JP2008149468A - 立体モデルの製造方法及び立体モデル製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体モデルの製造方法及び立体モデル製造装置を提供する。
【解決手段】熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを作成する立体モデル製造装置1であって、位置情報を有するドットパターンを有する被加工部材にレーザーを照射するレーザー照射部11と、ドットパターンを撮像するCCDカメラ12と、レーザー照射部11及びCCDカメラ12を被加工部材の変形に追従して移動させるアーム部16と、被加工部材のレーザー照射領域及び照射量を記憶するデータ記憶部13と、データ記憶部13に格納された情報に基づいて、レーザー照射部11、CCDカメラ12、アーム部16を制御するコントローラー14と、を有して構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを作成する立体モデル製造装置1であって、位置情報を有するドットパターンを有する被加工部材にレーザーを照射するレーザー照射部11と、ドットパターンを撮像するCCDカメラ12と、レーザー照射部11及びCCDカメラ12を被加工部材の変形に追従して移動させるアーム部16と、被加工部材のレーザー照射領域及び照射量を記憶するデータ記憶部13と、データ記憶部13に格納された情報に基づいて、レーザー照射部11、CCDカメラ12、アーム部16を制御するコントローラー14と、を有して構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、立体モデルの製造方法及び立体モデル製造装置に関するものである。
近年、三次元CADの普及に伴い、立体形状を作成する三次元造型機が多種開発、発売されている。
しかしながら、それらの三次元造型機は大きなブロックから形状を削りだしたり、UV樹脂を硬化させながら積み上げていく為、曲面パネルの作成には様々な問題があった。例えば、削りだす場合では、母材の大部分が切削されて材料コストがかさむ上、加工時間も長時間を要した。一方、特許文献1には、UV樹脂を積み上げていく方式を用いた技術が開示されている。この技術は、三次元モデルの各断面の像に応じて液晶シャッターを開閉し、紫外線を容器内の紫外線硬化樹脂に照射し、硬化したモデルを引き上げて、その動作を繰り返すことによって三次元モデルを作成するというものである。
特開平6−47821号公報
しかしながら、それらの三次元造型機は大きなブロックから形状を削りだしたり、UV樹脂を硬化させながら積み上げていく為、曲面パネルの作成には様々な問題があった。例えば、削りだす場合では、母材の大部分が切削されて材料コストがかさむ上、加工時間も長時間を要した。一方、特許文献1には、UV樹脂を積み上げていく方式を用いた技術が開示されている。この技術は、三次元モデルの各断面の像に応じて液晶シャッターを開閉し、紫外線を容器内の紫外線硬化樹脂に照射し、硬化したモデルを引き上げて、その動作を繰り返すことによって三次元モデルを作成するというものである。
上述したUV樹脂を積み上げていく方式は、単純な凸面や凹面の形成は可能である。しかしながら、複雑な凹凸が混在した場合には断面が他の部分と繋がっていないことから支柱を必要とする。そのため、支柱を切り離す後加工が不可欠であった。このように、曲面の形成には切断面を研磨したりする加工作業が必要となるため造形工程数が増加してしまうという問題がある。さらに、製造可能な立体モデルの大きさにも制限があった。
また、従来においては、立体モデルの形状を再現する際に金型が用いられてきた。このような金型作成に投じる費用などは、試作費用に掛かるコスト削減の重要な課題になっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単且つ短時間で高精度の立体モデルを作成することのできる立体モデルの製造方法及び立体モデル製造装置を提供することにある。
本発明の立体モデルの製造方法は、熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを製造する立体モデルの製造方法であって、被加工部材の表面に位置情報を有するドットパターンを設ける工程と、ドットパターンからレーザー照射領域を識別し、当該レーザー照射領域にレーザー照射量を制御しながらレーザーを照射する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、被加工部材の表面上の位置を現すドットパターンからレーザー照射領域を識別しながら被加工部材にレーザーを照射することによって、熱収縮性を有する被加工部材を所望の形状に容易に変形することができる。したがって、金型を用いることなく被加工部材を容易に加工することができるので、金型作成等に要する費用や時間を大幅に削減することができる。また、高いエネルギー密度で光照射を行うことができるレーザーを照射することで熱応力が生じ、被加工部材に局部的な変形を与えることができる。これにより、極小の角度の変形まで調整することができるようになって被加工部材を確実に所望とする形状に変形することができる。本発明によれば、熱収縮性を有する被加工部材にレーザーを照射することで所望形状に加工することができるため、従来のような研磨作業等が不要となる。そのため、作業時間が短縮されて歩留まりが向上する。
