機能させて、車両識別情報を受信可能としている。給
油口と給油ノズルは給油時には必ず接近するので、実際
に給油を受ける車両の車両識別情報を確実に受信でき、
従って、給油を受ける車両を確実に特定できる。このよ
うに実際に給油を受ける車両を確実に特定できるので、
カード等の媒体物を用いることなく、給油動作を無人化
することが可能になる。
【0056】また、本発明をガソリン等を車両に搭載し
て、供給対象車両が位置している場所まで出向き、その
場所においてガソリン等を給油する給油システムに適用
した場合にも、給油対象の車両を確実に特定できるの
で、給油動作の正確性、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した給油システムの概略構成図で
ある。
【図2】車両側給油口に配置した発信素子と給油ノズル
を拡大して示す説明図である。
【図3】図1の給油システムにおける給油側通信装置お
よび制御装置を示す概略ブロック図である。
【図4】図1の給油システムにおける車両側通信装置の
概略ブロック図である。
【図5】車両側通信装置が取り付けられたナンバープレ
ートの構成を示す分解斜視図である。
【図6】図1の給油システムにおける車両側通信装置と
給油側通信装置の間の通信動作を示す概略フローチャー
トである。
【図7】図1の給油システムにおける給油動作の手順を
示す概略フローチャートである。
【図8】本発明を適用した給油システムに用いるガソリ
ン車の説明図である。
【図9】図8の給油システムにおいて発行されるレシー
トの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 給油システム 2 給油所 2S 給油所ID番号 3 給油装置 31 給油ノズル 4 給油側通信装置 5 制御装置 6 車両 6S 車両ID番号 61 給油管 62 給油口 63 発信素子 64 キャップ 7 車両側通信装置 11S,12S 給油管理情報 R 応答要求信号 100 ガソリン車 170 ナンバープレート 175 アンテナプレート 177 表示ランプ 178 封印部分

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガソリン等の液体燃料の供給対象となる
    車両に割り当てられている車両識別情報を発信可能な車
    両側発信素子と、液体燃料の給油装置と、前記車両側発
    信素子が発信する前記車両識別情報を受信可能な受信素
    子と、この受信素子により得られる受信情報が入力され
    ると共に前記給油装置の制御を行う制御装置とを有し、 前記受信素子は前記給油装置の給油ノズルの部分に配置
    されており、 前記車両側発信素子は、車両の給油口に配置されている
    ことを特徴とする給油システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、前記給油装置
    あるいはその近傍に配置された給油側通信装置と、車両
    に搭載された車両側通信装置とを有し、 前記車両側通信装置は、前記車両識別情報を記憶した車
    両識別情報記憶部と、前記給油側通信装置から送信され
    る情報を受信する受信部と、当該受信部で受信した情報
    を記憶可能な受信情報記憶部と、前記車両識別情報を前
    記給油側通信装置に送信する送信部とを備えており、 前記給油側通信装置は、車両の前記車両側通信装置に向
    けて応答要求信号、前記給油装置に割り当てられた給油
    装置識別情報および給油量、給油料金を含む給油管理情
    報を送信する送信部と、前記応答要求信号に応じて前記
    車両側通信装置が発信する前記車両識別情報を受信する
    受信部とを備えており、 前記制御装置は、前記給油側通信装置で受信した前記車
    両識別情報と前記受信素子で受信した前記車両識別情報
    との照合を行うことにより実際に給油される車両を特定
    することを特徴とする給油システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記車両側通信装置
    は、車両のナンバープレートの裏面側に取り付けられて
    いることを特徴とする給油システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記車両側
    通信装置が動作状態にあるか否かを表示する表示ランプ
    を有し、当該表示ランプは、外側から目視可能な状態
    で、前記ナンバープレートの封印部分に埋め込まれてい
    ることを特徴とする給油システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記表示ランプは、
    車両のアクセサリ電源のオンオフに連動してオンオフす
    るように、車載バッテリを駆動電源としていることを特
    徴とする給油システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記液体燃料の給油
    装置が搭載された給油車両を有することを特徴とする給
    油システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、更に、前記給油車両
    に搭載された給油側通信装置と、車両に搭載された車両
    側通信装置とを有し、 前記車両側通信装置は、前記車両識別情報を記憶した車
    両識別情報記憶部と、前記給油側通信装置から送信され
    る情報を受信する受信部と、当該受信部で受信した情報
    を記憶可能な受信情報記憶部と、前記車両識別情報を前
    記給油側通信装置に送信する送信部とを備えており、 前記給油側通信装置は、車両の前記車両側通信装置に向
    けて応答要求信号、前記給油装置に割り当てられた給油
    装置識別情報および給油量、給油料金を含む給油管理情
    報を送信する送信部と、前記応答要求信号に応じて前記
    車両側通信装置が発信する前記車両識別情報を受信する
    受信部とを備えており、 前記制御装置は、前記給油側通信装置で受信した前記車
    両識別情報と前記受信素子で受信した前記車両識別情報
    との照合を行うことにより実際に給油される車両を特定
    することを特徴とする給油システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記車両側通信装置
    は、車両のナンバープレートの裏面側に取り付けられて
    いることを特徴とする給油システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、前記車両側
    通信装置が動作状態にあるか否かを表示する表示ランプ
    を有し、当該表示ランプは、外側から目視可能な状態
    で、前記ナンバープレートの封印部分に埋め込まれてい
    ることを特徴とする給油システム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記表示ランプ
    は、車両のアクセサリ電源のオンオフに連動してオンオ
    フするように、車載バッテリを駆動電源としていること
    を特徴とする給油システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11208792A (ja) * 1998-01-26 1999-08-03 Hochiki Corp 車両燃料供給システム
KR20000053581A (ko) * 1999-01-29 2000-08-25 포만 제프리 엘 상품 거래 수행 방법 및 시스템
US6422465B2 (en) * 1991-05-31 2002-07-23 Marathon Ashland Petroleum Llc Bar code gasoline blending
JP2009528940A (ja) 2006-03-02 2009-08-13 ザ・ボーイング・カンパニー 空中での燃料供給の間に受取側航空機を識別するためのシステムおよび方法
JP2010208700A (ja) * 2010-06-14 2010-09-24 Toyota Motor Corp 給油設備、車両の機関制御装置、及び給油制御システム

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