JP2008144931A - 内燃機関の軸受装置 - Google Patents

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近藤  卓
Yukiyasu Taguchi
幸保 田口
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Abstract

【解決手段】 エンジン1の組立て前の状態において、両端に位置するNo.1、No.5のすべり軸受7のアッパベアリング7aの板厚T1を厚く、ロアベアリング7bの板厚T2を薄くすると共に、これらの内側に位置するNo.2〜No.4のすべり軸受のアッパベアリングの板厚T1を薄く、ロアベアリングの板厚T2を厚くして、No.1、No.5のすべり軸受の中心に対してNo.2〜No.4のすべり軸受の中心をシリンダブロック側に変位させる。
エンジンの組み立てによってシリンダブロック2が変形し、No.1、No.5のすべり軸受がシリンダブロック側に変位すると、これに伴なって各すべり軸受の内周面の中心が相互に接近する方向に変位するようになる。
【効果】 シリンダブロックの変形によってすべり軸受の位置ずれが発生しても、すべり軸受とクランクシャフトとの摺動状態を良好に保つことが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関の軸受装置に関し、詳しくはシリンダブロックに取り付けられてクランクシャフトを軸支する複数組の半割りすべり軸受を備えた内燃機関の軸受装置に関する。
従来、ディーゼルエンジンなどの内燃機関には、シリンダブロックに取り付けられてクランクシャフトを軸支する複数組の半割りすべり軸受が設けられており、これら各組の半割りすべり軸受は、シリンダブロックに直接取り付けられる半円状の第1ベアリングと、該第1ベアリングと当接する半円状の第2ベアリングとを備えている。(特許文献1〜3)
特開昭54−71220号公報 特開昭56−80519号公報 特開昭57−76314号公報
ここで、近年燃費向上等を目的として内燃機関の軽量化が進められており、シリンダブロックをアルミ製としたり、その他の軽量化対策が施されるようになっている。
その結果、シリンダブロックの剛性が低下してしまい、内燃機関の組立ての際にシリンダブロックとシリンダヘッドとをボルトによって締結すると、シリンダブロックが変形して各すべり軸受の位置が変位してしまい、これによりすべり軸受とクランクシャフトとの摩擦抵抗が増大し、焼付き等の問題が発生していた。
このような問題に鑑み、シリンダブロックの変形によってすべり軸受の位置ずれが発生しても、すべり軸受とクランクシャフトとの摺動状態を良好に保つことの可能な内燃機関の軸受装置を提供するものである。
すなわち請求項1に記載の内燃機関の軸受装置は、シリンダブロックに取り付けられてクランクシャフトを軸支する複数組の半割りすべり軸受を備え、
各組の半割りすべり軸受は、シリンダブロックに直接取り付けられる半円状の第1ベアリングと、該第1ベアリングと当接する半円状の第2ベアリングとを備えている内燃機関の軸受装置において、
上記各組の半割りすべり軸受の外周面の直径は同一に設定されるとともに、少なくともいずれか1組の半割りすべり軸受における第1ベアリングの板厚は他の組の半割りすべり軸受における第1ベアリングの板厚よりも薄く設定されるとともに、当該薄く設定された第1ベアリングと組をなす第2ベアリングの板厚は上記他の第1ベアリングと組をなす第2ベアリングの板厚よりも厚く設定されて、
当該いずれか1組の半割りすべり軸受の内周面の中心は、上記他の組の半割りすべり軸受の内周面の中心よりもシリンダブロック側に変位して設けられていることを特徴としている。
上記発明によれば、いずれか1組の半割りすべり軸受の内周面の中心は、上記他の組の半割りすべり軸受の内周面の中心よりもシリンダブロック側に変位して設けられているため、内燃機関の組立てによってシリンダブロックが変形し、当該いずれか1組の半割りすべり軸受の位置がシリンダブロックとは反対方向に変位すると、その内周面の中心は他の組の半割りすべり軸受の内周面の中心に向けて移動することとなる。
その結果、すべての組の半割りすべり軸受の内周面の中心の相対的変位が減少することとなるので、すべり軸受とクランクシャフトとの摺動状態を良好に保つことが可能となる。
以下図示実施例について説明すると、図1は内燃機関の軸受装置の該略図を示し、具体的には直列4気筒のエンジン1における内部構造の該略図を示したものとなっている。
上記エンジン1はシリンダの形成されたシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に設けられるシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下部に軸支されたクランクシャフト4と、クランクシャフト4に連結された4つのコンロッド5と、コンロッド5の先端に設けられた4つのピストン6と、上記クランクシャフト4をシリンダブロック2に軸支するすべり軸受7とから構成されている。
