JP2008141614A - パケット転送装置およびネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】先着ポート学習方式による最適経路の学習機能を有するパケット転送装置において、先着ポートとして複数のポートを選択して先着ポート群として扱うこと。ネットワークシステムにおいて、トラヒックの集中等による負荷を分散させること。
【解決手段】パケット転送装置21は、#1〜#Nの複数のポートを有し、それらのポートに未学習の同一パケットが到着した場合、パケット処理部24により、そのうちの最も早く到着したパケットを先着パケットと判定する。そして、先着群比較判定部23により、複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、パケットの先着特性が同等であるとして、先着ポートと判定し、先着ポート群に含める。
【選択図】図1

Description

この発明は、パケット転送装置およびネットワークシステムに関する。
近年、広域イーサネットサービスが普及してきている。イーサネットの標準プロトコルの一つに、スパニングツリープロトコル(STP:Spanning Tree Protocol)がある。これは、ネットワーク上に存在する物理的なループに対して、そのループ上の一部のポートを論理的に無効にしてパケットが通れないようにすることにより、論理的なツリーネットワークを構築するものである。
そのため、その論理的なツリー構造によっては、ネットワークに接続された異なる端末間のパケット転送経路が最適な経路とならず、遠回りの経路になることがある。また、一部のポートが無効になることによって、物理的なループ構造のうちの一部の経路が利用できなくなるため、負荷を分散させることができないという問題が生じる。
さらに、ネットワークの各ノードに配置されるパケット転送装置では、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)の生成や解釈などのソフトウェア処理を行うため、各パケット転送装置のCPU(Central Processing Unit)の負荷が増大するという問題がある。これらの問題を解決する策として、マルチプルスパニングツリープロトコル(MSTP:Multiple Spanning Tree Protocol)という、STPの拡張方式が考えられている。
これは、ネットワーク上に複数のツリーを構築し、バーチャルLAN(VLAN:Virtual LAN、LAN:Local Area Network)ごとに異なるツリーを使用することにより、負荷を分散させるようにするものである。しかし、MSTPにおいても、同じVLANに属する端末同士の間では、上述したSTPの場合と同様の問題が生じる。
また、各ノードのパケット転送装置では、複数のツリー情報を処理するため、より一層、CPUの負荷が増大するという問題がある。さらに、CPUに障害が発生した場合、プロトコル動作が所望のとおりに働かず、ループが形成されてしまう可能性もある。
さらにまた、STPおよびMSTPでは、通常、BPDUが一定数、例えば20個のノードを経由すると廃棄されてしまうため、それ以上の規模のネットワークを構築することができないというスケーラビリティの問題がある。このようなSTP等の種々の問題を解決する策として、各ノードにおいてパケット転送装置にパケットが最も速く到着するポートを最適経路上のポートとして学習する、いわゆる先着ポート学習方式がある。
図12は、従来の先着ポート学習方式の概要を説明する図である。図12に示すように、まず、端末K1からノードBのパケット転送装置4の第1ポートに、端末L2宛の未学習のパケット6が到着する。ノードBのパケット転送装置4は、そのパケットを、自身の、そのパケットが到着したポート以外のポート(図示例では、第2ポートおよび第3ポート)からその先へ転送する。以下、この到着ポート以外のポートからのパケット転送をフラッディングと呼ぶ。
ここで、未学習のパケットとは、あるノードにおいて、送信元と送信先の組み合わせが同じパケットがそれ以前に到着していないため、最適経路の学習が済んでいないパケットのことである。ノードAのパケット転送装置3では、自身の第1ポートに、ノードBからパケット7が到着する。
ノードAのパケット転送装置3は、そのパケット7がノードAにおいて未学習である場合には、そのパケットを、自身の、そのパケットが到着したポート以外のポート(図示例では、第2ポート)からその先へ転送する。このとき、ノードAのパケット転送装置3は、未学習のパケットが最も早く到着したポート(以下、先着ポートとする)を、そのパケットの送信元MACアドレスに対応付けて学習する。
先着ポートへのパケット7の到着から遅れてノードAのパケット転送装置3の図示しないポートに、先着ポートに到着したパケット(以下、先着パケットとする)と同じパケット(以下、後着パケットとする)が到着することがある。この場合には、ノードAのパケット転送装置3は、すべての後着パケットを廃棄する。ノードCのパケット転送装置5では、先に自身の第2ポートにノードBからパケット8が到着し、続いて、第3ポートにノードAのパケット転送装置3からパケット9が到着する。
ノードCのパケット転送装置5は、自身の、先着および後着のパケット8,9が到着したポート以外のポート(図示例では、第1ポート)から端末L2へパケット10を転送する。そして、ノードCのパケット転送装置5は、後着パケット9を廃棄する。また、ノードCのパケット転送装置5は、先着ポートと先着パケット8の送信元MACアドレスを対応付けて、自身のMACアドレステーブル11に登録する。以上により、各ノードにおいて、端末のMACアドレスと、その端末宛のパケットを送出する際に使用するポートとの関係が学習されたことになる。
