JP2001101378A - 無線タグ - Google Patents

無線タグ

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JP2001101378A
JP2001101378A JP27733099A JP27733099A JP2001101378A JP 2001101378 A JP2001101378 A JP 2001101378A JP 27733099 A JP27733099 A JP 27733099A JP 27733099 A JP27733099 A JP 27733099A JP 2001101378 A JP2001101378 A JP 2001101378A
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Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
Makoto Oogiku
誠 大菊
Kazumasa Kawasaki
一政 川嵜
Kazuhiro Nagai
和裕 長井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線タグが盗難にあって不正使用さ
れることを防止することを課題とする。 【解決手段】 無線タグ13は、下面に車両11の屋根
11aを検出する検出スイッチ17が設けられている。
この検出スイッチ17は、車両11の屋根11aに当接
しているときオン状態を維持する。そのため、識別情報
記憶部15は、検出スイッチ17がオンになって電源が
供給されている間のみ記憶された情報を保持している。
無線タグ13が車両11の屋根11aから外された場
合、検出スイッチ17の押圧が解除されて検出スイッチ
17はオフ状態に切り替わる。これにより、識別情報記
憶部15に記憶されていた情報が消去されてしまい、無
線タグ13は識別データを送信できなくなる。そのた
め、第三者が無線タグ13を不正に使用することが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線タグに係り、特
に自動車の燃料タンクに給油した後の給油料金の決済を
自動的に行う際の識別データを給油所側へ送信するよう
構成した無線タグに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、給油所において、自動車の燃料
タンクに給油した後の給油料金の決済を行う方法として
は、現金またはクレジットカードまたはプリペイドカー
ド等によって給油料金を支払う方法が用いられている。
一方、給油所では、セルフサービス給油方式の導入によ
り省力化を促進している。しかしながら、セルフサービ
ス給油方式の給油所でも、給油料金の支払いは、従来と
同様に、運転者が給油所の事務所で現金またはクレジッ
トカードまたはプリペイドカードで支払いを済ませてい
る。そのため、運転者は、給油が終了すると、給油所の
事務所で給油料金の支払いを行う必要があり、複数の自
動車が殆ど同時に給油した場合には、精算所の前で順番
待ちをしなければならなかった。従って、給油所では、
セルフサービス給油方式が導入されても給油料金の精算
を行う際に手間がかかっていた。
【0003】このような問題に対処するため、給油料金
の支払いを自動的に行うシステムの導入が検討されてい
る。給油料金を自動的に決済する場合、各車両の顧客を
特定する必要がある。そのため、顧客を識別する手段と
して、当該顧客の識別データを送信する無線タグを自動
車(被識別体)に取り付けることが考えられている。
尚、無線タグは、集積回路、電源、送信アンテナ、受信
アンテナ等が薄型化された筐体に設けられており、例え
ば自動車の屋根やバンパ等の電波を送受信しやすい場所
に装着される。
【0004】この無線タグは、給油所に設置された料金
支払いシステムから送信された識別データ要求信号に応
答するものであり、識別データ要求信号が受信されると
顧客を識別するための識別データを自動的に送信するよ
うになっている。そして、料金支払いシステムの端末装
置は、無線タグから送信された識別データに基づいてク
レジットカード会社あるいは登録された銀行へ精算デー
タを送信して給油料金の精算を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線タグ
は、車両の表面に装着されているので、車両から外すこ
とが可能であり、例えば駐車場等で盗まれるおそれがあ
る。そして、第三者が盗んだ無線タグを自分の自動車に
取り付けて給油を行うと、盗まれた顧客の識別データが
