JP2008143401A - 格納式アシストグリップ - Google Patents

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JP2008143401A JP2006334292A JP2006334292A JP2008143401A JP 2008143401 A JP2008143401 A JP 2008143401A JP 2006334292 A JP2006334292 A JP 2006334292A JP 2006334292 A JP2006334292 A JP 2006334292A JP 2008143401 A JP2008143401 A JP 2008143401A
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Yutaka Okazaki
豊 岡崎
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Abstract

【課題】ルーフ両側縁に設けられるアシストグリップであって、室内美観の向上並びに車内スペースの確保を目的として、スプリングのバネ圧により格納側にバネ付勢される格納式アシストグリップにおいて、格納時における打音の発生を防止する。
【解決手段】格納式アシストグリップ20は、乗員が把持できる把手状のグリップ本体50と、このグリップ本体50の両端51を回動可能に支持できる取付ベース60とから構成され、軸受部63にスプリング53が介装されていることにより、グリップ本体50は、ルーフトリム10と重合する格納位置Aに戻るようにバネ付勢されており、取付ベース60におけるフランジ61、あるいはグリップ本体50のいずれか一方側にストッパーリブ54、66を設けることで、格納時における打音の発生を防止するとともに、製品表面の外観性能を良好に維持する。
【選択図】図4

