JP2008143396A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数や組立工数の増加がなく、軽量で、車体取付けブラケットに対するコラムの支持剛性を向上させたステアリング装置を提供する。
【解決手段】操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bが、アウターコラム1の軸心の近傍の当接面16A、16Bとの当接部を支点として、アウターコラム1の軸心に向かってさらに弾性変形する。この結果、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。そのため、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L3が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
【選択図】図2

Description

本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置(前後方向位置)やチルト位置(傾斜角度)を調整できるステアリング装置に関する。
ステアリングホイールのテレスコピック位置やチルト位置を調整できるステアリング装置では、ステアリングホイールのテレスコピック位置やチルト位置を調整した後、その位置から動かないように、コラムを車体取付けブラケットに強固にクランプしている。
テレスコピック位置調整可能なステアリング装置で、アウターコラムをインナーコラムに締め付けるようにしたステアリング装置として、図8に示すステアリング装置がある。図8は従来のステアリング装置を示す拡大縦断面図であって、アウターコラムの軸心からオフセットした位置を締付けるようにしたステアリング装置である。
図8に示すように、中空円筒状のアウターコラム1内には、ステアリングシャフト4が回動可能に軸支され、ステアリングシャフト4の車体後方側(図8の紙面に直交する方向の手前側)には、図示しないステアリングホイールが取付けられている。
アウターコラム1の車体前方側(図8の紙面に直交する方向の奥側)に形成された円筒形の内周面15Bには、インナーコラム2が軸方向に摺動可能に内嵌している。アウターコラム1は、車体取付けブラケット(アッパーブラケット)3によって車体6に取付けられている。
インナーコラム2の車体前方側は、図示しないチルト中心軸を介して、車体6に枢動可能に軸支されている。車体取付けブラケット3の上部には、この車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。
フランジ部31A、31Bは、ボルト312A、312Bによって車体6に締め付けられ、フランジ部31A、31B上面の当接面311A、311Bが、車体6に当接して固定される。フランジ部31A、31Bには、フランジ部31A、31BからL字形に折り曲げられて、下方に延びる左右一対の側板32A、32Bが形成されている。
アウターコラム1の下方には、クランプ部11A、11Bが一体的に形成され、アウターコラム1の下面及びクランプ部11A、11Bの下面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。スリット13は、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって形成されている。
車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、クランプ部11A、11Bの側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
クランプ部11A、11Bには、アウターコラム1の軸心の下方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図8の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が、側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット(締め付け部材)35がねじ込まれている。ナット35の端面351が、側板32Aの外側面322Aに当接している。ナット35には、ワッシャ37、ボルト38によって、操作レバー36が固定されている。
クランプ部11A、11Bの各側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。当接面17A、17Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接している。当接面17A、17Bは、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
アウターコラム1の外周面15Aは、締付けロッド34を締め付けた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に隙間を有している。
操作レバー36を揺動すると、ナット35が回転し、締付けロッド34を介して側板32A、32Bを締付け、又は締付けを解除することができる。すなわち、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、ナット35が回転して、ナット35の端面351が図8の右側に移動すると共に、締付けロッド34が図8の左側に移動する。
その結果、ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aを締め付けると共に、頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bを締め付ける。これによって、
側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bを強く押圧し、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bが、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部11A、11Bを締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
しかし、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bとアウターコラム1との締付け位置が、アウターコラム1の軸心から下方に離間した、締付けロッド34の軸心近傍になる。
そのため、ステアリングホイールからアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。
また、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この支点と力点間の距離L1に比例したモーメントで、車体取付けブラケット3に大きな力が作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図8の左右方向の支持剛性が弱くなる。
車体取付けブラケット3の支持剛性を向上させるために、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bをアウターコラム1の軸心近傍まで拡げることが考えられる。しかし、製造上の寸法のバラツキがあるため、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bとアウターコラム1との締付け位置が、締付けロッド34の軸心近傍に限られてしまい、車体取付けブラケット3の支持剛性を向上させることが難しい。
また、特許文献1に開示されたステアリング装置では、車体取付けブラケットの支持剛性を向上させるために、車体取付けブラケットの内側面とアウターコラムの左右両側面との間に、合成樹脂製のスペーサを介在させている。しかしながら、特許文献1のステアリング装置では、部品点数が増加するため、部品費が高くなると共に、組立工数が増加するという問題が生じる。