無線タグから送信される。その場合、第三者が他人の無
線タグを使用して給油することが可能になってしまい、
給油後の給油料金が盗難にあった顧客の口座から不正に
支払われることになる。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決した無線
タグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、識別データを記憶する記憶部と、該記憶部
に記憶された識別データを送信する送信部とが内包さ
れ、被識別体に装着される無線タグにおいて、前記被識
別体から分離されたことを検出する検出手段を備えてな
ることを特徴とするものである。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、被
識別体から分離されたことを検出する検出手段を設けた
ため、第三者が不正に外したことを自動的に検出するこ
とができ、第三者による不正使用を防止することができ
る。また、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の
無線タグであって、前記検出手段からの検出信号に基づ
いて警報を発する報知手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】従って、請求項2記載の発明によれば、検
出手段からの検出信号に基づいて警報を発する報知手段
を設けたため、被識別体から分離されたことが警報によ
り認知されることにより第三者が不正に使用することを
防止できる。また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1記載の無線タグであって、前記検出手段からの検出信
号に基づいて前記記憶部に記憶された識別データを無効
にする識別データ無効化手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】従って、請求項3記載の発明によれば、検
出手段からの検出信号に基づいて記憶部に記憶された識
別データを無効にする識別データ無効化手段を設けたた
め、被識別体から分離されると記憶部に記憶された識別
データが無効にされて使用不能になり、第三者が不正に
使用することを防止できる。また、請求項4記載の発明
は、前記請求項1記載の無線タグであって、前記検出手
段からの検出信号に基づいて前記記憶部に記憶された識
別データの送信を制限する送信制限手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0011】従って、請求項4記載の発明によれば、検
出手段からの検出信号に基づいて記憶部に記憶された識
別データの送信を制限するため、被識別体から分離され
ると記憶部に記憶された識別データを送信できなくな
り、第三者が不正に使用することを防止できる。また、
請求項5記載の発明は、前記請求項1記載の無線タグで
あって、前記検出手段からの検出信号に基づいて前記記
憶部に前記被識別体から分離された履歴を記憶させ、該
履歴が削除されるまで前記記憶媒体に記憶された識別デ
ータの送信を制限する送信制限手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0012】従って、請求項5記載の発明によれば、検
出手段からの検出信号に基づいて記憶部に前記被識別体
から分離された履歴を記憶させ、履歴が削除されるまで
記憶媒体に記憶された識別データの送信を制限するた
め、被識別体から分離されると記憶部に記憶された識別
データを送信できなくなり、履歴が削除されるまで第三
者が不正に使用することを防止できる。
【0013】また、請求項6記載の発明は、当該被識別
体の識別データを記憶する記憶部と、該記憶部に記憶さ
れた識別データを送信する送信部と、該送信部及び前記
記憶部に電源を供給する電源供給部とを有し、前記被識
別体に装着される無線タグにおいて、前記被識別体から
分離される過程で前記電源供給部と前記記憶部または送
信部との間が電気的に切断されることを特徴とするもの
である。
【0014】従って、請求項6記載の発明によれば、被
識別体から分離される過程で電源供給部と記憶部または
送信部との間が電気的に切断されるため、被識別体から
分離されると使用不能になり、第三者が不正に使用する
ことを防止できる。また、請求項7記載の発明は、当該
被識別体の識別データを記憶する記憶部と、前記被識別
体に装着され該記憶部に記憶された識別データを送信す
る送信部と、該送信部に接続されたアンテナとを有する
無線タグにおいて、前記アンテナと前記送信部とが別体
として設けられ、前記アンテナまたは前記送信部のいず
