JP2008147793A - マイクロホンコネクタおよびマイクロホン - Google Patents

マイクロホンコネクタおよびマイクロホン Download PDF

Info

Publication number
JP2008147793A
JP2008147793A JP2006329932A JP2006329932A JP2008147793A JP 2008147793 A JP2008147793 A JP 2008147793A JP 2006329932 A JP2006329932 A JP 2006329932A JP 2006329932 A JP2006329932 A JP 2006329932A JP 2008147793 A JP2008147793 A JP 2008147793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
microphone
pin
case
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006329932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4919784B2 (ja
Inventor
Yutaka Akino
裕 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2006329932A priority Critical patent/JP4919784B2/ja
Publication of JP2008147793A publication Critical patent/JP2008147793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4919784B2 publication Critical patent/JP4919784B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】半田付けが必要な個所を少なくして、半田付けを要因とするコネクタピンの変位を低減することができるマイクロホンを得る。
【解決手段】マイクロホンケース内にマイクロホンユニットと、マイクロホンコネクタ4を有し、マイクロホンコネクタ4は、マイクロホンケースに一体に設けられケーブルコネクタが挿入される円筒状のコネクタケース6と、コネクタケース6内に固定されたピンインサート5を有し、ピンインサート5は、コネクタケース6内に固定されるベース7と、ベース7を貫通した状態でベース7と一体に保持される複数のコネクタピン11,12,13を有し、少なくとも一つのコネクタピンの端部はマイクロホンケースに内蔵されている回路基板3の回路パターンに導電布41,42,42を介し接触してコネクタピンが回路基板3の回路パターンに電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロホンコネクタおよびこのコネクタを有するマイクロホンに関するもので、特に、高周波電流がマイクロホン内部に侵入することを防止するシールド部材とコネクタピンとの電気的結合構造、さらにはマイクロホンコネクタ部分に内蔵されている回路基板とコネクタピンとの電気的結合構造に特徴を有するものである。
マイクロホンによって変換された音声信号は、平衡シールドケーブルによってマイクロホン本体から外部に出力される。マイクロホンと平衡シールドケーブルは、例えば、3ピンタイプのマイクロホンコネクタによって着脱することができるようになっている。マイクロホンコネクタは、例えば、EIAJ RC−5236[音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ](非特許文献1参照)で規定されているコネクタのように、規格化されたものが一般に用いられる。
図6は、上記規格化されたコネクタのうちマイクロホン側コネクタ(以下「マイクロホンコネクタ」という)を備えたマイクロホンの例を示す。図6において、円筒形状のマイクロホンケース1の前端部(図6において左端部)内方にはマイクロホンユニット2が組み込まれている。マイクロホンユニット2は音波を受けて電気的な音声信号に変換するものである。マイクロホンケース1内には回路基板3が内蔵されていて、上記音声信号は、回路基板3に組み込まれているインピーダンス変換器でインピーダンス変換され、さらには増幅などの適宜の信号処理が行なわれるようになっている。マイクロホンケース1の後端部内周側に上記規格化されたマイクロホンコネクタ4が組み込まれている。
非特許文献1に記載されている規格化されたマイクロホンコネクタ4は雄型のコネクタで、ピンインサート5が円筒形状のコネクタケース6内に配置され、ピンインサート5とコネクタケース6がねじ9で結合されている。コネクタケース6の周壁にはネジ9を回転させるドライバを挿入するための丸孔が形成されている。
