JP2008146504A - 解析モデル作成方法、解析モデル作成装置、及び、解析モデル作成プログラム - Google Patents

解析モデル作成方法、解析モデル作成装置、及び、解析モデル作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】製品段階において建付部材が建付けられた状態をより正確に予測可能とし、且つ、CAEの条件設定の効率化(簡易化)を可能とする。
【解決手段】建付部材、及び、被建付部材の形状モデルの固定穴について、前記建付部材の固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせるように、前記建付部材の形状モデルを変形することで、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成するステップS3と、固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)を前記被建付部材の形状モデル11A、又は、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bの側に拘束させるステップS4と、接触条件を演算するステップS5と、接触条件内建付部材形状モデル10C、及び、接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成するステップS6と、を有する解析モデル作成方法とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、CAE(Computer Aidid Engineering)による、形状モデルから、製品段階の解析モデルを作成する技術に関する。
従来、CAEによる形状モデルに基づく解析モデルの作成が行われており、3次元CADモデルデータから形状モデルの締結部を検索し、締結対象部品、締結位置、部品締結データとして登録し、この締結部に対応した解析モデルを生成する技術も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、前記解析モデルを用いた製品段階での建付状態の解析が試みられている。例えば、図7に示すごとく、自動車のヘッドライト2と、樹脂バンパー10の組み合わせにおいて、前記樹脂バンパー10を建て付けた状態において、ヘッドライト2との間に形成される隙3の各評価ポイントP1・P2・・・の幅がどのようになるかを解析するといったことである。樹脂バンパー10のような樹脂成形品の場合、実際の建て付けにおいては、ボディー側の建て付け部となる固定穴に対し、樹脂バンパー10側の建て付け部の固定穴を一致させるように強制弾性変形させることが行われており、CAEによる解析においても同様に、ボディー側の固定穴の中心(仮想点)に対し、樹脂バンパー10側の建て付け部の固定穴の中心(仮想点)を一致させるように、樹脂バンパー10の形状モデルを変形させた解析モデルを作成し、前記隙3の解析等を行うようにしている。
ここで、一般的に、固定穴について、変形が想定される樹脂成形品側の固定穴は、長穴等に構成することで、或る程度の余裕を持たせることにより、変形や製作誤差等が生じた場合でも、建て付けが可能となるようにしている。
ところが、従来の技術では、上述したように、固定穴の中心を仮想点として設定し、その仮想点同士を一致させるようにして解析を行っていたため、建て付け時において、長穴の余裕の分だけ建て付けの誤差が生じるため、CAEでの解析結果と、実際の建て付け状態の間には大きな誤差が生じるものであった。つまりは、解析の精度が悪いものであった。
また、仮に、上述のような長穴の余裕を考慮して解析を行うことを考えた場合に、従来からの手法である、基準点や距離を元にして行う数値解析では、前記余裕の分を全て考慮する必要があり、また、固定穴の数は複数あることから、想定されるパターンが数多く、また、計算工数が膨大となり、実用化が難しいという問題がある。
特開2001−265836号公報
そこで、本発明は、以上の問題に鑑み、製品段階において建付部材が建付けられた状態をより正確に予測可能とし、且つ、CAEの条件設定の効率化(簡易化)を可能とする、新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部と、
前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶部と、
前記建付部材形状モデル記憶部に記憶された建付部材の形状モデル、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部に記憶された被建付部材の形状モデル、及び、前記固定部材形状モデル記憶部に記憶された前記建付部材と前記被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出する部品集約演算部と、
前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデル及び前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算部と、
前記強制弾性変形解析演算部によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の側に拘束させる固定部材拘束演算部と、
前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材拘束演算部にて拘束された前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算する接触条件演算部と、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算部と、が設けられる解析モデル作成装置とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、
建付部材の形状モデル、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出し、前記建付部材の形状モデル及び被建付部材の形状モデルを、設計上の座標空間内に設置するステップと、
前記建付部材の形状モデル及び前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせるように、前記建付部材の形状モデルを変形することで、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成するステップと、
前記強制弾性変形解析演算部によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の形状モデル、又は、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルの側に拘束させるステップと、