また、被加工部材に対するレーザー照射量及び収縮量を測定し、レーザー照射量及び収縮量の関係からその変形曲率を求める工程と、被加工部材のレーザー照射領域を決定する工程と、を備えることも好ましい。
このような方法によれば、被加工部材のレーザー照射領域に対してレーザーを所定の照射量で照射することができる。また、変形させたい被加工部材の所定箇所に確実にレーザーを照射させることができるので、所望とする立体モデル形状を忠実に再現することができる。また、熱収縮する被加工部材を用いるので、レーザーを照射することで滑らかな曲線を描くことができる。よって、外観が重視される分野に好適に使用可能である。
このような方法によれば、被加工部材のレーザー照射領域に対してレーザーを所定の照射量で照射することができる。また、変形させたい被加工部材の所定箇所に確実にレーザーを照射させることができるので、所望とする立体モデル形状を忠実に再現することができる。また、熱収縮する被加工部材を用いるので、レーザーを照射することで滑らかな曲線を描くことができる。よって、外観が重視される分野に好適に使用可能である。
また、二つの座標軸を有する直交座標系上に各座標軸に平行に配列される基準線と当該基準線上に配置される複数のドットとから、ドットパターンを構成することも好ましい。
このような構成によれば、基準線とドットの組み合わせからドットパターンを構成するので、被加工部材が変形してもドット同士を容易に識別することができる。これにより、レーザーの照射対象となるドットに確実にレーザーを照射することができる。また、被加工部材の収縮量が確実に管理されて、レーザーの照射量や照射位置の補正を正確に行うことができる。
このような構成によれば、基準線とドットの組み合わせからドットパターンを構成するので、被加工部材が変形してもドット同士を容易に識別することができる。これにより、レーザーの照射対象となるドットに確実にレーザーを照射することができる。また、被加工部材の収縮量が確実に管理されて、レーザーの照射量や照射位置の補正を正確に行うことができる。
また、ドットパターンを、印刷により形成することも好ましい。
このような構成によれば、印刷に用いられたインクを溶剤等によって除去することにより、ドットパターンが残存することを防止することができる。これにより、完成後の立体モデルの外観を良好に仕上げることができる。インクの除去に用いられる溶剤は、被加工部材に影響を与えることのないものが用いられる。
このような構成によれば、印刷に用いられたインクを溶剤等によって除去することにより、ドットパターンが残存することを防止することができる。これにより、完成後の立体モデルの外観を良好に仕上げることができる。インクの除去に用いられる溶剤は、被加工部材に影響を与えることのないものが用いられる。
また、被加工部材に、ドットパターンが設けられたパターンシートを剥離可能に設けることも好ましい。
このような構成によれば、立体モデル形状が完成した後、パターンシートを被加工部材から剥離するだけで良いために、溶剤等を用いたドットパターンのインク除去作業が必要なくなる。これにより、作業工程を削減することができて造形時間を短縮することが可能となる。また、溶剤等を用いないことから、溶剤による被加工部材の影響等を考慮する必要もなくなる。
このような構成によれば、立体モデル形状が完成した後、パターンシートを被加工部材から剥離するだけで良いために、溶剤等を用いたドットパターンのインク除去作業が必要なくなる。これにより、作業工程を削減することができて造形時間を短縮することが可能となる。また、溶剤等を用いないことから、溶剤による被加工部材の影響等を考慮する必要もなくなる。
また、レーザー照射後の被加工部材に、補強用部材を設けることも好ましい。
このような構成によれば、立体モデル造形後の被加工部材を補強することができるので、薄い厚さの被加工部材であってもその強度を格段に向上させることができる。
このような構成によれば、立体モデル造形後の被加工部材を補強することができるので、薄い厚さの被加工部材であってもその強度を格段に向上させることができる。
本発明の立体モデル製造装置は、上記課題を解決するために、熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを作成する立体モデル製造装置であって、位置情報を有するドットパターンを有する被加工部材にレーザーを照射するレーザー照射手段と、ドットパターンを撮像する撮像手段と、レーザー照射手段及び撮像手段を被加工部材の変形に追従して移動させる移動手段と、被加工部材のレーザー照射領域及び照射量を記憶する記憶手段と、当該記憶手段に格納された情報に基づいて、レーザー照射手段、撮像手段、移動手段を制御する制御手段と、を有して構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、被加工部材のレーザー照射領域及び照射量に基づいて、被加工部材に設けられたドットパターンからレーザー照射領域を識別してレーザーを照射することで被加工部材を変形させることができる。