JP2004161752A - 毛髪処理剤組成物およびそれを用いた毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪処理剤組成物およびそれを用いた毛髪処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用時に手指へのべたつきがなく、毛髪に光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感を付与する効果に優れた毛髪処理剤組成物を提供すること。また、上記毛髪処理剤組成物を適用する毛髪処理方法を提供すること。
【解決手段】(A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン、(B)重合度が10〜35のシリコーン油、(C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ンを含有し、実質的に水を含有しない透明な単一相であり、かつ、洗い流し用である毛髪処理剤組成物。また、上記毛髪処理剤組成物を、他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流す毛髪処理方法。
【選択図】なし

Description

本発明は毛髪処理組成物およびそれを用いた毛髪処理方法に関し、更に詳細には、使用時に手へのべたつきがなく、毛髪に光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感を付与する効果が高く、毛髪のクシ通りを良好にする毛髪処理剤組成物、および、その毛髪処理剤組成物の効果を高めることのできる毛髪処理方法に関するものである。
従来、毛髪になめらかさや光沢等を付与するためにヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアリンス等の種々の毛髪用組成物が用いられてきた。例えば、毛髪に光沢やなめらかさ、しなやかな弾力性を付与する成分としてシリコーン、高級アルコール、炭化水素油、エステル油等の油分を配合した毛髪用組成物が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
また、毛髪に柔軟性や帯電防止効果を与えるため、カチオン性界面活性剤やカチオン性ポリマーを配合した毛髪用組成物が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開昭61−286311号公報 特開平5−4907号公報 特開昭57−128619号公報
しかしながら、シリコーン、高級アルコール、炭化水素油、エステル油等の油分を配合する毛髪用組成物は、油分を乳化して毛髪に適用する場合が多く、そのため乳化剤の配合が必要となるため、毛髪に適用した場合にベタツキや重さ等の違和感を感じさせる場合があるという欠点があった。また、高級アルコール、炭化水素油、エステル油等の油分はそれ自体も粘着性を有しているためクシ通りやブラッシングに対する物理的抵抗値も大きくなることが多かった。
一方、カチオン性界面活性剤、カチオン性高分子化合物を配合した毛髪用組成物は毛髪表面への吸着性が高く、またクシ通りの抵抗が大きく重くなる等の欠点を有する場合が多い。
従って、使用時に手へのべたつきがなく、毛髪に光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感を付与する効果の高い毛髪用組成物が求められている。
かかる実情において、本発明者は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結果、特定の高分子量ジメチルポリシロキサン、特定のシリコーン油および揮発性シリコーン油を特定割合で含有する透明な単一相の洗い流し用毛髪処理剤組成物、または、これを用いた特定の毛髪処理方法が上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)、
(A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
(B)重合度が10〜35のシリコーン油
(C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
を含有し、実質的に水を含有しない透明な単一相であり、かつ、洗い流し用であることを特徴とする毛髪処理剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記成分(A)〜(C)の含有質量比{(B)+(C)}/(A)が19/1〜1/1の範囲にあることを特徴とする上記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、さらに成分(D)として25℃で液状の非シリコーン油剤を含有することを特徴とする上記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記成分(D)の含有量が全組成中0.001〜5質量%であることを特徴とする上記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、次の成分(A)〜(C)、
(A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
(B)重合度が10〜35のシリコーン油
(C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
を含有し、かつ、実質的に水を含有しない透明な単一相である毛髪処理剤組成物を、他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法を提供するものである。