前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算するステップと、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成するステップと、を有する解析モデル作成方法とするものである。
また、請求項3に記載のごとく、
コンピュータを、
建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材形状モデル記憶手段に記憶された建付部材の形状モデル、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル、及び、前記固定部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出する部品集約演算手段、
前記部品集約演算手段にて抽出された、前記建付部材の形状モデル、前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算手段、
前記強制弾性変形解析演算手段によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の側に拘束させる固定部材拘束演算手段、
前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算する接触条件演算手段、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラムとするものである。
また、請求項4に記載のごとく、
固定部材を有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部と、
前記建付部材形状モデル記憶部に記憶された建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算部と、
前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算部と、
前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算部と、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算部と、が設けられる解析モデル作成装置とするものである。
また、請求項5に記載のごとく、
前記固定部材を有する建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデルを抽出し、前記建付部材の形状モデル、及び、被建付部材の形状モデルを、設計上の座標空間内に設置するステップと、
前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成するステップと、
前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算するステップと、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成するステップと、を有する解析モデル作成方法とするものである。
また、請求項6に記載のごとく、
コンピュータを、
固定部材を有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段と、
前記建付部材形状モデル記憶手段に記憶された建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算手段と、
前記部品集約演算手段にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算手段と、
前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算手段と、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラムとするものである。
本発明によれば、製品段階において建付部材が建付けられた状態をより正確に予測可能となる。また、固定穴が長穴である場合でも、接触条件に従いつつ、接触条件内建付部材形状モデル、及び、接触条件内被建付部材形状モデルを求めることとするため、CAEの条件設定の効率化(簡易化)が可能となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
本実施例は、図1に示すごとく、自動車のボディー1に対し、樹脂バンパー10を建て付けるときの解析についてのものである。そして、この樹脂バンパー10を建て付けた状態において、ヘッドライト2・2との間に生じる隙等、部品間の配置関係を予測しようとするものである。
図2は、本実施例の解析モデル作成装置20の構成の機能ブロック図である。各部の機能について、図1、図3、図5を参照しつつ説明する。
まず、建付部材(本実施例では、樹脂バンパー10)の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部21と、前記建付部材が建て付けられる被建付部材(本実施例では、ステー11)の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部22と、前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材(本実施例では、ボルトモデル12A)の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶部23、の3つのデータ記憶部が設けられている。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記建付部材形状モデル記憶部21から形状モデル(樹脂バンパー10のメッシュモデル)を取り込んで、流動反り解析を行う流動反り解析演算部24が設けられている。この流動反り解析は、実際の製作では、設計された建付部材の形状モデルと完全に同一のものが製作されず、設計との誤差が出ることから、設計された建付部材の形状モデルから、この誤差を加味した流動反り解析形状モデル(図3・図5のモデル10A)を作成するものである。尚、流動反り解析は、公知の技術により行うことができ、その手法については、特に限定されるものではない。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記流動反り解析演算部24により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル(図3・図5のモデル10A)、前記被建付部材形状モデル記憶部22に記憶された前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル11A、及び、前記固定部材形状モデル記憶部23に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)を抽出する部品集約演算部25が設けられている。