Description

この発明は、ルーフトリムに設けられ、助手席側乗員や後席乗員が着座姿勢を維持するために使用するアシストグリップであって、非使用時は、ルーフトリムの製品面に重合する格納位置にバネ付勢される格納式アシストグリップに関する。
一般に、自動車の助手席及び後部座席の斜め上方のルーフ側には、走行中の急カーブ等があっても着座姿勢を適正に維持できるようにアシストグリップが設けられている。図8に示すように、ルーフトリム1のフロント側にサンバイザ2がモジュール化されており、ルーフトリム1の助手席及び後部座席の上方に対応するルーフトリム1の左右側縁部には、格納式アシストグリップ3が設けられている。この格納式アシストグリップ3は、図9に示すように、乗員が掴んで着座姿勢を保持できる把手状のグリップ本体4と、グリップ本体4の両端を回動可能に支持する取付ベース5とから構成されている。そして、使用時には、グリップ本体4を回動させて把持し、不使用時にはグリップ本体4をルーフトリム1の製品表面に格納できるようにグリップ本体4の軸受部6にスプリング7が介装されている。従って、ルーフトリム1の製品面に重合できる格納位置と、格納位置から起立させて乗員が掴める使用位置との間で回動可能にグリップ本体4を支持するとともに、スプリング7により格納側にグリップ本体4をバネ付勢する構成である。格納式アシストグリップ3の従来例については、特許文献1に詳細に記載されている。
特開平3−16836号公報
このように、従来の格納式アシストグリップ3は、室内美観並びにスペース効率を考慮して、スプリング7によりグリップ本体4が格納側にバネ付勢されるという構成ではあるものの、特に、図10に示すように、グリップ本体4が使用位置から格納位置に戻される際、スプリング7のバネ圧により、グリップ本体4の脚部4aが取付ベース5のフランジ面5aに勢いよく突き当たり、打音が発生するという欠点が指摘されている。更に、グリップ本体4はルーフトリム1の製品面についても同様に急激にぶつかり、ルーフトリム1の表皮に損傷を与え易く、格納式アシストグリップ3取付部位におけるルーフトリム1の外観不良を招くという欠点も同時に指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の室内美観の向上、並びに車室内の有効スペースを確保することができる格納式アシストグリップであって、特に、グリップ本体をルーフトリム側に格納する際、打音の発生を防止し、かつルーフトリムの製品外観を良好に維持できる格納式アシストグリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ルーフ側に取り付けられる取付ベースに把手状のグリップ本体の両端が回動可能に支持され、このグリップ本体は、ルーフトリムの製品面と重合する格納位置と、この格納位置から起立させて乗員が把手として把持する使用位置との間で回動可能であるとともに、スプリングにより、非使用時には格納位置に戻るようにバネ付勢される格納式アシストグリップであって、前記グリップ本体の格納時において、前記取付ベースのフランジと、該フランジと当接するグリップ本体のいずれか一方側にストッパーリブが設けられていることにより、グリップ本体の格納時における打音の発生を回避するようにしたことを特徴とする。
ここで、格納式アシストグリップは、乗員が把持できる把手状のグリップ本体と、グリップ本体の両端を回動可能に支持できる取付ベースとから構成されている。グリップ本体及び取付ベースは、共に汎用の合成樹脂を使用した樹脂成形体から構成されており、グリップ本体の両端及び取付ベースには、それぞれ軸受部が形成されており、この軸受部にスプリングが介装され、スプリングのバネ圧でグリップ本体が常時ルーフトリムと重合する側にバネ付勢されている。また、格納式アシストグリップは、ルーフトリムをルーフパネルに取り付ける際、ルーフトリムとモジュール化されてルーフパネルに対してルーフトリム、格納式アシストグリップを一体に組み付ける構造を採用することができるとともに、ルーフパネルにルーフトリムを取り付けた後、格納式アシストグリップを別工程で取り付ける構造を採用することもできる。そして、取付ベースとグリップ本体の両端末部の当接部位には、いずれか一方側にストッパーリブが設けられている。
そして、以上の構成から明らかなように、本発明に係る格納式アシストグリップは、グリップ本体の格納時において、グリップ本体と取付ベースの当接部位のいずれか一方側にストッパーリブが設けられているため、アシストグリップの使用後、乗員がグリップ本体から手を離せば、スプリングのバネ力によりグリップ本体がルーフトリムの製品表面と重合する方向にバネ付勢されるものの、ストッパーリブにより、取付ベースのフランジとグリップ本体とが急激にぶつかることがないことから、打音の発生を確実に防止できるとともに、グリップ本体がルーフトリムの製品表面と過度の接触圧でぶつかることもなく、ルーフトリムの製品表面に損傷を与えることもない。
以上説明した通り、本発明に係る格納式アシストグリップは、グリップ本体が取付ベースに回動可能に支持され、かつスプリングによりグリップ本体は、格納方向にバネ付勢され、特に、グリップ本体と取付ベースとの当接部において、少なくともいずれか一方側にストッパーリブが形成されているため、取付ベースとグリップ本体との間の急激な衝接作用がないことから、グリップ本体の格納時、打音が発生することがなく、乗員に不快感を与えることがない。しかも、ルーフトリムの製品表面の損傷も未然に防止できることから、室内美観を長期に亘り良好に維持できるという効果を有する。
以下、本発明に係る格納式アシストグリップの実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1は本発明に係る格納式アシストグリップを備えたルーフトリムを室内側からみた正面図、図2は同格納式アシストグリップの取付構造を示す断面図、図3は同格納式アシストグリップの構成を示す分解斜視図、図4は同格納式アシストグリップの使用時の状態を示す説明図、図5,図6は同格納式アシストグリップの格納時及び使用時のそれぞれの状態を示す各断面図、図7は本発明に係る格納式アシストグリップの変形例を示す説明図である。
図1において、ルーフトリム10は、ルーフパネルの形状にほぼ等しく、やや室内側に湾曲する形状に成形され、フロント側縁部には、サンバイザ11のブラケット12やサンバイザ用ホルダ13及びルームミラー用ブラケット14が装着され、ルーフトリム10の側縁部には、フロント側の助手席及びリヤ側両側に本発明に係る格納式アシストグリップ20がそれぞれ装着されている。
