JP2008147449A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】スラリー由来および金属配線等の金属材料由来の金属イオン、スラリー由来の有機物、パーティクルの全てを好適に除去可能とする洗浄剤組成物を提供する。
【手段】発明の洗浄剤組成物は、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄するための洗浄剤組成物であって、成分(A):グリシンと、成分(B):アクリル酸系重合体と、成分(C):下記(式1)で表される非イオン性化合物と、水とを含むことを特徴とする。
(式1) R-O-(EO)m(PO)n-H
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体装置の製造過程で用いられ、化学的機械的研磨(CMP)により形成された表面を洗浄するための洗浄剤組成物、及びそれを用いた洗浄方法、並びに半導体装置装置の製造方法に関する。
メモリIC、ロジックIC、またはシステムLSI等の半導体装置の製造過程には、層間絶縁膜を形成する工程、および配線を形成する工程等が含まれる。これらの工程では必要に応じて平坦化技術が採用されている。そのため、良好な平坦化を可能とする化学的機械的研磨(CMP)が注目されている。
上記金属配線の形成に際しては、例えば、SiO2等からなる絶縁膜に配線溝を形成し、次いで、めっき法やスパッタリング法等の方法にて、上記絶縁膜上にCuやW等からなる金属層を形成する。その後、金属層のうちの余分な部分を化学的機械的研磨により除去し、配線溝内の金属部分のみを残して、配線溝内に金属配線を形成する。
化学的機械的研磨によって金属配線を形成する最中、シリカ、セリア、またはアルミナ等の微粒子が水系溶媒等に分散されたスラリーと、金属層の表面を酸化させるための酸化剤(例えば、FeNO3、H22等)とが金属層上に供給される。酸化剤は予めスラリーに添加されている場合もある。上記スラリーには、上記微粒子および酸化剤の他に、ポリエチレングリコール等の分散剤、防食剤、錯生成剤、およびpH調整剤等が含まれる。
化学的機械的研磨終了直後の絶縁膜表面または金属配線表面は、スラリー由来の微粒子、酸化剤により金属層が酸化されて生じた研磨屑(金属酸化物)(以下、上記微粒子と研磨屑とを総称してパーティクルと言う。)、スラリー由来および金属配線等の金属材料由来の金属(例えば、Fe,Cu,Na,K等)イオン(以下「金属イオン」と略す場合もある。)、およびスラリー由来の有機物等によって汚染されている。これらの汚染物は、半導体装置の電気特性に悪影響を与えるため、除去される必要がある。このような汚染物を除去するための洗浄剤組成物として、例えば下記の洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献1に記載の洗浄剤組成物は、非共有電子対を持つ窒素原子を分子中に有する化合物(例えば、グリシン)を含み、任意成分としてノニオン系界面活性剤を含んでいる。洗浄剤組成物のpHは5〜9であり、洗浄剤組成物は水性である。同文献によれば、上記洗浄剤組成物はCuO(研磨屑)およびスラリー由来の微粒子の除去に適している。
特許文献2に記載の洗浄剤組成物は、特定のヒドロキシカルボン酸および/またはその塩と、特定のアミノ基含有酸(例えば、グリシン)とを含んでいる。洗浄剤組成物のpHは約1〜4であり、洗浄剤組成物は水性である。同文献によれば、上記洗浄剤組成物はパーティクルおよび金属イオンの除去に適している。
特許文献3に記載の洗浄剤組成物は、アクリル酸、メタクリル酸及びマレイン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種と、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸とを用いて得られるカルボン酸化合物を含んでいる。このカルボン酸化合物は所定の重量平均分子量を有している。同文献によれば、上記洗浄剤組成物はパーティクルおよび油性汚れ(有機物)の除去に適しており、泡立ちが少ない。
WO01/71789号 特表2004−531637号公報 特表2006−60243号公報
近年、電子機器の小型化に伴い、半導体装置の高集積化が進み、半導体装置を構成する金属配線については、線幅の狭小化が進んでいる。そのため、要求される化学的機械的研磨後の表面の清浄度も格段に高くなっており、洗浄剤組成物については、金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルの全てに対する高い除去能が必要とされるようになってきた。
しかし、上記特許文献1〜3に記載のそれぞれの洗浄剤組成物を用いた洗浄では、金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルの全てを好適に除去することはできない。
