JP2008145474A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、高速応答性を有し、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶に好適な液晶表示装置の駆動方法を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、単安定性かつハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用い、複数のソース線に第一の極性の電圧を印加する書き込み期間と、上記書き込み期間後に、光源を点灯させる点灯期間と、上記点灯期間後に、上記複数のソース線に同時に上記第一の極性に対して逆極性の第二の極性の電圧を印加する逆極性電圧リセット期間と、上記逆極性電圧リセット期間後に、上記第二の極性の電圧を保持する逆極性電圧保持期間とを有することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハーフV字型スイッチング特性を示す単安定型の強誘電性液晶を用いた液晶表示装置の駆動方法に関するものである。
液晶表示装置は薄型で低消費電力などといった特徴から、大型ディスプレイから携帯情報端末までその用途を広げており、その開発が活発に行われている。これまで液晶表示装置は、TN方式、STNのマルチプレックス駆動、TNに薄層トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリックス駆動等が開発され実用化されているが、これらはネマチック液晶を用いているために、液晶材料の応答速度が数ms〜数十msと遅く、動画表示に充分対応しているとはいえない。
強誘電性液晶(FLC)は、応答速度がμsオーダーと極めて短く、高速デバイスに適した液晶である。強誘電性液晶はクラークおよびラガーウォルにより提唱された電圧無印加時に安定状態を二つ有する双安定性のものが広く知られているが(図11上段)、明、暗の2状態でのスイッチングに限られ、メモリー性を有するものの、階調表示ができないという問題を抱えている。
近年、電圧無印加時の液晶層の状態がひとつの状態で安定化している(以下、これを「単安定」と称する。)強誘電性液晶が、電圧変化により液晶のダイレクタ(分子軸の傾き)を連続的に変化させ透過光度をアナログ変調することで階調表示を可能とするものとして注目されている(非特許文献1参照、図11下段)。単安定性を示す液晶としては、一般に、降温過程においてコレステリック相(Ch)−カイラルスメクチックC(SmC)相と相変化し、スメクチックA(SmA)相を経由しない強誘電性液晶が用いられる(図12上段)。
一方、強誘電性液晶としては、降温過程においてコレステリック相(Ch)−スメクチックA(SmA)相−カイラルスメクチックC(SmC)相と相変化し、SmA相を経由してSmC相を示す材料がある(図12下段)。現在報告されている強誘電性液晶材料の中では、前者のSmA相を経由しない材料に比べて、後者のSmA相を経由する相系列を持つものが大半である。後者のSmA相を経由する相系列を持つ強誘電性液晶は、通常、1層法線に対して二つの安定状態を有し、双安定性を示すことが知られている。
また、近年、カラー液晶表示装置の開発が活発に行われている。カラー表示を実現する方法としては、一般にカラーフィルタ方式とフィールドシーケンシャル方式がある。カラーフィルタ方式は、バックライトとして白色光源を用い、R・G・Bのマイクロカラーフィルタを各画素に付随させることによりカラー表示を実現させるものである。これに対し、フィールドシーケンシャル方式は、バックライトをR・G・B・R・G・B…と時間的に切り替え、それに同期させて強誘電性液晶の白黒シャッターを開閉し、網膜の残像効果により色を時間的に混合させ、これによりカラー表示を実現させるものである。このフィールドシーケンシャル方式は、1画素でカラー表示ができ、透過率の低いカラーフィルタを用いなくてすむので、明るく高精細なカラー表示が可能となり、低消費電力および低コストを実現することができる点で有用である。
フィールドシーケンシャル方式は1画素を時間分割するものであるので、良好な動画表示特性を得るためには白黒シャッターとしての液晶が高速応答性を有していることが必要である。強誘電性液晶を用いればこの課題を解決することができる。この際に用いられる強誘電性液晶としては、上述したようにアナログ変調による階調表示を可能とし、高精細なカラー表示を実現するために、単安定性を示すものであることが好ましい。また、単安定性を示す強誘電性液晶には、正負両極性の電圧に応答し、V shaped switching(V字型スイッチング)特性を示すもの(図11下段右)と、正負いずれかの極性の電圧のみに応答し、half-V shaped switching(ハーフV字型スイッチング)特性を示すもの(図11下段左)とがある。中でも、薄膜トランジスタ(TFT)素子等のスイッチング素子を用いて強誘電性液晶を駆動させる場合には、ハーフV字型スイッチング特性を示すものの方が、自発分極による反転電流の影響が少ないため、特に好ましい。
しかしながら、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いた液晶表示装置では、強誘電性液晶が正負いずれかの極性の電圧のみに応答するため、書き込みのみを行うと、電圧の極性が偏ってしまい、正常に動作しなくなるおそれがある。
従来、フィールドシーケンシャル方式では、複数のゲート線を順に走査し、画素電極に画像データに応じた電圧を印加して書き込みを行った後に、また複数のゲート線を順に走査し、画素電極に逆極性の電圧を印加して消去を行っている。また、画像表示の均一性のため、光源を常時点灯している。強誘電性液晶を駆動する場合には、書き込みおよび消去の際に、それぞれ大きさが等しくて逆極性の電圧を一定期間かつ一定周期で印加することにより、電荷の偏りを抑制して焼き付きを防いでいる。しかしながら、最初に走査したゲート線と最後に走査したゲート線とで輝度にバラツキが生じたり、また液晶が直前のサブフレームでの液晶の駆動状態の影響を受けて、表示すべき色とは異なる色が表示されてしまい、色再現性が低下したりするという問題がある。さらに、消去の際にも光源が点灯していることになり、光源からの光を有効に利用できないという問題もある。
そこで、各画素での輝度のバラツキおよび色再現性の低下を抑えることを目的として、各サブフレームの最後で次のサブフレームの直前にすべての画素にリセット信号を書き込み、1フレーム毎に走査順を逆にする、あるいは、奇数番目のゲート線を走査する方向と偶数番目のゲート線を走査する方向とを逆にする駆動方法が提案されている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。これは、各サブフレームでの液晶の動作開始位置が異なると、その後の液晶の動作も異なることになるため、各サブフレームの直前にリセット信号を書き込んでいるのである。しかしながら、1フレーム毎に走査順を逆にすると、連続する2フレームで、明るい期間と暗い期間が交互に現れるため、フリッカが生じるおそれがある。また、奇数ラインの走査順と偶数ラインの走査順とを逆にする駆動方法では、隣接する画素で明るさを平均化することはできるが、明るさが空間的に急激に変化する領域に対応するのが困難であり、解像度が低下するおそれがある。
また、光の利用効率の向上を目的として、最後のゲート線に電圧を印加して書き込みを行った後に光源を点灯して、最初のゲート線に電圧を印加して消去を行った直後に光源を消灯する駆動方法が提案されている(例えば特許文献3参照)。
さらに、光の利用効率を高め、消去に要する時間を削減することを目的として、消去処理時に、複数の画素電極の同時選択による液晶への電圧印加を行い、光源を全ての画素電極へのデータ書き込み走査後にのみ点灯する駆動方法が提案されている(例えば特許文献4参照)。この駆動方法では、書き込み時間と消去時間とは等しくないが、消去処理時に、複数の画素電極の同時選択による液晶への電圧印加を複数回行うことにより、電荷の偏りを相殺することができる。
フィールドシーケンシャル方式では、複数色の光源が順次点灯するため、動きの速い動画を表示した場合に、色が分離して見える現象、いわゆるカラーブレイクが発生し、画像の品質が著しく低下するという問題がある。この問題を解決するためには、上述したように光源を常時点灯する場合には、複数色の光源の各点灯時間を短くすればよいのであるが、上述したように書込みおよび消去を順次行う場合には、点灯時間を短くすることは非常に困難である。また、上述したように全てのゲート線への書き込み後に光源を点灯する場合には、複数色の光源の各点灯期間の間隔を短くすればよいのであるが、上述したように書込みおよび消去を順次行う場合には、この間隔を短くすることは非常に困難である。
特許文献4の駆動方法では、消去に要する時間を削減することができるので、複数色の光源の各点灯期間の間隔を短くすることができるとも考えられる。しかしながら、消去処理時に逆極性の電圧を印加する時間が短すぎると、電荷のバランスが悪くなり、液晶の応答性が次第に低下してしまう。また、消去処理時に逆極性の電圧を印加する時間を長く取ると、複数色の光源の各点灯期間の間隔を短くすることが困難になる。
特開平5−265403号公報 特開2004−206003号公報 特開2001−235766号公報 特開2003−5153号公報 NONAKA, T., LI, J., OGAWA, A., HORNUNG, B., SCHMIDT, W., WINGEN, R., and DUBAL, H., 1999, Liq. Cryst., 26, 1599.
