JP2000259808A - 無線タグ - Google Patents

無線タグ

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JP2000259808A
JP2000259808A JP11062348A JP6234899A JP2000259808A JP 2000259808 A JP2000259808 A JP 2000259808A JP 11062348 A JP11062348 A JP 11062348A JP 6234899 A JP6234899 A JP 6234899A JP 2000259808 A JP2000259808 A JP 2000259808A
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JP
Japan
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wireless tag
external condition
data
wireless
signal
Prior art date
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JP11062348A
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English (en)
Inventor
Takakimi Takeno
恭仁 竹野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車が利用者に貸し出された後、これが返
却されるまでの間、管理データの書き込み、管理データ
の読み取りを禁止する。 【解決手段】 ロックバー8の後端が矢印A方向に押し
込まれて、ロックバー8の先端側で後輪3がロックされ
ているとき、ロックバー8に形成された突起14によっ
て、無線タグ15をオン状態にし、リード/ライト装置
5から書き込み信号を含む無線信号が送信されたとき、
この無線信号を受信、復調させて、この書き込み信号と
ともに受信した管理データを記憶させ、またリード/ラ
イト装置5から読み出し信号を含む無線信号が送信され
たとき、この無線信号を受信、復調させるとともに、記
憶している管理データを変調させて、この管理データを
含む無線信号を送信させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波、光信号な
どの無線信号を利用して、外部装置からデータの書き込
み、読み出しが行われる無線タグに係わり、特に応答可
能となる条件を設定し得るようにして、無駄な応答、不
正な改ざんなどを防止するようにした無線タグに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、非接触型のICカードを使用した
無線タグを使用して、利用者などの識別や物の識別など
を行う認識システムが開発されている。
【0003】図23はこのような無線タグを荷物の認識
に適用した荷物認識システムの一例を示している。
【0004】この図に示す荷物認識システム201は、
各荷物202に取り付けられる無線タグ203と、各荷
物202に取付けられた何れかの無線タグ203に近接
された状態で無線タグ203に書き込みたいデータ、例
えば無線タグ203が取付けられている荷物202の荷
物IDなどのデータと書き込み指令とが入力されたと
き、無線信号を使用して無線タグ203に荷物IDなど
を書き込む携帯型の書き込み装置204と、各荷物20
2に取付けられたいずれかの無線タグ203に近づけら
れた状態で、読み出し指令が入力されたとき、無線信号
を使用して無線タグ203に書き込まれている荷物ID
などを読み出す携帯型の読み取り装置205とを備えて
いる。
【0005】この荷物認識システム201では、各荷物
202を出荷する出荷場206などで各荷物22毎に無
線タグ203を取り付けた後、書き込み装置04を使用
して各無線タグ203に荷物IDを書き込んで出荷す
る。また、各荷物202を受け取った入荷場207など
で、荷物202の無線タグ203に読み取り装置205
を近づけ、読み取り指令を入力したとき、この読み取り
装置205によって無線タグ203に書き込まれている
荷物IDを読み出して表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た荷物認識システム201などでは、書き込み装置20
4や読み取り装置205を無線タグ203に近づける
と、無線タグ203に対し、荷物IDなどを書き込んだ
り、読み取ることができることから、書き込み装置20
4から無線タグ203に正しい荷物IDを書き込んでい
ても、荷物202を流通させている段階で、第三者によ
って荷物IDなどが書き換えられたり、読み取り装置を
使用して荷物IDが読み取られる恐れがあった。
【0007】そこで、このような問題を解決する方法と
して、予め登録された秘密キーコードを使用して前記荷
物IDを暗号化した後、無線タグ203に暗号化された
荷物IDを書き込む一方、無線タグ203に書き込まれ
ている荷物IDなどを読み取ったとき、前記秘密キーコ
ードを使用して、読み取った荷物IDを復号化するとい
う手法により、暗号化処理で使用した秘密キーコードな
どを知らない第三者が書き込み装置や読み取り装置を使
用しても、無線タグ203に書き込まれている荷物ID
の改ざん、不正読み出しを不能にすることも提案されて
いる。
【0008】しかしながら、このような方法では、秘密
キーコードを知らない場合でも、読み取り装置204を
使用して、無線タグ203に書き込まれている暗号化さ
れたデータを読み取ることができることから、各無線タ
グ203に書き込まれているデータを繰り返し読み出し
て繰り返し解析すれば、いずれ、秘密キーコードが知ら
れしまう可能性がある。このため、このような秘密キー
コードを使用していても、第三者によるデータの改ざ
ん、データの不正読み出しを完全に防止することができ
ないという問題があった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑み、タグにオン/
オフ機能を設け、正規の書き込み時、正規の読み取り時
以外のときには、データの書き込み、データの読み取り
を不能にして、第三者によるデータの改ざん、データの
不正読み出しを防止することができる無線タグを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、応答可能モードにされて
いるとき、読み出し信号を含む無線信号、または書き込
み信号を含む無線信号を受信して解読するとともに、解
読結果に基づき、記憶している情報を変調して無線信号
を送信する処理、または記憶している情報を更新する処
理を行うICチップと、予め設定されている外部条件が
満たされているか否かを判定し、この判定結果に基づ
き、前記ICチップを応答可能モード、応答不能モード
のいずれかにする外部条件判定部とを備えたことを特徴
としている。
【0011】請求項2では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、タグ筐体の外部に配
置された可動部材が所定の位置にあるか否かに基づき、
外部条件が満たされているか否かを判定することを特徴
としている。
【0012】請求項3では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、タグ筐体の一面に設
けられた1つまたは複数のスイッチが操作されているか
否かに基づき、外部条件が満たされているか否かを判定
することを特徴としている。
【0013】請求項4では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、密封対象に貼り付け
られた後、この密封対象から剥されているか否かに基づ
き、外部条件が満たされているか否かを判定することを
特徴としている。
【0014】請求項5では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、容器の開口部を覆う
ように取り付けられ、その一部が破られているか否か、
あるいは曲げられているか否かに基づき、外部条件が満
たされているか否かを判定することを特徴としている。
【0015】請求項6では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、予め設定されている
温度以上になっているか否か、あるいは予め設定されて
いる温度以下になっているか否かに基づき、外部条件が
満たされているか否かを判定することを特徴としてい
る。
【0016】請求項7では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、取り付け対象の重量
が予め設定された重量以上になっているか否かに基づ
き、外部条件が満たされているか否かを判定することを
特徴としている。
【0017】請求項8では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、取り付け対象の搬送
途中に設けられた突起によって押圧されたか否かに基づ
き、外部条件が満たされているか否かを判定することを
特徴としている。
【0018】請求項9では、請求項1に記載の無線タグ
において、前記外部条件判定部は、電気回路の一部を露
出させ、露出部分に金属片が当てられているか否かに基
づき、外部条件が満たされているか否かを判定すること
を特徴としている。
【0019】請求項10では、請求項1に記載の無線タ
