JP2008146172A - 眼部検出装置、眼部検出方法及びプログラム - Google Patents

眼部検出装置、眼部検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顔画像から眼を速く確実に検出できる眼部検出装置を提供する。
【解決手段】顔画像を取得する画像入力部21と、顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出部24と、鼻孔検出部24で検出した鼻孔の位置にもとづいて、顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定部25と、眼探索領域設定部25で設定した眼探索領域の範囲で、顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する下瞼検出部26及び上瞼検出部27と、を備える。好ましくは、顔画像から口下の位置を検出する口下検出部22を含み、鼻孔検出部24は、鼻孔の探索条件に適合する複数の鼻孔候補を検出した場合、該複数の鼻孔候補のうち、口下の位置に最も近いものを鼻孔と判定する。さらに、顔画像の中で鼻孔が存在する可能性の高い領域を、鼻孔探索領域として設定する鼻孔探索領域設定部23を含み、鼻孔探索領域を所定の条件で探索して、隣り合う2つの暗所を鼻孔と判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、顔画像から眼部を検出する眼部検出装置、眼部検出方法及びプログラムに関する。
顔画像に基づいて眼の状態を判定し、その人の視線の方向を計測したり、その人の覚醒度を推定する方法がある。眼の状態を判定するためには、顔画像の眼部を正確に検出することが必要である。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、開閉眼状態を検出する技術が記載されている。特許文献1の技術は、眼の位置を検出して、眼の位置を含む処理対象領域を設定する。処理対象領域での濃度値の頻度分布を求め、そのピーク値の点を境界値として眼の領域を検出し、眼の領域の縦方向の長さの最大値を眼の大きさとする。
特許文献2の技術は、眼の特徴情報に合致する特徴量を抽出して眼の位置を検出し、眼を含む追跡領域内における眼の詳細濃度の変化から眼の開度値及び上瞼の位置を検出する。眼の位置又は眼の詳細濃度に基づいて検出した眼の周りの固定的な顔の基準特徴量(例えば、鼻孔)と、上瞼の特定位置の上下位置間隔を計測し、眼の開度値と上下位置間隔とから眼の開閉状態を判定する。
また、顔中心位置を検出する技術として、例えば、特許文献3がある。特許文献3の技術は、顔の両端の範囲内で、横エッジを横方向に投影してヒストグラムを作成して、ヒストグラムのピークに基づいて顔の上及び下位置を推定する。そして、縦方向に白黒白と変化する箇所である横エッジを構成する各画素のx座標の平均値を顔中心位置として検出する。
特開平10−44824号公報 特開2001−307076号公報 特開2006−65673号公報
従来の技術では、眼を顔領域で探索しているので、検出に時間がかかり、また、誤検出する可能性がある。特許文献1の方法では、眼の特定の形状(例えば上に弓形であること)を前提としているので、細眼や眉が濃い場合などの個人差に対応することが困難である。また、眼と眉、鼻と口などのまとまりの位置関係から眼の位置を特定する方法では、その後に眼と眉を判別する必要がある。
初めに顔画像から眼を検出する方法では、例えば、サングラスを着用している場合など、眼が検出できないことを判定するのに時間がかかる。特許文献2の方法では、眼を検出した後に、眼の位置から鼻孔を検出し、眼と鼻孔の位置関係から眼の開閉度を判定する。従って、眉を眼と誤認し、眼鏡の鼻当てを鼻孔と誤認する場合があり得る。特許文献2では鼻孔の近辺に現れるしわと鼻孔を判別するために、最暗位置を鼻孔と判定している。