JP2008141909A - 分岐ユニット及びバスダクトシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図ることができかつ多分岐が容易な分岐ユニット及びバスダクトシステムを提供する。
【解決手段】分岐ユニット30は、バスダクト20のバスダクト導体22と電気的に接続される導体31と、導体31を収容するハウジング40と、ハウジング40に設けられて複数の遮断器10を取付可能な取付部47と、ハウジング40に開口してハウジング40内の導体31を露出させる開口部46を有し、取付部47に遮断器10を取り付けることにより開口部46を通して遮断器10を導体31と電気的に接続する構成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスダクトに取り付けられ、多分岐を可能とする分岐ユニット、及びその分岐ユニットを有するバスダクトシステムに関する。
従来より、バスダクトハウジング内に複数相のバスダクト導体が装填されたバスダクトを相互に接続して構成されたバスダクトシステムから分岐する方法が種々提案されている。
例えば、工場やビルのレイアウト等に応じてバスダクトの所望の箇所に予めプラグインホールを設けておき、そのプラグインホールを通してプラグイン器具を装着し、プラグイン器具の接続端子をバスダクト内のバスダクト導体に接続させることによって分岐する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、バスダクト同士のバスダクト導体端部間に接続用導体を介在させて互いに接続する接続ユニットに予めプラグインホールを設けておき、そのプラグインホールを通してプラグイン器具を装着し、接続ユニットの接続用導体に接触させることによって分岐する方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
そして、プラグイン器具によって分岐された分岐先に、多数の遮断器を備えた分電盤を接続し、分電盤を介して多数の分岐を行う方法が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
実公昭43−31489号公報 特公昭49−44388号公報 実開昭58−118829号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に示される各分岐構造では、いずれもプラグイン器具を装着するためのプラグインホールをバスダクトに設けたり、プラグイン器具も別個に用意しなければならず、バスダクトの構成が複雑になると共に部品点数が増加し、コスト高になってしまうという問題があった。
また、上記特許文献3に示される方法により、プラグイン器具から多数の分岐を行う場合には、分電盤を用意しなければならず、分電盤の設置スペースの確保が必要で、その分だけ屋内空間が狭くなってしまうという問題があった。
本発明は、これらの問題に鑑み、従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、省スペース化を図ることができかつ多分岐が容易な分岐ユニット及びバスダクトシステムを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載の発明による分岐ユニットは、バスダクトのバスダクト導体に電気的に接続される導体と、導体を収容するハウジングと、を有し、ハウジングに、ハウジング内の導体を露出させ、導体に沿って延在する開口部を形成し、開口部を通して複数の遮断器を導体に電気的に接続可能にする構成を有することを特徴とする。
この発明によれば、複数の遮断器を、開口部が延在する方向に並べて開口部に通し、各遮断器をハウジング内の導体に電気的に接続することができる。
したがって、従来のようにバスダクトにプラグインホールを設けたり、プラグイン器具を別個に用意することなく、そして、分電盤を設けることなく、容易に多分岐を行うことができる。
したがって、バスダクト自体の構成を簡単なものとし、部品点数削減による低コスト化を図ることができる。また、従来は必要であった分電盤の設置スペースを省略することができ、その分のスペースの有効活用を図ることができる。
また、遮断器の数が、開口部を通して導体に接続可能な最大数よりも少ない場合には、遮断器の位置を開口部の延在方向に亘る範囲内で任意に設定し、また、位置変更することができる。したがって、状況に応じた位置に取り付けることができ、汎用性が高いという効果を有している。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分岐ユニットにおいて、導体は、複数の遮断器を並べて接続可能な長さを有する帯板形状を有し、開口部は、導体の幅方向外側の端部に対向して導体に沿って延在する開口形状を有することを特徴とする。
この発明は、請求項1に記載した分岐ユニットの構成の一例を具体的に示したものであり、これによれば、導体が複数の遮断器を並べて接続可能な長さを有する帯板形状を有しており、開口部が導体の幅方向外側の端部に対向して導体に沿って延在する開口形状を有している。したがって、遮断器を開口部に通し、導体の幅方向外側から導体の端部に接近させて、電気的に接続することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の分岐ユニットにおいて、ハウジングが、開口部を通して導体に電気的に接続された遮断器を取付可能な取付部を有することを特徴とする。