グにおいて、前記外部条件判定部は、人体によって静電
容量スイッチの電荷が放電されているか否かに基づき、
外部条件が満たされているか否かを判定することを特徴
としている。
【0020】請求項11では、請求項1に記載の無線タ
グにおいて、前記外部条件判定部は、金属によって覆わ
れ、外部からの電磁波が遮蔽されているか否かに基づ
き、外部条件が満たされているか否かを判定することを
特徴としている。
【0021】請求項12では、請求項1に記載の無線タ
グにおいて、前記外部条件判定部は、電気回路の一部を
露出させ、露出部分が断線しているか否かに基づき、外
部条件が満たされているか否かを判定することを特徴と
している。
【0022】上記の構成の請求項1によれば、タグにオ
ン/オフ機能を与え、正規の書き込み時、正規の読み取
り時以外のときには、データの書き込み、データの読み
取りを不能にして、第三者によるデータの改ざん、デー
タの不正読み出しを防止する。
【0023】請求項2によれば、タグ筐体の外部に設け
られた可動部材、例えば自転車のロックバーなどがロッ
ク位置にされているか否かに基づき、正規の書き込み時
か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き
込み時、正規の読み取り時以外のときには、データの書
き込み、データの読み取りを不能にして、第三者による
データの改ざん、データの不正読み出しを防止する。
【0024】請求項3によれば、タグ筐体の一面に設け
られたスイッチの操作内容に基づき、正規の書き込み時
か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き
込み時、正規の読み取り時以外のときには、データの書
き込み、データの読み取りを不能にして、第三者による
データの改ざん、データの不正読み出しを防止する。
【0025】請求項4によれば、密封対象に貼り付けた
後、剥されたか否かに基づき、正規の書き込み時か否
か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み
時、正規の読み取り時以外のときには、データの書き込
み、データの読み取りを不能にして、第三者によるデー
タの改ざん、データの不正読み出しを防止する。
【0026】請求項5によれば、容器の開口部を覆うよ
うに取り付けられた後で、その一部が破られたり、曲げ
られたりして、開口部が開かれたか否かに基づき、正規
の書き込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定
し、正規の書き込み時、正規の読み取り時以外のときに
は、データの書き込み、データの読み取りを不能にし
て、第三者によるデータの改ざん、データの不正読み出
しを防止する。
【0027】請求項6によれば、予め設定されている温
度以上になっているか否か、あるいは予め設定されてい
る温度以下になっているか否かに基づき、外部条件判定
部は、外部条件が満たされているか否かを判定する、こ
れにより、タグ筐体部分の温度に基づき、正規の書き込
み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の
書き込み時、正規の読み取り時以外のときには、データ
の書き込み、データの読み取りを不能にして、第三者に
よるデータの改ざん、データの不正読み出しを防止す
る。
【0028】請求項7によれば、樽などの容器内に中味
が充填されているか否かに基づき、正規の書き込み時か
否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込
み時、正規の読み取り時以外のときには、データの書き
込み、データの読み取りを不能にして、第三者によるデ
ータの改ざん、データの不正読み出しを防止する。
【0029】請求項8によれば、商品の搬送途中で、こ
の商品が分岐点など予め設定されている場所を通過して
いるか否かに基づき、正規の書き込み時か否か、正規の
読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み時、正規の
読み取り時以外のときには、データの書き込み、データ
の読み取りを不能にして、第三者によるデータの改ざ
ん、データの不正読み出しを防止する。
【0030】請求項9によれば、外部に露出している配
線などに金属片が当てられているか否かに基づき、正規
の書き込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定
し、正規の書き込み時、正規の読み取り時以外のときに
は、データの書き込み、データの読み取りを不能にし
て、第三者によるデータの改ざん、データの不正読み出
しを防止する。
【0031】請求項10によれば、人によって携帯され
ていか否か、あるいはタッチされているか否かに基づ
き、正規の書き込み時か否か、正規の読み取り時か否か
を判定し、正規の書き込み時、正規の読み取り時以外の
ときには、データの書き込み、データの読み取りを不能
にして、第三者によるデータの改ざん、データの不正読
み出しを防止する。
【0032】請求項11によれば、無線タグのアンテナ
などが金属で覆われているか否かに基づき、正規の書き
込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規
の書き込み時、正規の読み取り時以外のときには、デー
タの書き込み、データの読み取りを不能にして、第三者
によるデータの改ざん、データの不正読み出しを防止す
る。
【0033】請求項12によれば、電気回路の露出部分
が断線している場合にはデータの読み取りが不能にな
る。これにより、正規の書き込み時か否か、正規の読み
取り時か否かを判定し、正規の書き込み時、正規の読み
取り時以外のときには、データの書き込み、データの読
み取りを不能にして、第三者によるデータの改ざん、デ
ータの不正読み出しを防止する。
【0034】
【発明の実施の形態】《第1の実施の形態》 <実施の形態の基本説明>図1は本発明による無線タグ
のうち、請求項1、2に対応する実施の形態であるレン
タサイクルシステムの一例を示す概略構成図である。
【0035】この実施の形態のレンタサイクルシステム
1では、自転車2の後輪3をロックするキーロック装置
4に無線タグを使用した例を示している。キーロック装
置4は、自転車2の後輪3がロックされている状態で、
書き込み信号を含む無線信号を受信したとき、この書き
込み信号とともに受信された管理データ、例えば自転車
2の車体番号、利用者名、利用開始時刻などの管理デー
タを記憶し、また読み出し信号を含む無線信号を受信し
たとき、記憶している管理データを変調して、無線信号
を送信し、また後輪3のロックが解除されているとき、
書き込み信号を含む無線信号、読み出し信号を含む無線
信号の受信処理を中止する。また、このレンタサイクル
システムは、キーロック装置4に近づけられた状態で、
このキーロック装置4に書き込みたい管理データと書き
込み指令とが入力されたとき、無線信号を使用して、キ
ーロック装置4に管理データを書き込み、また自転車2
に取り付けられたキーロック装置4に近づけられた状態
で、読み出し指令が入力されたとき、無線信号を使用し
て、キーロック装置4に書き込まれている管理データを
読み出す携帯型のリード/ライト装置5を備えている。
【0036】そして、利用者に自転車2を貸し出すと
き、貸し出し対象となる自転車2のキーロック装置4を
ロックさせた後、リード/ライト装置5を操作して、キ
ーロック装置4に管理データの書き込みを行い、これら
の処理が終了した後、キーロック装置4をアンロック状
態にして、利用者に自転車2を貸し出す。この後、この
自転車2が戻されたとき、自転車2のキーロック装置4
をロックさせた後、リード/ライト装置5を操作して、
キーロック装置4に書き込まれている管理データを読み
出し、利用者に利用時間に応じたレンタル料金を請求す
る。
【0037】キーロック装置4を詳述すると、図2に示
すように、自転車2のフレーム6に固定される鍵筐体7
と、この鍵筐体7にスライド自在にはめ込まれるロック
バー8と、このロックバー8の後端側が矢印A方向に押
し込まれてロックバー8の先端側が自転車のスポーク9
間に突出しているとき、ロックバー8をロックして後輪
3の回転を阻止するロック機構10と、鍵筐体7に形成
された鍵穴に挿入されて押し込まれたとき、ロック機構
10によるロックを解除させてロックバー8を矢印Aと
逆方向に移動させ、後輪3のロックを解除する鍵11と
を備えている。
【0038】また、このキーロック装置4は、鍵筐体7
の上面に取り付けられる絶縁板12と、この絶縁板12
に取り付けられ、ロックバー8によって後輪3がロック
され、図3に示すように、鍵筐体7の上部、絶縁板12
の一部に形成された穴13を介し、上方に突出したロッ
クバー8の突起14がオン位置にあるとき、オン状態と
なって、リード/ライト装置5から送信される書き込み
信号を含む無線信号を受信するとともに、この書き込み
信号とともに受信した管理データを記憶し、また読み出
し信号を含む無線信号を受信したとき、記憶している管
理データを変調して、無線信号を送信し、またロックバ
ー8による後輪3のロックが解除され、突起14がオフ
位置にあるとき、リード/ライト装置5から送信される
書き込み信号を含む無線信号、読み出し信号を含む無線
信号の受信処理を中止する無線タグ15とを備えてい
る。
【0039】無線タグ15は、図4に示すように、プラ
スチック板などによって構成されるタグ基板16と、こ
のタグ基板16内に埋め込まれるループアンテナ17
と、タグ基板16内に埋め込まれ、ループアンテナ17