このように、被加工部材の表面上の位置を現すドットパターンを検出しながら被加工部材にレーザーを照射することによって、金型を用いることなく被加工部材を所望の形状に容易に変形することができる。これにより、金型等を用いる必要がなくなるため試作費用が大幅に削減される。また、高いエネルギー密度で光照射を行うことができるレーザーを照射することで熱応力が生じ、被加工部材に局部的な変形を与えることができる。これにより、極小の角度の変形まで調整することができるようになって被加工部材を確実に所望とする形状に変形することができる。また、本発明では、レーザー照射手段と撮像手段とが、被加工部材の変形に追従して可動する移動手段によって移動可能となっている。そのため、被加工部材に対するレーザーの入射角度を一定に保つことができるとともに、被加工部材の照射領域に対してレーザーを所定の照射量で照射することができる。よって、レーザーの良好な照射を可能にする。また、熱収縮する被加工部材であることから、レーザーを照射することで滑らかな曲線を描くことができる。よって、外観が重視される分野に好適に使用可能である。
また、レーザーが、YAGレーザー、炭酸ガスレーザーであることも好ましい。
このような構成によれば、炭酸ガスレーザーは連続、パルスとも発振でき、発振効率も高い。また、YAGレーザーはパルス発振において、高いピーク出力が得られる。そのため、被加工部材の加工を精度良く迅速に行うことができる。
このような構成によれば、炭酸ガスレーザーは連続、パルスとも発振でき、発振効率も高い。また、YAGレーザーはパルス発振において、高いピーク出力が得られる。そのため、被加工部材の加工を精度良く迅速に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。図1は、本実施形態の立体モデル製造装置にて加工を施す被加工部材の概略構成図である。図2は、本実施形態の立体モデル製造装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、被加工部材がセットされた立体モデル製造装置のレーザー照射状態を示す説明図である。以下においては、図3に基づいて本実施形態の立体モデル製造装置の説明を行い、図1及び図2を適宜参照するものとする。
本実施形態の立体モデル製造装置1は、レーザーを照射することによって被加工部材2を所望の形状に変形させるものである。ここで用いる被加工部材2は、例えば図1(a)に示すように、PETや塩化ビニル等を用いて形成された強度と延伸性を有する平面視矩形状のシートを芯材3とし、その両面(片面だけでもよい)に同型の熱収縮シート4を貼着してなるものである。熱収縮シート4にはポリエチレン系や塩化ビニル系の熱収縮樹脂を用い、その表面に図1(b)に示すような位置情報を有するドットパターン5が印刷される。このような位置情報を有するドットパターン5を熱収縮シート4上に設けることにより、当該熱収縮シート4が変形した後の座標や傾き等を後述する立体モデル製造装置1の画像処理によって認識できるようになっている。熱収縮シート4を芯材3の両側に設けた場合、ドットパターン5は両方の熱収縮シート4の表面に設けられる。これにより、被加工部材2の厚さ方向における変形が可能となる。
位置情報を有するドットパターン5というのは既に開示されている公知の技術であり、被加工部材2の表面上に印刷技術を用いて形成される。ドットパターン5は、例えば図1(b)に示すように、被加工部材2の表面全体を網羅すべく2つの座標軸(x座標軸,y座標軸)を有する直交座標系上において、x座標軸系に平行に配列される基準線6x、y座標軸系に平行に配列される基準線6y、さらに所定の基準点上に配置されるドット7から構成される。そして、x座標軸に平行な基準線6xとy座標軸に平行な基準線6yとの略交点上にドット7が配置されることによって、1ドット毎にx,y座標が割り当てられる。そして、このように配置された各ドット7の座標が被加工部材2上における位置情報として識別される。
ドットパターン5の形成に用いられるインクには、所定の溶剤によって簡単に除去可能なものが用いられる。この溶剤は、被加工部材2に何ら影響を与えることはなくインクのみを分解除去する。
なお、被加工部材2に直接印刷せず、ドットパターン5を印刷した剥離可能なパターンシートを被加工部材2に貼り付けるようにしても良い。これにより、形成後に被加工部材2からパターンシートを剥がすことで、溶剤等によるドットパターン5の除去作業を省く事ができる。よって作業時間の短縮が図れる。
立体モデル製造装置1は、図2に示すように、レーザー照射部11(レーザー照射手段)、CCDカメラ12(撮像手段)、データ記憶部13(記憶手段)、コントローラー14(制御手段)、被加工部材保持部15、及びアーム部16(移動手段)を備えて構成されている。この立体モデル製造装置1は、CAD等のコンピューター17に接続されており、所望とする立体モデルの画像データが順次送り込まれるようになっている。
レーザー照射部11は、YAGレーザーや炭酸ガスレーザーなどの高エネルギー赤外線(熱を発生する光)を射出する第1光源、エキシマレーザーなどの高エネルギー紫外線(熱を発生しない光)を射出する第2光源、さらにこれら第1光源及び第2光源からの光を集光するレンズを有する。レーザー光は指向性が高いので、レンズで集束させるとパワー密度が向上する。
