JP3444115B2 - 居眠り状態検出装置 - Google Patents

居眠り状態検出装置

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JP3444115B2
JP3444115B2 JP31711196A JP31711196A JP3444115B2 JP 3444115 B2 JP3444115 B2 JP 3444115B2 JP 31711196 A JP31711196 A JP 31711196A JP 31711196 A JP31711196 A JP 31711196A JP 3444115 B2 JP3444115 B2 JP 3444115B2
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雅之 金田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転者、船
舶の操船者、プラント等のオペレータなどの居眠り状態
を検出する居眠り状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理による居眠り状態検出装
置には、例えば特開平7−208927号に記載された
ようなものがある。これは画像データの図22に示すよ
うな局所矩形領域Aの平均濃度情報により二値化閾値を
設定し、濃淡画像データの二値化処理を行い二値化画像
において濃度投影、ラベリング処理等を行うことで眼の
位置検出し、開閉眼の状態変化により居眠り状態を検出
することにより、光環境の変化があっても安定した状態
で居眠り状態検出ができる構成となっているものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
居眠り状態検出装置では、局所領域Aが画面右上部に固
定されているため、体格の違い等により、図23に示す
ように顔の位置が異なる場合に適切な二値化閾値が設定
できないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑み、光環境の
変化や個人差による顔の位置の違いにも対応でき、居眠
り状態検出が常に安定して行えるようにした居眠り状態
検出装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の本発明にあっては、複数画素より得られた
顔の画像データを処理して居眠り状態を検出する居眠り
状態検出装置において、顔に対する縦方向に配列された
画素列に沿って画素の濃度を検出し、前記画素列におけ
る濃度の局所的な高まりごとに1個づつの画素を定めて
抽出点とし、隣接する縦方向に配列された画素列の横方
向に近接した抽出点を連続して顔に対して横方向に延び
る曲線群を抽出することにより、眼の位置を検出する眼
の位置検出手段と、眼を含む所定領域内で縦方向の画素
列に沿って画素の濃度を検出して画素列ごとにその濃度
の相加平均値を演算し、該相加平均値から画素の濃度の
位置微分値を演算し、両演算値から前記画素列における
抽出点を求め、各列ごとの抽出点の濃度値に基づいて二
値化閾値を設定する二値化閾値設定手段と、前記二値化
閾値により眼を含む所定領域内を二値化する二値化手段
と、該二値化手段において二値化処理された眼を含む所
定領域内でラベリング処理を行い、眼のラベルデータを
選択するラベルデータ選択手段と、前記眼のラベルデー
タにおいて縦方向への特定画素値の最大連続数を眼の開
度値として検出する眼の開度検出手段と、前記眼の開度
値より眼の開閉状態を判定し、その開閉状態の変化から
覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、からなる。すなわ
ち、本発明によれば、眼の位置検出手段によって、顔の
縦方向の画素列に沿って画素の濃度を検出し、前記画素
列における濃度の局所的な高まりごとに1個づつの画素
を定めて抽出点とし、隣接する画素列の画素列方向に近
接した抽出点を連続して顔の横方向に延びる曲線群を抽
出することにより眼の位置が検出される。そして、二値
化閾値設定手段によって、眼を含む所定領域内で縦方向
の画素列に沿って画素濃度を検出して画素列ごとにその
濃度の相加平均値を演算し、該相加平均値から画素の濃
度の位置微分値を演算し、両演算値から、前記画素列に
おける抽出点を求め、各列ごとの抽出点の濃度値に基づ
いて、二値化閾値が設定される。次に、二値化手段によ
り、前記二値化閾値において眼を含む所定領域内の二値
化処理が行われ、ラベルデータ選択手段によって、前記
二値化画像において眼のラベルデータが選択されるとと
もに、眼の開度検出手段にて、前記眼のラベルデータの
特定画素の縦方向への最大連続数より眼の開度が検出さ
れる。そして、覚醒度判定手段によって、この開度より
眼の開閉状態を判定し、その開閉状態の変化から覚醒度
が判定される。このため、光環境の変化や個人差による
顔の位置の違いが生じた場合であっても、これに対応で
き、居眠り状態検出が常に安定して行われる。