ノードCに端末L2から端末K1宛のパケットが到着した場合、ノードCのパケット転送装置5は、通常のイーサネットスイッチと同様に、MACアドレステーブル11を参照する。MACアドレステーブル11には、図12に示すように、端末K1のMACアドレスxのエントリがあり、使用ポートとして第2ポートが登録されている。従って、この端末K1宛のパケットは、学習済みのパケットである。ノードCのパケット転送装置5は、その学習済みのパケットを第2ポートから送出する。
このような先着ポート学習方式により最適経路を決定するLAN間接続装置が公知である。この装置は、接続先の網から発信元ステーションおよび宛先ステーションについての最初のメッセージを受信した場合に、上記発信元ステーションのアドレスと自身のアドレスを含む第1のタイプのアドレス情報を上記発信元ステーションについての上記アドレス変換テーブル内の該当エントリに登録し、その受信メッセージを上記内部ネットワーク上に同報モードで送出する手段と、内部ネットワークから受信したメッセージが、発信元ステーションおよび宛先ステーションについての最初のメッセージである場合に、上記発信元ステーションのアドレスと発信元インタフェースのアドレスを含む第2のタイプのアドレス情報を上記発信元ステーションについての上記アドレス変換テーブル内の該当エントリに登録し、その受信メッセージを接続先の網に送出する手段を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−40032号公報
しかしながら、従来の先着ポート学習方式では、各ノードにおいてパケットが最も早く到着したポートを先着ポートとして登録するため、先着ポートは1個だけである。実際には、あるノードにおいて複数個のポートにほぼ同時にパケットが到着することがある。このような場合でも、従来の方式では、いずれか1つのポートが先着ポートとして選択される。従って、その選択された先着ポートを経由する経路にトラヒックが集中しても、他のポートを経由する経路に負荷を分散させることができないという問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、先着ポートとして複数のポートを選択して先着ポート群として扱うことができる、先着ポート学習方式による最適経路の学習機能を有するパケット転送装置を提供することを目的とする。また、この発明は、そのような機能を有するパケット転送装置をネットワークの各ノードに配することによって、トラヒックの集中等による負荷を分散させることができるネットワークシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるパケット転送装置は、以下の特徴を有する。複数のポートを有し、該複数のポートに未学習の同一パケットが到着した場合、パケット処理手段により、そのうちの最も早く到着したパケットを先着パケットと判定する。そして、先着群比較判定手段により、複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、パケットの先着特性が同等であるとして、先着ポートと判定し、先着ポート群に含める。この発明によれば、同等の先着特性を有する複数のポートを先着ポートとすることができる。
ここで、先着ポート条件は、次の3つのうちのいずれかである。第1に、単一の未学習のパケットについて、先着パケットが到着したポートと、その先着パケットの到着時刻から一定時間内に先着パケットと同一のパケットが到着したポートである。この第1の先着ポート条件によれば、時間差という指標において単一パケットのみで簡易に先着ポート群を規定することができる。
第2に、送信元が同じ複数の未学習のパケットのそれぞれについて、先着パケットが到着してから、先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を求める。そして、複数のパケットについて、経過時間の平均値をポートごとに求め、その平均値が一定時間内に収まるポートである。この第2の先着ポート条件によれば、時間差という指標において先着ポート群をより正確に規定することができる。
第3に、送信元が同じ複数の未学習のパケットについて、先着パケットが到着した比率をポートごとに求め、その比率が一定値以上となるポートである。この第3の先着ポート条件によれば、先着特性に時間計測の概念がないので、時間差を計測するための機能を有していなくても、先着ポート群を規定することができる。
また、この発明において、先着ポート群には、同一パケットの転送経路として複数のポートが規定されているので、その先着ポート群のうち、所定の比率以上のポートに障害が発生したときに経路障害と判定すればよい。このようにすれば、すべての発信元に対するエントリにおいて、同レベルの深刻さの障害状況が発生したときに経路障害と判定することができる。
あるいは、障害が発生したポートの比率に代えて、先着ポート群のうち、所定数のポートまたはすべてのポートに障害が発生したときに経路障害と判定してもよい。この場合には、すべての発信元に対するエントリに対して、統一された判定基準で簡単に経路障害を判定することができる。また、本発明にかかるネットワークシステムは、ネットワークの複数のノードに、上述した構成のパケット転送装置を配置したことを特徴とする。
本発明にかかるパケット転送装置によれば、先着ポートとして複数のポートを選択して先着ポート群として扱うことができる。従って、このパケット転送装置を各ノードに配したネットワークシステムによれば、トラヒックの集中等により増大する負荷を分散させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるパケット転送装置およびネットワークシステムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、パケット転送装置21は、#1〜#Nの複数のポート、パケット送受信部22、先着群比較判定部23、パケット処理部24、先着群情報管理テーブル25、タイマ26、障害発生判定部27、MACアドレステーブル28および同一性情報テーブル29を備えている。