光源の種類は被加工部材2の材質や厚さ等によって適宜選択され、後述するコントローラー14からの指令により照射量が調整される。レーザー光源は、局所的に高いエネルギー密度で光照射を行うことができるため、微細加工が必要とされる立体モデルの形成には好適である。第1光源及び第2光源は、いずれか一方が駆動している間は他方は消灯している。駆動する光源は適宜選択される。
第1光源を駆動すれば、被加工部材2の局部領域に熱エネルギーを与えることができるので、被加工部材2の変形に用いることができる。一方、第2光源を駆動すれば、被加工部材2の局部領域における樹脂の分子結合を分解する分解エネルギーを与えることができるので、穴あけやトリミングなどの微細加工が可能となる。
CCDカメラ12は、被加工部材2上の少なくとも一部のドットパターン5を撮像する撮像手段として用いられる。レンズの向きは、常にレーザー照射部11によってレーザーが射出されるドット7に対して向けられており、そのドット上にCCDカメラ12の焦点が合わせられるようになっている。ここで、撮像用光源として、被加工部材2上を照明する光照明部を備えていることが好ましい。CCDカメラ12によって撮像された撮像データは、適宜画像修正されてコンピューター17へと送信され、コンピューター17のモニタ画面において被加工部材2のレーザー照射位置(照射対象ドット位置)を確認することも可能である。
アーム部16は、不図示の装置本体から延出する多軸アームにより構成されている。アーム部16は、図3に示すように、装置本体から延出する細棒状の第1アーム16Aと、当該第1アーム16Aに関節部16Bを介して接続される同型の第2アーム16Cとからなり、関節部16Bを中心に第2アーム16Cが第1アーム16Aに対して自在に可動することができる。関節部16Bは、第1アーム16Aの軸周りに回転可能なものであるとともに、第2アーム16Cを第1アーム16Aの半径方向に傾動可能とするものである。また、アーム部16は、装置本体に対しても移動できるようになっている。このような第2アーム16Cの先端にレーザー照射部11とCCDカメラ12とが並設されている。レーザー照射部11及びCCDカメラ12を並設することにより、レーザー照射部11による照射対象ドット7(図1(b)参照)の位置をリアルタイムに確認することができる。
或いは、第1アーム16Aに関節部16Bを介してレーザー照射部11及びCCDカメラ12を直接接続するようにしてもよい。これにより、部材点数が削減されるためコストダウンを図ることができる。
被加工部材保持部15は、被加工部材2を確実に保持可能とするもので、例えば、図3に示すような被加工部材2の厚さ方向を挟持するクランプ等が使用される。或いは被加工部材2を吸着保持するような構成であってもよい。さらに、被加工部材保持部15の数は一つであっても複数であってもよい。レーザーが照射されることによって被加工部材2は逐次変形していくため、その変形に応じて被加工部材2の向きを変えることが可能な構成となっていることが好ましい。
データ記憶部13は、読み出し書き込み可能な記憶媒体である。そして、後述するコントローラー14を介してCAD等のコンピューター17によって作成された立体モデルの画像データの信号を格納する。さらに、CCDカメラ12による照射対象ドット7の焦点距離情報を格納していく。照射対象ドット7の焦点距離情報とは、レーザーを照射する所定ドット7の座標とその座標におけるCCDカメラ12の焦点位置を測定したものである。そして、データ記憶部13に格納される照射対象ドット7の焦点距離情報は随時更新される。これら立体モデルの画像データと照射対象ドット7の焦点距離情報とを統括して格納及び管理するものである。
さらに、データ記憶部13には、予め行われた被加工部材2に対するレーザー照射量、レーザー照射量に応じた収縮量、レーザー照射量及び収縮量における被加工部材2の曲率のデータが格納されている。被加工部材2の種類ごとに、レーザー照射量、収縮量、曲率のデータを格納しておくことによって、被加工部材2の種類に応じた熱エネルギーを与えることができる。また、被加工部材2におけるレーザー照射範囲を決定することができる。
コントローラー14は、レーザー照射部11、CCDカメラ12、アーム部16、及びデータ記憶部13を一括制御する制御手段である。例えば、CCDカメラ12のフォーカス位置合わせ操作を行い、これにより得られた照射対象ドット7の焦点距離情報に基づいて、データ記憶部13に格納されている過去のデータを書き換えを行う。また、コンピューター17から随時送られてくる立体モデルの画像データの信号をデータ記憶部13に格納する。レーザー照射部11の駆動光源の選択を行うと同時にその照射強度等を決定する。また、被加工部材2に対するレーザーの走査方向に応じてアーム部16の移動を行ったりする。
さらに、上記したようなデータ記憶部13に格納されているあらゆる情報をもとにして、レーザー照射部11による照射対象ドット7へのレーザー照射量を決定する。
[立体モデル形成工程]
次に、立体モデル形成工程について説明する。
本実施形態の立体モデル形成工程は加工準備工程と加工工程とに大別される。図4(a)に加工準備工程、図4(b)に加工工程のフローチャートを示す。図4(a),(b)に基づいて各工程の説明を行い、その説明に応じて図1〜図3を適宜参照する。
