JP2008147478A - 半導体集積回路とその設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】論理変更の自由度を高くする。
【解決手段】所定の領域に複数種類の機能セルを回路接続情報に基づき配置配線することにより半導体集積回路を生成する半導体集積回路の設計方法において、配線の変更により複数の論理を実現可能な補助セルを1種類以上用意し、前記回路接続情報に含まれる少なくとも1つ以上の前記機能セルを、前記機能セルと等しい論理を実現できる前記補助セルと置き換え、前記回路接続情報に基づき配置配線を行い、前記配置配線後の前記所定の領域の未使用領域に配置可能な任意の前記補助セルを1つ以上配置し、前記回路接続情報に変更があった場合、前記所定の領域に配置された前記補助セルを使う。
【選択図】図1
【解決手段】所定の領域に複数種類の機能セルを回路接続情報に基づき配置配線することにより半導体集積回路を生成する半導体集積回路の設計方法において、配線の変更により複数の論理を実現可能な補助セルを1種類以上用意し、前記回路接続情報に含まれる少なくとも1つ以上の前記機能セルを、前記機能セルと等しい論理を実現できる前記補助セルと置き換え、前記回路接続情報に基づき配置配線を行い、前記配置配線後の前記所定の領域の未使用領域に配置可能な任意の前記補助セルを1つ以上配置し、前記回路接続情報に変更があった場合、前記所定の領域に配置された前記補助セルを使う。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体集積回路の設計方法及びそのような半導体集積回路の設計方法によって設計された半導体集積回路に関する。
近年の製品の小型化、低消費電力化の要求に対し、半導体集積回路の設計においては、微細化技術及び高集積技術も伴って、従来では複数のチップから構成されていた複雑かつ高度な機能を複数のマクロセルにおいて実現することが可能となり、図4に示すように、これらのマクロセルを1チップに集約させたICの実現が一般的となっている。
その手法の一つであるエンベデッドアレイ方式においては、最初にシステム設計を行い、ロジック部のゲート数、及び搭載するマクロセル(RAM、ROM、PLLなど)を決定したのち、マクロセルが配置されない領域にはゲートアレイのベーシックセルのような基本セルを規則的に配列してベースバルクと呼ばれる下地部分の構成を行う。その後、この必要なマクロセルと基本セルから構成されるベースバルクについて、配線工程前まで製造を進める。この製造作業と並行して、ゲートアレイと同様にロジック部の回路設計〜配線工程〜ポストシミュレーションを行い、設計作業を終了したのちに配線工程の製造を行い、チップを完成させる。このように、エンベデッドアレイ方式では、製造工程の一部と設計作業を同時期に行うことで、開発期間の短縮が実現可能である。
エンベデッドアレイ方式の利点としては、さらに、論理修正に対する自由度が上げられる。ポストシミュレーション過程において論理修正が必要となった場合には、ロジック部を構成するための基本セルの配列上において、同一ベースバルクで構成される他の機能セルへの変更及びそれに伴う接続情報及び配線の変更を行うことにより、下地部分を作り直すことなく、配線工程のみの修正にて、機能変更を行うことが可能である。
またはサンプル作成後の動作評価ののちに論理修正が必要となった場合においても、ロジック部の変更によって所定の問題を解決できる場合には、前述のポストシミュレーション過程における論理修正と同様に、下地部分を変更することなく論理の変更を行うことができるため、配線工程のやり直しのみで対応可能であり、開発期間の短縮及び開発コストの低減を実現できる。
一方、スタンダードセル方式は、白紙状態のウェハに予め用意された機能セルを配置・配線する方式であり、各機能セルは固有のバルク構造を持つことから、エンベデッドアレイ方式やゲートアレイに比べ、高集積化、高速化、低消費電力化等の効果を得られやすいことが特徴である。しかし、スタンダードセル方式は、ウェハの拡散層から作るため、論理修正を行うのに伴って、配線工程だけではなく下地部分の変更も必要となり、開発期間の長期化及び開発費用の増加が問題となる。
そこで、所定の回路接続情報に基づき必要な機能セルを初期配置後、当初の回路接続情報とは関係していない未使用領域にいくつかの機能セルを配置しておき、論理修正が必要となった場合には、これら空き領域の機能セルを利用して論理修正を行う手法がある。
また、例えば特許文献1及び特許文献2には、部分的な論理修正を可能にするための手段として、複数論理を実現できる補助セルを未使用領域に仮配置する方法が記載されている。また、特許文献3には、未使用領域のサイズに応じて複数種類のサイズの補助セルを配置する方法が記載されている。