れか一方が前記被識別体から分離される過程で前記アン
テナと前記送信部との間が電気的に切断されて前記識別
データの送信を無効にすることを特徴とするものであ
る。
【0015】従って、請求項7記載の発明によれば、ア
ンテナと送信部とが別体として設けられ、アンテナまた
は送信部のいずれか一方が被識別体から分離される過程
でアンテナと送信部との間が電気的に切断されて識別デ
ータの送信を無効にするため、被識別体から分離される
と使用不能になり、第三者が不正に使用することを防止
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる無線タグの
一実施例が適用された給油所料金支払いシステムの構成
図である。図1に示されるように、車両11の屋根に
は、給油所に設置された顧客識別データ確認装置(質問
器)12との無線通信を行うための無線タグ(応答器)
13が例えば接着等により装着されている。無線タグ1
3は、顧客識別データ確認装置12から送信された識別
データ要求信号を受信するための受信アンテナ14と、
識別データ要求信号に応じて当該顧客の識別データを送
信する送信アンテナ23と、顧客の識別データが記憶さ
れた識別情報記憶部(RAM)15と、識別情報記憶部
15の記憶情報を保持するための電池16と、車両11
に装着されていることを検出する検出スイッチ17とを
有している。
【0017】識別情報記憶部15は、揮発性メモリから
なり、検出スイッチ17と介して電源供給されている間
のみ記憶された情報(当該顧客の識別データ)を保持し
ている。顧客識別データ確認装置12は、例えば車両1
1に装着された無線タグ13と通信しやすい給油所のキ
ャノピ(図示せず)に設置されており、無線タグ13と
無線通信を行うためのアンテナ18と、車両11が給油
所に到着すると識別データを要求し、無線タグ13から
の識別データを受信すると受信した識別データをPOS
端末機(図示せず)に転送する送受信装置19と、送受
信装置19に電力を供給するための電源装置20とを有
している。
【0018】図2は無線タグ13が車両11に装着され
た状態を説明する構成図である。図2に示されるよう
に、無線タグ13の上面には、フィルム状に形成された
受信アンテナ14及び送信アンテナ23が上方に位置す
る顧客識別データ確認装置12と対向する向きに設けら
れている。そして、車両11の屋根11aに取り付けら
れた無線タグ13は、給油所のキャノピ(図示せず)に
設置された顧客識別データ確認装置12の下方を通過す
る際、当該顧客の識別データを送信する。
【0019】さらに、無線タグ13は、下面に車両11
の屋根11aを検出する検出スイッチ17が設けられて
いる。この検出スイッチ17は、例えばマイクロスイッ
チ等からなり、車両11の屋根11aに当接していると
きオン状態を維持する。そのため、識別情報記憶部15
は、検出スイッチ17がオンになって電源が供給されて
いる間のみ記憶された情報を保持している。
【0020】図3は無線タグ13の内部回路の構成を説
明するための回路図である。図3に示されるように、無
線タグ13においては、顧客識別データ確認装置12か
ら送信される電波(識別データ要求信号)を受信するた
めの受信アンテナ14が、受信信号を検波するための検
波器21と接続されている。検波器21には、検波した
信号をトリガ信号として識別データの送信を開始する識
別情報記憶部15が接続されている。
【0021】また、識別情報記憶部15には、記憶され
ている情報を保持するための電池16が検出スイッチ1
7を介して接続され、且つ信号を変調するための変調器
22が接続されている。識別情報記憶部15は、トリガ
信号を受けると、予め記憶されている当該顧客の識別デ
ータに対応するディジタル信号が受信アンテナ14で受
信した信号により変調される。変調器22には、変調さ
れた信号(識別データ)を送信するための送信アンテナ
23が接続されており、送信アンテナ23を介して顧客
識別データ確認装置12への送信を行う。
【0022】図4(A)は無線タグ13が車両11の屋
根11aから外された状態を説明するための構成図であ
る。また、図4(B)は無線タグ13が車両11の屋根
11aから外されたときの回路動作を説明するための構
成図である。図4(A)(B)に示されるように、無線
タグ13が車両11の屋根11aから外された場合、検
出スイッチ17の押圧が解除されて検出スイッチ17は
オフ状態に切り替わる。
【0023】このように検出スイッチ17がオフになる
と、識別情報記憶部15への電源供給が停止する。これ
により、識別情報記憶部15に記憶されていた情報が消
