JP2008143869A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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【課題】手のひらや毛髪に塗布したときの伸び、ベタツキのなさ、毛髪のまとまり感に優れ、毛髪に滑らかな感触を付与し、安定性が高い毛髪化粧料を提供すること。
【解決手段】成分(A)、(B)及び(C)が相互溶解され、水分の含有量が5質量%以下である毛髪化粧料。
(A)不揮発性シリコーン 1質量%以上
(B)揮発性油
(C)不揮発性飽和油 15質量%以上
【選択図】なし

Description

本発明は、ヘアオイル等の毛髪化粧料に関する。
従来、毛髪にまとまりを与えるものとして、ヘアオイル、ヘアージェル、ヘアークリーム、ヘアーフォーム、ヘアーローションなどの様々な形態の毛髪化粧料が知られており、これらの毛髪化粧料には、シリコーン油、エステル油、炭化水素油などの油分を相互溶解し、分散又は乳化して配合したものがある。このような毛髪化粧料の中でも、水の含有量が少なく、シリコーン油などを相互溶解させたものは、ベタツキがなく、毛髪にまとまり性を付与し、自然な光沢や滑らかな感触を付与することが求められている。シリコーンを含む非水系の毛髪化粧料としては、高分子量シリコーン、有機シリコーン樹脂及び低沸点油を含有する毛髪化粧料(特許文献1)や、分子量の異なる複数のシリコーン、揮発性油剤及び特定の植物油を配合したものが提案されている(特許文献2)が、これらの毛髪化粧料は、自然な光沢や滑らかな感触は得られるが、毛髪のまとまり性の点で問題があった。また、天然植物油を主体としたヘアオイルが従来知られているが、毛髪のまとまり性は良いが、毛髪がべたつくという問題があった。
特開昭63-313713号公報 特開2005-206467号公報
本発明の目的は、手のひらや毛髪に塗布したときの伸び、ベタツキのなさ、毛髪のまとまり感に優れ、毛髪に滑らかな感触を付与し、安定性が高い毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者らは、不揮発性シリコーン、揮発性油及び多量の不揮発性飽和油を相互溶解し、低含水率とした毛髪化粧料が、上記課題を解決するものであることを見出した。
すなわち、本発明は、成分(A)、(B)及び(C)が相互溶解され、水分の含有量が5質量%以下である毛髪化粧料を提供するものである。
(A)不揮発性シリコーン 1質量%以上
(B)揮発性油
(C)不揮発性飽和油 15質量%以上
本発明の毛髪化粧料は、手のひらや毛髪に塗布したときの伸び、滑らかな感触、ベタツキのなさ、毛髪のまとまり感をバランスよく発揮することができ、なおかつ、安定性が高いものである。
本明細書における「揮発性」とは、JIS K 0067乾燥減量試験第一法に従い、試料を規定の条件で測定したときの乾燥減量を、試料に対する質量百分率で表したものが、95%以上であることをいう。また、「不揮発性」とは同様に測定したときの乾燥減量が50%以下であることをいう。
ここで、規定の条件での測定とは、以下の測定を示す。デシケーター中で充分乾燥させたシャーレ等に試料を計り取り、105±2℃に保たれた乾燥機(例えば、WINDY OVEN WFO-SD 型、東京理化器械社など)中で2時間放置する。その後、デシケーター中で室温になるまで30分以上放冷し、乾燥後の残分を測定する。
乾燥減量(%)は、かくして得られる乾燥残分の測定結果をもとに、以下の式で計算して求める。
Figure 2008143869
また、本明細書における「相互溶解」とは、分離することなく、均一に透明溶解された状態をいう。
成分(A)の不揮発性シリコーンに用いられるシリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられ、このうちジメチルポリシロキサンが好ましい。シリコーンは、架橋構造を有するものであっても、有さないものであってもよい。
ジメチルポリシロキサン及びメチルフェニルポリシロキサンとしては、以下の式(1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2008143869
(式中、R1はメチル基又は一部がフェニル基を示し、R2はメチル基又は水酸基を示し、nは数平均重合度を示し、7〜2900の数を示す)
市販品としては、KF-96シリーズ、KF-50、KF-53、KF-54等(信越化学工業社)、SH-200シリーズ、SH556(東レダウコーニングシリコーン社)、TSF-451シリーズ、TSF-431、TSF-433、TSF-437等(GE東芝シリコーン社)などが挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、以下の式(2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2008143869