この発明によれば、開口部を通して導体に電気的に接続された遮断器をハウジングに取り付けることができる。したがって、遮断器の導体への接続状態を確実に維持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の分岐ユニットにおいて、取付部に取付可能であって、開口部のうち、遮断器によって閉塞されなかった部分を閉塞する閉塞板を有することを特徴とする。
この発明によれば、開口部のうち、遮断器によって閉塞されなかった部分を閉塞板によって閉塞することができるので、ハウジングの内部と外部との間を隔絶することができる。したがって、ハウジングの内部に塵埃等が侵入するのを抑制できる。また、導体をハウジングの内部に隔離することができ、導体への接触による感電等を防止して安全性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の分岐ユニットにおいて、取付部は、開口部の近傍位置で開口部の延在方向に所定間隔をおいて螺設された複数のネジ孔を有し、ネジ孔の少なくとも一つに取付ネジを螺合することによって遮断器を取り付ける構成を有することを特徴とする。
この発明は、取付部の構成の一例を具体的に示したものであり、これによれば、ネジ孔に取付ネジを螺合することによって遮断器をハウジングに容易に取り付けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐ユニットにおいて、バスダクト導体の端部に電気的に接続される接続部を導体の長手方向両側の端部にそれぞれ有し、バスダクト同士を接続する接続ユニットを構成することを特徴とする。
この発明によれば、導体の長手方向両側の端部にバスダクト導体の端部を電気的に接続して、バスダクト同士を接続することができる。したがって、複数個の遮断器を接続可能な分岐ユニットを、バスダクト同士を接続する接続ユニットとすることができ、バスダクトシステムの途中にて簡単に複数の分岐を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐ユニットにおいて、バスダクト導体の端部に電気的に接続される接続部を導体の長手方向一方側の端部に有し、バスダクトの端部に取り付けられる端部ユニットを構成することを特徴とする。
この発明によれば、導体の長手方向一方側の端部にバスダクト導体の端部を電気的に接続して、バスダクトの端部に取り付けることができる。したがって、複数個の遮断器を接続可能な分岐ユニットを、バスダクトの端部に取り付けられる端部ユニットとすることができ、バスダクトシステムの端部にて簡単に複数の分岐を行うことができる。
請求項8に記載の発明によるバスダクトシステムは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の分岐ユニットをバスダクトに接続して構成したことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の分岐ユニットを有するバスダクトシステムであり、これによれば、例えば建物の各階を貫通するように布設されたバスダクトシステムにおいて、分岐ユニットを各階に配置することができる。したがって、多分岐を各階ごとに行うことができる。
本発明によれば、複数の遮断器を、開口部が延在する方向に並べて開口部に通し、各遮断器をハウジング内の導体に電気的に接続することができる。したがって、従来のようにバスダクトにプラグインホールを設けたり、プラグイン器具を別個に用意することなく、そして、分電盤を設けることなく、容易に多分岐を行うことができる。
したがって、バスダクト自体の構成を簡単なものとし、部品点数削減による低コスト化を図ることができる。また、従来は必要であった分電盤の設置スペースを省略することができ、その分のスペースの有効活用を図ることができる。
また、遮断器の数が、開口部を通して導体に接続可能な最大数よりも少ない場合には、遮断器の位置を開口部の延在方向に亘る範囲内で任意に設定し、また、位置変更することができる。したがって、状況に応じた位置に取り付けることができ、汎用性が高いという効果を有している。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1実施の形態に係わる分岐ユニット30を有するバスダクトシステム1の一部を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。そして、図2は、図1の分岐ユニット30に遮断器10を接続した状態を示す図、図3は、分岐ユニット30の正面図、図4は、分岐ユニット30の側面図、図5は、図1のI−I線断面図、図6は、分岐ユニット30とバスダクト20との接続状態を説明する図、図7は、図2のII−II線断面図である。
バスダクトシステム1は、電気幹線路を構成するものであり、図1及び図2に示すように、例えば複数階からなるオフィスビルや工場等のフロアFの床貫通部F1を貫通して、バスダクト20の所定の箇所が床支持装置5により支持されて垂直に布設される。
バスダクトシステム1は、分岐ユニット30を間に介在させてバスダクト20同士を接続することによって組み立てられる。分岐ユニット30の近傍位置にはケーブルラック4が並設される。
分岐ユニット30には、図2に示すように、複数の遮断器10を取り付けることができ、複数の分岐を行うことができるように構成されている。遮断器10に接続されたケーブル3は、ケーブルラック4に載置されて、例えば装置等の所望の負荷機器まで案内されて接続される。