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記建付部材の形状モデル10A及び前記被建付部材の形状モデル11Aに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴10a・11aについて、前記建付部材の流動反り解析形状モデルの固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成する強制弾性変形解析演算部26が設けられている。この強制弾性変形解析演算部26は、その変形量から、強制的な弾性変形によって、建付部材の解析モデルのメッシュモデルの各部位に生じる応力を各部位について算出し、記憶することとしている。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記強制弾性変形解析演算部26によって互いの穴中心が合わせられた固定穴10a・11aに、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)をその軸心が前記固定穴10a・10b中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)を前記被建付部材(図3・図5の形状モデル11A)の側に拘束させる固定部材拘束演算部27が設けられている。ここで、前記ボルトモデル12A(図3・図5)は、実際の建付において用いられる固定部材をモデル化したものであり、前記建付部材と被建付部材の固定穴に貫通する軸部を有するものである。尚、ここでいう「拘束」の操作は、図5に示すステップS4のごとく、ボルトモデル12Aを被建付部材の形状モデル11Aに対し固定部12m・12mにて剛体接続させ、ボルトモデル12Aを形状モデル11Aに対し一体化させる操作、というように説明できる。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの固定穴10a内側と、前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)の外側が接触するように制限するための接触条件を演算する、接触条件演算部28が設けられている。
また、図2に示すごとく、前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデル10Cが作成された場合に前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)に対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデル11Aに作用することで、前記被建付部材の形状モデル11Aに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成する、接触条件内形状モデル演算部29が設けられている。
また、図2に示すごとく、解析モデル作成装置20には、前記各記憶部21・22・23に、それぞれ形状モデルを追加入力したり、前記各演算部24〜29による演算を実行させたりするための指令インタフェース30が付設されている。また、前記各演算部24〜29による演算結果を表示するための表示インタフェース31が付設されている。
以上のように構成した解析モデル作成装置20を用いて行う、解析モデル作成方法の実施例について、図3乃至図5を用いて説明する。
まず、図2に示す解析モデル作成装置20において、流動反り解析演算部24により、前記建付部材形状モデル記憶部21から形状モデル(樹脂バンパー10のメッシュモデル)を取り込んで、流動反り解析を行う(ステップS1)。この流動反り解析は、実際の製作では、設計された建付部材の形状モデルと完全に同一のものが製作されず、設計との誤差が出ることから、設計された建付部材の形状モデルから、この誤差を加味した流動反り解析形状モデル10Aを作成するものである。尚、流動反り解析は、公知の技術により行うことができ、その手法については、特に限定されるものではない。また、この流動反り解析を行うことで、より高精度な解析を実施できることになるものである。
次に、図3乃至図5に示すごとく、前記解析モデル作成装置20の部品集約演算部25にて、前記流動反り解析演算部24により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル(モデル10A)、前記被建付部材形状モデル記憶部22に記憶された前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル11A、及び、前記固定部材形状モデル記憶部23に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)を抽出し、前記流動反り解析形状モデル10A、被建付部材の形状モデル11Aを、設計上の座標空間内に設置する(ステップS2;部品集約)。この段階では、図3・図5に示すごとく、前記モデル10Aとモデル11Aは、建付部材に生じる流動反り変形等が原因で、互いの固定穴10a・10bの中心10m・11mがずれた位置に設置されることになる。
次に、図3乃至図5に示すごとく、前記解析モデル作成装置20の強制弾性変形解析演算部26にて、前記建付部材の形状モデル10A及び前記被建付部材の形状モデル11Aに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴10a・11aについて、前記建付部材の流動反り解析形状モデルの固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせるように、前記建付部材の形状モデルを変形することで、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成する(ステップS3)。このように建付部材の形状モデルを強制変形した場合、形状モデルのメッシュモデルの各部位に応力が生じるものと考えることができるが、この応力は、前記強制弾性変形解析演算部26において算出され、記憶され、後のステップS6における演算において参照される。また、前記建付部材の形状モデルに生じた応力や変形量の算出は、例えば、本実施例のように樹脂バンパーであれば、その素材のヤング率やポアソン比等に基づいて算出することができる。