最暗位置による鼻孔検出方法では、2つの黒点として写る眼鏡の鼻当てと鼻孔を判別することができない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、顔画像から眼を速く確実に検出できる眼部検出装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る眼部検出装置は、顔画像を取得する画像取得手段と、前記顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出手段と、前記鼻孔検出手段で検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定手段と、前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索手段と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記眼部検出装置は、前記顔画像から口下の位置を検出する口下検出手段を含み、前記鼻孔検出手段は、鼻孔の探索条件に適合する複数の鼻孔候補を検出した場合、該複数の鼻孔候補のうち、前記口下検出手段で検出した口下の位置に最も近いものを鼻孔と判定する。
さらに、前記鼻孔検出手段は、前記顔画像の中で鼻孔が存在する可能性の高い領域を、鼻孔探索領域として設定する鼻孔探索領域設定手段を含み、
前記鼻孔探索領域設定手段で設定した前記鼻孔探索領域を所定の条件で探索して、隣り合う2つの暗所を鼻孔と判定する、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記眼部探索手段は、前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって明から暗に変化する垂直方向エッジを前記眼探索領域の下から探索し、最初に検出した所定の条件に適合する前記垂直方向エッジを下瞼と判定する下瞼検出手段と、前記下瞼検出手段で検出した下瞼の上の領域で、下から上に向かって暗から明に変化する垂直方向エッジを上瞼と判定する上瞼検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る眼部検出方法は、顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出ステップと、前記鼻孔検出ステップで検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定ステップと、前記眼探索領域設定ステップで設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータを、顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出手段と、前記鼻孔検出手段で検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定手段と、前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の眼部検出装置によれば、顔画像から眼を速く確実に検出することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。図1は、本発明の一実施の形態に係る眼部検出装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の眼部検出装置1は、運転者の顔を撮影して顔画像を生成するカメラ2と、運転者の顔を照明する照明光源3と、運転者の眼部を検出するコンピュータ10と、コンピュータ10に接続された表示装置7とを備える。なお、表示装置7は必須の構成要素ではなく、顔画像や検出結果及び判定結果等を表示する必要がなければ特に設ける必要はない。
カメラ2は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)などでレンズの結像を電気信号に変換し、画素ごとにデジタル化した画像データを出力する。カメラ2は、例えば、運転者の顔の階調画像を取得する。カメラ2によって生成される画像データは、運転者の顔だけでなく、その背景なども含まれている。
表示装置7は、LCD(Liquid Crystal Display)又はCRT(Cathode Ray Tube)などから構成され、カメラ2で撮影された顔画像から生成された二値化画像などを表示する。