上記シリンダブロック2およびシリンダヘッド3には、複数のボルト8が設けられ、上記エンジン1の組立ての際には、当該ボルト8によってシリンダブロック2およびシリンダヘッド3が相互に締結されるようになっている。
上記すべり軸受7は各コンロッド5の両側の位置でクランクシャフト4を軸支すると共に、それぞれキャップ9によって上記シリンダブロック2に固定されている。本実施例のすべり軸受7は合計で5箇所に設けられており、以下の説明では図示左方のすべり軸受7から順に、No.1〜No.5のすべり軸受7とし、No.1のすべり軸受7がエンジン1のフロント側に位置しているものとする。
図2は所要のすべり軸受7の側面図を示し、各すべり軸受7はそれぞれ半割り軸受であって、各すべり軸受7はシリンダブロック2側に設けられる半円状の第1ベアリングとしてのアッパベアリング7aと、キャップ9側に設けられる半円状の第2ベアリングとしてのロアベアリング7bとから構成されている。
上記シリンダブロック2における上記アッパベアリング7aが装着される部分はアッパベアリング7aの外周面と同径に加工されており、その高さ方向の位置はエンジン組立て前の状態、すなわち設計段階の状態で同一高さに位置するように設定されている。
これを換言すると、上記エンジン1の組立て前の状態において、すべり軸受7をシリンダブロック2に装着すれば、すべてのすべり軸受7の外周面の中心が一直線上に整列することとなる。
次に、本実施例ではすべり軸受7の設けられる位置によってアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの板厚を変化させるようになっており、以下アッパベアリング7aの中央の板厚をT1、ロアベアリング7bの中央の板厚をT2、アッパベアリング7aおよびロアベアリング7bのオイルリリーフ部の板厚をT3として説明する。
そしてアッパベアリング7aでは、中央の板厚T1からオイルリリーフ部の板厚T3にかけてその板厚が滑らかに徐変するようになっており、またロアベアリング7bでも中央の板厚T2からオイルリリーフ部の板厚T3にかけてその板厚が滑らかに徐変するようになっている。
なお、上記アッパベアリング7aとロアベアリング7bの合せ面には図示しないクラッシリリーフや必要に応じて面取りが形成されており、板厚T3はこれらクラッシリリーフ等の形状を無視した寸法となっている。またクラッシリリーフ等自体は従来公知であるため、その詳細な説明は省略するものとする。
そして図3は、各すべり軸受7におけるアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの各部分についての板厚を示した表となっている。
ここで、表中の「厚」「薄」「同」とは、所定の基準板厚に対する板厚の状態を示したものであり、この基準板厚とは、仮にアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの全周の板厚を同一とし、かつすべり軸受7の外周面の中心と内周面の中心とを一致させた場合の板厚をいう。
最初にクランクシャフト4の両端部分を軸支するNo.1とNo.5のすべり軸受7について説明すると、アッパベアリング7aの板厚T1は基準板厚に比べて厚く設定され、ロアベアリング7bの板厚T2は基準板厚に比べて薄く設定され、オイルリリーフ部の位置の板厚T3は基準板厚と同じ厚さに設定されている。
このように板厚を設定することにより、No.1とNo.5のすべり軸受7ではすべり軸受7の外周面の中心に対し、内周面の中心の位置がシリンダブロック2のデッキ面から離隔する方向、すなわちキャップ9側に変位していることとなる。
次に上記No.1とNo.5のすべり軸受7の間に位置するNo.2〜No.4のすべり軸受7について説明すると、アッパベアリング7aの板厚T1は基準板厚に比べて薄く設定され、ロアベアリング7bの板厚T2は基準板厚に比べて厚く設定され、オイルリリーフ部の位置の板厚T3は基準板厚と同じ厚さに設定されている。
このように板厚を設定することにより、No.2〜No.4のすべり軸受7ではすべり軸受7の外周面の中心に対し、内周面の中心の位置がシリンダブロック2のデッキ面に接近する方向に変位していることとなる。
上記すべり軸受7について、上記アッパベアリング7aおよびロアベアリング7bのオイルリリーフ部の板厚T3を基準板厚と同一とすることで段差を無くし、クランクシャフト4との摺動抵抗を軽減することができる。
そして本実施例の具体的な例として、実際のエンジン1に以下のように設定したすべり軸受7を装着した場合について説明する。
まず、エンジン1の設計段階においては、各すべり軸受7を上記基準板厚で設計し、かつすべり軸受7をシリンダブロック2に装着した状態で、各すべり軸受7の外周面および内周面の中心が一直線上に位置するように設計した。