本発明は、金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルの全てを好適に除去可能とする洗浄剤組成物、これを用いた洗浄方法、ならびに半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の洗浄剤組成物は、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄するための洗浄剤組成物であって、下記成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、水とを含む。
成分(A):グリシン
成分(B):アクリル酸系重合体
成分(C):下記(式1)で表される非イオン性化合物
(式1)
R-O-(EO)m(PO)n-H
ただし、Rは炭素数4〜18のアルキル基、炭素数8〜18のアルケニル基、炭素数8〜18のアシル基、又は炭素数14〜18のアルキルフェノール基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、mおよびnは平均付加モル数であり、mは1〜20の数であり、nは0〜20の数である。EOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。
本発明の洗浄方法では、本発明の洗浄組成物を用いて、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄する。
本発明の半導体装置の製造方法は、化学的機械的研磨後に、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄する工程を含み、前記工程において、本発明の洗浄剤組成物を用いて前記表面を洗浄する。
本発明によれば、金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルの全てを好適に除去可能とする洗浄剤組成物、これを用いた洗浄方法、ならびに半導体装置の製造方法を提供できる。
本発明の洗浄剤組成物は、少なくとも上記成分(A)と、成分(B)と、成分(C)とを水に添加することによって得られる。水には、必要に応じて、pH調整剤等が添加される。
本発明の洗浄剤組成物の好ましい一例では、25℃におけるpHが5〜9である。pHがこの範囲内にあると、洗浄性がより好適であると共に、洗浄剤組成物の使用に伴う材料の腐食を好適に抑制でき、好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の好ましい一例では、成分(A)を0.01〜3重量%、成分(B)を0.001〜1重量%、成分(C)を0.001〜1重量%含む。
本発明の洗浄剤組成物は、化学的機械的研磨後に、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄する工程を含む、洗浄方法また半導体装置の製造方法にて好適に用いられる。
本発明の洗浄方法の好ましい一例、または本発明の半導体装置の製造方法の好ましい一例は、化学機械研磨により形成された金属配線の露出面を含む表面を、本発明の洗浄剤組成物の一例を用いて洗浄する工程を含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法の一例は、例えば、下記工程(a)〜(d)を含む。
(a)半導体基板の一方の主面側に、配線溝を有する絶縁層を形成する絶縁層形成工程
(b)配線溝に充填された金属材料と、絶縁層の半導体基板側面の反対面を覆う金属材料とからなる金属層を形成する金属層形成工程
(c)金属層を化学的機械的研磨して、金属層のうちの絶縁層の半導体基板側面の反対面を覆った部分を除去し、配線溝内に金属配線を形成する金属配線形成工程
(d)本発明の洗浄剤組成物の一例を用いて、金属配線の表面(露出面)を含む表面を洗浄する洗浄工程
本発明の洗浄方法の好ましい一例、または本発明の半導体装置の製造方法の好ましい一例では、金属配線がWまたはCuを含む。
本発明の洗浄方法の一例、または本発明の半導体装置の製造方法の一例は、金属配線の配線幅が、180nm以下である場合に好適に採用される。
以下に、本発明の好ましい一例についてより詳細に説明する。
本実施形態の洗浄剤組成物に含まれるグリシンは、中性溶液中において、主としてNH2CH2COOHの状態で存在し、酸性溶液中では、主として+NH3CH2COOHの状態で存在し、アルカリ性溶液中では、主として、NH2CH2COO-の状態で存在している。
洗浄剤組成物におけるグリシンの含有量は、金属イオンの除去性を高め、かつ、グリシン自身が残留し難いという観点から、洗浄剤組成物総量中、0.01〜3重量%が好ましく、0.03〜2重量%がより好ましく、0.05〜1重量%がさらに好ましい。