さらに、本発明は、次の成分(A)〜(D)、
(A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
(B)重合度が10〜35のシリコーン油
(C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
(D)25℃で液状の非シリコーン油剤
を含有し、かつ、実質的に水を含有しない透明な単一相である毛髪処理剤組成物を、他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法を提供するものである。
本発明の毛髪処理剤組成物は、使用時に手指へのべたつきがなく、毛髪に光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感を付与する効果に優れ、毛髪処理剤組成物として優れた品質を有する。また、本発明の毛髪処理方法を用いれば、上記毛髪処理剤の効果を高めることができ、毛髪に対して、より効果的に光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感を付与することができる。
以下、本発明をさらに詳述する。
本発明に用いられる成分(A)である重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサンは、粘度にして約70万mPa・s以上の高分子量ジメチルポリシロキサンである。本発明においては、重合度2000〜10000の高分子量ジメチルポリシロキサンが好ましく、重合度2200(粘度100万mPa・sに相当)〜4500の高分子量ジメチルポリシロキサンが特に好ましい。本発明において成分(A)は、毛髪の良好なクシ通り性およびなめらかな感触を付与するはたらきを有し、本発明において重要な基剤である。成分(A)として使用可能な市販品を例示すると、KF96H−100万(信越化学工業社製)、東芝シリコーンTSE−200、TSE−200A(以上、東芝シリコーン社製)等が挙げることができる。
本発明において、成分(A)は必要に応じて1種または2種以上を適宜選択して用いることができ、その含有量は全組成中5〜49質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に%と記す)が好ましく、より好ましくは10〜40%である。
本発明に用いられる成分(B)である重合度が10〜35のシリコーン油は、常圧において実質的に揮発性を示さない範囲の低粘度のシリコーン油である。成分(B)は上記成分(A)の溶剤としてはたらき、毛髪処理用組成物全体の粘性を適度なものに調整することができる。また、成分(B)は成分(A)と後述の成分(C)との相溶性を高める作用も有する。成分(B)として具体的には、重合度が10〜35のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等を例示することができるが、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンが好ましく、ジメチルポリシロキサンとしてKF96A−5、KF96A−6、KF96A−10、KF96A−20(以上、信越化学工業社製)、SH200C−6cs、SH200C−10cs、SH200C−20cs(以上、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)等の市販品を、また、メチルフェニルポリシロキサンとしてKF−56(信越化学工業社製)等の市販品を使用することができる。このうち、重合度10〜35のジメチルポリシロキサン(常温において5〜30mPa・sの粘度を示す)が、上記成分(A)の溶剤としての機能において特に好ましい。
本発明において、成分(B)は必要に応じて1種または2種以上を適宜選択して用いることができ、その含有量は全組成中40〜90%が好ましい。
本発明に用いられる成分(C)の環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ンは、毛髪に適用後徐々に揮発する成分であり、成分(A)の溶剤として機能するほか、使用時の手へのべたつきを軽減する基剤である。成分(C)のうち環状シリコーンとしてはオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等を好ましい例として挙げることができ、KF994、KF995(以上、信越化学工業社製)、SH244、SH344、SH245、DC345、DC246(以上、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)等の市販品を使用することができる。また、揮発性鎖状シリコ−ンとしては、ケイ素原子数が2〜7のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が例示され、KF96A−1、KF96A−1.5、KF96A−2(以上、信越化学工業社製)、SH200C−1cs、SH200C−1.5cs、SH200C−2cs(以上、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)等の市販品を使用することができる。
本発明において、成分(C)は必要に応じて1種または2種以上を適宜選択して用いることができ、その含有量は全組成中5〜50%が好ましい。
本発明の毛髪処理剤組成物において、上記成分(A)〜(C)の含有質量比{(B)+(C)}/(A)が19/1〜1/1の範囲内にあれば、系の粘性が適度なものとなり、毛髪への塗布時に手等から垂れ落ちることも、硬すぎることも少なく、使い易い。