そしてこのエンジン1を実際に組み立て、各すべり軸受7の中心の変位量を測定した。その結果、No.1、No.5のすべり軸受7の中心を結んだ線に対し、No.2〜No.4のすべり軸受7の中心は約30μmキャップ9側に変位していることが判明した。
これは、近年の自動車等の燃費向上等を目的としてエンジン1の軽量化が図られた結果、シリンダブロック2のアルミ化やその他軽量化の対策が施され、シリンダブロックの剛性が低下したことが原因と考えられる。
さらに、上記エンジン1を実際に作動させ、シリンダブロック2が十分に熱変形した状態で再び各すべり軸受7の中心の変位量を測定したところ、No.1、No.5のすべり軸受7の中心を結んだ線に対し、No.2〜No.4のすべり軸受7の中心は約12μmキャップ9側に変位していることが判明した。
このような測定結果に応じ、No.1、No.5のすべり軸受7に対してはアッパベアリング7aの板厚T1を上記基準板厚に比べて6μm厚く、ロアベアリング7bの板厚T2を6μm薄く設定した。
またアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bのオイルリリーフ部の板厚を同一とするため、アッパベアリング7aの板厚T3を上記板厚T1よりも6μm薄くし、ロアベアリング7bの板厚T3を上記板厚T2よりも6μm厚く設定した。
次に、No.2〜No.4のすべり軸受7に対してはアッパベアリング7aの板厚T1を上記基準板厚に比べて6μm薄く、ロアベアリング7bの板厚T2を6μm厚く設定し、さらにアッパベアリング7aの板厚T3を上記板厚T1よりも6μm厚くし、ロアベアリング7bの板厚T3を上記板厚T2よりも6μm薄く設定した。
なお、実際のすべり軸受7の加工に際しては、加工精度のばらつきを考慮して、上記板厚の設定を所要の寸法公差に基づいて設定することができる。
そしてこれら各部の板厚が変更された上記すべり軸受7をシリンダブロック2に装着する。
このときシリンダブロック2は変形しておらず、各すべり軸受7の外周面の中心は同一直線上に位置するとともに(図1の破線)、No.1、No.5のすべり軸受7の内周面の中心はキャップ9側に、No.2〜No.4のすべり軸受7の内周面の中心はシリンダブロック2側に変位している。(図1の2点鎖線)
これにより、No.1、No.5のすべり軸受7の内周面の中心とNo.2〜No.4のすべり軸受7の内周面の中心とは合計で12μm変位していることとなる。
次に、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とをボルト8により締結し、エンジン1を組み立てる。
すると、シリンダブロック2が変形してすべり軸受7の位置が変位し、No.1、No.5のすべり軸受7は相対的にシリンダブロック2側に変位し、No.2〜No.4のすべり軸受7は相対的にキャップ9側に変位する。
その結果、No.1、No.5のすべり軸受7の外周面の中心に対し、No.2〜No.4のすべり軸受7の外周面の中心はキャップ9側に変位してしまう(図1の一点鎖線)が、各すべり軸受7の内周面の中心はそれぞれ接近する方向に変位することとなる。なお、このときはまだ内周面の中心は一直線上に整列していない。
そして、さらに上記組み立てられたエンジン1を始動させ、エンジン1が十分に熱変形すると、上記各すべり軸受7の中心が一直線上に整列するようになる。
このように、上記各すべり軸受7の中心が一直線上に整列することで、クランクシャフト4とすべり軸受7との摺動抵抗を低く抑えることができ、耐焼付性や燃費の向上といった効果が得られることとなる。
また他の効果として、シリンダブロック2におけるアッパベアリング7aが装着される位置の寸法は、アッパベアリング7aの外周面の中心が同一直線上に位置するように設定すればよく、シリンダブロックの変形を考慮しないで設計を行なうことができる。
上述したようにすべり軸受7の各部の板厚を設定することにより、摺動抵抗を低く抑えることができたが、今度は上記すべり軸受7を備えたエンジン1を運転した時に、タッピングノイズが発生することが判明した。
このタッピングノイズとは、シリンダ内の爆発によってクランクシャフト4の中心とすべり軸受7の中心とが急激にずれ、クランクシャフト4の外周面とすべり軸受7の内周面との間隔が瞬間的に離隔してその部分の潤滑油内に負圧が発生し、それにより発生したキャビティがすべり軸受7の外部に排出されて破裂することにより発生するノイズであるといわれている。
以下、エンジン1の運転時に発生するタッピングノイズを解消するための、上記すべり軸受7の設定手順について説明する。
最初に、タッピングノイズの発生する位置の特定を行なう。そのためには上記板厚で製造されたNo.1〜No.5のすべり軸受7を用いてエンジン1を組み立てる。このとき使用する各すべり軸受7の内周面とクランクシャフト4の外周面とのクリアランスはいずれも同一となっている。
そしてこのような構成のエンジン1を始動させ、シリンダから発生するタッピングノイズを測定する。本実施例のエンジン1の場合、測定の結果No.1とNo.3のすべり軸受7からタッピングノイズが発生していることが判明した。