次に、立体モデル形成工程について説明する。
本実施形態の立体モデル形成工程は加工準備工程と加工工程とに大別される。図4(a)に加工準備工程、図4(b)に加工工程のフローチャートを示す。図4(a),(b)に基づいて各工程の説明を行い、その説明に応じて図1〜図3を適宜参照する。
加工準備工程は、図4(a)に示すように、被加工部材2の種類に応じたレーザー照射量、収縮量、曲率の関係について求める測定調査工程M1と、実際に加工を施す被加工部材2にドットパターン5を形成するドットパターン形成工程M2と、を有する。
測定調査工程M1では、例えば図3(a)に示す被加工部材2の面方向にレーザーの照射位置をずらしながらレーザーを照射することによって、レーザー照射量及び被加工部材2の収縮量の測定を行う。このようにして、被加工部材2に対するレーザー照射量、レーザー照射量に対する被加工部材2の収縮量から被加工部材2の曲率を求めて相関データテーブルを得る。このデータはコンピューター17から立体モデル製造装置1に送出されてデータ記憶部13に格納される。
ドットパターン形成工程M2では、実際に立体モデルの加工を施す被加工部材2の表面上に上述したドットパターン5(図1(b)参照)を形成する。詳細には、被加工部材2の表面全体を網羅すべく2つの座標軸を有する直交座標系上に各座標軸系に平行に配列される基準線6x,6yと、基準点上に配置されるドット7とを印刷技術を用いて形成する。
なお、被加工部材2にドットパターン5を直接形成しない場合には、別途用意したパターンシートの表面上にドットパターン5を印刷する。パターンシートの裏面側は被加工部材2に対して接着可能な接着面となっている。このようなパターンシートを被加工部材2のレーザー照射側の片面上に剥離可能な接着力で接着させる。
加工工程は、図4(b)に示すように、モデリング工程S10、レーザー照射領域決定工程S11、レーザー照射領域情報記憶工程S12、レーザー照射工程S13、ドットパターン除去工程S14、細部加工工程S15、被加工部材補強工程S16を有する。
モデリング工程S10において、図2に示す三次元CAD等のコンピューター17により、例えば図5に示すような所望とする立体モデルの画像データ2’をモデリングする。
モデリング工程S10において、図2に示す三次元CAD等のコンピューター17により、例えば図5に示すような所望とする立体モデルの画像データ2’をモデリングする。
レーザー照射領域決定工程S11では、例えば図6に示すように、モデリング工程S10にて作成した立体モデルの画像データ2’上に、隣接する微小パターンの距離が一定の値以上に広がらないようにマッピングすることで、図6に示すようなレーザーの照射領域19を決定することができる。つまり、画像データ2’上における曲率を有する箇所が少なくともレーザーを照射する領域(範囲)として特定されるのであるが、このとき、隣接する微小パターン同士を所定の値以上離間させないようにすることで所望とする被加工部材の曲率を得ることができる。
なお、一次曲面の場合は、加工準備工程の測定調査工程M1において作成した相関データテーブルを参考にしてレーザー照射領域19を決定する。
レーザー照射領域情報記憶工程S12では、レーザー照射領域19の範囲及び位置等の情報を図2に示すコンピューター17の記憶媒体に記憶する。コンピューター17の記憶媒体に格納されたレーザー照射領域情報は、立体モデル製造装置1のデータ記憶部13へと送出される。
レーザー照射工程S13では、図3に示すように、レーザー照射部11の第1光源を駆動させて被加工部材2に炭酸ガスレーザーやYAGレーザー等のレーザーを照射する。このとき、例えば図7に示すように、被加工部材2に印刷されたドットパターン5とコンピューター17による画像データ2’上のレーザー照射領域19とを照らし合わせ、このCADデータのレーザー照射領域19に対応する被加工部材2の所定箇所にレーザーを照射する。またこの際、測定調査工程M1で得られた被加工部材2の相関データテーブルに基づいてレーザーの照射強度を照射場所に応じて調整する。このようにして、モデリング工程S10にて作成した立体モデルの画像データ2’と同様の形に被加工部材2をレーザー加工する。炭酸ガスレーザーやYAGレーザー等のレーザーを使用することによって、被加工部材を精度良く迅速に加工することができる。
以下にレーザー照射工程S13について詳しく説明する。
図3(a)に示すように、ドットパターン5が印刷された平板状の被加工部材2は、立体モデル製造装置1の被加工部材保持部15にその厚さ方向が挟持されている。被加工部材保持部15に保持されている被加工部材2は、ドットパターン5が印刷された表面がレーザー照射部11の光出射面に対して平行となるよう起立状態となっている。
図3(a)に示すように、ドットパターン5が印刷された平板状の被加工部材2は、立体モデル製造装置1の被加工部材保持部15にその厚さ方向が挟持されている。被加工部材保持部15に保持されている被加工部材2は、ドットパターン5が印刷された表面がレーザー照射部11の光出射面に対して平行となるよう起立状態となっている。
このときレーザー照射部11は、上述したように、被加工部材2の表面に対してレーザー照射部11のレーザー照射面11aが平行となるように、アーム部16の第1アーム16A及び第2アーム16Cが一直線に伸びている。