図7乃至図11は上記ピンインサート5を示す。図7乃至図11において、ピンインサート5は絶縁材料、例えば成形樹脂からなるベース7と、ベース7を厚さ方向に貫通しかつベース7に一体に設けられた3本のコネクタピン11,12,13を有してなる。ベース7は外周がコネクタケース6の内周に沿った円柱状に形成され、外周面から半径方向中心に向かってねじ孔8が形成されている。ベース7はコネクタケース6の奥側の端部にあり、かつ、上記ねじ孔8にねじ込まれているねじ9とコネクタケース6の上記丸孔とが対応した位置関係になっていて、コネクタケース6の丸孔からドライバを挿入してねじ9を回転させることができるようになっている。ねじ9はベース7の外周面から半径方向外方に突出し、ねじ9の肩に相当する部分がコネクタケース6の内周面に当たり、ベース7のねじ8の挿入部とは反対側の外周部がコネクタケース6の内周面に押し当てられることにより、ピンインサート5がコネクタケース6内に固定されている。
マイクロホンコネクタ4の部分には、上記ベース7の外側の面すなわち図6において右側の面に密着させて円形状の回路基板10が配置され、回路基板10を覆うようにしてシールドケース14が固定されている。回路基板10には所定の回路パターンが形成され、回路パターンの所定の半田付けランドにダイオード、コンデンサーなどの回路部品が半田付けされている。上記3本のコネクタピン11,12,13は回路基板10を貫通していて、各コネクタピン11,12,13は回路基板10の貫通位置において回路基板10の所定の回路パターンに半田付けされている。上記シールドケース14は、扁平な皿状に形成されていて、回路基板10に実装されている回路部品を覆っている。上記3本のコネクタピン11,12,13はシールドケース14を貫通している。3本のコネクタピン11,12,13のうち1本のコネクタピン11はアース用のピンで、シールドケース14の孔に嵌合するとともに、このコネクタピン11とシールドケース14とが半田18で電気的に接続されている。他の2本のコネクタピン12,13は音声信号用のピンで、シールドケース14に形成されている貫通孔から離間している。上記コネクタピン11は回路基板10のアースパターンを経由してコネクタケース6、マイクロホンケース1に接続され、また、マイクロホンコネクタ4に結合されるケーブルコネクタを介してマイクロホンケーブルのシールド線に接続される。上記ベース7の外周部には、コネクタケース6に対するピンインサート5の回転方向の位置を定めてピンインサート5を固定するためのガイド突起15が一体に形成されている。
以上説明したように、マイクロホンコネクタ4においては、外部からの高周波電流がマイクロホン内に進入しないように、シールドケース14がピンインサート5のベース7の一端面に被せられ、アース用のコネクタピン11がシールドケース14と半田付けによって電気的に接続されている。かかる構成は特許文献1、特許文献2にも記載されている。
日本電子工業会規格 EIAJ RC5236 音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ 特開2005−94575号公報 特開2005−311752号公報
従来のマイクロホンコネクタにおいては、接地用のコネクタピンとシールドケースを半田付けし、さらにはコネクタピンとコネクタ部の回路基板とを半田付けするようになっていて、このような構成を改善する必要があることがわかった。すなわち、半田は固まるときに体積が減り(「減容」という)、これによって半田付けした対象を引き付ける力が働く。この引き付け力は、半田の量や半田付けする部分の形状などの諸条件によってばらつく。上記マイクロホンコネクタの例のような、接地用のコネクタピン11とシールドケース14の半田付け部分では、半田18の硬化による引き付け力でコネクタピン11を傾ける応力が働く。これに加えて、半田付けの熱が樹脂などの絶縁体からなるベース7に伝達され、ベース7が軟化してコネクタピンの保持力が緩み、上記応力によって容易に傾いてしまう。特に、今日では環境保全の観点から半田の無鉛化が進み、無鉛の半田は融点が高いことから、半田付け部分を高温で長時間熱する必要がある。このことがコネクタピンを傾かせる一因ともなっている。
さらに、前述のような高周波電流の侵入を阻止する構造のマイクロホンコネクタにおける半田付けに着目すると、コネクタを組み立てる際に、
(1)回路基板10にダイオード、コンデンサーなどの回路部品を半田付けする。
(2)回路基板10とそれぞれのコネクタピンを半田付けする。
(3)接地用のコネクタピン11とシールドケース14を半田付けする。
というように3工程の半田付けがある。さらに、各コネクタピンをマイクロホンの所定の回路と電気的に接続するための半田付けもある。
上記ベース7は、その素材として耐熱性のある樹脂、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)が用いられているが、上記のように3工程にわたって高温で長時間の半田付けが行なわれると、耐熱性のある樹脂であっても、これに圧入されているコネクタピンの保持力が緩み、コネクタピンが変位する。このようなコネクタピンの緩み方、前記応力のかかり方、熱のかかり方は一定ではないため、コネクタピンの変位がばらつき、マイクロホンコネクタに対するケーブルコネクタの挿抜力がばらつくという不具合があり、さらには、ケーブルコネクタを差し込むことができないという不具合を生じることもある。