(式中、R1及びR2は上記と同じ意味であり、R3は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は水酸基を示し、m及びpはその和が数平均重合度を示し、mは例えば、1〜100、好ましくは20〜30の数を示し、pは例えば、1〜20、好ましくは2〜10の数を示し、q及びrは、それぞれ0〜50の数、好ましくは20〜30の数を示す)
市販品としては、KF-6011、KF-6012、KF-6013、KF-6015、KF-6016、KF-6017、KF-6004、KF-6029等(信越化学工業社)、SH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3749等(東レダウコーニングシリコーン社)、SILSOFTシリーズ、TSF4440、SF1188A等(GE東芝シリコーン社)などが挙げられる。
アミノ変性シリコーンとしては、以下の式(3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2008143869
(式中、R4は水素原子、水酸基又はR7を示し、R5はR7、基−R6−(NHCH2CH2uNH2、基OR7又は水酸基を示し、R6は炭素数1〜8の二価の炭化水素基を示し、R7は置換又は非置換の炭素数1〜20の一価炭化水素基を示し、s及びtはその和が数平均重合度を示し、s及びtの和は、例えば、10〜1000の数、好ましくは30〜1000の数、さらに好ましくは40〜800の数であり、uは0〜3の数を示す)
市販品としては、KF-8004、KF-8015、KF-8678等(信越化学工業社)、SF8452C、SS-3551、SS-3552等(東レ・ダウコーニング社)、SILSOFT Aシリーズ(GE東芝シリコーン社)などが挙げられる。
成分(A)としては、数平均重合度が7以上1000未満の低分子量ジメチルポリシロキサン、及び数平均重合度が1000以上の高分子量ジメチルポリシロキサンを含有するものであることが、毛髪に滑らかな感触、適度なまとまり性、自然な光沢を付与できる点で好ましい。低分子量ジメチルポリシロキサンとしては、数平均重合度が7以上650以下であるものが、毛髪になじみが良く、光沢を与えられる点で好ましく、高分子量ジメチルポリシロキサンとしては、数平均重合度が1000以上2900以下であるものが毛髪に塗布した時の伸びが良く、ベタツキがなく滑らかな感触、適度なまとまり性を付与できる点で好ましい。数平均重合度が5000以下だと、配合する際の取り扱いが容易であり、配合時の溶解性が非常に良好である。
これらの高分子量ジメチルポリシロキサンと低分子量ジメチルポリシロキサンとを組み合わせて用いる場合、高分子量ジメチルポリシロキサン及び低分子量ジメチルポリシロキサンはそれぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、高分子量ジメチルポリシロキサンの含有量は、本発明の毛髪化粧料全量に対して、1〜20質量%、特に5〜15質量%であるのが配合する際の取り扱いの容易さ、髪の滑らかさの点で好ましく、低分子量ジメチルポリシロキサンの含有量は、本発明の毛髪化粧料全量に対して、5〜30質量%、特に5〜20質量%であるのが髪へのサラサラ感の付与の点で好ましい。また、本発明の毛髪化粧料中の高分子量ジメチルポリシロキサンと低分子量ジメチルポリシロキサンの含有質量比は、20:80〜80:20、特に40:60〜60:40であるのが、ベタツキのなさ、剤の伸び、毛髪への塗布しやすさの点で好ましい。
成分(A)に用いられるジメチルポリシロキサンは、粘度が5mm2/s以上のものを用いることができる。高分子量ジメチルポリシロキサンとしては、粘度が25,000mm2/s以上、特に100,000mm2/s〜5,000,000mm2/sのものを用いることができ、低分子量ジメチルポリシロキサンとしては、粘度が25,000mm2/s以下、特に5mm2/s〜5,000mm2/sのものを用いることができる。
成分(A)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、毛髪に滑らかさを与え、感触を向上させる点で、本発明の毛髪化粧料全量に対して1質量%以上であるが、5〜60質量%、更に15〜25質量%、特に10〜30質量%であるのが好ましい。
成分(B)の揮発性油としては、低沸点鎖状シリコーン、環状シリコーン、炭素数6〜20のパラフィン系炭化水素、炭素数1〜5の脂肪族アルコールなどが挙げられる。
低沸点鎖状シリコーンとしては、以下の式(4)で表されるものが挙げられる。
Figure 2008143869
(式中、vは0〜6の数を示す)
低沸点鎖状シリコーンとしては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサンなどが挙げられ、ドデカメチルペンタシロキサンが好ましい。
環状シリコーンとしては、以下の式(5)で表されるものが挙げられる。
Figure 2008143869
(式中、wは3〜7の数を示す)
環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサンなどが挙げられ、特にデカメチルシクロペンタシロキサンが好ましい。