各ポートは、パケット送受信部22に接続されており、外部との間でパケットの授受を行う。パケット送受信部22は、パケットのカプセリング等の送受信に関する処理を行う。パケット送受信部22は、いずれかのポートを介して受信した主信号のデータパケットを、パケット処理部24へ送る。
パケット処理部24は、パケットのフォワーディング処理と同一性判定処理を行う。フォワーディング処理は、通常のイーサネットスイッチでの処理と同じである。すなわち、パケット処理部24は、いずれかのポートに到着したパケットを転送するにあたって、MACアドレステーブル28を参照する。
パケット処理部24は、MACアドレステーブル28に当該パケットの送信先MACアドレスのエントリがある場合には、そのエントリにより指定されたポートに転送対象のパケットを送出する。一方、パケット処理部24は、MACアドレステーブル28に該当するエントリがない場合には、そのパケットのフラッディングを行う。その際、主信号パケットには、何も情報が付加されない。
同一性判定処理は、受け取ったパケットが既に受信したことのあるパケットであるか否かを判定することによって、当該パケットが先着パケットと後着パケットのいずれであるかを判定する処理である。すなわち、パケット処理部24は、いずれかのポートにパケットが到着すると、同一性情報テーブル29を参照する。
パケット処理部24は、同一性情報テーブル29に当該パケットに関する情報が登録されていない場合、そのパケットを先着パケットと見なす。そして、パケット処理部24は、その先着パケットが到着したポートを先着ポートとしてMACアドレステーブル28に登録する。さらに、パケット処理部24は、同一性情報テーブル29にその先着パケットに関する情報を登録する。
一方、同一性情報テーブル29に当該パケットに関する情報が登録されている場合には、そのパケットは後着パケットであるので、パケット処理部24は、そのパケットを廃棄する。ここで、同一性情報テーブル29に登録されるパケットに関する情報として、例えばハッシュ関数などによる縮退情報などを用いることができる。パケット処理部24の以上の処理機能は、従来の先着ポート学習方式による最適経路の学習機能と同様の機能である。
先着群情報管理テーブル25は、複数のポートのうちのいずれのポートを先着ポート群に含めるかということを決定するための情報を保持するテーブルである。例えば、先着群情報管理テーブル25には、送信元MACアドレスごとの先着パケットの到着時刻情報と、先着ポート検出のための一定時間情報が保持される。
先着群比較判定部23は、先着群情報管理テーブル25に保持されている情報に基づいて、いずれのポートを先着ポート群に含めるかということを判定する。例えば、先着群比較判定部23は、単一のパケットについて、先着パケットが到着したポートと、その先着パケットの到着時刻から一定時間内に後着パケットが到着したポートを、先着ポートと見なして先着ポート群に含める。
このときの判定基準となる一定時間は、先着群情報管理テーブル25の一定時間情報により与えられる。また、先着パケットが到着してから後着パケットが到着するまでの経過時間は、後着パケットの到着時刻と先着パケットの到着時刻の差分により得られる。
先着パケットの到着時刻は、先着群情報管理テーブル25に保持されている。従って、先着群情報管理テーブル25は、後着パケットが到着するまでの経過時間を管理する管理手段としての機能を有する。また、各パケットの到着時刻は、タイマ26により特定される。
障害発生判定部27は、先着ポート群に含まれる全ポートのうち、予め障害検出閾値として設定された比率以上のポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する。例えば、障害検出閾値が40%に設定されている場合には、次のように判定される。
先着ポート群に2個のポートを含むMACアドレスについては、そのうちの1個のポートに障害が発生した時点で、障害の発生したポート(以下、障害ポートとする)の比率が50%となり、経路障害と判定される。また、先着ポート群に3個のポートを含むMACアドレスについては、そのうちの2個のポートが障害ポートとなった時点で、障害ポートの比率が67%となり、経路障害と判定される。
障害発生判定部27により経路障害と判定されると、パケット処理部24は、通常のイーサネットスイッチでの処理と同じ障害処理を行う。すなわち、パケット処理部24は、MACアドレステーブル28の該当するエントリを消去し、他のノードに制御パケット等を送信して障害の発生を通知する。
上述したように、先着群比較判定部23が、単一のパケットの到着時間差に基づいて先着ポート群に含めるポートを判定する場合、同一性情報テーブル29と先着群情報管理テーブル25を別々に設けずに、図2に示すように、それらを一体化したテーブルとしてもよい。図2に示すように、テーブル30には、同一性情報テーブル29と先着群情報管理テーブル25が含まれている。同一性情報テーブル29には、先着パケットのハッシュ値等がパケット情報として格納される。
また、先着群情報管理テーブル25は、記憶時刻テーブル31と一定時間テーブル32からなる。記憶時刻テーブル31には、先着パケットごとにその到着時刻が格納される。一定時間テーブル32には、先着ポート群の判定基準となる一定時間情報が格納される。例えば、図2に示す例では、一定時間テーブル32に「+50」が格納されている。従って、この例では、先着パケットが到着したポートと、先着パケットの到着から50単位時間以内に後着パケットが到着したポートが、先着ポート群に含まれることになる。