同図においては、レーザーによる造形過程を分かり易くするために、被加工部材2のレーザー照射箇所を一点鎖線で示し、レーザーの走査方向を矢印で示す。被加工部材2に所定強度のレーザーを照射すると、ドットパターン5が形成されている一方の熱収縮シート4a上のレーザー照射始点Oに、高い熱エネルギーが加えられて急激に加熱される。レーザーの照射時間は非常に短時間であるために、他方の熱収縮シート4b側は熱収縮シート4a側よりも温度上昇が遅い。そのため、被加工部材2の厚さ方向で温度勾配が生じることになる。
すると、熱収縮シート4a側は加熱による熱膨張によって体積が増加するが、熱収縮シート4b側は体積変化が殆ど起こらないために、熱収縮シート4a側の熱膨張による熱収縮シート4b側の圧縮作用が生じる。被加工部材2は一時的に照射側(レーザー照射始点O側)が突出するように変形する。このとき、熱収縮シート4a側の方が熱収縮シート4b側よりも高温になっていることから降伏応力が小さくなっている。そのために、条件によっては熱収縮シート4b側のみが降伏し、圧縮塑性ひずみが生じる。
その後、レーザーを照射する位置を移動してレーザー照射始点Oにレーザーが照射されなくなるとその温度変化から冷却同様の作用が生じ、熱収縮シート4a側が急激に収縮する。すると、今度は熱収縮シート4b側が突出するように変形する。レーザー照射始点Oは、延伸することなく収縮により変形していることから厚みの減少は生じない。
レーザーが照射された箇所は同様の過程を経て熱収縮シート4a側が収縮変形する。そのために、図3(a)の矢印で示す走査方向に沿ってレーザーを照射させていくと、被加工部材2が逐次変形しながら図3(b)に示すような湾曲形状となる。レーザー照射部11は、レーザー照射面11aが被加工部材2の表面に対して常に対向するよう、照射位置が変化するに従い関節部16Bを中心に第2アーム16Cが第1アーム16Aに対して傾動する。このようにして、被加工部材2に対するレーザーの入射角度を一定に保っている。複雑な加工を施す場合には、レーザー照射面11aが被加工部材2の表面に対向するように被加工部材保持部15を可動させてもよい。また、アーム部16全体或いは第1アーム16A、第2アーム16Cが伸縮可能な構成となっていればなお良い。なお、被加工部材2には、図1(a)に示したように、芯材3の両側に熱収縮シート4a,4bが設けられているために、熱収縮シート4a側だけでなく熱収縮シート4b側にもレーザーを照射して被加工部材2を変形させることができる。この場合、被加工部材2を自在に回転保持可能とする被加工部材保持部15であればなお良い。
ドットパターン除去工程S14では、加工された被加工部材2に残ったドットパターン5をインクに応じた溶剤を用いて残らず除去する。また、パターンシートを用いた場合には、被加工部材2上からパターンシートを全て剥離する。ドットパターン5を全て被加工部材2上から除去することによって、造形された立体モデルの外観を良好に仕上げることができる。
細部加工工程S15では、レーザー照射部11の第2光源を駆動させてエキシマレーザー等を照射し、被加工部材2のトリミングや穴開け加工などを行う。微細加工においては、発振波長が紫外領域にあるエキシマレーザーを用いたアブレーション加工が望ましいものとなる。レーザーの波長、パルス幅、パワー密度の組合わせにより、溶融を殆ど生じさせることなく短時間での加工が可能である。波長が紫外領域にあるレーザーは、光子エネルギーが大きいので原子間結合を切断して分子の分解・消滅を低温状態で起こすことができる。これによりミクロンオーダーの加工が可能となる。
被加工部材補強工程S16では、被加工部材2上からドットパターン5を除去した後は、グラスファイバーシート等の補強用部材をエポキシ樹脂等により裏打ちする。補強材を設けることによって、薄い厚さの被加工部材2の強度を格段に向上させることができる。補強材は、熱収縮シート4a,4bのいずれか一方側のみに設けてもよいし、両方に設けるようにしてもよい。
[実施例1]
図8(a)に示すような立体モデル形状(円筒形状)を形成する場合、レーザー照射領域決定工程S11にて画像データ2’上のレーザー照射領域19に対応した被加工部材2の所定領域に第1光源からのレーザーを照射するのであるが、その際、図8(b)の矢印で示すような走査方向にレーザーを往復照射させる。アーム部16は、矢印で示す方向に沿って全体を往復移動しながらレーザーを照射することで1走査処理が終了する。次の走査処理に移行する際には、間接部を中心に第1アーム16Aに対して第2アーム16Cを図8(c)の矢印で示すような回転方向に移動させていく。レーザー照射部11は、被加工部材2に対するレーザー光の入射角が常に一定となるよう、そのレーザー入射面を被加工部材2の表面に対向させた状態で平行移動する。レーザーの照射強度によっては、往復移動させることなくレーザーの照射処理を終了してもよい。これにより図8(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