本実施形態の洗浄剤組成物に含まれるアクリル酸系重合体は、アクリル酸、アクリル酸塩、アクリル酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種の単量体(a)に由来の構成単位(A)を含むポリマーであり、好ましくは、アクリル酸に由来の構成単位を含むポリマーである。
アクリル酸エステルとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2―エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−ヒドロキシルエチルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、グリシジルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート等が挙げられる。アクリル酸系重合体は、これらのアクリル酸エステルに由来の構成単位を、1種含んでいてもよいし、2種以上含んでいてもよい。
アクリル酸塩としては、例えば、アクリル酸アンモニウム塩、アクリル酸アミン塩等が挙げられる。アクリル酸系重合体は、これらのアクリル酸塩に由来の構成単位を、1種含んでいてもよいし、2種以上含んでいてもよい。
本発明において、アクリル酸系重合体は構成単位(A)を50モル%を越えて含むが、パーティクルへの負電荷付与を高めパーティクルの分散安定性を確保する観点から、70モル%を越えて含んでいると好ましく、80モル%を越えて含んでいるとより好ましく、90モル%を越えて含んでいるとさらに好ましい。
アクリル酸系重合体は、上記構成単位(A)を含むホモポリマーであってもよいが、上記構成単位(A)と下記単量体(b)に由来する構成単位(B)とを含むコポリマーであってもよい。
単量体(b)は、カルボン酸(塩)基を有し、かつ、重合可能な二重結合を有する可能な単量体であり、例えば、イタコン酸、無水イタコン酸、メタアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマル酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、グルタコン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、フォスフィノカルボン酸、α−ハロアクリル酸、β−カルボン酸、またはこれらの塩、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル類等が挙げられる。
単量体(b)は、なかでも、イタコン酸、無水イタコン酸、メタクリル酸、スルホン酸またはこれらの塩であると好ましく、特には、スルホン酸またはその塩であると好ましい。
本実施形態の洗浄剤組成物に含まれるアクリル酸系重合体としては、パーティクルの除去性を高める観点から、単量体(a)に由来する構成単位(A)を含むホモポリマー、または、単量体(a)に由来する構成単位(A)とスルホン酸に由来する構成単位とを含むコポリマーが好ましい。好ましいスルホン酸としては、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、およびアリルスルホン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
また、アクリル酸とスルホン酸とが共重合して得られるコポリマーとしては、特に、アクリル酸と、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸とが共重合して得られるコポリマーが好ましい。そして、高いパーティクルの除去性と良好なすすぎ性とを両立させる観点から、アクリル酸由来の構成単位(C1)と2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸由来の構成単位(C2)とのモル比(MC1/MC2)は70/30〜99/1が好ましく、80/20〜97/3がより好ましく、90/10〜95/5が更に好ましい。
アクリル酸系重合体は、例えば下記のようにして合成できる。
1種以上の単量体を、公知の重合開始剤の存在下で重合反応させることにより(共)重合体を得ることができる。重合開始剤としては、例えば、過酸化水素、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等が挙げられる。反応温度は、通常20〜200℃であり、好ましくは40〜150℃である。反応時間は、通常0.1〜20時間であり、好ましくは1〜15時間である。
重合反応の種類としては、例えば、重合に使用する単量体を逐次添加して重合を行う、逐次重合等が挙げられる。単量体の添加量は、単位時間あたり一定量としてもよいし、変化させてもよい。