本発明は、以上のような従来の問題点を解消し、半田付けが必要な個所を少なくすることによって、半田付けを要因とするコネクタピンの変位を低減することができるマイクロホンコネクタおよびこれを有するマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明にかかるマイクロホンコネクタは、マイクロホンケースと一体に設けられケーブル側コネクタが挿入される円筒状のコネクタケースと、コネクタケース内に固定されるピンインサートを有し、ピンインサートは、コネクタケース内に固定されるベースと、このベースを貫通した状態で上記ベースと一体に保持されている複数のコネクタピンを有し、上記コネクタピンの少なくとも一つは一端部がローレット加工部になっていて、このローレット加工部が、上記ベースの端面に配置されているシールドケースの孔に圧入されてシールドケースと電気的に接続されていることを最も主要な特徴とする。
ローレット加工部がシールドケースの孔に圧入されているコネクタピンは接地用のコネクタピンである。
接地用のコネクタピン以外のコネクタピンの一端部もローレット加工部になっていて、このローレット加工部を回路基板に圧入し、ローレット加工部が回路基板の所定の回路パターンに電気的に接続されるように構成するとなおよい。
複数のコネクタピンの少なくとも一つはローレット加工部が、シールドケースの孔に圧入されてシールドケースと電気的に接続されているため、半田付けしなくてもコネクタピンとシールドケースの導通を図ることができ、半田付けによるベースの加熱量が軽減される。
他のコネクタピンの一端部もローレット加工し、このローレット加工部が回路基板の所定の回路パターンに電気的に接続されるように構成することにより、コネクタピンに対する半田付け個所をさらに減らすことができ、半田付けによるベースの加熱量がさらに軽減される。このようにして、半田付けを要因とするコネクタピンの変位を少なくすることができ、ケーブルコネクタの着脱が円滑で、接触状態を安定に保持することができるマイクロホンコネクタおよびこれを備えたマイクロホンを提供することができる。
以下、本発明にかかるマイクロホンコネクタおよびマイクロホンの実施例について図面を参照しながら説明する。本発明にかかるマイクロホンコネクタおよびマイクロホンの実施例は、図6乃至図11に示す従来のマイクロホンコネクタおよびマイクロホンの例と同じ構成部分を多く備えているので、同じ構成部分には共通の符号を付した。
本発明にかかるマイクロホンも、図6に示す従来例と同様に、円筒形状のマイクロホンケース1を備え、マイクロホンケース1の前端部内方にはマイクロホンユニット2が、マイクロホンケース1の後端部内周側には前述のように規格化されたマイクロホンコネクタ4が組み込まれている。マイクロホンユニット2は音波を受けて電気的な音声信号に変換するものである。マイクロホンケース1内には回路基板3が内蔵されていて、上記音声信号は、回路基板3に組み込まれているインピーダンス変換器でインピーダンス変換され、さらには増幅などの適宜の信号処理が行なわれて出力されるようになっている。この出力信号は、マイクロホンコネクタ4から、これに結合されているケーブルコネクタおよびケーブルを経由して外部の所定の回路ないしは装置に伝達されるようになっている。
上記マイクロホンコネクタ4は、従来例と同様に、ピンインサート5が円筒形状のコネクタケース6内に配置され、ピンインサート5とコネクタケース6がねじ9で結合されている。コネクタケース6の周壁にはネジ9を回転させるドライバを挿入するための丸孔が形成されている。
図1乃至図4は上記ピンインサート5を詳細に示す。図1乃至図4において、ピンインサート5は絶縁材料、例えば成形樹脂からなるベース7と、ベース7を厚さ方向に貫通した状態でベース7に一体に設けられた3本のコネクタピン11,12,13を有してなる。ベース7は外周がコネクタケース6の内周に沿った円柱状に形成され、外周面から半径方向中心に向かってねじ孔8が形成されている。ベース7はコネクタケース6の奥側の端部にあり、かつ、上記ねじ孔8にねじ込まれているねじ9とコネクタケース6の上記丸孔とが対応した位置関係になっていて、コネクタケース6の丸孔からドライバを挿入してねじ9を回転させることができるようになっている。ねじ9はベース7の外周面から半径方向外方に突出し、ねじ9の肩に相当する部分がコネクタケース6の内周面に当たり、ベース7のねじ8の挿入部とは反対側の外周部がコネクタケース6の内周面に押し当てられることにより、ピンインサート5がコネクタケース6内に固定されている。
マイクロホンコネクタ4内には、上記ベース7の奥側の面すなわち図6において左側(図4では右側)の面に密着させて円形状の回路基板10が配置され、回路基板10を覆うようにしてシールドケース14が固定されている。回路基板10には所定の回路パターンが形成され、回路パターンの所定の半田付けランドにダイオード、コンデンサーなどの回路部品が半田付けされている。上記3本のコネクタピン11,12,13は回路基板10を貫通していて、各コネクタピン11,12,13は回路基板10の貫通位置において回路基板10の所定の回路パターンに電気的に接続されている。
上記3本のコネクタピン11,12,13の形状と、シールドケース14および回路基板10に対する上記3本のコネクタピン11,12,13の結合関係に本願発明の特徴がある。図5は3本のコネクタピン11,12,13のうちコネクタピン11を示しているが、他の2本のコネクタピン12,13も同様の形状に形成されている。図5において、コネクタピン11の一端部、より具体的には、ベース7を境にしてケーブルコネクタが結合される側とは反対側の端部の外周面にローレット加工部11aが形成されている。ローレット加工はナーリング(Knurling)ともいい、コネクタピン11の外周面に、凸条と凹溝を周方向に交互に形成するものである。コネクタピン11のローレット加工部11aは、上記凸条と凹溝がコネクタピン11の中心軸線と平行に並んで形成されている。図1乃至図4に示す実施例では、他の2本のコネクタピン12,13も、コネクタピン11のローレット加工部11aと同じ方の端部にローレット加工部12a、13aが形成されている。