図8(a)に示すような立体モデル形状(円筒形状)を形成する場合、レーザー照射領域決定工程S11にて画像データ2’上のレーザー照射領域19に対応した被加工部材2の所定領域に第1光源からのレーザーを照射するのであるが、その際、図8(b)の矢印で示すような走査方向にレーザーを往復照射させる。アーム部16は、矢印で示す方向に沿って全体を往復移動しながらレーザーを照射することで1走査処理が終了する。次の走査処理に移行する際には、間接部を中心に第1アーム16Aに対して第2アーム16Cを図8(c)の矢印で示すような回転方向に移動させていく。レーザー照射部11は、被加工部材2に対するレーザー光の入射角が常に一定となるよう、そのレーザー入射面を被加工部材2の表面に対向させた状態で平行移動する。レーザーの照射強度によっては、往復移動させることなくレーザーの照射処理を終了してもよい。これにより図8(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
[実施例2]
図9(a)に示すような立体モデル形状を形成する場合、モデリング工程S10にてコンピューター17により立体モデルの画像データ2’を設計した後、上記同様の造形過程を経て画像データ2’上に曲面の比率に応じた微小パターンをマッピングする。すると、同図に示すように微小パターンが密集してレーザー照射領域19が特定される。画像データ2’上でのレーザー照射領域19を被加工部材2のドットパターン5と照らし合わせ、図9(b)に示す画像データ2’上のレーザー照射領域19に対応した被加工部材2の所定領域に第1光源からのレーザーを照射する。これにより、図9(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
図9(a)に示すような立体モデル形状を形成する場合、モデリング工程S10にてコンピューター17により立体モデルの画像データ2’を設計した後、上記同様の造形過程を経て画像データ2’上に曲面の比率に応じた微小パターンをマッピングする。すると、同図に示すように微小パターンが密集してレーザー照射領域19が特定される。画像データ2’上でのレーザー照射領域19を被加工部材2のドットパターン5と照らし合わせ、図9(b)に示す画像データ2’上のレーザー照射領域19に対応した被加工部材2の所定領域に第1光源からのレーザーを照射する。これにより、図9(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
[実施例3]
図10(a)に示すような立体モデル形状(空洞を有した半円球形状)を形成する場合には、円形状の被加工部材2を用いて、図10(b)の矢印で示す走査方向に沿って中心から外側に向かってレーザーを照射する。これにより図10(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
図10(a)に示すような立体モデル形状(空洞を有した半円球形状)を形成する場合には、円形状の被加工部材2を用いて、図10(b)の矢印で示す走査方向に沿って中心から外側に向かってレーザーを照射する。これにより図10(a)に示すような立体モデル形状が逐次形成される。
以上説明したように、本実施形態の立体モデル製造装置1及び立体モデルの製造方法によれば、熱収縮性を有する被加工部材2の表面にドットパターン5を設けてモデル形状を造形するため、従来の方法で用いられていた削り出し方式に比べ、材料を無駄にすることなく短時間で加工を施すことができる。また、本実施形態の立体モデル製造装置1はUV樹脂等の液体材料を用いる従来の造形装置に比べて構造が単純であり、複雑なモデル形状も簡単に作成することができる。さらに、金型を用いることなく立体モデルを造形できるので、試作費用を大幅に削減することができ歩留まりが向上する。また、大型のパネルに対しても曲面加工を施すことが容易となる。
また、本実施形態の立体モデル製造装置1によれば、ドットパターン5を利用してレーザーを照射させるために、逐次形成における造形過程において、レーザー照射部11にて被加工部材2に逐次変形を与えるべき局部領域を選択的に昇温することができる。照射の際には、所望とする曲面形状の曲率を発生させるために必要な照射量を、予め得られた相関データテーブルに基づいて決定するので極小の角度変形であっても容易に加工を施すことができる。
レーザー照射部11及びCCDカメラ12はアーム部16によって被加工部材2の変形に追従して移動可能とされた構成であるため、被加工部材2に対するレーザーの入射角度は常に一定となる。そのため、レーザーを照射する局部領域に設定された照射量を確実に照射することができて、良好なレーザー照射を可能にしている。
また、本実施形態のドットパターン5は基準線6x,6y及びドット7の組み合わせからなるため、変形中の被加工部材2上の任意のドット位置をCCDカメラ12で容易に検出することができる。つまり、CCDカメラ12で照射対象ドット7を撮像する際、撮像を終えた照射対象ドット7から次の照射対象ドット7の撮像へ移るときにドット7のみのパターンだと、変形した被加工部材2上から探し難い。しかしながら、x座標軸及びy座標軸上にドット7を配置することによって次のドット7を検出し易くなる。
本実施形態においては、被加工部材2をレーザーの熱エネルギーにより収縮変形させるため、シート厚さを変化させることなく滑らかな曲面を有した外観を得ることができる。そのため、オブジェやディスプレイ等の外観が重視される分野にも好適に使用可能である。