上記重合反応において、反応を円滑に行うために重合溶媒を用いてもよい。この重合溶媒としては、水、または、有機溶剤と水との混合物等を用いることができる。上記有機溶剤としては、例えば、水と混合可能であれば特に限定されないが、例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アルコール類等が挙げられる。
アクリル酸系重合体は、その重量平均分子量が500以上であると洗浄力がより良好となり、重量平均分子量が150000以上であるとゲル化等が抑制されて取り扱い性が良好となる。よって、本実施形態の洗浄剤組成物に含まれるアクリル酸系重合体の重量平均分子量は、500〜150000であると好ましく、1000〜100000であるとより好ましく、1000〜50000であるとさらに好ましい。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法を下記の条件で適用して得た、クロマトグラム中のピークに基づいて算出した値である。
カラム:G4000PWXL+G2500PWXL(東ソー株式会社)
溶離液:(0.2Mリン酸バッファー)/(CH3CN)=9/1(容量比)
流量:1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出器:RI検出器
サンプルサイズ:0.2mg/mL
標準物質:ポリエチレングリコール換算
なお、本実施形態の洗浄剤組成物が半導体装置の製造過程で用いられる洗浄剤である場合、本実施形態の洗浄剤組成物に含まれるアクリル酸系重合体は水溶性であると好ましい。この場合、例えば、カルボン酸塩基を有するアクリル酸系重合体を用いればよい。また、アクリル酸系重合体が、アクリル酸塩由来の構成単位を含む場合、洗浄後にアクリル酸系重合体に由来する金属イオン等が洗浄対象に残留することないよう、アクリル酸塩は、アクリル酸アンモニウム塩、または、アクリル酸アミン塩等であると好ましい。アミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミンジブチルアミン、トリブチルアミン等のアルキルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等のポリアミン、モルホリン、ピペリジン等が挙げられる。アクリル酸塩は、なかでも、アクリル酸アンモニウム塩、または、アクリル酸アルキルアミン塩等であると好ましく、特にはアクリル酸アンモニウム塩が好ましい。
また、構成単位として塩基を含むアクリル酸系重合体を得るためには、好ましい塩型の単量体を(共)重合してもよいし、酸型の単量体を(共)重合したのち、所定のアルカリで中和してもよい。また、アクリル酸(塩)基は、1種が単独で用いられていてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
洗浄剤組成物におけるアクリル酸系重合体の含有量は、パーティクルの除去性を高め、かつアクリル酸系重合体自身が残留し難いという観点から、洗浄剤組成物総量中、0.001〜1重量%が好ましく、0.01〜1重量%がより好ましく、0.05〜1重量%がさらに好ましい。
本実施形態の洗浄剤組成物に含まれる非イオン性化合物は、下記(式1)によって表される。
(式1)
R-O-(EO)m(PO)n-H
ただし、Rは炭素数4〜18のアルキル基、炭素数8〜18のアルケニル基、炭素数8〜18のアシル基、又は炭素数14〜18のアルキルフェノール基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、平均付加モル数mは1〜20、平均付加モル数nは0〜20である。
EOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。EOとPOの配列がブロックである場合、EOのブロックの数、POのブロックの数は、各平均付加モル数が上記範囲内にある限り、それぞれ1個であってもよいが2個以上であってもよい。また、EOからなるブロックの数が2個以上である場合、各ブロックにおけるEOの繰り返し数は、相互に同じであってもよいが、異なっていてもよい。POのブロックの数が2個以上である場合も、各ブロックにおけるPOの繰り返し数は、相互に同じであってもよいが、異なっていてもよい。EOとPOの配列がランダムである場合は、各平均付加モル数が上記範囲内にある限り、EOとPOとが交互に配列されていてもよいし無秩序に配置されていてもよい。
EOとPOとのモル比は、有機物の良好な除去性、泡立ちの抑制、および洗浄剤組成物が水溶性であることを確保する観点から、9/1〜5/5であると好ましく、9/1〜7/3であるとより好ましく、9/1〜8/2であるとさらに好ましい。