また、本発明の毛髪処理剤組成物においては上記成分(A)〜(C)に加え、さらに成分(D)として25℃で液状の非シリコーン油剤を含有することにより、毛髪のしなやかさがより向上する。成分(D)としては、具体的に流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、ジカプリン酸プロピレングリコール等のエステル油;小麦胚芽油、米胚芽油、コメヌカ油、メドフォーム油、ローズマリー油、オリーブ油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、サフラワー油等の植物油等を例示することができる。これらのうち、使用性や透明1相の系中での安定性の点から特に流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油が好ましい。
本発明において、成分(D)は必要に応じて1種または2種以上を適宜選択して用いることができ、その含有量は全組成中0.001〜5%の範囲にあることが好ましく、0.1〜5%がより好ましい。この範囲であれば、成分(D)が分離して白濁することが少なく、透明性を保つことができる。
本発明の毛髪処理剤組成物には、上記の必須成分等に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、常温にて液状でない油成分(ペースト油、ワックス類等)、着色料、香料、界面活性剤、多価アルコール、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の他の成分を配合することができる。
本発明の毛髪処理剤組成物は実質的に水を含有しない透明液状〜ペースト状の単一相を呈するものであり、かつ、洗い流し用である。本発明の毛髪処理剤組成物の使用方法は、毛髪に適用した後洗い流す過程を含めば特に制限はないが、特に、入浴中に乾いた毛髪または濡れた毛髪(特に毛先)に対してリンスまたはヘアパック等の他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布し、その上から本発明の毛髪処理剤組成物を重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流す方法をとれば、本発明の効果を十分に享受できて好ましい。とりわけ、シリコーン油を配合してなるリンスやヘアパックと本発明の毛髪処理剤組成物はなじみが良好で、より高い効果が得られる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
本発明品1〜11および比較品1〜3:ヘアトリートメント
表1に示す組成および下記製法にてヘアトリートメントを調製し、下記評価方法によりヘアトリートメントの官能評価および安定性評価を行った。表1にて結果を併せて記す。
注1:粘度1000万mPa・sの高重合ジメチルポリシロキサン
注2:KF96H−100万(信越化学工業社製)(粘度100万mPa・sの高重合ジメチルポリシロキサン)
注3:粘度10mPa・sのジメチルポリシロキサン
(製法)
A.成分(1)〜(4)を室温にて混合溶解する。
B.成分(5)〜(8)を加熱溶解し、Aに添加混合する。
C.Bを容器に充填し、ヘアトリートメントを得た。
(評価方法)
10名の専門パネル員に、まず下記処方で常法により調製されたヘアパックを毛髪に塗布してもらい、次にその上から本発明品1〜11および比較品1〜3の各試料を重ねて塗布して毛髪になじませてもらい、その後洗い流して、乾燥させた。この時、使用時の手指へのべたつきのなさ、洗い流して乾燥した後の毛髪の光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)およびサラサラ感の各評価項目について、下記絶対評価基準(イ)を用いて7段階評価してもらい、各試料の評点の平均値を判定基準(ロ)を用いて判定した。
また、本発明品1−2の評価は、上記専門パネル員に、事前に上記ヘアパックを毛髪に塗布することなく、本発明品1を乾いた毛髪に直接塗布してもらい、洗い流して、同様の評価、判定を行った。
さらに、安定性の判定については下記安定性判定法に従い、判定を行なった。
本発明品および比較品の適用前に毛髪に塗布したヘアパックの処方
(成 分) (%)
(1)セトステアリルアルコール 6
(2)オレイルアルコール 3
(3)ミリスチン酸イソプロピル 1
(4)ジメチルポリシロキサン(100mPa・s) 5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(10E.O.) 1
(6)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3
(7)プロピレングリコール 20
(8)防腐剤 0.2
(9)香料 0.3
(8)精製水 加えて100
絶対評価基準(イ)
(評点): (評価)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
判定基準(ロ)
(評点の平均値) : (判定)
5.0以上 : ◎
3.5以上5.0未満 : ○
2.5以上3.5未満 : △
2.5未満 : ×
(安定性判定法)
本発明品1〜11および比較品1〜3の各試料を室温、5℃の条件に静置して、30日後の各試料の状態を肉眼にて観察し、下記の安定性判定基準を用いて安定性を判定した。
安定性判定基準
(判定): (内容)
◎ : 各温度とも問題なし
○ : 室温では問題なし。5℃での白濁がわずかに認められる程度。
△ : 室温、5℃においてやや白濁が認められる
× : 室温、5℃において明白に白濁が認められる