次に、パケット転送装置21の先着ポート学習処理手順について説明する。図3は、先着ポート学習処理手順を示すフローチャートである。まず、先着ポートとして先着ポート群に含めるポートを検出するための条件である一定時間の情報が設定される(ステップS1)。パケット転送装置21は、先着群情報管理テーブル25にこの一定時間情報を格納する。パケット転送装置21にパケットが到着するまでは、この状態で待機する(ステップS2:No)。
いずれかのポートにパケットが到着すると(ステップS2:Yes)、その到着パケットは、パケット送受信部22を介してパケット処理部24に渡される。パケット処理部24は、同一性情報テーブル29を参照する(ステップS3)。その結果、同一性情報テーブル29に、到着したパケットのエントリがない場合には(ステップS4:No)、パケット処理部24は、その到着パケットを先着パケットと判定する(ステップS5)。
そして、パケット処理部24は、MACアドレステーブル28に、その先着パケットが到着したポートを、先着ポートとして登録する(ステップS6)。また、パケット処理部24は、同一性情報テーブル29に先着パケットの情報(ハッシュ値等)を登録する。さらに、パケット処理部24は、タイマ26から先着パケットの到着時刻を取得し、先着群情報管理テーブル25にその時刻の情報を登録する(ステップS7)。その後、ステップS2のパケットの到着を待機する状態に戻る。
一方、パケット処理部24は、同一性情報テーブル29を参照した結果、同一性情報テーブル29に該当するエントリがある場合には(ステップS4:Yes)、その到着パケットを後着パケットと判定し(ステップS8)、廃棄する(ステップS9)。そして、パケット処理部24は、タイマ26から後着パケットの到着時刻を取得し、その時刻の情報を先着群比較判定部23に渡す。
また、パケット処理部24は、先着群情報管理テーブル25を参照し(ステップS10)、先着群情報管理テーブル25から、その後着パケットに対する先着パケットの到着時刻の情報と、一定時間の情報を取得する。そして、パケット処理部24は、先着パケットの到着時刻の情報と一定時間の情報を先着群比較判定部23に渡す。
先着群比較判定部23は、先着パケットの到着時刻と後着パケットの到着時刻から、後着パケットの到着時間差を算出し、その時間差が一定時間以下であるか否かを判断する(ステップS11)。その結果、後着パケットの到着時間差が一定時間以下である場合(ステップS11:Yes)、先着群比較判定部23は、その後着パケットが到着したポートを先着ポートと同等であると判定する。
その判定結果に基づいて、パケット処理部24は、MACアドレステーブル28に、その後着パケットが到着したポートを、先着ポート群に含めるポートの1つとして登録する(ステップS12)。後着パケットの到着時間差が一定時間を超える場合には(ステップS11:No)、図3に示す一連の先着ポート学習処理を終了する。このようにすれば、時間差という指標において単一パケットのみで簡易に先着ポート群を規定することができる。
次に、パケット転送装置21の障害判定処理手順について説明する。図4は、障害判定処理手順を示すフローチャートである。まず、先着ポート群を経路障害と判定するための条件である障害検出閾値の情報が設定される(ステップS21)。パケット転送装置21は、例えば、障害発生判定部27にこの障害検出閾値情報を格納する。いずれかのポートに障害が発生するまでは、この状態で待機する(ステップS22:No)。
いずれかのポートに障害が発生すると(ステップS22:Yes)、パケット処理部24は、MACアドレステーブル28から、障害ポートを含む先着ポート群を抽出し、その先着ポート群に含まれるポートの情報を障害発生判定部27に渡す。障害発生判定部27は、障害ポートを含む先着ポート群のポート数と、当該先着ポート群に含まれる障害ポートの数から障害ポートの比率を算出する。そして、障害発生判定部27は、その比率が障害検出閾値以上であるか否かを判断する(ステップS23)。
その結果、障害ポートの比率が障害検出閾値に達しない場合(ステップS23:No)、さらに障害が発生するまで、障害の発生していないポートを使用してパケットの転送を行う。一方、障害が発生したときの障害ポートの比率が障害検出閾値以上である場合(ステップS23:Yes)、MACアドレステーブル28のエントリ消去や障害発生通知などの障害処理を実施する(ステップS24)。そして、図4に示す一連の障害判定処理を終了する。このようにすれば、すべての発信元MACアドレスについて、同レベルの深刻さの障害状況が発生したときに経路障害と判定することができる。
次に、上述した構成のパケット転送装置21をネットワークの各ノードに配したネットワークシステムについて説明する。図5〜図9は、このネットワークシステムの動作を説明する図である。これらの図に示すように、特に限定しないが、ここでは、ネットワークがA、B、CおよびDの4個のノードで構成されているとする。各ノードに配されるパケット転送装置は、図1に示すパケット転送装置21と同じものである。
また、ノードAのパケット転送装置43において、第1ポートに、1個以上の端末を含むLAN_S41が接続されており、第2ポートおよび第3ポートに、それぞれ、ノードBのパケット転送装置44の第1ポートおよびノードCのパケット転送装置45の第1ポートが接続されているとする。さらに、ノードDのパケット転送装置46において、第1ポート、第2ポートおよび第3ポートに、それぞれ、ノードBのパケット転送装置44の第2ポート、ノードCのパケット転送装置45の第2ポートおよびノードCのパケット転送装置45の第3ポートが接続されており、第4ポートに、1個以上の端末を含むLAN_T42が接続されているとする。