バスダクト20は、図6に示されるように、断面が扁平の矩形をなす長尺筒状のバスダクトハウジング21内に、個々に絶縁被覆された帯板状の絶縁被覆導体を互いに密着して積層するように並設された3本のバスダクト導体22が装填されて構成されている。
バスダクト導体22の長手方向両端部は、バスダクトハウジング21の長手方向両端部からそれぞれ突出し、3本のバスダクト導体22のうち、中央に位置するバスダクト導体22−2を間に挟んでその両側に位置するバスダクト導体22−1、22−3が離間する方向に折曲されて拡開され、各端部が互いに所定の間隙を開けた状態で平行に延在して、被覆層が除去されて露出している。
分岐ユニット30は、図3及び図4に示すように、ハウジング40内にバスダクト20の長手方向と同方向に延在する複数相(本実施の形態では3本)の導体31を収容している。
導体31は、導電性材料からなり、バスダクト導体22と略同一の幅及び厚さを有する帯状の板部材によって構成され、遮断器10を導体31の延在方向に複数個並べて取り付けることができる長さ寸法を有している。
各導体31は、特に図5に示すように、各導体31の側面同士が対向して平行に延在するように、絶縁支持部材である碍子44によって相互に固定され、バスダクト導体22の端部間の間隙よりも大きな間隔を有して互いに離間している。
導体31の幅方向外側の両端部には、遮断器10の着脱による導体本体の摩耗を防止して導体本体を保護すべく、導体本体よりも耐摩耗性に優れた断面略U字状の帯導体板32が導体本体に沿って覆うように嵌め込まれている。
例えば、導体本体は、アルミニウム等の導電性材料からなり、帯導体板32は、導体本体よりも耐摩耗性に優れた銅等の導電性材料からなる。
帯導体板32は、リベットやボルト等の固定手段で導体本体に固定してもよいが、図4に示すように、碍子44で挟んで固定してもよい。
各導体31の長手方向両端部は、図3及び図6に示すように、3本の導体31のうち、中央に位置する導体31−2を間に挟んでその両側に位置する導体31−1、31−3が導体31−2に接近する方向に向かって折曲され、更に、導体31−2の近傍位置で導体31−2の長手方向外側に向かってそれぞれ折曲されてクランク状に形成され、3本がバスダクト導体22の端部間と同一の間隔を有して平行に延在している。3本の導体31には、バスダクト導体22の端部に電気的に接続される導体31の長手方向端部を除き、導体31同士が近接する部分に絶縁被覆が施されている。
そして、バスダクト導体22の積層方向と同方向に並列に並ぶように、バスダクト導体22の端部と突き合わせることによって、各バスダクト導体22の端部と一直線上になるように形成されている。
分岐ユニット30のハウジング40は、バスダクトハウジング21と略同一の幅及び導体31が並ぶ方向にバスダクトハウジング21よりも拡大された略矩形状の断面を有し、導体31の長手方向に沿って延在する形状を有する。
ハウジング40は、図5に示すように、一対の側板41を備えている。側板41は、平板部42と、平板部42の幅方向両端部で折曲されて対峙するフランジ状の折曲部43、43とを有し、断面が略コ字形状に形成されている。
一対の側板41は、導体31を間に介して平板部42同士が対向し、一方の側板41の折曲部43と他方の側板41の折曲部43とが互いに接近する方向に向かって突出しかつ面一となるように配置される。
そして、一対の側板41の間で、側板41の平板部42と導体31の側面とが対向して平行に延在するように、碍子44によって導体31をそれぞれ絶縁支持している。つまり、一対の側板41と、側板41、41間に配置される複数相の導体31が間に碍子44を介在してそれぞれが絶縁された状態で一体化されている。
尚、各碍子44は、側板41の平板部42と導体31の側面との間隔、及び導体31相互の間隔を全て同一にする寸法であって、折曲部43の突出幅よりも長い寸法に設定されている。したがって、3本の導体31は、対峙する側板41の間で、一方の側板41の折曲部43と他方の側板41の折曲部43との間の位置に配置される。
一対の側板41の間でハウジング40の幅方向に向かって開放された開放部分のうち、側板41の長手方向両側の部分は、第1蓋板45によって閉塞される。第1蓋板45は、図3に示すように、互いに対向する一方の側板41の折曲部43と他方の側板41の折曲部43との間に架け渡される本体側蓋部45aと、本体側蓋部45aからハウジング40の長手方向外側に向かって突出して導体31の端部を覆う接続側蓋部45bとを有している。
第1蓋板45により、ハウジング40には、一方の側板41の折曲部43と、他方の側板41の折曲部43と、一対の第1蓋板45とによって囲まれた略矩形で長穴状の開口部46が形成される。
開口部46は、ハウジング40の幅方向両端部にそれぞれ形成されており、各導体31の幅方向外側の端部に対向して各導体31の長手方向と同じ方向に導体31に沿って延在し、各導体31の幅方向外側の端部を外部に露出させる開口形状を有する。
各開口部46は、ハウジング40内の3本の導体31の間隔よりも広い間隔幅を有してハウジング40の長手方向一方の第1蓋板45から他方の第1蓋板45まで亘って同一平面上に延在し、複数個の遮断器10をハウジング40の長手方向に並べて取り付けることができる大きさを有する。
折曲部43には、遮断器10を取り付けるための取付部であるネジ孔47が複数設けられている。ネジ孔47は、開口部46の延在方向に沿って所定間隔を有して螺設されており、複数個の遮断器10を開口部46が延在する方向に並べて取り付けることができるようになっている。
尚、折曲部43の長手方向端部近傍のネジ孔47には、ネジ等の締付具によって第1蓋板45が固定されている。
