JP2008149792A - 船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置 - Google Patents

船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プロペラに対して水の上向きの抵抗力が作用してもスペーサがプロペラシャフトのテーパ部の全周にすりこぎ運動を起こすことを抑止できる船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置を提供する。
【解決手段】プロペラシャフト30の外軸部分30aのテーパ部30bに第1の分割体41と第2の分割体42とに分割したスペーサ40を被嵌しプロペラ31に作用するスラスト力をスペーサ40を介してプロペラシャフト30のテーパ部30bで受ける。第1の分割体41は、テーパ部30bに面対偶して被嵌するテーパ孔41aを備える。第2の分割体42は、環状壁部42aのプロペラ側の一側より延在する部分がプロペラシャフト30に対して隙間Sを有して取付部33の孔33bに嵌合される小径筒部42bとして有し、環状壁部42aの他側より延在する部分が第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面41cに嵌合される大径筒部42cとして有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、船外機又は船内外機におけるプロペラ回転時のプロペラに作用するスラスト力をプロペラシャフトに伝達する部分である船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置に関するものである。
従来において、船舶推進装置におけるプロペラ回転時のプロペラに作用するスラスト力をプロペラシャフトに伝達する部分であるプロペラスラスト伝達装置は、プロペラシャフトのテーパ部とスペーサとでなり、例えば、特許文献1に記載された船外機等の排気装置の第2図中に示されている。
図4は、特許文献1の第2図中に示されるものと実質的に同一な船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置を示す拡大断面図である。構成を説明すると、プロペラスラスト伝達装置は、プロペラシャフト11のギヤケース12から外方へ突出した外軸部分11aに、プロペラ13の取付部14を嵌合固定し、前記外軸部分11aの前記ギヤケース側部位に前記ギヤケース側が大径で前記プロペラ側が小径となるテーパ部11bを備え、該テーパ部11bに被嵌するスペーサ16を備えてなる。この取付部14は、プロペラ13の羽部と一体でありエンジンの燃焼ガスを通す排気通路を有するボス14aと、ボス14a内に圧入した筒状のゴムダンパ14bと、ゴムダンパ14bの内側に圧入したブッシュ14cと、エンドプレート14dとからなり、ナット15で固定されている。スペーサ16は、テーパ部11bに面対偶となり被嵌するテーパ孔16aを有し、ボス14aの側端壁14a’に当接する端面16bを有し、さらに側端壁14a’に形成された孔14a”に嵌合される小径筒部16cを有する形状である。このプロペラスラスト伝達装置は、プロペラ13の正回転時に該プロペラ13に作用するスラスト力を前記スペーサ16を介して前記プロペラシャフト11の前記テーパ部11aで受けるようになっている。
特公昭62−15399号公報、第2図。
しかしながら、図4に示す船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置にあっては、船舶の高速推進時(プロペラの高速回転時)に船体又は船尾が浮上し吃水線が下がりプロペラの上側部分が空中に露出し、プロペラ13の下側部分に水の抵抗力Fが上向きに作用するようになると、この水の抵抗力Fは、プロペラ13の取付部14からスペーサ16の小径筒部16cに伝わる。このときの、水の抵抗力がスペーサ16の小径筒部16cに伝達されるポイントは、プロペラシャフト11との間に隙間Sを有していてスペーサ16のテーパ孔16aと一体のテーパ部11bとのスラスト力伝達面の平均スラスト作用点から距離Lだけ大きく離れているので、この水の抵抗力Fと距離Lとによりモーメント作用を高速回転するプロペラシャフト11のテーパ部11bの下側部分に生起し、これが、スペーサ16のテーパ孔16aの面がプロペラシャフト11のテーパ部11bから浮いたり密着したりを反復する負荷変動となるすりこぎ運動を起こすことになり、スペーサ16によるスラスト伝達面(テーパ部11b)に磨耗を生じることになる。