JP2008141575A - マイクロホンコネクタおよびこれを備えたマイクロホン - Google Patents

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Abstract

【課題】ピンインサートとコネクタケースをねじで結合した状態で相互の偏心、傾きをごく僅かに抑えることができ、コネクタの円滑な着脱が可能で、コネクタを結合した状態でがたつきのないマイクロホンコネクタおよびマイクロホンを得る。
【解決手段】コネクタケース1内にピンインサート5がねじ10で固定され、コネクタケース1の内径に対しピンインサート5の外径が小さく、コネクタケース1の内周面とピンインサート5の外周面との間に隙間がある。ピンインサート5は、電気接点をなすピン7,8,9と、ピンを保持する絶縁体からなるベース2と、ベース2をコネクタケース1の内周面に押し付けるねじ10を備え、ベース2は、ねじ10によってコネクタケース1の内周面に押し付けられる側の外周面に、コネクタケース1の内周面に当接するガイド突起25が半径方向外方に突出して形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタケースにピンインサートを組み込んだ形態のマイクロホンコネクタおよびこれを備えたマイクロホンに関するものであって、コネクタケースとピンインサート相互間の偏心を軽減することができるように構造を工夫したものである。
マイクロホンによって変換された音声信号は、平衡シールドケーブルによってマイクロホン本体から外部に出力される。マイクロホンと平衡シールドケーブルは、例えば、3ピンタイプのマイクロホンコネクタによって着脱することができるようになっている。マイクロホンコネクタは、例えば、EIAJ RC−5236[音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ](非特許文献1参照)で規定されているコネクタのように、規格化されたものが一般に用いられる。
非特許文献1に記載されている規格化されたマイクロホンコネクタのマイクロホン側コネクタは雄型のコネクタで、ピンインサートがコネクタケース内に配置され、ピンインサートとコネクタケースがねじで結合されている。図7、図8はその例を示すもので、符号1はコネクタケースを、5はピンインサートを、10はねじをそれぞれ示している。コネクタケース1は円筒形状の金属ケースからなり、コネクタケース1の周壁には、コネクタケース1の一端(図8において左端)寄りの位置において、ネジ10を回転させるドライバを挿入するための丸孔3が形成されている。
コネクタケース1の中にはピンインサート5が挿入されている。図11、図12にも示しているように、ピンインサート5は、絶縁材料、例えば成形樹脂からなるベース2と、ベース2を厚さ方向(中心軸線方向)に貫通しかつベース2に一体に設けられた3本の接続ピン7、8、9を有してなる。ベース2は外周がコネクタケース1の内周に沿った短い円柱状に形成され、外周面から半径方向中心に向かってねじ孔6が形成されている。ベース2はコネクタケース1の奥、すなわち上記丸孔3が形成されている位置に対応した位置にあり、上記ねじ孔6にねじ込まれているねじ10とコネクタケース1の丸孔3とが対応した位置関係になっている。したがって、コネクタケース1の丸孔3からドライバを挿入してねじ10を回転させることができる。ねじ10はベース2の外周面から半径方向外方に突出し、ねじ10の肩に相当する部分がコネクタケース1の内周面に当たり、ベース2のねじ10の挿入部とは反対側の外周部がコネクタケース1の内周面に押し当てられることにより、ピンインサート5がコネクタケース1内に固定されている。
上記3本の接続ピン7、8、9はベース2を厚さ方向に貫いていて、一端側(図7、図8において右端側)はコネクタケース1内においてコネクタケース1の中心軸線と略平行に伸び、他端側はコネクタケース1の奥側(図7、図8において左側)の開口端からコネクタケース1の外方に向かって延びている。接続ピン7、8、9の奥側の端部はマイクロホンの適宜の回路に接続される。図示の例では上記ベース2の奥側の端面に密着させて配置されている回路基板18を接続ピン7、8、9の後端部が貫通していて、図11に示すように、一つの接続ピン9が回路基板18の所定の回路パターンに半田19によって電気的に接続されている。接続ピン9は接地ピンで、回路基板18の所定の回路パターンを経由してアースに落とされている。あとの二つの接続ピンはホット側とコールド側の信号用のピンで、回路基板18の所定の回路パターンに、または所定の回路に接続されている。