図5に示すように、LAN_S41から、送信先MACアドレス(DA)がcであり、送信元MACアドレス(SA)がbである未学習パケット47が送出される。ノードAのパケット転送装置43は、その未学習パケットを第2ポートおよび第3ポートからそれぞれノードBおよびノードCへ転送する。
図6に示すように、ノードBのパケット転送装置44は、転送されてきた未学習パケットを第2ポートからノードDへ転送する。一方、ノードCのパケット転送装置45は、転送されてきた未学習パケットを第2ポートおよび第3ポートからノードDへ転送する。従って、ノードDには3つの同一パケット48,49,50が到着することになる。
ここで、ノードDのパケット転送装置46の第1ポートに未学習パケット48が最初に到着したとする。つまり、第1ポートに到着した未学習パケット48が先着パケットである。この場合、ノードDのパケット転送装置46は、まず、同一性情報テーブル29に、この未学習パケット48を示すハッシュ値等の情報とその到着時刻(t1)を登録する。
その後、しばらくしてから、ノードDのパケット転送装置46の第2ポートと第3ポートに、第1ポートに到着した未学習パケット48と同じパケット49,50が到着する。第2ポートおよび第3ポートのそれぞれの到着時刻をt2およびt3とする。
ノードDのパケット転送装置46は、第2ポートおよび第3ポートのそれぞれに到着したパケット49,50を同一性情報テーブル29内のパケット情報と比較し、第2ポートおよび第3ポートのそれぞれに到着したパケット49,50が先着パケットであるか、後着パケットであるかを判定する。後着パケットである場合、ノードDのパケット転送装置46は、その後着パケットの到着時刻と先着パケットの到着時刻を比較し、その時間差が一定時間以内であるか否かを判断する。
図6に示す例では、到着時間差[t2−t1]と[t3−t1]が30単位時間以内であるか否かを判断する。いずれも30単位時間以内に収まっていれば、ノードDのパケット転送装置46は、bのMACアドレスに対応する先着ポートが第1ポート、第2ポートおよび第3ポートであると学習する。
この学習の後、送信先MACアドレス(DA)がbであるパケットがLAN_T42から送出されると、図7に符号51、52および53で示すいずれかのパケットのように、ノードDのパケット転送装置46において、先着ポート群(第1〜第3のポート)のいずれかのポートにユニキャストで送出される。その際、パケットの順序が逆転するのを防ぐために、フロー単位では同一経路(ポート)からパケットを転送するのが望ましい。
いずれかのポートに障害が発生した場合には、次のようになる。例えば、障害検出閾値が50%に設定されているとする。図8に示すように、ノードDのパケット転送装置46の第3ポートに繋がるリンクに障害が発生したとする。この場合、送信先MACアドレス(DA)がbである先着ポート群には3個のポートがあるので、33%のリンクに障害が発生したことになる。
この状態では、障害ポートの比率が障害検出閾値(50%)に達しないので、ノードDのパケット転送装置46は、障害処理を行わない。ただし、ノードDのパケット転送装置46は、その第3ポートが障害状態であることを把握しているので、送信先MACアドレス(DA)がbであるパケット51,52,53を第1ポートまたは第2ポートから送出する。
図9に示すように、さらにノードDのパケット転送装置46の第1ポートに繋がるリンクに障害が発生すると、障害ポートの比率が67%となり、障害検出閾値(50%)を超えてしまう。従って、ノードDのパケット転送装置46は、障害発生と見なし、障害の発生していない第2ポートから制御パケット54を送出し、他のノードに障害発生を通知する。また、MACアドレステーブル28の学習情報を消去する。
なお、単一のパケットの到着時間差に基づいて先着ポート群に含めるポートを判定する代わりに、一定数のパケットの平均到着時間差が一定時間以内に収まるポートを先着ポート群に含めるようにしてもよい。この場合には、先着群情報管理テーブル25として、図2に示すテーブル30の記憶時刻テーブル31の他に、図10に示すテーブル60が必要となる。
ただし、図2に示すテーブルのうち、一定時間テーブル32は不要である。従って、この例では、先着群情報管理テーブル25は、図2に示す記憶時刻テーブル31に、図10に示すテーブル60を追加した構成となる。図10に示すように、先着群情報管理テーブル25として追加されるテーブル60は、平均到着時間差テーブル61と一定数テーブル62と一定時間テーブル63からなる。
一定数テーブル62には、先着ポート群の判定を行うタイミングを決める一定数情報が格納される。一定時間テーブル63には、先着ポート群の判定基準となる一定時間情報が格納される。平均到着時間差テーブル61には、送信元MACアドレスが同じであるが、互いに異なる未学習パケットの到着個数の情報と、各ポートごとに到着した未学習のパケットの、先着パケットが到着してから後着パケットが到着するまでの経過時間(到着時間差)の平均値の情報が、端末のMACアドレスごとに格納される。
各ポートの到着時間差の平均値は、先着群比較判定部23により計算される。先着群比較判定部23は、未学習のパケットが到着するたびに、上述した先着ポート学習処理手順のフローチャート(図3参照)に従って、単一パケットごとの到着時間差を求める。そして、先着群比較判定部23は、送信元MACアドレスが同じである別の未学習パケットが到着すると、各ポートについて到着時間差の平均値を計算する。