炭素数1〜5の脂肪族アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等が挙げられ、特にエタノール、イソプロピルアルコールが好ましい。
炭素数6〜20のパラフィン系炭化水素としては、常温常圧環境下で液体であるものが好ましく、炭素数8〜18、特に10〜15のものが好ましい。炭素数6〜20のパラフィン系炭化水素としては、炭素数6〜20のイソパラフィン系炭化水素が好ましく、イソドデカン(マルカゾールR、丸善石油社)、軽質流動イソパラフィン(IPソルベント1620、出光興産社;パールリーム4、日本油脂社など)がより好ましい。
成分(B)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、本発明の毛髪化粧料全量に対して、5〜40質量%、特に10〜30質量%であるのが、成分(A)の溶解性、手の平での伸びや毛髪への塗布性の点で好ましい。また成分(A)と成分(B)との質量比(A):(B)は、70:30〜40:60、特に65:35〜45:55であるのが好ましい。
成分(C)は、不揮発性飽和油である。ここで飽和油とは、飽和炭化水素鎖を主鎖とする油をいい、炭化水素油、エステル油、ロウ類、高級アルコール、高級脂肪酸等が挙げられる。炭化水素油としては、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン、水添ポリイソブテン等の炭素数15〜40の直鎖又は分岐鎖のものが挙げられる。エステル油としては、炭素数12〜24の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸と、グリセリン又は炭素数12〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルコールとのエステルが挙げられる。グリセリンとのエステルの具体例としては、イソステアリン酸ジグリセリル、イソステアリン酸トリグリセリル、2−エチルヘキサン酸トリグリセリル(トリオクタノイン)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリンが挙げられ、トリグリセリドが好ましく、中でも2−エチルヘキサン酸トリグリセリル(トリオクタノイン)が好ましい。アルコールとのエステルの具体例としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、マレイン酸ジイソステアリル、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル等が挙げられ、中でもイソノナン酸イソトリデシルが好ましい。ロウ類としては、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン等の動物性ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等の植物性固体ロウ、水添ホホバ油等の植物性液体ロウ、モンタンロウ等の鉱物性固体ロウ等が挙げられる。高級アルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等が挙げられる。
このうち、毛髪のまとまり性の点から、炭化水素油、高級アルコール、エステル油、高級脂肪酸が好ましく、炭化水素油、エステル油がより好ましく、これらのなかでも常温で液体の油が最も好ましい。
成分(C)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、相互溶解の観点からエステル油と炭化水素油の併用が好ましい。
成分(C)の含有量は、本発明の毛髪化粧料全量に対して、15質量%以上であるが、毛髪のまとまり性の観点から20〜90質量%が好ましく、35〜75質量%が更に好ましく、55〜65質量%が最も好ましい。また、成分(A)及び成分(B)の合計と成分(C)との質量比(成分(A)+成分(B)):成分(C)は、20:80〜60:40が好ましく、特に30:70〜50:50がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料の水の含有量は、製品の安定性の点から、本発明の毛髪化粧料全量中の5質量%以下であるが、1質量%以下が好ましく、特に実質的に水を含有しない非水系であるのがより好ましい。毛髪化粧料の水分量は、JIS K 0068記載のカールフィッシャー法を用いて測定することができる。本発明では、装置としては、平沼産業社の微量水分測定装置(AQV-7)等を使用し、溶媒としてはメタノール−クロロホルムを使用した。この際、メタノール−クロロホルムの質量比を1:3にした上で、測定対象の毛髪化粧料を溶解させる。もし溶解しなかった場合は、メタノール−クロロホルムの質量比を2:1にする。それでも溶解しなかった場合は、メタノール100%にするものとする。