前記シールドケース14は、扁平な皿状に形成されていて、回路基板10に実装されている回路部品を覆っている。上記3本のコネクタピン11,12,13はシールドケース14に形成されている個別の孔を貫通している。3本のコネクタピン11,12,13のうち1本のコネクタピン11はアース用のピンで、そのローレット加工部11aがシールドケース14の孔に圧入されることにより、このコネクタピン11とシールドケース14とが強く当たって電気的に接続されている。シールドケース14の孔は円形の孔でよく、この孔の径はローレット加工部11aの最大外径よりも小さくして、ローレット加工部11aがシールドケース14の孔の周縁部に食い込むようにし、双方の接触面積を増大させている。シールドケース14の孔は上記ローレット加工部11aの断面形状と相似形とし、ローレット加工部11aの断面の寸法よりも小さめにしてもよい。このようにして、コネクタピン11とシールドケース14は物理的にかつ直接的に接合されて電気的に接続されているため、双方を半田付けする必要はない。上記コネクタピン11は回路基板10のアースパターンにも電気的に接続され、アースパターンを経由してコネクタケース6、マイクロホンケース1に接続され、また、マイクロホンコネクタ4に結合されるケーブルコネクタを介してマイクロホンケーブルのシールド線に接続される。
他の2本のコネクタピン12,13は音声信号用のピンで、そのローレット加工部12a、13aはシールドケース14に形成されている貫通孔から離間している。すなわち、この各貫通孔の径は、上記ローレット加工部12a、13aの最大外径よりも大きく形成されている。上記3本のコネクタピン11,12,13のローレット加工部11a,12a、13aは、前記回路基板10の貫通孔に圧入されている。これらの貫通孔は円形の孔でよく、この孔の径はローレット加工部11a、12a、13aの最大外径よりも小さくして、ローレット加工部11a、12a、13aが回路基板10の孔の周縁部に食い込むようにして、双方の接触面積を増大している。回路基板10の上記各孔は上記ローレット加工部11a、12a、13aの断面形状と相似形とし、コネクタピン11、12,13の断面の寸法よりも小さめにしてもよい。上記ローレット加工部11a、12a、13aは、回路基板10の上記各孔の周縁部に形成されている所定の回路パターンに食い込んで強く当たり、これらの回路パターンとコネクタピン11,12,13が物理的にかつ直接的に接合されて電気的に接続されている。このようにして回路パターンとコネクタピン11,12,13が電気的に接続されるため、回路基板10の回路パターンとコネクタピン11,12,13を半田付けする必要はない。
上記ベース7の外周部には、コネクタケース6に対するピンインサート5の回転方向の位置を定めてピンインサート5を固定するためのガイド突起15が一体に形成されている。
以上説明したマイクロホンコネクタの実施例によれば、コネクタピン11はシールドケース14に直接的に電気的に接合される。加えて、3本のコネクタピン11,12,13は、回路基板10の回路パターンに直接的に電気的に接合される。そのため、コネクタピン11,12,13と、シールドケース14、回路基板10の回路パターン相互間を半田付けする必要はない。コネクタピン11,12,13に対して半田付けする必要があるのは、コネクタピン12,13の奥側の端をマイクロホンの内部回路と接続する場合だけである。その場合も、加熱する部位はコネクタピンの奥側の端であってベース7から軸方向に離れた位置であるから、ベース7への熱の伝達量が少なく、ベース7によるコネクタピンの保持力が緩むことがなく、コネクタピンが変位することはない。また、半田付けに要する電力消費量を軽減できる効果もある。
コネクタピンに形成するローレット加工部は、中心軸線と平行の平目ローレットにするとよい。こうすることによって、コネクタピンを回路基板10あるいはシールドケースに対して軸線方向に押し付けて圧入するのが容易になる。
コネクタピン11,12,13を圧入する回路基板10の孔を、コネクタピン11,12,13の位置に対して偏心させるとよい。こうすることによって、コネクタピン11,12,13の回路基板10に対する押圧力が強くなり、各コネクタピンと回路基板の回路パターンとの電気的接続がより確実かつ安定になる。
必ずしも複数のコネクタピンの全てにローレット加工部を設ける必要はなく、少なくとも接地用のコネクタピン11のみにローレット加工部を設けても、所期の目的を達成することができる。接地用のコネクタピン11とシールドケース14との半田付け、さらにはコネクタピン11と回路基板10の所定の回路パターンとの半田付けを省略できるからである。
以上説明した実施例にかかるマイクロホンコネクタ4を、図6に示すようなマイクロホンユニット2などを内蔵したマイクロホンケース1に組み込むことにより、上に説明したような効果を得ることができるマイクロホンを提供することができる。