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、高速応答性を有し、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶に好適な液晶表示装置の駆動方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いた液晶表示装置をフィールドシーケンシャル方式により駆動する液晶表示装置の駆動方法であって、各サブフレーム中に、複数のゲート線に順に電圧を印加して複数のスイッチング素子を順にオンするとともに、複数のソース線に第一の極性の電圧を印加する書き込み期間と、上記書き込み期間後に、光源を点灯させる点灯期間とを有し、1フレーム中に、最後のサブフレームの上記点灯期間後に、上記複数のゲート線に同時に電圧を印加して上記複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、上記複数のソース線に同時に上記第一の極性に対して逆極性の第二の極性の電圧を印加する逆極性電圧リセット期間と、上記逆極性電圧リセット期間後に、上記第二の極性の電圧を保持する逆極性電圧保持期間とを有し、1フレーム中、1度だけ上記逆極性電圧保持期間を設けることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供する。
単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いた場合には、白黒シャッターとしての開口時間を十分に長くとることができ、明るいカラー表示の液晶表示装置を実現することができる。本発明によれば、1フレーム中に逆極性電圧リセット期間および逆極性電圧保持期間を有し、各画素における強誘電性液晶の駆動状態が一斉にリセットされた後、第二の極性の電圧を印加したまま保持するので、電荷の偏りを抑え、焼き付きを防ぐことができる。また本発明の液晶表示装置の駆動方法は、1フレーム中、1度だけ逆極性保持期間を有しており、サブフレーム毎に電荷の偏りを抑制するために逆極性の電圧を印加して保持するものではないので、1フレーム中の各点灯期間の間隔を短縮することができ、カラーブレイクを抑制することができる。したがって、上記の強誘電性液晶に適した駆動方法を提供することができる。
上記発明においては、上記逆極性電圧リセット期間にて、上記複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間が、上記強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことが好ましい。逆極性電圧リセット期間にて、強誘電性液晶の応答時間よりも長く、ゲート線をオンにしておくことにより、各画素の電荷量を均等化することができるからである。これにより、電荷のバランスが悪くなって、強誘電性液晶の応答性が低下するのを防ぐことができる。
また本発明においては、上記最後のサブフレーム以外の他のサブフレーム中に、上記点灯期間後に、上記複数のゲート線に同時に電圧を印加して上記複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、上記複数のソース線に同時に上記第二の極性の電圧を印加するサブフレームリセット期間を有することが好ましい。1フレーム中、最後のサブフレームの点灯期間後に逆極性電圧保持期間が設けられるので、最初のサブフレームの前では逆極性の電圧が印加されて保持された状態となっている。したがって、最後のサブフレーム以外の他のサブフレームの点灯期間後にサブフレームリセット期間を設けることにより、最初のサブフレームと、最初のサブフレーム以外の他のサブフレームとで、直前の電圧印加状態をほぼ揃えることができるからである。
上記の場合、上記サブフレームリセット期間にて、上記複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間が、上記強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことが好ましい。サブフレームリセット期間にて、強誘電性液晶の応答時間よりも長く、ゲート線をオンにしておくことにより、各画素の電荷量を均等化することができるからである。
さらに本発明においては、先のサブフレームの上記書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの上記書き込み期間での走査順とが逆であることが好ましい。これにより、各ゲート線に沿った画素の電極間に電圧が印加される時間を平均化することができるからである。
また本発明は、複数のゲート線および複数のソース線と、上記ゲート線およびソース線に接続され、画素毎に配置された複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子に接続され、画素毎に配置された複数の画素電極と、上記画素電極に対向する位置に配置された対向電極と、上記画素電極および対向電極間に配置され、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶と、上記複数のゲート線に接続され、走査信号を印加するゲートドライバと、上記複数のソース線に接続され、画像信号を印加するソースドライバとを有する液晶パネル、ならびに、上記液晶パネルに対して光を照射する複数色の光源、ならびに、上記ゲートドライバ、ソースドライバおよび光源に接続され、上述の液晶表示装置の駆動方法によって液晶表示装置を駆動する制御部を有することを特徴とする液晶表示装置を提供する。
本発明の液晶表示装置は、上述の液晶表示装置の駆動方法によって駆動されるので、電荷の偏りを抑え、焼き付きを防ぐことができる。
本発明においては、単安定性かつハーフV字型スイッチング特性を示し、高速応答性を有する強誘電性液晶を用いた液晶表示装置の駆動方法において、各フレーム中に逆極性電圧リセット期間および逆極性電圧保持期間を有するので、電荷の偏りを抑え、焼き付きを防ぐことができるという効果を奏する。
以下、本発明の液晶表示装置の駆動方法および液晶表示装置について、詳細に説明する。
A.液晶表示装置の駆動方法
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いた液晶表示装置をフィールドシーケンシャル方式により駆動する液晶表示装置の駆動方法であって、各サブフレーム中に、複数のゲート線に順に電圧を印加して複数のスイッチング素子を順にオンするとともに、複数のソース線に第一の極性の電圧を印加する書き込み期間と、上記書き込み期間後に、光源を点灯させる点灯期間とを有し、1フレーム中に、最後のサブフレームの上記点灯期間後に、上記複数のゲート線に同時に電圧を印加して上記複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、上記複数のソース線に同時に上記第一の極性に対して逆極性の第二の極性の電圧を印加する逆極性電圧リセット期間と、上記逆極性電圧リセット期間後に、上記第二の極性の電圧を保持する逆極性電圧保持期間とを有し、1フレーム中、1度だけ上記逆極性電圧保持期間を設けることを特徴とするものである。
本発明に用いられる強誘電性液晶は、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示すものである。
なお、「単安定性を示す」とは、電圧無印加時の強誘電性液晶の状態がひとつの状態で安定化している状態をいう。強誘電性液晶は、図1に例示するように、液晶分子1が層法線zから傾いており、層法線zに垂直な底面を有する円錐(コーン)の稜線に沿って回転する。このような円錐(コーン)において、液晶分子1の層法線zに対する傾き角をチルト角θという。このように、液晶分子1は層法線zに対しチルト角±θだけ傾く二つの状態間をコーン上に動作することができる。具体的に説明すると、単安定性を示すとは、電圧無印加時に液晶分子1がコーン上のいずれかひとつの状態で安定化している状態をいう。
また本発明においては、図2に例示するような正負いずれかの電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作する、half-V shaped switching(ハーフV字型スイッチング)特性を示す強誘電性液晶が用いられる。このようなハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いると、白黒シャッターとしての開口時間を十分に長くとることができ、これにより時間的に切り替えられる各色をより明るく表示することができ、明るいカラー表示の液晶表示装置を実現することができる。
なお、「ハーフV字型スイッチング特性」とは、印加電圧に対する光透過率が非対称な電気光学特性をいう。
本発明の液晶表示装置の駆動方法について図面を参照しながら説明する。
図3は、液晶表示装置の回路図である。図3に例示する回路は、互いに絶縁された状態でマトリクス状に配置された複数のゲート線G,G,…Gおよび複数のソース線S,S,…Sと、複数のゲート線G,G,…Gに接続されたゲートドライバ2と、複数のソース線S,S,…Sに接続されたソースドライバ3とを備えている。また、これらのゲート線G,G,…Gおよびソース線S,S,…Sの各交点の近傍の各画素には、ゲート線G,G,…Gおよびソース線S,S,…Sに接続された状態でスイッチング素子4がそれぞれ配置されており、各スイッチング素子4には画素電極5がそれぞれ接続されている。
