JP2008149759A - バンパ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前面衝突時に車両に下方への衝突荷重が作用することを抑制する。
【解決手段】バンパ構造10では、アブソーバ46において、軟質部48がバンパリインフォースメント40の車両前側に配置されると共に、追加軟質部50が軟質部48の車両上側に配置され、かつ、硬質部52が追加軟質部50の車両後側に配置されている。ここで、車両12の前側からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重が入力した際には、アブソーバ46の硬質部52が衝突荷重を受け止めることで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度を小さくでき、車両12に下方への衝突荷重が作用することを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バンパカバーとバンパリインフォースメントとの間にアブソーバが配置されたバンパ構造に関する。
バンパ構造としては、衝突エネルギー吸収体の上側ブロックが複数個の分離体を車幅方向に適宜間隔で列設配置されて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このバンパ構造では、車両前方から衝突エネルギー吸収体の車両上側部分に荷重が入力された際に、衝突エネルギー吸収体の上側ブロックが撓み易いため、衝突エネルギー吸収体の車両後側への変形角度(衝突エネルギー吸収体の車両前側面の鉛直方向に対する傾斜角度)が大きくなって、車両に下方への荷重(分力)が作用し易くなる可能性がある。
特開平11−208389号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両の前面衝突時に車両に下方への荷重が作用することを抑制できるバンパ構造を得ることが目的である。
請求項1に記載のバンパ構造は、車両のバンパの外面に設けられたバンパカバーと、前記バンパを補強するバンパリインフォースメントと、前記バンパカバーと前記バンパリインフォースメントとの間に配置されたアブソーバと、前記アブソーバに設けられ、前記バンパリインフォースメントの車両前側に配置された軟質部と、前記アブソーバに設けられると共に、前記軟質部に比し硬質にされ、前記軟質部の車両上側に配置された硬質部と、前記アブソーバに設けられると共に、前記硬質部に比し軟質にされ、前記硬質部の車両前側に配置された追加軟質部と、を備えている。
請求項2に記載のバンパ構造は、請求項1に記載のバンパ構造において、前記バンパリインフォースメントから立設され、前記硬質部の車両後側に配置された立設部を備えた、ことを特徴としている。
請求項3に記載のバンパ構造は、請求項1又は請求項2に記載のバンパ構造において、前記アブソーバは、前記バンパリインフォースメントの2面に接触する、ことを特徴としている。
請求項1に記載のバンパ構造では、車両のバンパの外面にバンパカバーが設けられると共に、バンパリインフォースメントがバンパを補強しており、バンパカバーとバンパリインフォースメントとの間にアブソーバが配置されている。
ここで、アブソーバには軟質部、硬質部及び追加軟質部が設けられており、軟質部はバンパリインフォースメントの車両前側に配置されると共に、硬質部は軟質部に比し硬質にされて軟質部の車両上側に配置され、かつ、追加軟質部は硬質部に比し軟質にされて硬質部の車両前側に配置されている。
このため、車両前側からアブソーバの車両上側部分に荷重が入力された際には、アブソーバの硬質部が荷重を受け止めることで、アブソーバの車両後斜め下方への変形角度(アブソーバの車両前側面の鉛直方向に対する傾斜角度)を小さくすることができ、車両に下方への荷重が作用することを抑制できる。
請求項2に記載のバンパ構造では、バンパリインフォースメントから立設された立設部が、硬質部の車両後側に配置されている。このため、車両前側からアブソーバの車両上側部分に荷重が入力された際には、アブソーバの硬質部が立設部に支持されて荷重を効果的に受け止めることで、アブソーバの車両後斜め下方への変形角度を一層小さくすることができ、車両に下方への荷重が作用することを一層抑制できる。
請求項3に記載のバンパ構造では、アブソーバがバンパリインフォースメントの2面に接触している。このため、車両前側からアブソーバに荷重が入力された際には、アブソーバとバンパリインフォースメントとの位置ズレを抑制できるため、アブソーバの硬質部が荷重を適切に受け止めることで、アブソーバの車両後斜め下方への変形角度を適切に小さくすることができ、車両に下方への荷重が作用することを適切に抑制できる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るバンパ構造10が車両左方から見た断面図(図2の1−1線断面図)にて示されており、図2には、バンパ構造10が適用されて構成された車両12の前部が車両上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、車両上方を矢印UPで示す。
図1及び図2に示す如く、本実施の形態における車両12には、前部上面にフード14が設けられており、フード14は、車両上側の板状のフードアウタ16と、車両下側の板状のフードインナ18と、がそれぞれの外周部分において互いに結合されて構成されている。フード14は、車両後側端を中心として回動可能にされており、これにより、フード14が開閉可能にされている。フードインナ18の車両前側部には、柱状のフードストッパ20が固定されており、フードストッパ20は、ゴム製とされて弾性を有すると共に、フードインナ18から車両下側へ突出している。
車両12の前部内には、車幅方向両側部において、矩形筒状のフロントサイドメンバ22が設けられており、フロントサイドメンバ22は車両前後方向に延在されている。