(式1)で示される非イオン性化合物としては、有機物の良好な除去性と水に対する良好な溶解性とを確保する観点から、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、テトラエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレン(6)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(9)アルキル(sec-C1115)エーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(1.5)ラウリルミリスチルエーテル等が好ましい。これらの非イオン性化合物は、1種が単独で用いられていてもよいし、2種以上が併用されてもよい。なかでも、非イオン性化合物には、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(1.5)ラウリルミリスチルエーテルが含まれていると好ましい。
洗浄剤組成物における非イオン性化合物の含有量は、有機物の除去性を高め、かつ、非イオン性化合物自身が残留し難いという観点から、洗浄剤組成物総量中、0.001〜1重量%が好ましく、0.01〜1重量%がより好ましく、0.05〜1重量%がさらに好ましい。
本実施形態の洗浄剤組成物に含まれる水は、例えば、超純水、純水、イオン交換水、蒸留水等を含む概念であるが、これらのなかでも、超純水、純水およびイオン交換水が好ましく、超純水および純水がより好ましく、超純水がさらに好ましい。ここで、純水および超純水とは、水道水を活性炭に通し、イオン交換処理し、さらに蒸留したものを、必要に応じて所定の紫外線殺菌灯の光を照射しまたはフィルターに通したものを言う。例えば、25℃における電気伝導率は、多くの場合、純水で1μS/sm以下であり、超純水で0.1μS/cm以下である。
洗浄剤組成物における水の含有量は、少なくとも成分(A)、成分(B)、成分(C)を均一に溶解させ、かつ水によるすすぎ性を向上させる観点から、洗浄剤組成物総量中、99.988〜95重量%が好ましく、99.95〜95重量%がより好ましく、99.85〜97重量%がさらに好ましい。
本実施形態の洗浄剤組成物の25℃におけるpHは、金属配線等の材料の腐食抑制の観点から5〜9であると好ましく、6〜8であるとより好ましい。ここで、25℃におけるpHは、pHメータ(東亜電波工業株式会社、HM−30G)を用いて測定でき、電極の洗浄剤組成物への浸漬後1分後の数値である。
洗浄剤組成物は、本発明の効果を妨げない範囲で、シリコン系の消泡剤、EDTA等のキレート剤、アルコール類、防腐剤、酸化防止剤等を任意成分として含んでいてもよい。
また、洗浄剤組成物のpHは、必要に応じてpH調整剤を用いて調整される。pH調整剤には、例えば、酢酸やシュウ酸等の有機酸、硫酸や硝酸等の無機酸、アミノアルコールやアルキルアミン等のアミン類、アンモニア等を用いることができる。
本実施形態の洗浄剤組成物の調整方法については特に制限はない。例えば、グリシン、アクリル酸系重合体、(式1)で表される非イオン性化合物と、上記任意成分とを、水に添加して混合すればよい。そして必要に応じてpH調整剤を添加して所望のpHに調整すればよい。混合方法も公知の方法を採用すればよい。各成分を水に溶解させる順序等についても特に制限はない。
なお、上記において説明した各成分の配合割合は、使用時における配合割合であるが、本実施形態の洗浄剤組成物は、その安定性が損なわれない範囲で濃縮された状態で保存および供給されてもよい。
保存および供給時の、洗浄剤組成物におけるグリシンの含有量は、洗浄剤組成物が水溶性であることと良好な保存安定性とを確保する観点から、洗浄剤組成物総量中、3〜20重量%が好ましく、5〜15重量%がより好ましく、5〜10重量%がさらに好ましい。
保存および供給時の、洗浄剤組成物におけるアクリル酸系重合体の含有量は、洗浄剤組成物が水溶性であることと良好な保存安定性とを確保する観点から、洗浄剤組成物総量中、1〜20重量%が好ましく、1〜15重量%がより好ましく、1〜10重量%がさらに好ましい。
保存および供給時の、洗浄剤組成物における、(式1)で表される非イオン性化合物の含有量は、洗浄剤組成物が水溶性であることと良好な保存安定性とを確保する観点から、洗浄剤組成物総量中、1〜20重量%が好ましく、1〜15重量%がより好ましく、1〜10重量%がさらに好ましい。
保存および供給時の、洗浄剤組成物における、水の含有量は、洗浄剤組成物が水溶性であることと良好な保存安定性とを確保する観点から、洗浄剤組成物総量中、40〜95重量%が好ましく、55〜93重量%がよりましく、
70〜93重量%がさらに好ましい。
次に、本実施形態の洗浄剤組成物を用いた洗浄方法の一例、または半導体装置の製造方法の一例を、図1〜図4を用いて説明する。
なお、図1〜図4中に示した半導体基板1はダイジング前のシリコンウエハの一部を構成した状態にある。