ゲートドライバ2はゲート線G,G,…Gに電圧を印加し(走査信号を供給し)、ソースドライバ3はソース線S,S,…Sに正極または負極の電圧を印加する(画像信号を供給する)。このとき、フィールドシーケンシャル方式であれば、ソース線S,S,…Sに、任意の色を混色により表示するための複数の単位色のうちの1つの単位色に対応する画像信号を供給する。これにより、ゲートドライバ2によって複数のゲート線G,G,…Gに順に電圧を印加して複数のスイッチング素子をゲート線単位で順にオンするとともに、ソースドライバ3によって複数のソース線S,S,…Sに正極または負極の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極または負極の電圧を印加して強誘電性液晶を駆動する。すなわち、各ゲート線に沿った画素の画素電極および対向電極間に画像信号に対応した電圧が印加され、画像データがゲート線に沿った各画素に書き込まれ、これに対する強誘電性液晶の応答の程度により、各画素の光の透過率が制御される。
図4は、図3に示す回路図を用いたフィールドシーケンシャル方式による液晶表示装置の駆動方法の一例を示すタイミングチャートである。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いることとする。
図4において、Scanは全てのゲート線G,G,…Gを順に走査する様子を模式的に示すものであり、Vg1,…Vgnはゲート線G,G,…Gにそれぞれ電圧を印加するタイミングを示すものであり、VLCは強誘電性液晶に印加される電圧の変化を示すものであり、T〜Tは各ゲート線に沿った画素における透過率の変化(すなわち液晶の駆動状態)を示すものであり、LEDは光源(RGB3色の光源)の点灯のタイミングを示すものである。また、1つのフルカラーの静止画像が表示される期間を1フレームFとし、1つのRGB各色の静止画像が表示される期間をサブフレームSF,SF,SFとする。
まず、サブフレームSFにおいては、ゲートドライバ2によって複数のゲート線G,G,…Gに順に電圧を印加して複数のスイッチング素子4をゲート線単位で順にオンするとともに、ソースドライバ3によって複数のソース線S,S,…Sに正極(+)の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極(+)の電圧を印加して強誘電性液晶を駆動する。このように、複数のゲート線に順に電圧を印加して複数のスイッチング素子を順にオンするとともに、複数のソース線に第一の極性(図4においては正極)の電圧を印加する期間が書き込み期間Tである。
次いで、ゲートドライバ2によって最後のゲート線Gに電圧を印加してこのゲート線Gに沿ったスイッチング素子4をオンするとともに、ソースドライバ3によって複数のソース線S,S,…Sに正極(+)の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極(+)の電圧を印加して、強誘電性液晶を駆動させる。この際、強誘電性液晶の応答時間(立ち上がり時間)として液晶応答期間Tを設ける。
次いで、最後のゲート線Gに沿った画素における液晶が駆動した後に、赤色の光源から赤色光Rを一定時間だけ照射して、赤色画像が認識されるようにする。このように、書き込み期間後に光源を点灯させる期間が点灯期間Tである。
次に、サブフレームSFおよびSFにおいても、上記サブフレームSFでの走査順に対して逆にゲート線を走査する。そして、上記サブフレームSFと同様に、点灯およびサブフレームリセットを行う。
次に、最後のサブフレームSFにおいて、上記サブフレームSFと同様に、書き込みおよび点灯を行う。
次に、複数のゲート線G,G,…Gに同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子4を同時にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに同時に負極(−)の電圧を印加して、強誘電性液晶の駆動状態をリセットする。このように、最後のサブフレームの点灯期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時に第二の極性(図4においては負極)の電圧を印加する期間が逆極性電圧リセット期間Tである。
次いで、複数のソース線S,S,…Sに負極(−)の電圧を印加したまま保持する。このように、逆極性電圧リセット期間後に、第二の極性(図4においては負極)の電圧を保持する期間が逆極性電圧保持期間Tである。
このような一連の駆動(書き込み、点灯、書き込み、点灯、書き込み、点灯、逆極性電圧リセット、および逆極性電圧保持)を、光源から照射する光の色RGB、および表示する画像を変えながら繰り返して行なうことにより、色の異なる画像を視覚的に混色させてフルカラー画像として認識させることができる。
本発明によれば、1フレーム中、最後のサブフレームの点灯期間後に、1度だけ逆極性電圧保持期間を有し、サブフレーム毎に電荷の偏りを抑制するために逆極性の電圧を印加して保持するものではないので、例えば図4においては、赤色の光源の点灯期間と緑色の光源の点灯期間との間隔、および、緑色の光源の点灯期間と青色の光源の点灯期間との間隔を短縮することができる。これにより、カラーブレイク(色割れ)を抑制することができる。
また本発明によれば、1フレーム中に逆極性電圧リセット期間および逆極性電圧保持期間を有し、各画素における強誘電性液晶の駆動状態が一斉にリセットされた後に、第二の極性の電圧を印加したまま保持するので、電荷の偏りを抑え、焼き付きを防ぐことができる。
図5は、図3に示す回路図を用いたフィールドシーケンシャル方式による液晶表示装置の駆動方法の他の例を示すタイミングチャートである。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いることとする。また、図5中の記号は、図4中の記号と同様である。
まず、サブフレームSFにおいて、複数のゲート線G,G,…Gに順に電圧を印加して複数のスイッチング素子4をゲート線単位で順にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに正極(+)の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極(+)の電圧を印加して強誘電性液晶を駆動する(書き込み期間T)。次いで、書き込み期間T後、強誘電性液晶の応答時間(立ち上がり時間)として液晶応答期間Tを設ける。次いで、最後のゲート線Gに沿った画素における液晶が駆動した後に、赤色の光源から赤色光Rを一定時間だけ照射して、赤色画像が認識されるようにする(点灯期間T)。次いで、複数のゲート線G,G,…Gに同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子4を同時にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに同時に負極(−)の電圧を印加して、強誘電性液晶の駆動状態をリセットする(サブフレームリセット期間T)。
次に、サブフレームSFにおいて、上記サブフレームSFでの走査順に対して逆にゲート線を走査する。そして、上記サブフレームSFと同様に、点灯およびサブフレームリセットを行う。次いで、サブフレームSFにおいて、上記サブフレームSFと同様に、書き込みおよび点灯を行う。
次に、複数のゲート線G,G,…Gに同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子4を同時にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに同時に負極(−)の電圧を印加して、強誘電性液晶の駆動状態をリセットする(逆極性電圧リセット期間T)。次いで、複数のソース線S,S,…Sに負極(−)の電圧を印加したまま保持する(逆極性電圧保持期間T)。
次に、図示しないが、次のフレームFでは、サブフレームSFにおいて、先のフレームFにおけるサブフレームSFでの走査順に対して逆にゲート線を走査する。そして、先のフレームFにおけるサブフレームSFと同様に、点灯およびサブフレームリセットを行う。
次いで、次のフレームFのサブフレームSFにおいて、先のフレームFにおけるサブフレームSFと同様に、書き込み、点灯およびサブフレームリセットを行う。
次いで、次のフレームFのサブフレームSFにおいて、先のフレームFにおけるサブフレームSFでの走査順に対して逆にゲート線を走査する。そして、先のフレームFにおけるサブフレームSFと同様に、点灯およびサブフレームリセットを行う。
このような一連の駆動(書き込み、点灯、サブフレームリセット、書き込み、点灯、サブフレームリセット、書き込み、点灯、逆極性電圧リセット、および逆極性電圧保持)を、1サブフレーム毎に書き込み期間での走査順を逆にして、光源から照射する光の色RGB、および表示する画像を変えながら繰り返して行なうことにより、色の異なる画像を視覚的に混色させてフルカラー画像として認識させることができる。
本発明においては、最後のサブフレーム以外の他のサブフレーム中に、点灯期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時に第二の極性の電圧を印加して、強誘電性液晶の駆動状態をリセットするサブフレームリセット期間を有していてもよい。1フレーム中、最後のサブフレームの点灯期間後に逆極性電圧保持期間が設けられるので、最初のサブフレームの前では逆極性の電圧が印加されて保持された状態となっている。したがって、最後のサブフレーム以外の他のサブフレームの点灯期間後にサブフレームリセット期間を設けることにより、最初のサブフレームと、最初のサブフレーム以外の他のサブフレームとで、直前の電圧印加状態をほぼ揃えることができるからである。また、各画素における強誘電性液晶の駆動状態が一斉にリセットされるため、先のサブフレームでの画像表示による次のサブフレームでの画像表示の変動を完全になくすことができ、再現性の良い階調表示を実現することができるからである。さらに、書き込み期間後に必ず各画素における強誘電性液晶の駆動状態が一斉にリセットされるため、各画素に書き込まれた画像データを消去するのに時間を要しない。