しかしながら、空き領域に配置した機能セルを利用して論理修正を行う手法の場合、論理修正に備えて予め空き領域に配置する機能セルは、遅延速度の調整など一部の論理修正に対応できるような機能セルを配置することが一般的であり、どのような論理修正にも対応できるわけではない。
また、設計者が設計の初期段階において論理修正を想定して、予め空き領域に埋め込む機能セルの種類を特定することは困難である。また、論理修正に対応可能な機能セルが予め埋め込まれていた場合においても、論理修正を行いたい箇所と、埋め込まれている機能セルの配置位置が離れている場合、配線遅延が発生し希望するタイミングを得られないので、場合によっては下地部分からの再作成が必要となってしまう。
また、特許文献1及び特許文献2の手法の場合、スタンダードセル方式の機能セルは、レイアウト手法の制約により一定の高さに統一されており、さらに高集積化を目的とするため、セルの高さを可能な限り低く抑える必要もある。そのため、ロジック部の空き領域に予め配置する補助セルについてもセルの高さを揃える必要があり、このような条件の下で作成される補助セルにより構成できる論理は限定されてしまう。従って、このような補助セルの配列を利用した論理修正においては、例えばセル駆動能力の変更のような簡易的な論理変更に限定されてしまい、フリップフロップの挿入等のより高度な設計変更があった際は、ベースバルク構造からの変更が加わり、開発期間が長期化し再作成による開発費用の増加を招いてしまう。
また、特許文献3の手法の場合、補助セルの構造として、様々な論理修正を対応可能にするための特徴は記されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、半導体集積回路における未使用領域を利用して所定の補助セルを配置することにより、論理修正に対応可能な機能セルの種類を充実させ、設計者が所望する高集積化や低消費電力化等をより効果的に実現できるという従来のスタンダードセル方式の利点を損なうことなく、ゲートアレイのように多様な論理修正の要求に柔軟に対応できる半導体集積回路の設計方法及びそのような半導体集積回路の設計方法によって設計された半導体集積回路を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の半導体集積回路の設計方法では、所定の領域に複数種類の機能セルを回路接続情報に基づき配置配線することにより半導体集積回路を生成する半導体集積回路の設計方法において、配線の変更により複数の論理を実現可能な補助セルを1種類以上用意し、前記回路接続情報に含まれる少なくとも1つ以上の前記機能セルを使用する代わりに、前記機能セルと等しい論理を実現できる前記補助セルを用いて、前記回路接続情報に基づき配置配線を行い、前記配置配線後の前記所定の領域の未使用領域に配置可能な任意の前記補助セルを1つ以上配置し、前記回路接続情報に変更があった場合、前記所定の領域に配置された前記補助セルを使う、ことを要旨とする。
この構成によれば、補助セル内の配線の変更により複数の論理を実現可能な補助セルを複数用意し、回路接続情報に基づいて従来のスタンダードセル方式の機能セルに加えて補助セルを用いて配置配線を行い、さらに未使用領域のスペースに合うように補助セルを敷き詰めて配置しておくことにより、論理回路の修正が生じた場合でも補助セル内の配線の変更により柔軟に対応することができる。
また、本発明の半導体集積回路の設計方法では、1種類以上からなる前記補助セルは、少なくとも1つ以上のN形MOSFETとP形MOSFETから形成され、少なくとも1つ以上の論理機能を構成可能である。
この構成によれば、補助セルを使って最小の論理ゲートから複雑な論理ゲートまでを実現することができるので、論理変更に対する柔軟性が向上する。
また、本発明の半導体集積回路の設計方法では、1種類以上からなる前記補助セルに含まれる第1の補助セルと前記第1の補助セル以外の少なくとも1つ以上の補助セルは、同等の論理機能を少なくとも1つ以上実現可能である。
この構成によれば、第1の補助セルにおいて実現可能な複数の論理を、第1の補助セル以外の少なくとも1つ以上の補助セルにより構成することが可能であるため、論理変更が必要な場合において、第1の補助セルを用いて構成された所定の機能セルが変更対象である場合に、その近傍に配置された第1の補助セル以外の少なくとも1つ以上の補助セルがあるならば、第1の補助セル以外の少なくとも1つ以上の補助セルを使って第1の補助セルの論理を実現することが可能となり、論理変更に対する自由度が向上する。
また、本発明の半導体集積回路の設計方法では、1種類以上からなる前記補助セルに含まれる少なくとも1つ以上の前記補助セルは、電源線からの伝導ノイズを抑制するための容量素子を有する。
この構成によれば、未使用領域に補助セルを配置することにより、電源電圧を安定させる効果が得られ、ノイズ対策を行うことができる。