次に、図3乃至図5に示すごとく、前記解析モデル作成装置20の固定部材拘束演算部27にて、前記強制弾性変形解析演算部26によって互いの穴中心が合わせられた固定穴10a・11aに、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)をその軸心が前記固定穴10a・10b中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)を前記被建付部材の形状モデル11Aの側に拘束させる演算が行われる(ステップS4)。尚、ここでいう「拘束」の操作は、図5に示すステップS4のごとく、ボルトモデル12Aを被建付部材の形状モデル11Aに対し固定部12m・12mにて剛体接続させ、ボルトモデル12Aを形状モデル11Aに対し一体化させる操作、というように説明できる。
また、ここでの「拘束」の演算は、図5に示すごとく、被建付部材側の固定穴11aは、前記固定部材のボルトモデル12Aの直径と略同一の丸穴に設計される一方で、建付部材の固定穴10aは長穴に設計されることとする形状モデルの組み合わせを前提に行うものである。つまり、被建付部材と固定部材を互いに拘束した上で、後のステップS6における演算において、長穴の余裕(図5の空間10p・10p)のある分だけ、建付部材の「戻り変形」を許容させることを前提としているものである。尚、建付部材に丸穴、被建付部材の長穴を設ける組み合わせとする場合には、建付部材側に固定部材を拘束させることとすることになる。
次に、図3乃至図5に示すごとく、前記解析モデル作成装置20の接触条件演算部28にて、前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの固定穴10a内側と、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)の外側が接触するように制限するための接触条件を演算する(ステップS5)。これは、後のステップS6における演算において、被建付部材が戻り変形する場合に、その固定穴10a(長穴)が前記固定部材のボルトモデル12Aに引っかかる範囲内に限って戻り変形が許容されるようにするための条件を設定するものである。換言すれば、図5のステップS5において、前記ボルトモデル12Aを主体とすれば、該ボルトモデル12Aが、前記固定穴10aの余裕の空間10p・10p内にある範囲で移動可能とするということであり、前記強制弾性変形形状モデル10Bを主体とすれば、前記固定穴10aの端面が、前記ボルトモデル12Aの外周に接触するまで移動が許容されるということである。
次に、図3乃至図5に示すごとく、前記解析モデル作成装置20の接触条件内形状モデル演算部29にて、前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデル10Cが作成された場合に前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)に対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデル11Aに作用することで、前記被建付部材の形状モデル11Aに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成する(ステップS6)。図3の例では、ステップS6において、接触条件内建付部材形状モデル10Cについて、その固定穴10a(長穴)が図において上方向に移動するように変形した解析モデルが作成され、前記固定穴10aの図における下部分に前記固定部材のボルトモデル12Aが配置されることとなっている。また、図5の例では、ステップS6において、接触条件内建付部材形状モデル10Cについて右側へ移動した解析モデルが作成され、接触条件内被建付部材形状モデル11Cについて左側へ移動した解析モデルが作成される。
このステップS6では、前記強制弾性変形解析演算部26によって強制変形された建付部材の形状モデルに生じた応力によって、建付部材の形状モデルは強制変形前の形状に戻ろうとすることになるが、前記接触条件によって、前記固定穴10a内にボルトモデル12Aが存在するという条件があるため、建付部材が元の形に戻ろうとする変形は、前記固定穴10aがボルトモデル12Aに引っかかるようなときには、前記ボルトモデル12Aによって妨げられることになる。また、固定穴10aがボルトモデル12Aに引っかかるようなケースにおいては、ボルトモデル12Aは固定穴10aから力を受けることになり、さらに、この力が、被建付部材に作用することになって、被建付部材に変形が発生することになる。このような、力の発生を考慮して、前記建付部材については、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成し、前記被建付部材については、接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成することとしている。また、このステップS6では、建付部材、被建付部材に作用する力を加味した上で、前記両形状モデル10C・11Cを作成するものであり、これにより、建付部材と被建付部材に互いに作用する力のつり合いが取れた状態がシュミレーションされることになる(接触条件によるつり合いのシミュレーション)。また、上記で述べた固定穴10a・11aで定義される固定位置は、複数箇所に存在するものであり、各固定位置における前記固定部材(ボルトモデル12A)による接触条件の範囲内において、建付部材に作用する力がつり合うことにより、最終的な解析モデルが得られるものとなる。尚、被建付部材に作用する力や変形量の算出は、前記強制弾性変形解析演算部26により算出された前記建付部材の形状モデルに生じた応力や、被建付部材のヤング率やポアソン比等に基づいて算出することができる。
また、このステップS6における建付部材の形状モデルの戻り変形により、前記固定部材にも力がかかるものと考えられるため、この力による固定部材の変形を考慮することで、前記接触条件内建付部材形状モデル、及び、前記接触条件内被建付部材形状モデルを作成することとしてもよい。これは、詳しくは、実施例2において説明するが、前記固定部材が、前記建付部材に一体的に成形されるものについて、例えば、樹脂成形品であれば、前記固定部材の変形量も大きくなるものと考えられるため、解析精度を向上させる上で有効な手段となる。一方、固定部材が剛性のある一般的なボルト部材のようなものであれば、固定部材自体の弾性変形は極少量であるが、この固定部材の変形量を考慮することとしてもよい。尚、固定部材に作用する力や変形量の算出は、前記強制弾性変形解析演算部26により算出された前記建付部材の形状モデルに生じた応力や、被建付部材のヤング率やポアソン比等に基づいて算出することができる。