先着群比較判定部23は、各ポートの平均値のうち、最も値が小さいポートの平均値をゼロとし、それに対する差分を他のポートの平均値として求める。従って、平均到着時間差テーブル61において、常に、到着時間差の平均値の最も小さいポートの値はゼロとなり、他のポートの値は、それに対する差分として表される。
例えば、図10に示す例では、一定数テーブル62および一定時間テーブル63にそれぞれ「3」および「+50」が格納されている。従って、互いに異なるが、送信元MACアドレスが同じ未学習パケットが3個到着したMACアドレスについては、その時点で先着ポート群の判定が行われる。そして、そのMACアドレスに対する先着ポート群には、各ポートの到着時間差の平均値が50単位時間以内であるポートが含まれることになる。
図10に示す状態のときには、bのMACアドレスに対する先着ポート群の判定が行われる。そして、その先着ポート群には、第1ポートと第2ポートが含まれることになる。xのMACアドレスについては、送信元MACアドレスがxである未学習のパケットがあと1つ到着した時点で先着ポート群の判定が行われる。このようにすれば、時間差という指標において先着ポート群をより正確に規定することができる。
また、未学習のパケットの到着時間差または平均到着時間差に基づいて先着ポート群に含めるポートを判定する代わりに、送信元MACアドレスが同じであるが、互いに異なる複数の未学習のパケットについて、ポートごとに先着パケットが到着した比率を求め、その比率が一定値以上であるポートを先着ポート群に含めるようにしてもよい。この場合には、先着群情報管理テーブル25として、図11に示すテーブル70が必要となる。
図2に示すテーブル30の記憶時刻テーブル31と一定時間テーブル32は、不要である。また、この例では、先着性の判定基準に時間を用いないので、図1に示すパケット転送装置21の構成において、タイマ26が不要となる。その他の構成は、図1に示す構成と同じである。ただし、パケット転送装置21を構成する各部は、タイマ26との相互作用や時間に関する処理などを行わない。
図11に示すように、先着群情報管理テーブル25となるテーブル70は、先着パケット数テーブル71と一定数テーブル72と一定比率テーブル73からなる。一定数テーブル72には、先着ポート群の判定を行うタイミングを決める一定数情報が格納される。一定比率テーブル73には、先着ポート群の判定基準となる一定比率情報が格納される。
先着パケット数テーブル71には、送信元MACアドレスが同じであるが、互いに異なる未学習パケットの到着個数の情報と、各ポートごとに到着した先着パケットの個数の情報が、端末のMACアドレスごとに格納される。未学習のパケットが到着するたびに、そのパケットの送信元MACアドレスに対応する、未学習パケットの到着個数のカウンタと、その到着ポートのカウンタが、それぞれ加算される。従って、テーブル70(先着群情報管理テーブル25)は、先着パケットが到着した比率をポートごとに管理する管理手段としての機能を有する。
例えば、図11に示す例では、一定数テーブル72および一定比率テーブル73にそれぞれ「20」および「50%」が格納されている。従って、互いに異なるが、送信元MACアドレスが同じ未学習パケットが20個到着したMACアドレスについては、その時点で先着ポート群の判定が行われる。そして、そのMACアドレスに対する先着ポート群には、各ポートの先着パケット数の、最も先着パケット数の多いポートの先着パケット数に対する比率が50%以上であるポートが含まれることになる。
図11に示す状態のときには、xのMACアドレスに対する先着ポート群の判定が次のようにして行われる。最も先着パケット数が多いポートは、第1ポートである。従って、先着群比較判定部23は、第1ポートを基準とし、第1ポートの先着パケット数(9個)に対する第2ポートの先着パケット数(8個)および第3ポートの先着パケット数(3個)の比率をそれぞれ求める。その結果、第2ポートは、その比率が89%(=8/9×100%)であり、50%以上であるので、先着ポート群に含まれる。
一方、第3ポートは、その比率が33%(=3/9×100%)であり、50%未満であるので、先着ポート群に含まれない。第1ポートは、当然のことながら、先着ポート群に含まれる。bのMACアドレスについては、送信元MACアドレスがbである未学習のパケットがあと7個到着した時点で先着ポート群の判定が行われる。このようにすれば、先着特性に時間計測の概念がないので、時間差を計測するための機能、すなわちタイマを有していなくても、先着ポート群を規定することができる。
また、先着ポート群の経路障害の判定基準として、障害ポートの比率に代えて、障害ポートの数を用いてもよい。この場合、障害発生判定部27は、先着ポート群に含まれる全ポートのうち、一定数以上のポートに障害が発生したときに、その先着ポート群を経路障害と判定する。このときの判定基準となる一定数の情報は、予め障害発生判定部27に格納される。先着ポート群に含まれるポートの数がこの一定数以下である場合には、障害発生判定部27は、先着ポート群に含まれるすべてのポートに障害が発生したときに、その先着ポート群を経路障害と判定する。
以上説明したように、実施の形態によれば、先着ポート学習方式による最適経路の学習機能を有するパケット転送装置において、先着ポートとして複数のポートを選択して先着ポート群として扱うことができる。従って、このパケット転送装置を各ノードに配したネットワークシステムにおいて、トラヒックの集中等により増大する負荷を分散させることができる。
(付記1)外部との間でパケットの授受を行う複数のポートと、前記複数のポートのうちの2個以上のポートに同一パケットが到着する場合に、該同一パケットのうちの最も早く前記ポートに到着したパケットを先着パケットと判定するパケット処理手段と、前記複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、先着ポートと判定する先着群比較判定手段と、を備えることを特徴とするパケット転送装置。