また、本発明の半導体集積回路の設計方法では、1種類以上からなる前記補助セルを形成する少なくとも1つ以上の前記N形MOSFETと前記P形MOSFETは、少なくとも1種類以上のゲートサイズで構成されている。
この構成によれば、N形MOSFETとP形MOSFETのゲートサイズの変更を補助セル内の配線の変更で実現できる。
また、本発明に係る半導体集積回路は、本発明に係る半導体集積回路の設計方法によって設計されたことを特徴とする。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
<補助セルの構成>
まず、第1実施形態に係る補助セルの構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る補助セルの構成を示すブロック図である。補助セルは、図1(A)の補助セル10と、図1(B)の補助セル20と、図1(C)の補助セル30の3種類を用意する。
まず、第1実施形態に係る補助セルの構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る補助セルの構成を示すブロック図である。補助セルは、図1(A)の補助セル10と、図1(B)の補助セル20と、図1(C)の補助セル30の3種類を用意する。
補助セル10は、図1(A)に示すように、PチャンネルMOSトランジスタを形成するためのP+拡散領域12と、NチャンネルMOSトランジスタを形成するためのN+拡散領域13と、2本のpolySiゲート11a、11bと、から構成されている。
補助セル10は、配線の切り換えにより、例えば図2(A)に示すように1本のpolySiゲート11aのみを利用すればインバータを構成し、図1(A)に示すように2本のpolySiゲート11a、11bを利用すればバッファ、2入力NAND、2入力NORなどの論理ゲートを構成する機能セルとなる。このように、補助セル10においては、論理機能としては比較的簡単な論理ゲートの構成に限定されるが、狭い未使用領域にも柔軟に配置することが可能である。
補助セル20は、図1(B)に示すように、PチャンネルMOSトランジスタを形成するためのP+拡散領域12と、NチャンネルMOSトランジスタを形成するためのN+拡散領域13と、4本のpolySiゲート21a〜21dと、から構成されている。さらに、補助セル20の左右の両端には、容量素子であるコンデンサを形成するために、N+拡散領域13と、polySiゲート24が配置されている。
補助セル20は、配線の切り換えにより、4本のpolySiゲート21a〜21dを利用すれば4入力NAND、4入力NORなどの論理ゲートを構成し、3本のpolySiゲート21a、21b、21cを利用すれば3入力NAND、3入力NORなどの論理ゲートを構成する機能セルとなる。さらに、補助セル20は、補助セル10が構成可能な論理ゲートを構成することもできる。例えば、図2(B)に示すように2本のpolySiゲート21a、21bを利用すれば補助セル10と同等の論理ゲートを構成できるので、補助セル20を補助セル10の代わりに使用することができる。
補助セル30は、図1(C)に示すように、PチャンネルMOSトランジスタを形成するためのP+拡散領域12と、NチャンネルMOSトランジスタを形成するためのN+拡散領域13と、8本のpolySiゲート31a〜31hと、から構成されている。さらに、補助セル30の左右の両端には、容量素子であるコンデンサを形成するために、N+拡散領域13と、polySiゲート34が配置されている。
補助セル30は、配線の切り換えにより、ラッチやフリップフロップなどの複雑な論理ゲートを構成する機能セルとなる。さらに、補助セル30は、配線の切り換えにより、補助セル20が構成可能な論理ゲートを構成することもできる。例えば、図2(C)に示すように4本のpolySiゲート31d〜31gを利用すれば補助セル20と同等の論理ゲートを構成できる。
<半導体集積回路の設計方法>
次に、補助セルを使った半導体集積回路の設計方法について説明する。回路接続情報は、複数種類の機能セルを組み合わせたネットリストである。機能セルとしては、従来のスタンダードセル構造のタイプ、論理変更可能な補助セル10、20、30を用いたタイプを使う。これらの機能セルを設計の初期段階から使用してネットリストを作成しておく。
次に、補助セルを使った半導体集積回路の設計方法について説明する。回路接続情報は、複数種類の機能セルを組み合わせたネットリストである。機能セルとしては、従来のスタンダードセル構造のタイプ、論理変更可能な補助セル10、20、30を用いたタイプを使う。これらの機能セルを設計の初期段階から使用してネットリストを作成しておく。
回路情報に基づき、複数種類のタイプの機能セルを使って初期配置を行い、初期配置後の未使用領域を満たすように補助セルを配置する。