さらに、ボス14aとブッシュ14cとはゴムダンパ14bを介して同心に保たれるので、船舶の高速推進時(プロペラの高速回転時)に船体又は船尾が浮上し吃水線が下がりプロペラの上側部分が空中に露出し、プロペラ13の下側部分に水の抵抗力Fが上向きに作用すると、ゴムダンパ14bは下側部分が圧縮され、これにより、ブッシュ14cに対してボス14aが持ち上がり、このため、ボス14aの側端壁14a’がスペーサ16の端面16bに対してスライドすることになり、プロペラ13が回転しているから水の抵抗力Fが作用するときには連続してボス14aの側端壁14a’がスペーサ16の端面16bに対してスライドして両摺動面に磨耗が生じることになっている。そして、摺動面の磨耗が振興することにより、ボス14aの側端壁14a’とスペーサ16の端面16bは、プロペラシャフト11の下側では離れ、上側では接触する状態になる。従って、プロペラ13が回転しているから、プロペラ13は触れまわり回転することになり、これが、上述したすりこぎ運動を大きく助長してスペーサ16によるスラスト伝達面(テーパ部11b)に磨耗を生じることとなっている
そこで、この発明は、プロペラの回転時にプロペラの上側部分が空中に露出したときにプロペラに対して水の上向きの抵抗力が作用してもモーメント作用をほとんど生起しないことによりスペーサがプロペラシャフトのテーパ部の全周にすりこぎ運動を起こすことを抑止して、スペーサによるスラスト伝達面の磨耗を防止できる船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置を提供する。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、プロペラシャフトのギヤケースから外方へ突出した外軸部分に、プロペラの取付部を嵌合固定し、前記外軸部分の前記ギヤケース側部位にギヤケース側が大径でプロペラ側が小径となるテーパ部を備え、該テーパ部に面対偶となり被嵌するテーパ孔を有し前記プロペラの取付部の側端壁に当接する端面を有しさらに該プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に嵌合される小径筒部を有するスペーサを備えて、プロペラの正回転時に該プロペラに作用するスラスト力を前記スペーサを介して前記プロペラシャフトの前記テーパ部で受ける構造の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置において、前記スペーサは、第1の分割体と第2の分割体とに分割されてなり、第1の分割体は前記プロペラシャフトのテーパ部に面対偶して被嵌する前記テーパ孔を備えており、第2の分割体は前記第1の分割体に対してプロペラ側に備えられ前記第1の分割体の側面と密着する環状壁部を有し該環状壁部のプロペラ側の一側より延在する部分が前記プロペラシャフトに対して隙間を有して前記プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に嵌合される前記小径筒部として有し、該環状壁部の他側より延在する部分が前記第1の分割体の前記テーパ孔の外側に位置する外周面に嵌合される大径筒部を有していることを特徴とする船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記第1の分割体の側面と前記第2の分割体の環状壁部との密着面が、前記プロペラシャフトのテーパ部の小径端に一致していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記小径筒部は前記プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に強制嵌合していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成に加え、前記プロペラの取付部は、プロペラの羽部と一体のボスと、前記ボス内に取り付けられプロペラシャフトに被嵌固定されるブッシュと、前記ボス及び前記ブッシュの間に設けられて弾性変形するダンパ部材と、前記ブッシュのギヤケース側端部に設けられ該ブッシュと前記ボスとの隙間を埋めて該ブッシュと該ボスとの同心状態を保持する同心保持リングを具備し、ナットでプロペラシャフトに固定されてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、プロペラ回転時に船体又は船尾が浮上してプロペラの上側部分が空中に露出したときにプロペラの下側部分には水の抵抗力が上向きに作用する。プロペラの下側部分に上向きに作用するこの水の抵抗力は、船舶の高速推進時にスラスト力と共に最も大きくなり、プロペラシャフトに作用する。そして、プロペラの下側部分に上向きに作用する水の抵抗力は、プロペラの取付部から第2の分割体の小径筒部に伝わり、さらに第2の分割体の大径筒部から第1の分割体に伝わる。