コンピュータ10は、カメラ2により取得された画像データを処理して顔の左右両端位置、上下位置を検出する。この検出した左右両端位置、上下位置に基づいて、鼻孔を検出する。鼻孔の位置に基づいて眼部を探索する領域(眼探索領域)を設定する。そして、眼探索領域における上下瞼を検出する。
図2は、本発明の一実施の形態である眼部検出装置1の論理的な構成を示すブロック図である。眼部検出装置1は、カメラ2、画像入力部21、口下検出部22、鼻孔探索領域設定部23、鼻孔検出部24、眼探索領域設定部25、下瞼検出部26、上瞼検出部27、眼開閉判定部28、表示処理部29、データ保持部5、表示装置7などから構成される。データ保持部5には、顔画像データ51、顔領域・口下位置データ52、鼻孔探索領域データ53、鼻孔データ54、眼探索領域データ55、瞼データ56が記憶保持される。眼部検出装置1は、顔画像から眼部の上瞼と下瞼のペアを検出する。
図3は、眼部検出装置1の物理的な構成の一例を示すブロック図である。コンピュータ10は、図3に示すように、送受信部16と、画像メモリ12と、外部記憶部13と、制御部14と、主記憶部15と、表示制御装置17と、光源制御装置18と、を備える。画像メモリ12、外部記憶部13、主記憶部15、送受信部16、表示制御装置17及び光源制御装置18はいずれも内部バス11を介して制御部14に接続されている。
制御部14はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部13に記憶されているプログラムに従って、画像入力部21、口下検出部22、鼻孔探索領域設定部23、鼻孔検出部24、眼探索領域設定部25、下瞼検出部26、上瞼検出部27、眼開閉判定部28及び表示処理部29の処理を実行する。画像入力部21、口下検出部22、鼻孔探索領域設定部23、鼻孔検出部24、眼探索領域設定部25、下瞼検出部26、上瞼検出部27、眼開閉判定部28及び表示処理部29は、制御部14とその上で実行されるプログラムで実現される。
主記憶部15はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、制御部14の作業領域として用いられる。データ保持部5は、画像メモリ12及び主記憶部15の一部に記憶領域の構造体として記憶保持される。
外部記憶部13は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、前記の処理を制御部14に行わせるためのプログラムを予め記憶し、また、制御部14の指示に従って、このプログラムのデータを制御部14に供給し、制御部14から供給されたデータを記憶する。例えば、時系列画像データは、外部記憶部13に格納されている場合がある。
送受信部16は、モデム又は網終端装置、及びそれらと接続するシリアルインタフェース又はLAN(Local Area Network)インタフェースあるいはNTSCインタフェース等から構成されている。制御部14は、送受信部16を介して、カメラ2から画像データを入力する。画像メモリ12は、カメラ2により生成され、送受信部16を経由して入力された画像データを記憶する。
表示制御装置17は、制御部14の制御下に、表示装置7を制御する。
光源制御装置18は、照明光源3の点灯・消灯を制御する。
制御部14は、外部記憶部13に格納されているプログラムを実行することにより、カメラ2により取得された画像データを処理して顔の両端位置、上下位置を検出し、この検出した両端位置、上下位置に基づいて、眼探索領域における上下瞼の候補を検出し、その候補の中で最も上下瞼の条件に適合する候補を上下瞼対として選択する。
図2に戻って、眼部検出装置1の各部の作用を説明する。カメラ2は顔の画像を撮像する。画像入力部21は、一定時間間隔でカメラ2から時系列の画像データを入力し、データ保持部5に顔画像データ51として記憶する。
口下検出部22は、顔画像データ51から顔領域を抽出し、顔領域の中に口下を検出する。顔の領域を抽出するには、例えば、顔画像から顔輪郭のエッジを算出する。あるいは、顔輪郭のパターンマッチングによって顔輪郭を抽出してもよい。顔輪郭の範囲で、上から眉のエッジを、下から口下のエッジを検出することによって、顔の領域を設定する。検出した口下の位置と顔領域を、顔領域・口下位置データ52として、データ保持部5に記憶する。