去されてしまい、無線タグ13は識別データを送信でき
なくなる。従って、無線タグ13が第三者によって車両
11から外された場合には、識別情報記憶部15に記憶
された情報が自動的に消去されて無線タグ13は作動し
なくなる。そのため、第三者が無線タグ13を不正に使
用することが防止される。よって、無線タグ13を盗ん
だ第三者が、自分の車両に無線タグ13を装着しても識
別データを送信することができず、給油所において不正
に給油することが阻止される。
【0024】尚、本実施例では、上記検出スイッチ17
を用いて無線タグ13が所定の取り付け位置から外れた
ことを検出しているが、この検出手段としては検出スイ
ッチ17に限らず、無線タグ13が所定の取付位置から
外れたことを機械的に検出する手段であれば他の方式の
ものでも良い。次に、本発明の変形例について説明す
る。
【0025】図5は本発明の変形例1を説明するための
ブロック図である。図5に示される物流管理システム3
0は、コンベヤ31による搬送される段ボールなどの搬
送物(被識別体)34に無線タグ33を装着させ、物品
の搬送を管理等に利用するシステム構成である。搬送物
34には、識別データを送信する無線タグ33が取り付
けられている。無線タグ33は、前述した無線タグ13
と同様に顧客識別データ確認装置32との無線通信を行
うための受信アンテナ14と、送信アンテナ23と、搬
送物34の識別情報が記憶された識別情報記憶部15
と、識別情報記憶部15の記憶情報を保持するための電
池16とを有すると共に、発光素子35と、受光装置3
6と、警報装置(報知手段)37と、CPU38とを有
する。受光装置36は、発光素子35から発光された光
を受光する受光素子(図示せず)と、受光素子からの信
号を増幅する増幅素子(図示せず)とを有する。
【0026】尚、顧客識別データ確認装置32は、前述
した顧客識別データ確認装置12と同一構成であるの
で、その説明は省略する。図6は無線タグ33が搬送物
34の上面に装着された状態を示す構成図である。図6
に示されるように、無線タグ33は搬送物34の上面に
装着されており、無線タグ33の上面には受信アンテナ
14及び送信アンテナ23が上方に設置された顧客識別
データ確認装置32と対向する向きに設けられている。
【0027】また、無線タグ33の中央に設けられた孔
33aには、発光素子35と受光装置36とが取り付け
られている。孔33aの上部は、フィルム状に形成され
た受信アンテナ14及び送信アンテナ23によって塞が
れている。無線タグ33が搬送物34の上面に取り付け
られている状態では、孔33a内に取り付けられた発光
素子35からの光が搬送物34に反射して受光装置36
で受光される。これにより、無線タグ33が搬送物34
に装着されているが検出される。
【0028】尚、搬送物34の上面が光りを吸収する材
質の場合は、搬送物34の上面と無線タグ33との聞に
反射板を挿入して光りが反射されて受光装置36で受光
されるような環境とする。図7は無線タグ33の内部回
路の構成を説明するための回路図である。図7に示され
るように、無線タグ33は、前述した無線タグ13と同
様に顧客識別データ確認装置12から送信される電波
(識別データ要求信号)を受信するための受信アンテナ
14が、受信信号を検波するための検波器21と接続さ
れている。検波器21には、検波した信号をトリガ信号
として識別データの送信を開始する識別情報記憶部15
が接続されている。
【0029】識別情報記憶部15には、記憶されている
情報を保持するための電源を供給する電池16が接続さ
れている。また、電池16は、発光素子25と、受光装
置36と、警報装置37にも接続されており、夫々に電
力を供給している。CPU38は、後述するように受光
装置36が発光素子25からの光を受光できないとき、
警報装置37を所定時間作動させて警報を発した後、識
別情報記憶部15への電源供給と停止させて識別情報記
憶部15に記憶されている情報を消去する。
【0030】また、識別情報記憶部15は、信号を変調
するための変調器22が接続されている。識別情報記憶
部15は、トリガ信号を受けると、予め記憶されている
当該顧客の識別データに対応するディジタル信号が受信
アンテナ14で受信した信号により変調される。変調器
22には、変調された信号(識別データ)を送信するた
めの送信アンテナ23が接続されており、送信アンテナ
23を介して顧客識別データ確認装置12への送信を行
う。
【0031】図8は無線タグ33が搬送物34から外さ
れた場合にCPU38が実行する処理動作を説明するた
めのフローチャートである。図8に示されるように、C
PU38は、ステップS11(以下「ステップ」を省略