【0006】また、請求項2の発明においては、前記二
値化閾値設定手段は、前記縦方向の画素列上の画素の
度値の片方向のピークの前後の濃度の、位置についての
微分値が所定値を越える画素を特定して抽出点とする抽
出手段を有する。
【0007】つまり、前記二値化閾値設定手段における
抽出点は、抽出手段によって、縦方向の画素列上の画素
の濃度値の片方向のピークの前後の濃度の位置について
の微分値が所定値を超える画素に特定されるので、各画
素における濃度値の大局的な変化が捉えられる。
【0008】さらに、請求項3の発明では、前記二値化
閾値設定手段は、各抽出点のピーク濃度値の前後で、位
置についての微分値が最大となる画素、及び位置につい
ての微分値が最小となる画素の濃度値に基づいて、二値
化閾値を設定する。
【0009】これによって、濃度変化がもっとも大きい
箇所をとらえることができ、その変化部の濃度値を基準
として適切な二値化閾値を設定することができる。
【0010】そして、請求項4の発明では、前記二値化
閾値設定手段は、前記画素列において1つの画素を含ん
で連続した複数の画素の濃度値を平均化して1つの画素
の濃度値とする。
【0011】これによって、各画素における濃度値の変
化の小さなばらつきをなくすことができる。
【0012】請求項5の発明にあっては、前記二値化閾
値設定手段は、眼を含む所定領域の基準点を、眼のラベ
ルデータに基づき得られた眼の中心座標に切り換えるこ
とを特徴とする。
【0013】これにより、眼が存在する範囲に領域を限
定した状態での判断が行われる。
【0014】加えて、請求項6の発明においては、前記
ラベルデータ選択手段は、眼を含む所定領域の上端、下
端のラインに接していない最大面積を持ち、且つ上端、
下端ラインの双方に接しない最大の面積値を有するラベ
ルデータを選択する。
【0015】これにより、眼の位置が、ほくろ等のノイ
ズデータの影響を受けることなく、眼のラベルデータを
正確に認識することができる。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、図面に
従って説明する。図1は、本発明に対応した各ブッロク
を示す模式図であり、本実施の形態の主な構成が示され
ている。
【0017】すなわち、本実施の形態にかかる居眠り状
態検出装置は、顔画像を入力する画像入力手段CL1
と、該画像入力手段から入力された顔画像の縦方向の画
素列の濃度を検出する画素列の濃度検出手段CL2と、
前記画素列における濃度の高まりとその変化状態により
ポイントを抽出するポイント抽出手段CL3と、隣接す
る画素列の画素列方向に近接したポイントを連続して、
顔の横方向への曲線群を抽出する曲線群の抽出手段CL
4と、曲線群の中から眼を選択する眼の位置検出手段C
L5と、眼を含む所定領域内で縦方向への濃度の高まり
とその変化状態によりポイントを抽出するポイント抽出
手段CL6と、前記ポイント前後の濃度変化状態から二
値化閾値を設定する二値化閾値設定手段CL7と、前記
二値化閾値に基づき眼を含む所定領域内を二値化する二
値化手段CL8と、前記眼を含む所定領域内の二値化画
像においてラベルデータを選択するラベルデータ選択手
段CL9と、前記ラベルデータ選択手段において選択さ
れた眼のラベルデータの特定画素値の縦方向への最大連
続数を眼の開度値として検出する眼の開度値検出手段C
L10と、前記眼の開度値より眼の開閉状態を判定し、
その開閉パターンより覚醒度を判定する覚醒度判定手段
CL11と、覚醒度が低下していると判定された場合に
警報を与える警報手段CL12とを備えてなる。
【0018】ここで、光環境の変化が最も激しく、また
不特定多数の人が運転する車両は個人差においても幅広
い顔の位置があると考えられることから、本実施の形態
では車両に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0019】すなわち、図2に示すように、車両のイン
ストルメントパネルには、運転者の顔部分を正面から撮
影する画像入力手段CL1としてのTVカメラ21が設
置されており、このTVカメラ21の入力画像は、本実
施の形態では、横(X)方向512画素、縦(Y)方向
480画素からなる。TVカメラで撮影された入力画像
は、A−D変換器22を介して、デジタル量の入力画像
データとして画像メモリ23に格納される。画像メモリ
23には、これに格納された入力画像データに基づい
て、顔の縦方向の画素列の濃度を検出する画素列の濃度
検出手段CL2と、前記画素列における濃度の高まり
と、その変化状態によりポイントを抽出するポイント抽
出手段CL3と、隣接する画素列の画素列方向に近接し
たポイントを連続して顔の横方向への曲線群を抽出する
曲線群の抽出手段CL4からなる画像データ演算回路2
4と、曲線群から眼の選択を行うことで眼の位置を検出
する眼の位置検出手段CL5の眼の位置検出回路25
と、眼を含む所定領域内で縦方向への濃度の高まりとそ
の変化状態からポイントを抽出するポイント抽出手段C
L6と、前記ポイント前後の濃度変化状態から二値化閾