特許第3415953号公報
本発明は、部品点数や組立工数の増加がなく、軽量で、車体取付けブラケットに対するコラムの支持剛性を向上させたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅以上の幅を持ち、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記側板の内側面に当接可能な当接面を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記アウターコラムの左右の側面に当接可能な当接面、上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅よりも幅が狭く、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記アウターコラムの左右の側面に当接可能な当接面を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを上記車体取付けブラケットの側板に締め付ける締め付け部材、上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅以上の幅を持ち、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記側板の内側面に当接可能な当接面を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを上記車体取付けブラケットの側板に締め付ける締め付け部材、上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記コラムの左右の側面に当接可能な当接面、上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅よりも幅が狭く、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記コラムの左右の側面に当接可能な当接面を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第4番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記車体取付けブラケットの側板に貫通孔を形成し、上記締め付け部材で上記車体取付けブラケットの側板を締め付けた時に、上記車体取付けブラケットの側板が弾性変形しやすいようにしたことを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第1番目から第4番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記車体取付けブラケットの側板を薄肉に形成し、上記締め付け部材で上記車体取付けブラケットの側板を締め付けた時に、上記車体取付けブラケットの側板が弾性変形しやすいようにしたことを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、コラムの左右の側面に形成され、締付けロッドの軸心近傍で車体取付けブラケットの側板の内側面に当接可能な当接面と、コラムの左右の側面に形成され、締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅以上の幅を持ち、締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で車体取付けブラケットの側板の内側面に当接可能な当接面とを備えている。
また、本発明のステアリング装置では、車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、締付けロッドの軸心近傍でコラムの左右の側面に当接可能な当接面と、車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅よりも幅が狭く、締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置でコラムの左右の側面に当接可能な当接面とを備えている。
従って、車体取付けブラケットの左右の側板の内側面が、締付けロッドの軸心近傍と締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置の両方でコラムの左右の側面に当接してコラムを締め付ける。そのため、部品点数や組立工数の増加がなく、軽量で、車体取付けブラケットに対するコラムの支持剛性を向上させることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例4を説明する。
図1は本発明の実施例1のステアリング装置を示す全体正面図である。図2は図1のA−A拡大断面図である。
中空円筒状のアウターコラム1内には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール41を取付けたステアリングシャフト4が回動可能に軸支されている。アウターコラム1は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の溶融金属を、金型の中に圧力を加えて圧入する、ダイカスト鋳造法により一体的に成形されている。
アウターコラム1の車体前方側(図1の左側)に形成された円筒形の内周面15B(図2参照)には、インナーコラム2が軸方向に摺動可能(テレスコピック位置調整可能)に内嵌している。アウターコラム1は、車体取付けブラケット(アッパーブラケット)3によって車体6(より詳細には、図示しないダッシュボードに取り付けられたステアリング装置支持部材)に取付けられている。図1では、インナーコラム2が車体前方側に配置され、アウターコラム1が車体後方側に配置されているが、インナーコラム2を車体後方側に配置し、アウターコラム1を車体前方側に配置してもよい。
インナーコラム2の車体前方側には、電動パワーステアリング装置5が取付けられている。この電動パワーステアリング装置5と一体的に形成されたブラケット51が、車体6に固定された車体取付けブラケット(ロアーブラケット)61に、チルト中心軸62を介して枢動可能に軸支されている。電動パワーステアリング装置5は、ステアリングシャフト4の操舵トルクを検出し、この操舵トルクに比例した補助操舵力を出力軸52に付与している。
図2に示すように、車体取付けブラケット3の上部には、この車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。フランジ部31A、31Bは、図示しないボルトによって車体6に締め付けられ、フランジ部31A、31B上面の当接面311A、311Bが、車体6に当接して固定される。フランジ部31A、31Bには、フランジ部31A、31BからL字形に折り曲げられて、下方に延びる左右一対の側板32A、32Bが形成されている。
側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、アウターコラム1の側面、及び、アウターコラム1から下方に一体的に形成したクランプ部11A、11Bの側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
アウターコラム1の下面及びクランプ部11A、11Bの下面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。スリット13の車体前方側端部(図1の左側)は、アウターコラム1の車体前方側端面に開放され、スリット13の車体後方側端部(図1の右側)は、アウターコラム1の軸方向長さの略中間位置まで延び、半円弧状の閉鎖端部131が形成されている。