図4Aないし図4Dは、エッジ算出用の固定データの例を説明する図である。外部記憶部13は、図4A、図4Bに示すような、水平方向エッジ検出用と垂直方向エッジ検出用ソーベルフィルタのオペレータを格納する。本発明では、画像中で水平方向に輝度が明から暗、又は暗から明に変化する点の連なりを水平方向エッジという。水平方向エッジの点は概ね縦方向に連続するので、縦エッジともいう。また、垂直方向に輝度が明から暗、又は暗から明に変化する点の連なりを垂直方向エッジという。垂直方向エッジの点は概ね横方向に連続するので、横エッジともいう。
図4Aに示す水平方向エッジ(縦エッジ)検出用ソーベルフィルタは、図4Cに示すような縦方向に連続する濃淡差の境界(エッジ)を抽出するためのオペレータである。図4Bに示す垂直方向エッジ(横エッジ)検出用のソーベルフィルタは、図4Dに示すような横方向に連続する濃淡差の境界(エッジ)を抽出するためのオペレータである。
図5に示すように、例えば、顔輪郭の最大幅と、眉上のエッジから口下のエッジまでの範囲を顔領域Fとする。
鼻孔探索領域設定部23は、顔領域・口下位置データ52から鼻孔を探索する鼻孔探索領域を設定する。口下の位置と統計的データに基づいた比率で、顔領域Fの中に鼻孔探索領域を設定する。特に、顔の中央部に鼻孔探索領域を設定する。また、検出された口下位置から所定の距離だけ上方向に離れた位置に、鼻孔探索領域を設定することができる。例えば、顔画像に顔領域Fを設定できる場合に、鼻孔が必ず検出できる最小の範囲を統計的に調査して、鼻孔探索領域Nとする。鼻孔探索領域設定部23は、設定した鼻孔探索領域Nを鼻孔探索領域データ53として、データ保持部5に記憶する。
図6は、鼻孔探索領域Nの例を示す図である。図6で一点鎖線で囲まれた範囲が鼻孔探索領域Nを表す。例えば、顔領域Fの縦をH、幅をWとして、縦9/16・H、幅6/16・Wの長方形の領域を、口下位置Mから上に2/16・Hの位置で、横方向は顔領域Fの中央に、鼻孔探索領域Nとして設定する。
鼻孔検出部24は、鼻孔探索領域Nの範囲で、2つの隣り合ったほぼ丸い形の暗所を探索して、鼻孔を検出する。例えば、鼻孔探索領域Nの範囲で、水平方向エッジ及び垂直方向エッジを検出する。ここで、左から右に向かって明から暗に変化する点を縦マイナスエッジ、左から右に向かって暗から明に変化する点を縦プラスエッジとする。また、上から下に向かって明から暗に変化する点を横マイナスエッジ、上から下に向かって暗から明に変化する点を横プラスエッジとする。鼻孔の1つは、顔画像に向かって、縦マイナスエッジが左に、縦プラスエッジが右に、横マイナスエッジが上に、横プラスエッジが下に現れる。
それら4種類のエッジがそれぞれ、外側の明領域に向かって中央がふくらむ凸形状であって、エッジの両端が上述の順序で重なる場合に、鼻孔の1つの候補とする。このようなエッジの集合が横にならんで2つ隣り合って検出された場合に、それらを鼻孔候補とする。
鼻孔探索領域Nに鼻孔候補が2つ以上検出される場合がある。例えば、眼鏡のブリッジ部の鼻に当たるパッドが、鼻孔候補として検出されることがある。複数の鼻孔候補が検出された場合は、そのうち口下位置Mに最も近い鼻孔候補を鼻孔と判定する。鼻孔検出部24は、検出した鼻孔を鼻孔データ54として、データ保持部5に記憶する。
鼻孔探索領域Nを設定して、その領域の中で鼻孔を探索することにより、効率よく鼻孔を検出できる。また、複数の鼻孔候補が検出される場合でも、鼻孔探索領域Nの中で口下位置Mに近いものを鼻孔として確実に判定できる。
眼探索領域設定部25は、鼻孔の位置に基づいて顔領域Fの中に眼探索領域を設定する。顔画像に顔領域Fを設定できる場合に、眼が必ず検出できる最小の範囲を統計的に調査して、眼探索領域とする。例えば、辺の長さを顔領域Fの縦又は横の長さに所定の比率を乗じた長さとする長方形を、鼻孔の上に所定の間隔をあけて設置して、眼探索領域とすることができる。眼探索領域設定部25は、設定した眼探索領域を、眼探索領域データ55として、データ保持部5に記憶する。
図7は、眼探索領域Eの例を示す図である。図7で一点鎖線で囲まれた2つの長方形が眼探索領域Eを表す。例えば、顔領域Fの幅をWとして、眼探索領域Eの1つを、縦0.35W、横0.26Wの長方形とする。そして、鼻孔の重心Cnの上0.08Wから上に、また、左右は鼻孔の重心Cnを中心に間を0.13Wだけ離して2つの長方形を眼探索領域Eとして設定する。