コネクタケース1の一方の開放端、すなわちベース2が固定されている側とは反対側(図7、図8において右側)からは、例えば、マイクロホンケーブルの一端に設けられた雌型のコネクタが挿入される。図13はその様子を示している。図13において、符号30はマイクロホンを示していて、マイクロホン30の後端部には上記コネクタケース1を備えて上記のように構成されたマイクロホンコネクタ32が組み付けられている。マイクロホンコネクタ32には、マイクロホンケーブル34の一端に設けられているケーブルコネクタ36が挿入され結合される。雄型コネクタであるマイクロホンコネクタ32にケーブルコネクタ36が結合されることにより、ケーブルコネクタ36の電気接点に接続ピン7、8、9が嵌まって、双方のコネクタが電気的に接続されるようになっている。
図9ないし図12にも示すように、上記ベース2の一端の外周には、半径方向外側に僅かに突出したフランジ21が形成されている。また、ベース2の外周には、上記フランジ21から中心軸線と平行に延びた位置決め突起22が一体に形成されている。この位置決め突起22は、これに対応するコネクタケース1の内周面に形成されている溝に嵌ることによって、コネクタケース1に対しベース2を周方向に位置決めするためのものである。
以上述べたような従来のマイクロホンコネクタは、コネクタケース1内にピンインサート5を挿入し、ねじ10でピンインサート5をコネクタケース1に固定する構造になっているため、コネクタケース1の内径に対してピンインサート5のベース2の外径を小さくする必要がある。そのため、ねじ10をピンインサート5のベース2から引き上げて、すなわち半径方向外側に突出させてピンインサート5をコネクタケース1に固定した状態で、コネクタケース1の内周面と上記ベース2との間に隙間が生じる。この隙間が生じることによって、図9に示すように、コネクタケース1とピンインサート5との間に例えば0.2mm程度の偏心が生じる。この偏心が小さければ大きな問題はないが、偏心が大きくなると、マイクロホンにケーブルを接続することができない、あるいは、接続することができたとしても、双方のコネクタにがたつきを生じて接触不良を起こし、接触雑音を発生する、といった問題を生じる。このような問題が生じないようにするためには、コネクタケース1の内径とピンインサート5のベース2の外径との間に隙間が生じないようにして上記偏心を小さくすればよいが、そうすると、コネクタケース1内にピンインサート5を挿入することができないかまたは挿入しにくくなり、組立が困難になる。
また、上記のようにコネクタケース1とピンインサート5との間に隙間を設ける必要があることから、ピンインサート5をコネクタケース1内に固定するためにねじ10を回転させたときに作用する回転モーメントで、図10に示すように、上記隙間の範囲内でピンインサート5が回転した態様でコネクタケース1に固定される。この回転によって、ピンインサート5がコネクタケースに対し最大で4°程度傾くことがあり、このコネクタにケーブルコネクタを結合することができない、あるいは結合しにくくなるといった不具合の要因となる。
さらに、ピンインサート5のベース2の一端に前記フランジ21を有することによって、ねじ10を引き上げてピンインサート5をコネクタケース1内に固定した状態で、図11に示すように、ピンインサート5が例えば2°程度傾くという問題もある。この傾きも、ケーブルコネクタを結合しにくくなるという不具合の要因となる。
上記のような不具合を解消するための構成として、マイクロホン側コネクタ本体のコネクタケースに、受側コネクタ本体と上記マイクロホン側コネクタ本体との間に形成される隙間に嵌め込むスリーブを設け、このスリーブを、上記コネクタケース内に設けたスプリングで押圧することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1記載の発明は、マイクロホン側コネクタと相手のコネクタとを結合したとき、双方のコネクタ間の安定性を確保するための発明であり、本発明のように、ピンインサートの偏心や傾きなどに着目してこれを無くそうとする目的のものではない。また、必要な部品点数が増加し、組立が面倒になるという難点もある。
日本電子工業会規格 EIAJ RC5236 音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ 実開昭60−68781号公報
本発明は、以上説明したような従来のマイクロホンコネクタの問題点を解消するためになされたもので、組み立てを容易にするために、ピンインサートの外周面とコネクタケースの内周面との間に隙間が生じるようにした上で、ピンインサートとコネクタケースをねじで結合した状態でピンインサートとコネクタケース相互の偏心、傾きが無く、あるいは偏心や傾きがあったとしてもごく僅かな偏心量、傾き量に抑えることができ、コネクタの円滑な着脱が可能で、コネクタを結合した状態でがたつきのないマイクロホンコネクタおよびマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明は、コネクタケース内にピンインサートが挿入され、ピンインサートがねじでコネクタケースに固定され、コネクタケースの内径に対してピンインサートの外径が小さく、コネクタケースの内周面とピンインサートの外周面との間に隙間が生じているマイクロホンコネクタであって、ピンインサートは、電気接点をなすピンと、このピンを保持する絶縁体からなるベースと、このベースをコネクタケースの内周面に押し付ける上記ねじを備え、上記ベースは、上記ねじによってコネクタケースの内周面に押し付けられる側の外周面に、コネクタケースの内周面に当接するガイド突起が半径方向外方に突出して形成されていることを最も主要な特徴とする。
ピンインサートをコネクタケース内に挿入し、位置合わせしてねじを回転させ、ベースをコネクタケースの内周面に押し付ける。ベースは、コネクタケースの内周面に押し付けられる側の外周面にガイド突起を有し、このガイド突起がコネクタケースの内周面に当接することにより、ベースの半径方向への移動が規制され、コネクタケースに対するピンインサートの偏心をなくしあるいは少なくすることができる。
ガイド突起は、これをベースの周方向に分けて2箇所に形成し、2箇所のガイド突起がともにコネクタケースの内周面に当接するようにすることにより、ベースの位置規制が安定かつ確実に行われ、また、ねじの回転によってベースに作用する回転モーメントでベースがコネクタケースに対して傾くことを防止することができる。
ガイド突起が、ベースの中心軸線と平行に伸びていれば、上記回転モーメントによるベースの回転をより効果的に防止することができる。
このようにして、本発明によれば、コネクタケースに対するピンインサートの偏心および傾きを防止することができ、もって、相手のコネクタを容易に着脱することが可能であるとともに、部品数が増えず、組み立ても容易なマイクロホンコネクタを提供することができる。
なお、本出願人は、本発明に関連するマイクロホンコネクタの発明について先に特許出願した。特願2006−220442号と特願2006−272292号に係る発明がそれである。特願2006−220442号に係る発明は、コネクタケースの内周面とピンインサートの外周面との間に介在し、止めねじでコネクタケースとピンインサートを結合することによってコネクタケースとピンインサートが偏心するのを阻止するスペーサを備えていることを特徴とする。特願2006−272292号に係る発明は、コネクタケースの内径に対してピンインサートの外径が小さく、コネクタケースの内周面とピンインサートの外周面との間に隙間が生じているマイクロホンコネクタにおいて、上記隙間に、この隙間を埋める円弧形状の補完部材が介在していることを特徴としている。
本出願人の出願にかかる上記マイクロホンコネクタに関する発明は、いずれもコネクタケースに対するピンインサートの偏心や傾きを無くすことができる点で有効な発明である。本発明がこれらの発明と異なる点は、別の部材を付加することなくコネクタケースに対するピンインサートの偏心や傾きを無くすことができるようにした点である。
以下、本発明にかかるマイクロホンコネクタの実施例について図面を参照しながら説明する。なお、図7以下に示す従来のマイクロホンコネクタの構成部分と同じ構成部分には共通の符号を付している。
図1、図2において、符号1はコネクタケースを、5はピンインサートを、10はねじをそれぞれ示している。コネクタケース1は円筒形状の金属ケースからなり、コネクタケース1の周壁には、コネクタケース1の一端(図2において左端)寄りの位置において、ネジ10を回転させるドライバを挿入するための丸孔3が形成されている。
コネクタケース1の中にはピンインサート5が挿入されている。ピンインサート5は、絶縁材料、例えば成形樹脂からなるベース2と、ベース2を厚さ方向(中心軸線方向)に貫通しかつベース2に一体に設けられた3本の接続ピン7、8、9を有してなる。ベース2は外周がコネクタケース1の内周に沿った短い円柱状に形成され、外周面から半径方向中心に向かってねじ孔6が形成されている。ベース2はコネクタケース1の奥側、すなわち上記丸孔3が形成されている位置に対応した位置にあり、上記ねじ孔6にねじ込まれているねじ10とコネクタケース1の丸孔3とが対応した位置関係になっている。したがって、コネクタケース1の丸孔3からドライバを挿入してねじ10を回転させることができる。ねじ10はベース2の外周面から半径方向外方に突出させると、ねじ10の肩に相当する部分がコネクタケース1の内周面の上記丸孔3の周縁に当たる。このねじ10の肩に相当する部分がコネクタケース1の内周面に当たることにより、ベース2のねじ10挿入部とは反対側の外周部がコネクタケース1の内周面に押し当てられ、ピンインサート5がコネクタケース1内に固定される。