一対のフロントサイドメンバ22の車両前側部間には、矩形枠状のラジエータサポート24が固定されており、ラジエータサポート24内には、ラジエータ26が固定されている。ラジエータサポート24の車両上側部分は、ラジエータサポートアッパ24Aにされると共に、ラジエータサポート24の車両下側部分は、ラジエータサポートロア24Bにされており、フード14が閉じられる際にフード14のフードストッパ20がラジエータサポートアッパ24Aに当接して弾性変形することで、フード14が閉じられる際の衝撃が緩和される。
ラジエータサポートアッパ24Aとラジエータサポートロア24Bとの間には、車両前側において、断面L字形板状又は断面U字形板状のフードロックブレース28が架け渡されており、フードロックブレース28は、車両上下方向に延在されている。フードロックブレース28の車両上側部分には、長尺板状の延伸部30の車両下側端が結合されており、延伸部30は、フードロックブレース28から車両上側へ延伸されている。
車両12の前側端には、バンパとしてのフロントバンパ32が設けられている。
フロントバンパ32の外面には、板状のバンパカバー34が設けられており、バンパカバー34は、車両上側端がフードロックブレース28の延伸部30の車両上側端に締結固定されると共に、車両下側端がラジエータサポートロア24Bに締結固定されている。バンパカバー34には、車両上下方向中間部において、長尺板状のカバー部36が形成されており、カバー部36は、バンパカバー34から車両前側へ突出すると共に、車両上側部が車両上方へ向かうに従い車両後方へ向かう方向へ傾斜(湾曲)されている。また、バンパカバー34の車両上側部には、グリル部38が組み込まれている。
フロントバンパ32の内部には、長尺矩形筒状のバンパリインフォースメント40が設けられており、バンパリインフォースメント40は、車幅方向へ延在されると共に、一対のフロントサイドメンバ22の車両前側端に固定されて、フロントバンパ32を補強している。バンパリインフォースメント40の内部には、板状の補強板42が所定数(本実施の形態では2つ)設けられており、補強板42は、バンパリインフォースメント40の車両前側壁と車両後側壁との間に架け渡されて、バンパリインフォースメント40を補強している。
バンパリインフォースメント40の車両上側面には、立設部(荷重支持部、補強部)としての長尺板状のリブ44が一体に形成されており、リブ44は、バンパリインフォースメント40の車両上側面の車両前側端を除く任意の位置(本実施の形態では車両後側端)から車両上方へ立設されている。また、バンパリインフォースメント40及びリブ44は、アルミニウム製にされて、押し出し成形によって一体成形されている。
バンパカバー34のカバー部36とバンパリインフォースメント40との間には、エネルギー吸収部材としての矩形柱状のアブソーバ46が設けられており、アブソーバ46は、発泡材によって構成されている。アブソーバ46の車両前側面は、カバー部36の車両前側面に沿って配置されており、アブソーバ46の車両前側面の車両上側部は、車両上方へ向かうに従い車両後方へ向かう方向へ傾斜(湾曲)されている。
アブソーバ46には、バンパリインフォースメント40の車両前側において、略矩形柱状の軟質部48が設けられており、軟質部48は、発泡材の発泡倍率が高くされて、軟質にされている。
アブソーバ46には、軟質部48の車両上側において、略三角柱状の追加軟質部50が設けられており、追加軟質部50は、軟質部48と同様に、発泡材の発泡倍率が高くされて、軟質にされている。
アブソーバ46には、バンパリインフォースメント40の車両上側かつ追加軟質部50の車両後側において、略矩形柱状の硬質部52が設けられており、硬質部52は、軟質部48及び追加軟質部50に比し、発泡材の発泡倍率が低くされて、硬質にされている。
アブソーバ46は、軟質部48及び追加軟質部50と硬質部52とが2色成形されて一体にされており、接触面としての軟質部48の車両後側面、硬質部52の車両下側面及び車両後側面が、それぞれバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面(バンパリインフォースメント40の交差する少なくとも2面)に接触されて固定されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のバンパ構造10では、アブソーバ46に軟質部48、追加軟質部50及び硬質部52が設けられており、軟質部48はバンパリインフォースメント40の車両前側に配置されると共に、追加軟質部50は軟質部48の車両上側に配置され、かつ、硬質部52は追加軟質部50の車両後側に配置されている。
ここで、図3に示す如く、衝突相手としての他車両54のバンパ56が車両12のフロントバンパ32に比し高い位置に配置される場合において、車両12の前面と他車両54とが衝突して、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両54のバンパ56の車両下側部分とが衝突した際には、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両54のバンパ56の車両下側部分とが衝突面Sを傾斜された状態に変形されることで、車両12の前斜め上方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重Fが入力すると共に、他車両54の前斜め下方からバンパ56の車両下側部分に衝突荷重が入力する。この際、車両12において、アブソーバ46の硬質部52が衝突荷重を受け止める(アブソーバ46の変形が硬質部52によって抑制される)ことで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度(アブソーバ46の車両前側面の鉛直方向に対する傾斜角度θ)を小さくすることができ、車両12に下方への衝突荷重Fu(衝突荷重Fの分力)が作用することを抑制できる。