下瞼検出部26は、下瞼を眼探索領域Eの中で下から探索する。例えば図4Bに示すフィルタを用いて、垂直方向エッジを眼探索領域Eの下から走査して算出する。多くの場合、眼探索領域Eを下から走査して、最初に検出される所定の長さ以上の横プラスエッジ(上から下に向かって暗から明に変化するエッジ)を下瞼とすることができる。
被写体が眼鏡をかけている場合は、レンズの枠が検出されることがある。しかし、眼鏡をかけている場合は、鼻孔検出部24でパッドが検出されるので、レンズの枠を推定しやすい。また、レンズの枠は眼や眉より細く、上下のエッジがほぼ平行に現れるので、容易に判断できる。下瞼検出部26は、検出した下瞼を瞼データ56の一部として、データ保持部5に記憶する。
上瞼検出部27は、下瞼の上の領域で上瞼を検出する。例えば図4Bに示すフィルタを用いて、下瞼の上を下から上に走査して、最初に検出される所定の長さ以上の横マイナスエッジ(上から下に向かって明から暗に変化するエッジ)を上瞼とする。
下瞼は、鼻孔に基づいて設定された眼探索領域Eを下から走査して検出されるので、確定している。下瞼の上に最初に検出される横マイナスエッジは、虹彩の上エッジを除けば、上瞼しかない。所定の長さ未満のエッジを棄却すれば、下から探索して最初の横マイナスエッジを上瞼とすることができる。上瞼検出部27は、検出した左右の上瞼を瞼データ56の一部としてデータ保持部5に記憶する。
眼開閉判定部28は、上瞼と下瞼の対から眼の開いている度合いを計算する。開いている度合い(開度)は、例えば、上瞼の中心と下瞼の中心の距離である。
上下瞼の対とその開度を時系列に対応づけて、開度の変化が瞬きと判定される場合、閉眼とは判定しない。例えば、開度が所定の値以上の瞼候補が、所定のフレーム数以下の画像において、開度が小さくなり、再び開度が大きくなった場合に瞬きと判定する。
また、例えば、所定のフレーム数以上、連続した画像において、瞼の開度が所定の値よりも小さい場合に閉眼と判定する。瞼の開度を他の処理に利用することができる。例えば、閉眼と判定された場合に、居眠りと判定することができる。また、眼の開度を顔の向きに加算して、視線の方向を推定することができる。
表示処理部29は、検出された結果の上下瞼を顔の輪郭等とともに表示装置7に表示する。また、上下瞼の開閉度や、居眠りと判定された場合に音響等を含む警告表示を行ってもよい。また、推定された視線の方向を表示してもよい。
つぎに、眼部検出装置1の動作について説明する。なお、眼部検出装置1の動作は、制御部14がカメラ2、送受信部16、画像メモリ12、外部記憶部13及び主記憶部15と協働して行う。
図8は、眼部検出装置1の動作の一例を示すフローチャートである。制御部14は送受信部16を介してカメラ2から時系列の顔画像を入力する(ステップS1)。そして、前述のとおり、顔領域Fを設定する(ステップS2)。
図9は、ステップS2における顔領域設定処理の動作の一例を示すフローチャートである。制御部14は、データ保持部5から顔画像データ51を読み出し、この顔画像の画素値を横方向(水平方向)に微分する(ステップA1)。具体的には、各画素の輝度とその画素に隣接する画素の輝度との差分を算出して、エッジ部抽出画像を生成する。エッジ部抽出画像において、背景の縦エッジと顔画像の縦エッジのみが抽出される。これらの縦エッジは、運転者の顔が動いていない場合でも、抽出される。
なお、エッジ部抽出画像の画素値(輝度の微分値)を縦方向(垂直方向)に投影して得られるヒストグラムでは、すべてのエッジ部の強度がほぼ等しいので、顔の両端位置を特定することはできない。
制御部14は、顔画像の画素値を時間で微分する(ステップA2)。具体的には、ある時刻における各画素の輝度とその直前の画像の各画素の輝度との差分を算出して、動く対象のみを強調した画素値時間微分画像を生成する。
運転者は運転中に完全に静止するのではないので、画素値時間微分画像では、動いているものの輪郭、つまり運転者の顔の輪郭が太く検出される。これに対して、窓、ピラー、ヘッドレスト等の背景は全く動かないため、ほとんど残らない。但し、画素値時間分画像では、運転者がよく動く場合には顔の輪郭が検出されるが、運転者がほとんど動かない場合にはほとんど検出されない。そこで、次の処理が必要となる。