このとき、スペーサが図3に示す従来例のように一つの塊であればスラスト力伝達面の平均スラスト作用点には小径筒部に対して上向きに作用する上向きの力によってモーメントを生起することになるが、本発明ではスペーサが第1の分割体と第2の分割体とに分割されていて、第2の分割体の大径筒部の第1の分割体のテーパ孔の外側に位置する外周面との嵌合が実質的一体ではない結合であるので、プロペラの下側部分に上向きに作用する水の抵抗力は、第2の分割体の小径筒部に対して上向きに作用し小径筒部とプロペラシャフトとの間に隙間があるから大径筒部からのテーパ孔の外側に位置する外周面に伝わることになる。従って、第1の分割体のテーパ孔とプロペラシャフトのテーパ部とのスラスト力伝達面の平均スラスト作用点にほぼ一致した位置に作用するので、モーメント作用をほとんど生起しないからスペーサのテーパ孔の面がプロペラシャフトのテーパ部の全周にすりこぎ運動を起こすことを抑止して、スペーサによるスラスト伝達面の磨耗を防止できる。さらに、スペーサを第1の分割体と第2の分割体とに分割したことでプロペラに作用する上向きの力のプロペラシャフトへの伝達位置を変更したので、プロペラやギヤケースを形状変更する必要がないから出荷販売済みの製品に容易に適用可能である。
請求項2に記載の発明によれば、第2の分割体42の環状側壁42aを最小限必要な強度を有する肉厚とすることができて、第1の分割体のテーパ孔が前記プロペラシャフトのテーパ部の全長にわたり面対偶することになり、モーメント作用を生起しにくくなるとともに、スラスト力を受ける面積が従来よりも大きくなるから単位面積当りのスラスト力が小さくなるとともに単位面積当りのプロペラに作用する上向きの力も小さくなり、スペーサのテーパ孔の面がプロペラシャフトのテーパ部の全周にすりこぎ運動を起こすことを一層良好に抑止できる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の分割体と第2の分割体とプロペラの3つを確実な固定状態に組立てることが容易であり、第1の分割体と第2の分割体との嵌合面、並びに第2の分割体とプロペラの取付部との嵌合面においてもすりこぎ運動を起こすことを抑止して磨耗を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、ボスとブッシュとはプロペラシャフトの方向について全体的にはボス及びブッシュの間に設けられて弾性変形するダンパ部材を介して同心に保たれ、ギヤケース側では同心保持リングによって同心状態が保持されるので、船舶の高速推進時(プロペラの高速回転時)に船体又は船尾が浮上し吃水線が下がりプロペラの上側部分が空中に露出し、プロペラの下側部分に水の抵抗力が上向きに作用してゴムダンパは下側部分が圧縮され、これにより、ブッシュに対してボスが持ち上がる状態が生じても、ギヤケース側ではブッシュに対してボスが持ち上がる状態が抑止される。このため、ボスの側端壁がスペーサの端面に対してスライドすることが抑止されるので、ボスの側端壁とスペーサの端面の磨耗が生じることが抑止される。従って、スペーサによるスラスト伝達面(テーパ部)に磨耗を生じることが抑止される。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1に示すように、船体20の船尾のトランサムボード20aに「船舶推進装置」としての船外機21がスイベルブラケット22を介してチルトアップ可能に取り付けられ、この船外機21のプロペラシャフト30とプロペラ31に関して、この実施の形態のプロペラスラスト伝達装置が装備される。
まず船外機21の概略の構成を説明する。図1に示すように、船外機21は、トップカウル23と、ボトムカウル24と、アッパーケース25と、ロアケース(ギヤケース)26とを有する。トップカウル23とボトムカウル24の内部にエンジン27が配置され、このエンジン27の回転出力により、アッパーケース25内に垂直に配置されたドライブシャフト28と、ロアケース26に垂直に配置されたギヤ軸29及び水平に配置されたプロペラシャフト30を介してプロペラ31を駆動するように構成されている。
ドライブシャフト28は、上端をエンジン27のクランク軸と一体回転可能に連結され、下端をギヤ軸29と一体回転可能に連結されている。ギヤ軸29の下端に固定されたべベルギヤ43は、ロアケース26に回動可能に軸支されたべベルギヤ44,45と噛み合っている。このドライブシャフト28の回転は、ギヤ軸29に減速回転して伝達され、かつドッグクラッチ46の作動でプロペラシャフト30の回転方向を変えて伝達されるように構成されている。
ドッグクラッチ46は、プロペラシャフト30の前端側に軸方向に移動可能に設けられている。ドッグクラッチ46が中立位置にあるときは、クラッチ凸部がいずれのべベルギヤ44,45との噛み合いからも解除され、プロペラシャフト30の回転が停止される。
ドッグクラッチ46がプロペラ31側へ移動するときは、クラッチ凸部がべベルギヤ44に噛み合い、プロペラシャフト30が前進方向に回転する。また、ドッグクラッチ46が船体側へ移動するときは、べベルギヤ35に噛み合い、プロペラシャフト30が後進方向に回転する。