表1の結果から明らかなように、本発明のヘアトリートメントは比較品1〜3と比べて、使用時の手指へのべたつきのなさ、使用後の毛髪の光沢、なめらかさ、しなやかさ(弾力)、サラサラ感の各評価項目において優れた効果を示し、安定性においても優れた効果を示すものであることが実証された。
また、本発明のヘアトリートメントを、シリコーン油を含有するヘアパックを塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流す方法をとることにより、よりしなやかな仕上がりとなって、本発明のヘアトリートメントのより高い効果を得られることが実証された。
本発明品12 毛髪処理剤
(成 分) (%)
(1)ジメチルポリシロキサン(重合度10)(注4) 19.3
(2)高重合ジメチルポリシロキサン(重合度2200)(注5) 15
(3)高重合ジメチルポリシロキサン(重合度4500)(注6) 5
(4)ジメチルポリシロキサン(重合度15)(注7) 45
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(6)スクワラン 5
(7)シア脂 0.1
(8)香料 0.1
(9)殺菌剤 0.5
注4:KF96A−5(信越化学工業社製)(粘度5mPa・sのジメチルポリシロキサン)
注5:注2と同じ
注6:注1と同じ
注7:粘度10mPa・sのジメチルポリシロキサン
(製法)
A:上記成分(1)〜(5)を室温にて均一に混合する。
B:上記成分(6)〜(9)を50℃に加熱溶解する。
C:AにBを加え、均一に混合し、容器に充填して毛髪処理剤を得た。
本発明品12の毛髪処理組成物は、使用時の手指へのべたつきもなく、使用後の毛髪の光沢、しなやかさ、なめらかさに優れた効果を示し、透明性、安定性も良好で、毛髪処理剤として優れた効果を有するものであった。
本発明品13 毛髪処理剤
(成 分) (%)
(1)ジメチルポリシロキサン(重合度35)(注8) 6.8
(2)高重合メチルポリシロキサン(重合度2200)(注9) 20
(3)高重合メチルポリシロキサン(重合度4500)(注10) 5
(4)ジメチルポリシロキサン(重合度15)(注11) 45
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(6)メチルフェニルポリシロキサン(注12) 5
(7)流動パラフィン 1
(8)2−エチルヘキサン酸グリセリル 1
(9)硬化ヒマシ油 0.5
(10)グリセリン 0.1
(11)香料 0.1
(12)防腐剤 0.5
注8:SH200C−30cs(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)(粘度30mPa・sのジメチルポリシロキサン)
注9:注2と同じ
注10:注1と同じ
注11:粘度10mPa・sのジメチルポリシロキサン
注12:KF−56(信越化学工業社製)
(製法)
A:上記成分(1)〜(6)を室温にて均一に混合する。
B:上記成分(7)〜(12)を50℃に加熱溶解する。
C:AにBを加えて均一に混合し、容器に充填して毛髪処理剤を得た。
本発明品13の毛髪処理剤は、使用時の手指へのべたつきもなく、使用後の毛髪の光沢、しなやかさ、なめらかさに優れた効果を示し、毛髪処理剤として優れた効果を有するものであった。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)〜(C)、
    (A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
    (B)重合度が10〜35のシリコーン油
    (C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
    を含有し、実質的に水を含有しない透明な単一相であり、かつ、洗い流し用であることを特徴とする毛髪処理剤組成物。
  2. 成分(A)〜(C)の含有質量比{(B)+(C)}/(A)が19/1〜1/1の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成物。
  3. さらに、成分(D)として25℃で液状の非シリコーン油剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪処理剤組成物。
  4. 成分(D)の含有量が全組成中0.001〜5質量%であることを特徴とする請求項3記載の毛髪処理剤組成物。
  5. 次の成分(A)〜(C)、
    (A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
    (B)重合度が10〜35のシリコーン油
    (C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
    を含有し、かつ、実質的に水を含有しない透明な単一相である毛髪処理剤組成物を、他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法。
  6. 次の成分(A)〜(D)、
    (A)重合度が2000以上の高分子量ジメチルポリシロキサン
    (B)重合度が10〜35のシリコーン油
    (C)環状シリコーンおよび/または揮発性鎖状シリコ−ン
    (D)25℃で液状の非シリコーン油剤
    を含有し、かつ、実質的に水を含有しない透明な単一相である毛髪処理剤組成物を、他の毛髪コンディショニング用組成物を塗布した後にその上から重ね付けし、毛髪になじませた後で洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法。
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