制御部14は、エッジ部抽出画像と画素値時間微分画像とを合成して第1の合成画像を生成し(ステップA3)、第1の合成画像の画素値(輝度)を縦方向に投影してヒストグラムを生成する。第1の合成画像は、エッジ部抽出画像と画素値時間微分画像とが合成された画像である。よって、運転者が動いていない場合でも動いている場合でも、第1の合成画像には、運転者の顔の縦エッジ又は輪郭が現れる。
なお、エッジ部抽出画像の画素値と画素値時間微分画像の画素値をそれぞれ縦方向に投影して2つのヒストグラムを生成し、この2つのヒストグラムを合計してもよい。そして、第1の合成画像のヒストグラムからピークを検出する(ステップA4)。
制御部14は、第1の合成画像のヒストグラムから検出された複数のピークの中から、人の顔幅に最も対応するピーク間隔となる2つのピークを検出し、この2つのピークを顔の左右位置として検出する(ステップA5)。
なお、顔左右位置検出ルーチンは、上記の例に限定されるものではなく、例えば次のようなものでもよい。
例えば、制御部14は、ステップA2において、画素値の時間微分演算の対象として顔画像を用いたが、その代わりにエッジ部抽出画像を用いてもよい。つまり、ステップA2では、エッジ部抽出画像の画素値(輝度)を時間で微分して、エッジ部時間微分画像を生成してもよい。これにより、エッジ部抽出画像内の複数の縦エッジのうち、窓、ヘッドレスト等の全く動かない背景の縦エッジを消去して動きのある顔画像の中の縦エッジのみを抽出できる。
ステップA3以降は、上記と同様である。なお、ステップA3及びA4では、制御部14は、上記と同様に、エッジ部抽出画像とエッジ部時間微分画像とを合成して第2の合成画像を生成し、第2の合成画像の画素値(輝度)を縦方向に投影してヒストグラムを生成し、このヒストグラムからピークを検出すればよい。
次に、制御部14は、顔の両端の範囲内で、横エッジを横方向に投影してヒストグラムを作成する。このヒストグラムでは、眉、目、口に相当する部分にピークが生じている。そこで、ヒストグラムのピークに基づいて顔の上及び下位置を検出する(ステップA6)。なお、顔の両端の範囲内で、垂直方向エッジを上から探索して、眉上のエッジを検出し、垂直方向エッジを下から探索して、口下のエッジを検出してもよい。
顔の左右端と、眉上及び口下位置Mで囲まれる顔領域Fの座標を設定して(ステップA7)、眼部検出処理(図8)に戻る。なお、顔の左右位置及び上下位置の検出方法は、上記の例に限定されるものではなく、その他テンプレートマッチングや距離画像を用いる手法であってもよい。
図8のフローチャートに戻って、顔領域Fの中に鼻孔探索領域Nを設定する(ステップS3)。前述のとおり、例えば、口下位置Mと統計的データに基づいた比率で、顔領域Fの中に鼻孔探索領域Nを設定する。
制御部14は、設定した鼻孔探索領域Nの範囲で、鼻孔を検出する(ステップS4)。図10は、ステップS4の鼻孔検出処理の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部14は、顔領域Fの範囲における画素の平均輝度を算出し、その平均輝度から明暗を識別するための明暗閾値を算出する(ステップB1)。ついで、鼻孔探索領域Nの範囲の画素から、明暗閾値より低い(暗い)輝度値の画素を探索する。そして、連続する低輝度画素群の丸らしい尤度を算出し、鼻孔探索領域Nにおける尤度マップを作成する(ステップB2)。
連続する低輝度画素群の丸らしい尤度は、例えば、前述の低輝度画素群の周囲の4種類のエッジについて、エッジの長さに対する、エッジの中点と重心の距離を用いることができる。又は、例えば、円に近いほど、周に対する面積が大きいことを利用して、低輝度画素群の境界を構成する画素の数に対する、低輝度画素群内の画素数としてもよい。
制御部14は、尤度マップの中で最大尤度から、尤度の閾値を算出する(ステップB3)。尤度閾値を超える低輝度画素群を鼻孔候補とする(ステップB4)。このとき、距離が近い候補同士をペアにしておく。