によって受信される無線信号中に含まれている低周波成
分を整流して電源電圧を生成する処理、前記無線信号中
に含まれている高周波成分を復調して書き込み信号、読
み取り信号、および管理データなどを復元する処理、こ
の処理によって書き込み信号、管理データなどが得られ
たとき、この管理データを使用してそれまで記憶してい
た管理データを更新する処理、前記無線信号中に含まれ
ている高周波成分を復調する処理によって読み取り信号
が得られたとき、記憶している管理データを読み出すと
ともに、これを変調して、ループアンテナ17から無線
信号を送信させる処理などを行うICチップ18と、ロ
ックバー8に設けられた突起14がオン位置にされてい
るときに導通状態になりICチップ18をオン状態にし
て無線信号の処理を行わせ、またロックバー8に設けら
れた突起14がオフ位置にされているときに非導通状態
になりICチップ18をオフ状態にして無線信号の処理
を中止させる連動スイッチ19とを備えている。
【0040】そして、この無線タグ15は、キーロック
装置4のロックバー8がアンロック位置にされていると
き、連動スイッチ19がこれを検知してICチップ18
をオフ状態にし、リード/ライト装置5が近づけられ
て、このリード/ライト装置5から書き込み信号、管理
データを含む無線信号が送信されても、また読み取り信
号を含む無線信号が送信されてもこれを無視する。
【0041】また、キーロック装置4のロックバー8が
ロック位置にされているとき、連動スイッチ19がこれ
を検知してICチップ18をオン状態にし、リード/ラ
イト装置5が近づけられて、このリード/ライト装置5
から書き込み信号、管理データを含む無線信号が送信さ
れたとき、この無線信号中に含まれている低周波成分を
整流して、電源電圧を生成しながら、無線信号中に含ま
れている高周波成分を復調し、これによって得られた管
理データを使用して、それまで記憶していた管理データ
を更新し、またリード/ライト装置5から読み取り信号
を含む無線信号が送信されたとき、この無線信号中に含
まれている低周波成分を整流して、電源電圧を生成しな
がら、無線信号中に含まれている高周波成分を復調し、
これよって得られた読み取り信号に基づき、記憶してい
る管理データを読み出すとともに、これを変調して、ル
ープアンテナ17から無線信号を送信させる。
【0042】このように、この実施の形態においては、
ロックバー8の後端が矢印A方向に押し込まれて、ロッ
クバー8の先端側が自転車2のスポーク9間に突出し、
後輪3の回転を阻止する位置に達したとき、ロック機構
10によって、ロックバー8をロックして、これが元の
位置に戻らないようにするとともに、ロックバー8に形
成された突起14によって、無線タグ15をオン状態に
し、リード/ライト装置5から書き込み信号を含む無線
信号が送信されたとき、この無線信号を受信、復調し
て、この書き込み信号とともに受信した管理データを記
憶し、またリード/ライト装置5から読み出し信号を含
む無線信号が送信されたとき、この無線信号を受信、復
調するとともに、記憶している管理データを変調して、
この管理データを含む無線信号を送信するようにした。
【0043】このため、自転車2が利用者に貸し出され
た後、これが返却されるまでの間、管理データの書き込
み、管理データの読み取りを不能にして、第三者による
データの改ざん、データの不正読み出しを防止できる
(請求項1、2の効果)。
【0044】また、この実施の形態では、無線タグ15
と鍵筐体7との間に、絶縁板12を介挿して無線タグ1
5と鍵筐体7とを電気的に絶縁するようにしているの
で、無線タグ15のループアンテナ17の送受信特性が
劣化しないようにすることができるとともに、見た目が
従来品と同様に形成できる。
【0045】また、この実施の形態では、鍵筐体7と、
無線タグ15とを一体化させてキーロック装置4を構成
しているので、無線タグ15を自転車2に取り付けると
き、新たな取付けスペースを探す手間を省くことができ
るとともに、自転車2に取り付けられている従来のキー
ロック装置を外して、本実施の形態のキーロック装置4
を取り付けるだけで、上述した各効果を得ることができ
る。
【0046】さらに、この実施の形態では、キーロック
装置4の電気的な機能と機械的な機能とを完全に分離さ
せているので、何からの理由により無線タグ15が機能
しなくなっても、ロックバー8によって自転車2の後輪
3をロックしたり、ロックを解除する機能を保持でき、
通常のキー装置として使用することができる。
【0047】<第1の実施の形態の変形例>また、上述
した実施の形態では、ロックバー8をロック状態にして
いるとき、リード/ライト装置5によって、無線タグ1
5に対する管理データの書き込み処理、読み取り処理を
行えるようにしているが、逆に、ロックバー8をアンロ
ック状態にしているとき、リード/ライト装置5によっ
て、無線タグ15に対する管理データの書き込み処理、
読み取り処理を行えるようにしても良い。
【0048】また、上述した実施の形態では、キーロッ
ク装置4とリード/ライト装置5とを使用したレンタサ
イクルシステム1に本発明の無線タグを適用した実施の
形態を示したが、上述したキーロック装置4とリード/
ライト装置5とを上記レンタサイクルシステム1以外の
システム、例えば駐輪場管理システムなどに適用して、
駐輪場に置かれた自転車の車体番号、利用者名、管理費
支払い月などを管理させたり、電動モータ付きの高価な
自転車にキーロック装置4を取り付けて、防犯登録番号
を記憶させたり、全ての自転車にキーロック装置4を取
り付けさせて、不法に投棄されている自転車の持ち主な
どを判別させるようにしても良い。
【0049】《第2の実施の形態》 <実施の形態の基本形>図5は本発明による無線タグの
うち、請求項1、3に対応する実施の形態である高速道
路使用料金自動支払いシステムの一例を示す概略構成図
である。
【0050】この図に示す高速道路使用料金自動支払い
システム20は、自動車21に乗り込んでいる運転者、
同乗者などによって携帯され、これら運転者、同乗者な
どによって応答可能にされた状態で書き込み信号を含む
無線信号を受信したとき、この書き込み信号とともに受
信した残金更新データに基づき、記憶している残金デー
タを更新し、また読み出し信号を含む無線信号を受信し
たとき、記憶している残金データを変調して無線信号を
送信し、また運転者、同乗者などによって応答不能にさ
れているとき、書き込み信号を含む無線信号、読み出し
信号を含む無線信号の受信処理を中止する無線タグ22
を備えている。また、このシステム20は、高速道路の
料金ゲート23に設けられ、この料金ゲート23を通過
する自動車21内にある各無線タグ22の中から応答可
能にされている無線タグ22と無線信号の授受を行う送
受信アンテナ24と、この送受信アンテナ24により応
答可能にされている無線タグ22からの無線信号が受信
されたとき、この無線信号を復調して残金データを確認
した後、高速道路の利用料金を引き落としてメモリに記
憶するとともに、残金更新データを生成した後、この残
金更新データを変調して送受信アンテナ24から無線信
号を送信する処理装置25とを備えている。
【0051】各無線タグ22は、図6に示すように、プ
ラスチック板などによって構成されるタグ基板26と、
図7に示すように、外部から見えないように複数の押圧
スイッチ27が形成され、タグ基板26の上部に貼り付
けられるシートスイッチ28と、図8に示すように、タ
グ基板26内に埋め込まれるアンテナ29と、ICチッ
プ30とを備えている。ICチップ30は、タグ基板2
6内に埋め込まれ、シートスイッチ28に設けられた各
押圧スイッチ27のうち、特定の押圧スイッチ27が押
圧されたときにオン状態となってアンテナ29で受信さ
れる無線信号中に含まれている低周波成分を整流して電
源電圧を生成する処理、前記無線信号中に含まれている
高周波成分を復調して書き込み信号、読み取り信号、お
よび残金更新データなどを復元する処理、読み取り信号
が復元されたときに記憶している残金データを読み出す
とともに、これを変調してアンテナ29から無線信号を
送信する処理、前記無線信号中に含まれている高周波成
分を復調する処理によって書き込み信号、残金更新デー
タなどが得られたときにこの残金更新データを使用して
それまで記憶していた残金データを更新する処理などを
行う。
【0052】この高速道路使用料金自動支払いシステム
20において、自動車21に乗っている運転者の無線タ
グ22または同乗者の無線タグ22のいずれか、例えば
同乗者が携帯している無線タグ22のシートスイッチ2
8を構成する各押圧スイッチ27のうち、予め設定され
ている押圧スイッチ27が押されたまま、自動車21が
料金ゲート23を通過すると、この無線タグ22によっ
て、送受信アンテナ24から送信される無線信号が受信
され、この無線信号中に含まれている低周波成分から電
源電圧を生成しながら、無線信号中に含まれている高周
波成分から得られた読み取り信号に基づき、記憶してい
る残金データを読み出して変調し、アンテナ29から無
線信号として送信し、また送受信アンテナ24から送信
される無線信号を復調して書き込み信号、残金更新デー
タが得られたとき、この残金更新データによりそれまで
記憶していた残金データを更新する。
【0053】このように、この実施の形態では、料金ゲ
ート23を通過する自動車21の運転者、または同乗者
によって、これら運転者、または同乗者が持っている各
無線タグ22のいずれかが応答可能にされた状態で、料
金ゲート23を通過するとき、送受信アンテナ24によ
って、応答可能にされている無線タグ22と無線信号の
授受を行い、応答可能にされている無線タグ22に記憶
されてる残金データから高速道路の利用料金を引き落と
して、処理装置25のメモリに記憶するとともに、この
無線タグ22に記憶されている残金データを更新させる
ようにした。
【0054】このため、タグ基板26の一面に設けられ
た押圧スイッチ27の操作内容に基づき、正規の書き込
み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の
書き込み時、正規の読み取り時以外のときには、残金デ
ータの書き込み、残金データの読み取りを不能にして、
第三者による残金データの改ざん、残金データの不正読
み出しを防止できる(請求項1、3の効果)。
【0055】また、この実施の形態では、料金ゲート2
3を通過する自動車21内に複数の無線タグ22がある
ときでも、1つの無線タグ22だけを応答可能にして、
他の無線タグ22を応答不能にしているので、自動車2
1に乗っている運転者、各同乗者が各々、無線タグ22
を持っていても、送受信アンテナ24によって受信した
無線信号中に1つのタグIDだけを存在させることがで
き、これによって複数のタグIDが存在しているときに
発生する衝突回避処理を無くし、その分だけ、送受信処
理に要する時間を短くすることができる。
【0056】また、この実施の形態では、自動車21の
運転者が所持する無線タグ22、あるいは同乗者が持っ
ている無線タグ22の何れか1つだけを選択して、高速
道路料金の引き落としを行うことができるので、送受信
アンテナ24、各無線タグ22のアンテナ29の感度を
高くでき、かつ送受信アンテナ24の検知範囲を広げる
ことができ、これによって自動車21が料金ゲート23
を通過するかなり前から無線タグ22との通信を開始さ
せて高速道路料金の引き落とし処理を行わせることがで
きる。
【0057】この結果、料金ゲート23を自動車21が
極端に速度を低下させることなく通過させることがで
き、料金ゲート23付近での渋滞を無くすことができ
る。
【0058】また、この実施の形態では、シートスイッ
チ28内に設けられている各押圧スイッチ27を外部か
ら見えないようにしており、どの押圧スイッチ27を押
したときに無線タグ22が応答可能になるのかを知らな
い場合には無線タグ22を操作できないため、無線タグ
22の第三者による悪戯を防止できる。
【0059】<第2の実施の形態の変形例>第2の実施
の形態では、残金データを書き込んだ無線タグ22を使
用した高速道路使用料金自動支払いシステム20を例に
本発明を説明したが、高速道路使用料金自動支払いシス
テム20以外のシステム、例えばドアロックシステムに
適用しても良い。すなわち、ドアを通過する許可を与え
た人に個人識別IDなどを記憶させた無線タグ22を携
帯させ、この人がドアを通過するとき、ドア側に設けら
れた送受信アンテナ24により無線タグ22から送信さ
れる無線信号を受信し、この無線信号に含まれている個
人識別IDなどを確認してドアを開閉する。
【0060】この場合、個人識別IDなどを記憶させた
無線タグ22を携帯している人がシートスイッチ28に
設けられた特定の押圧スイッチ27を押した状態でドア
に近づいたときだけ、ドアを開いて通過させることがで
き、これによって高いセキュリティを確保しなければな
らない部屋に、関係者以外の者が入室不能にすることが
できる。
【0061】従って、シートスイッチ28に設けられて
いる各押圧スイッチ27のうち、特定の押圧スイッチ2
7を押しているときだけしか、無線タグ22から個人識
別IDなどを含む無線信号が送信されないことから、無
線タグ22が盗まれても、また貸し借りなどがあって
も、予め登録された特定の人にしかドアを開かないよう
にすることができる。
【0062】《第3の実施の形態》 <実施の形態の基本形>図9は本発明による無線タグの
うち、請求項1、4に対応する実施の形態を使用した開
封有無判別システムの一例を示す概略構成図である。
【0063】この図に示す開封有無判別システム35
は、密封された商品に貼付された封印シール37と、開
封有無判別装置38とから構成されている。
【0064】封印シール37は、商品36から一度も剥
されていない状態で読み出し信号を含む無線信号を受信
したときに未開封を示す無線信号を送信する一方、商品
36から一度、剥された状態で読み出し信号を含む無線
信号を受信した場合には無線信号を送信しないように構
成されている。また、開封有無判別装置38は、携帯型
の無線端末であり、商品36に貼り付けられた封印シー
ル37に近づけられた状態で読み出し指令が入力された
とき、無線信号を使用して封印シール37から未開封を
示す無線信号が送信されているか否かをチェックし、未
開封を示す無線信号が送信されているときには未開封確
認メッセージを表示する一方、未開封を示す無線信号が
送信されていないときには開封確認メッセージを表示す
る。
【0065】封印シール37のさらに説明すると、図1
0に示すように、フレキシブル材料によって構成される
シール基板39と、図11に示すように、シール基板3
9の裏面に剥がれ易く、かつ断線し易く形成されるルー
プアンテナ40と、シール基板39内に埋め込まれ、ル
ープアンテナ40が断線していない状態で、ループアン
テナ40によって無線信号が受信されているとき、この
無線信号中に含まれている低周波成分を整流して電源電
圧を生成する処理、前記無線信号中に含まれている高周
波成分を復調して、読み取り信号などを復元する処理、
この処理によって読み取り信号が得られたとき、ループ
アンテナ40から未開封を示す無線信号を送信させるI
Cチップ41と、図10に示すように、シール基板39
の裏面に塗布され、ループアンテナ40とともに、シー
ル基板39を商品36に貼り付ける粘着材42とを備え
ている。
【0066】そして、商品36を密封するとき、図1
2、図13に示すように、商品36を開封するときに破
られる部分に、封印シール37の粘着材42を押し付け
て、封印シール37を商品36に貼り付けた後、開封有
無判別装置38が近づけられて、この開封有無判別装置
38から読み出し信号を含む無線信号が送信されたと
き、封印シール37のループアンテナ40によって、こ
の無線信号を受信するとともに、ICチップ41によっ
て、前記無線信号中に含まれている低周波成分を整流し
て、電源電圧を生成しながら、無線信号中に含まれてい
る高周波成分を復調して得られた読み取り信号に基づ
き、未開封を示す高周波信号を生成し、ループアンテナ
40から無線信号を送信させる。
【0067】また、封印シール37が商品36に一度、
貼り付けられた後、封印シール37が剥されたとき、粘
着材42によって、シール基板39の下面からループア
ンテナ40の全部あるいは一部を剥ぎとって、ループア
ンテナ40を断線させる。
【0068】これにより、封印シール37が再び、商品
36に貼り付けられたとき、開封有無判別装置38が近
づけられ、この開封有無判別装置38から読み出し信号
を含む無線信号が送信されても、封印シール37から未
開封を示す無線信号が送信されないようにする。
【0069】このように、この実施の形態においては、
シール基板39の裏面にループアンテナ40を剥がれ易
く、かつ断線し易く形成し、粘着材42によってシール
基板39の裏面を商品36に貼り付けるようにしている
ので、密封対象となる商品36に貼り付けた後、剥され
たか否かを検知し、一度も剥されていないときには正規
の書き込み時、正規の読み取り時と判定して、書き込み
処理、読み取り処理を許可し、既に剥されているときに
は、書き込み処理、読み取り処理を禁止して商品36が
開封されたことを知らせることができる(請求項1、4
の効果)。
【0070】また、この実施の形態では、封印シール3
7によって商品36を封印した後、これが開封されたと
き、これを検知し得るようにしているが、封印シール3
7によって、商品36以外の物、例えば遺言書、郵便物
など、開封禁止となっている重要書類、あるいは危険物
や毒物を混入される恐れがある食品類などを封印するよ
うにしても良い。
【0071】このようにすることにより、重要な書類が
開封されたとき、あるいは食品類の封印が破られたと
き、これを確実に検知して、書類の管理者、食品管理者
に知らせ、情報の漏洩、危険物の混入による事故を未然
に防止することができる。
【0072】<第3の実施の形態の変形例>また、上述
した実施の形態では、商品36、遺言書、郵便物、食品
類など、封印された部分が平面状になっている物を封印
する場合を例にして、本発明による無線タグを説明して
いるが、図14に示すように、洋酒、ワイン、日本酒な
どのビン45を密封している栓46が開かれたとき、こ
れを検知するようにしても良い(請求項5の説明)。
【0073】この場合、栓46を覆う封印シール47
は、フレキシブル材料によって構成される円板部48、
フレキシブル材料によって円板部48と一体に形成され
る円筒部49を有するシール基板50と、シール基板5
0の円筒部49に断線し易く形成されるループアンテナ
51と、シール基板50の円板部48内に埋め込まれ、
ループアンテナ51が断線していない状態で、無線信号
を受信しているとき、この無線信号中に含まれている低
周波成分を整流して電源電圧を生成する処理、前記無線
信号中に含まれている高周波成分を復調して、読み取り
信号などを復元する処理、この処理によって読み取り信
号が得られたとき、ループアンテナ51から未開封を示
す無線信号を送信させるICチップ52とを備えてい
る。
【0074】そして、洋酒、ワイン、日本酒などのビン
45に栓46がされ、封印シール47が被せられた後、
近接された開封有無判別装置38から読み出し信号を含
む無線信号が送信されると、封印シール47のループア
ンテナ51によって、この無線信号が受信され、ICチ
ップ52によって、前記無線信号中に含まれている低周
波成分が整流され、電源電圧を生成しながら、無線信号
中に含まれている高周波成分を復調して得られた読み取
り信号に基づき、未開封を示す高周波信号を生成してル
ープアンテナ51から無線信号が送信される。
【0075】また、封印シール47がビン45の口に一
度、被せられた後、封印シール47の円筒部49が破ら
れたとき、この円筒部49とともにループアンテナ51
の一部が破られて断線状態になる。
【0076】これにより、封印シール47が再びビン4
5の口に被せられた後、近接された開封有無判別装置3
8から読み出し信号を含む無線信号が送信されても、封
印シール47から未開封を示す無線信号は送信されない
ので、栓46が既に開封されていることを知らせること
ができる(請求項5の効果)。
【0077】また、このようなビン45以外のビン、例
えば図15に示すように、ビールビン53が開かれたと
き、これを検知するようにしても良い。
【0078】この場合、ビールビン53に被せられる王
冠54は、図16に示すように、中央部分が絶縁体で構
成され、周囲が金属板などで構成される王冠本体55
と、この王冠本体55の周囲に形成されたギザギザ部5
6に、断線し易いように印刷される配線57と、王冠本
体55の上部に配置されるループアンテナ58と、王冠
本体55の中央部分に配置され、配線57が断線してい
ない状態でループアンテナ58によって無線信号が受信
されているとき、この無線信号中に含まれている低周波
成分から電源電圧を生成する処理、前記無線信号中に含
まれている高周波成分を復調して読み取り信号などを復
元する処理、復元された読み取り信号に基づき、ループ
アンテナ58から未開封を示す無線信号を送信させるI
Cチップ59とを備えている。
【0079】そして、王冠54によってビールビン53
に栓をした後、開封有無判別装置38が近づけられて、
この開封有無判別装置38から読み出し信号を含む無線
信号が送信されたとき、王冠54から未開封を示す無線
信号を送信させる。
【0080】また、王冠54によってビールビン53に
栓をした後、栓抜きなどによって王冠54が曲げられ
て、ビールビン53の口が開かれたとき、王冠54のギ
ザギザ部56に形成された配線57が断線する。
【0081】これにより、既に開封された王冠54がビ
ールビン53の口に再び当てられて、元の形に戻された
場合でも、開封有無判別装置38が近づけられて、この
開封有無判別装置38から読み出し信号を含む無線信号
が送信されたとき、王冠54から未開封を示す無線信号
が送信されないようにして、王冠54が既に開封されて
いることを知らせることができる(請求項5の効果)。
【0082】《第4の実施の形態》 <実施の形態の基本形>図17は本発明による無線タグ
のうち、請求項1、6に対応する実施の形態を使用した
食品判別システムの一例を示す概略構成図である。
【0083】この図に示す食品判別システム65は、食
品66が載せられているパレット67毎に設けられ、食
品66を載せたパレット67が指定された温度より低い
温度にされた状態で、書き込み信号、管理データを含む
無線信号を受信したとき、この受信動作で得られた管理
データ、例えば食品66の製造年月日、製造番号などの
管理データを記憶し、また読み出し信号を含む無線信号
を受信したとき、記憶している管理データを読み出すと
ともに、この管理データを含む無線信号を送信する無線
タグ68と、コンベア69によって搬送されている食品
66が近づいたとき、この食品66が載せられているパ
レット67に取付けられた無線タグ68と無線信号の授
受を行うアンテナ70と、このアンテナ70によって受
信された無線信号を復調して、解析する処理、各食品6
6毎に入力された管理データを変調して、アンテナ70
から無線信号を送信させる処理などを行う処理装置71
とを備えている。
【0084】そして、パレット67に載せられた食品6
6が冷凍装置(図示は省略する)によって、指定された
温度より低い温度にされた状態で、コンベア69によっ
て、搬送され、アンテナ70部分にきたとき、アンテナ
70から読み出し信号を含む無線信号を送信させて、パ
レット67に取り付けられた無線タグ68に記憶されて
いる管理データを読み出させるとともに、これを解析し
て、パレット67上にある食品66を識別させた後、ア
ンテナ70から書き込み信号、管理データを含む無線信
号を送信させて、パレット67に取り付けられた無線タ
グ68に記憶されている管理データを更新させる。
【0085】無線タグ68は、図18に示すように、プ
ラスチック板などによって構成されるタグ基板72と、
このタグ基板72内に埋め込まれるループアンテナ73
と、タグ基板72内に埋め込まれ、ループアンテナ73
によって受信される無線信号中に含まれている低周波成
分を整流して電源電圧を生成する処理、前記無線信号中
に含まれている高周波成分を復調して、書き込み信号、
読み取り信号、管理データなどを復元する処理、この処
理によって書き込み信号、管理データなどが得られたと
き、この管理データを使用してそれまで記憶していた管
理データを更新する処理、前記無線信号中に含まれてい
る高周波成分を復調する処理によって読み取り信号が得
られたとき、記憶している管理データを読み出すととも
に、これを変調して、ループアンテナ73から無線信号
を送信させる処理などを行うICチップ74と、タグ基
板72内に埋め込まれ、予め設定されている温度以下に
なっているとき、導通状態になってICチップ74をオ
ン状態にする温度感知型リードスイッチ75とを備えて
いる。
【0086】そして、無線タグ68が予め設定された温
度以下になっているとき、温度感知型リードスイッチ7
5によって、これを検知して、ICチップ74をオン状
態にする。
【0087】この状態で、アンテナ70から読み出し信
号を含む無線信号が送信されたとき、この無線信号中に
含まれている低周波成分を整流して、電源電圧を生成し
ながら、無線信号中に含まれている高周波成分を復調し
て得られた読み取り信号に基づき、記憶している管理デ
ータを読み出すとともに、これを変調して、ループアン
テナ73から無線信号を送信させ、またアンテナ70か
ら書き込み信号、管理データを含む無線信号が送信され
たとき、この無線信号中に含まれている低周波成分を整
流して、電源電圧を生成しながら、無線信号中に含まれ
ている高周波成分を復調して得られた書き込み信号、管
理データを使用して、それまで記憶していた管理データ
を更新する。
【0088】また、無線タグ68が予め設定された温度
以下でないとき、温度感知型リードスイッチ75がこれ
を検知して、ICチップ74をオフ状態にし、アンテナ
70から読み出し信号を含む無線信号が送信されても、
また書き込み信号、管理データを含む無線信号が送信さ
れても無視する。
【0089】このように、この実施の形態においては、
無線タグ68が予め設定された温度以下になっていると
きにのみ、温度感知型リードスイッチ75によって、こ
れを検知して、ICチップ74をオン状態にし、アンテ
ナ70から送信される無線信号の受信処理、解読処理な
どを行わせるようにしているので、タグ基板72部分の
温度が所定の温度より低いとき、正規の書き込み時、正
規の読み取り時と判定して、管理データの書き込み処
理、管理データの読み取り処理を行わせ、それ以外のと
きには、管理データの書き込み、管理データの読み取り
をできないようすることができる。
【0090】これにより、食品66が予め設定されてい
る温度まで、冷却処理されたときだけ、管理データの書
き込み処理、管理データの読み取り処理を行わせて、冷
却処理が行われた食品66と、冷却処理が行われていな
い食品66とを区別させることができるとともに、冷却
処理を行った後、時間が経過したとき、管理データの書
き込み処理、管理データの読み取り処理を禁止して、第
三者による管理データの改ざん、管理データの不正読み
出しを防止できる(請求項1、6の効果)。
【0091】<第4の実施の形態の変形例>また、上述
した実施の形態では、無線タグ68が予め設定された温
度以下になったとき、温度感知型リードスイッチ75が
これを検知して、ICチップ74をオン状態にするよう
にしているが、温度感知型リードスイッチ75に代え
て、予め設定された温度以上になったとき、導通状態と
なる温度感知型リードスイッチを使用し、食品66が載
せられているパレット67が予め設定された温度以上に
なっているとき、温度感知型リードスイッチがこれを検
知してICチップ74をオン状態にするようにしても良
い。
【0092】このようにすることにより、加熱する必要
がある食品66を加熱した直後にしか、無線タグ68に
管理データを書き込んだり、この無線タグ68に書き込
まれている管理データの読み出しを不能にして、食品6
6が確実に加熱されたことを無線タグ68に記憶させる
ことができる。
【0093】また、上述した実施の形態では、無線タグ
68に食品66の管理データを書き込むようにしている
が、無線タグ68が取り付けられているパレット67の
冷却回数、または加熱回数などを記憶させ、食品66を
載せたパレット67が冷却される毎、あるいは加熱され
る毎に無線タグ68に記憶されているパレット67の冷
却回数、または加熱回数をインクリメントさせるように
しても良い。
【0094】これにより、冷却される毎、または加熱さ
れる毎に劣化するパレット67の寿命を把握してパレッ
ト67の管理を容易にすることができる。
【0095】《第5の実施の形態》 <実施の形態の基本形>図19は本発明による無線タグ
のうち、請求項1、7に対応する実施の形態を使用した
空樽判別システムの一例を示す概略構成図である。
【0096】この図に示す空樽判別システム80は、ワ
イン樽などの樽81に形成された足部82に設けられ、
樽81内に中味が充填されている状態で、書き込み信
号、管理データを含む無線信号などを受信したとき、こ
の受信動作で得られた管理データ、例えば内容物を充填
した製造年月日、製造番号などの管理データを記憶し、
また読み出し信号を含む無線信号を受信したとき、記憶
している管理データを読み出すとともに、この管理デー
タを変調して無線信号を送信する充填有無応答装置83
と、コンベア84によって搬送されている各樽81が近
づいたとき、この樽81の充填有無応答装置83と無線
信号の授受を行うアンテナ85と、このアンテナ85に
よって受信された無線信号を復調して、解析する処理、
応答した樽81に対する管理データを変調して、アンテ
ナ85から無線信号を送信させる処理などを行う管理装
置86とを備えている。
【0097】そして、コンベア84によって、搬送され
ている樽81がアンテナ85部分にきたとき、管理装置
86によって、アンテナ85を制御して、このアンテナ
85から読み出し信号を含む無線信号を送信させるとと
もに、アンテナ85の受信内容を解析させて、充填有無
応答装置83が無線信号を送信しているか否かを判定さ
せ、無線信号が受信されているとき、樽81に中味が充
填されていると判定させるとともに、アンテナ85から
書き込み信号、管理データを含む無線信号を送信させ、
樽81に取り付けられた充填有無応答装置83に記憶さ
れている管理データを更新させる。
【0098】充填有無応答装置83は、図20に示すよ
うに、プラスチック板などによって構成され、樽81の
足部82に設けられるタグ基板87と、このタグ基板8
7内に埋め込まれるループアンテナ88と、タグ基板8
7内に埋め込まれ、ループアンテナ88によって受信さ
れる無線信号中から電源電圧を生成する処理、前記無線
信号中に含まれている高周波成分から書き込み信号、読
み取り信号、管理データなどを復元する処理、復元され
た管理データを使用してそれまで記憶していた管理デー
タを更新する処理、復元された読み取り信号によって記
憶している管理データを読み出して変調し、ループアン
テナ88から無線信号を送信させる処理などを行うIC
チップ89と、樽81の足部82に取り付けられ、この
樽81に中味が充填され、樽81全体の重量が所定重量
以上になるとICチップ89をオン状態にするマイクロ
スイッチ91とを備えている。
【0099】そして、樽81内に中味が充填され、樽8
1全体の重量が所定重量以上になって樽81の底面93
が下方に歪み、検知ピン90が押し込まれると、マイク
ロスイッチ91がオン信号を生成し、ICチップ89を
オン状態にする。
【0100】この状態で、アンテナ85から読み出し信
号を含む無線信号が送信されたとき、この無線信号中に
含まれている低周波成分を整流して、電源電圧を生成し
ながら、無線信号中に含まれている高周波成分を復調し
て得られた読み取り信号に基づき、記憶している管理デ
ータを読み出すとともに、これを変調して、ループアン
テナ88から無線信号を送信させ、またアンテナ85か
ら書き込み信号、管理データを含む無線信号が送信され
たとき、この無線信号中に含まれている低周波成分を整
流して、電源電圧を生成しながら、無線信号中に含まれ
ている高周波成分を復調して得られた書き込み信号、管
理データを使用して、それまで記憶していた管理データ
を更新する。
【0101】また、樽81内から中味が取り出されて、
樽81全体の重量が所定の重量以下になり、これによっ
て樽81の底面93による検知ピン90の押し込みが解
除されているとき、マイクロスイッチ91によって、オ
フ信号を生成して、ICチップ89をオフ状態にし、ア
ンテナ85から読み出し信号を含む無線信号が送信され
ても、また書き込み信号、管理データを含む無線信号が
送信されても、これを無視させる。
【0102】このように、この実施の形態においては、
樽81内に中味が充填されて、樽81全体の重量が所定
の重量以上になり、樽81の底面93が下方に歪んで、
検知ピン90が押し込まれているとき、マイクロスイッ
チ91によって、オン信号を生成し、ICチップ89を
オン状態にして、アンテナ85から読み出し信号を含む
無線信号が送信されたとき、この無線信号中に含まれて
いる低周波成分を整流して、電源電圧を生成しながら、
無線信号中に含まれている高周波成分を復調して得られ
た読み取り信号に基づき、記憶している管理データを読
み出すとともに、これを変調して、ループアンテナ88
から無線信号を送信させ、またアンテナ85から書き込
み信号、管理データを含む無線信号が送信されたとき、
この無線信号中に含まれている低周波成分を整流して、
電源電圧を生成しながら、無線信号中に含まれている高
周波成分を復調して得られた書き込み信号、管理データ
を使用して、それまで記憶していた管理データを更新さ
せるようにしているので、外部から樽81の中が見えな
いときでも、樽81内に中味が入っているか否かを確認
することができ、これによって樽81内に中味が充填さ
れていない状態で、これが保管されたり、出荷されたり
するのを防止することができる(請求項1、7の効
果)。
【0103】<第5の実施の形態の変形例>また、上述
した実施の形態では、樽81内に中味が充填されている
とき、充填有無応答装置83によって、これを検知し
て、アンテナ85と無線信号の授受を行うようにしてい
るが、樽81内に中味が充填されていないとき、充填有
無応答装置83によって、これを検知して、アンテナ8
5と無線信号の授受を行うようにしても良い。
【0104】このようにすることにより、樽81が空の
とき、樽81に充填される中味などに関する管理データ
を書き込んで、樽81に中味が充填された後、管理デー
タが改ざんされないようにすることができる。
【0105】《第6の実施の形態》 <実施の形態の基本形>図21は本発明による無線タグ
のうち、請求項1、8に対応する実施の形態を使用した
仕分けシステムの一例を示す概略構成図である。
【0106】この図に示す仕分けシステム100は、発
送対象となる商品101が載せられているパレット10
2を搬送しながら仕分けするコンベア103と、このコ
ンベア103の分岐点手前に配置される突起104と、
各パレット102毎に設けられ、突起104に押圧され
た状態で書き込み信号、管理データを含む無線信号を受
信したとき、受信動作で得られた管理データ、例えば商
品101の品名、発送先などの管理データを記憶し、ま
た読み出し信号を含む無線信号を受信したとき、記憶し
ている管理データを読み出すとともに、この管理データ
を含む無線信号を送信する発送先応答装置105と、コ
ンベア103によって搬送されている各パレット102
が分岐点に近づいたとき、このパレット102に取り付
けられた発送先応答装置105と無線信号の授受を行う
アンテナ106と、このアンテナ106によって受信さ
れた無線信号を復調して発送先を判定し、この判定結果
に基づき、コンベア103に設けられた分岐機構(図示
は省略する)を制御して商品101の発送先に対応する
分岐先にパレット102を分岐する処理などを行う処理
装置107とを備えている。
【0107】そして、商品101が載せられたパレット
102がコンベア103に載せられる前に、パレット1
02に設けられた発送先応答装置105が押圧されなが
ら、書き込み装置(図示は省略する)から書き込み信
号、商品の品名、発送先などの管理データを含む無線信
号を送信させて、発送先応答装置105に管理データを
記憶させる。この後、商品101が載せられたパレット
102がコンベア103に載せられて搬送された後、分
岐点に近づいたとき、突起104によって発送先応答装
置105を押してオン状態にさせるとともに、アンテナ
106から送信される無線信号を受信させて、記憶して
いる管理データを含む無線信号を送信させ、さらにアン
テナ106によって前記無線信号を受信させながら、処
理装置107によって、アンテナ106の受信動作で得
られる受信信号を解析させて、パレット102上にある
商品101の発送先を判定させるとともに、この判定結
果に基づき、分岐機構を制御させて、発送先に対応する
分岐先にパレット102を分岐させる。
【0108】発送先応答装置105は、図22に示すよ
うに、プラスチック板などによって構成され、裏面側が
パレット102に固定されるタグ基板108と、このタ
グ基板108内に埋め込まれるループアンテナ109
と、タグ基板108内に埋め込まれ、ループアンテナ1
09によって受信される無線信号中に含まれている低周
波成分から電源電圧を生成する処理、前記無線信号中に
含まれている高周波成分を復調して書き込み信号、読み
取り信号、管理データなどを復元する処理、復元された
管理データを使用して、それまで記憶していた管理デー
タを更新する処理、復元された読み取り信号によって記
憶している管理データを読み出して変調し、ループアン
テナ109から無線信号を送信する処理などを行うIC
チップ110と、タグ基板108の表面側に設けられ、
突起104などに接しているとき、この突起104によ
って押圧されてオン信号を生成し、ICチップ110を
オン状態にするマイクロスイッチ111とを備えてい
る。
【0109】そして、書き込み装置などによって、マイ
クロスイッチ111が押され、ICチップ110がオン
にされている状態で、書き込み装置から書き込み信号、
管理データを含む無線信号が送信されたとき、ループア
ンテナ109によってこれを受信するとともに、無線信
号中に含まれている低周波成分を整流して、電源電圧を
生成しながら、無線信号中に含まれている高周波成分を
復調して得られた書き込み信号、管理データを使用し
て、それまで記憶していた管理データを更新する。ま
た、突起104によって、マイクロスイッチ111が押
され、ICチップ110がオンにされている状態で、ア
ンテナ106から読み出し信号を含む無線信号が送信さ
れたとき、この無線信号中に含まれている低周波成分を
整流して、電源電圧を生成しながら、無線信号中に含ま
れている高周波成分を復調して得られた読み取り信号に
基づき、記憶している管理データを読み出すとともに、
これを変調してループアンテナ109から無線信号を送
信する。
【0110】また、突起104などによるマイクロスイ
ッチ111の押圧が解除されて、ICチップ110がオ
フ状態にされているとき、アンテナ106から読み出し
信号を含む無線信号が送信されても、また書き込み信
号、管理データを含む無線信号が送信されても無視す
る。
【0111】このように、この実施の形態においては、
突起104によって、マイクロスイッチ111が押さ
れ、ICチップ110がオン状態で、アンテナ106か
ら読み出し信号を含む無線信号が送信されたとき、この
無線信号中に含まれている低周波成分を整流して電源電
圧を生成しながら、無線信号中に含まれている高周波成
分を復調して得られた読み取り信号に基づき、記憶して
いる管理データを読み出すとともに、これを変調してル
ープアンテナ109から無線信号を送信させるようにし
た。このため、商品101のを搬送途中で、この商品1
01が分岐点など、予め設定されている場所を通過する
ときだけ、発送先応答装置105を応答させて、商品1
01の発送先を判定させ、この判定結果に基づき、商品
101を分岐させることができ、これによって各パレッ
ト102の間隔を狭くしていても、分岐点に差し掛かっ
たパレット102だけを選択して、これを分岐させるこ
とができる(請求項1、8の効果)。
【0112】<第6の実施の形態の変形例>上述した実
施の形態では、棒状の突起104によって発送先応答装
置105のマイクロスイッチ111を押圧し、これをオ
ンさせるようにしているが、板状の突起を使用してパレ
ット102が所定の区間を搬送されている間、マイクロ
スイッチ111を押圧して、これをオンさせるようにし
ても良い。
【0113】このようにすることにより、アンテナ10
6と発送先応答装置105との間で送受信されるデータ
の量が多いときでも、余裕を持って発送先応答装置10
5に記憶されている管理データの読み取り処理、管理デ
ータの解析処理などを行わせることができる。
【0114】《他の実施の形態》また、上述した各実施
の形態では、ロックバー8がロックされたとき、これを
検知する機械的な連動スイッチ、運転者、同乗者などに
よって押されたとき、これを検知するシートスイッチ2
8、封印シール37、47が剥されたとき、断線するル
ープアンテナ40、51、王冠54が開けられたとき、
これを検知する配線57、押圧されたとき、これを検知
するマイクロスイッチ91、111などを使用して、無
線タグ15、22、封印シール37、47、王冠54、
無線タグ68、充填有無応答装置83、発送先応答装置
105などを応答可能にしたり、応答不能にするように
したが、次に述べる検知方法を使用して、これら無線タ
グ15、22、封印シール37、47、王冠54、無線
タグ68、充填有無応答装置83、発送先応答装置10
5などを応答可能、応答不能にするようにしても良い。
【0115】<第1の検知方法>まず、無線タグ15、
22、封印シール37、47、王冠54、無線タグ6
8、充填有無応答装置83、発送先応答装置105など
に設けられるループアンテナ17、40、アンテナ2
9、ループアンテナ51、58、73、88、109の
一部を露出させ、この露出部分に金属片を当接させて電
気を逃がして、ループアンテナ17、40、アンテナ2
9、ループアンテナ51、58、73、88、109を
機能させないようにして、これら無線タグ15、22、
封印シール37、47、王冠54、無線タグ68、充填
有無応答装置83、発送先応答装置105などを応答不
能にするようにしても良い(請求項9の説明)。
【0116】<第2の検知方法>また、無線タグ15、
22、封印シール37、47、王冠54、無線タグ6
8、充填有無応答装置83、発送先応答装置105など
に静電容量スイッチを設け、この静電容量スイッチにオ
ペレータや作業員などが指で触れて、静電容量スイッチ
に蓄積されている電気(電荷)を逃がすことにより、静
電容量スイッチを動作させて、これら無線タグ15、2
2、封印シール37、47、王冠54、無線タグ68、
充填有無応答装置83、発送先応答装置105を応答不
能にするようにしても良い(請求項10の説明)。
【0117】<第3の検知方法>また、無線タグ15、
22、封印シール37、47、王冠54、無線タグ6
8、充填有無応答装置83、発送先応答装置105のル
ープアンテナ17、40、アンテナ29、ループアンテ
ナ51、58、73、88、109全体を金属箔や金属
膜などで覆って外部からの電磁波を遮蔽することによ
り、これら無線タグ15、22、封印シール37、4
7、王冠54、無線タグ68、充填有無応答装置83、
発送先応答装置105を応答不能にするようにしても良
い(請求項11の説明)。
【0118】<第4の検知方法>また、無線タグ15、
22、封印シール37、47、王冠54、無線タグ6
8、充填有無応答装置83、発送先応答装置105に設
けられる配線の一部を外部に露出させ、これを故意に断
線させて、これら無線タグ15、22、封印シール3
7、47、王冠54、無線タグ68、充填有無応答装置
83、発送先応答装置105を応答不能にするようにし
ても良い(請求項12の説明)。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、タグにオン/オフ機能を設け、正規の書き
込み時、正規の読み取り時以外のときには、データの書
き込み、データの読み取りを不能にでき、第三者による
データの改ざん、データの不正読み出しを防止すること
ができる。
【0120】請求項2では、タグ筐体の外部に設けられ
た可動部材、例えば自転車のロックバーなどがロック位
置にされているか否かに基づき、正規の書き込み時か否
か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み
時、正規の読み取り時以外のときには、データの書き込
み、データの読み取りを不能にして、第三者によるデー
タの改ざん、データの不正読み出しを防止することがで
きる。
【0121】請求項3では、タグ筐体の一面に設けられ
たスイッチの操作内容に基づき、正規の書き込み時か否
か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み
時、正規の読み取り時以外のときには、データの書き込
み、データの読み取りを不能にして、第三者によるデー
タの改ざん、データの不正読み出しを防止することがで
きる。
【0122】請求項4では、密封対象に貼り付けた後、
剥されたか否かに基づき、正規の書き込み時か否か、正
規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み時、正
規の読み取り時以外のときには、データの書き込み、デ
ータの読み取りを不能にして、第三者によるデータの改
ざん、データの不正読み出しを防止することができる。
【0123】請求項5では、容器の開口部を覆うように
取り付けられた後で、その一部が破られたり、曲げられ
たりして、開口部が開かれたか否かに基づき、正規の書
き込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正
規の書き込み時、正規の読み取り時以外のときには、デ
ータの書き込み、データの読み取りを不能にして、第三
者によるデータの改ざん、データの不正読み出しを防止
することができる。
【0124】請求項6では、タグ筐体部分の温度に基づ
き、正規の書き込み時か否か、正規の読み取り時か否か
を判定し、正規の書き込み時、正規の読み取り時以外の
ときには、データの書き込み、データの読み取りを不能
にして、第三者によるデータの改ざん、データの不正読
み出しを防止することができる。
【0125】請求項7では、樽などの容器内に中味が充
填されているか否かに基づき、正規の書き込み時か否
か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き込み
時、正規の読み取り時以外のときには、データの書き込
み、データの読み取りを不能にして、第三者によるデー
タの改ざん、データの不正読み出しを防止することがで
きる。
【0126】請求項8では、商品の搬送途中で、この商
品が分岐点など、予め設定されている場所を通過してい
るか否かに基づき、正規の書き込み時か否か、正規の読
み取り時か否かを判定し、正規の書き込み時、正規の読
み取り時以外のときには、データの書き込み、データの
読み取りを不能にでき、第三者によるデータの改ざん、
データの不正読み出しを防止することができる。
【0127】請求項9では、外部に露出している配線な
どに金属片が当てられているか否かに基づき、正規の書
き込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正
規の書き込み時、正規の読み取り時以外のときには、デ
ータの書き込み、データの読み取りを不能にでき、第三
者によるデータの改ざん、データの不正読み出しを防止
することができる。
【0128】請求項10では、人によって携帯されてい
か否か、あるいはタッチされているか否かに基づき、正
規の書き込み時か否か、正規の読み取り時か否かを判定
し、正規の書き込み時、正規の読み取り時以外のときに
は、データの書き込み、データの読み取りを不能にで
き、第三者によるデータの改ざん、データの不正読み出
しを防止することができる。
【0129】請求項11では、無線タグのアンテナなど
が金属で覆われているか否かに基づき、正規の書き込み
時か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書
き込み時、正規の読み取り時以外のときには、データの
書き込み、データの読み取りを不能にでき、第三者によ
るデータの改ざん、データの不正読み出しを防止するこ
とができる。
【0130】請求項12では、外部に露出している配線
などが断線しているか否かに基づき、正規の書き込み時
か否か、正規の読み取り時か否かを判定し、正規の書き
込み時、正規の読み取り時以外のときには、データの書
き込み、データの読み取りを不能にでき、第三者による
データの改ざん、データの不正読み出しを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線タグのうち、請求項1、2に
対応する実施の形態であるレンタサイクルシステムの一
例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すキーロック装置の詳細な構成例を示
す正面図である。
【図3】図2に示す無線タグ、ロックバーの連動部分の
詳細な構成例を示す部分正面図である。
【図4】図2に示す無線タグの詳細な構成例を示す上面
図である。
【図5】本発明による無線タグのうち、請求項1、3に
対応する実施の形態である高速道路使用料金自動支払い
システムの一例を示す概略構成図である。
【図6】図5に示す無線タグの詳細な構成例を示す正面
図である。
【図7】図6に示すシートスイッチの詳細な構成例を示
す上面図である。
【図8】図6に示すタグ基板部分の詳細な構成例を示す
上面図である。
【図9】本発明による無線タグのうち、請求項1、4に
対応する実施の形態である開封有無判別システムの一例
を示す概略構成図である。
【図10】図9に示す封印シールの詳細な構成例を示す
正面図である。
【図11】図10に示すシール基板の詳細な構成例を示
す底面図である。
【図12】図9に示す封印シールの貼付例を示す斜視図
である。
【図13】図9に示す封印シールの貼付例を示す正面図
である。
【図14】本発明による無線タグのうち、請求項5に対
応する実施の形態である封印シールの一例を示す斜視図
である。
【図15】本発明による無線タグのうち、請求項5に対
応する実施の形態である王冠の一例を示す斜視図であ
る。
【図16】図15に示す王冠の詳細な構成例を示す正面
図である。
【図17】本発明による無線タグのうち、請求項1、6
に対応する実施の形態である食品判別システムの一例を
示す概略構成図である。
【図18】図17に示す無線タグの詳細な構成例を示す
断面図である。
【図19】本発明による無線タグのうち、請求項1、7
に対応する実施の形態である空樽判別システムの一例を
示す概略構成図である。
【図20】図19に示す充填有無応答装置の詳細な構成
例を示す正面図である。
【図21】本発明による無線タグのうち、請求項1、8
に対応する実施の形態である仕分けシステムの一例を示
す概略構成図である。
【図22】図21に示す発送先応答装置の詳細な構成例
を示す上面図である。
【図23】従来から知られている無線タグを使用した荷
物認識システムの一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…レンタサイクルシステム、2…自転車、4…キーロ
ック装置、5…リード/ライト装置、7…鍵筐体、8…
ロックバー、10…ロック機構、11…鍵、12…絶縁
板、13…穴、14…突起(外部条件判定部)、15…
無線タグ、16…タグ基板、17…ループアンテナ、1
8…ICチップ、19…連動スイッチ(外部条件判定
部)、20…高速道路使用料金自動支払いシステム、2
1…自動車、22…無線タグ、23…料金ゲート、24
…送受信アンテナ、25…処理装置、26…タグ基板、
27…押圧スイッチ、28…シートスイッチ(外部条件
判定部)、29…アンテナ、30…ICチップ、35…
開封有無判別システム、36…商品、37…封印シール
(無線タグ)、38…開封有無判別装置、39…シール
基板、40…ループアンテナ(外部条件判定部)、41
…ICチップ、42…粘着材、45…ビン、46…栓、
47…封印シール(無線タグ)、48…円板部、49…
円筒部、50…シール基板、51…ループアンテナ(外
部条件判定部)、52…ICチップ、53…ビールビ
ン、54…王冠(無線タグ)、57…配線(外部条件判
定部)、58…ループアンテナ、59…ICチップ、6
5…食品判別システム、66…食品、67…パレット、
68…無線タグ、69…コンベア、70…アンテナ、7
1…処理装置、72…タグ基板、73…ループアンテ
ナ、74…ICチップ、75…温度感知型リードスイッ
チ(外部条件判定部)、80…空樽判別システム、81
…樽、83…充填有無応答装置(無線タグ)、84…コ
ンベア、85…アンテナ、86…管理装置、87…タグ
基板、88…ループアンテナ、89…ICチップ、90
…検知ピン、91…マイクロスイッチ(外部条件判定
部)、100…仕分けシステム、101…商品、102
…パレット、103…コンベア、104…突起、105
…発送先応答装置(無線タグ)、106…アンテナ、1
07…処理装置、108…タグ基板、109…ループア
ンテナ、110…ICチップ、111…マイクロスイッ
チ(外部条件判定部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/03 G06K 19/00 H 3/14 Q

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応答可能モードにされているときには、
    読み出し信号を含む無線信号、または書き込み信号を含
    む無線信号を受信して解読するとともに、解読結果に基
    づき、記憶している情報を変調して無線信号を送信する
    処理、または記憶している情報を更新する処理を行うI
    Cチップと、 予め設定されている外部条件が満たされているか否かを
    判定し、この判定結果に基づき、前記ICチップを応答
    可能モード、または応答不能モードのいずれかにする外
    部条件判定部と、 を備えたことを特徴とする無線タグ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、タグ筐体の外部に配置された可
    動部材が所定の位置にあるか否かに基づき、外部条件が
    満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、タグ筐体の一面に設けられた1
    つまたは複数のスイッチが操作されているか否かに基づ
    き、外部条件が満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、密封対象に貼り付けられた後、
    この密封対象から剥されているか否かに基づき、外部条
    件が満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、容器の開口部を覆うように取り
    付けられ、その一部が破られているか否か、あるいは曲
    げられているか否かに基づき、外部条件が満たされてい
    るか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、予め設定されている温度以上に
    なっているか否か、あるいは予め設定されている温度以
    下になっているか否かに基づき、外部条件が満たされて
    いるか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、取り付け対象の重量が予め設定
    された重量以上になっているか否かに基づき、外部条件
    が満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、取り付け対象の搬送途中に設け
    られた突起によって押圧されたか否かに基づき、外部条
    件が満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、電気回路の一部を露出させ、露
    出部分に金属片が当てられているか否かに基づき、外部
    条件が満たされているか否かを判定する、ことを特徴と
    する無線タグ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、人体によって静電容量スイッチ
    の電荷が放電されているか否かに基づき、外部条件が満
    たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、金属によって覆われ、外部から
    の電磁波が遮蔽されているか否かに基づき、外部条件が
    満たされているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の無線タグにおいて、 前記外部条件判定部は、電気回路の一部を露出させ、露
    出部分が断線しているか否かに基づき、外部条件が満た
    されているか否かを判定する、 ことを特徴とする無線タグ。
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