図2に示すように、プロペラシャフト30は、ロアケース26内に略水平に配設され回動可能に軸支され、このプロペラシャフト30の後端側にはプロペラ31の取付部32が固定されている。この取付部32は、プロペラ31と一体のボス33と、ボス33内に圧入した「ダンパ部材」としての筒状のゴムダンパ34と、ゴムダンパ34の内側に圧入したブッシュ35と、プロペラシャフト30に対して遊嵌するとともにボス33に対して弛み嵌め公差で嵌合するエンドプレート36とからなり、ボス33とゴムダンパ34とブッシュ35を組み付けた状態で、該ブッシュ35をプロペラシャフト30のギヤケース26から外方へ突出した外軸部分30aにスプライン嵌合し、ボス33にエンドプレート36を嵌めてからナット38で固定されている。この実施の形態のゴムダンパ34はゴム製であるが、「ダンパ部材」は筒状に形成できてボス33及びブッシュ35の間で弾性変形するゴム以外の弾性体で形成してもよい。
上記構成の船舶推進装置において、プロペラスラスト伝達装置は、以下のように装備されている。
船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置は、上述したように、プロペラシャフト30のギヤケース26から外方へ突出した外軸部分30aに、プロペラ31の取付部32をスプライン嵌合しナット38で固定し、外軸部分30aのギヤケース側部位にギヤケース側が大径でプロペラ側が小径となるテーパ部30bを備え、該テーパ部30bに面対偶となり被嵌するスペーサ40を備えて、プロペラ31の正回転時に該プロペラ31に作用するスラスト力をスペーサ40を介してプロペラシャフト30のテーパ部30bで受ける構成である。
スペーサ40は、第1の分割体41と第2の分割体42とに分割されてなる。第1の分割体41は、プロペラシャフト30のテーパ部30bに面対偶して被嵌するテーパ孔41aを備えている。第2の分割体42は、第1の分割体41に対してプロペラ側に備えられ第1の分割体41の側面41bと密着する環状壁部42aを有し、該環状壁部42aのプロペラ側の一側より延在する部分がプロペラシャフト30に対して隙間Sを有してプロペラ31のボス33の側端壁33aに形成された孔33bに嵌合される小径筒部42bとして有し、該環状壁部42aの他側より延在する部分が第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面41cに嵌合される大径筒部42cとして有している。
なお、プロペラシャフト30とプロペラ31はステンレス製であり、第1の分割体41と第2の分割体42は、真鍮製として硬質クロムめっきしたものであることが望ましい。
次に、この実施の形態の作用について、図2を用いて説明する。
プロペラ31の回転時に船体又は船尾が浮上して吃水線が下がりプロペラ31の上側部分が空中に露出したときにプロペラ31の下側部分には水の抵抗力が上向きに作用する。プロペラ31の下側部分に上向きに作用するこの水の抵抗力は、船舶の高速推進時にスラスト力と共に最も大きくなり、プロペラシャフト30に作用する。
上記構成では、プロペラ31のボス33の側端壁33aの側面と第2の分割体42の環状壁部42aの側面とが密着し、第2の分割体42の環状壁部42aの反対側の側面と第1の分割体41の側面部41bの側面とが密着し、第1の分割体41のテーパ孔41aとプロペラシャフト30のテーパ部30bとが面対偶しているので、プロペラ31に作用するスラスト力は、プロペラ31のボス33の側端壁33aの側面から第2の分割体42の環状壁部42aの側面に伝達され、次いで、第2の分割体42の環状壁部42aの反対側の側面から第1の分割体41の側面部41bの側面に伝達され、次いで、第1の分割体41のテーパ孔41aからプロペラシャフト30のテーパ部30bに伝達される。
上記構成において、スペーサ40が図3に示す従来例のように一つの塊であればスラスト力伝達面の平均スラスト作用点には小径筒部に対して上向きに作用する上向きの力によってモーメントが作用することになるが、この実施形態ではスペーサ40が第1の分割体41と第2の分割体42とに分割されていて、第2の分割体42の大径筒部42cが第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面に嵌合されていてかつ小径筒部42bとプロペラシャフト30の外軸部分30aとの間に隙間Sがあるので、プロペラ31の下側部分に上向きに作用する水の抵抗力Fは、第2の分割体42の小径筒部42bに対して上向きに作用し大径筒部42cから第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面に伝わり、第1の分割体41のテーパ孔41からプロペラシャフト30のテーパ部30bに伝わることになる。これにより、上記のプロペラ31の下側部分に上向きに作用する水の抵抗力Fは、第1の分割体41のテーパ孔41aとプロペラシャフト30のテーパ部30bとのスラスト力伝達面の平均スラスト作用点にほぼ一致した位置に作用する。