また、サブフレームリセット期間は、液晶の応答時間程度の短い時間で上述の効果が十分に得られる。本発明においては、高速応答性を示す強誘電性液晶を用いるので、サブフレームリセット期間をより短くすることができる。したがって、サブフレームリセット期間を設けた場合であっても、各サブフレームの点灯期間の間隔は比較的短いままであり、カラーブレイクを抑制することが可能である。
一方、本発明においては、最後のサブフレーム以外の他のサブフレーム中に、必ずしもサブフレームリセット期間を有していなくてもよい。例えば、サブフレームリセット期間にて複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間が液晶の応答時間よりも長い場合、あるいは、ポリシリコンのようにTFT素子の能力が高い場合には、書き込み期間前の各画素における強誘電性液晶の駆動状態がどのような状態であっても、各画素の強誘電性液晶に印加される電圧は所望の値に到達するため、各画素における強誘電性液晶の駆動状態を一斉にリセットする必要がない。そのため、先のサブフレームの点灯期間後、次のサブフレーム前に、必ずしも強誘電性液晶の駆動状態をリセットしてなくても、動作開始位置の違いによって各画素で明るさにムラが生じることはないのである。
また本発明においては、先のサブフレームの書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの書き込み期間での走査順とが逆であることが好ましい。すなわち、1サブフレーム毎に書き込み期間での走査順が逆になり、奇数フレームと偶数フレームとで各サブフレームの書き込み期間での走査順が逆になる。1サブフレーム毎に書き込み期間での走査順を逆にすることにより、各ゲート線に沿った画素の画素電極および対向電極間に電圧が印加される時間を平均化することができるからである。
図6は、図3に示す回路図を用いたフィールドシーケンシャル方式による液晶表示装置の駆動方法の他の例を示すタイミングチャートである。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いることとする。また、図6中の記号は、図4中の記号と同様である。
まず、サブフレームSFにおいて、複数のゲート線G,G,…Gに順に電圧を印加して複数のスイッチング素子4をゲート線単位で順にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに正極(+)の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極(+)の電圧を印加して強誘電性液晶を駆動する(書き込み期間T)。次いで、書き込み期間T後、強誘電性液晶の応答時間(立ち上がり時間)として液晶応答期間Tを設ける。次いで、最後のゲート線Gに沿った画素における液晶が駆動した後に、赤色の光源から赤色光Rを一定時間だけ照射して、赤色画像が認識されるようにする(点灯期間T)。
次に、サブフレームSFにおいて、上記サブフレームSFでの走査順に対して逆にゲート線を走査する。そして、上記サブフレームSFと同様に、点灯を行う。
次に、サブフレームSFにおいて、上記サブフレームSFと同様に、書き込みおよび点灯を行う。
次いで、複数のゲート線G,G,…Gに同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子4を同時にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに同時に負極(−)の電圧を印加して、強誘電性液晶の駆動状態をリセットする(逆極性電圧リセット期間T)。次いで、複数のソース線S,S,…Sに負極(−)の電圧を印加したまま保持する(逆極性電圧保持期間T)。そして、複数のゲート線G,G,…Gに同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子4を同時にオンするとともに、複数のソース線S,S,…Sに同時にゼロ電圧を印加する(ゼロ電圧リセット期間T)。
このような一連の駆動(書き込み、点灯、書き込み、点灯、書き込み、点灯、逆極性電圧リセット、逆極性電圧保持、およびゼロ電圧リセット)を、1サブフレーム毎に書き込み期間での走査順を逆にして、光源から照射する光の色RGB、および表示する画像を変えながら繰り返して行なうことにより、色の異なる画像を視覚的に混色させてフルカラー画像として認識させることができる。
本発明においては、逆極性電圧保持期間後および/またはサブフレームリセット期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時にゼロ電圧を印加するゼロ電圧リセット期間を有していてもよい。これにより、書き込み期間にて、ゼロ電圧から正極または負極の電圧を印加することになるので、ゼロ電圧リセット期間後の書き込み期間を短くすることができ、さらには、すべての画素に対して書き込み時間を等しくすることができるからである。
以下、本発明の強誘電性液晶の駆動方法における各期間および本発明に用いられる強誘電性液晶について詳細に説明する。
1.書き込み期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、各サブフレーム中に、複数のゲート線に順に電圧を印加して複数のスイッチング素子を順にオンするとともに、複数のソース線に第一の極性の電圧を印加する書き込み期間を有する。
ゲート線に1行ずつ電圧を順次印加して(走査信号を順次供給して)、選択状態とする。すなわち、ゲート線G,G,…Gは線順次で走査される。また、ソース線には第一の極性(正極または負極)の電圧を印加する(画像信号を供給する)。これにより、ゲート線に沿った各画素の画素電極および対向電極間に画像信号に対応した電圧が印加され、すなわち、強誘電性液晶には画素電極および対向電極の差分に相当する電圧が印加され、画像データがゲート線に沿った各画素に書き込まれる。各画素において、強誘電性液晶は画素電極および対向電極間の電位差に応じた応答となる。この強誘電性液晶の応答の程度により、各画素の光の透過率が制御される。
第一の極性の電圧としては、正極および負極のいずれの電圧であってもよい。
本発明においては、先のサブフレームの書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの書き込み期間での走査順とが逆であることが好ましい。図5および図6に示す例においては、まず、先のフレームFのサブフレームSFでは、第1行、第2行、第3行、…、第n行の順にゲート線に電圧を印加する。次に、先のフレームFのサブフレームSFでは、第n行、第n−1行、第n−2行、…、第1行の順にゲート線に電圧を印加する。続いて、先のフレームFのサブフレームSFでは、第1行、第2行、第3行、…、第n行の順にゲート線に電圧を印加する。そして、図示しないが、次のフレームFのサブフレームSFでは、第n行、第n−1行、第n−2行、…、第1行の順にゲート線に電圧を印加する。このような駆動方法では、各ゲート線に沿った画素の画素電極および対向電極間に電圧が印加される時間を平均化することができる。
この書き込み期間は、各サブフレーム中に、必ず設けられるものである。
また、書き込み期間としては、強誘電性液晶の種類(強誘電性液晶の応答速度)、ゲート線の本数等に応じて、適宜選択される。例えば、ゲート線1行当たりの書き込み時間は6μs〜8μsで設定することができる。
2.液晶応答期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、書き込み期間後であって点灯期間前に、最後に走査されたゲート線に沿った画素において強誘電性液晶の応答がほぼ完了する時間として、液晶応答期間を有することが好ましい。
液晶応答期間としては、強誘電性液晶の種類(強誘電性液晶の応答速度)や、先のフレームまたはサブフレーム直後の印加電圧と、書き込み期間での印加電圧との電位差等に応じて、適宜選択される。例えば、液晶応答期間は100μs〜500μsで設定することができる。
3.点灯期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、書き込み期間および液晶応答期間後に、光源を点灯させる点灯期間を有する。
光源としては、例えば3色以上の光を各色ずつ選択的に照射するように構成されているものが用いられる。
この点灯期間は、各サブフレーム中に、必ず設けられるものである。
また、点灯期間としては、書き込み期間、逆極性電圧保持期間等の長さに応じて、適宜選択される。
4.逆極性電圧リセット期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、最後のサブフレームの点灯期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時に第一の極性に対して逆極性の第二の極性を印加する逆極性電圧リセット期間を有する。
ゲート線に一斉に電圧を印加して(走査信号を供給して)、選択状態とする。また、ソース線には第二の極性(正極もしくは負極)を印加する(リセット信号を供給する)。これにより、すべての画素の画素電極および対向電極間にリセット信号に対応した電圧が印加され、リセットデータがすべての画素に書き込まれる。