クランプ部11A、11Bには、アウターコラム1の軸心の下方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図2の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
図2に示すように、締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット35がねじ込まれている。ナット35の右端面と車体取付けブラケット3の左側の側板32Aの外側面322Aとの間には、スラスト軸受391、操作レバー36、可動カム392、固定カム393が、左側からこの順で挟み込まれている。
可動カム392は操作レバー36に固定されて、操作レバー36の揺動操作で操作レバー36と共に回転する。固定カム393は、側板32Aに形成したチルト用長溝33Aに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して回り止めされている。
アウターコラム1の左右の側面には、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側(図2の上方側)に離れた位置に、当接面16A、16Bが形成されている。また、クランプ部11A、11Bの各側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。
締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bの左右方向の幅W1は、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bの左右方向の幅W2と同じ、または、幅が広く形成されている。
当接面16A、16Bは、アウターコラム1の車体前方側端面から車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。従って、当接面16A、16Bは、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
同様に、当接面17A、17Bは、アウターコラム1の車体前方側端面から車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。従って、当接面17A、17Bも、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
さらに、アウターコラム1の左右の側面からクランプ部11A、11Bの左右の側面にかけて、凹部18A、18Bが形成されている。凹部18A、18Bは、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bとの間に形成され、当接面17A、17B、16A、16Bよりも陥没して形成されている。
この凹部18A、18Bは、アウターコラム1の車体前方側端面から、車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。
操作レバー36を揺動すると、可動カム392が回転して、固定カム393が図2の右側に移動すると共に、締付けロッド34が可動カム392に押されて図2の左側に移動する。その結果、固定カム393が側板32Aの外側面322Aを締め付けると共に、頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bを締め付ける。
締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bの左右方向の幅W1が、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bの左右方向の幅W2と同じ、または、幅が広く形成されている。従って、幅W1が幅W2よりも広く形成されている場合には、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、最初に締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bに当接する。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bが、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bとの当接部を支点として、アウターコラム1の軸心に向かってさらに弾性変形する。従って、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bに当接して、内側面321A、321Bを軸心近傍の当接面17A、17Bに強く押圧する。その結果、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
また、幅W1が幅W2と同じ場合にも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、当接面16A、16Bと当接面17A、17Bの両方に同時に当接する。その後、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bが、当接面16A、16Bとの当接部を支点として、アウターコラム1の軸心に向かって弾性変形し、当接面16A、16Bと当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bが、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに強く締付けられる。そのため、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L3が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
これによって、ステアリングホイール41からアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。
この、支点と力点間の距離L3に比例したモーメントが、車体取付けブラケット3に作用する。従って、部品点数や組立工数の増加がなく、軽量で、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図2の左右方向の支持剛性が向上する。
次に本発明の実施例2を説明する。図3は本発明の実施例2の車体取付けブラケット単体を示す正面図である。図4は図3のP矢視図である。以下の説明では、実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、実施例1の変形例であって、車体取付けブラケット3の左右の側板32A、32Bの内側面321A、321Bの左右方向の幅を、締付けロッドの軸心近傍の幅よりも、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の幅の方を狭く形成した例である。図示はしないが、アウターコラム1を車体取付けブラケット3にクランプする、操作レバー36、締付けロッド34、可動カム392、固定カム393等のクランプ機構の構造は、実施例1と同様である。
すなわち、図3から図4に示すように、車体取付けブラケット3の左右の側板32A、32Bには、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置に、凸部71A、71Bが形成されている。また、車体取付けブラケット3の左右の側板32A、32Bには、締付けロッド34の軸心の近傍に、凸部72A、72Bが形成されている。各凸部71A、71B、72A、72Bは、左右の側板32A、32Bの内側面321A、321Bよりも、アウターコラム1の左右の側面側に突出して形成されている。