遮断器10は、二次側(ケーブル3側)の負荷が過度に増大した場合に一次側(バスダクトシステム1側)との接続を遮断する、いわゆるブレーカであり、図7に示すように、遮断器本体11とアダプタ13を有している。
遮断器本体11は、ケーブル3の接続端子(図示せず)及び操作スイッチ12が表面部に設けられ、アダプタ13が裏面部に設けられている。アダプタ13は、一方の側板41の折曲部43と他方の側板41の折曲部43との間に亘る長さ寸法、及び複数個を開口部46の長手方向に並べて取り付けることができる幅寸法を有している。
アダプタ13には、アダプタ13を一方の側板41の折曲部43と他方の側板41の折曲部43との間に亘って介在させるように各折曲部43に当接させた際に、ネジ孔47に連通する貫通孔14が穿設されており、その貫通孔14に取付ネジ15を挿通してネジ孔47に螺合することにより、アダプタ13を折曲部43に着脱自在に固定することができる。
アダプタ13は、通電容量に応じて遮断器本体11が選択されて設定されるので、アダプタ13も遮断器本体11の大きさに対応したものが選択されるが、アダプタ13の貫通孔14は、遮断器10の容量にかかわらず、少なくとも一つのネジ孔47、本実施の形態では4つのネジ孔47に対向するように設けられており、遮断器10を開口部46の長手方向に亘る範囲内で任意の位置に取り付けることができる。
アダプタ13の裏面には、アダプタ13を折曲部43に固定した際に、開口部46を通してハウジング40内に挿入され、遮断器本体11とハウジング40内の導体31とを電気的に接続するプラグイン部16が突設されている。
プラグイン部16は、導体31の幅方向外側の端部が挿入される凹溝16aが先端に設けられており、凹溝16aに挿入された導体31を厚さ方向両側から挟み込み、導体31と電気的に接続されるクリップ形状を有している。
したがって、アダプタ13のプラグイン部16を開口部46に通し、導体31の幅方向外側から導体31の端部に接近させて、電気的に接続することができる。そして、アダプタ13の貫通孔14に取付ネジ15を挿通して、ネジ孔47に螺合することによって、アダプタ13をハウジング40に取り付けることができ、遮断器10の導体31への電気的な接続状態を確実に維持することができる。
ハウジング40の開口部46のうち、遮断器10によって閉塞されなかった部分は、閉塞板48を取り付けることによって閉塞される(図2を参照)。これにより、ハウジング40の内部と外部とを隔絶し、ハウジング40の内部に塵埃等が侵入するのを抑制でき、また、導体31への接触による感電を防止する等の安全性を向上させることができる。
閉塞板48には、透明な板材、例えば透明なアクリル板が用いられる。閉塞板48の取り付けは、閉塞板48に予め穿設された貫通孔48a(図8を参照)にネジを挿通し、そのネジを折曲部43のネジ孔47に螺合することによって行われる。
したがって、閉塞板48を取り付けるために専用のネジ孔をハウジング40に別途設ける必要がなく、ネジ孔47を利用することができ、製造工数と部品点数の削減により分岐ユニット30の低コスト化を図ることができる。
また、閉塞板48に透明な板材を用いることで、ハウジング40内を視認することができ、ハウジング40内における導体31と遮断器10との接続状態を閉塞板48を取り付けた状態ままで確認することができる。
閉塞板48は、予め工場等で製作してもよいが、適宜の切断位置で切断可能な板材であって、現場で遮断器10の数や接続位置に応じて適宜の大きさに切断して形成されるのが好ましい。したがって、図8(a)に示すように、例えばアクリル板等の切断可能な板材を、適宜の箇所で切断して閉塞板48を形成してもよい。
また、閉塞板48は、この例に限らず、例えば図8(b)に示すように、予め板材に所定の間隔(ネジ孔と同じ間隔)で、V溝やミシン目、スリット等の切断案内部48bを設けて、開口された部分に合う大きさとなるように、適宜の切断案内部48bで切断するようにしてもよい。これによれば、切断作業を容易にすることができ、開口された部分を閉塞する作業を迅速かつ簡単に行うことができる。
導体31の端部とバスダクト導体22の端部は、接続部50によって電気的に接続される。
接続部50は、図6に示すように、各相ごとに導体31の端部とバスダクト導体22の端部とを突き合わせて、突き合わせ部分に接続用導体51を当接させて、締着具55で締着する突き合わせ構造を有する。
接続部50は、互いに突き合わされた導体31の端部とバスダクト導体22の端部との両側面にそれぞれ当接される接続用導体51と、互いに隣り合う異相の接続用導体51、51間、及び最外側の接続用導体51の外側に配設される絶縁セパレータ52と、絶縁セパレータ52の最外側に配設される一対のダクト側板継ぎ板53とを有している。
そして、これら接続用導体51、絶縁セパレータ52、ダクト側板継ぎ板53を貫通するボルト挿通孔に絶縁スリーブ54を介して締着具55が挿通されており、この締着具55を締着することによって、各接続用導体51の間が狭くなる方向に全体を移動させ、導体31の端部とバスダクト導体22の端部と一括緊締し、互いに電気的に接続するように構成されている。
接続部50は、バスダクト20を連結していない状態では、導体31の端部が接続用導体51間に挟まれ、締着具55によって仮締着されて仮組みされることで、ユニット化されて分岐ユニット30が構成されている(図3)。
分岐ユニット30をバスダクト20に接続する場合は、接続部50にバスダクト20のバスダクト導体22を差し込み、締着具55を締着するだけで接続することができ、接続作業を極めて容易に行うことができる。