以上のようにして、前記接触条件内建付部材形状モデル、及び、前記接触条件内被建付部材形状モデルを作成することにより、図7に示すような解析モデルを作成することが可能となり、これにより、建付状態における隙3の評価等を行うことができる。この図7に示すような、ヘッドライト2、樹脂バンパー10の解析モデルの作成は、前記接触条件内形状モデル演算部29により作成される接触条件内建付部材形状モデル10C、接触条件内被建付部材形状モデル11Cのデータに基づいて作成することができ、この作成は、前記接触条件内形状モデル演算部29にて、ヘッドライトや他の部品などの形状モデルを前記部品集約演算部25を介して取得するなどにより行うことが可能である。また、図7のように作成される解析モデル(ヘッドライト2、樹脂バンパー10等)の各評価ポイントP1・P2・・・において得られる各評価値(この例では、隙3の各幅)を、他の評価判定装置に出力するなどして、前記各評価値に基づいて、例えば、設計の良否の判定を行ったり、建付部材である樹脂バンパー10の設計変更や、固定穴の位置の変更を検討したり、被建付部材である前記ステー11の設置位置の設計変更などを検討したりすることが可能となる。
以上のように、本実施例では、図1乃至図5に示すごとく、
建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部21と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部22と、
前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶部23と、
前記建付部材形状モデル記憶部21から形状モデルを取り込んで、流動反り解析を行う流動反り解析演算部24と、
前記流動反り解析演算部24により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル10A、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部22に記憶された被建付部材の形状モデル11A、及び、前記固定部材形状モデル記憶部23に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデル12Aを抽出する部品集約演算部25と、
前記部品集約演算部25にて抽出された、前記建付部材の形状モデル10A及び前記被建付部材の形状モデル11Aに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴10a・11aについて、前記建付部材の流動反り解析形状モデル10Aの固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成する強制弾性変形解析演算部26と、
前記強制弾性変形解析演算部26によって互いの穴中心が合わせられた固定穴10a・11aに、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)をその軸心が前記固定穴10a・10b中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)を前記被建付部材(図3・図5の形状モデル11A)の側に拘束させる固定部材拘束演算部27と、
前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの固定穴10a内側と、前記固定部材拘束演算部27にて拘束された前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)の外側が接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算部28と、
前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデル10Cが作成された場合に前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)に対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデル11Aに作用することで、前記被建付部材の形状モデル11Aに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成する接触条件内形状モデル演算部29と、が設けられる解析モデル作成装置20とするものである。
また、建付部材の形状モデルを取り込んで、流動反り解析により流動反り解析形状モデル10Aを作成するステップS1と、
前記流動反り解析形状モデル、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出し、前記流動反り解析形状モデル及び被建付部材の形状モデルを、設計上の座標空間内に設置するステップS2と、
前記流動反り解析形状モデル及び前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の流動反り解析形状モデルの固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせるように、前記建付部材の形状モデルを変形することで、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成するステップS3と、
前記強制弾性変形解析演算部26によって互いの穴中心が合わせられた固定穴10a・11aに、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)をその軸心が前記固定穴10a・10b中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)を前記被建付部材の形状モデル11A、又は、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bの側に拘束させるステップS4と、
前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの固定穴10a内側と、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)の外側が接触するように制限するための接触条件を演算するステップS5と、
前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデル10Cが作成された場合に前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)に対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデル11Aに作用することで、前記被建付部材の形状モデル11Aに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成するステップS6と、を有する解析モデル作成方法とするものである。
また、上記の実施例1は、プログラムとして実現可能である。
即ち、コンピュータを、
建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶手段、