そこでタッピングノイズの発生したNo.1とNo.3のすべり軸受7におけるクランクシャフト4とのクリアランスを、他のNo.2、No.4、No5のすべり軸受7とクランクシャフト4とのクリアランスよりも狭く設定した。
その結果、クランクシャフト4の中心とすべり軸受7の中心とが急激にずれても、これらの間の潤滑油内におけるキャビティの発生が抑えられ、タッピングノイズの低減を図ることができた。
具体的には、No.2、No.4、No.5のすべり軸受7とクランクシャフト4とのクリアランスを32〜40μmで設定するのに対し、No.1およびNo.3のすべり軸受7とクランクシャフト4とのクリアランスを20〜38μmに設定した。
なお、上記実施例はあくまで一例であり、内燃機関の気筒数やボルト8の締結位置などにより、シリンダブロック2はさまざま状態に変形するため、必ずしもクランクシャフト4の両端のすべり軸受7の内周面の中心よりも、その他のすべり軸受7の内周面の中心をシリンダブロック2側に変位させるとは限らない。
また気筒数や各シリンダにおける燃焼タイミングなどにより、タッピングノイズの発生するすべり軸受7も変化するため、必ずしもNo.1とNo.3のすべり軸受7とクランクシャフト4とのクリアランスを狭く設定するとは限らない。
さらに、上記実施例ではNo.1〜No.5のすべてのすべり軸受7のアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの板厚を基準板厚に対して変化させていたが、例えばNo.1、No.5のすべり軸受7のアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの板厚だけを変化させ、No.2〜No.4のすべり軸受7の板厚は基準板厚のままとすることも可能である。
内燃機関の摺動装置の該略図。 すべり軸受7についての側面図。 各すべり軸受7におけるアッパベアリング7aおよびロアベアリング7bの各部分の板厚を示した表。
符号の説明
1 エンジン 2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド 4 クランクシャフト
7 すべり軸受 7a アッパベアリング
7b ロアベアリング

Claims (5)

  1. シリンダブロックに取り付けられてクランクシャフトを軸支する複数組の半割りすべり軸受を備え、
    各組の半割りすべり軸受は、シリンダブロックに直接取り付けられる半円状の第1ベアリングと、該第1ベアリングと当接する半円状の第2ベアリングとを備えている内燃機関の軸受装置において、
    上記各組の半割りすべり軸受の外周面の直径は同一に設定されるとともに、少なくともいずれか1組の半割りすべり軸受における第1ベアリングの板厚は他の組の半割りすべり軸受における第1ベアリングの板厚よりも薄く設定されるとともに、当該薄く設定された第1ベアリングと組をなす第2ベアリングの板厚は上記他の第1ベアリングと組をなす第2ベアリングの板厚よりも厚く設定されて、
    当該いずれか1組の半割りすべり軸受の内周面の中心は、上記他の組の半割りすべり軸受の内周面の中心よりもシリンダブロック側に変位して設けられていることを特徴とする内燃機関の軸受装置。
  2. 上記すべての組の半割りすべり軸受の外周面の中心は、上記シリンダブロックが内燃機関に組み込まれる前に一直線上に位置するように設定され、
    かつ、シリンダブロックが内燃機関に組み込まれた際に全ての組の半割りすべり軸受の内周面の中心が一直線上に位置することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の軸受装置。
  3. 上記シリンダブロックが内燃機関に組み込まれる前の状態で、
    クランクシャフトの両端部を軸支する2組の半割りすべり軸受の内周面の中心が、これら2組の半割りすべり軸受よりも内側に位置する半割りすべり軸受の内周面の中心よりもシリンダブロックのデッキ面から離隔する方向に変位していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の内燃機関の軸受装置。
  4. 上記第1ベアリングおよび第2ベアリングのオイルリリーフ部の軸受板厚がそれぞれ同一に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の内燃機関の軸受装置。
  5. シリンダブロックおよび上記すべり軸受を内燃機関に組み込んだ状態で内燃機関を運転し、クランクシャフトと半割りすべり軸受の内周面との間でタッピングノイズが発生したすべり軸受とクランクシャフトとのクリアランスを、他の位置のすべり軸受とクランクシャフトとのクリアランスよりも狭くすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機関の軸受装置。
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