第二の極性の電圧としては、第一の極性に対して逆極性の電圧であればよく、正極および負極のいずれの電圧であってもよい。
この逆極性電圧リセット期間は、最後のサブフレームの点灯期間後、逆極性電圧保持期間の直前に設けられる。また、逆極性電圧リセット期間は、最後のサブフレーム中に設けてもよく、最後のサブフレーム後に設けてもよい。後述するサブフレームリセット期間を設ける場合には、最後のサブフレーム中に逆極性電圧リセット期間が設けられる。一方、後述するサブフレームリセット期間を設けない場合には、最後のサブフレーム後に逆極性電圧リセット期間が設けられる。
逆極性電圧リセット期間としては、通常、μsオーダーで設定される。
また、逆極性電圧リセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間は、強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことが好ましく、中でも強誘電性液晶の応答に要する時間程度であることが好ましい。
強誘電性液晶は自発分極を有する。書き込み期間にて、電圧を印加して強誘電性液晶が動作すると、自発分極の向きが反転する。各画素では、強誘電性液晶の分極によって電荷が減少する。そして、点灯期間後、逆極性電圧リセット期間にて、逆極性の電圧を印加して強誘電性液晶が動作すると、再度、自発分極の向きが反転する。そうすると、書き込み期間と同様に、各画素では、強誘電性液晶の分極によって電荷が減少する。このように、同じ逆極性の電圧を印加した場合でも、表示が明るかった部分では、電荷が減少してしまい、十分に電圧がかからないために電荷の偏りが発生し、他の部分に比べて強誘電性液晶の応答性が低下してしまうことがある。
これに対し、逆極性電圧リセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間を、強誘電性液晶の応答に要する時間より長くすることにより、強誘電性液晶が動作して自発分極の向きが反転したときにも、強誘電性液晶の分極によって減少した電荷分を補償する電荷が供給されるため、すべての画素で電荷量を均等化することができる。その結果、強誘電性液晶の応答性が低下するのを防ぐことができる。
逆極性電圧リセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間を、強誘電性液晶の応答に要する時間程度とする場合には、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間は、例えば100μs〜500μsで設定することができる。
一方、強誘電性液晶の応答時間を考慮しない場合には、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間は、例えば6μs〜8μsで設定することができる。
5.逆極性電圧保持期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、逆極性電圧リセット期間後に、第二の極性の電圧を保持する逆極性電圧保持期間を有する。逆極性電圧リセット期間にて、ソース線に第二の極性の電圧が印加されるので、逆極性電圧保持期間では、そのまま第二の極性の電圧を保持する。この逆極性電圧保持期間は、1フレーム中、1度だけ設けられる。
また、逆極性電圧保持期間としては、書き込み期間、点灯期間等の長さに応じて、適宜選択される。通常、逆極性電圧保持期間は、msオーダーで設定され、例えば1ms〜3msとすることができる。
6.ゼロ電圧リセット期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、逆極性電圧保持期間後および/またはサブフレームリセット期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時にゼロ電圧を印加するゼロ電圧リセット期間を有していてもよい。先のフレームのゼロ電圧リセット期間後に行われる、次のフレームにおけるサブフレームの書き込み期間にて、強誘電性液晶の応答速度(立ち上がり)を速くすることができ、強誘電性液晶の応答時間(液晶応答期間)を短縮することができるからである。
このゼロ電圧リセット期間は、逆極性電圧保持期間の直後、次のフレームの直前に、および/または、サブフレームリセット期間の直後、次のサブフレームの直前に設けられる。ゼロ電圧リセット期間を、逆極性電圧保持期間後およびサブフレームリセット期間後の両方に設ける場合には、各サブフレームの直前の強誘電性液晶の動作開始位置を揃えることができる。
ゼロ電圧リセット期間としては、通常、μsまたはmsオーダーで設定される。
ゼロ電圧リセット期間を逆極性電圧保持期間後に設ける場合、逆極性電圧保持期間とゼロ電圧リセット期間とは、いずれが長くても短くてもよい。例えば先のサブフレームの書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの書き込み期間での走査順とが同じである場合には、逆極性電圧保持期間はゼロ電圧リセット期間よりも長く、かつ、比較的長い方が好ましい。一方、例えば先のサブフレームの書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの書き込み期間での走査順とが逆である場合には、逆極性電圧保持期間はゼロ電圧リセット期間より長くても短くてもよい。
また、ゼロ電圧リセット期間を逆極性電圧保持期間後に設けて、サブフレームリセット期間後に設けない場合であって、ゼロ電圧リセット期間が逆極性電圧保持期間よりも長い場合には、次のフレームの直前に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時に第二の極性を印加してもよい。これにより、各サブフレームの直前の強誘電性液晶の動作開始位置を揃えることができる。
ゼロ電圧リセット期間をサブフレームリセット期間後に設ける場合、および、ゼロ電圧リセット期間を逆極性電圧保持期間後に設ける場合であって、ゼロ電圧リセット期間が逆極性電圧保持期間よりも短い場合には、ゼロ電圧リセット期間は、例えば6μs〜8μsで設定することができる。
7.サブフレームリセット期間
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、最後のサブフレーム以外の他のサブフレーム中、点灯期間後に、複数のゲート線に同時に電圧を印加して複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、複数のソース線に同時に第二の極性を印加するサブフレームリセット期間を有することが好ましい。
第二の極性の電圧としては、第一の極性に対して逆極性の電圧であればよく、正極および負極のいずれの電圧であってもよい。
このサブフレームリセット期間としては、通常、μsオーダーで設定される。
また、サブフレームリセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間は、強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことが好ましく、中でも強誘電性液晶の応答に要する時間程度であることが好ましい。サブフレームリセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間を強誘電性液晶の応答に要する時間より長くすることにより、強誘電性液晶が動作して自発分極の向きが反転したときにも、強誘電性液晶の分極によって減少した電荷分を補償する電荷が供給されるため、すべての画素で電荷量を均等化することができる。その結果、強誘電性液晶の応答性が低下するのを防ぐことができる。
サブフレームリセット期間にて、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間を、強誘電性液晶の応答に要する時間程度とする場合には、複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間は、例えば100μs〜200μsで設定することができる。
8.強誘電性液晶
本発明に用いられる強誘電性液晶は、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示すものである。
強誘電性液晶としては、例えば図2に示すような正負いずれかの電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作する、half-V shaped switching(ハーフV字型スイッチング)特性を示す強誘電性液晶が用いられる。このようなハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いると、白黒シャッターとしての開口時間を十分に長くとることができ、これにより時間的に切り替えられる各色をより明るく表示することができ、明るいカラー表示の液晶表示装置を実現することができる。
強誘電性液晶の相系列は、カイラルスメクチックC相(SmC)を発現するものであれば特に限定されるものではない。例えば、相系列が、降温過程において、ネマチック相(N)−コレステリック相(Ch)−カイラルスメクチックC相(SmC)と相変化するもの、ネマチック相(N)−カイラルスメクチックC相(SmC)と相変化するもの、ネマチック相(N)−スメクチックA相(SmA)−カイラルスメクチックC相(SmC)と相変化するもの、ネマチック相(N)−コレステリック相(Ch)−スメクチックA相(SmA)−カイラルスメクチックC相(SmC)と相変化するもの、などを挙げることができる。
このような強誘電性液晶としては、一般に知られる液晶材料の中から要求特性に応じて種々選択することができる。