(付記2)前記先着ポート条件は、単一のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着したポートと、前記先着パケットの到着時刻から一定時間内に前記先着パケットと同一のパケットが到着したポートであることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記3)前記先着ポート条件は、送信元が同じ複数のパケットのそれぞれについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を求め、前記複数のパケットについて、前記経過時間の平均値をポートごとに求め、該平均値が一定時間内に収まるポートであることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記4)パケットの到着時刻を特定するためのタイマ手段、をさらに備えることを特徴とする付記2または3に記載のパケット転送装置。
(付記5)前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする付記4に記載のパケット転送装置。
(付記6)前記先着ポート条件は、送信元が同じ複数のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着した比率をポートごとに求め、該比率が一定値以上となるポートであることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記7)前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着した比率をポートごとに管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする付記6に記載のパケット転送装置。
(付記8)前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定の比率以上のポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記9)前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定数のポートまたはすべてのポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記10)外部との間でパケットの授受を行う複数のポートと、前記複数のポートのうちの2個以上のポートに同一パケットが到着する場合に、該同一パケットのうちの最も早く前記ポートに到着したパケットを先着パケットと判定するパケット処理手段と、前記複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、先着ポートと判定する先着群比較判定手段と、を備えるパケット転送装置を、ネットワークの複数のノードに配置したことを特徴とするネットワークシステム。
(付記11)前記先着ポート条件は、単一のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着したポートと、前記先着パケットの到着時刻から一定時間内に前記先着パケットと同一のパケットが到着したポートであることを特徴とする付記10に記載のネットワークシステム。
(付記12)前記先着ポート条件は、送信元が同じ複数のパケットのそれぞれについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を求め、前記複数のパケットについて、前記経過時間の平均値をポートごとに求め、該平均値が一定時間内に収まるポートであることを特徴とする付記10に記載のネットワークシステム。
(付記13)前記パケット転送装置は、パケットの到着時刻を特定するためのタイマ手段、をさらに備えることを特徴とする付記11または12に記載のネットワークシステム。
(付記14)前記パケット転送装置は、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする付記13に記載のネットワークシステム。
(付記15)前記先着ポート条件は、送信元が同じ複数のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着した比率をポートごとに求め、該比率が一定値以上となるポートであることを特徴とする付記10に記載のネットワークシステム。
(付記16)前記パケット転送装置は、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着した比率をポートごとに管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする付記15に記載のネットワークシステム。
(付記17)前記パケット転送装置は、前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定の比率以上のポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする付記10に記載のネットワークシステム。
(付記18)前記パケット転送装置は、前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定数のポートまたはすべてのポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする付記10に記載のネットワークシステム。
以上のように、本発明にかかるパケット転送装置およびネットワークシステムは、ネットワークに接続された端末間の最適経路を先着ポート学習方式により設定するネットワークシステムに有用であり、特に、レイヤ2スイッチやルータを用いて広域イーサネットサービスを提供するネットワークシステムに適している。
この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置のテーブルの構成を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置の先着ポート学習処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置の障害判定処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかるネットワークシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワークシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワークシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワークシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるネットワークシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置のテーブルの他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるパケット転送装置のテーブルのさらに他の構成を示す図である。 従来の先着ポート学習方式の概要を説明する図である。
符号の説明
21,43,44,45,46 パケット転送装置
23 先着群比較判定部
24 パケット処理部
25,60,70 先着群情報管理テーブル
26 タイマ
27 障害発生判定部

Claims (10)

  1. 外部との間でパケットの授受を行う複数のポートと、
    前記複数のポートのうちの2個以上のポートに同一パケットが到着する場合に、該同一パケットのうちの最も早く前記ポートに到着したパケットを先着パケットと判定するパケット処理手段と、
    前記複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、先着ポートと判定する先着群比較判定手段と、
    を備えることを特徴とするパケット転送装置。
  2. 前記先着ポート条件は、単一のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着したポートと、前記先着パケットの到着時刻から一定時間内に前記先着パケットと同一のパケットが到着したポートであることを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。
  3. パケットの到着時刻を特定するためのタイマ手段、をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のパケット転送装置。
  4. 前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のパケット転送装置。
  5. 前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定の比率以上のポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。
  6. 外部との間でパケットの授受を行う複数のポートと、前記複数のポートのうちの2個以上のポートに同一パケットが到着する場合に、該同一パケットのうちの最も早く前記ポートに到着したパケットを先着パケットと判定するパケット処理手段と、前記複数のポートのうち、先着パケットが到着する先着ポートと見なすための先着ポート条件が成立する複数のポートを、先着ポートと判定する先着群比較判定手段と、を備えるパケット転送装置を、ネットワークの複数のノードに配置したことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 前記先着ポート条件は、単一のパケットについて、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着したポートと、前記先着パケットの到着時刻から一定時間内に前記先着パケットと同一のパケットが到着したポートであることを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記パケット転送装置は、パケットの到着時刻を特定するためのタイマ手段、をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のネットワークシステム。
  9. 前記パケット転送装置は、前記パケット処理手段により先着パケットと判定されたパケットが到着してから、前記先着パケットと同一のパケットが到着するまでの経過時間を管理する管理手段、をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のネットワークシステム。
  10. 前記パケット転送装置は、前記先着群比較判定手段により先着ポートと判定された複数のポートからなる先着ポート群のうち、所定の比率以上のポートに障害が発生したときに、当該先着ポート群を経路障害と判定する障害発生判定手段、をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
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