先ず、図1に示すように、半導体基板1の一方の主面側に、例えばCVD法にて、絶縁層(例えば、SiOF、SiOC等の低誘電率(Low−k)材料)を形成する。次いで、上記絶縁層の配線を形成する場所に反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等の方法で、半導体基板1に達する配線溝を形成する(絶縁層形成工程)。
続いて、図1および図2に示すように、配線溝を有する絶縁層2上に、例えば、Cuシード層3を形成し、次いで、例えばメッキ法にて、Cuシード層3上に金属層4を形成する(図3参照、金属層形成工程)。次に、金属層4のうちの絶縁層2を覆った部分(金属層4のうちの配線溝外の部分)が完全に除去されるまで、金属層4に対して化学的機械的研磨を行う。化学的機械的研磨では、例えば、シリカ粒子と、酸化剤(例えば、FeNO3、H22等)等が水に分散された研磨液(スラリー)を、金属層4(例えば、Cu層)の表面に供給し、金属層に含まれる金属を酸化させながら金属層表面を研磨して平坦化する。このようにして、配線溝内に、金属配線(例えば、Cu配線)5(図4参照)を形成する(金属配線形成工程)。このようなダマシンプロセスを用いれば、金属配線の形成と同時に平坦化も行うことができる。
次いで、絶縁層2の半導体基板側面の反対面と、金属配線5の露出面とを含む表面に付着した、スラリー由来および金属配線等の金属材料由来の金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルを洗浄により除去する。この洗浄は、本実施形態の洗浄剤組成物を用いた、例えば、ブラシスクラブ洗浄法等にて行う(洗浄工程)。
次に、絶縁層2とシード層3と金属配線5と半導体基板1とを含む構造体(図4参照)を例えば水ですすいで、当該構造体に付着した洗浄剤組成物を除去する(リンス工程)。その後、構造体に窒素ガス等を吹き付けて、構造体を乾燥させる。
なお、洗浄方法としては、ブラシスクラブ洗浄法以外に、スピンコート機を用いた枚葉式、複数枚(例えば25枚程度)の処理すべき洗浄対象物を一度にまとめて洗浄剤組成物中に浸漬し、この状態で、治具を揺動したり、洗浄剤組成物に超音波や噴流を与えながら洗浄処理をする方法、処理すべき洗浄対象物に洗浄剤組成物を噴射あるいはスプレーして洗浄処理をする方法、処理すべき洗浄対象物をパドルにより攪拌中されている洗浄剤組成物中に浸漬する方法等が挙げられる。
使用時における本実施形態の洗浄剤組成物の温度は、作業性および安全性の点から、10〜60℃が好ましく、20〜40℃がより好ましく、20〜30℃がさらに好ましい。
このように、本実施形態の洗浄方法、または本実施形態の半導体装置の製造方法では、本実施形態の洗浄剤組成物を用いているので、スラリー由来および金属配線等の金属材料由来の金属イオン、スラリー由来の有機物、パーティクルの全てを好適に除去できる。
なお、配線溝を有する絶縁層2の形成後、Cuシード層3の形成前に、絶縁層2とCuシード層3の間に配置されるバリア層を形成してもよい。バリア層の材料としては、例えばTiN等が挙げられる。
本実施形態の洗浄剤組成物は、Al、Cu、W、TiまたはTa等を含む金属配線を有した半導体装置の製造に適しているが、なかでも、WまたはCu(特にはCu)を含む金属配線を有した半導体装置の製造に特に適している。
また、本実施形態の洗浄剤組成物は、配線幅が、好ましくは180nm以下、より好ましくは130nm以下、さらに好ましくは90nm以下の配線を含む半導体装置の製造に好適に使用できる。
実施例1〜9、比較例1〜9
<汚染液の調製>
(1)汚染液(L1)の調整
スラリー由来のパーティクルに対応するシリカ粒子(日産化学工業(株)製、スノーテックスZL、平均粒子径70〜100nm)を、超純水に分散させて汚染液(L1)を得た。シリカ粒子の含有量は2重量%とした。
(2)汚染液(L2)の調整
スラリー由来の有機物に対応する脂肪酸(オレイン酸)を、超純水に分散させて汚染液(L2)を得た。オレイン酸の濃度は1重量%とした。
(3)汚染液(L3)の調整
スラリー由来および金属材料に由来する金属イオン(Feイオン,Cuイオン)に対応する塩化鉄および硫酸銅を、後記の汚染液(L3)中の金属イオン(Feイオン,Cuイオン)換算の総濃度が20ppmとなるように、超純水に分散させて汚染液(L3)を得た。
<洗浄剤組成物の調製>
各成分が、表1または表2に示す割合(重量%)となるように、全成分を混合し、実施例1〜9、比較例1〜9の洗浄剤組成物を調製した。なお、用いた各成分の詳細は下記に示す。また、表1または表2中の成分(C)のCに付された数値は、炭化水素の炭素数を示す。C(12-14)−O−(EO)5−(PO)1.5−(EO)5−Hは、C12−O−(EO)5−(PO)1.5−(EO)5−HとC14−O−(EO)5−(PO)1.5−(EO)5−Hとの混合物である。