締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部71A、71Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接する当接面711A、711Bの左右方向の幅W3は、締付けロッド34の軸心の近傍の凸部72A、72Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接する当接面721A、721Bの左右方向の幅W4と同じか狭く幅が形成されている。図示はしないが、アウターコラム1の左右の側面の幅は、アウターコラム1の軸心の近傍と締付けロッド34の軸心の近傍で同一寸法に形成されている。
凸部71A、71Bは、チルト用長溝33A、33Bの上部に、車体前後方向に細長い矩形状に形成されている。また、凸部72A、72Bは、チルト用長溝33A、33Bの下部の両側に各々二個ずつ、車体前後方向が短い矩形状に形成されている。凸部72A、72Bは、車体前後方向に細長い矩形状にして、一個にしてもよいし、凸部72A、72Bが無くても良い。
実施例1と同様に、幅W3が幅W4より狭く形成されている場合は、操作レバー36を揺動し、側板32A、32Bを締め付けると、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部71A、71Bの当接面711A、711Bが、最初にアウターコラム1の軸心の近傍の左右の側面に当接する。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bが、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面711A、711Bを支点として、アウターコラム1の軸心に向かってさらに弾性変形する。従って、締付けロッド34の軸心近傍の凸部72A、72Bの当接面721A、721Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接して、当接面721A、721Bをアウターコラム1の左右の側面に強く押圧する。その結果、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部71A、71Bの当接面711A、711Bと、締付けロッド34の軸心近傍の凸部72A、72Bの当接面721A、721Bの両方が、アウターコラム1の左右の側面に強く締付けられる。
従って、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部71A、71Bの当接面711A、711Bと、アウターコラム1の左右の側面との当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L4が、従来のステアリング装置よりも短くなる。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図4の左右方向の支持剛性が向上する。
次に本発明の実施例3を説明する。図5は本発明の実施例3の車体取付けブラケット単体を示す正面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は実施例2の変形例であって、操作レバー36を締付けた時の、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの弾性変形を容易にした例である。図5では左側の側板32Aのみを示すが、右側の側板も同一形状を有している。
すなわち、図5に示すように、車体取付けブラケット3の左側の側板32Aには、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置に、凸部73Aが形成されている。また、車体取付けブラケット3の左側の側板32Aの締付けロッド34の軸心の近傍には、凸部は無く、左側の側板32Aの内側面が、アウターコラム1の左側の側面に直接当接するように構成されている。
従って、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部73A(及び、図示しない右側の側板の凸部)が、アウターコラム1の左右の側面に当接する当接面の左右方向の幅は、締付けロッド34の軸心の近傍の側板32Aの内側面(及び、図示しない右側の側板の内側面)が、アウターコラム1の左右の側面に当接する左右方向の幅よりも幅が狭く形成されている。図示はしないが、実施例2と同様に、アウターコラム1の左右の側面の幅は、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置と締付けロッド34の軸心の近傍で同一寸法に形成されている。
車体取付けブラケット3の左側の側板32Aには、側板32Aを貫通する貫通孔74A、74B、74C、74Dが形成されている。貫通孔74A、74Bは、チルト用長溝33Aの上部に、車体前後方向に細長い矩形状に形成されている。また、貫通孔74C、74Dは、チルト用長溝33Aの車体前後方向の両側に、上下方向に細長い矩形状に形成されている。
実施例2と同様に、操作レバー36を揺動し、側板32Aを締め付けると、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部73A(及び、図示しない右側の側板の凸部)の当接面が、最初にアウターコラム1の軸心の近傍の左側の側面に当接する。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A(及び、図示しない右側の側板)が、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面を支点として、アウターコラム1の軸心に向かってさらに弾性変形する。
側板32Aを貫通する貫通孔74A、74B、74C、74Dが形成されているため、側板32Aは容易に弾性変形し、締付けロッド34の軸心近傍の側板32A(及び、図示しない右側の側板)の内側面が、アウターコラム1の左右の側面に当接して、アウターコラム1の左右の側面を強く押圧する。その結果、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部73A(及び、図示しない右側の側板の凸部)の当接面と、締付けロッド34の軸心近傍の側板32A(及び、図示しない右側の側板)の内側面の両方が、アウターコラム1の左右の側面に強く締付けられる。
実施例3では、貫通孔74A、74B、74C、74Dが形成されているが、凸部73Aと締付けロッド34の軸心との間の距離が長く確保でき、側板32Aが容易に弾性変形すれば、貫通孔74A、74B、74C、74Dは必ずしも必要ではない。また、車体取付けブラケット3の側板32Aには凸部73Aを形成せず、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置のアウターコラム1の左右の側面に、凸部を形成してもよい。
次に本発明の実施例4を説明する。図6は本発明の実施例4のステアリング装置を示す全体正面図である。図7は図6のQ矢視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4は実施例3の変形例であり、図6及び図7に示すように、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bには、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置に、凸部75A、75Bが形成されている。また、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの締付けロッド34の軸心の近傍には、凸部は無く、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の左右の側面に直接当接するように構成されている。