前記建付部材形状モデル記憶手段から形状モデルを取り込んで、流動反り解析を行う流動反り解析演算手段、
前記部品集約演算手段にて抽出された、前記流動反り解析演算手段により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル10A、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル11A、及び、前記固定部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)を抽出する部品集約演算手段、
前記建付部材の形状モデル10A及び前記被建付部材の形状モデル11Aに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴10a・11aについて、前記建付部材の流動反り解析形状モデル10Aの固定穴10aの中心10mを、前記建付部材の形状モデルの固定穴11aの中心11mに強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成する強制弾性変形解析演算手段、
前記強制弾性変形解析演算手段によって互いの穴中心が合わせられた固定穴10a・11aに、前記固定部材の形状モデル(ボルトモデル12A)をその軸心が前記固定穴10a・10b中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)を前記被建付部材(図3・図5の形状モデル11A)の側に拘束させる固定部材拘束演算手段、
前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの固定穴10a内側と、前記固定部材拘束演算手段にて拘束された前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)の外側が接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算手段、
前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデル10Cを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデル10Cが作成された場合に前記固定部材の形状モデル(図3・図5のボルトモデル12A)に対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデル11Aに作用することで、前記被建付部材の形状モデル11Aに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデル11Cを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラムとするものである。
そして、以上のようにして解析モデルを作成することによれば、製品段階において建付部材が建付けられた状態をより正確に予測可能となる。また、固定穴が長穴である場合でも、接触条件に従いつつ、接触条件内建付部材形状モデル、及び、接触条件内被建付部材形状モデルを求めることとするため、CAEの条件設定の効率化(簡易化)が可能となる。
また、以上の解析モデルの作成においては、前記固定穴の形状が長方形である場合や、固定部材の断面がボルトモデル12Aのように円形ではなく長方形である場合であっても、接触条件を考えを採用することにより、接触条件によるつり合いのシミュレーション、即ち、解析モデルの作成を行うことができ、汎用性の高いものとなる。また、建付部材は、本実施例のような樹脂バンパー10に限られず、金属製の部材等であっても本実施例を適用することで、解析モデルの作成を行うことができる。
本実施例は、図6に示すごとく、建付部材(流動反り解析形状モデル10A)に、固定部材10fが一体的に形成されている場合における解析モデルの作成に関するものである。上記実施例1では、別部材である固定部材(ボルトモデル12A)の形状モデルを固定部材形状モデル記憶部23から読み出して利用するものであったが、本実施例では、固定部材の形状モデルは、形状モデルの形状モデルと一体であるため、固定部材の形状モデルを単体では扱わないものである。
このため、本実施例では、実施例1において固定部材(ボルトモデル12A)に関する処理や装置構成を省略した形で実施可能となる。即ち、図2及び図6に示すごとく、
固定部材10fを有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部21と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部22と、
前記建付部材形状モデル記憶部21から形状モデルを取り込んで、流動反り解析を行う流動反り解析演算部24と、
前記流動反り解析演算部24により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル10A、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部22に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算部25と、
前記部品集約演算部25にて抽出された、前記流動反り解析形状モデル10Aの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算部26と、
前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの前記固定部材10fの外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴11a内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算部28と、
前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材10fから前記被建付部材の形状モデルに力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算部と、が設けられる解析モデル作成装置とするものである。
尚、前記接触条件演算部28による処理が、実施例1と異なるが、前記指令インタフェース30にて実施例1、又は、実施例2のいずれかのケースであるかを指令することにより、前記接触条件演算部28による処理の方法を切り替えることで、対応可能となる。また、このことからも解るように、本実施例2は、実施例1と同一の装置構成により実施可能なものである。即ち、固定部材が別体に設計される場合と、固定部材が建付部材に対して一体的に設けられるように設計される場合の両方を、一つの装置構成により実現可能なものとなる。
また、図2及び図6に示すごとく、