(1)グリシン(有機合成薬品工業(株)製)
(2)C(12-14)−O−(EO)5−(PO)1.5−(EO)5−H
(花王(株)製、エマルゲン−LS110)
(3)C4−O−(EO)2−H(ブチルジグリコール、日本乳化剤(株)製)
(4)アクリル酸アンモニウム塩の重合物
(花王(株)製、ポイズ532A、重量平均分子量:6000(ポリエチレングリコール換算))
(5)アクリル酸と2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)との共重合体のアンモニウム塩(重量平均分子量:12000(ポリエチレングリコール換算))は、酸型の上記共重合体をアンモニアで完全に中和することにより得た。
Figure 2008147449
Figure 2008147449
次いで、洗浄剤組成物を、表1又は表2に記載の希釈倍率で希釈した。
1.パーティクルの洗浄性
シリコンウエハ(直径2inch(5.08cm))上に、配線溝を有するSiO2層と、配線幅が130nmまたは90nmのCu配線パターンとが形成されたサンプルを用意した。Cu配線は上記配線溝内に形成されている。このサンプルを、25℃の汚染液(L1)中に5分間浸漬することにより汚染した。サンプルの浸漬は、汚染液(L1)中のシリカ粒子がマグネチックスターラーによって均一分散された状態で行った。
汚染されたサンプルに、洗浄剤組成物を滴下しながら、ポリビニルアルコール製のロールブラシを用いてブラシスクラブ洗浄した。ロールブラシの回転数は50rpmとし、被洗浄物の回転数は50rpmとして、相互に逆回転させた。また、洗浄剤組成物の滴下量は0.7L/分とし、洗浄時間は30秒とした。
次いで、超音波発振器付きノズルから超音波振動(1.7MHz)が与えられた超純水を吐出させ、この超純水でサンプル(被洗浄物)を30秒間(0.7L/分)すすいだ。その後、ロールブラシを停止し、次いで、超音波振動(1.7MHz)が与えられた超純水で被洗浄物を30秒間(0.7L/分)すすいだ。その後、被洗浄物の回転数を3000rpmに上げて、被洗浄物を乾燥させた。
(パーティクル数の測定法)
洗浄、すすぎおよび乾燥を終えたサンプルの表面を、走査型電子顕微鏡(50000倍率)で1サンプル当たりランダムに10箇所観察し、10箇所で観察されたパーティクルの総数を求めた。汚染液(L1)による汚染直後のサンプルに付着したパーティクル数についても同様にして求めた。これらのパーティクル数を用いて次式より相対粒子除去率を求めた。この評価を、5つのサンプルに対して行ない、相対粒子除去率の平均値を求め、この平均値を評価対象として下記基準に基づきパーティクルの洗浄性を評価した。評価結果は表1および表2に示した。
相対粒子除去率(%)=〔汚染後サンプルに付着したパーティクル数−洗浄、すすぎおよび乾燥後を終えたサンプルに付着したパーティクル数〕/汚染後サンプルに付着したパーティクル数〕×100
〔評価基準〕
◎:相対粒子除去率が90%以上
○:相対粒子除去率が80%以上90%未満
△:相対粒子除去率が50%以上80%未満
×:相対粒子除去率が50%未満
2.スラリー由来の有機物の洗浄性
上記「1.パーティクルの洗浄性」の評価の場合と同様の方法で、サンプルを汚染液(L2)で汚染し、次いで、汚染されたサンプルを洗浄し、すすぎ、および乾燥させた。
洗浄、すすぎ、および乾燥を終えたサンプル表面に残留する有機物を溶剤で抽出し、堀場OCMA油分分析計でその有機物量を測定し、次式から相対油分除去率(洗浄性)を求めた。この評価を、5つのサンプルに対して行ない、相対油分除去率の平均値を求め、この平均値を評価対象として下記基準に基づき油分の洗浄性を評価した。評価結果は表1および表2に示した。
相対油分除去率(%)=〔汚染後サンプルに付着した有機物量−洗浄、すすぎおよび乾燥後を終えたサンプルに付着した有機物量〕/汚染後サンプルに付着した有機物量〕×100
〔評価基準〕
◎:相対油分除去率が90%以上
○:相対油分除去率が80%以上90%未満
△:相対油分除去率が50%以上80%未満
×:相対油分除去率が50%未満
3.金属イオンの洗浄性
上記「1.パーティクルの洗浄性」の評価の場合と同様の方法で、サンプルを汚染液(L3)で汚染し、汚染されたサンプルを洗浄し、すすぎ、および乾燥させた。
洗浄、すすぎおよび乾燥を終えたサンプルに残留する金属イオン量は、全反射蛍光X線装置((株)テクノス製)を用いて、シリコンウエハの配線溝が形成された面の全面をスキャンすることにより測定した。この評価を、5つのサンプルに対して行ない、金属イオン量の平均値を求め、この平均値を評価対象として下記基準に基づき金属イオンの洗浄性を評価した。評価結果は表1および表2に示した。
〔評価基準〕
◎:Feイオン,Cuイオンが共に1010atoms/cm2未満残留
○:Feイオン,Cuイオンが共に1010atoms/cm2以上1011atoms/cm2未満残留