図2乃至図4に基づいて、本発明に係る格納式アシストグリップ20の構成並びにこの格納式アシストグリップ20の取付構造を参考までに説明する。まず、図2に示すように、ルーフトリム10は、この実施例では、ガラス繊維を混入したPP(ポリプロピレン)樹脂基材10aの表面にクロスまたは不織布等から選択される表皮10bを貼付して構成され、格納式アシストグリップ20を取り付けるための小さめの開口15が開設されている。また、ルーフトリム10の裏面には、スペーサ機能をもつ樹脂製ブラケット30が取り付けられている。そして、図示するように、格納式アシストグリップ20は、ルーフトリム10と樹脂製ブラケット30とをルーフパネル40の取付孔41に対してモジュール化状態で取り付ける構成が採用されている。
すなわち、本発明に使用する格納式アシストグリップ20は、走行中の急カーブ等により乗員が不安定な体勢を強いられた際、着座姿勢を良好に維持するために掴むことができる把手状のグリップ本体50と、このグリップ本体50の両端51を回動可能に支持できる取付ベース60とから大略構成されている。更に詳しくは、グリップ本体50の両端51には、取付ベース60を収容する凹部511が設けられており、この凹部511の両側部には、ヒンジピン52を軸受する軸受孔521が開設されている。一方、取付ベース60は、ルーフトリム10の製品表面に当接するフランジ61と、このフランジ61に一体化される中空四角筒状の取付部62が一体化され、この取付部62には、軸受部63が形成されている。そして、取付部62内に挿入されるインサートピン64の軸孔641に、鉄クリップ65の固定用ビス651をねじ込むことで、取付ベース60に鉄クリップ65が固定される。
従って、グリップ本体50と取付ベース60との組み付けにおいては、取付ベース60の軸受部63と、グリップ本体50の両端51における軸受孔521を一致させて、ヒンジピン52を挿通させることで、取付ベース60にグリップ本体50を回動可能に支持することができ、ヒンジピン52にスプリング53を介装させることで、グリップ本体50を常時ルーフトリム10の製品表面と重なり合う格納位置に戻るようにバネ付勢されている。ここで、グリップ本体50の格納位置Aは、図6中2点鎖線で示し、グリップ本体50の使用位置Bは、図6中実線で示す。
そして、本発明の特徴は、図4,図5に示すように、取付ベース60のフランジ61面にストッパーリブ66が形成されている。この実施例においては、ストッパーリブ66は、ヒンジピン52のセンター位置52aから図5中aに示す寸法だけ離して設定されている。このaは、20mm以下が好ましい。すなわち、図5はグリップ本体50が格納された状態を示し、図6は点線で示す使用位置Bから実線で示す格納位置Aに回動操作する状態が示されている。従来では、使用の度毎、すなわち格納の際に必ず打音が発生し、かつルーフトリム10の表皮10bの損傷が避けられなかったが、本発明のように、取付ベース60におけるフランジ61にストッパーリブ66を突設したため、グリップ本体50がスプリング53のバネ圧により、格納方向に戻される際、グリップ本体50はストッパーリブ66に緩衝的に当接し、急激な打音の発生を防止することができるとともに、グリップ本体50が急激にルーフトリム10の製品面にぶつかることがなく、表皮10bの外観見栄えを低下させることがない。よって、長期に亘り格納式アシストグリップ20設置箇所における製品外観を良好に維持できる。また、図5中aで示す寸法が少ない程、グリップ本体50とストッパーリブ66との当たりスピードが遅くなるため有効である。
更に、図7は本発明に係る格納式アシストグリップ20の変形例を示すもので、上述実施例では取付ベース60側にストッパーリブ66を設定したが、ストッパーリブ66に替えて、この変形例では、グリップ本体50側にストッパーリブ54が形成されている。このように、グリップ本体50側にストッパーリブ54を設定しても、同様に、グリップ本体50の格納時には、ストッパーリブ54と取付ベース60におけるフランジ61とが突き当たるため、この緩衝作用で打音が発生することがないとともに、ルーフトリム10の製品外観を良好に維持できるという上述実施例と同様の効果がある。
実施例は、ルーフ側に設けられる格納式アシストグリップ20に適用したが、ドアトリムやリヤサイドトリム等に設けるアシストグリップに適用することもできる。また、本実施例では、ルーフトリム10と格納式アシストグリップ20との間はモジュール化構造が適用されているが、ルーフトリム10と別個に格納式アシストグリップ20をルーフパネル40に取り付ける構造を採用することもできる。
本発明に係る格納式アシストグリップを装備したルーフトリムを室内側からみた正面図である。 図1に示す格納式アシストグリップをルーフパネルに取り付ける状態を示す断面図である。 図2に示す格納式アシストグリップの構成を示す斜視図である。 図2に示す格納式アシストグリップの使用時の状態を示す概要図である。 図3に示す格納式アシストグリップの格納時の状態を示す断面図である。 図3に示す格納式アシストグリップの使用時及び格納時の状態を示す断面図である。 本発明に係る格納式アシストグリップの変形例を示す要部斜視図である。 従来の格納式アシストグリップを備えたルーフトリムを示す正面図である。 従来の格納式アシストグリップの構成を示す説明図である。 従来の格納式アシストグリップの格納時の状態を示す説明図である。
符号の説明
10 ルーフトリム
10a 基材
10b 表皮
20 格納式アシストグリップ
30 樹脂製ブラケット
40 ルーフパネル
41 取付孔
50 グリップ本体
51 両端
52 ヒンジピン
521 軸受孔
53 スプリング
54 ストッパーリブ
60 取付ベース
61 フランジ
62 取付部
63 軸受部
64 インサートピン
65 鉄クリップ
651 固定用ビス
66 ストッパーリブ
A 格納位置
B 使用位置

Claims (1)

  1. ルーフ側に取り付けられる取付ベース(60)に把手状のグリップ本体(50)の両端(51)が回動可能に支持され、このグリップ本体(50)は、ルーフトリム(10)の製品面と重合する格納位置(A)と、この格納位置(A)から起立させて乗員が把手として把持する使用位置(B)との間で回動可能であるとともに、スプリング(53)により、非使用時には格納位置(A)に戻るようにバネ付勢される格納式アシストグリップ(20)であって、
    前記グリップ本体(50)の格納時において、前記取付ベース(60)のフランジ(61)と、該フランジ(61)と当接するグリップ本体(50)のいずれか一方側にストッパーリブ(54,66)が設けられていることにより、グリップ本体(50)の格納時における打音の発生を回避するようにしたことを特徴とする格納式アシストグリップ。
JP2006334292A 2006-12-12 2006-12-12 格納式アシストグリップ Withdrawn JP2008143401A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103358960A (zh) * 2013-07-30 2013-10-23 天津博信汽车零部件有限公司 车辆拉手自动翻转驱动控制系统及方法

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