本発明にかかるマイクロホンコネクタに用いるピンインサートの例を示す平面断面図である。 上記ピンインサートの右側面図である。 上記ピンインサートの左側面図である。 上記ピンインサートの正面断面図である。 上記ピンインサートを構成するコネクタピンの一つを示す、(a)は一部断面正面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。 本発明にかかるマイクロホンコネクタを適用して本発明にかかるマイクロホンとすることができるマイクロホンの例を示すもので、(a)は平面方向から見た縦断面図、(b)は正面方向から見た縦断面図である。 従来のマイクロホンコネクタに用いられているピンインサートの例を示す平面図である。 上記従来のピンインサートの右側面図である。 上記従来のピンインサートの左側面図である。 上記従来のピンインサートの正面断面図である。 上記従来のピンインサートを、シールドケースを取り除いた状態で示す右側面図である。
符号の説明
1 マイクロホンケース
2 マイクロホンユニット
3 回路基板
4 マイクロホンコネクタ
5 ピンインサート
6 コネクタケース
7 ベース
8 ねじ孔
9 ねじ
10 回路基板
11 コネクタピン
12 コネクタピン
13 コネクタピン
14 シールドケース
11a ローレット加工部
12a ローレット加工部
13a ローレット加工部

Claims (6)

  1. マイクロホンケースと一体に設けられケーブル側コネクタが挿入される円筒状のコネクタケースと、コネクタケース内に固定されるピンインサートを有し、
    ピンインサートは、コネクタケース内に固定されるベースと、このベースを貫通した状態で上記ベースと一体に保持されている複数のコネクタピンを有し、
    上記コネクタピンの少なくとも一つは一端部がローレット加工部になっていて、このローレット加工部が、上記ベースの端面に配置されているシールドケースの孔に圧入されてシールドケースと電気的に接続されているマイクロホンコネクタ。
  2. ローレット加工部がシールドケースの孔に圧入されているコネクタピンは接地用のコネクタピンである請求項1記載のマイクロホンコネクタ。
  3. 接地用のコネクタピン以外のコネクタピンの一端部もローレット加工部になっていて、このローレット加工部はシールドケースに接触しないようにシールドケースの孔から離間してこの孔を貫通している請求項2記載のマイクロホンコネクタ。
  4. 接地用のコネクタピン以外のコネクタピンのローレット加工部は、ベースの一端面側に配置されている回路基板を貫通した状態で回路基板に圧入され、回路基板に形成されている所定の回路パターンに電気的に接続されている請求項3記載のマイクロホンコネクタ。
  5. ローレット加工部は、コネクタピンの周方向に交互に形成されている凸条と凹溝がコネクタピンの中心軸線と平行に並んでいる請求項1〜4のいずれかに記載のマイクロホンコネクタ。
  6. マイクロホンケース内にマイクロホンユニットとマイクロホンコネクタが組み込まれているマイクロホンであって、上記マイクロホンコネクタは請求項1〜5のいずれかに記載されているマイクロホンコネクタであるマイクロホン。
JP2006329932A 2006-12-06 2006-12-06 マイクロホンコネクタおよびマイクロホン Expired - Fee Related JP4919784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329932A JP4919784B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 マイクロホンコネクタおよびマイクロホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329932A JP4919784B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 マイクロホンコネクタおよびマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008147793A true JP2008147793A (ja) 2008-06-26
JP4919784B2 JP4919784B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=39607515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006329932A Expired - Fee Related JP4919784B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 マイクロホンコネクタおよびマイクロホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4919784B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014073811A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Toyota Motor Corp 電気自動車

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11166554A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Nippon Piston Ring Co Ltd 小型ユニバーサルジョイント