ダクト側板継ぎ板53と側板41の平板部42との間でハウジング40の長手方向外側に向かって開放された開放部分には、塞ぎ板49が取り付けられて塞がれる。塞ぎ板49は、ダクト側板継ぎ板53と側板41の平板部42との間に亘って延在する大きさを有しており、一方端部がダクト側板継ぎ板53に沿うように折曲され、他方端部が側板41の平板部42に沿うように折曲されて略Z字状を有し、ダクト側板継ぎ板53及び平板部42にそれぞれ取付ネジによって固定される。
接続部50の幅方向に向かって開放された開放部分は、ハウジング40側が第1蓋板45の接続側蓋部45bによって閉塞され、バスダクト20側が第2蓋板56によって閉塞される。
第2蓋板56は、バスダクトハウジング21の端部と第1蓋板45の接続側蓋部45bとの間に亘って延在する大きさを有しており、接続部50にバスダクト20のバスダクト導体22を接続した状態で、バスダクトハウジング21の端部及び接続蓋部45bの端部にそれぞれ重ね合わされて取付ネジによって固定される。
上記構成を有する分岐ユニット30によれば、複数の遮断器10を、開口部46が延在する方向に並べて開口部46に通し、各遮断器10をハウジング40内の導体31に電気的に接続することができる。
また、複数個の遮断器10が接続可能な分岐ユニット30を、バスダクト20同士を接続する接続ユニットとすることができるので、バスダクトシステム1の途中にて簡単に複数の分岐を行うことができる。
それから、遮断器10を分岐ユニット30に直接設けることができるので、従来のようにバスダクトにプラグインホールを設けることや、プラグイン器具を別個に用意すること、そして、分電盤を設ける必要がなく、これらを省略することができる。
したがって、バスダクト20自体の構成を簡単なものにすることができ、部品点数削減による低コスト化を図ることができる。また、従来は必要であった分電盤の設置スペースを省略することができ、その分のスペースの有効活用を図ることができる。
それから、分岐ユニット30には、ハウジング40の幅方向両側にそれぞれ開口部46が形成されているので、各開口部46に遮断器10を取り付けることができ、より多くの遮断器10を取り付けることができ、また、遮断器10が分岐ユニット30の導体31に接続されている状態を、他方の開口部46側から視認することができる。
また、折曲部43には、開口部46に複数個の遮断器10をハウジング40の長手方向に並べて取り付けることができるように、複数のネジ孔47がハウジング40の長手方向に沿って所定間隔を有して螺設されているので、遮断器10の取付数が、取付可能最大数よりも少ない場合には、遮断器10を開口部46の長手方向に亘る範囲内で任意の位置に取り付けることができ、また、位置変更することができる。したがって、現場の状況に応じた位置に取り付けることができ、高い汎用性を有している。
次に、本発明に係わる第2実施の形態について図9に基づいて以下に説明する。第1実施の形態では、バスダクト20同士を接続する接続ユニットを分岐ユニット30とした場合について説明したが、第2実施の形態では、端部ユニットとしてバスダクト20の終端部に接続される終端ユニットを、分岐ユニット60とした場合について説明する。
図9は、第2実施の形態を説明する図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は側面図である。尚、上記実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
分岐ユニット60は、長手方向一方側にのみ接続部50を有し、長手方向他方側はエンドクローザ63によって閉塞される。
導体61は、第1実施の形態における導体31とほぼ同様の構成を有するが、3本の導体61のうち、中央に位置する導体61を間に挟んでその両側に位置する導体61は、接続部50側のみがクランク状に折曲されている(図示せず)。
ハウジング62も、第1実施の形態におけるハウジング40とほぼ同様の構成を有するが、ハウジング62の長手方向一方側の端部にのみ接続部50が接続され、ハウジング62の長手方向他方側の端部には、接続部50の代わりにエンドクローザ63が設けられている。
エンドクローザ63は、ハウジング62の端部に嵌め込むことによって、ハウジング62の長手方向他方側の開放部分を閉塞するように構成されており、取付ネジによってハウジング62に固定される。
分岐ユニット60は、本実施の形態では、接続部50側(ハウジング62の長手方向一方側)が下方、エンドクローザ63側(ハウジング62の長手方向他方側)が上方となるように垂直に配設されて床支持装置64によって支持される。そして、床貫通部を貫通して上方に突出するバスダクト20の上端部に接続される。
床支持装置64は、床に固定されて接続部50よりも上方の高さ位置までに延出する床固定部材64aと、その床固定部材64aの上部に一端が固定され、他端が分岐ユニット60のハウジング62に固定されるユニット固定部材64bとを有している。
床支持装置64の床固定部材64aは、接続部50よりも上方の高さ位置で分岐ユニット60を支持しているので、接続部50よりも下方のバスダクト20に接続部50を接続する際に、邪魔にならず、接続作業を円滑に行うことができる。
そして、床支持装置64のユニット固定部材64bは、分岐ユニット60のハウジング62に固定されているので、終端ユニットである分岐ユニット60の荷重が接続部50に掛かることはなく、接続部50への過大な荷重負荷を防ぐことができ、分岐ユニット60をより安定して床に支持することができる。
また、分岐ユニット60は、振れ止め部材65に固定されて、吊り下げ支持されている。振れ止め部材65は、例えば建物の壁面に水平に固定される断面が略コ字状の棒材であり、この振れ止め部材65にエンドクローザ63の上面が固定される。したがって、例えば地震等によって建物が振動した場合にも、接続部50に過大な応力が掛かるのを防ぎ、分岐ユニット60をより安定して支持することができる。
上記構成を有する分岐ユニット60によれば、導体61の長手方向一方側の端部にバスダクト導体22の端部を電気的に接続した状態でバスダクト20の端部に取り付けることができる。したがって、複数個の遮断器10を接続可能な分岐ユニット60を、バスダクト20の端部に取り付けられる端部ユニットとすることができ、バスダクトシステム1の端部にて簡単に複数の分岐を行うことができる。
次に、本発明に係わる第3実施の形態について図10に基づいて以下に説明する。第2実施の形態では、端部ユニットとしてバスダクト20の終端部に接続される終端ユニットを分岐ユニット60とし、接続部50が下方でエンドクローザ63が上方となるように垂直に配設される場合について説明したが、第3実施の形態では、接続部50が上方でエンドクローザ63が下方となるように垂直に配設される場合について説明する。
図10は、第3実施の形態を説明する図であり、図10(a)は正面図、図10(b)は側面図である。尚、上記実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
分岐ユニット60は、本実施の形態では、接続部50側(ハウジング62の長手方向一方側)が上方、エンドクローザ63側(ハウジング62の長手方向他方側)が下方となるように垂直に配設されて、エンドクローザ63が床に当接した状態で固定金具66によって床に固定される。
固定金具66は、エンドクローザ63の荷重を支える必要はなく、固定位置が移動しないように分岐ユニット60を固定するものであればよいので、固定金具66の構成を簡単なものにすることができる。
したがって、第2実施の形態に示すような床支持装置を設ける必要はなく、装置の設置スペースを確保する必要もない。これにより、分岐ユニット60の接続作業を円滑に行うことができ、また、スペースを有効活用することができ、遮断器10の接続作業や保守点検等の作業がしやすくなる。
次に、本発明に係わる第4実施の形態について図11に基づいて以下に説明する。上記各実施の形態では、分岐ユニット30、60が直線状に延在する形状を有する場合を例に説明したが、第4の実施の形態では、分岐ユニット70が略L字形状を有する場合について説明する。
図11は、第4実施の形態を説明する図である。尚、上記実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
分岐ユニット70の導体71は、その長手方向所定位置(本実施の形態では中央位置)で導体71の幅方向に延在する折曲線にて折曲されて形成されており、導体71の幅方向と同一方向から見た場合に略L字状を有する。
分岐ユニット70のハウジング72は、長手方向所定位置(本実施の形態では中央位置)で幅方向に延在する折曲線にて折曲されて、幅方向と同一方向から見た場合に略L字状に延在する一対の側板73を有する。
側板73は、平板部74と、平板部74の幅方向両端部で折曲されて対峙するフランジ状の折曲部75、75とを有し、断面が略コ字状に形成されている。
一対の側板73は、導体71を間に介して平板部74同士が対向し、一方の側板73の折曲部75と他方の側板73の折曲部75とが互いに接近する方向に向かって突出しかつ面一となるように配置される。
そして、一対の側板73、73の間で、側板73の平板部74と導体71の側面とが対向して平行に延在するように、碍子44によって導体71をそれぞれ絶縁支持している。
ハウジング72には、一方の側板73の折曲部74と、他方の側板73の折曲部74と、一対の第1蓋板45とによって囲まれた同一平面上で略L字状に開口する開口部76が形成される。
開口部76は、ハウジング72の幅方向両端部にそれぞれ形成されている。そして、各開口部76は、ハウジング72内の3本の導体71よりも広い一定幅を有して延在し、複数個の遮断器10をハウジング72の長手方向に並べて取り付けることができる大きさを有し、ハウジング72内の各導体71における幅方向一方側の端部を外部に露出させている。
折曲部75には、遮断器10を取り付けるための取付部であるネジ孔77が複数設けられている。ネジ孔77は、複数個の遮断器10をハウジング72の長手方向に並べて取り付けることができるようにハウジング72の長手方向に沿って所定間隔を有して螺設されている。
上記構成を有する分岐ユニット70によれば、バスダクトシステム1の配電ルートに合わせて、分岐ユニット70を配設することができ、設計の自由度を増加させることができる。
次に、本発明に係わる第5実施の形態について図12に基づいて以下に説明する。上記第4実施の形態では、分岐ユニット70が導体71の幅方向に延在する折曲線で折曲されて略L字状に延在する形状を有する場合を例に説明したが、第5実施の形態では、分岐ユニット80が導体81の幅方向に折れ曲がり略L字状に延在する場合について説明する。
図12は、第5実施の形態を説明する図である。尚、上記実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
分岐ユニット80の導体81は、その長手方向所定位置(本実施の形態では中央位置)で導体81の幅方向に折れ曲がり、導体81の厚さ方向と同一方向から見た場合に略L字状に延在するように形成されている。
分岐ユニット80のハウジング82は、長手方向所定位置(本実施の形態では中央位置)で幅方向に折れ曲がり、厚さ方向と同一方向から見た場合に略L字状に延在する一対の側板83を有する。
側板83は、平板部84と、平板部84の幅方向両端部で折曲されて対峙するフランジ状の折曲部85、85とを有し、断面が略コ字状に形成されている。
一対の側板83は、導体81を間に介して平板部84同士が対向し、一方の側板83の折曲部85と他方の側板83の折曲部85とが互いに接近する方向に向かって突出するように配置される。
そして、一対の側板83、83の間で、側板83の平板部84と導体81の側面とが対向して平行に延在するように、碍子44によって導体81をそれぞれ絶縁支持している。
ハウジング82には、一方の側板83の折曲部84と、他方の側板83の折曲部84と、一対の第1蓋板45とによって囲まれた開口部86が形成される。
開口部86は、ハウジング82の幅方向両端部にそれぞれ形成されており、導体81の厚さ方向と同一方向から見た場合に略L字状の内側と外側の両側に開口している。
そして、各開口部86は、ハウジング82内の3本の導体81よりも広い一定幅を有して延在し、複数個の遮断器10をハウジング82の長手方向に並べて取り付けることができる大きさを有し、ハウジング82内の各導体81における幅方向一方側の端部を外部に露出させている。
折曲部85には、遮断器10を取り付けるための取付部であるネジ孔(図示せず)が複数設けられている。ネジ孔は、複数個の遮断器10をハウジング82の長手方向に並べて取り付けることができるようにハウジング72の長手方向に沿って所定間隔を有して螺設されている。
上記構成を有する分岐ユニット80によれば、バスダクトシステム1の配電ルートに合わせて、分岐ユニット80を配設することができ、設計の自由度を増加させることができる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、バスダクト導体22と導体31、71、81とが同一幅を有する場合について説明したが、幅が異なる場合でもよい。図13は、分岐ユニット30の導体31とバスダクト20のバスダクト導体22との幅が異なる場合を示す説明図である。図13に示すように分岐ユニット30の導体31とバスダクト20のバスダクト導体22との幅が異なる場合には、第1蓋板45に固定される第2蓋板57が、接続部50に沿って接続されたバスダクト20に沿って段状に形成され、この第2蓋板57とバスダクトハウジング21との間に亘って第3蓋板58が延在して両端部が固定される。
また、上記各実施の形態では、接続部50が直線状である場合を例に説明したが、略L字状を有するものであってもよい。図14は、略L字状に延在する接続部の一例を示す図である。接続部50は、図14に示すように、略L字状に折曲形成された複数本の中間導体59の両端部に、接続用導体51、絶縁セパレータ52、一対のダクト側板継ぎ板53を締着具55により締着する締着部分を各々設けることによって構成されている。
更に、上記各実施の形態では、バスダクトシステム1に1箇所だけ分岐ユニット30、60、70、80を設けた場合について説明したが、これに限るものではなく、複数階のフロアFを有する建物の床等を貫通してバスダクトシステム1が配設され、分電する必要がある階では、図15に示す様に、接続ユニットとしての分岐ユニット30、70、80や、端部ユニットとしての分岐ユニット60を配設することが可能である。このように構成することで、各階に分岐ユニット30、60、70、80が配置されるので、各階においてプラグイン器具や分電盤を省略することが可能である。
また、上記第2実施の形態及び第3実施の形態では、分岐ユニット70、80が、端部ユニットとしての終端ユニットである場合について説明したが、これに限るものではない。つまり、バスダクトシステム1の終端に終端ユニットとして分岐ユニット70、80を接続した場合について説明したが、バスダクトシステム1の始端に分岐ユニット90を接続した場合であってもよい。例えば、分岐ユニット90は、図16に示すように、導体91の長さ方向の一方側に接続部50が設けられ、導体91の長さ方向の他方側にはケーブルを直接接続するための接続端子92が設けられた構成を有する。
また、端部ユニットの変形例として、ケーブル3とバスダクト20とを接続する分岐ユニット30を図17に示す。分岐ユニット30は、長手方向両端部に接続部50を備えており、一方には、バスダクト20のバスダクト導体22が接続され、他方には、ケーブル接続導体96が接続される。そして、このケーブル接続導体96を覆うケーシング97が、接続部50のダクト側板継ぎ板53に固定されている。
また、上記実施の形態では、分岐ユニット30の導体31とバスダクト20のバスダクト導体22とを突き合わせて接続部50によって接続する突き合わせ構造とした場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば、バスダクト導体22及び導体31を重ね合わせ、複数相を締着具で一括締着する重ね合わせ構造とした場合であってもよい。
また、上記実施の形態では、分岐ユニット30、70、80を垂直配置とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば水平配置した場合についても適用できる。