以上、本発明の一実施形態としての立体モデル製造装置1及び立体モデルの製造方法を説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、且つ当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上記実施形態においては、立体モデル製造装置1のアーム部16を多軸アームにより構成されるとしたが、CCDカメラ12、レーザー照射部11を、被加工部材に対して所定の条件を保ちながら被加工部材2の変形に追従して移動できるのであればこれに限ったものではない。例えば、屈曲自在なワイヤー等から構成してもよい。
また、上記実施形態においては単なる形状モデルについて説明したが、被加工部材を変形した後に補強用部材を設けることにより、車、バイク等のフェアリング、ウイング等の実用部品として使用することができる。これにより、試作車両、レーシングマシン等の開発期間を大幅に短縮することが可能となる。
また、上述した測定調査工程M1は毎回行う必要はなく、同様の材質、厚さ等からなる被加工部材を同様のデザインモデルに加工する場合には、同じデータを使用することで作業の効率化を図ることができる。また、測定調査工程M1において得られる相関データを被加工部材の種類ごとに、予め立体モデルの製造装置1のデータ記憶部12、或いはコンピューター17の記憶媒体に格納しておいてもよい。
1…立体モデル製造装置、2…被加工部材、2’…画像データ、3…芯材、4…熱収縮シート、5…ドットパターン、6x,6y…基準線、7…ドット、11…レーザー照射部(レーザー照射手段)、11a…レーザー照射面、12…CCDカメラ(撮像手段)、13…データ記憶部(記憶手段)、14…コントローラー(制御手段)、15…被加工部材保持部、16…アーム部(移動手段)、16A…第1アーム、16B…関節部、
16C…第2アーム、17…コンピューター
16C…第2アーム、17…コンピューター
Claims (8)
- 熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを製造する立体モデルの製造方法であって、
前記被加工部材の表面に位置情報を有するドットパターンを設ける工程と、
前記ドットパターンからレーザー照射領域を識別し、当該レーザー照射領域にレーザー照射量を制御しながらレーザーを照射する工程と、を備えたことを特徴とする立体モデルの製造方法。 - 前記被加工部材に対するレーザー照射量及び収縮量を測定し、前記レーザー照射量及び前記収縮量の関係からその変形曲率を求める工程と、
前記被加工部材の前記レーザー照射領域を決定する工程と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の立体モデルの製造方法。 - 二つの座標軸を有する直交座標系上に各座標軸に平行に配列される基準線と当該基準線上に配置される複数のドットとから、前記ドットパターンを構成することを特徴とする請求項1または2に記載の立体モデルの製造方法。
- 前記ドットパターンを印刷により形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の立体モデルの製造方法。
- 前記被加工部材に、前記ドットパターンが設けられたパターンシートを剥離可能に設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の立体モデルの製造方法。
- レーザー照射後の前記被加工部材に、補強用部材を設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の立体モデルの製造方法。
- 熱収縮性を有する被加工部材を用いて立体モデルを作成する立体モデル製造装置であって、
位置情報を有するドットパターンを有する被加工部材にレーザーを照射するレーザー照射手段と、
前記ドットパターンを撮像する撮像手段と、
前記レーザー照射手段及び前記撮像手段を前記被加工部材の変形に追従して移動させる移動手段と、
前記被加工部材のレーザー照射領域及び照射量を記憶する記憶手段と、
当該記憶手段に格納された情報に基づいて、前記レーザー照射手段、前記撮像手段、前記移動手段を制御する制御手段と、を有して構成されていることを特徴とする立体モデル製造装置。 - 前記レーザーが、YAGレーザー、炭酸ガスレーザーであることを特徴とする請求項7に記載の立体モデル製造装置。
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---|---|---|---|
JP2006336863A JP2008149468A (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 立体モデルの製造方法及び立体モデル製造装置 |
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- 2006-12-14 JP JP2006336863A patent/JP2008149468A/ja not_active Withdrawn
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