JPH11185845A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Matsushita Electric Works Ltd 端子装置
JP2005094575A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Audio Technica Corp マイクロホンの出力コネクタ
JP2005311752A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Audio Technica Corp マイクロホンの出力コネクタ
JP2006074150A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Audio Technica Corp マイクロホンおよびマイクロホン用シールド部品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11166554A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Nippon Piston Ring Co Ltd 小型ユニバーサルジョイント
JPH11185845A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Matsushita Electric Works Ltd 端子装置
JP2005094575A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Audio Technica Corp マイクロホンの出力コネクタ
JP2005311752A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Audio Technica Corp マイクロホンの出力コネクタ
JP2006074150A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Audio Technica Corp マイクロホンおよびマイクロホン用シールド部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014073811A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Toyota Motor Corp 電気自動車

Also Published As

Publication number Publication date
JP4919784B2 (ja) 2012-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170271823A1 (en) Electrcial connector with middle shielding plate contacting upper and lower contacts
JP4382834B2 (ja) 回路基板用同軸電気コネクタ
JP5191910B2 (ja) マイクロホンの出力コネクタ
US20060261474A1 (en) Electrical connector with printed circuit board
JP6677295B2 (ja) コネクタ、コネクタセット及びコネクタの製造方法
JP6797654B2 (ja) 電子部品及び撮像装置
US20160233620A1 (en) Cable connector assembly having internal metallic shield
JP4381258B2 (ja) マイクロホンコネクタ
JP4919785B2 (ja) マイクロホン
JP6677351B2 (ja) 基板実装型同軸コネクタ
JP4919784B2 (ja) マイクロホンコネクタおよびマイクロホン
US7435096B2 (en) RF connector assembly having improved connecting member
JP2006140864A (ja) コンデンサマイクロホンの出力コネクタ
JP5777293B2 (ja) コンデンサーマイクロホン
JP2010146836A (ja) ケーブル取付方法
JP4808141B2 (ja) マイクロホンコネクタおよびこれを備えたマイクロホン
JP5586054B2 (ja) マイクロホンのコネクタ
JP2019012635A (ja) コネクタ
JP4227155B2 (ja) コネクタ
JP2008205545A (ja) マイクロホン用出力コネクタおよびコンデンサマイクロホン
JP2007324806A (ja) コンデンサマイクロホンの出力コネクタ
JP4806692B2 (ja) ジャック
JP2008098126A (ja) Smb型高周波コネクタおよびその製造方法
JP2015220516A (ja) マイクロホンのコネクタ、マイクロホン、マイクロホンのコネクタの生産方法
JP2006121294A (ja) コンデンサマイクロホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120131

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees