JP2008141794A - 防護管装着工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 間接活線作業によって容易かつ効率的に防護管を電線、特には電線の縁線部分に装着することができる防護管装着工具を提供する。
【解決手段】 間接活線作業によって長さ方向に切り込まれた割り部を備える円筒状の防護管を電線に装着するのに用いられる防護管装着工具であって、湾曲凸面を有し、当該湾曲凸面によって前記防護管が備える割り部を押圧してこれを拡開させるとともに電線を前記防護管内部に押し込む拡開部材と、前記防護管の外周面に当接する当接面を有する支持部材と、前記両部材を回動可能に保持する1組の腕部材とを備えており、当該1組の腕部材は、前記拡開部材および前記支持部材が前記防護管を挟んで互いに対向するように間接活線把持工具の2つの把持片の先端にそれぞれ装着されるようにしたことを特徴とする防護管装着工具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、間接活線作業において、間接活線把持工具(以下、把持工具という。)に取り付けて電線に電線防護管を装着するのに用いられる電線管装着用工具に関する。
従来より、架空電線路では、工事などの作業中に電線に触れて感電したり、電線自体を損傷してしまうことを防止するために、工事などを行う前に触れるなどしてはいけない電線の存在を認識し易くして注意を喚起するために電線に円筒状の防護管を装着することが行われている。このような防護管を電線に装着する際には、防護管脱着装置を用いることが知られている。
この防護管脱着装置は、油圧モータを取り付けた大掛かりな装置であり、長い距離の電線を防護する必要がある場合に、防護管を連結させつつ電線をその内部に挿入して内装状態にするものである。この電線への防護管装着作業は、通常、活線状態で行われるため、作業者との間の絶縁性を確保する必要があることから、前記防護管脱着装置は、絶縁性の確保されている操作棒の先端に取り付けて使用される(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、防護管内に挿入して保護する必要がある電線は、前記の場合以外にも、例えば、柱上変圧器などを吊架した装柱において電線に張力がかからないように弛ませた縁線部分にも間接活線作業によって防護管を装着して保護することが必要な場合がある。このような場合、前記のような大掛かりな防護管脱着装置を使用するのは大変であり、電線が錯綜し作業スペースを確保できず当該措置を使用できないこともある。また、縁線部分の電線は、防護管脱着装置のような重い装置の荷重がかかった場合、断線等のおそれがある。
そのため、間接活線作業において簡易な構造の防護管を電線に装着することが行われている。この防護管は、柔軟性の高い材料で形成され、自由に屈曲する蛇腹状の円筒形状をなしており、その外周面には長さ方向に電線を挿入するための割り部が切り込まれている。また、この割り部において向き合う防護管の両縁にはそれぞれ当該防護管に内装される電線から絶縁性を確保するために法線方向外方に脚部が形成されている(図11参照)。このような蛇腹状の防護管を電線に装着する工具として、図10に示す拡開補助具が知られている(特許文献3参照)。
図10に示す拡開補助具70は、差込部71と把手部72とを備えるように形成されており、1枚の板状材料、例えば円筒状の樹脂材料などから切り出して変形させることにより、あるいは樹脂成形などすることにより作製されるものである。差込部71は、防護管端部の開口よりも幅狭に形成された先端部71aと、この先端部71aに連続して徐々に両側辺が拡大する傾斜部71bと、この傾斜部71bに連続する両側辺が防護管端部の開口よりも幅広で長さ方向に平行になるように形成された後端部71cとを備え、これら各部を前記方向に直角に湾曲させた板体であり、その後端部71cからは把持可能な面積を有する把持部72が、差込部71の外面側に屈曲して設けられている。この拡開補助具70は、防護管60(図11参照)端部の開口に差込部71の先端部71a側から差し込んでいき、当該端部の割り部61を拡開させた状態に保持するために使用されるものである。
また、前記拡開補助具と併用される工具として、挿入補助具が知られている(同文献参照)。図11は、この挿入補助具と前記拡開補助具とを併用して電線に防護管を装着している状況を模式的に示している。この図において、75が挿入補助具である。この挿入補助具75は、2つのツマミ部76a、76bを有するクリップ状の本体部材76の両側面にローラ部材77を有し、当該本体部材76の一端に外方に向って延在する挟み部78を有する構造を備えている。
この挿入補助具75は、通常、以下のように用いられる。ヤットコなどの把持工具(図6参照)でクリップ状の本体部材76のつまみ部76a、76bをつかんで広げた状態で、この挿入補助具75を電線Wに近づけて電線Wを把持する。その上で、予め端部の開口に拡開補助具70を差し込んで割り部61を拡開した状態にした防護管60をこの挿入補助具75に近づけ、この拡開した端部に挿入補助具75の挟み部78を割り込ませるようにする。挿入補助具75の両側面のローラ部材77に防護管60の割り部61の両側縁が当接した状態でこの防護管60を図中矢印の方向にスライド移動させることで、挿入補助具75に把持された電線Wは、防護管60内に挿入されていき、内装状態とされる。
特開2000−197225号公報 特開2003−47115号公報 特開2005−318784号公報
しかし、前記の拡開補助具や挿入補助具は、それぞれの機能を活かして電線に防護管を装着するのに有効な手段ではあるが、実際に拡開補助具によって拡開された防護管に挿入補助具を差し込む際に、当該防護管が他の支持物に接触しやすく、また防護管に沿って前記挿入補助具をスライド移動させて電線を挿入していくのに大きな力を必要とするので、挿入補助具や防護管が柱上変圧器などの電気機器に接触し、地絡事故が発生するおそれがあるとともに、これらの電気機器の端子部から電線が抜けてしまうおそれがあった。また、防護管の端部から挿入補助具を引き抜く場合や防護管への電線の装着作業が完了した後に拡開補助具70を引き抜いて撤去する場合に、挿入補助具や拡開補助具が碍子などの配電設備に接触し、これを損傷するおそれがあった。
そこで、本発明は、前記のような問題を解決でき、間接活線作業によって容易かつ効率的に防護管を拡開させ、該拡開した防護管を電線、特には電線の縁線部分に装着することができる防護管装着工具を提供することを目的とする。
前記目的は、本発明によれば、間接活線作業によって長さ方向に切り込まれた割り部を備える円筒状の防護管を電線に装着するのに用いられる防護管装着工具であって、湾曲凸面を有し、当該湾曲凸面によって前記防護管が備える割り部を押圧してこれを拡開させるとともに電線を前記防護管内部に押し込む拡開部材と、前記防護管の外周面に当接する当接面を有する支持部材と、前記両部材を回動可能に保持する1組の腕部材とを備えており、当該1組の腕部材は、前記拡開部材および前記支持部材が前記防護管を挟んで互いに対向するように間接活線把持工具の2つの把持片の先端にそれぞれ装着されるようにしたことを特徴とする防護管装着工具。によって達成される。
前記拡開部材は、先端に湾曲凸面を有し、前記腕部材に回動可能に保持される構造を備えたものである。先端の湾曲凸面はどのように形成されたものであってもよく、例えば、各種の円錐体、角錐体、楕円錐体の尖端に丸みを持たせて湾曲凸状の面を形成したものや板体などを略円弧状、略半円状または略半楕円状の平面形状に加工することで、当該板体の側面に湾曲凸面を形成したものなどを挙げることができる。これらはいずれも使用できる。このように先端に湾曲凸面を有することで、防護管の割り部に集中して力を加えることができ、当該割り部を拡開しやすくなるとともに、電線に沿っていずれの方向にも当該電線を防護管内に押し込むことができる。
この拡開部材の湾曲凸面には、その厚さ方向中央に凹溝を設けるのがより好ましい。この凹溝は、湾曲凸面が前記のような錐体の尖端に設けられる場合には、その頂部を通る一方向に設け、板体の側面に湾曲凸面が形成される場合には、当該板体の厚さ方向略中間に設けることができる。このように、湾曲凸面に凹溝を設けることで、防護管内に電線を押し込む際に、電線が拡開部材からずれることがなく、電線に確実に押し込み力を加えることができる。
前記拡開部材は、前記腕部材に回動可能に保持されるものであればその支持構造には特に限定されない。例えば、拡開部材が後端面を有している場合、当該後端面などに支軸を設けておき、この支軸を介して前記腕部材に設けられた軸支部に回動可能に軸支することができる。
前記支持部材は、防護管外周面に当接する当接面を有しており、前記拡開部材によって防護管の割り部を押圧してこれを拡開させ、また防護管内に電線を押し込む場合に前記防護管の割り部に対向する外周面に前記当接面を当接させて前記拡開部材によって前記防護管に加えられる力を受け止めるものである。この当接面の形状には特に制限はないが、当該防護管の外周面への接触面積が大きくなるように前記防護管の外周面に向って、かつ当該外周面に沿って凹状に湾曲していることが好ましい。また、この支持部材は、軽量化の観点からは板体であるのが好ましい。
この支持部材もまた前記拡開部材と同様に前記腕部材に回動可能に保持されるものであればその支持構造には特に限定されない。例えば、支持部材が板体である場合、その裏面の略中央に当該面から垂直に立設された支軸を設けておき、この支軸を介して前記腕部材に設けられた軸支部に回動可能に軸支することができる。この場合、前記拡開部材の支軸を軸支する軸支部と前記支持部材の支軸を軸支する軸支部とは、これら両部材が前記1組の腕部材を介して前記間接活線把持工具に装着された場合に前記防護管の外周面の法線方向に前記各支軸の軸心が向くように配置されるのが好ましい。このように両軸支部を配置することで、防護管の割り部を拡開させ、またそこに電線を押し込む際に、支持部材の支持のもと拡開部材を介して該防護管に確実に力を加えることができる。
前記支軸はその回動方向一定の角度ごとに同一形状の突起を有する向き変更鍔体を備え、また前記軸支部は該向き変更鍔体を嵌合収容可能な鍔体嵌合孔部を備えており、前記向き変更鍔体が鍔体嵌合孔部から離脱して前記拡開部材または前記支持部材が回動可能とされる離脱位置と前記向き変更鍔体が前記一定の角度において前記鍔体嵌合孔部に嵌合収容される嵌合位置との間を前記支軸は往復動可能とされることが好ましい。これによって、拡開部材および支持部材は、それぞれが備える支軸を中心としてその向きを変更することができ、防護すべき電線の架線方向に合わせてこれら両部材の向きを変更できる利点がある。
前記各支軸には、さらにその往復動のいずれかの方向にこれを付勢する付勢部材をそれぞれ設け、当該支軸を該付勢部材の付勢力に抗して前記離脱位置に移動させるようにすることがより好ましい。
本発明の防護管装着工具は、これを間接活線把持工具の2つの把持片の先端に取り付け、当該把持工具を操作することで、防護管の割り部の拡径および電線の挿入を行うことができ、容易かつ効率的に防護管の装着作業を行うことができる。また、防護管の割り部を通して内部に電線を押し込む際にも、支持部で防護管の前記割り部の反対側の外周を押さえながら、電線の軸心に直角な方向にのみ力を掛けるので、電線に対してその軸心方向などに余分な力を及ぼすことがなく、その結果、端子箱から当該電線が抜けたり、他の支持物に本発明の防護管装着工具が接触して地絡事故などを起こす危険性がない。さらに、電線への防護管の装着作業が完了した後でも、防護管から把持工具を離すだけであるので、従来の拡開補助具や挿入補助具のように防護管から引き抜く作業を行う必要がなく、そのためこれらの工具が碍子などの配電設備に接触し、これを損傷することがない。
以下、添付図面を参照して本発明の防護管装着工具の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各図では、同一または共通の各部については同一の符号を用いている。
図1は、本発明の防護管装着工具の実施形態の一例を示す斜視図である。この図に示すように、本発明の防護管装着工具1は、拡開部2と、支持部4とを備えており、これら両部が間接活線把持工具の2つの把持片の先端にそれぞれ相互に対向するように装着可能とされている。また、図2は図1に示す防護管装着工具のうち、拡開部2のみを抜き出して示しており、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。また、図3は図1に示す防護管装着工具のうち、支持部3のみを抜き出して示しており、(a)は背面図、(b)は側面図である。これらの図に示すように、拡開部2は、拡開部材10とこれを軸支する腕部材3とを備えており、また支持部4は、支持部材30とこれを軸支する腕部材5とを備えている。なお、腕部材3、5は、互いに同様の構造および形状を有していることから、以下では、まず拡開部材10および支持部材30について説明した上で、腕部材3、5についてまとめて説明することとする。また、本明細書では以下、拡開部材10および支持部材30の「先端」という場合、これらの相互に対向する側の端の意味で使用する。
拡開部2における拡開部材10は、図2に示すように、略半円形の平面形状を有する板体であり、その先端側の側面に略半円形の側縁に沿って湾曲凸面10aが形成され、腕部材3側にはこれに向き合って後端面が形成されている。この拡開部材10の板厚さは、これを薄くすれば防護管の割り部や電線の外周面を傷つけることになるので、この点を考慮して適宜設定できる。また、この板厚さは、防護すべき電線の外径に応じて適宜変更することができる。湾曲凸面10aには、その厚さ方向中間に当該面に垂直に凹溝11が設けられている。この凹溝11の幅や深さは、電線を防護管内に押し込む際に電線の外周面を傷つけず、また電線に対して確実に押し込み力が伝わることが必要であるので、この点を考慮して適宜設定することができる。この拡開部材30の材質については特に限定されず、通常用いられる金属製や硬質の合成樹脂製などとすることができる。
拡開部材10の後端面の略中央には支軸19が設けられている。この支軸19の軸線に直角な方向の断面形状は円形である。支軸19の先端には、円板状のツマミ18が設けられ、中間には鍔体20が設けられている。この支軸19は、拡開部材10と同じ材質で形成されていてもよく、異なる材質で形成されていてもよい。また、この支軸19は、拡開部材10の後端面に螺合、接着などの公知の方法で固定されていてもよく、拡開部材10と一体的に成形されていてもよい。また、支軸19とツマミ18とについても同様に螺合などの公知の方法によって固定され、あるいは一体的に成形されていてもよい。
支持部4における支持部材30は、図3に示すように、防護管60の長さ方向に略平行な長辺とこれに直角な短辺を有し、当該防護管60に向って凹状に湾曲した正面視略矩形の湾曲板とされている。この湾曲板(支持部材)30には、これ自体の軽量化を図るために、表面にスリット11が設けられている(図1および図3参照)。この支持部材10の材質についても特に限定されず、金属製または硬質の合成樹脂製とすることができる。なお、この湾曲板は、防護管60の長さ方向に略平行に短辺を有し、これに直角に長辺を有するものであってもよい。
支持部材30(湾曲板)の裏面略中央には、当該面から法線方向外方に向けて支軸39が立設されている。この支軸39の軸線に直角な方向の断面形状もまた円形であり、先端には円板状のツマミ38が設けられ、中間には鍔体40が設けられている。この支軸39は、支持部材30と同じ材質で形成されていてもよく、異なる材質で形成されていてもよい。また、この支軸39は、支持部材30の後端面に螺合、接着などの公知の方法で固定されていてもよく、拡開部材10と一体的に成形されていてもよい。また、支軸39とツマミ38とについても同様に螺合などの公知の方法によって固定され、あるいは一体的に成形されていてもよい。
腕部材3は、前記支軸19を回動可能に軸支する軸支部12と、間接活線把持工具が備える一方の把持片の先端に取り付け可能な基端部14と、これら両部を連結する連結部13とを備えており、腕部材5もまた、前記支軸39を回動可能に軸支する軸支部32と、間接活線把持工具が備える他方の把持片の先端に取り付け可能な基端部34と、これら両部を連結する連結部33とを備え、前記腕部材3と同様の構造とされている。基端部14、34は、間接活線工具の2つの把持片の先端をそれぞれ受け入れ、各把持片と拡開部2および支持部4とをそれぞれ連結固定するものである(図1参照)。また、連結部13、33は、それぞれ側面視湾曲した略弓状を呈しており、これにより基端部14、34を介して腕部材3、5を各把持片にそれぞれ取り付けた場合に、支軸19、39の軸線が略合致するようにこれら各支軸を軸支する軸支部12、32を配置することができる。
本実施形態においては、軸支部12、32はそれぞれ支軸12、32をこれらの軸線方向に往復動可能に軸支している。図4は、軸支部の一例を示した部分断面側面図である。なお、軸支部12、32はいずれも同様の形状および内部構造を備えていることから、この図では、支持部4に含まれる腕部材5の軸支部32を示し、以下ではこの図に基づき、軸支部32について説明し、軸支部12についての説明は省略する。
軸支部32は、図4(a)に示すように、略門型の枠体42と軸支部本体43とを備えている。枠体42は、軸支部本体43の支持部材30側の端部とは反対側の端面の対向する辺縁部から垂直に立設された支柱42a、42bと、これら2つの支柱の先端の間に掛け渡された支持体42cとから構成されている。軸支部本体43および支持体42cのそれぞれの略中央には、挿通孔43a、42dが穿設されており、支軸39がこれらの挿通孔を貫通している。
支軸39の中間に設けられた鍔体40と軸支部本体43との間には、バネ部材41がこの支軸39に緩装され、支軸39をツマミ38側に付勢しており、これにより支持部材30は軸支部本体43に引き付けられた状態で保持される。また、支軸39には、支持部材30に近接する位置に向き変更鍔体44が設けられており、この向き変更鍔体44が前記バネ部材41の付勢力によって軸支部32の支持部材30側の端部に設けられた鍔体嵌合孔部45に嵌合収容された状態となっている。
図4(a)の状態から、ツマミ38を支持部材30に向けて押し込むことで、支持部材30は軸支部32から突出し、それに伴い向き変更鍔体24が鍔体嵌合孔部25から離脱し、支軸19は回動可能となり、支持部材30の向きを変えることができるようになる(図4(b)参照)。支持部材30の向きを所定の角度に変更したところで、ツマミ38を押し込むことをやめると、この向き変更鍔体44が前記鍔体嵌合孔部45内に嵌合収容され、支軸39の回動が規制され、その結果支持部材30の向きが変更される。
図5は、図4のA−A矢視図、すなわち向き変更鍔体24および鍔体嵌合孔部25の支軸19に直角な方向の断面形状のいくつかの例を示している。図5(a)では、向き変更鍔体24は、略四角形の断面形状を有しており、当該鍔体24よりも僅かに大きい容積の略同等形状の収容空間を有する鍔体嵌合孔部25に嵌合収容されている。前記のようにツマミ38を押し込んで元の位置から時計方向または反時計方向に支軸を90°、180°、270°回動させることで、向き変更鍔体24は鍔体嵌合孔部25に嵌合可能となり、ツマミ38に加えた押し込み力を緩めると、バネ21の付勢力によってツマミ38は引き戻され、向き変更鍔体24が鍔体嵌合孔部25内に嵌合収容されるようになっている。すなわち、この操作によって支持部材10は支軸19周りに90°ごとその向きを変更することができる。
また、図5(b)における向き変更鍔体24は、円周を8等分した各点に頂点を有する星形の断面形状を備えている例であり、当該鍔体24よりも僅かに大きく、略同等形状の収容空間を有する鍔体嵌合孔部25に嵌合収容されている。この向き変更鍔体24の場合、前記と同様の操作により向き変更鍔体24を円周方向に45°ごと鍔体嵌合孔部25に嵌合収容することができ、これによって支持部材10の向きをその角度ごと変更することができるようになっている。
また、図5(c)では、向き変更鍔体24は、円周を16等分した各点に頂点を有する星形の断面形状を有しており、当該鍔体24よりも僅かに大きい容積の略同等形状の収容空間を有する鍔体嵌合孔部25に嵌合収容されている。この向き変更鍔体24の場合、向き変更鍔体24を円周方向に22.5°ごと鍔体嵌合孔部25に嵌合収容でき、これによって支持部材10の向きをその角度ごと変更することができるようになっている。なお、図5(b)および(c)に示す鍔体嵌合孔部25に対しては、これらの図に示す向き変更鍔体24の代わりに、図5(a)に示した四角形の断面形状を有する向き変更鍔体24を使用できる(図5(d)参照)。
なお、本実施形態においては、軸線方向に沿って往復動可能な支軸を一方向に付勢するのにバネ部材を用いるが、これに限定されず、バネ部材の代わりにゴム部材などの他の付勢部材を用いてもよく、あるいは磁石を用いてもよい。後者の場合、例えば向き変更鍔体と鍔体嵌合孔部とを正負の磁石で形成しておき、両者が引き合って嵌合収容されるようにしてもよく、支軸中間に設けた鍔体と枠体の支持体とを同様に正負の磁石で構成しておき、支軸を一方向に付勢するようにしてもよい。
本発明の防護管装着工具1を装着する間接活線把持工具としては、いわゆる「ヤットコ」が好適に使用できる。このヤットコの外形形状を示す側面図を図6に示す。この図において、ヤットコ50は、所要の長さを備えたパイプ状の合成樹脂製絶縁操作棒51と、その先端に取り付け部材52を介して組みつけられた1対の固定把持片53と可動把持片54と、該可動把持片54の基端側に連結ピン55を介して連結された絶縁性の作動棒56と、操作棒51の外周を挟むように設けられた略コの字状の取り付け部材58に固定された連結ピン57を介して作動棒56と連結された略くの字状の操作レバー58とから主に構成される。この操作レバー58を操作することで、可動把持片54が固定把持片53に近づく方向に回動し、これによって電線や防護管などを把持することができるものである。
このヤットコを関節活線把持工具として用いる場合、腕部材3、5における基端部14、34は、固定把持片53および可動把持片54の先端にそれぞれ公知の方法を用いて固定することができる。通常、固定把持片53および可動把持片54の先端寄りには、それぞれ貫通孔(不図示)が穿設されているので、この孔を利用してもよい。例えば、図8および図9に示すように、本実施形態の腕部材13、33の基端部14、34の側壁に内部の把持片収容室15、35と外部とを貫通するボルト通し孔16、17;36、37を設けておき、2つの把持片53、54を把持片収容部15、35にそれぞれ嵌め込んだ後に、ボルト28、48をそれぞれ挿通してナット29、49を螺合してこれら両把持片53、54に本実施形態の腕部材13、33をそれぞれ固定することができる。
また、腕部材3、5の基端部14、34にそれぞれ把持工具の把持片をワンタッチで固定可能な機構を設けておいてもよい。図7は、基端部に設けることができるワンタッチ式の固定機構の一例を示したものである。この図に示す腕部材は、拡開部2におけるものであるが、支持部4における腕部材5にも同様のワンタッチ式の固定機構を設けることができる。この図において、腕部材13の基端部14には、前記軸支部12の枠体22と同一方向に枠体42が設けられ、当該枠体42の支持体42cには基端部14の挿通孔16と向かい合った位置に挿通孔42dが設けられている。一端にツマミ43を備え、他端に丸みを持たせた尖頭を有するピン支軸44がこれらの挿通孔42d、16を貫通している。また、前記枠体42の内部では、このピン支軸44の中間に鍔体45が固着され、この鍔体45と支持体42cとの間のピン支軸44にバネ部材461が緩装されており、ピン軸44を基端部14内の把持片収容室15内に突出させるように付勢している。なお、この機構においても、バネ部材の代わりに他の付勢部材や磁石などを用いることができる。
ツマミ43を引いた状態で、例えばヤットコのいずれか一方の把持片(53または54)先端を前記基端部14を把持片収容室15内に所定の深さ差し込み、ツマミ43を放すと、当該把持片(53または54)の先端寄りに設けられた貫通孔(不図示)にピン支軸44が嵌入し、これによりヤットコに支持部2をワンタッチで着脱自在に固定することができる。
次に、図8および図9を参照して、本実施形態の使用方法について説明する。なお、以下では、蛇腹状筒形状の防護管60を用いた例を説明するが、これに限るものではなく、長さ方向に切り込まれた割り部を有する筒形状の防護管であれば、これを電線に装着する作業にも最適に使用することができる。
これらの図において、電線Wを防護する防護管60は、柔軟性のある素材で形成され、自由に屈曲可能な蛇腹状の円筒形状の胴体部を備えており、この胴体部の外周には、その長さ方向に電線Wを挿入可能にスリット状の割り部61が形成されている。また、防護管60の割り部61の両側には、内装する電線Wからの絶縁性を確保するために外方に延長された脚部61、61が形成されている。また、この割り部61の内側には風などにより内装した電線Wから容易に外れてしまわないようにツバ107が形成されて互いに組み合わせ可能な構造を備えていてもよい。この防護管60は、これを装着する電線Wの長さに応じて適宜所要の長さに切断して利用することができる。
本発明の防護管装着工具1の拡開部2をヤットコ50の可動把持片54に、支持部4を固定把持片53にそれぞれボルト28、48およびナット29、49を用いて固定する。次に、必要な場合には、腕部材3のツマミ18を拡開部材10の方向に押し込んで拡開部材10を回動させ、拡開部材10の後端面が腕部材3の長さ方向に平行となるように該拡開部材10の向きを調整する。
ヤットコ50の操作レバー58を操作して本発明の防護管装着工具1の支持部2と拡開部4との間に防護管60を挟み、当該防護管60の脚部61、61に拡開部材10を押し付けていく。これにより、防護管60はその脚部61、61間が弾性変形して割り部61が拡開される。
この割り部61が拡開された状態で、防護管60を電線Wに近づけ、拡開された割り部61に電線Wを挿入する。その後、ヤットコ50を操作して拡開部材10を押し付けるのを止めて防護管60から本発明の防護管装着工具1を離すと、防護管60の割り部61は元の形状に戻ろうとして前記挿入された電線Wの一部を自ら挟んだ状態となる。
次に、本発明の防護管装着工具1においてツマミ38を押し込むことにより拡開部材30を支持部10側に突出させて約90°回動させ、ツマミ38を戻すことにより拡開部材30をその向きに固定する。そうして、防護管60内に一部押し込まれた電線Wが当該防護管60の外部にはみ出している部分に本発明の防護管装着工具1を近づけ、操作レバー58を操作して当該部分の電線Wに拡開部材10が当接するように防護管装着工具1で電線Wを把持し、拡開部材10によって防護管60内に電線Wを押し込む。本発明の防護管装着工具1を防護管60の長さ方向に沿ってスライド移動させながら、この操作を繰り返すことによって防護管60の全長にわたって電線Wを防護管60内に押し込むことができる。
以上説明したように、本発明の防護管装着工具を用いることで、これ1台で容易かつ効率的に防護管を拡開し、当該拡開した防護管に電線を装着することができる。また、防護管内に電線を押し込む際に電線の軸心に直角な方向にのみ力を掛けることができ、電線に対してその軸心方向などに余分な力を及ぼすことがないので、この余分な力がかかったことによる弊害も生じない。また、電線への防護管の装着作業が完了した後でも、防護管から把持工具を離すだけであるので、従来の拡開補助具や挿入補助具のように防護管から引き抜いて撤去する必要がなく、碍子などの配電設備に接触し、これを損傷することがない。さらに、拡開部材および支持部材の向きを電線の架線方向に合わせて変更できるので、一定の姿勢で防護管の装着作業を行うことができ、作業効率も良好となる。
本発明の防護管装着工具は、支持物周辺の架空電線路の縁線部分に活線状態で間接活線作業によって防護管を電線に装着する作業に有用である。
本発明の防護管装着工具の実施形態の一例を示す図である。 図1に示す防護管装着工具の支持部を示す図である。 図1に示す防護管装着工具の拡開部を示す図である。 図1に示す腕部材の向き変更手段を説明する部分断面側面図である。 図4のA−A矢視図を示す図である。 間接活線把持工具の一例を示す図である。 腕部材の別の例を示す図である。 図1に示す防護管装着工具による防護管の拡開状態を示す図である。 図1に示す防護管装着工具による防護管内への電線の押し込み状態を示す図である。 従来の防護管装着工具としての拡開補助具を示す図である。 従来の防護管装着工具としての挿入補助具を示す図である。
符号の説明
1 防護管装着工具
2 拡開部
3 腕部材
4 支持部
5 腕部材
10 拡開部材
11 凹溝
12 軸支部
13 連結部
14 基端部
15 把持片収容室
16 ボルト通し孔
18 つまみ
19 支軸
20 鍔体
21 バネ(付勢部材)
22 枠体
23 軸支部本体
24 向き変更鍔体
25 鍔体嵌合孔部
30 支持部材
31 スリット
32 軸支部
33 連結部
34 基端部
35 把持片収容室
36 ボルト通し孔
38 ツマミ
39 支軸
40 鍔体
41 バネ(付勢部材)
42 枠体
43 軸支部本体
44 向き変更鍔体
45 鍔体嵌合孔部

Claims (7)

  1. 間接活線作業によって長さ方向に切り込まれた割り部を備える円筒状の防護管を電線に装着するのに用いられる防護管装着工具であって、湾曲凸面を有し、当該湾曲凸面によって前記防護管が備える割り部を押圧してこれを拡開させるとともに電線を前記防護管内部に押し込む拡開部材と、前記防護管の外周面に当接する当接面を有する支持部材と、前記両部材を回動可能に保持する1組の腕部材とを備えており、当該1組の腕部材は、前記拡開部材および前記支持部材が前記防護管を挟んで互いに対向するように間接活線把持工具の2つの把持片の先端にそれぞれ装着されるようにしたことを特徴とする防護管装着工具。
  2. 前記拡開部材は、側面に湾曲凸面を有する略円弧状、略半円状または略半楕円状の平面形状を備える板体である請求項1に記載の防護管装着工具。
  3. 前記湾曲凸面には、その厚さ方向中間に凹溝が形成されてなる請求項1または2に記載の防護管装着工具。
  4. 前記支持部材は、これに対向する拡開部材に向って凹状に湾曲した板材からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の防護管装着工具。
  5. 前記拡開部材および前記支持部材は、これらが前記1組の腕部材を介して前記関節活線把持工具に装着された場合に前記防護管の外周面の法線方向に軸線が向くように配置される支軸をそれぞれ備えており、これら各支軸を介して前記1組の腕部材が備える軸支部のそれぞれに前記両部材は回動可能に軸支されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の防護管装着工具。
  6. 前記支軸はその回動方向一定の角度ごとに同一形状の突起を有する向き変更鍔体を備え、また前記軸支部は該向き変更鍔体を嵌合収容可能な鍔体嵌合孔部を備えており、前記向き変更鍔体が鍔体嵌合孔部から離脱して前記拡開部材または前記支持部材が回動可能とされる離脱位置と前記向き変更鍔体が前記一定の角度において前記鍔体嵌合孔部に嵌合収容される嵌合位置との間を前記支軸は往復動可能とされてなる請求項5に記載の防護管装着工具。
  7. 前記支軸は、さらにその往復動のいずれかの方向にこれを付勢する付勢部材をそれぞれ備えており、当該支軸を該付勢部材の付勢力に抗して前記離脱位置に移動させるようにした請求項6に記載の防護管装着工具。
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