次に、補助セルを使ったレイアウト方法について図3を参照して説明する。図3は、補助セルを使ったレイアウト方法を説明するためのレイアウト図である。
図3(A)は、回路接続情報に含まれる機能セルをレイアウトした状態を示すレイアウト図である。図3(A)に示すように、回路接続情報には、従来のスタンダードセル方式の機能セルC1〜C15が含まれているものとする。
図3(B)は、回路接続情報に含まれる機能セルとして、従来のスタンダードセル構造の機能セルを論理変更可能な補助セルを用いた機能セルを使用してレイアウトした状態を示すレイアウト図である。図3(A)における機能セルC1、C3、C5、C8、C9、C13、C15は、各々、補助セル30に同等の機能があるので補助セル30で構成された機能セルL1、L3、L5、L8、L9、L13、L15を優先的に使用する。機能セルC4、C6、C11、C14は、各々、補助セル20に同等の機能があるので補助セル20で構成された機能セルS4、S6、S11、S14を優先的に使用する。一方、機能セルC2、C7、C10、C12は、同等の機能を有する補助セルが無いので、そのまま使う。
図3(B)において、補助セルと機能セルを配置後、未使用領域B1〜B5ができている。未使用領域B1は、補助セル10を4個横方向に並べられ、未使用領域B2は、補助セル10を4個横方向に並べられ、未使用領域B3は、補助セル10を1個並べられ、未使用領域B4は、補助セル10を7個横方向に並べられ、未使用領域B5は、補助セル10を8個横方向に並べられる領域を持つ。
ここで、補助セル20は、補助セル10を4個横方向に並べた幅を持ち、補助セル30は、補助セル10を8個横方向に並べた幅を持つものとする。未使用領域B1、B2には、各々、補助セル20を1個配置可能である。未使用領域B3には、補助セル10を1個配置可能である。未使用領域B4には、補助セル20を1個と補助セル10を3個配置可能である。未使用領域B5には、補助セル30を1個配置可能である。
図3(C)は、未使用領域B1〜B5に補助セルを配置した状態を示すレイアウト図である。ポストシミュレーション過程において論理変更の要求があった場合、これらの補助セルを使って論理変更が可能となる。
以上に述べた前記実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態では、従来のスタンダードセル方式の機能セルに加えて補助セル内の配線の変更により複数の論理を実現可能な複数種類の補助セルに対しそれぞれに構成可能な機能セルを複数用意し、回路接続情報に基づき補助セルを用いて構成された機能セルを優先的に使用し、さらに未使用領域のスペースに合うように補助セルを敷き詰めて配置しておくことにより、論理回路の修正が生じた場合でも補助セル内の配線の変更により論理変更が可能なので柔軟に対応することができる。また、補助セルを配置するだけで、配線効率を妨げることなく、また特有の手順も必要なく、ノイズ対策としての効果が得られる。また、補助セル上の配線の変更により論理の変更ができるので、下地部分は変更せずに複雑な論理変更にも対応でき、設計変更に伴う開発費の増加を低減し、開発期間の長期化を防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることができる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例1について説明する。前記第1実施形態では、図1(A)〜(C)に示すような3種類の補助セルを使う場合を説明したが、補助セルは2種類に限定してもよい。またさらに補助セルを複数種類用意してもよい。例えば、補助セル20(4ゲート)と補助セル30(8ゲート)の間に、6ゲートで構成される補助セルを用意してもよいし、補助セル30よりもゲート数の多い補助セルを用意してもよい。また、前記第1実施形態における各々の補助セルのゲート数は、説明の簡略化のために例示したものであり、これに限定するものではない。また、ゲート数は同じであってもゲートサイズやMOSFETの形状が異なる補助セルを用意してもよい。
(変形例2)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例2について説明する。前記第1実施形態では、図1(A)〜(C)に示すような3種類の補助セルに含まれるNチャンネルMOSトランジスタとPチャンネルMOSトランジスタのそれぞれにおいて、複数のトランジスタサイズを組み合わせた例としたが、補助セル内のトランジスタサイズを一律または所定のサイズに限定してもよく、目的に応じた補助セルの構造により最適化が可能になる。