固定部材10fを有する建付部材の形状モデルを取り込んで、流動反り解析により流動反り解析形状モデル10Aを作成するステップと、
前記流動反り解析形状モデル10A、及び、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル11Aを抽出し、前記流動反り解析形状モデル10A、被建付部材の形状モデル11Aを、設計上の座標空間内に設置するステップSA2と、
前記部品集約演算部25にて抽出された、前記流動反り解析形状モデル10Aの固定部材10fを、前記被建付部材の形状モデル11Aに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデル10Bを作成するステップSA3と、
前記強制弾性変形解析演算部26により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの前記固定部材10fの外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴11a内側と接触するように制限するための接触条件を演算するステップSA5と、
前記強制弾性変形形状モデル10Bを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材10fから前記被建付部材の形状モデルに力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成するステップSA6と、を有する解析モデル作成方法とするものである。
また、上記の実施例2は、プログラムとして実現可能である。
即ち、コンピュータを、
固定部材10fを有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段と、
前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段と、
前記建付部材形状モデル記憶手段から形状モデルを取り込んで、流動反り解析を行う流動反り解析演算手段と、
前記流動反り解析演算手段により作成された建付部材の流動反り解析形状モデル10A、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算手段と、
前記部品集約演算手段にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算手段と、
前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデル10Bの前記固定部材10fの外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴11a内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算手段と、
前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材10fから前記被建付部材の形状モデルに力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラムとするものである。
以上の本実施例2においても、実施例1と同様の効果を得ることができるが、特に実施例2においては、例えば、前記固定部材が、樹脂成形品として建付部材に一体的に成形される場合であれば、図6のステップS6のように固定部材10fが変形するため、この固定部材10fの部位の応力集中による変形等も加味することで、前記接触条件によるつり合いのシミュレーションを行うことが好適である。また、この実施例2の場合では、実施例1における前記固定部材拘束演算部27は不要とされる。
自動車ボディに樹脂バンパーと建て付ける実施例について説明する図。 解析モデル作成装置の構成の実施例について示す図。 形状モデルの変形等の流れについて説明する図。 解析モデル作成方法のフローチャートについて示す図。 形状モデルの変形等の流れについて側面断面を用いて説明する図。 実施例2による解析モデルの作成について説明する図。 建付状況の解析の例について示す図。
符号の説明
1 ボディー
2 ヘッドライト
10 樹脂バンパー
10a 固定穴
11 ステー
11a 固定穴
12A ボルトモデル
20 解析モデル作成装置
21 建付部材形状モデル記憶部
22 被建付部材形状モデル記憶部
23 固定部材形状モデル記憶部
24 解析演算部
25 部品集約演算部
26 強制弾性変形解析演算部
27 固定部材拘束演算部
28 接触条件演算部
29 接触条件内形状モデル演算部
30 指令インタフェース
31 表示インタフェース

Claims (6)

  1. 建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部と、
    前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部と、
    前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶部と、
    前記建付部材形状モデル記憶部に記憶された建付部材の形状モデル、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部に記憶された被建付部材の形状モデル、及び、前記固定部材形状モデル記憶部に記憶された前記建付部材と前記被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出する部品集約演算部と、
    前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデル及び前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算部と、
    前記強制弾性変形解析演算部によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の側に拘束させる固定部材拘束演算部と、
    前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材拘束演算部にて拘束された前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算する接触条件演算部と、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算部と、が設けられる解析モデル作成装置。
  2. 建付部材の形状モデル、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出し、前記建付部材の形状モデル及び被建付部材の形状モデルを、設計上の座標空間内に設置するステップと、