する)で受光装置36が発光素子25からの光を受光し
ているかどうかをチェックする。
【0032】このS11において、受光装置36が発光
素子25からの光を受光できなくなると、無線タグ33
が搬送物34から外されたものと判断してS12に進
み、警報装置37から警報が発せられる。これにより、
無線タグ33が搬送物34から外されたことが周囲に報
知されて無線タグ33の不正使用が防止される。次のS
13では、警報装置37が作動してから10秒間が経過
したかどうかをチェックする。そして、警報装置37が
作動してから10秒間が経過すると、S14に進み、警
報装置37を停止させる。続いて、S15では、識別情
報記憶部15に記憶された情報を消去する。
【0033】これにより、無線タグ33の不正使用を防
止できる。尚、上記変形例1では、発光素子35、受光
装置36を用いて所定の取付位置から外れたことを検出
しているが、無線タグ33が所定の取付位置から外れた
ことを電気的に検出する手段であれば、例えばホール素
子や、圧電素子等の検出手段を用いても良いのは勿論で
ある。
【0034】また、上記変形例1では、警報装置37を
用いて無線タグ33が所定の取付位置から外れたことを
報知する場合を一例として説明したが、これに限らず、
無線タグ33が外れたことを報知するランプ等の表示装
置や無線信号を出力して外部のモニタ等に表示する構成
としても良い。図9は変形例2の無線タグ33が搬送物
34から外された場合にCPU38が実行する処理動作
を説明するためのフローチャートである。
【0035】尚、図9のS21〜24の処理は、前述し
た図8のS11〜14の処理と同様であるので、その説
明は省略する。図9のS25では、識別情報記憶部15
に無線タグ33が搬送物34から外された履歴を記憶さ
せる。次のS26では、識別情報記憶部15に記憶され
た履歴が削除されたかどうかをチェックする。このS2
6において、履歴が削除されない場合には、S27に進
み、識別情報記憶部15に記憶されている識別データの
送信を禁止する。これにより、無線タグ33が第三者に
よって不正に外された場合でも、無線タグ33の不正使
用を防止できる。
【0036】また、上記S26で正規の方法により識別
情報記憶部15に記憶された履歴が削除され場合、無線
タグ33の再使用が可能になる。図10は変形例3の無
線タグを説明するための構成図である。また、図11は
変形例3の無線タグが外された状態を示す図である。図
10に示されるように、変形例3の無線タグ41は、車
両11に装着して給油料金を自動的に精算する精算シス
テムに適用される。
【0037】この無線タグ41では、底部に電池16が
収納される電池室42が設けられている。尚、電池室4
2以外の部分は、上記無線タグ13と同一構成であるの
で、その説明は省略する。電池室42は、下面側が開口
になっており、無線タグ41が車両11から外される
と、図11に示されるように電池室42に収納されてい
た電池16が車両11上に残り電池室42から脱落す
る。
【0038】そのため、無線タグ41が車両11から外
されると、識別情報記憶部15への電源供給が停止して
識別情報記憶部15に記憶されている情報が消去され
る。図12は変形例4の無線タグ51を説明するための
構成図である。図12に示されるように、給油料金を自
動的に精算する精算システムに適用される無線タグ51
は、本体51aが車両11の内部に装着され、受信アン
テナ14及び送信アンテナ23は、本体51aの外部に
引き出されて車両11の側面に装着されている。
【0039】図13は変形例3の無線タグ51の構成を
説明するための回路図である。図13に示されるよう
に、無線タグ51は、受信アンテナ14及び送信アンテ
ナ23が本体51aの外部に設けられており、本体51
aの内部には識別情報記憶部15と、電池16と、検波
器21と、変調器22とが設けられている。受信アンテ
ナ14及び送信アンテナ23は、信号線52を介して本
体51aの内部に設けられた識別情報記憶部15、検波
器21、変調器22と接続されている。そして、検波器
21には、検波した信号をトリガ信号として動作を開始
する識別情報記憶部15が接続されている。
【0040】また、識別情報記憶部15には、記憶され
ている情報を保持するための電源が電池16から供給さ
れ、識別情報記億部15には信号を変調するための変調
器12が接続されている。ここで、車両11の側面に装着
された受信アンテナ14及び送信アンテナ23が外され
ても、無線タグ51の本体51aは、車両11の内部に
装着されているので、外すことができない。そのため、
受信アンテナ14及び送信アンテナ23が第三者に盗ま