制御部14は、鼻孔(ペア)候補のうち、最も尤度が高い候補を有するペアを鼻孔と決定する(ステップB5)。鼻孔候補のうち、口下位置Mに最も近い候補を鼻孔と判定してもよい。図11は、鼻孔決定処理の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部14は、鼻孔候補(ペア)のうち、1つを選択して鼻孔候補nとする。そして、鼻孔候補nの重心と口下位置Mとの距離Lnを算出する(ステップC1)。残りの鼻孔候補について、i=1とおいて、鼻孔候補iを選択する(C2)。
鼻孔候補iの重心と、口下位置との距離Liを算出する(ステップC3)。距離Lnと距離Liを比較して、Lnの方がLiより大きければ(ステップC4;No)、LiをLnに代入し、そのときの番号iの鼻孔候補iを選択した鼻孔候補nとする(ステップC5)。LnがLi以下であれば(ステップC4;Yes)、選択した鼻孔候補を置き換えない。
番号iをインクリメントして(ステップC6)、鼻孔候補iが存在すれば(ステップC7;Yes)、ステップC3に戻って距離の比較を繰り返す(ステップC3〜C6)。鼻孔候補が尽きれば(ステップC7;No)、そのときの鼻孔候補nを鼻孔と決定して(ステップC8)、鼻孔検出処理に戻る。
鼻孔検出処理からさらに図8の眼部検出処理に戻って、鼻孔の位置に基づいて眼探索領域Eを設定する(ステップS5)。前述のとおり、例えば、辺の長さを顔領域Fの縦又は横の長さに所定の比率を乗じた長さとする長方形を、鼻孔の上に所定の間隔をあけて設置して、眼探索領域Eとする。
制御部14は、顔領域Fの範囲における画素の平均輝度を算出し、その平均輝度から明暗を識別するための明暗閾値を算出する(ステップS6)。鼻孔検出処理(図10のステップB1)で算出した明暗閾値を用いてもよい。そして、上下瞼検出処理を行う(ステップS7)。
制御部14は、眼探索領域Eの範囲を下から、明暗閾値より低い(暗い)輝度値の画素を探索する。そして、下から上に向かって明から暗に変化する、所定の長さ以上の垂直方向エッジを下瞼とする。そして、検出した下瞼から上に上瞼を探索する。下から上に向かって暗から明に変化する、所定の長さ以上の垂直方向エッジを上瞼とする。
検出した上下の瞼から、眼の開閉度を判定する(ステップS8)。例えば、上瞼と下瞼のエッジのペアで挟まれた部分の画素数から開眼か閉眼かを判定する。
以上、説明したとおり、顔画像データから鼻孔を検出して、鼻孔に基づいて眼探索領域Eを設定する。そして、眼探索領域Eの範囲で下から下瞼を検出し、さらに下瞼の上の部分で上瞼を検出する。従って、本発明の眼部検出装置1によれば、顔画像から眼を速く確実に検出することができる。
また、顔領域Fの特徴に基づいて鼻孔探索領域Nを設定し、鼻孔探索領域Nの範囲で鼻孔の特徴を用いて検出する。さらに、複数の鼻孔候補を検出した場合、口下位置に最も近い候補を鼻孔と判定する。従って、鼻孔を速く確実に検出できる。その結果、眼探索領域Eを適切な範囲に設定できるので、上下の瞼を効率よく検出することができる。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
制御部14、送受信部16、画像メモリ12、外部記憶部13及び主記憶部15などから構成される眼部検出装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する眼部検出装置1を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで眼部検出装置1を構成してもよい。
また、眼部検出装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の実施形態に係る眼部検出装置のブロック図である。 本発明の一実施の形態である眼部検出装置の論理的な構成を示すブロック図である。 図1に示すコンピュータの構成を示すブロック図である。 縦エッジ検出用オペレータの例を示す図である。 横エッジ検出用オペレータの例を示す図である。 縦方向に連続する濃淡差の例を表す図である。 横方向に連続する濃淡差の例を表す図である。 顔画像の領域を特定するデータの例を示す図である。 鼻孔探索領域の例を示す図である。 眼探索領域の例を示す図である。 眼部検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 顔領域設定処理の動作の一例を示すフローチャートである。 鼻孔検出処理の動作の一例を示すフローチャートである。 鼻孔決定処理の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 眼部検出装置