    前記建付部材の形状モデル及び前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせるように、前記建付部材の形状モデルを変形することで、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成するステップと、
    前記強制弾性変形解析演算部によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の形状モデル、又は、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルの側に拘束させるステップと、
    前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算するステップと、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成するステップと、を有する解析モデル作成方法。
  3. コンピュータを、
    建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段、
    前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段、
    前記建付部材を被建付部材に対して固定するための固定部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する固定部材形状モデル記憶手段、
    前記建付部材形状モデル記憶手段に記憶された建付部材の形状モデル、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデル、及び、前記固定部材形状モデル記憶手段に記憶された前記建付部材と被建付部材との固定に利用される固定部材の形状モデルを抽出する部品集約演算手段、
    前記部品集約演算手段にて抽出された、前記建付部材の形状モデル、前記被建付部材の形状モデルに、それぞれ、1対1で対応すべく設計された固定穴について、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心を、前記建付部材の形状モデルの固定穴の中心に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算手段、
    前記強制弾性変形解析演算手段によって互いの穴中心が合わせられた固定穴に、前記固定部材の形状モデルをその軸心が前記固定穴中心と一致するように設定し、前記固定部材の形状モデルを前記被建付部材の側に拘束させる固定部材拘束演算手段、
    前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデルの固定穴内側と、前記固定部材の形状モデルの外側が接触するための接触条件を演算する接触条件演算手段、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材の形状モデルに対して前記接触条件内建付部材形状モデルから作用する力が前記被建付部材の形状モデルに作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラム。
  4. 固定部材を有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶部と、
    前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶部と、
    前記建付部材形状モデル記憶部に記憶された建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶部に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算部と、
    前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算部と、
    前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算部と、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算部と、が設けられる解析モデル作成装置。
  5. 固定部材を有する建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる被建付部材の形状モデルを抽出し、前記建付部材の形状モデル、及び、被建付部材の形状モデルを、設計上の座標空間内に設置するステップと、
    前記部品集約演算部にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成するステップと、
    前記強制弾性変形解析演算部により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算するステップと、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成するステップと、を有する解析モデル作成方法。
  6. コンピュータを、
    固定部材を有する建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する建付部材形状モデル記憶手段と、
    前記建付部材が建て付けられる被建付部材の形状モデルを3次元CADデータとして記憶する被建付部材形状モデル記憶手段と、
    前記建付部材形状モデル記憶手段に記憶された建付部材の形状モデル、及び、前記建付部材が建付けられる、前記被建付部材形状モデル記憶手段に記憶された被建付部材の形状モデルを抽出する部品集約演算手段と、
    前記部品集約演算手段にて抽出された、前記建付部材の形状モデルの固定部材を、前記被建付部材の形状モデルに前記固定部材に対応すべく設計された固定穴に強制的に合わせた場合における、前記建付部材の強制弾性変形形状モデルを作成する強制弾性変形解析演算手段と、
    前記強制弾性変形解析演算手段により作成された強制弾性変形形状モデルの固定部材の外側が、前記被建付部材の形状モデルの固定穴内側と接触するように制限するための接触条件を演算する接触条件演算手段と、
    前記強制弾性変形形状モデルを前記接触条件内で変形させることにより、接触条件内建付部材形状モデルを作成するとともに、前記接触条件内建付部材形状モデルが作成された場合に前記固定部材から前記被建付部材の形状モデルに対して力が作用することで、前記被建付部材の形状モデルに発生する変形を考慮した接触条件内被建付部材形状モデルを作成する接触条件内形状モデル演算手段、として機能させるプログラム。

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