値を設定する二値化閾値設定手段CL7と、前記二値化
閾値に基づき眼を含む所定領域内を二値化する二値化手
段CL8と、前記眼を含む所定領域内の二値化画像にお
いてラベルデータを選択するラベルデータ選択手段CL
9と、前記ラベルデータ選択手段において選択された眼
のラベルデータの特定画素値の縦方向への最大連続数を
眼の開度値として検出する眼の開度値検出手段CL10
とからなる開閉眼検出回路26が接続されている。この
開閉眼検出回路より送出される開閉眼の検出結果から覚
醒度を判定する覚醒度判定手段CL11の覚醒度判定回
路27があり、覚醒度が低下したと判定された場合に居
眠り状態を解消させる警報を警報手段CL12の警報装
置28より発生する。
【0020】次に、上記構成における動作の流れを、図
3のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステッ
プ31において、TVカメラ21によって顔部分が撮影
され、ステップ32で1フレーム分の入力画像がA−D
変換器22でデジタル信号に変換されたうえ画像メモリ
23に格納される。
【0021】次に、ステップ33において、眼の存在領
域が設定されているかどうかがチェックされる。眼の存
在領域とは、眼を含む所定領域を示し眼の開度検出の処
理を行う領域である。また、この所定領域は、眼の追跡
領域としても用いられる。
【0022】眼の存在領域が設定されていない場合は、
ステップ34および35において、眼が存在する領域の
横方向(X方向)の幅と縦方向(Y方向)の幅を設定す
る。眼の位置検出処理の詳細は、図4のフローチャート
と、図5〜図10に示す説明図により後述する。ステッ
プ33で眼の存在領域が設定されていると判断された場
合、ステップ36で眼の開度の検出が行われる。この処
理の詳細は図11のフローチャートと、図12〜図14
に示す説明図により後述する。
【0023】この後、ステップ37において、前ステッ
プで検出された眼の開度値より眼が正しく追跡されてい
るか否かを確認する。眼が正しく追跡されていると判定
された場合は、ステップ38に移り目の開度値により開
眼か閉眼かの判定を行う。その後、ステップ39に移行
し、眼の追跡、つまり眼の存在領域の変更を行う。
【0024】この後のステップ310において、前ステ
ップで検出された開閉眼パターンから運転者の覚醒度の
判定が行われる。覚醒度の判定の詳細は、図21に示す
説明図により後述する。
【0025】また、ステップ37で眼が正しく追跡され
ていないと判定された場合は、ステップ311に移り眼
の開度値と眼の存在領域をクリアし、ステップ31に戻
り次のフレームの処理に移る。この眼の追跡の詳細は、
図15に示す説明により後述する。
【0026】次に眼の位置検出方法の詳細を説明する。
【0027】眼の位置検出処理の流れを、図4のフロー
チャートに基づいて説明する。まず、ステップ41で
は、図5に示すように、Y軸方向に、480個のライン
上のデータに対してポイント抽出の処理を行い1ライン
終了後に、一つ隣のラインの処理に移して行き、Y軸方
向(所定方向)の全ラインでのポイント抽出が終了した
か否かを判断する。ステップ41で全ラインにおいてポ
イント抽出が行われていないと判断された場合は、ステ
ップ42に移行する。このステップ42では、所定方向
の1ラインの濃度値の相加平均演算を行う。この処理
は、画像データ撮影時の濃度値の変化の小さなばらつき
をなくすことを目的としており、濃度値の大局的な変化
を捉えるためである。図6(a)に、図5のXaのライ
ンデータの相加平均演算の処理結果を示す。図4のステ
ップ43では、ステップ42の演算結果である相加平均
値における微分演算を行う。この処理結果を、図6の
(b)に示す。図4のステップ44では、ステップ43
の演算結果である微分値によるポイント抽出を行う。そ
のポイント抽出方法は、微分値が負から正に変化するポ
イント(p1〜p5)、図6の(a)でいうと、グラフ
が下向きに凸になるポイントを抽出する。次にそのポイ
ントに達するまでの濃度値の変化(q1〜q5)が所定
値以下であるか否か、図6の(b)のハッチング部分に
入るか否かを判定し、所定値以下の濃度の変化を持つポ
イントを対象としてY座標値(A1〜A3)を抽出す
る。この処理が1ライン終了後、ステップ45で、次の
ラインの処理に切り換えて行く。この処理を繰り返す中
で、例えば、図5に示すXbのようなラインの場合、図
7の(a),(b)からも分かるように抽出ポイントが
ない場合もある。
【0028】ステップ41で全ラインのポイント抽出が
終了したと判断されると、図8に示すような、ポイント
が抽出される。つまり図8のXcライン上では、A1,
A2の二つのポイントが抽出されており、Xdライン上
では、A1,A2,A3,A4の四つのポイントが抽出
されていることになる。
【0029】その後、ステップ46へ移行し、隣り合う
各ラインの抽出ポイント(A1,A2,A3,・・・)
のY座標値が所定値以内の場合、連続データとして、
連続データのグループ番号、連続開始ライン番号、