上記3本の接続ピン7、8、9はベース2を厚さ方向に貫いていて、一端側(図1、図2において右端側)がコネクタケース1内においてコネクタケース1の中心軸線と略平行に伸び、他端側がコネクタケース1の奥側(図1、図2において左側)の開口端からコネクタケース1の外方に向かって延びている。接続ピン7、8、9の奥側の端部はマイクロホンの適宜の回路に接続される。図示の例では上記ベース2の奥側の端面に密着させて配置されている回路基板18を接続ピン7、8、9の後端部が貫通していて、前述の従来例と同様に、一つの接続ピン9が回路基板18の所定の回路パターンに半田付けによって電気的に接続されている。接続ピン9は接地ピンで、回路基板18の所定の回路パターンを経由してアースに落とされている。あとの二つの接続ピンはホット側とコールド側の信号用のピンで、回路基板18の所定の回路パターンに、または所定の回路に接続されている。
コネクタケース1の一方の開放端、すなわちベース2が固定されている側とは反対側(図1、図2において右側)からは、例えば、マイクロホンケーブルの一端に設けられた雌型のコネクタが挿入される。マイクロホンコネクタとケーブルコネクタとの結合の様子は図13について説明した従来のコネクタの結合の様子と同じである。
図1ないし図6に示すように、上記ベース2の一端の外周には、半径方向外側に僅かに突出したフランジ21が形成されている。また、ベース2の外周には、上記フランジ21から中心軸線と平行に延びた位置決め突起22が一体に形成されている。この位置決め突起22は、これに対応するコネクタケース1の内周面に形成されている溝に嵌ることによって、コネクタケース1に対しベース2を周方向に位置決めするためのものである。
本発明の特徴は、ピンインサート5を構成するベース2の構成にある。ベース2は、外周に上記位置決め突起22を有するとともに、ガイド突起25を有している。図示の例では、2個のガイド突起25を有している。ガイド突起25は、ベース2が前記ねじ10によってコネクタケース1の内周面に押し付けられる側(ねじ10のねじ込み側とは反対側)においてベース2の外周面にベース2とともに一体成形されることによって形成されている。図3に示すように、2個のガイド突起25は、上記ネジ10の中心軸線の延長線に対し周方向に均等にずれた位置に、また、2個のガイド突起25がベース2の中心に対してなす開き角度が60度前後となるように形成されている。2個のガイド突起25は、ベース2の中心軸線と平行に伸びている。コネクタケース1の内径に対してピンインサート5の外径、より具体的にはベース2の外径が小さく、コネクタケース1の内周面とベース2の外周面との間に隙間が生じている。ベース2の外周面に対する2個のガイド突起25の半径方向外側への突出量は、上記コネクタケース1の内周面とベース2の外周面との間に生じている隙間に対応する突出量となっている。
上記のようにして2個のガイド突起25が形成されたベース2を有するピンインサート5をコネクタケース1に挿入し、丸孔3の位置にねじ10を合わせ、丸孔3から挿入したドライバでねじ10を回転させ、ねじ10をベース2のねじ孔6から引き上げる。ネジ10の肩に相当する部分がコネクタケース1の内周面に当たり、ベース2のネジ10とは反対側をコネクタケース1の内周面に押圧する。この押圧力で2個のガイド突起25がコネクタケース1の内周面に押圧される。このガイド突起25がないとすれば、前述のようにコネクタケース1の内周面とベース2の外周面との間に生じている隙間に対応する分だけコネクタケース1に対しピンインサート5(より具体的にはベース2)が偏心する。しかし、図示の実施例によれば、ベース2と一体に形成されている2個のガイド突起25がコネクタケース1の内周面に当接することによって、コネクタケース1に対するベース2の偏心がなくなり、または偏心してもごく僅かな偏心に留まる。よって、偏心を要因とする相手のコネクタとの結合が容易になるとともに、双方のコネクタが電気的に安定に接続され、接触不良の要因も除去することができる。
上記2個のガイド突起25は、ベース2の中心軸線と平行に伸びていることによって、コネクタケース1に対するベース2の傾きも無くすことができる。前述のように、ベース2が傾く要因は、ねじ10によってベース2をコネクタケース1内に固定する際にベース2に作用する回転モーメントである。しかし、図示の本発明の実施例によれば、ベース2の周方向に分かれて形成されている2個のガイド突起25がベース2の中心軸線と平行に伸びているため、2個のガイド突起25がコネクタケース1の内周面に中心軸線と平行な方向に線接触し、2個のガイド突起25をコネクタケース1の内周面が受け止めてベース2の回転を阻止する。こうして、コネクタケース1に対するベース2の傾きを防止することができる。
さらに、2個のガイド突起25がないとすれば、図10について説明したように、ベース2をコネクタケース1の内周面に押圧したとき、ベース2の一端部外周に形成したフランジ21が存在することによってコネクタケース1に対しピンコネクタ5が傾く不具合があった。その点本発明の実施例によれば、ベース2の中心軸線と平行な方向に伸びた2個のガイド突起25がコネクタケース1の内周面に線接触状態で当接するため、コネクタケース1の内周面に対するベース2の押圧力でピンコネクタ5が傾くことを防止することができる。
このように、本発明の実施例によれば、コネクタケース1に対するベース2の傾きを防止することにより、相手のコネクタとの結合が容易になるとともに、双方のコネクタが電気的に安定に接続され、接触不良の要因も除去することができる。
以上説明した本発明に係るマイクロホンコネクタは、これをマイクロホンケースに取り付ける。マイクロホンケース内には、マイクロホンユニット、音響端子、必要な場合は回路基板などが組み込まれ、マイクロホンが構成される。マイクロホンユニットの方式によってマイクロホンの方式が異なるが、本発明においてはマイクロホンの方式は任意である。
本発明に係るマイクロホンコネクタの実施例を示す平面方向の断面図である。 上記実施例の正面方向の断面図である。 上記実施例の側面図である。 上記実施例中のピンインサートを構成するベースの平面図である。 上記ベースの正面断面図である。 上記ベースの底面図である。 従来のマイクロホンコネクタの例を示す平面方向の断面図である。 上記従来のマイクロホンコネクタにおけるピンインサートの偏心を示す正面方向の断面図である。 上記従来のマイクロホンコネクタにおけるピンインサートの傾きを示す平面方向の断面図である。 上記従来のマイクロホンコネクタにおけるピンインサートの傾きの別の例を示す正面方向の断面図である。 上記従来のマイクロホンコネクタの左側面図である。 上記従来のマイクロホンコネクタにおけるピンインサートの平面図である。 マイクロホンコネクタとこれに接続されるケーブルコネクタとの関係を示す正面図である。
符号の説明
1 コネクタケース
2 ピンインサートのベース
3 孔
5 ピンインサート
6 ねじ孔
7 ピン
8 ピン
9 ピン
10 ねじ
21 フランジ
22 位置決め突起
25 ガイド突起

Claims (6)

  1. コネクタケース内にピンインサートが挿入され、ピンインサートがねじでコネクタケースに固定され、コネクタケースの内径に対してピンインサートの外径が小さく、コネクタケースの内周面とピンインサートの外周面との間に隙間が生じているマイクロホンコネクタであって、
    ピンインサートは、電気接点をなすピンと、このピンを保持する絶縁体からなるベースと、このベースをコネクタケースの内周面に押し付ける上記ねじを備え、
    上記ベースは、上記ねじによってコネクタケースの内周面に押し付けられる側の外周面に、コネクタケースの内周面に当接するガイド突起が半径方向外方に突出して形成されているマイクロホンコネクタ。
  2. ガイド突起は、ベースの周方向に分かれて2箇所に形成されていて、2箇所のガイド突起がともにコネクタケースの内周面に当接している請求項1記載のマイクロホンコネクタ。
  3. ガイド突起は、ベースの中心軸線と平行に伸びている請求項1または2記載のマイクロホンコネクタ。
  4. ねじはベースにねじ込まれていて、このねじをドライバで回転させるための孔がコネクタケースに形成されている請求項1記載のマイクロホンコネクタ。
  5. ねじをベースから引き上げることにより、ねじの肩の部分がコネクタケースの内周面に当接し、ベースの上記ねじの肩の部分とは反対側にあるガイド突起がコネクタケースの内周面に当接している請求項4記載のマイクロホンコネクタ。
  6. マイクロホンユニットがマイクロホンケースに組み込まれ、マイクロホンケースにマイクロホンコネクタが組み付けられてなるマイクロホンであって、マイクロホンコネクタは請求項1〜5のいずれかに記載のマイクロホンコネクタであるマイクロホン。
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