特に、Ch相からSmA相を経由しないでSmC相を発現する液晶材料は、ハーフV字型スイッチング特性を示すものとして好適である。具体的には、AZエレクトロニックマテリアルズ社製「R2301」が挙げられる。
また、SmA相を経由する液晶材料としては、材料選択の幅が広いことから、Ch相からSmA相を経由してSmC相を発現するものが好ましい。この場合、SmC相を示す単一の液晶材料を用いることもできるが、低粘度でSmC相を示しやすいノンカイラルな液晶(以下、ホスト液晶とする場合がある。)に、それ自身ではSmC相を示さないが大きな自発分極と適当な螺旋ピッチを誘起する光学活性物質を少量添加することにより、上記のような相系列を示す液晶材料が、低粘度であり、より速い応答性を実現できることから好ましい。
上記ホスト液晶としては、広い温度範囲でSmC相を示す材料であることが好ましく、一般に強誘電性液晶のホスト液晶として知られているものであれば特に限定されることなく使用することができる。例えば、下記一般式:
Ra−Q−X−(Q−Y−Q−Rb
(式中、RaおよびRbはそれぞれ、直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシ基またはアルコキシカルボニルオキシ基であり、Q、QおよびQはそれぞれ、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−ジイル基、ピリダジン−3,6−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基であり、これらの基はハロゲン原子、水酸基、シアノ基等の置換基を有していてもよく、XおよびYはそれぞれ、−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−CHCH−、−C≡C−または単結合であり、mは0または1である。)で表される化合物を使用することができる。ホスト液晶としては、上記化合物を1種単独でも2種以上を組み合わせて用いることもできる。
上記ホスト液晶に添加する光学活性物質としては、自発分極が大きく、適当な螺旋ピッチを誘起する能力を持った材料であれば特に限定されるものではなく、一般にSmC相を示す液晶組成物に添加する材料として知られるものを使用することができる。特に少量の添加量で大きな自発分極を誘起できる材料であることが好ましい。このような光学活性物質としては、例えば、下記一般式:
Rc−Q−Za−Q−Zb−Q−Zc−Rd
(式中、Q、Q、Qは上記一般式と同じ意味を表し、Za、ZbおよびZcは−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−CHCH−、−C≡C−、−CH=N−、−N=N−、−N(→O)=N−、−C(=O)S−または単結合であり、Rcは不斉炭素原子を有していてもよい直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシ基またはアルコキシカルボニルオキシ基であり、Rdは不斉炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシ基またはアルコキシカルボニルオキシ基であり、RcおよびRdはハロゲン原子、シアノ基、水酸基で置換されていてもよい。)で表される化合物を使用することができる。光学活性物質としては、上記化合物を1種単独でも2種以上を組み合わせて用いることもできる。
SmA相を経由する強誘電性液晶として、具体的には、AZエレクトロニックマテリアルズ社製「FELIXM4851−100」などが挙げられる。
強誘電性液晶には、液晶表示装置に求められる機能に応じて任意の機能を備える化合物が添加されていてもよい。このような化合物としては、重合性モノマーの重合物を挙げることができる。液晶層中にこのような重合性モノマーの重合物が含有されることにより、上記液晶材料の配列がいわゆる「高分子安定化」され、配向安定性に優れた液晶表示装置を得ることができる。
重合性モノマーの重合物に用いられる重合性モノマーとしては、重合反応により重合物を生じる化合物であれば特に限定されるものではなく、加熱処理により重合反応を生じる熱硬化性樹脂モノマー、および活性放射線の照射により重合反応を生じる活性放射線硬化性樹脂モノマーを挙げることができる。中でも、活性放射線硬化性樹脂モノマーを用いることが好ましい。熱硬化性樹脂モノマーを用いる場合は、重合反応を生じさせるために加温処理をすることが必要であるので、このような加温処理により強誘電性液晶の規則的な配列が損なわれたり、相転移が誘起されてしまったりするおそれがある。一方、活性放射線硬化性樹脂モノマーを用いる場合は、このようなおそれがなく、重合反応が生じることによって強誘電性液晶の配列が害されることが少ないからである。
活性放射線硬化性樹脂モノマーとしては、電子線の照射により重合反応を生じる電子線硬化性樹脂モノマー、および光照射により重合反応を生じる光硬化性樹脂モノマーを挙げることができる。中でも、光硬化性樹脂モノマーを用いることが好ましい。光硬化性樹脂モノマーを用いることにより、製造工程を簡略化できるからである。
光硬化性樹脂モノマーとしては、波長が150nm〜500nmの範囲内の光を照射することにより、重合反応を生じるものであれば特に限定されるものではない。中でも波長が250nm〜450nmの範囲内、特に300nm〜400nmの範囲内の光を照射することにより重合反応を生じる紫外線硬化性樹脂モノマーを用いることが好ましい。照射装置の容易性等の面において利点を有するからである。
紫外線硬化性樹脂モノマーが有する重合性官能基は、上記波長領域の紫外線照射により、重合反応を生じるものであれば特に限定されるものではない。特に、アクリレート基を有する紫外線硬化型樹脂モノマーを用いることが好ましい。
また、紫外線硬化性樹脂モノマーは、一分子中に一つの重合性官能基を有する単官能性モノマーであってもよく、また、一分子中に二つ以上の重合性官能基を有する多官能性モノマーであってもよい。中でも、多官能性モノマーを用いることが好ましい。多官能性モノマーを用いることにより、より強いポリマーネットワークを形成することができるため、分子間力および配向膜界面におけるポリマーネットワークを強化することができる。これにより、温度変化による強誘電性液晶の配列の乱れを抑制することができる。
多官能性モノマーの中でも、分子の両末端に重合性官能基を有する2官能性モノマーが好ましく用いられる。分子の両端に重合性官能基を有することにより、ポリマー同士の間隔が広いポリマーネットワークを形成することができ、重合性モノマーの重合物を含むことによる強誘電性液晶の駆動電圧の低下を防止できるからである。
また、紫外線硬化性樹脂モノマーの中でも、液晶性を発現する紫外線硬化性液晶モノマーを用いることが好ましい。このような紫外線硬化性液晶モノマーが好ましい理由は次の通りである。すなわち、紫外線硬化性液晶モノマーは液晶性を示すことから、配向膜の配向規制力により規則的に配列することができる。このため、紫外線硬化性液晶モノマーを、規則的に配列した後に重合反応を生じさせることにより、規則的な配列状態を維持したまま固定化することができる。このような規則的な配列状態を有する重合物が存在することにより、強誘電性液晶の配向安定性を向上させることができ、優れた耐熱性および耐衝撃性を得ることができる。
紫外線硬化性液晶モノマーが示す液晶相としては、特に限定されるものではなく、例えば、N相、SmA相、SmC相を挙げることができる。
本発明に用いられる紫外線硬化性液晶モノマーとしては、例えば、下記式(1)〜(3)に示す化合物を挙げることができる。
Figure 2008145474
上記式(1),(2)において、A、B、D、EおよびFはベンゼン、シクロヘキサンまたはピリミジンを表し、これらはハロゲン等の置換基を有していてもよい。また、AおよびB、あるいはDおよびEは、アセチレン基、メチレン基、エステル基等の結合基を介して結合していてもよい。MおよびMは、水素原子、炭素数3〜9のアルキル基、炭素数3〜9のアルコキシカルボニル基、またはシアノ基のいずれであってもよい。さらに、分子鎖末端のアクリロイルオキシ基とAまたはDとは、炭素数3〜6のアルキレン基等の結合基を介して結合していてもよい。
また、上記式(3)おいて、Yは、水素、炭素数1〜20のアルキル、炭素数1〜20のアルケニル、炭素数1〜20のアルキルオキシ、炭素数1〜20のアルキルオキシカルボニル、ホルミル、炭素数1〜20のアルキルカルボニル、炭素数1〜20のアルキルカルボニルオキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロを表す。
上記の中でも、好適に用いられるものとして、下記式の化合物を例示することができる。
Figure 2008145474
Figure 2008145474
Figure 2008145474
また、上記重合性モノマーは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上の異なる重合性モノマーを用いる場合には、例えば、上記式で示される紫外線硬化性液晶モノマーと他の紫外線硬化性樹脂モノマーとを用いることができる。
重合性モノマーとして紫外線硬化性液晶モノマーを用いた場合、重合性モノマーの重合物としては、主鎖に液晶性を示す原子団を有することにより主鎖が液晶性を示す主鎖液晶型重合物であってもよく、側鎖に液晶性を示す原子団を有することにより側鎖が液晶性を示す側鎖液晶型重合物であってもよい。中でも、重合性モノマーの重合物が側鎖液晶型重合物であることが好ましい。液晶性を示す原子団が側鎖に存在することにより、この原子団の自由度が高くなるため、液晶性を示す原子団が配向しやすくなるからである。また、その結果として強誘電性液晶の配向安定性を向上させることができるからである。