また、上記各実施の形態では、開口部46、76、86を、ハウジング40、72、82の導体31、71、81の幅方向両側に設けた場合について説明したが、これに限るものではなく、開口部を、ハウジングの導体幅方向一方側に設けた場合であってもよい。この場合、開口部に対向する側の開放部分は、閉塞板で全面が閉塞されていてもよいし、閉塞板が側板41、73、83に一体に形成されていてもよい。
また、上記第4、第5実施の形態では、分岐ユニット70、80が、両端に接続部50を有する接続ユニットの場合について説明したが、これに限るものではなく、分岐ユニット70、80が、導体71、81の長手方向の一方側に接続部50を有すると共に、他方側がカバーされる端部ユニットであってもよい。
また、上記第4、第5実施の形態では、分岐ユニット70、80が、略L字状に形成された場合について説明したが、これに限るものではなく、略Z字状に形成されたものであってもよい。
また、上記実施の形態では、分岐ユニット30、70、80のハウジング40、72、82に遮断器10を取り付けるための取付部がネジ孔47、77である場合について説明したが、これに限るものではなく、遮断器10を固定できる構成であればよく、例えば、遮断器10を引っ掛けて固定できるように構成したり、クリップ状に形成して遮断器10を取付固定できるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、取付部に遮断器10を固定できる構造としたが、遮断器10が脱落しない場合は取付部に固定しなくてもよく、取付部を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、導体が所定幅を有して延在する帯板形状を有する場合について説明したが、この形状のみに限定するものではなく、例えば、棒状導体等、複数の遮断器を接続できる形状であればいかなる形状でもよい。
また、上記実施の形態では、導体が3本の場合について説明したが、これに限るものではなく、2本や4本以上等、複数本の場合について適用可能であることは云うまでもない。
また、上記実施の形態では、導体が導体本体と帯導体板とを有する場合について説明したが、帯導体板を省略してもよい。
第1実施の形態に係わる分岐ユニットを有するバスダクトシステムを示す図である。 図1の分岐ユニットに遮断器を接続した状態を示す図である。 分岐ユニットの正面図である。 分岐ユニットの側面図である。 図1のI−I線断面図である。 分岐ユニットとバスダクトとの接続部分を拡大して説明する分解図である。 図2のII−II線断面図である。 閉塞板を示す図である。 第2実施の形態を説明する図であ 第3実施の形態を説明する図である。 第4実施の形態を説明する図である。 第5実施の形態を説明する図である。 導体とバスダクト導体との幅が異なる場合を示す説明図である。 略L字状に延在する接続部の一例を示す図である。 分岐ユニットの配設例を説明する図である。 分岐ユニットを始端ユニットとした例を説明する図である。 端部ユニットの変形例を示す図である。
符号の説明
1 バスダクトシステム
10 遮断器
20 バスダクト
30、60、70、80、90 分岐ユニット
31、61、71、81、91 導体
40、62、72、82 ハウジング
46、76、86 開口部
47 ネジ孔(取付部)
50 接続部

Claims (8)

  1. バスダクトのバスダクト導体に電気的に接続される導体と、
    該導体を収容するハウジングと、を有し、
    該ハウジングに、前記ハウジング内の導体を露出させ、前記導体に沿って延在する開口部を形成し、
    該開口部を通して複数の遮断器を前記導体に電気的に接続可能にする構成を有することを特徴とする分岐ユニット。
  2. 前記導体は、複数の遮断器を並べて接続可能な長さを有する帯板形状を有し、
    前記開口部は、前記導体の幅方向外側の端部に対向して前記導体に沿って延在する開口形状を有することを特徴とする請求項1に記載の分岐ユニット。
  3. 前記ハウジングは、前記開口部を通して前記導体に電気的に接続された前記遮断器を取付可能な取付部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の分岐ユニット。
  4. 前記取付部に取付可能であって、前記開口部のうち、前記遮断器によって閉塞されなかった部分を閉塞する閉塞板を有することを特徴とする請求項3に記載の分岐ユニット。
  5. 前記取付部は、前記開口部の近傍位置で前記開口部の延在方向に所定間隔をおいて螺設された複数のネジ孔を有し、該ネジ孔の少なくとも一つに取付ネジを螺合することによって前記遮断器を取り付ける構成を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の分岐ユニット。
  6. 前記バスダクト導体の端部に電気的に接続される接続部を前記導体の長手方向両側の端部にそれぞれ有し、前記バスダクト同士を接続する接続ユニットを構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐ユニット。
  7. 前記バスダクト導体の端部に電気的に接続される接続部を前記導体の長手方向一方側の端部に有し、前記バスダクトの端部に取り付けられる端部ユニットを構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の分岐ユニットをバスダクトに接続して構成したことを特徴とするバスダクトシステム。
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