(変形例3)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例3について説明する。前記第1実施形態では、図1(B),(C)に示すように容量素子を補助セルの左右の両端に配置するように説明したが、片側だけに配置してもよいし、補助セル内における配置位置及び容量素子の個数は限定するものではない。または必ずしも配置しなくてもよい。
(変形例4)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例4について説明する。前記第1実施形態では、図1(B),(C)に示すように容量素子を補助セル内に構成したが、半導体集積回路の特性向上を目的として、抵抗素子や、ダイオードなどを補助セル内に構成してもよい。
(変形例5)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例5について説明する。補助セル30のように、大きい補助セルは、フリップフロップなどの複雑な機能を実施できる一方、NAND、NORゲートのような基本ゲートを構成すると、未使用ゲートが多数存在することとなる。そのため、論理変更に対する柔軟度は高いが、高集積化を図る目的にはそえない。そこで、高集積化を図りたい場合、フリップフロップのように大きなセルは、従来のセルサイズを小さくするバルク構成から成る機能セルを用いて、その他の基本ゲート、複合ゲートのような論理は、補助セル10、20を用いた機能セルを優先使用することで、高集積化とある程度の論理変更が可能になる。また、さらに高集積化を図りたい場合は、スタンダードセル方式の機能セルだけを使用して、初期配置を行い、未使用領域のみ補助セル10、20、30を配置することにより、未使用領域を利用した論理変更のみ可能となり、高集積化も実現できる。このように、目的に応じて補助セルの組み合わせや使用方法を選択可能にすればよい。
(変形例6)本発明に係る半導体集積回路の設計方法の変形例6について説明する。例えば、図1(C)に示す補助セル30が配置される領域には、図1(A)に示す補助セル10を4個配置することができる。また、図1(B)に示す補助セル20が配置される領域には、補助セル10を2個配置することができる。このようにすれば、より多くの機能セルを配置し、論理修正することができるので、自由度をさらに向上させることができる。
10…補助セル、11a,11b…polySiゲート、12…P+拡散領域、13…N+拡散領域、20…補助セル、21a〜21d…polySiゲート、24…polySiゲート、30…補助セル、31a〜31h…polySiゲート、34…polySiゲート。
Claims (6)
- 所定の領域に複数種類の機能セルを回路接続情報に基づき配置配線することにより半導体集積回路を生成する半導体集積回路の設計方法において、
配線の変更により複数の論理を実現可能な補助セルを1種類以上用意し、
前記回路接続情報に含まれる少なくとも1つ以上の前記機能セルを使用する代わりに、前記機能セルと等しい論理を実現できる前記補助セルを用いて、前記回路接続情報に基づき配置配線を行い、
前記配置配線後の前記所定の領域の未使用領域に配置可能な任意の前記補助セルを1つ以上配置し、
前記回路接続情報に変更があった場合、前記所定の領域に配置された前記補助セルを使う、
ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - 請求項1に記載の半導体集積回路の設計方法において、1種類以上からなる前記補助セルは、少なくとも1つ以上のN形MOSFETとP形MOSFETから形成され、少なくとも1つ以上の論理機能を構成可能である、ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
- 請求項1または2に記載の半導体集積回路の設計方法において、1種類以上からなる前記補助セルに含まれる第1の補助セルと前記第1の補助セル以外の少なくとも1つ以上の補助セルは、同等の論理機能を少なくとも1つ以上実現可能である、ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体集積回路の設計方法において、1種類以上からなる前記補助セルに含まれる少なくとも1つ以上の前記補助セルは、電源線からの伝導ノイズを抑制するための容量素子を有する、ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体集積回路の設計方法において、1種類以上からなる前記補助セルを形成する少なくとも1つ以上の前記N形MOSFETと前記P形MOSFETは、少なくとも1種類以上のゲートサイズで構成されている、ことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体集積回路の設計方法によって設計されたことを特徴とする半導体集積回路。
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