この実施の形態のプロペラスラスト伝達装置によれば、プロペラ31の下側部分に上向きに作用する水の抵抗力の作用点と、第1の分割体41のテーパ孔41aとプロペラシャフト30のテーパ部30bとのスラスト力伝達面の平均スラスト作用点とがほぼ一致するから、プロペラ31の下側部分に上向きに作用する水の抵抗力によるモーメント作用をほとんど生起しないことになる。このため、第1の分割体41のテーパ孔41aの面がプロペラシャフト30のテーパ部30bの全周にすりこぎ運動を起こすことを抑止して、スペーサ40を構成する第1の分割体41によるスラスト伝達面の磨耗を防止できる。さらに、スペーサ40を第1の分割体41と第2の分割体42とに分割したことでプロペラ31に作用する上向きの力のプロペラシャフト30への伝達位置を変更したので、プロペラ31やギヤケース26を形状変更する必要がないから出荷販売済みの製品に容易に適用可能である。
この実施形態では、第1の分割体41の側面と第2の分割体42の環状壁部との密着面が、プロペラシャフト30のテーパ部30bの小径端に一致している。この構成によれば、第2の分割体42の環状側壁42aを最小限必要な強度を有する肉厚とすることができて、第1の分割体41のテーパ孔41aがプロペラシャフト30のテーパ部30bの全長にわたり面対偶することになり、モーメント作用を生起しにくくなるとともに、スラスト力を受ける面積が従来よりも大きくなるから単位面積当りのスラスト力が小さくなるとともに単位面積当りのプロペラ31に作用する上向きの力も小さくなり、第1の分割体41のテーパ孔41aの面がプロペラシャフト30のテーパ部30bの全周にすりこぎ運動を起こすことを一層良好に抑止できる。
この実施形態では、小径筒部42bはプロペラ31の取付部33の側端壁33aに形成された孔33bに強制嵌合している。従って、この強制嵌合が軸方向の長さを持っていることによって、スペーサ40の一部である第2の分割体42はプロペラ31のボス33と実質的に一体となる。このため、プロペラ31の下側部分に上向きに作用する水の抵抗力Fは、第2の分割体42の大径筒部42cから第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面に確実に伝わり、第1の分割体41のテーパ孔41aとプロペラシャフト30のテーパ部30bとのスラスト力伝達面の平均スラスト作用点にほぼ一致した位置に作用する。大径筒部42cは第1の分割体41のテーパ孔41aの外側に位置する外周面に弛み嵌め公差となるように嵌合し嵌合面においてすりこぎ運動を起こすことを抑止する。
[発明の実施の形態2]
図3は、この発明の実施の形態2に係る船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置の断面図である。このプロペラスラスト伝達装置は、ブッシュ35のロアケース26寄りの端部に同心保持リング37を備えて、ボス33とブッシュ35の間のゴムダンパ34が弾性変形して撓んでもブッシュ35のロアケース26寄りの端部においてはボス33とブッシュ35の同心が保持されるようにしたことが特徴であり、他の構成は実施の形態2と同一である。
詳しくは、このプロペラスラスト伝達装置は、プロペラ31の取付部32について、プロペラ31の羽部と一体でありエンジンの燃焼ガスの排気通路を有するボス33と、このボス33内に位置してプロペラシャフト30にスプライン結合されるブッシュ35と、ボス33とブッシュ35との間の筒状空間に圧入されたゴムダンパ34と、ブッシュ35とゴムダンパ34を仕舞い込むエンドプレート36を具備している構成に加えて、前記ブッシュ35のギヤケース側端部に強制嵌合して設けられボス33に対しては弛み嵌め交差となるように該ブッシュ35と前記ボス33との隙間を埋めて該ブッシュ35と該ボスとの同心状態を保持する同心保持リング37を具備していて、ナット38でプロペラシャフト30の端部のねじ部に締付固定されてなる。
この構成によれば、ボス33とブッシュ35とはプロペラシャフト30の方向について全体的にはゴムダンパ34を介して同心に保たれるが、ギヤケース側ではゴムダンパ34が撓んでも同心保持リング37によって同心状態が保持される。すなわち、船舶の高速推進時(プロペラの高速回転時)に船体又は船尾が浮上し吃水線が下がりプロペラの上側部分が空中に露出し、プロペラの下側部分に水の抵抗力Fが上向きに作用するときは、ゴムダンパ34の下側部分が圧縮され、これにより、ブッシュ35に対してボス33が持ち上がる状態が生じるのであるが、ギヤケース側ではブッシュに対してボスが持ち上がる状態が抑止される。こうして、ボス33の側端壁がスペーサの端面に対してスライドすることが抑止されるので、ボス33の側端壁33aと第2の分割体42の端面の磨耗が生じることが抑止され、さらに第2の分割体42と第1の分割体41の端面の磨耗が生じることが抑止される。従って、第1の分割体41によるプロペラシャフト30のスラスト伝達面(テーパ部)に磨耗を生じることが抑止される。
上記各実施の形態では、「船舶推進装置」として船外機21が用いられているが、これに限らず、船内外機等でも良いことは勿論である。プロペラ31のボス33の孔33bと第2の分割体42の小径筒部42bとの嵌合、並びに、第2の分割体42の大径筒部42cと第1の分割体41の外周部との嵌合は、がたつきなく行われる軸と孔の結合であれば良い。同心保持リング37は、ボスとブッシュの何れか一方に強制嵌合し他方に対して弛み嵌め交差を有して嵌合するのが良い。
この発明の実施の形態1に係る船舶推進装置の側面図である。 同実施の形態に係る船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置の断面図である。 この発明の実施の形態2に係る船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置の断面図である。 従来の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置の断面図である。
符号の説明
26 ギヤケース(ロアケース)
30 プロペラシャフト
30a 外軸部分
30b テーパ部
31 プロペラ
32 取付部
33a 側端壁
33b 孔
34 ゴムダンパ(ダンパ部材)
37 同心保持リング
40 スペーサ
41 第1の分割体
41a テーパ孔
41b 側面
41c 外周面
42 第2の分割体
42a 環状壁部
42b 小径筒部
42c 大径筒部

Claims (4)

  1. プロペラシャフトのギヤケースから外方へ突出した外軸部分に、プロペラの取付部を嵌合固定し、前記外軸部分の前記ギヤケース側部位に前記ギヤケース側が大径で前記プロペラ側が小径となるテーパ部を備え、
    該テーパ部に面対偶となり被嵌するテーパ孔を有し前記プロペラの取付部の側端壁に当接する端面を有しさらに該プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に嵌合される小径筒部を有するスペーサを備えて、
    プロペラの正回転時に該プロペラに作用するスラスト力を前記スペーサを介して前記プロペラシャフトの前記テーパ部で受ける構造の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置において、
    前記スペーサは、第1の分割体と第2の分割体とに分割されてなり、第1の分割体は前記プロペラシャフトのテーパ部に面対偶して被嵌する前記テーパ孔を備えており、第2の分割体は前記第1の分割体に対してプロペラ側に備えられ前記第1の分割体の側面と密着する環状壁部を有し、該環状壁部のプロペラ側の一側より延在する部分が前記プロペラシャフトに対して隙間を有して前記プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に嵌合される前記小径筒部として有し、該環状壁部の他側より延在する部分が前記第1の分割体の前記テーパ孔の外側に位置する外周面に嵌合される大径筒部を有していることを特徴とする船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置。
  2. 前記第1の分割体の側面と前記第2の分割体の環状壁部との密着面が、前記プロペラシャフトのテーパ部の小径端に一致していることを特徴とする請求項1に記載の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置。
  3. 前記小径筒部は前記プロペラの取付部の側端壁に形成された孔に強制嵌合していることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置。
  4. 前記プロペラの取付部は、プロペラの羽部と一体のボスと、前記ボス内に取り付けられプロペラシャフトに被嵌固定されるブッシュと、前記ボス及び前記ブッシュの間に設けられて弾性変形するダンパ部材と、前記ブッシュのギヤケース側端部に設けられ該ブッシュと前記ボスとの隙間を埋めて該ブッシュと該ボスとの同心状態を保持する同心保持リングを具備し、ナットでプロペラシャフトに固定されてなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の船舶推進装置のプロペラスラスト伝達装置。
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