更に、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の毛髪化粧料に配合される各種添加剤、例えば、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、毛髪保護剤、光沢付与剤、色素、香料等を適宜配合することができる。
本発明の毛髪化粧料の粘度は、ポンプ吐出性、手の上での伸び、毛髪への塗布性、ベタツキのなさ等の点で、25℃においてB型粘度計によって、ローターNo.1 (メーターが振り切れた場合はNo.2)を用いて30r/minで1分間回転させた後測定した値として、300mm2/s以下であるのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、各成分を均一に相互溶解したものである。本発明の毛髪化粧料は、種々の剤型、例えば、ヘアパック、ヘアミスト、コンディショニングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、洗い流さないヘアトリートメント等とすることができる。特に、洗い流さないヘアトリートメント、ヘアオイル、ヘアスプレー等のヘアケア剤に使用する剤型として好適である。
本発明の毛髪化粧料をヘアオイルや洗い流さないヘアトリートメントとする場合には、本発明の毛髪化粧料はポンプディスペンサー又は振り出し式容器に充填するのが好ましく、特にポンプディスペンサーがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料をヘアスプレー剤とする場合には、本発明の毛髪化粧料を公知のポンプスプレー容器やエアゾール容器に充填することとなるが、エアゾール容器に充填する場合に毛髪化粧料とともに使用される噴射剤としては、炭素数1〜5のアルカン類、ジメチルエーテル等の液化ガス;空気、窒素、二酸化炭素等の圧縮ガスが挙げられる。
実施例1〜9及び比較例1〜8
表1に示す組成の各成分を常法により均一に相互溶解し、透明相互溶解ヘアオイルを調製し、以下の方法で「手のひらや毛髪に塗布したときの伸び」、「ベタツキのなさ」、「毛髪のまとまり感」及び「安定性」を評価した。結果を表1に併せて示す。
手のひらや毛髪に塗布した際の伸び、ベタツキのなさ、及び毛髪のまとまりの評価方法
10名のパネラーにより、10gの毛束に0.2gの各ヘアオイルを塗布したときの「手のひらや毛髪に塗布したときの伸び」、「ベタツキのなさ」及び「毛髪のまとまり感」について、下記基準に従い5段階評価で官能評価を行った。表1には、評価の平均値を算出し、平均値が4.5以上の場合を非常に良好(◎)、3.5以上4.5未満の場合を良好(○)、2.5以上3.5未満の場合を普通(△)、2.5未満の場合を不良(×)として得た判定結果を示す。なお、毛束は、ブリーチ処理を1回、パーマ処理を1回行うことにより得たダメージ毛を用いた。
(評価基準)
5;良い。
4;やや良い。
3;普通。
2;やや悪い。
1;悪い。
安定性の評価方法
各ヘアオイル100mLを瓶容器に充填し、−5℃の恒温槽内に1ヶ月放置し、その溶液の外観変化を目視し安定性を評価した。表1には、以下の評価基準で判定した結果を示す。
(評価基準)
○;濁りや沈殿や析出物等がなく外観が全く変化していない。
△;わずかにくもりや濁りが生じている。
×;濁りが生じ、分離または沈殿や析出物等がある
Figure 2008143869
*1 測定不能
表1に示すとおり、本発明の毛髪化粧料は、手のひらや毛髪に塗布したときの伸び、ベタツキのなさ、毛髪のまとまり感に優れ、低温下に保存しても分離が起きず透明が維持される安定性が高いものであった。特に、本発明の毛髪化粧料は、毛先のまとまりに優れたものであり、これは塗布直後のみならず経時的にも優れていた。また、本発明の毛髪化粧料は、パサついたダメージ毛を対象とした場合であっても、塗布感、塗布直後の毛先の指どおり、塗布直後のツヤ感について遜色ないものであった。

Claims (5)

  1. 成分(A)、(B)及び(C)が相互溶解され、水分の含有量が5質量%以下である毛髪化粧料。
    (A)不揮発性シリコーン 1質量%以上
    (B)揮発性油
    (C)不揮発性飽和油 15質量%以上
  2. (A)の不揮発性シリコーンが、ジメチルポリシロキサンである請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. ジメチルポリシロキサンが、数平均重合度が7以上1000未満の低分子量ジメチルポリシロキサン、及び数平均重合度が1000以上の高分子量ジメチルポリシロキサンを含有する請求項2記載の毛髪化粧料。
  4. 低分子量ジメチルポリシロキサンの数平均重合度が7以上1000未満であり、高分子量ジメチルポリシロキサンの数平均重合度が1000以上2900以下である請求項3記載の毛髪化粧料。
  5. (C)の不揮発性飽和油が、エステル油及び/又は炭化水素油である請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
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