さらに、バンパリインフォースメント40から立設されたリブ44が、硬質部52の車両後側に配置されている。このため、車両12の前斜め上方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重Fが入力された際には、アブソーバ46の硬質部52がリブ44に支持されて衝突荷重を効果的に受け止めることで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度を一層小さくすることができ、車両12に下方への衝突荷重Fuが作用することを一層抑制できる。
しかも、アブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面(バンパリインフォースメント40の交差する少なくとも2面)に接触している。このため、車両12の前斜め上方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重Fが入力された際には、アブソーバ46とバンパリインフォースメント40との位置ズレを抑制できる。これにより、アブソーバ46の硬質部52が衝突荷重を適切に受け止めることで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度を適切に小さくすることができ、車両12に下方への衝突荷重Fuが作用することを適切に抑制できる。さらに、アブソーバ46からバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面へ衝突荷重が伝達されることで、アブソーバ46が吸収する衝突荷重の初期の立ち上がり(衝突荷重の吸収量の増加率)を良好にすることができる。
さらに、バンパカバー34がバンパリインフォースメント40に固定されていない。このため、車両12の前斜め上方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重Fが入力された際には、バンパリインフォースメント40の車両上側壁の変形が抑制されることで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度を更に一層小さくすることができ、車両12に下方への衝突荷重Fuが作用することを更に一層抑制できる。
またここで、図4に示す如く、衝突相手としての他車両58のバンパ60が車両12のフロントバンパ32に比し高い位置に配置される場合において、車両12の前面と他車両58とが衝突して、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両58のバンパ60の車両下側部分とが衝突した際には、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両58のバンパ60の車両下側部分とが衝突面Sを鉛直にされた状態に変形されることで、車両12の前方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重が入力すると共に、他車両58の前方からバンパ60の車両下側部分に衝突荷重が入力する。この際、車両12において、アブソーバ46の硬質部52が衝突荷重を受け止めることで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度(アブソーバ46の車両前側面の鉛直方向に対する傾斜角度)をゼロにすることができ、車両12に下方への衝突荷重(衝突荷重の分力)が作用することを防止できる。これにより、図4の場合も、図3の場合と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、車両12がフロントバンパ32において衝突物(例えば歩行者の脚部等)に前面衝突した際には、アブソーバ46の軟質部48及び追加軟質部50が収縮変形して衝突荷重が吸収される。これにより、フロントバンパ32からの衝突物への衝撃を抑制することができる。
さらに、バンパリインフォースメント40の車両上側面の車両前側端と車両後側端とに対するリブ44の車両前後方向位置と硬質部52の硬度とを調整することで、リブ44及び硬質部52の設置スペースを調整することができて、リブ44及び硬質部52を限られたスペースで配置する等でき、設計自由度を増加させることができる。
また、上述の如く、アブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面(バンパリインフォースメント40の交差する少なくとも2面)に接触している。このため、アブソーバ46とバンパリインフォースメント40(リブ44を含む)との接触面の面積を調整したり(アブソーバ46とバンパリインフォースメント40(リブ44を含む)との接触面に凹凸を設ける場合を含む)、アブソーバ46のバンパリインフォースメント40(リブ44を含む)への配置を調整することで、例えばアブソーバ46の発泡倍率(軟度及び硬度)が適切でなくても、バンパリインフォースメント40(リブ44を含む)及びアブソーバ46を限られたスペースで配置する等でき、設計自由度を増加させることができる。さらに、アブソーバ46をバンパリインフォースメント40(リブ44を含む)に組み付ける場合に、アブソーバ46のバンパリインフォースメント40(リブ44を含む)への位置決めを容易にすることができる。
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るバンパ構造70が車両左方から見た断面図(図1相当図)にて示されている。
本実施の形態に係るバンパ構造70は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図5に示す如く、本実施の形態におけるバンパ構造70では、バンパリインフォースメント40の車両上側面の車両前側端からリブ44が車両上方へ立設されている。
アブソーバ46の硬質部52は、リブ44の車両前側において、半円柱状に設けられている。
アブソーバ46の追加軟質部50は、軟質部48の車両上側における硬質部52の設置位置を除く部分に設けられている。