従って、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部75A、75Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接する当接面の左右方向の幅W5は、締付けロッド34の軸心の近傍の側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接する左右方向の幅W6よりも、幅が狭く形成されている。
車体取付けブラケット3の側板32A、32Bには、実施例3のような貫通孔は形成されていないが、側板32A、32Bの肉厚を薄くすることで、側板32A、32Bが弾性変形しやすいようにしている。
実施例3と同様に、操作レバー36を揺動し、側板32A、32Bを締め付けると、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部75A、75Bの当接面が、最初にアウターコラム1の軸心の近傍の左右の側面に当接する。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bが、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の当接面を支点として、アウターコラム1の軸心に向かってさらに弾性変形する。
側板32A、32Bの肉厚を全体的に薄肉にしているので、側板32A、32Bは容易に弾性変形し、締付けロッド34の軸心近傍の側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の左右の側面に当接して、アウターコラム1の左右の側面を強く押圧する。その結果、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心よりも車体上方側に離れた位置の凸部75A、75Bの当接面と、締付けロッド34の軸心近傍の側板32A、32Bの内側面321A、321Bの両方が、アウターコラム1の左右の側面に強く締付けられる。
上記した実施例においては、テレスコピック位置調整及びチルト位置調整の両方が可能なステアリング装置に適用した実施例を示したが、テレスコピック位置だけが調整可能なステアリング装置に適用してもよい。また、アウターコラムとインナーコラムが伸縮せず(テレスコピック位置調整せず)、チルト位置調整のみが可能なステアリング装置に適用してもよい。さらには、いずれの調整機構を持たないステアリング装置に適用することも可能である。実施例においては、電動パワーステアリング装置5を備えたものとして説明したが、この電動パワーステアリング装置5は備えられていなくてもよい。また、締め付け機構はカムによるものとして説明したが、ネジによるものでもよい。
本発明の実施例1のステアリング装置を示す全体正面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 本発明の実施例2の車体取付けブラケット単体を示す正面図である。 図3のP矢視図である。 本発明の実施例3の車体取付けブラケット単体を示す正面図である。 本発明の実施例4のステアリング装置を示す全体正面図である。 図6のQ矢視図である。 従来のステアリング装置を示す拡大縦断面図である。
符号の説明
1 アウターコラム
11A、11B クランプ部
12A、12B テレスコピック用長溝
13 スリット
131 閉鎖端部
15A 外周面
15B 内周面
16A、16B 当接面
17A、17B 当接面
18A、18B 凹部
2 インナーコラム
3 車体取付けブラケット(アッパーブラケット)
31A、31B フランジ部
311A、311B 当接面
312A、312B ボルト
32A、32B 側板
321A、321B 内側面
322A、322B 外側面
33A、33B チルト用長溝
34 締付けロッド
341 頭部
342 面削ぎ部
343 端面
344 雄ねじ
35 ナット
351 端面
36 操作レバー
37 ワッシャ
38 ボルト
391 スラスト軸受
392 可動カム
393 固定カム
4 ステアリングシャフト
41 ステアリングホイール
5 電動パワーステアリング装置
51 ブラケット
52 出力軸
6 車体
61 車体取付けブラケット(ロアーブラケット)
62 チルト中心軸
71A、71B、72A、72B 凸部
711A、711B、721A、721B 当接面
73A 凸部
74A、74B、74C、74D 貫通孔
75A、75B 凸部

Claims (6)

  1. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、
    車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、
    上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅以上の幅を持ち、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記側板の内側面に当接可能な当接面を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、
    車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記アウターコラムの左右の側面に当接可能な当接面、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅よりも幅が狭く、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記アウターコラムの左右の側面に当接可能な当接面を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、
    車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを上記車体取付けブラケットの側板に締め付ける締め付け部材、
    上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅以上の幅を持ち、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記側板の内側面に当接可能な当接面を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、
    車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを上記車体取付けブラケットの側板に締め付ける締め付け部材、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記コラムの左右の側面に当接可能な当接面、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板の内側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面の左右方向の幅よりも幅が狭く、上記締付けロッドの軸心よりも車体上方側に離れた位置で上記コラムの左右の側面に当接可能な当接面を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記車体取付けブラケットの側板に貫通孔を形成し、上記締め付け部材で上記車体取付けブラケットの側板を締め付けた時に、上記車体取付けブラケットの側板が弾性変形しやすいようにしたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記車体取付けブラケットの側板を薄肉に形成し、上記締め付け部材で上記車体取付けブラケットの側板を締め付けた時に、上記車体取付けブラケットの側板が弾性変形しやすいようにしたこと
    を特徴とするステアリング装置。
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