△:Feイオン,Cuイオンが共に1011atoms/cm2以上1012atoms/cm2未満残留
×:Feイオン,Cuイオンが共に1012atoms/cm2以上残留
表1および表2より、グリシンと、(式1)で表される非イオン性化合物と、アクリル酸系重合体とを含む、実施例1〜9の洗浄剤組成物を用いた場合は、比較例1から8の洗浄剤組成物を用いる場合よりも、汚染物を好適に除去できることがわかる。また、実施例1〜9の洗浄剤組成物は、配線の配線幅が90nm程度と狭くても、高い洗浄性を発揮している。
また、例えば、実施例1と比較例4とを比較例すると、実施例1では、アクリル酸系重合体を含むことで、アクリル酸系重合体を含まない比較例4よりも、パーティクルの洗浄性、金属イオンの洗浄性、および有機物の洗浄性の全てが優れている。実施例8と比較例5との比較においても同様である。
実施例7と比較例8とを比較例すると、実施例7では、グリシンを含むことで、グリシンを含まない比較例8よりも、Cu配線幅が130nmである場合は、パーティクルの洗浄性、および金属イオンの洗浄性が優れ、Cu配線幅が90nmである場合は、パーティクルの洗浄性、金属イオンの洗浄性、および有機物の洗浄性の全てが優れている。
本発明の洗浄剤組成物を用いれば、スラリー由来および金属配線等の金属材料由来の金属イオン、スラリー由来の有機物、およびパーティクルの全てを好適に除去できる。よって、本発明の洗浄剤組成物は、半導体装置の製造過程で行われるCu−CMP工程やW−CMP工程後の研磨表面の洗浄に好適に使用できる。また、本発明の洗浄剤組成物は、化学的機械的研磨された絶縁層の表面の洗浄にも好適に用いることができる。
本実施形態の半導体装置の製造方法の一例、または本実施形態の洗浄方法の一例を説明する工程断面図 本実施形態の半導体装置の製造方法の一例、または本実施形態の洗浄方法の一例を説明する工程断面図 本実施形態の半導体装置の製造方法の一例、または本実施形態の洗浄方法の一例を説明する工程断面図 本実施形態の半導体装置の製造方法の一例、または本実施形態の洗浄方法の一例を説明する工程断面図
符号の説明
1 半導体基板
2 配線溝を有する絶縁層
3 シード層
4 金属層
5 金属配線

Claims (8)

  1. 化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄するための洗浄剤組成物であって、下記成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、水とを含む洗浄剤組成物。
    成分(A):グリシン
    成分(B):アクリル酸系重合体
    成分(C):下記(式1)で表される非イオン性化合物
    (式1)
    R-O-(EO)m(PO)n-H
    ただし、Rは炭素数4〜18のアルキル基、炭素数8〜18のアルケニル基、炭素数8〜18のアシル基、又は炭素数14〜18のアルキルフェノール基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、mおよびnは平均付加モル数であり、mは1〜20の数であり、nは0〜20の数である。EOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。
  2. 25℃におけるpHが5〜9である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. 前記成分(A)を0.01〜3重量%、前記成分(B)を0.001〜1重量%、前記成分(C)を0.001〜1重量%含む請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 請求項1から3のいずれかの項に記載の洗浄組成物を用いて、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄する洗浄方法。
  5. 化学的機械的研磨後に、化学的機械的研磨により形成された表面を洗浄する工程を含み、前記工程において、請求項1から3のいずれかの項に記載の洗浄剤組成物を用いて前記表面を洗浄する半導体装置の製造方法。
  6. 前記表面は、化学的機械的研磨により形成された金属配線の表面を含む請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記金属配線は、WまたはCuを含む請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記金属配線の配線幅は、180nm以下である請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
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