液晶層中における重合性モノマーの重合物の存在量は、強誘電性液晶の配列安定性を所望の程度にできる範囲内であれば特に限定されないが、通常、液晶層中に0.5質量%〜30質量%の範囲内が好ましく、より好ましくは1質量%〜20質量%、さらに好ましくは1質量%〜10質量%の範囲内である。上記範囲よりも多いと、駆動電圧の増加や、応答速度の低下を生じる場合があるからである。また、上記範囲よりも少ないと強誘電性液晶の配列安定性が不十分となり、液晶表示装置の耐熱性や耐衝撃性を損なってしまう可能性があるからである。
なお、液晶層中における重合性モノマーの重合物の存在量は、液晶層中の単分子液晶を溶剤で洗い流した後、残存する重合性モノマーの重合物の重量を電子天秤で測量することによって求めた残存量と、上記液晶層の総質量とから算出することができる。
B.液晶表示装置
次に、本発明の液晶表示装置について説明する。
本発明の液晶表示装置は、複数のゲート線および複数のソース線と、上記ゲート線およびソース線に接続され、画素毎に配置された複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子に接続され、画素毎に配置された複数の画素電極と、上記画素電極に対向する位置に配置された対向電極と、上記画素電極および対向電極間に配置され、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶と、上記複数のゲート線に接続され、走査信号を印加するゲートドライバと、上記複数のソース線に接続され、画像信号を印加するソースドライバとを有する液晶パネル、ならびに、上記液晶パネルに対して光を照射する複数色の光源、ならびに、上記ゲートドライバ、ソースドライバおよび光源に接続され、上述の液晶表示装置の駆動方法によって液晶表示装置を駆動する制御部を有することを特徴とするものである。
図7は本発明の液晶表示装置の一例を示す概略斜視図である。
図7に例示するように、液晶表示装置10は、液晶パネル11と、この液晶パネル11に対向するように配置された光源12と、液晶パネル11のゲートドライバ2およびソースドライバ3ならびに光源12に接続された制御部13とを有している。液晶パネル11においては、基材7a上に、複数のゲート線Gおよび複数のソース線Sと、これらのゲート線Gおよびソース線Sに接続され、画素毎に配置された複数のスイッチング素子4と、このスイッチング素子4に接続され、画素毎に配置された複数の画素電極5とが設けられ、基材7b上に、画素電極5に対向するように対向電極6が設けられている。また、液晶パネル11では、複数のゲート線Gに接続されたゲートドライバ2と、複数のソース線Sに接続されたソースドライバ3とが設けられている。なお、図示しないが、画素電極等と対向電極との間には強誘電性液晶が挟持されている。
ゲート線Gおよびソース線Sはそれぞれ縦横に配列しており、ゲート線Gおよびソース線Sに信号を加えることによりスイッチング素子4を作動させ、強誘電性液晶を駆動させることができる。ゲート線Gおよびソース線Sが交差した部分は、図示しないが絶縁層で絶縁されており、ゲート線Gの走査信号とソース線Sの画像信号とは独立に動作することができる。ゲート線Gおよびソース線Sにより囲まれた部分は、液晶表示装置を駆動する最小単位である画素であり、各画素には少なくとも1つ以上のスイッチング素子4および画素電極5が形成されている。そして、ゲート線およびソース線に順次信号電圧を加えることにより、各画素のスイッチング素子を動作させることができる。
ゲートドライバ2はゲート線Gに電圧を印加し(走査信号を印加し)、ソースドライバ3はソース線Sに正極または負極の電圧を印加する(画像信号を印加する)。このとき、フィールドシーケンシャル方式であれば、ソース線Sに、任意の色を混色により表示するための複数の単位色のうちの1つの単位色に対応する画像信号を供給する。これにより、ゲートドライバ2によって複数のゲート線Gに順に電圧を印加して複数のスイッチング素子4をゲート線単位で順にオンするとともに、ソースドライバ3によって複数のソース線Sに正極または負極の電圧を印加して、スイッチング素子4および画素電極5を介して強誘電性液晶に正極または負極の電圧を印加して強誘電性液晶を駆動する。すなわち、各ゲート線に沿った画素の画素電極および対向電極間に画像信号に対応した電圧が印加され、画像データがゲート線に沿った各画素に書き込まれ、これに対する強誘電性液晶の応答の程度により、各画素の光の透過率が制御される。
本発明の液晶表示装置は、上述の液晶表示装置の駆動方法によって駆動されるので、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶の利点を活かして高精細で高品位の表示を実現することができる。
液晶表示装置の各構成部材には、一般的なものを用いることができる。なお、強誘電性液晶および光源については、上記「A.液晶表示装置の駆動方法」に詳しく記載したので、ここでの説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1]
図8に、QVGA(240×320)の液晶表示装置を駆動させるタイミングチャートを示す。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いた。図8において、1つのフルカラーの静止画像が表示される期間を1フレームFとし、1つのRGB各色の静止画像が表示される期間をサブフレームSF,SF,SFとする。また、図8中の他の記号は図4中の記号と同様である。
まず、第1行から第240行までのゲート線に順にオン電圧を印加し、TFT素子を順にオンとし、320列のソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、各画素に赤色画像データを書き込んだ。書き込みにはゲート線1行当たり6.0μsかかるため、書き込み期間には約1.4ms要した。次いで、第240行のゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、ソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、画素に赤色画像データを書き込んだ後に、液晶が十分応答する時間(0.5ms)が経過した後、約0.8ms間、赤色のLEDを点灯した。続いて、赤色のLEDの消灯と同時に、240行すべてのゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、320列すべてのソース線に負極(−)の電圧を印加して、すべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。このとき、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。
次に、ゲート線を第240行から第1行まで順に走査して各画素に緑色画像データを書き込み、緑色のLEDを点灯し、ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。リセットデータの書き込み時には、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。
次に、ゲート線を第1行から第240行まで順に走査して各画素に青色画像データを書き込み、青色のLEDを点灯し、ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。リセットデータの書き込み時には、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。
次に、240行すべてのゲート線にオン電圧を印加し、ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ後であってサブフレームSF後に、8.0ms間、負極(−)の電圧を印加したまま保持した。次いで、240行のすべてのゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、320列すべてのソース線にゼロ電圧を印加して、すべての画素にゼロデータを書き込んだ。
続いて、1サブフレーム毎に走査順を逆方向とし、奇数フレームと偶数フレームでは、各サブフレームでの走査順が逆になるように駆動した。上記の一連の駆動を繰り返し行うことで、全体にムラのない動画表示を行うことができることを確認した。
[実施例2]
図9に、QVGA(240×320)の液晶表示装置を駆動させるタイミングチャートを示す。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いた。図9において、1つのフルカラーの静止画像が表示される期間を1フレームFとし、1つのRGB各色の静止画像が表示される期間をサブフレームSF,SF,SFとする。また、図9中の他の記号は図4中の記号と同様である。
まず、第1行から第240行までのゲート線に順にオン電圧を印加し、TFT素子を順にオンとし、320列のソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、各画素に赤色画像データを書き込んだ。書き込みにはゲート線1行当たり6.0μsかかるため、書き込み期間には約1.4ms要した。次いで、第240行のゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、ソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、画素に赤色画像データを書き込んだ後に、液晶が十分応答する時間(0.5ms)が経過した後、約0.8ms間、赤色のLEDを点灯した。