連続データ数をメモリする。この具体的な処理内容を、
図9を用いて説明する。ライン1には、Y座標値が19
2と229の二つの抽出ポイントがある。ライン1のY
座標値が192のポイントは左隣のラインが存在しない
ので、この段階での連続データはないため、連続デー
タのグループ番号は”1”となる。また、Y座標値22
9のポイントも同様の理由でこの段階での連続データは
存在しないため、連続データのグループ番号は、その
次の”2”とする。つぎに、右隣のライン2には、Y座
標値が191と224の二つの抽出ポイントがある。ラ
イン2のY座標値191のポイントは、左隣のライン1
のY座標値192と10以内のポイントであるため、連
続データのグループ番号を”1”とする。この時、連
続データ数は2となる。ライン2のY座標値224のポ
イントにおいても同様の判定を行うと連続データのグ
ループ番号は”2”、連続データ数は2となる。
【0030】次のライン3のY座標値360のポイント
では、左隣のライン2に360と10以内になるポイン
トが存在しないので、連続データのグループ番号
は、”3”となり、連続データ数は1となる。
【0031】また、ステップ46での連続開始ライン
番号は、連続データ数が1と判断されるポイントを有
するライン番号のことをいう。
【0032】ステップ46では、このようにして各ライ
ンのポイントの連続性の判断を全ラインにおいて終了す
るまで行い、ステップ47へ移行する。
【0033】ステップ47では、同じ連続データグルー
プ番号を持つポイントのY座標値の平均値を連続ポイ
ントの平均値にメモリする。この値は、そのグループの
代表Y座標値として用いることができる。また、連続開
始ラインとその連続データ数から連続終了ラインを求
め、連続開始ラインと連続終了ラインの平均値をメモリ
する。この値は、そのグループの代表X座標値として用
いることができる。
【0034】このようにして得られた、各連続グループ
データを、ステップ48で、各連続グループの長さ、
(X,Y)座標値により判定することにより、眼の位置
を特定できる。
【0035】ここで、図10を用いて具体的な眼の位置
検出方法について説明する。
【0036】まず始めに、眼の特徴量を考えると、横に
長く、上に凸型の弓形形状であると定義づけることがで
き、この定義付けに基づいて連続データの絞り込みを行
うと、眼は横に長いという条件から、ポイント連続数が
5ポイント以上続き、また、弓形形状であるという条件
から、連続開始ポイントと連続終了ポイントのY座標値
の差は、小さい連続データに絞り込むことができる。こ
の判定に基づき連続データの絞り込みを行うと、図10
の(a)に示すようなグループG1〜G6が抽出され
る。次に前述した各グループのX,Yの代表座標値の位
置を考えると、図10の(b)に示すように、X座標方
向での接近度合いより、ZONE:L,ZONE:C,
ZONE:Rに分類できる。これは、左眼と左眉でX座
標方向に大きく離れることはなく、また右眼と右眉でX
座標方向に大きく離れることはないからである。また鼻
下の影により連続データとなったものや、口の連続デー
タは中央付近に位置する。
【0037】このようにX座標方向の接近度合いで、更
にデータを分類し、データを絞り込んで行くことで眼の
位置検出を容易に行うことができる。ZONE:Lに含
まれる連続データとしては、左眼と左眉であり、ZON
E:Rに含まれる連続データは右眼と右眉であると判定
すると、眼の位置は、G3,G4であり、その座標値も
特定できる。
【0038】次に、図3のステップS36の眼の開度検
出処理の詳細を説明する。
【0039】まず始めに、開度検出を行う二値化画像へ
変換するための二値化閾値設定方法の流れを、図11の
フローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS
1では、図12(a)に示すようにY軸方向にライン上
のデータに対してポイント抽出の処理を行い1ライン終
了後に、一つ隣のラインの処理に移行し、Y軸方向(所
定方向)の全ラインでのポイント抽出が終了したか否か
を判断する。ステップS1で全ラインにおいてポイント
抽出が行われていないと判断された場合は、ステップS
2に移行する。このステップS2では、所定方向の1ラ
インの濃度値の相加平均演算を行う。この処理は、画像
データ撮影時の濃度値の変化の小さなばらつきをなくす
ことを目的としており、濃度値の大局的な変化を捉える
ためである。図12(b)に、図12(a)のXaのラ
インデータの相加平均演算の処理結果を示す。図11の
ステップS3では、ステップS2の演算結果である相加
平均値における微分演算を行う。この処理結果を図12
の(c)に示す。図11のステップS4では、ステップ
S3の演算結果である微分値によるポイント抽出を行
う。そのポイントの抽出方法は、微分値が負から正に変
化するポイントP、図12の(b)でいうと、グラフが
左向きに凸になるポイントを抽出する。次にそのポイン
トの前後の濃度値の変化が所定値以下、以上であるか否