2 カメラ(画像取得手段)
5 データ保持部
10 コンピュータ
12 画像メモリ
13 外部記憶部
14 制御部(画像取得手段、鼻孔検出手段、眼探索領域設定手段、眼部探索手段、口下検出手段、鼻孔探索領域設定手段、下瞼検出手段、上瞼検出手段)
15 主記憶部
16 送受信部(画像取得手段)
21 画像入力部(画像取得手段)
22 口下検出部(口下検出手段)
23 鼻孔探索領域設定部(鼻孔探索領域設定手段)
24 鼻孔検出部(鼻孔検出手段)
25 眼探索領域設定部(眼探索領域設定手段)
26 下瞼検出部(眼部探索手段、下瞼検出手段)
27 上瞼検出部(眼部探索手段、上瞼検出手段)
28 眼開閉判定部
51 顔画像データ
52 顔領域・口下位置データ
53 鼻孔探索領域データ
54 鼻孔データ
55 眼探索領域データ
56 瞼データ

Claims (6)

  1. 顔画像を取得する画像取得手段と、
    前記顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出手段と、
    前記鼻孔検出手段で検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定手段と、
    前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索手段と、
    を備えることを特徴とする眼部検出装置。
  2. 前記眼部検出装置は、前記顔画像から口下の位置を検出する口下検出手段を含み、
    前記鼻孔検出手段は、鼻孔の探索条件に適合する複数の鼻孔候補を検出した場合、該複数の鼻孔候補のうち、前記口下検出手段で検出した口下の位置に最も近いものを鼻孔と判定することを特徴とする請求項1に記載の眼部検出装置。
  3. 前記鼻孔検出手段は、前記顔画像の中で鼻孔が存在する可能性の高い領域を、鼻孔探索領域として設定する鼻孔探索領域設定手段を含み、
    前記鼻孔探索領域設定手段で設定した前記鼻孔探索領域を所定の条件で探索して、隣り合う2つの暗所を鼻孔と判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼部検出装置。
  4. 前記眼部探索手段は、
    前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって明から暗に変化する垂直方向エッジを前記眼探索領域の下から探索し、最初に検出した所定の条件に適合する前記垂直方向エッジを下瞼と判定する下瞼検出手段と、
    前記下瞼検出手段で検出した下瞼の上の領域で、下から上に向かって暗から明に変化する垂直方向エッジを上瞼と判定する上瞼検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の眼部検出装置。
  5. 顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出ステップと、
    前記鼻孔検出ステップで検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定ステップと、
    前記眼探索領域設定ステップで設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索ステップと、
    を備えることを特徴とする眼部検出方法。
  6. コンピュータを、
    顔画像から鼻孔を検出する鼻孔検出手段と、
    前記鼻孔検出手段で検出した鼻孔の位置にもとづいて、前記顔画像の中に眼探索領域を設定する眼探索領域設定手段と、
    前記眼探索領域設定手段で設定した前記眼探索領域の範囲で、前記顔画像の下から上に向かって所定の条件で眼を探索する眼部探索手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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