次に、赤色のLEDの消灯と同時に、ゲート線を第240行から第1行まで順に走査して各画素に緑色画像データを書き込み、緑色のLEDを点灯した。
次に、ゲート線を第1行から第240行まで順に走査して各画素に青色画像データを書き込み、青色のLEDを点灯した。
次に、240行すべてのゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、320列すべてのソース線に負極(−)の電圧を印加して、すべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。このとき、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。続いて、すべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ後、8.4ms間、負極(−)の電圧を印加したまま保持した。次いで、240行のすべてのゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、320列すべてのソース線にゼロ電圧を印加して、すべての画素にゼロデータを書き込んだ。
続いて、1サブフレーム毎に走査順を逆方向とし、奇数フレームと偶数フレームでは、各サブフレームでの走査順が逆になるように駆動した。上記の一連の駆動を繰り返し行うことで、全体にムラのない動画表示を行うことができることを確認した。
[実施例3]
図10に、QVGA(240×320)の液晶表示装置を駆動させるタイミングチャートを示す。なお、強誘電性液晶としては、図2(b)に例示するように正極の電圧を印加したときにのみ液晶分子が動作するものを用いた。図10において、1つのフルカラーの静止画像が表示される期間を1フレームFとし、1つのRGB各色の静止画像が表示される期間をサブフレームSF,SF,SFとする。また、図10中の他の記号は図4中の記号と同様である。
まず、第1行から第240行までのゲート線に順にオン電圧を印加し、TFT素子を順にオンとし、320列のソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、各画素に赤色画像データを書き込んだ。書き込みにはゲート線1行当たり6.0μsかかるため、書き込み期間には約1.4ms要した。次いで、第240行のゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、ソース線に画像データに応じた正極(+)の電圧を印加して、画素に赤色画像データを書き込んだ後に、液晶が十分応答する時間(0.5ms)が経過した後、約0.8ms間、赤色のLEDを点灯した。続いて、赤色のLEDの消灯と同時に、240行すべてのゲート線にオン電圧を印加し、TFT素子をオンとし、320列すべてのソース線に負極(−)の電圧を印加して、すべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。このとき、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。ここまでに約2.9msを要した。
次に、ゲート線を第240行から第1行まで順に走査して各画素に緑色画像データを書き込み、緑色のLEDを点灯し、ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。リセットデータの書き込み時には、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。
次に、ゲート線を第1行から第240行まで順に走査して各画素に青色画像データを書き込み、青色のLEDを点灯した。ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ。リセットデータの書き込み時には、液晶が十分応答する時間(約0.2ms)、ゲート線をオンにした。
次に、240行すべてのゲート線にオン電圧を印加し、ソース線に負極(−)の電圧を印加してすべての画素に一括してリセットデータを書き込んだ後であってサブフレームSF後に、8.0ms間、負極(−)の電圧を印加したまま保持した。
続いて、1サブフレーム毎に走査順を逆方向とし、奇数フレームと偶数フレームでは、各サブフレームでの走査順が逆になるように駆動した。上記の一連の駆動を繰り返し行うことで、全体にムラのない動画表示を行うことができることを確認した。
液晶分子の挙動を示す模式図である。 強誘電性液晶の印加電圧に対する透過率の変化を示したグラフである。 本発明の液晶表示装置の回路図の一例を示す模式図である。 本発明の液晶表示装置の駆動方法の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置の駆動方法の他の例を示すタイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置の駆動方法の他の例を示すタイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置の一例を示す概略斜視図である。 実施例1の液晶表示装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 実施例2の液晶表示装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 実施例3の液晶表示装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 強誘電性液晶の印加電圧に対する透過率の変化を示したグラフである。 強誘電性液晶の有する相系列の相違による配向の違いを示した図である。
符号の説明
… 書き込み期間
… 液晶応答期間
… 点灯期間
… 逆極性電圧リセット期間
… 逆極性電圧保持期間
… サブフレームリセット期間
… ゼロ電圧リセット期間

Claims (6)

  1. 単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶を用いた液晶表示装置をフィールドシーケンシャル方式により駆動する液晶表示装置の駆動方法であって、
    各サブフレーム中に、複数のゲート線に順に電圧を印加して複数のスイッチング素子を順にオンするとともに、複数のソース線に第一の極性の電圧を印加する書き込み期間と、前記書き込み期間後に、光源を点灯させる点灯期間とを有し、
    1フレーム中に、最後のサブフレームの前記点灯期間後に、前記複数のゲート線に同時に電圧を印加して前記複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、前記複数のソース線に同時に前記第一の極性に対して逆極性の第二の極性の電圧を印加する逆極性電圧リセット期間と、前記逆極性電圧リセット期間後に、前記第二の極性の電圧を保持する逆極性電圧保持期間とを有し、
    1フレーム中、1度だけ前記逆極性電圧保持期間を設けることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  2. 前記逆極性電圧リセット期間にて、前記複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間が、前記強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  3. 前記最後のサブフレーム以外の他のサブフレーム中に、前記点灯期間後に、前記複数のゲート線に同時に電圧を印加して前記複数のスイッチング素子を同時にオンするとともに、前記複数のソース線に同時に前記第二の極性の電圧を印加するサブフレームリセット期間を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  4. 前記サブフレームリセット期間にて、前記複数のゲート線に同時に電圧を印加する時間が、前記強誘電性液晶の応答に要する時間より長いことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  5. 先のサブフレームの前記書き込み期間での走査順と、次のサブフレームの前記書き込み期間での走査順とが逆であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法。
  6. 複数のゲート線および複数のソース線と、前記ゲート線およびソース線に接続され、画素毎に配置された複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子に接続され、画素毎に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対向する位置に配置された対向電極と、前記画素電極および対向電極間に配置され、単安定性を示し、かつ、ハーフV字型スイッチング特性を示す強誘電性液晶と、前記複数のゲート線に接続され、走査信号を印加するゲートドライバと、前記複数のソース線に接続され、画像信号を印加するソースドライバとを有する液晶パネル、ならびに、前記液晶パネルに対して光を照射する複数色の光源、ならびに、前記ゲートドライバ、ソースドライバおよび光源に接続され、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の液晶表示装置の駆動方法によって液晶表示装置を駆動する制御部を有することを特徴とする液晶表示装置。
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