か、図12の(c)のハッチング部分に入るか否かを判
定し、上記条件を満足する濃度値の変化を持つポイント
Pを抽出する。
【0040】ステップS5で図12の(a)に示すよう
にXa列に抽出ポイントPが存在すると判定された場合
は、ステップS6へ移行し、P点の前後の微分値の最
大、最小値であるQ点とR点のY座標の濃度値をNal
(微分値が最小となるY座標の濃度値)とNah(微分
値が最大となるY座標の濃度値)をメモリしてステップ
S7へ移行する。
【0041】ステップS7では、つぎのラインへの処理
に切り換えステップS1で全ラインの処理の終了が確認
されるまで同一の処理を繰り返す。つまり図13(a)
に示すようにXa列後のXb列では、Xb列の抽出ポイ
ントP点の前後の微分値の最大、最小値であるQ点とR
点のY座標の濃度値をNb1とNbhとしてメモリして
行く。各ラインでメモリされる抽出ポイントの前の濃度
変化の最小微分値、N_1は濃度値が明るい部分から暗
い部分へ最も大きく変化する箇所であり、この濃度値よ
り暗くなる部分、つまり抽出ポイントP点に向かっては
眼にあたる部分の濃度値であるといえる。また、各ライ
ンでメモリされる抽出ポイントの後ろの濃度変化の最大
微分値、N_hは濃度値が暗い部分から明るい部分へ最
も大きく変化する箇所であり、抽出ポイントP点からこ
の濃度値まで明るくなる部分が眼にあたる濃度値である
といえる。よって、N_1,N_hの値は、二値化処理
で眼の部分を黒画素(0)に、眼の回りの肌の部分を白
画素(1)に確実に変換する閾値の設定情報として用い
ることができる。
【0042】ステップS1で全ラインの処理の終了が確
認された場合、ステップS8へ移行し、各ラインの抽出
ポイントの濃度値(N_1,N_h)の情報から二値化
閾値を設定する。二値化閾値の設定は、下記に示すよう
な方法が考えられる。
【0043】各ラインの最小微分値N_1の最小値を
更新してその値を基準に設定する。
【0044】各ラインの最大微分値N_hの最大値を
更新してその値を標準に設定する。
【0045】各ラインの最小微分値N_1の平均値を
基準に設定する。
【0046】各ラインの最大微分値N_hの平均値を
基準に設定する。
【0047】各ラインの全N_1,N_hの平均値を
基準に設定する。
【0048】次に図14で、眼の開度の検出方法を説明
する。
【0049】前記方法に求めた二値化閾値で眼の存在領
域の二値化処理を行う。その二値化画像は、検出対象者
が正常時と居眠り状態時で、それぞれ図14に示すよう
になる。この時、黒画素を対象としたラベリング処理を
行った場合、ラベルデータは、正常時、居眠り状態時、
共に一つのラベルデータ、ラベル1しか存在しない、こ
の時ラベル1の縦方向への特定画素(この例では黒画
素:1)の縦方向への最大連続数をカウントすると、正
常時(開眼)ではその値が大きくなり、居眠り時(閉
眼)ではその値が小さくなる。このようにして眼の開度
検出を行うことができる。
【0050】本実施の形態では、眼以外のラベルが存在
しない場合について説明したが、眼鏡のフレームや髪の
毛等の眼以外のラベルが領域内に入ってきた場合は、図
16〜図20を用いて後に説明する。
【0051】次に、図3のステップ38における開閉眼
を判定する方法の詳細を示す。
【0052】被撮影者が特定された場合、眼の開度の出
力値は、開眼状態から閉眼状態の間で変化する。よっ
て、開眼・閉眼の判定を行う基準値、つまり開閉眼を判
定するスレッシュホールドは、その範囲内にあることに
なる。ここでそのスレッシュホールドをどう設定するの
が妥当なのかを、検討した結果、居眠り状態の人は、熟
睡状態ではないため完全に眼の閉じない運転者も見られ
ることにより、開眼・閉眼の中央値をスレッシュホール
ドをすることが望ましいと思われる。
【0053】次に、図3のフローチャートのステップ3
7、39、311における眼の追跡・追跡ミスした時の
復帰方法の詳細を示す。このフローチャートに基づくシ
ステムをスタートさせた直後、つまり第1フレームで
は、当然、眼の存在領域は設定されていないため、ステ
ップ34、35で眼の存在領域が設定される。この時、
眼の中心座標と眼の存在領域の中心座標は図15(a)
に示すように一致している。一連の処理の終了後、第2
フレームの処理に移り、ステップ33へ進むと、ここで
は、既に眼の存在領域が設定されているため、ステップ
36に移り、眼の開度検出を行いステップ37に移る。
この時、眼が正しく捉えられている場合は、図15
(b)に示すようになる。図15(b)の眼の存在領域
は第1フレームで設定された位置にあるのに対し、眼の
位置は、2フレーム目に取り込まれた画像データの眼の
位置であるため、顔の動き等により、眼の中心点は、眼
の存在領域に対してズレてくる。しかし、眼の存在領域
に眼が接しない限り、眼の開度検出を行うことができ
る。
【0054】このようにして捉えられた図15(b)の
眼の中心座標に、ステップ39で眼の存在領域の基準点
を変更することにより、運転者の顔の動きにも対応させ
ることができる。図15(c),(d)は第3フレー