ここで、図3又は図4と同様に、他車両54、58のバンパ56、60が車両12のフロントバンパ32に比し高い位置に配置される場合において、車両12の前面と他車両54、58とが衝突して、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両54、58のバンパ56、60の車両下側部分とが衝突した際には、車両12のフロントバンパ32の車両上側部分と他車両54、58のバンパ56、60の車両下側部分とが衝突面を傾斜された状態又は鉛直にされた状態に変形されることで、車両12の前斜め上方又は前方からアブソーバ46の車両上側部分に衝突荷重が入力すると共に、他車両54、58の前斜め下方又は前方からバンパ56、60の車両下側部分に衝突荷重が入力する。この際、車両12において、アブソーバ46の硬質部52が衝突荷重を受け止める(アブソーバ46の変形が硬質部52によって抑制される)ことで、アブソーバ46の車両後斜め下方への変形角度(アブソーバ46の車両前側面の鉛直方向に対する傾斜角度)を小さく又はゼロにすることができ、車両12に下方への衝突荷重(衝突荷重の分力)が作用することを抑制又は防止できる。
このため、本実施の形態でも、アブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面及びリブ44の車両前側面の他にバンパリインフォースメント40の車両上側面に接触することによる作用及び効果を除き、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
図6には、本発明の第3の実施の形態に係るバンパ構造80が車両左方から見た断面図(図1相当図)にて示されている。
本実施の形態に係るバンパ構造80は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施の形態におけるバンパ構造80では、バンパリインフォースメント40の車両上側面からリブ44が車両上方へ立設されていない。
アブソーバ46の硬質部52は、バンパリインフォースメント40の車両上側面全体に設けられている。
ここで、本実施の形態でも、バンパリインフォースメント40の車両上側面からリブ44が立設されたことによる作用及び効果を除き、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、上記第1の実施の形態及び第3の実施の形態では、アブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面に接触した構成としたが、アブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面、車両上側面及びリブ44の車両前側面の少なくとも2面に接触した構成(特にアブソーバ46がバンパリインフォースメント40の車両前側面及びリブ44の車両前側面に接触した構成)であればよい。
さらに、上記第1の実施の形態及び第3の実施の形態では、アブソーバ46の追加軟質部50と硬質部52との境界線がバンパリインフォースメント40の車両前側面に対して平行にされた構成としたが、アブソーバ46の追加軟質部50と硬質部52との境界線がバンパリインフォースメント40の車両前側面に対して任意の角度に傾斜された構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、アブソーバ46の追加軟質部50と硬質部52とが一体に設けられた構成としたが、アブソーバ46の追加軟質部50と硬質部52とが別体に設けられた構成としてもよい。この場合、車両12の前面衝突時に追加軟質部50と硬質部52との位置ズレを防止する位置ズレ防止手段(例えば追加軟質部50と硬質部52との結合手段)を設けた構成とするのが好ましい。
本発明の第1の実施の形態に係るバンパ構造を示す車両左方から見た断面図(図2の1−1線断面図)である。 本発明の第1の実施の形態に係るバンパ構造が適用されて構成された車両の前部を示す車両上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るバンパ構造が適用されて構成された車両の前面衝突時を示す車両左方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るバンパ構造が適用されて構成された車両の前面衝突時の別例を示す車両左方から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るバンパ構造を示す車両左方から見た断面図(図1相当図)である。 本発明の第3の実施の形態に係るバンパ構造を示す車両左方から見た断面図(図1相当図)である。
符号の説明
10 バンパ構造
12 車両
32 フロントバンパ(バンパ)
34 バンパカバー
40 バンパリインフォースメント
44 リブ(立設部)
46 アブソーバ
48 硬質部
50 追加軟質部
52 軟質部
70 バンパ構造
80 バンパ構造

Claims (3)

  1. 車両のバンパの外面に設けられたバンパカバーと、
    前記バンパを補強するバンパリインフォースメントと、
    前記バンパカバーと前記バンパリインフォースメントとの間に配置されたアブソーバと、
    前記アブソーバに設けられ、前記バンパリインフォースメントの車両前側に配置された軟質部と、
    前記アブソーバに設けられると共に、前記軟質部に比し硬質にされ、前記軟質部の車両上側に配置された硬質部と、
    前記アブソーバに設けられると共に、前記硬質部に比し軟質にされ、前記硬質部の車両前側に配置された追加軟質部と、
    を備えたバンパ構造。
  2. 前記バンパリインフォースメントから立設され、前記硬質部の車両後側に配置された立設部を備えた、ことを特徴とする請求項1記載のバンパ構造。
  3. 前記アブソーバは、前記バンパリインフォースメントの2面に接触する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバンパ構造。
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