れても、無線タグ51を不正に使用することはできな
い。
【0041】このように、無線タグ51は、識別情報記
億部15を有する本体51aが車両11の内部に装着さ
れ、受信アンテナ14及び送信アンテナ23が車両11
の外部に設けられているので、通信環境の劣化を防止で
きると共に、セキュリティが要求される識別情報記億部
15を安全な車両11の内部に設けて安全性を高めるこ
とができる。
【0042】また、無線タグ51の場合、車外に露出し
ている受信アンテナ14及び送信アンテナ23のみが盗
難に逢う可能性が高いが、車内に設けられた識別情報記
億部15を盗難から守ることができ、仮に盗難に遭って
も受信アンテナ14及び送信アンテナ23が切り離され
るため応答器として機能しなくなり悪用されることがな
い。
【0043】尚、上記実施の形態では、給油所で給油料
金を精算する場合に顧客を特定するために無線タグから
識別データを得る方式と、搬送物を搬送する過程で無線
タグから識別データを得る方式とを一例として挙げた
が、これに限らず、他の物品を識別するのにも適用でき
るのは勿論である。また、上記実施の形態では、無線タ
グを車両のボデーに装着する方法として、例えば接着を
用いて説明したが、接着以外の方法(例えば、ネジ止め
により無線タグを固定する方法、鎖やワイヤにより無線
タグを車両の何処かに固定あるいはぶら下げる方法等)
を用いても良い。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、被識別体から分離されたことを検出する検出手段を
設けたため、第三者が不正に外したことを自動的に検出
することができ、第三者による不正使用を防止すること
ができる。また、請求項2記載の発明によれば、検出手
段からの検出信号に基づいて警報を発する報知手段を設
けたため、周囲の人に無線タグが盗難にあっていること
を認知させることができ、第三者が不正に使用すること
を防止できる。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、検出
手段からの検出信号に基づいて記憶部に記憶された識別
データを無効にする識別データ無効化手段を設けたた
め、被識別体から分離されると記憶部に記憶された識別
データが無効にされて使用不能になり、記憶された識別
データが悪用されることを未然に防止でき、第三者の不
正使用を防止できる。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、検出
手段からの検出信号に基づいて記憶部に記憶された識別
データの送信を制限するため、被識別体から分離される
と記憶部に記憶された識別データを送信できなくなり、
第三者が不正に使用することを防止できる。また、請求
項5記載の発明によれば、検出手段からの検出信号に基
づいて記憶部に前記被識別体から分離された履歴を記憶
させ、履歴が削除されるまで記憶媒体に記憶された識別
データの送信を制限するため、被識別体から分離される
と記憶部に記憶された識別データを送信できなくなり、
履歴が削除されるまで第三者が不正に使用することを防
止できる。
【0047】また、請求項6記載の発明によれば、被識
別体から分離される過程で電源供給部と記憶部または送
信部との間が電気的に切断されるため、被識別体から分
離されると使用不能になり、第三者が不正に使用するこ
とを防止できる。また、請求項7記載の発明によれば、
アンテナと送信部とが別体として設けられ、アンテナま
たは送信部のいずれか一方が被識別体から分離される過
程でアンテナと送信部との間が電気的に切断されて識別
データの送信を無効にするため、例えば車両に搭載され
る場合、送信部を車内に設けて盗難から守ることがで
き、仮に盗難に遭っても車外のアンテナが切り離される
ため応答器として機能しなくなり悪用されることを防止
でき、第三者の不正使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる無線タグの一実施例が適用された
給油所料金支払いシステムの構成図である。
【図2】無線タグ13が車両11に装着された状態を説
明する構成図である。
【図3】無線タグ13の内部回路の構成を説明するため
の回路図である。
【図4】無線タグ13が車両11の屋根11aから外さ
れた状態を説明するための構成図である。
【図5】本発明の変形例1を説明するためのブロック図
である。
【図6】無線タグ33が搬送物34の上面に装着された
状態を示す構成図である。
【図7】無線タグ33の内部回路の構成を説明するため
の回路図である。
【図8】無線タグ33が搬送物34から外された場合に
CPU38が実行する処理動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】変形例2の無線タグ33が搬送物34から外さ
れた場合にCPU38が実行する処理動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】変形例3の無線タグを説明するための構成図
である。
【図11】変形例3の無線タグが外された状態を示す図
である。
【図12】変形例4の無線タグを説明するための構成図
である。
【図13】変形例3の無線タグ51の構成を説明するた
めの回路図である。
【符号の説明】
11 車両 12,32 顧客識別データ確認装置 13,33,41,51 無線タグ 14 受信アンテナ 15 識別情報記憶部 16 電池 17 検出スイッチ 18 アンテナ 19 送受信装置 20 電源装置 21 検波器 22 変調器 23 送信アンテナ 30 物流管理システム 31 コンベヤ 34 搬送物 35 発光素子 36 受光装置 37 警報装置 38 CPU 42 電池室 52 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川嵜 一政 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 長井 和裕 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA13 BB09 BC01 CA11 CA23 5H180 AA01 CC17 EE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別データを記憶する記憶部と、該記憶
    部に記憶された識別データを送信する送信部とが内包さ
    れ、被識別体に装着される無線タグにおいて、 前記被識別体から分離されたことを検出する検出手段を
    備えてなることを特徴とする無線タグ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の無線タグであって、 前記検出手段からの検出信号に基づいて警報を発する報
    知手段を設けたことを特徴とする無線タグ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の無線タグであって、 前記検出手段からの検出信号に基づいて前記記憶部に記
    憶された識別データを無効にする識別データ無効化手段
    を設けたことを特徴とする無線タグ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の無線タグであって、 前記検出手段からの検出信号に基づいて前記記憶部に記
    憶された識別データの送信を制限する送信制限手段を設
    けたことを特徴とする無線タグ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の無線タグであって、 前記検出手段からの検出信号に基づいて前記記憶部に前
    記被識別体から分離された履歴を記憶させ、該履歴が削
    除されるまで前記記憶媒体に記憶された識別データの送
    信を制限する送信制限手段を設けたことを特徴とする無
    線タグ。
  6. 【請求項6】 当該被識別体の識別データを記憶する記
    憶部と、該記憶部に記憶された識別データを送信する送
    信部と、該送信部及び前記記憶部に電源を供給する電源
    供給部とを有し、前記被識別体に装着される無線タグに
    おいて、 前記被識別体から分離される過程で前記電源供給部と前
    記記憶部または送信部との間が電気的に切断されること
    を特徴とする無線タグ。
  7. 【請求項7】 当該被識別体の識別データを記憶する記
    憶部と、前記被識別体に装着され該記憶部に記憶された
    識別データを送信する送信部と、該送信部に接続された
    アンテナとを有する無線タグにおいて、 前記アンテナと前記送信部とが別体として設けられ、前
    記アンテナまたは前記送信部のいずれか一方が前記被識
    別体から分離される過程で前記アンテナと前記送信部と
    の間が電気的に切断されて前記識別データの送信を無効
    にすることを特徴とする無線タグ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060132109A (ko) * 2005-06-17 2006-12-21 송원영 전파식별 태그의 전자 봉인 방법
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