ム、第4フレームで取り込まれる顔画像データでの眼の
位置と眼のウインドウの位置関係を示したものである。
【0055】ステップ37,39,311による眼の追
跡ロジックを有することで、ステップ34,35での顔
全体からの眼の位置検出を省略できるため、眼の開度検
出の高速化が図ることができる。
【0056】また、ステップ37で眼の追跡が正しくで
きているか否かの判定は、眼の開度値によって行う。要
するに被撮影者が特定されてしまえば、眼の開度値は開
眼時〜閉眼時の範囲で変化するだけであることから、こ
の範囲外の値が出力された時は、眼の追跡ミスがあった
と判定し、ステップ311で眼の開度の出力値と、眼の
存在領域をクリアすることにより、ステップ33で再
び、顔全体からの処理に入るようにする。
【0057】次に、検出対象者が眼鏡を掛けていて、眼
の存在領域内に眼以外のものがある場合について図1
6、図17を用いて説明する。
【0058】図16に示すように検出対象者が眼鏡を掛
けている場合、図17のように眼の存在領域に眼と眼鏡
のフレームが入ってくる。このような場合には、眼の開
度値を検出する前にラベルデータの選択を行う。ラベル
データの選択方法は、ラベルデータが領域の上端または
下端のラインに接していない最大面積を持つものとす
る。この選択によって、図17の眼鏡のフレームにあた
るラベル1のデータは除外される。また、眉の一部が眼
の上に存在する場合においても、眉のラベルデータは、
上端ラインにかかることが多く容易に選択対象から除外
することができる。また、上端、下端ラインの双方に接
しない最大面積のラベルデータとすることで、眼の回り
のほくろ等のノイズも選択対象から除外することができ
る。
【0059】次に、図18に示すように、眼に髪の毛が
かかっている場合の説明を行う。このような場合、通常
の二値化後のラベリング処理では、眼と髪の毛が同一ラ
ベルとして認識されてしまうので、図19(a)に示す
ように眼の存在領域の上端、下端ライン接してしまうの
で、選択対象ラベルがなくなってしまい眼の開度検出が
できなくなる。しかし、本実施の形態では、所定領域内
での二値化閾値設定手段において抽出ポイントに基づい
て二値化閾値を設定しているため、同時に抽出ポイント
が現れるX座標方向の範囲も認識できる。つまり、髪の
毛の部分Xcライン上には、図19(b),(c)に示
すように抽出ポイントがないことがわかる。よって、ラ
ベルデータの選択を行うときに、図20に示すように領
域Dに縮小して行うことができ、仮に髪の毛のラベルデ
ータ1が残ったとしても、眼と切り離されるため、眼を
ラベル2として認識でき開度値を検出が可能である。
【0060】このように本発明では、所定領域内で眼の
ラベルデータを容易に且つ正確に選択することができる
ため、眼鏡の有無、髪型等の検出対象者の違いに対する
対応力が高い。
【0061】最後に図21を用いてステップ310にお
ける覚醒度の判定方法の詳細を示す。ステップ38で出
力される開閉眼パターンにおいて、図21に示すように
覚醒度判定区間(例えば1分程度)に出力される閉眼積
算値により、覚醒度を判定することができる。
【0062】このようにして得られた覚醒度により居眠
り状態を検出することが可能となり、的確に警報装置を
作動させ、居眠りを未然に防止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明は、顔の縦方向の画素列に沿って画素の濃度を検
出し、前記画素列における濃度の局所的な高まりごとに
1個づつの画素を定めて抽出点とし、隣接する画素列の
画素列方向に近接した抽出点を連続して顔の横方向に延
びる曲線群を抽出することにより眼の位置を検出し、眼
を含む所定領域内で縦方向の画素列に沿って画素の濃度
を検出して画素列ごとにその濃度の相加平均値を演算
し、該相加平均値から画素の濃度の位置微分値を演算
し、両演算値から前記画素列における抽出点を求め、各
列ごとの抽出点の濃度値に基づいて、二値化閾値を設定
し、前記二値化閾値において眼を含む所定領域内の二値
化処理を行い、前記二値化画像において眼のラベルデー
タを選択し、前記眼のラベルデータの特定画素の縦方向
への最大連続数より眼の開度を検出することにより眼の
開閉状態を判定し、その開閉状態の変化から覚醒度を判
定することにより、光環境の変化や個人差による顔の位
置の違いにも対応でき、居眠り状態検出が常に安定して
行うことができる。
【0064】また、請求項2の発明においては、前記二
値化閾値設定手段は、前記縦方向の画素列上の画素の
度値の片方向のピークの前後の濃度の、位置についての
微分値が所定値を越える画素を特定して抽出点とする抽
出手段を有するため、前記二値化閾値設定手段における
抽出点が、縦方向の画素列上の画素の濃度値の片方向の
ピークの前後の濃度の位置についての微分値が所定値を
超える画素に特定されるので、各画素における濃度値の
大局的な変化を捉えることができる。
【0065】さらに、請求項3の発明では、前記二値化
閾値設定手段において、各抽出点のピーク濃度値の前後
で、位置についての微分値が最大となる画素、及び位置
についての微分値が最小となる画素の濃度値に基づい
て、二値化閾値を設定するため、濃度変化が最も大きい
箇所をとらえることができ、その変化部の濃度値を基準
として適切な二値化閾値を設定することができる。
【0066】そして、請求項4の発明では、前記二値化
閾値設定手段において、前記画素列における1つの画素
を含んで連続した複数の画素の濃度値を平均化して1つ
の画素の濃度値とするので、これによって、各画素にお
ける濃度値の変化の小さなばらつきをなくすことができ
る。
【0067】また、請求項5の発明にあっては、前記二
値化閾値設定手段は、眼を含む所定領域の基準点を、眼
のラベルデータに基づき得られた眼の中心座標に切り換
えるため、眼が存在する範囲に、領域を限定した状態
で、判断を行うことができる。
【0068】加えて、請求項6の発明においては、前記
ラベルデータ選択手段は、眼を含む所定領域の上端、下
端のラインに接していない最大面積を持ち、且つ上端、
下端ラインの双方に接しない最大の面積値を有するラベ
ルデータを選択するので、眼の位置が、ほくろ等のノイ
ズデータの影響を受けることなく、眼のラベルデータを
正確に認識することができる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す模式図である。
【図2】同実施の形態を示すブロック図である。
【図3】同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】同実施の形態の眼の位置検出処理の動作を示す
フローチャートである。
【図5】同実施の形態の眼の位置検出を示す説明図であ
る。
【図6】(a)は、図5中におけるXaラインデータの
相加平均演算結果を示す図であり、(b)は、その微分
演算結果を示す図である。
【図7】(a)は、図5中におけるXbラインデータの
相加平均演算結果を示す図であり、(b)は、その微分
演算結果を示す図である。
【図8】同実施の形態の抽出ポイントを示す図である。
【図9】図4におけるフローチャートの説明に用いた具
体的な連続データの例を示す図である。
【図10】(a)は、図8における抽出ポイントをグル
ープ分けした状態を示す図であり、(b)は、グループ
分けされた抽出ポイントを各ゾーンごとに分類した状態
を示す図である。
【図11】同実施の形態の眼の開度検出処理の動作を示
すフローチャートである。
【図12】(a)は、図5の要部拡大図であり、(b)
は、Xaラインデータの相加平均演算結果を示す図であ
り、(c)は、その微分演算結果を示す図である。
【図13】(a)は、図5の要部拡大図であり、(b)
は、Xbラインデータの相加平均演算結果を示す図であ
り、(c)は、その微分演算結果を示す図である。
【図14】同実施の形態の眼の開度の検出方法を説明す
る図である。
【図15】(a)〜(d)は、第1〜第4フレームの眼
の位置を示す説明図である。
【図16】同実施の形態の検出対象者が眼鏡を掛けてい
る状態を示す説明図である。
【図17】同実施の形態における検出対象者の眼鏡のフ
レームが除外された状態を示す説明図である。
【図18】同実施の形態の検出対象者の髪の毛が眼にか
かっている状態を示す説明図である。
【図19】(a)は、図18の要部拡大図であり、
(b)は、Xcラインデータの相加平均演算結果を示す
図であり、(c)は、その微分演算結果を示す図であ
る。
【図20】同実施の形態の領域を縮小して、髪の毛のラ
ベルデータを、眼のラベルデータより切り離した状態を
示す説明図である。
【図21】同実施の形態の覚醒度の判定方法に関する説
明図である。
【図22】従来の検出方法を示す説明図である。
【図23】同従来例において、顔位置が局所領域よりず
れた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
21 TVカメラ 22 A−D変換器 23 画像メモリ 24 画像データ演算回路 25 眼の位置検出回路 26 開閉眼検出回路 27 覚醒度判定回路 28 警報装置 CL1 画像入力手段 CL2 画素列の濃度検出手段 CL3 ポイント抽出手段 CL4 曲線群の抽出手段 CL5 眼の位置検出手段 CL6 ポイント抽出手段 CL7 二値化閾値設定手段 CL8 二値化手段 CL9 ラベルデータ選択手段 CL10 眼の開度検出手段 CL11 覚醒度判定手段 CL12 警報手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08B 21/06 G08B 21/06 (56)参考文献 特開 平6−32154(JP,A) 特開 平4−25706(JP,A) 特開 平8−300978(JP,A) 特開 平9−270010(JP,A) 特開 平10−44824(JP,A) 特開 平10−40361(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60 B60K 25/00 - 28/16 G06T 1/00 G08B 19/00 - 21/24 G08G 1/00 - 1/16 H04N 7/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数画素より得られた顔の画像データを処
    理して居眠り状態を検出する居眠り状態検出装置におい
    て、 顔に対する縦方向に配列された画素列に沿って画素の濃
    度を検出し、 前記画素列における濃度の局所的な高まりごとに1個づ
    つの画素を定めて抽出点とし、 隣接する縦方向に配列された画素列の横方向に近接した
    抽出点を連続して顔に対して横方向に延びる曲線群を抽
    出することにより、眼の位置を検出する眼の位置検出手
    段と、 眼を含む所定領域内で縦方向の画素列に沿って画素の濃
    度を検出して画素列ごとにその濃度の相加平均値を演算
    し、該相加平均値から画素の濃度の位置微分値を演算
    し、両演算値から前記画素列における抽出点を求め、各
    列ごとの抽出点の濃度値に基づいて二値化閾値を設定す
    る二値化閾値設定手段と、 前記二値化閾値により眼を含む所定領域内を二値化する
    二値化手段と、 該二値化手段において二値化処理された眼を含む所定領
    域内でラベリング処理を行い、眼のラベルデータを選択
    するラベルデータ選択手段と、 前記眼のラベルデータにおいて縦方向への特定画素値の
    最大連続数を眼の開度値として検出する眼の開度検出手
    段と、 前記眼の開度値より眼の開閉状態を判定し、その開閉状
    態の変化から覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、 からなることを特徴とする居眠り状態検出装置。
  2. 【請求項2】前記二値化閾値設定手段は、前記縦方向の
    画素列上の画素の濃度値の片方向のピークの前後の濃度
    の、位置についての微分値が所定値を越える画素を特定
    して抽出点とする抽出手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の居眠り状態検出装置。
  3. 【請求項3】前記二値化閾値設定手段は、各抽出点のピ
    ーク濃度値の前後で、位置について の微分値が最大とな
    る画素、及び位置についての微分値が最小となる画素の
    濃度値に基づいて、二値化閾値を設定することを特徴と
    する請求項2の居眠り状態検出装置。
  4. 【請求項4】前記二値化閾値設定手段は、前記画素列に
    おいて1つの画素を含んで連続した複数の画素の濃度値
    を平均化して1つの画素の濃度値とすることを特徴とす
    る請求項3の居眠り状態検出装置。
  5. 【請求項5】前記二値化閾値設定手段は、眼を含む所定
    領域の基準点を、眼のラベルデータに基づき得られた眼
    の中心座標に切り換えることを特徴とする請求項1の居
    眠り状態検出装置。
  6. 【請求項6】前記ラベルデータ選択手段は、眼を含む所
    定領域の上端、下端のラインに接していない最大面積を
    持ち、且つ上端、下端ラインの双方に接しない最大の面
    積値を有するラベルデータを選択することを特徴とする
    請求項1の居眠り状態検出装置。
  7. 【請求項7】複数画素より得られた顔の画像データを処
    理して居眠り状態を検出する居眠り状態検出装置におい
    て、 顔に対する縦方向に配列された画素列に沿って画素の濃
    度を検出し、 前記画素列における濃度の局所的な高まりごとに1個づ
    つの画素を定めて抽出点とし、 隣接する縦方向に配列された画素列の横方向に近接した
    抽出点を連続して顔に対して横方向に延びる曲線群を抽
    出することにより、眼の位置を検出する眼の位置検出手
    段と、 眼を含む所定領域内で縦方向の画素列に沿って画素の濃
    度を検出し、前記画素列における濃度が、位置について
    変化する際の、変曲点ごとに1個ずつの画素を定めて抽
    出点とし、各列ごとの抽出点前後の、位置についての濃
    度変化が最大値及び最小値となる画素の濃度値に基づ
    き、二値化閾値を設定する二値化閾値設定手段と、 前記二値化閾値により眼を含む所定領域内を二値化する
    二値化手段と、 該二値化手段において二値化処理された眼を含む所定領
    域内でラベリング処理を行い、眼のラベルデータを選択
    するラベルデータ選択手段と、 前記眼のラベルデータにおいて縦方向への特定画素値の
    最大連続数を眼の開度値として検出する眼の開度検出手
    段と、 前記眼の開度値より眼の開閉状態を判定し、その開閉状
    態の変化から覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、 からなることを特徴とする居眠り状態検出装置。
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